JP2001182710A - 旋回クランプシリンダ - Google Patents

旋回クランプシリンダ

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JP2001182710A
JP2001182710A JP2000232581A JP2000232581A JP2001182710A JP 2001182710 A JP2001182710 A JP 2001182710A JP 2000232581 A JP2000232581 A JP 2000232581A JP 2000232581 A JP2000232581 A JP 2000232581A JP 2001182710 A JP2001182710 A JP 2001182710A
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    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/02Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member
    • F15B15/06Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement
    • F15B15/063Actuator having both linear and rotary output, i.e. dual action actuator
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B25B5/06Arrangements for positively actuating jaws
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンロッドが旋回するときには軸線移動
を伴う旋回クランプシリンダの動作圧力を小さくする。 【解決手段】 ピストン43が流体圧で軸線移動する
と、鋼球54と旋回用案内溝50との係合によりクラン
プアーム41は、旋回するときには軸方向移動を伴って
ワークをクランプし、またアンクランプする。旋回時、
ピストンロッド40の軸心との距離の関係で、ピストン
43とシリンダ孔5との間の回転に対するシール部材4
9aによる抵抗の方が、取付軸部42とピストン43と
の間の回転に対するシール部材49による抵抗より大き
いため、取付軸部42とピストン43との間で相対回転
を生じ、ピストン43は旋回しない。これにより回転抵
抗が小さくなって小さな推力でピストンロッド40が旋
回できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流体圧によりシ
リンダチューブ内のピストンが軸方向に移動されると、
ピストンロッドが旋回する時には軸線方向移動を伴っ
て、ピストンロッド先端に取付けたクランプアームが、
ワークに対して旋回しつつ接近してクランプし、また、
クランプ状態からは、ワークから旋回しつつ離れてアン
クランプする旋回クランプシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記構成のクランプシリンダは、
特公昭62−5739号の第1図に示される。これによ
れば、ピストンロッドとピストンが一体になっており、
ピストンロッドの旋回用の旋回用案内溝とロッドカバー
に設けたガイドピンとが噛み合って、ピストンが流体圧
で前後されることでピストンがピストンロッドごと旋回
しつつ軸方向に移動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記によれば、旋回用
案内溝とガイドピンとの係合によりピストンロッドが旋
回するとき、ピストンと一緒に旋回する。そのため、ピ
ストン外周に装着したシリンダ孔との間をシールするシ
ール部材(ピストンパッキン)による旋回抵抗が生じ
る。この旋回抵抗は、旋回中心(ピストン軸心)からの
距離で大きさが決まるので、従来では、シリンダ孔内径
(ピストン直径)に応じた大きさとなっており、その抵
抗に抗するような旋回力を生じさせる大きな作動圧力に
よりピストンを軸方向動作させないとクランプシリンダ
が旋回動作しない問題があった。この発明の課題は、上
記形式の旋回クランプシリンダにおいて、前記回転抵抗
を小さくして、シリンダ動作圧力を小さくすることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため、本
