JP2001146995A - 管継手 - Google Patents
管継手Info
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Abstract
を図るとともに、全体としての小型化を図ることができ
る管継手を得る。 【解決手段】 先端部に複数のロックボール嵌合孔8を
有し、外周には、ロックボール9を求心方向に押さえる
凸状押圧面15とロックボール9の押さえを解放する凹
状解放面16を有するスリーブ12を軸方向に移動自在
に且つ周方向に回転自在に設けたソケット1と、先端部
に係合溝11を形成したプラグ2とからなり、一部のロ
ックボール嵌合孔8aを他のロックボール嵌合孔8bよ
りも長く先端側に伸びた長孔とし、スリーブ12にあっ
ては、回転方向定位置で、長いロックボール嵌合孔8a
に対向する内周面に凸状押圧延長面17を形成し、スリ
ーブ12を周方向に回転させるとロックボール9aが凹
状解放面16に入り凸状押圧延長面17による押圧から
解放されるようにした。
Description
ックボールを嵌合した複数のロックボール嵌合孔を有
し、外周には、内周面に凸状押圧面と凹状解放面を有し
前進して凸状押圧面により前記ロックボールを求心方向
に押さえ後退して凹状解放面によりロックボールの押さ
えを解放するスリーブを軸方向に移動自在に且つ周方向
に回転自在に設けたソケットと、先端部に前記ロックボ
ールが係合する係合溝を形成したプラグとからなり、前
記ソケットには前進して流体通路を閉じプラグの挿入に
より押され後退して流体通路を開く弁体を内蔵した管継
手に関する。
プラグの分離の際に、プラグ内に流体が残っている場
合、ソケットとプラグとを分離したとき、その流体圧に
よりプラグが飛び出すおそれがあるため、ソケットとプ
ラグの分離に先立ち、プラグ内の流体を放出することに
より安全に分離できる管継手が求められている。
平8−233182号公報に開示されている。
材が一旦メス型部材に係合されるとオス型部材を軸方向
に不動とするロック機構が、メス型部材の中に取付けら
れている付勢されたフラップバルブを開かせるようにな
っている形式の管継手であって、環状部材に設けられた
長手方向のつめが、オス型部材の本体に設けられた環状
の凹部に弾性手段によって係合し、一方で、ブッシュが
軸方向に移動すると前記つめが凹部から離脱して、前記
オス型部材が解放され、前記メス型部材がつめを備えた
環状の安全部材を有し、前記ブッシュを第1の軸方向に
動かすと、前記安全部材のつめの介在により、オス型部
材が中間位置で不動とされ、この中間位置においては、
付勢されているフラップバルブは閉じており、前記オス
型部材と協働する下流のパイプの中に閉じ込められてい
る圧縮流体は外側へ逃げ、また、ブッシュを前記と反対
の第2の軸方向に動かすと環状の安全部材が制御され
て、オス型部材が完全に解放される構造となっている。
ば、構造が複雑であり部品点数も多く、そのため製造が
面倒であるといったことからコストも高くなり、また、
ブッシュが前方向と後方向の二方向へ移動するようにな
っているため、その分全体の長さも長くなってしまい大
きくなることが避けられないといった問題がある。
よりコストの低減化を図るとともに、全体としての小型
化を図ることができる管継手を提供することにある。
は、先端部周方向にロックボールを嵌合した複数のロッ
クボール嵌合孔を有し、外周には、内周面に凸状押圧面
と凹状解放面を有し前進して凸状押圧面により前記ロッ
クボールを求心方向に押さえ後退して凹状解放面により
ロックボールの押さえを解放するスリーブを軸方向に移
動自在に且つ周方向に回転自在に設けたソケットと、先
端部に前記ロックボールが係合する係合溝を形成したプ
ラグとからなり、前記ソケットには前進して流体通路を
閉じプラグの挿入によって押され後退して流体通路を開
く弁体が内蔵された管継手であって、前記ソケットの先
端部に有する複数のロックボール嵌合孔のうちの一部が
他のロックボール嵌合孔よりも長く先端側に伸びた長孔
となっており、そして、前記スリーブにあっては、回転
方向定位置で、前記長いロックボール嵌合孔に対向する
内周面に前記凸状押圧面から先端方向に一体となって凸
