JP2001182739A - シャフトインサートモールド成形方法 - Google Patents
シャフトインサートモールド成形方法Info
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- JP2001182739A JP2001182739A JP36588099A JP36588099A JP2001182739A JP 2001182739 A JP2001182739 A JP 2001182739A JP 36588099 A JP36588099 A JP 36588099A JP 36588099 A JP36588099 A JP 36588099A JP 2001182739 A JP2001182739 A JP 2001182739A
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- Japan
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- shaft
- insert
- mold
- collar
- deformation
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、プレスチック成形部に穴形状が無
く、インサートシャフトの変形の少ないシャフトインサ
ートモールドが成形できることを課題とする。 【解決手段】 成形前にインサートシャフトにリング状
のカラーを付けて成形することで、インサートシャフト
の変形を防止することでプラスチック成形部に穴形状の
無いシャフトインサートモールドを成形することができ
る。
く、インサートシャフトの変形の少ないシャフトインサ
ートモールドが成形できることを課題とする。 【解決手段】 成形前にインサートシャフトにリング状
のカラーを付けて成形することで、インサートシャフト
の変形を防止することでプラスチック成形部に穴形状の
無いシャフトインサートモールドを成形することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザービームプリ
ンタのトナー攪拌/フィード用スクリュー及び、紙送り
用のローラーにおいて、表面に穴形状がなく、精度のよ
いシャフトインサートモールドを得るための構造及び製
造方法に関するものである。
ンタのトナー攪拌/フィード用スクリュー及び、紙送り
用のローラーにおいて、表面に穴形状がなく、精度のよ
いシャフトインサートモールドを得るための構造及び製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にシャフトインサートモールドで
は、図3(f)のように金型3、とインサートシャフト2
の空間4に溶融プラスチックを流し込んで成形品を得
る。このとき、ゲート6より注入される溶融プラスチッ
クの 圧力によってインサートシャフト2が変形9してま
う(g)。 そこで、従来は金型3からインサートシャフ
ト2を抑えるピン10等を設けてインサートシャフトを
保 持することで変形を防止していた(h)。しかしこの
型構造だと得られる成形品には、金型ピン10に相当す
る、穴11が空いてしまう(i)。
は、図3(f)のように金型3、とインサートシャフト2
の空間4に溶融プラスチックを流し込んで成形品を得
る。このとき、ゲート6より注入される溶融プラスチッ
クの 圧力によってインサートシャフト2が変形9してま
う(g)。 そこで、従来は金型3からインサートシャフ
ト2を抑えるピン10等を設けてインサートシャフトを
保 持することで変形を防止していた(h)。しかしこの
型構造だと得られる成形品には、金型ピン10に相当す
る、穴11が空いてしまう(i)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】トナー攪拌/フィード
用スクリューにおいては、シャフトインサート変形防止
穴はトナー溜りとなり、ここで凝固したトナーの塊が時
間をおいてスクリューより剥離し印刷部へ供給され、印
刷不良の原因となりうる。また、紙送り用ローラーにお
いては、シャフトインサート変形防止穴は用紙走行を阻
害するため、紙ずまりの原因となりうる。よって高印刷
品質、高安定性を要求されるプリンタにおいては、穴形
状の無いシャフトインサートモールドが要求される。
用スクリューにおいては、シャフトインサート変形防止
穴はトナー溜りとなり、ここで凝固したトナーの塊が時
間をおいてスクリューより剥離し印刷部へ供給され、印
刷不良の原因となりうる。また、紙送り用ローラーにお
いては、シャフトインサート変形防止穴は用紙走行を阻
害するため、紙ずまりの原因となりうる。よって高印刷
品質、高安定性を要求されるプリンタにおいては、穴形
状の無いシャフトインサートモールドが要求される。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明では、成形前のインサートシャフトに、金型の
成形彫り込み部とほぼ同径寸法のプラスチック製のリン
グ状カラーを組み付け、金型が閉じた成形時には、金型
とカラーが密着した状態で、溶融プラスチックを流し込
むことにより、インサートシャフトの変形を防止する事
を提供する。
の本発明では、成形前のインサートシャフトに、金型の
成形彫り込み部とほぼ同径寸法のプラスチック製のリン
グ状カラーを組み付け、金型が閉じた成形時には、金型
とカラーが密着した状態で、溶融プラスチックを流し込
むことにより、インサートシャフトの変形を防止する事
を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下実施例図面を参照して本発明