願では、シリンダチューブの一端部をロッドカバーで塞
ぎ、ロッドカバーからピストンに連結したピストンロッ
ドが突出し、そのロッドカバーと一体に設けたガイド部
材とピストンロッドに設けた旋回用案内溝とを係合させ
て、ピストンの移動によりピストンロッドが旋回運動す
るときには軸線方向移動を伴うようになっている旋回ク
ランプシリンダにおいて、ピストンロッドにピストンを
相対回動自在に嵌め込んで成ることを特徴とする(請求
項1)。一層具体的には、ピストンロッド後部に細径の
取付軸部を形成して段部を形成し、その取付軸部にピス
トンの中心孔を嵌め込み、ピストンの軸方向後方への抜
け止めを行う抜止部材を前記ピストンの軸方向後方で取
付軸部に取付け、ピストン取付け状態では、ピストンが
前記抜止部材と段部との間で軸方向隙間をもって挟まれ
てピストンとピストンロッドが相対回動自在に嵌め込ま
れている(請求項2)。また、取付軸部とピストン中心
孔との間は、シール部材でシールされている(請求項
3)。これらの構成では、ピストン軸心から距離の関係
で、距離の短い、取付軸部とピストン中心孔との間でピ
ストンロッドがピストンに対して回動し、距離の遠いピ
ストン外周部は回動しない。ピストンロッドに生じる旋
回抵抗は、ピストン外周が旋回していた従来にくらべ小
さくなるため、ピストンの動作圧力を小さくしてもピス
トンロッドが旋回できる。ガイド部材は鋼球であり、そ
の鋼球はりん青銅から成る球受部材に回転自在に支持さ
れている(請求項4)。これによれば、ガイド部材のガ
イド抵抗も転動により小さくなり、シリンダ動作圧力を
一層小さくできる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1において、1はシリンダチュ
ーブでアルミ押し出し又は冷間引き抜きの型材から成
り、その周壁1a外周には、チューブ軸線方向にセンサ
取付け溝2が形成され、また、周壁1aには、チューブ
軸線方向に貫通して、複数のボルト貫通孔3が形成され
ていると共に流体通過孔(片側配管用の軸方向孔)4
a,4bが形成された断面を有する。シリンダチューブ
のシリンダ孔5は、チューブ外形がアルミ押し出しで形
成されている場合でも、冷間引き抜き加工で形成されて
いる。冷間引き抜き加工によりシリンダ孔5が形成され
ているため、寸法精度が大変良い。そのため、これまで
のように鉄系材料(非磁性材料であればステンレス鋼
等)で削り出して加工する必要がなく、また、アルミ押
し出しでシリンダ孔を形成した場合と比較すると、冷間
引き抜き加工したものは切削などの加工が全く不要で安
価に生産できる。また、周壁1a外周には、センサ取付
け溝2のほか、比較的広い幅で浅い溝6が円周方向に複
数形成されている。このように周壁1aに浅い溝6をい
くつか設けておくことで、シリンダチューブ1を作業者
が握ったときに一種の滑り止め効果が期待でき、また、
最外周面の面積が小さくなって傷が付きにくくなり外観
が向上する。
【0006】7はガイド部材用保持部材で、シリンダチ
ューブ1の外径と同じ外径のフランジ部8と、そのフラ
ンジ部8の背面9から軸線後方(図1では下方)へ突出
し、シリンダ孔5内部へ大きく入りこむ嵌入軸部として
のガイド部材保持軸部10と、前面側(図1では上面
側)の浅い嵌め込み孔11を備えている。ガイド部材用
保持部材7には、シリンダチューブ1のボルト貫通孔3
に対応してボルト貫通孔12が設けてあり、また、組み
付け状態においてロッドカバー13の後述の第1連通孔
22aと前側シリンダ室P1とを連通する連通路14
と、シリンダチューブ1の一方の流体連通路4bとロッ
ドカバー13の第2連通孔22bとを連通する連絡流路
15が形成してある。
【0007】ロッドカバー13は、ピストンロッドが摺
動孔16内を摺動するので、耐摩耗性の高い鉄系材料、
例えばダクタイル鋳鉄でパーライト系の材質から成る。
ロッドカバー13は、外形がシリンダチューブ1の外形
よりさらにチューブ半径方向の外側に広がった略矩形を
成し、その背面17から前記前記嵌め込み孔11に嵌入
される短い嵌入軸部18が突出している。ロッドカバー
13の前記嵌入軸部18とガイド部材用保持部材7のガ
イド部材保持軸部10との直径は同一径に設定されてい
る。背面17において、前記ガイド部材用保持部材7の
フランジ部8の前端面(上端面)と対向する部分がシー
ル面19となっている。背面17のシール面19の外側
は、機械ベースなど固定側部材への取付け面20となっ
ている。シール面19と取付け面20とは同一平面を形
成している。
【0008】ロッドカバー13には、その側面13aに