状押圧延長面が形成されており、ロックボールが長いロ
ックボール嵌合孔の先端側に位置した状態のとき、スリ
ーブを回転方向定位置から周方向に回転させると前記ロ
ックボールがスリーブの前記凹状解放面に入り凸状押圧
延長面による押圧から解放されるようになっており、更
に、前記長いロックボール嵌合孔の軸方向の先端側位置
は、該長いロックボール嵌合孔に嵌合しているロックボ
ールがプラグの係合溝に係合している状態でプラグの後
退によりロックボールが長いロックボール嵌合孔の先端
側に位置した状態のとき、前記プラグの先端がソケット
に内蔵した弁体から離れ、弁体が前進してソケット内の
流体通路を閉じる位置に設定されていることを特徴とす
る。
とプラグとの分離に際し、スリーブを後退させると、ス
リーブの凸状押圧面で求心方向に押さえられてプラグの
係合溝に係合していたロックボールのうち、長いロック
ボール嵌合孔以外のロックボール嵌合孔に嵌合している
ロックボール上に、スリーブの凹状解放面が移動してプ
ラグの係合溝からの離脱が可能となるが、前記長いロッ
クボール嵌合孔に嵌合しているロックボールには凸状押
圧延長面により依然求心方向に押圧された状態にありプ
ラグの係合溝に係合した状態にある。この状態からプラ
グを離脱方向へ引くと、前記長いロックボール嵌合孔に
嵌合しているロックボールはプラグの係合溝に係合した
まま前記凸状押圧延長面上を摺・転動し、ロックボール
嵌合孔の先端側端部に達した時点で該ロックボールによ
り前記プラグのそれ以上の引き抜きが阻止される。この
プラグがこの位置まで引き抜かれたとき、プラグの先端
がソケットに内蔵した弁体から離れ、弁体が前進してソ
ケット内の流体通路を閉じるので、プラグ内に残ってい
る流体はソケットとプラグとの隙間から外部に放出され
る。そして、この状態から前記スリーブを周方向に回転
すると、前記長いロックボール嵌合孔に嵌合しているロ
ックボール上に凹状解放面が移動してプラグの係合溝か
らの離脱が可能となり、この状態でプラグを更に引き抜
くことにより、ソケットとプラグとが分離される。
が、回転方向定位置においてのみ軸方向に移動自在とな
っており、且つ前進位置においてのみ回転自在となって
いることを特徴とする。
るソケットとプラグとの分離に際し、スリーブを後退さ
たとき、スリーブの凸状押圧面で求心方向に押さえられ
てプラグの係合溝に係合していたロックボールのうち、
長いロックボール嵌合孔以外のロックボール嵌合孔に嵌
合しているロックボール上に、スリーブの凹状解放面が
移動してプラグの係合溝からの離脱が可能となるが、前
記長いロックボール嵌合孔に嵌合しているロックボール
には凸状押圧延長面により依然求心方向に押圧された状
態にありプラグの係合溝に係合した状態にあり、そし
て、このスリーブは後退した位置では周方向に回転させ
ることができないので、前記長いロックボール嵌合孔に
嵌合しているロックボールには凸状押圧延長面により依
然求心方向に押圧された状態が保持されソケットとプラ
グとを分離することができず、前記スリーブを前進位置
に移動させることによりスリーブの回転が可能となり、
この位置でスリーブを回転させることによって前記長い
ロックボール嵌合孔に嵌合しているロックボール上に凹
状解放面が移動してプラグの係合溝からの離脱が可能と
なり、ソケットとプラグとを分離することができること
になる。従って、ソケットとプラグとを分離するには、
後退させたスリーブを前進位置まで戻し、その位置で周
方向に回転させるといった操作を必要とするので、この
操作の過程でプラグ内に残っている流体はソケットとプ
ラグとの隙間から外部に放出されることになり、ソケッ
トとプラグとを安全に分離することができる。
の形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。図面に
おいて、1はソケット、2はプラグである。前記ソケッ
ト1にあっては、先端側を小外径筒部3aとし後端側を
大外径筒部3bとしたソケット本体3を備えている。ソ
ケット本体3内には、スプリング4により付勢され前進
し弁座5に当接してソケット本体3内に形成された流体
通路6を閉じ、プラグ2の挿入により押されて後退し弁