を説明する。図1は本発明の一実施例の工程別の断面図
である。機械加工又は射出成形によって加工されたリン
グ状のプラスチック製カラー1は、金属製インサートシ
ャフト2に圧入され(a)所定の場所に固定される。(b)
これが金型3にセットされる。(c) ここでカラー2
の外形寸法ΦDと、金型空間4径寸法ΦD'を一致させ
る事で、型閉時にはインサートシャフト2の固定スパン
長LがL'となり、固定スパン長さを短くすることがで
き、インサートシャフトのたわみ変形を抑えられる。イ
ンサートシャフト2に固定するカラー1の数、位置によ
って固定スパン長を調節できるため、インサートシャフ
トの変形を制御できるようになる。
を説明する。図1は本発明の一実施例の工程別の断面図
である。機械加工又は射出成形によって加工されたリン
グ状のプラスチック製カラー1は、金属製インサートシ
ャフト2に圧入され(a)所定の場所に固定される。(b)
これが金型3にセットされる。(c) ここでカラー2
の外形寸法ΦDと、金型空間4径寸法ΦD'を一致させ
る事で、型閉時にはインサートシャフト2の固定スパン
長LがL'となり、固定スパン長さを短くすることがで
き、インサートシャフトのたわみ変形を抑えられる。イ
ンサートシャフト2に固定するカラー1の数、位置によ
って固定スパン長を調節できるため、インサートシャフ
トの変形を制御できるようになる。
【0006】そして、空間4に成形プラスチック5が金
型ゲート6より注入される。(d)これにより、カラー
1、インサートシャフト2、成形プラスチック5の3構
造からなるシャフトインサートモールドが得られる
(e)。 この時、カラー2と成形プラスチック5の材
質、色調を同一にすることで、外観的にはインサート1
と成形プラスチック5のほぼ2相構造に見え、外観性が
向上する。
型ゲート6より注入される。(d)これにより、カラー
1、インサートシャフト2、成形プラスチック5の3構
造からなるシャフトインサートモールドが得られる
(e)。 この時、カラー2と成形プラスチック5の材
質、色調を同一にすることで、外観的にはインサート1
と成形プラスチック5のほぼ2相構造に見え、外観性が
向上する。
【0007】生産性を考慮すると、図1(b)のインサー
トシャフト2とカラー1の固定は圧入の他に、インサー
ト成形で直接成形する方法及び、図2のようにインサー
トシャフト2に溝7を加工し、溝7に勘合するリブ8を
持つC形状のカラー1を樹脂の弾性を利用して固定する
方法が考えられる。
トシャフト2とカラー1の固定は圧入の他に、インサー
ト成形で直接成形する方法及び、図2のようにインサー
トシャフト2に溝7を加工し、溝7に勘合するリブ8を
持つC形状のカラー1を樹脂の弾性を利用して固定する
方法が考えられる。
【0008】カラー1の外径形状が楕円や半円だと、金
型との接触面積が減少するためインサートシャフトの変
形が大きくなってしまう。また、カラー1とインサート
シャフト2の固定も円径が最も確実であり、カラ−1の
加工コストも円形が最も安価である。
型との接触面積が減少するためインサートシャフトの変
形が大きくなってしまう。また、カラー1とインサート
シャフト2の固定も円径が最も確実であり、カラ−1の
加工コストも円形が最も安価である。
【0009】
【発明の効果】インサートシャフト変形を防止するため
の穴形状が無く、インサートシャフトの変形が少なく、
且つ外観性に優れたシャフトインサートモールドを得る
ことができる。また、金型構造が単純化できるので、金
型製作費が安価となる。
の穴形状が無く、インサートシャフトの変形が少なく、
且つ外観性に優れたシャフトインサートモールドを得る
ことができる。また、金型構造が単純化できるので、金
型製作費が安価となる。
【図1】本発明の工程別の金型と各ワークの断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の生産性を考慮したカラーの固定方法を
あらわした図である。
あらわした図である。
【図3】従来の金型と各ワークの断面図である。
1:カラー、2:インサートシャフト、3:金型、4:
インサートと金型で形成される空間、5:成形プラスチ
ック、6:金型のゲート、7:インサートシャフトのカ
ラー固定用溝、8:カラー1のリブ、9:インサートシ
ャフトの変形、10:インサートシャフトの変形防止ピ
ン(従来法)、11:従来法によって生じる成形品穴形
状。
インサートと金型で形成される空間、5:成形プラスチ
ック、6:金型のゲート、7:インサートシャフトのカ
ラー固定用溝、8:カラー1のリブ、9:インサートシ
ャフトの変形、10:インサートシャフトの変形防止ピ
ン(従来法)、11:従来法によって生じる成形品穴形
状。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:20 B29K 105:20 B29L 31:32 B29L 31:32 Fターム(参考) 3F049 CA00 LA02 LA05 LA07 LB02 LB03 3J103 AA32 AA37 EA02 FA15 GA02 GA58 HA02 HA31 HA41 4F202 AD15 AD18 AD35 AG03 AG08 AG14 AH04 AH33 CA11 CB12 CB20 CQ05 4F206 AD15 AD18 AD35 AG03 AG08 AG14 AH04 AH33 JA07 JB12 JB20 JF05 JL02 JQ06 JQ81
Claims (3)
- 【請求項1】 シャフト状のインサートの外周にプラス
チックを射出成形するシャフトインサートモールド成形
方法において、シャフトインサートにリング状のカラー
を組み付けた後、成形することを特徴とした成形方法。 - 【請求項2】 請求項1によって得られるシャフト、カ