一対の側面配管ポート21a,21bが設けてある。一
方の側面配管ポート21aは、嵌入軸部18の後端面
(図1では、下端面)に開口する第1連通路22aに連
通している。他方の側面配管ポート21bはシール面1
9に開口する第2連通路22bに連通している。また、
取付け面20には、各側面配管ポート21a,21bに
連通する端面配管ポート23a,23bが開口してい
る。ロッドカバー13の背面17には、さらに前記シリ
ンダチューブ1のボルト貫通孔3と対向して所定深さの
有底のめねじ孔24が形成されている。ロッドカバー1
3には、機械ベースなどの固定側部材への取付けボルト
用のボルト孔26が貫通して設けてある。なお、本実施
形態では流体通過孔4aは使用していない。
【0009】シリンダチューブ1の後端(図1では下
端)を塞ぐヘッドカバー27は、前記センサ取付け溝2
と対応してセンサ110を出し入れするためのセンサ挿
通溝28と、ボルト貫通孔3に対応するボルト孔29が
断面として形成されているアルミの引き抜き型材から構
成され、その型材を必要厚さ(必要軸線方向長さ)に切
断し、その切断部材を加工して、シリンダ孔5に嵌まり
込む短い嵌入軸部30と、ピストンロッドの後端部が入
りこむ逃げ孔31と、後側シリンダ室P2と前記流体通
過孔4bとを連通させる連絡溝32と、前記ボルト孔2
9入り口の座ぐり孔33が形成されている。ヘッドカバ
ー27の背面(シリンダチューブ1に対向する面)はす
べてシール面34になっており、前記連絡溝32は嵌入
軸部30からシール面34にかけて設けてある。
【0010】ロッドカバー13の背面17と前記ガイド
部材用保持部材7との間、ガイド部材用保持部材7とシ
リンダチューブ1の前端面(上端面)の間、及び、ヘッ
ドカバー27とシリンダチューブ1の後端面(下端面)
との間には、シール材として薄い板状のガスケット3
5,36,37が夫々介在される。ガスケット35〜3
7は、弾性を有するゴム材料等から成るシール板の間に
薄い金属板(アルミ、あるいは鋼板)を挟んで成る。図
6に示すように、ヘッドカバー27とシリンダチューブ
1との間のガスケット37は、前記センサ挿通溝28、
ボルト孔29、及び連絡溝32に対応する部分28E,
29E,32Eが切りかかれており、嵌入軸部30の外
側に嵌め込まれる。一方、ロッドカバー13とガイド部
材用保持部材7との間のガスケット35は、図5に示す
ように、めねじ孔24、第2連通路22b、端面配管ポ
ート23a,23b、及び、ボルト孔26に対応する部
分24E,22bE、23aE、23bE、26Eが切
り欠かれており、嵌入軸部18の外側に嵌め込まれて、
シール面19のみならず、その外側の取付け面20全体
に広がる大きさになっている。また、ガイド部材用保持
部材7とシリンダチューブ1の前端面との間のガスケッ
ト36は、図7に示すように、前記ボルト貫通孔12、
連絡流路15に対応する部分が切り欠かれている。ロッ
ドカバー13、ガイド部材用保持部材7、シリンダチュ
ーブ1、ヘッドカバー27は、これらのガスケット3
5,36,37を挟んでヘッドカバー27のボルト孔2
9から4本の締結ボルト38を通し、締結ボルト38
は、シリンダチューブ1とガイド部材用保持部材7のボ
ルト貫通孔3、12を通って、先端のおねじ部がロッド
カバー13のめねじ孔24にねじ込まれて一体に共締め
されてシリンダ本体が構成され、共締めされる各部材1
3,7,1,27間は夫々ガスケット35,36,37
でシールされる。
【0011】ピストンロッド40はガイド部材用保持部
材7とロッドカバー13の摺動孔10a、16を貫通し
て前方へ突出し、突出部にはクランプアーム41が一体
に設けてある。ピストンロッド40の後部は細径の取付
軸部42に形成され、この取付軸部42には、シリンダ
孔5内を摺動するピストン43の中心孔43aが回動可
能に嵌め込んである。取付軸部42の軸線方向後側(図
では下側)には、磁石保持部材44がピストン43との
間に環状永久磁石45を挟んで回動可能に嵌め込まれ、
その後方から締め付けボルト46でピストン43と磁石
保持部材44とを前記取付軸部42の段部47との間で
挟んでいる。締め付け状態で締め付けボルト46の座金
(抜止部材)48の前端面48aは取付軸部42の後端
面(下端面)に圧接していて、ピストン43と磁石保持
部材44とを取付軸部42の段部47との間で挟持して
おらず、ピストン43と磁石保持部材44は取付軸部4
2に嵌められた状態で、段部47と座金48との間に軸
方向に僅かな隙間をもっている。そのため、ピストン4
3、磁石保持部材44とピストンロッド40とは相対回