座5から離反して前記流体通路6を開く弁体7が設けら
れている。
は、周方向に複数のロックボール嵌合孔8が形成されて
いる。この複数のロックボール嵌合孔8はいずれも軸方
向に長い長孔となっており、このうちの一部のロックボ
ール嵌合孔8aが他のロックボール嵌合孔8bよりも長
く先端側に伸びた長孔となっている。以下、この先端側
に伸びた長孔からなるロックボール嵌合孔8aを長いロ
ックボール嵌合孔8aといい、それ以外のロックボール
嵌合孔8bを短いロックボール嵌合孔8bという。
ト本体3の小外径筒部3aの周方向に6個所形成されて
おり、そのうち軸心を挟んで対角線上にある2個所が長
いロックボール嵌合孔8aとなっている。
ロックボール嵌合孔8bの後端側端部は、後述するロッ
クボール操作用のスリーブが前進位置にあるとき、この
スリーブの内周面に有する凸状押圧面の後端側に形成さ
れたロックボール解放空間に位置するように設定されて
いる。また、長いロックボール嵌合孔8aの軸方向の先
端側位置は、この長いロックボール嵌合孔8aに嵌合し
ているロックボール9aがプラグ2の係合溝11に係合
している状態でプラグ2の後退によりロックボール9a
が長いロックボール嵌合孔8aの先端側に位置した状態
のとき、前記プラグ2の先端がソケット1に内蔵した弁
体7から離れ、弁体7が前進してソケット1内の流体通
路6を閉じる位置に設定されている。
ロックボール嵌合孔8bには、それぞれロックボール9
a,9bが長手方向(軸方向)に移動自在で且つ求遠心
方向に移動自在に嵌合している。そして、長いロックボ
ール嵌合孔8a及び短いロックボール嵌合孔8bは、い
ずれも小外径筒部3aの内周側では前記ロックボール9
a,9bの一部が内面に突出した状態で保持されるよう
に求心方向に向かうにつれて小径となるように周方向の
両側の一部,前面がテーパー状になっている。前記ロッ
クボール9a,9bの直径は、小外径筒部3aの肉厚よ
り若干大きく設定されている。
本体3の先端部を構成する小外径筒部3a内に挿入した
前記プラグ2の先端側外周面に形成されたテーパー突面
10で押されて遠心側へ移動し、プラグ2の外周に形成
された係合溝11がロックボール9a,9bに一致した
とき、ロックボール9a,9bが求心側に移動して係合
溝11に係合できるようになっている。
小外径筒部3aに嵌合する小内径筒部12aとし、後端
側を大外径筒部3bに嵌合する大内径筒部12bとした
前記ロックボール9a,9bの操作用のスリーブ12が
軸方向に移動自在に且つ周方向に回転自在に設けられて
いる。
aの外周には、前記スリーブ12の大内径筒部12b内
に位置してカラー13が軸方向に移動自在に且つ周方向
に回転自在に設けられている。このカラー13は前記ス
リーブ12に対し、軸方向には移動自在で、周方向には
スリーブ12と一体となって回転するようになってい
る。このカラー13とソケット本体3の大外径筒部3b
の段部間には、コイルスプリング14の一端が前記大外
径筒部3bの段部に固定され他端がカラー13に固定さ
れて介装され、このコイルスプリング14によりカラー
13が先端方向及び周方向に付勢されており、このカラ
ー13を介して前記スリーブ12もコイルスプリング1
4により先端方向及び周方向に付勢される。
との間には、スリーブ12の回転方向定位置を決める位
置決めストッパ(図示せず)が設けられており、前記ス
リーブ12は前記コイルスプリング14の周方向への弾
発力により前記ストッパに弾発的に係止し、それ以上の
回転が阻止されて回転方向定位置に位置決めされるよう
になっている。
おいてのみ軸方向に移動自在となっており、且つ前進位
置においてのみ回転自在となっている。本例では、スリ
ーブ12の後端部に、スリーブ12の軸方向への移動寸
法に応じた寸法をもつ係合凸部19が軸方向に延設され
ており、他方、前記ソケット本体3の大外径筒部3bの
外周に設けられた大径段部20に、前記スリーブ12の
係合凸部19が係合可能な係合凹部20aが形成されて
いる。
るスリーブ12が回転方向定位置にあるとき前記係合凹
部20aに一致してスリーブ12の後退を可能とすると
ともに、係合凸部19が係合凹部20aに係合したとき
スリーブ12の周方向の回転を阻止し、そして、スリー