ラー、成形樹脂の3相より構成される射出成形品。 - 【請求項3】 請求項1のカラーをシャフトに固定、位
置決めするためのシャフトとカラーの形状。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36588099A JP2001182739A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | シャフトインサートモールド成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36588099A JP2001182739A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | シャフトインサートモールド成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001182739A true JP2001182739A (ja) | 2001-07-06 |
Family
ID=18485354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36588099A Pending JP2001182739A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | シャフトインサートモールド成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001182739A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017109397A (ja) * | 2015-12-17 | 2017-06-22 | 株式会社豊和 | 芯金入りの合成樹脂製のロッドの製造方法 |
US10293532B2 (en) * | 2014-11-26 | 2019-05-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Method for producing roller member, roller-member mold, roller shaft, and roller member |
KR20190062646A (ko) * | 2017-11-27 | 2019-06-07 | 유성테크닉스주식회사 | 부분강화 롤러 및 그 제조방법 |
CN111278620A (zh) * | 2017-11-06 | 2020-06-12 | 株式会社电装 | 通电部件模块及其制造方法 |
CN111295275A (zh) * | 2017-11-06 | 2020-06-16 | 株式会社电装 | 通电部件模块及其制造方法 |
EP3689645A4 (en) * | 2017-09-29 | 2021-04-28 | Iljin Co., Ltd. | METHOD OF MANUFACTURING A HYBRID SUSPENSION ARM FOR A VEHICLE USING A FIXING PIN AND A HYBRID SUSPENSION ARM MANUFACTURED THEREOF |
-
1999
- 1999-12-24 JP JP36588099A patent/JP2001182739A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10293532B2 (en) * | 2014-11-26 | 2019-05-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Method for producing roller member, roller-member mold, roller shaft, and roller member |
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US11104196B2 (en) | 2017-09-29 | 2021-08-31 | Iljin Co., Ltd. | Method for manufacturing hybrid suspension arm for vehicle using fixing pin and hybrid suspension arm manufactured by using same |
CN111278620A (zh) * | 2017-11-06 | 2020-06-12 | 株式会社电装 | 通电部件模块及其制造方法 |
CN111295275A (zh) * | 2017-11-06 | 2020-06-16 | 株式会社电装 | 通电部件模块及其制造方法 |
KR20190062646A (ko) * | 2017-11-27 | 2019-06-07 | 유성테크닉스주식회사 | 부분강화 롤러 및 그 제조방법 |
KR102098384B1 (ko) * | 2017-11-27 | 2020-04-08 | 유성테크닉스주식회사 | 부분강화 롤러 및 그 제조방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050325 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080409 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080409 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080730 |