転できる。取付軸部42とピストン中心孔43aとの間
には、シール部材(Oリング)49が介在される。
【0012】ピストンロッド40の外周には、図8に展
開図で示されるように、断面が半円弧で、直進溝51と
旋回溝52とからなる旋回用案内溝50が形成されてい
る。前記ガイド部材用保持部材7のガイド部材保持軸部
10には半径方向にガイド部材用収容孔53が設けてあ
り、その収容孔53には、りん青銅から成り、前記旋回
用案内溝50に係合するガイド部材としての鋼球54を
回転自在に支持する球受部材55が埋設してある。旋回
用案内溝50は、ピストン43が後退端(図1)から前
進端へ移動すると、鋼球54との係合でクランプアーム
(ピストンロッド)41が僅かに前進(上昇)した後、
クランプ角度位置Aからアンクランプ角度位置B(図3
参照)に軸線移動しつつ旋回してアンクランプ角度位置
Bで僅かに前進(上昇)し、逆に前進端から後退端へ移
動すると、アンクランプ角度位置Bで僅かに直進下降し
た後、アンクランプ角度位置Bからクランプ角度位置A
に軸線移動しつつ旋回してクランプ角度位置Aで僅かに
直進下降するように形成されている。
【0013】シリンダチューブ1と、及び前後のカバー
13,27とをヘッドカバー27側からの締結ボルト3
8で共締めしたので、締結ボルト38の数が少なくてす
む上に、ロッドカバー13の前面にめねじ孔24が貫通
していないので、ロッドカバー13を上向きとなるよう
に使用したとき、加工により生じる切粉がめねじ孔24
に入りこまない。また、締結ボルト38はシリンダチュ
ーブ1やガイド部材用保持部材7のボルト貫通孔3、1
2を通って、外部から見えないので、シリンダ装置の外
観がよい。また、シリンダチューブ1をアルミ型材とし
て、締結ボルト38をヘッドカバー27側からロッドカ
バー13側へ貫通させるためのボルト貫通孔3がシリン
ダチューブ1の周壁に予め断面形状の一部として設けて
あるため、シリンダチューブ1にボルト貫通孔3を別途
加工する必要が無く、シリンダチューブ1は、型材を必
要長さに切断することで直ちに得ることが出来、加工が
容易である。また、ヘッドカバー27も、センサ挿通溝
28や、ボルト孔29を断面形状として有するアルミ型
材を母材として、必要部分に追加加工をしているだけな
ので、加工が容易である。
【0014】このようなクランプシリンダは、機械や治
具ベースなどの固定側部材100にロッドカバー13の
ボルト孔26を利用して取付けボルト101で締め付け
られる。この時、ロッドカバー13の取付け面20に、
シール材を兼ねるガスケット35が広がっているので、
固定側部材100との間にも前記ガスケット35が挟持
される。従って、クランプシリンダでワークやパレット
をクランプし、工作機械によりワークを加工するとき
に、クランプシリンダに振動が作用しても、ガスケット
35の弾性により、取付けボルト101の弛みが防止さ
れ、クランプ作用が確実である。また、ガスケット10
1が取付け面17に設けてある端面配管ポート23a,
23bと固定側部材100との間をシールするため、従
来のようにシールのために小さなOリングが不要であ
る。なお、端面配管ポート23a,23bに配管部材を
接続するとき、あるいは、固定側部材100の上面に開
口する配管口を接続するときには、側面配管ポート21
a,21bは埋栓で塞ぐが、この時には、前記ガスケッ
ト35が端面配管ポート23a,23bと配管部材ある
いは配管口との間のシールを兼用する。
【0015】次に動作を説明する。端面配管ポート23
a,23bは固定側部材100で塞がれ、側面配管ポー
ト21a,21bから圧流体を給排するものとする。ク
ランプ状態(図1)において、ポート21b,第2連通
路22b、連絡流路15、流体通過孔4b、連絡溝32
を介して後側シリンダ室P2に流体が供給されると、鋼
球54と旋回用案内溝50との係合でクランプアーム4
1は少し上昇した後、クランプ角度位置Aからアンクラ
ンプ角度位置Bへ軸方向移動しつつ旋回し、アンクラン
プ角度位置Bで少し上昇する。また、アンクランプ状態
でポート21a、第1連通路22a、連通路14を介し
て前側シリンダ室P1に流体を供給すると、前記と逆に
動作する。これらの旋回動作中、鋼球54がりん青銅の
球受部材55で転動案内されているので、旋回用案内溝
50内を転動するとき、転動抵抗が極めて小さく、ピス
トン43を移動させる流体の作動圧力を小さくできる。
また、ピストン43に対してピストンロッド40を旋回
自在に装着したので、ピストンロッド40が旋回用案内
溝50と鋼球54との係合で旋回するときには、ピスト