ブ12が前進位置にあるとき係合凸部19が係合凹部2
0aから外れた状態にあり、この状態でスリーブ12の
周方向の回転が可能となり、スリーブ12を回転方向定
位置から回転させたとき係合凸部19と係合凹部20a
が不一致となり、係合凸部19の先端部19aが大径段
部の端部20bに当接してスリーブ12の後退が阻止さ
れるようになっている。
の小外径筒部3aに有する長いロックボール嵌合孔8a
及び短いロックボール嵌合孔8bとの位置関係にあって
は、図4に示すように、スリーブ12が前進位置にある
とき、前記長いロックボール嵌合孔8a及び短いロック
ボール嵌合孔8bは、スリーブ12の小内径筒部12a
と大内径筒部12bとに跨るように設定されている。
小内径筒部12aの内周面後端部が前記短いロックボー
ル嵌合孔8bの先端側に寄ったロックボール9bの上方
に位置し、小内径筒部12aの内周面同位置には、前記
ロックボール9bと、同じ周方向に位置している長いロ
ックボール嵌合孔8aに嵌合しているロックボール9a
を求心方向に押さえる凸状押圧面15が周方向に形成さ
れている。
内周面には、スリーブ12が回転方向定位置にある状態
で、前記前進位置にあるスリーブ12を後退させたと
き、短いロックボール嵌合孔8bに嵌合しているロック
ボール9b上に移動し、ロックボール9bを前記凸状押
圧面15による押さえから解放する凹状解放面16a,
16b,16c,16dが形成され、また、前記長いロ
ックボール嵌合孔8a上に位置する前記小内径筒部12
aの内周面には、スリーブ12を後退させても続けて長
いロックボール嵌合孔8aに嵌合しているロックボール
9aを求心方向に押さえ続ける凸状押圧延長面17が、
前記凸状押圧面15から先端方向に一体となって形成さ
れている。
り且つ前記ロックボール9aが長いロックボール嵌合孔
8aの先端寄りにある状態で、スリーブ12を前記コイ
ルスプリング14の周方向の弾発力に抗して周方向に回
転させたとき、前記ロックボール9a上に前記凹状解放
面16a,16cが移動し、ロックボール9aを前記凸
状押圧延長面17による押さえから解放するようになっ
ている。
内周面後端には、前記凸状押圧面15の後方に位置して
大内径筒部12bに連なるロックボール解放空間18が
形成されている。そして前記スリーブ12が前進位置に
あるとき、長いロックボール嵌合孔8a及び短いロック
ボール嵌合孔8bに嵌合しているロックボール9a,9
bが、コイルスプリング14により先端側に付勢されて
いるカラー13により押されて、前記ロックボール9a
が長いロックボール嵌合孔8aの中間位置に、そしてロ
ックボール9bが短いロックボール嵌合孔8bの先端側
へ移動し、前記凸状押圧面15上に位置し、また、ロッ
クボール9a,9bが前記プラグ2の挿入により後端側
に押圧されたとき、ロックボール9a,9bはカラー1
3を押圧して後退させるようにして長いロックボール嵌
合孔8a及び短いロックボール嵌合孔8bの後端側に移
動し、前記ロックボール解放空間18に入り凸状押圧面
15による押圧から解放されるようになっている。
aの先端部外周及びスリーブ12の小内径筒部12aの
内周面には、互いに係止してソケット本体3からスリー
ブ12の抜け出しを阻止するストッパ21,22が設け
られている。また、ソケット本体3の小外径筒部3aの
先端には、ソケット本体3とスリーブ12との間に埃等
が入るのを防止するとともにソケット本体3からスリー
ブ12の抜け出しを阻止するカバー21が設けられてい
る。またソケット本体3の内周には、挿入されたプラグ
2の先端外周をシールするシールリング24が設けられ
ている。
とプラグ2の接続と分離の動作について説明する。先
ず、接続前の状態では、ソケット1は、ソケット本体3
の外周に設けられたスリーブ12が、カラー13を介し
てコイルスプリング14に付勢されて前進位置にある。
このとき、長いロックボール嵌合孔8a及び短いロック
ボール嵌合孔8bに嵌合しているロックボール9a,9
bはコイルスプリング14により先端側へ付勢されてい
るカラー13により押されて、前記ロックボール9aが
長いロックボール嵌合孔8aの中間位置に、そしてロッ
クボール9bが短いロックボール嵌合孔8bの先端側へ
移動し、スリーブ12の小内径筒部12aの内周面に有
する凸状押圧面15,凸状押圧延長面17の下方に位置
して求心方向に押さえられた状態にある。また、ソケッ
ト本体3内に設けられている弁体7はスプリング4によ
り先端側へ付勢されて弁座5に当接し、流体通路6を閉
じた状態にある(図1乃至図4参照)。
挿入すると、ソケット本体3の小外径筒部3aの内面に
その一部を突出しているロックボール9a,9bにプラ
グ2の先端側外周面に形成されたテーパ突面10が当接
し、プラグ2の前進により前記ロックボール9a,9b
が長いロックボール嵌合孔8a及び短いロックボール嵌
合孔8bの後端側へ移動し、カラー13を後退させてロ
ックボール解放空間18に入って、遠心方向へ移動し、
プラグ2のテーパ突面10から外れる。更にプラグ2の
挿入を続け、プラグ2の外周に形成された係合溝11が
ロックボール9a,9bに一致したとき、ロックボール
9a,9bはカラー13による押圧を受けて係合溝11
に係合する。
し、スプリング4の弾発力に抗して後退させており、流
体通路6を開いた状態となっている。この状態でプラグ
2の挿入方向の力を解放すると、プラグ2は前記弁体7
を付勢しているスプリング4の弾発力を受けて後退し、
プラグ2の係合溝11に係合しているロックボール9
a,9bもプラグ2に伴って先端側へ移動してスリーブ
12の凸状押圧面15上に移動し、該凸状押圧面15に
より求心方向へ押さえられた状態となる。そして前記ロ
ックボール9a,9bのうち、ロックボール9bが短い
ロックボール嵌合孔8bの先端側端部に係止したとき、
プラグ2のそれ以上の後退が阻止され、ソケット1とプ
ラグ2との接続が完了する(図5乃至図8参照)。
グ14に付勢されて前進位置にあり、この状態でスリー
ブ12は周方向に回転可能であるが、前記ロックボール
9a,9bはいずれもプラグ2の係合溝11に係合した
状態で凸状押圧面15により求心方向へ押さえられた状
態にあり、凸状押圧面15は周方向に形成されているの
で、スリーブ12を回転させてもロックボール9a,9
bは凸状押圧面15から外れず、そして前記ロックボー
ル9a,9bのうち、ロックボール9bが短いロックボ
ール嵌合孔8bの先端側端部に係止しているので、ソケ
ット1とプラグ2とは分離できない。
ラグ2とを分離する場合、上記の状態からスリーブ12
を後退させると、スリーブ12の小内径筒部12aの内
周面に有する凹状解放面16a,16b,16c,16
dが短いロックボール嵌合孔8bに嵌合しているロック
ボール9b上に移動し、ロックボール9bを凸状押圧面
15による押さえから解放する。
流体圧によってプラグ2が分離方向に押圧されると、プ
ラグ2の係合溝11に係合していた前記ロックボール9
bは係合溝11を形成するテーパ突面10により遠心方
向に押圧され凹状解放面16a,16b,16c,16
dに移動して係合溝11から外れ、プラグ2が後退す
る。しかし、このとき、前記ロックボール9bとともに
係合溝11に係合している長いロックボール嵌合孔8a
に嵌合しているロックボール9aは凸状押圧延長面17
により求心方向に押さえられた状態にあり、係合溝11
に係合した状態にある。
に伴って先端側へ移動し、そしてロックボール9aが長
いロックボール嵌合孔8aの先端側端部に係止したと
き、プラグ2のそれ以上の後退即ち分離方向への移動は
阻止され、未だソケット1とプラグ2が接続されている
状態を維持する。ソケット1に対し、プラグ2が前記位
置まで引き抜かれたとき、プラグ2の先端がソケット1
内の弁体7から離れ、弁体7はスプリング4に付勢され
て前進し弁座5に当接してソケット1内の流体通路6を
閉じ、他方プラグ2内に残っている流体は、ソケット1
とプラグ2のロック機構の隙間から外部へ放出される
(図9乃至図12参照)。
を解放するとスリーブ12はコイルスプリング14の弾
発力を受けて前進し、前進位置に達するが、ソケット1
とプラグ2は接続された状態を維持し、且つプラグ2内
の流体は外部へ放出される状態を維持する(図13乃至
図16参照)。
ルスプリング14の周方向の弾発力に抗して周方向に回
転させると、前記ロックボール9a上に前記スリーブ1
2の凹状解放面16a,16cが移動し、ロックボール