ンロッド40の軸心との距離の関係で、ピストン43と
シリンダ孔5との間の回転に対するシール部材(ピスト
ンパッキン)49aによる抵抗の方が、取付軸部42と
ピストン43との間の回転に対するシール部材49によ
る抵抗より大きいため、取付軸部42とピストン43と
の間で相対回転を生じることとなり、ピストン43は旋
回することなく直進する。そのため、従来のように、ピ
ストン43とピストンロッド40とが一体で回転するも
のと比べて、小さな推力でピストンロッド40が旋回で
きる。
【0016】クランプアーム41がワークWをクランプ
している時、および、クランプアーム41がアンクラン
プ状態にある時のピストン43の磁石45の位置に対応
して磁気感応センサ110が前記シリンダチューブ1外
側のセンサ取付け溝2に埋設してあり、クランプアーム
41が前記クランプ角度位置AでワークWをクランプし
ている状態(図1)、および、クランプアーム41がア
ンクランプ角度位置Bにある状態となったことがそれら
の磁気感応センサ110により検出される。ピストンロ
ッド43には鉄系材料から成るロッドカバー13から軸
線方向に離れた位置に磁石45が取付けてあるので、ロ
ッドカバー13によって磁石45の外部への磁界が弱め
られないため、磁気感応センサ110を確実に作動させ
ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本願では、ピストン軸心か
ら距離の関係により、距離の短い、取付軸部とピストン
中心孔との間でピストンロッドがピストンに対して回動
し、ピストンロッドに生じる旋回抵抗は、ピストン外周
が旋回していた従来にくらべ小さくなるため、ピストン
ロッドを旋回させるためのピストンの動作圧力を小さく
できる。また、ガイド部材を鋼球とし、その鋼球をりん
青銅から成る球受部材に回転自在に支持したので、ガイ
ド部材のガイド抵抗も転動により小さくなり、シリンダ
動作圧力を一層小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願クランプシリンダの縦断面図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1のIV視図である。
【図5】ロッドカバー側のガスケットを、シール面、取
付け面と共に示す図である。
【図6】ヘッドカバー側のガスケットを示す図である。
【図7】ガイド部材用保持部材のガスケットを示す図で
ある。
【図8】旋回用案内溝を示す展開図である。
【符号の説明】
1 シリンダチューブ 5 シリンダ孔 13 ロッドカバー 40 ピストンロッド 42 取付軸部 43a ピストン中心孔 46a 座金(抜止部材) 47 段部 49 シール部材 49a シール部材 50 旋回用案内溝 54 鋼球(ガイド部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダチューブの一端部をロッドカバ
    ーで塞ぎ、ロッドカバーからピストンに連結したピスト
    ンロッドが突出し、そのロッドカバーと一体に設けたガ
    イド部材とピストンロッドに設けた旋回用案内溝とを係
    合させて、ピストンの移動によりピストンロッドが旋回
    運動するときには軸線方向移動を伴うようになっている
    旋回クランプシリンダにおいて、ピストンロッドにピス
    トンを相対回動自在に嵌め込んで成ることを特徴とする
    旋回クランプシリンダ。
  2. 【請求項2】 ピストンロッド後部に細径の取付軸部を
    形成して段部を形成し、その取付軸部にピストンの中心
    孔を嵌め込み、ピストンの軸方向後方への抜け止めを行
    う抜止部材を前記ピストンの軸方向後方で取付軸部に取
    付け、ピストン取付け状態では、ピストンが前記抜止部
    材と段部との間で軸方向隙間をもって挟まれてピストン
    とピストンロッドが相対回動自在に嵌め込まれているこ
    とを特徴とする請求項1記載の旋回クランプシリンダ。
  3. 【請求項3】 取付軸部とピストン中心孔との間は、シ
    ール部材でシールされていることを特徴とする請求項1
    または2記載の旋回クランプシリンダ。
  4. 【請求項4】 ガイド部材は鋼球であり、その鋼球はり
    ん青銅から成る球受部材に回転自在に支持されているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の旋回ク
    ランプシリンダ。
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