9aを前記凸状押圧延長面17による押さえから解放す
る。この状態からプラグ2を引くと、プラグ2の係合溝
11に係合していたロックボール9aが前記係合溝11
のテーパ突面10により遠心方向に押圧され凹状解放面
16a,16cに移動して係合溝11から外れ、ソケッ
ト1からプラグ2を引き抜き分離することができる(図
17乃至図20参照)。
前記回転していたスリーブ12を解放すると、スリーブ
12はコイルスプリング14による周方向への弾発力に
より回転方向定位置に復帰し図1に示す状態となる。
ば、ソケットとプラグの分離の際に、プラグ内に流体が
残っている場合、ソケットとプラグの分離に先立ち、プ
ラグ内の流体を放出できるので安全に分離することがで
きる他に、構成が簡単で部品点数も従来のこの種の管継
手より少ないので製造が容易であり且つコストの低減化
を図ることができ、更には操作が簡単なので作業性の向
上を図ることができる。
た半縦断側面図。
クボールの位置関係を示した展開説明図。
面図。
クボールの位置関係を示した展開説明図。
面図。
ックボールの位置関係を示した展開説明図。
側面図。
ロックボールの位置関係を示した展開説明図。
側面図。
ロックボールの位置関係を示した展開説明図。
Claims (2)
- 【請求項1】 先端部周方向にロックボールを嵌合した
複数のロックボール嵌合孔を有し、外周には、内周面に
凸状押圧面と凹状解放面を有し前進して凸状押圧面によ
り前記ロックボールを求心方向に押さえ後退して凹状解
放面によりロックボールの押さえを解放するスリーブを
軸方向に移動自在に且つ周方向に回転自在に設けたソケ
ットと、先端部に前記ロックボールが係合する係合溝を
形成したプラグとからなり、前記ソケットには前進して
流体通路を閉じプラグの挿入によって押され後退して流
体通路を開く弁体が内蔵された管継手であって、 前記ソケットの先端部に有する複数のロックボール嵌合
孔のうちの一部が他のロックボール嵌合孔よりも長く先
端側に伸びた長孔となっており、 そして、前記スリーブにあっては、回転方向定位置で、
前記長いロックボール嵌合孔に対向する内周面に前記凸
状押圧面から先端方向に一体となって凸状押圧延長面が
形成されており、ロックボールが長いロックボール嵌合
孔の先端側に位置した状態のとき、スリーブを回転方向
定位置から周方向に回転させると前記ロックボールがス
リーブの前記凹状解放面に入り凸状押圧延長面による押
圧から解放されるようになっており、 更に、前記長いロックボール嵌合孔の軸方向の先端側位
置は、該長いロックボール嵌合孔に嵌合しているロック
ボールがプラグの係合溝に係合している状態でプラグの
後退によりロックボールが長いロックボール嵌合孔の先
端側に位置した状態のとき、前記プラグの先端がソケッ
トに内蔵した弁体から離れ、弁体が前進してソケット内
の流体通路を閉じる位置に設定されていることを特徴と
する管継手。 - 【請求項2】 前記スリーブにあっては、回転方向定位
置においてのみ軸方向に移動自在となっており、且つ前
進位置においてのみ回転自在となっていることを特徴と
する請求項1に記載の管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33190799A JP3415521B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33190799A JP3415521B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 管継手 |
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JP2001146995A true JP2001146995A (ja) | 2001-05-29 |
JP3415521B2 JP3415521B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=18248978
Family Applications (1)
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