JP2001182686A - ポンプの軸封装置 - Google Patents

ポンプの軸封装置

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JP2001182686A
JP2001182686A JP36439599A JP36439599A JP2001182686A JP 2001182686 A JP2001182686 A JP 2001182686A JP 36439599 A JP36439599 A JP 36439599A JP 36439599 A JP36439599 A JP 36439599A JP 2001182686 A JP2001182686 A JP 2001182686A
Authority
JP
Japan
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shaft
seal
pump
rotates
sealing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP36439599A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Fukuchi
修一 福地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸封装置の接触摺動による摩耗をなくし、且
つ被送流体の漏れを防止できるようにする。 【解決手段】 ポンプの軸封部5に、シャフト4の回転
時に被送流体の漏れを防止する補助インペラ6と、シャ
フト4の回転時にシール面10Sを開き停止時にシール
面10Sを閉じる、羽根11を備えた弾性シール10と
を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体を輸送するポ
ンプの軸封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポンプの軸封装置には、主として
グランドパッキン、メカニカルシール、オイルシール等
のシールが使用されている。しかし、これらのシール
は、いずれも接触シールであって、接触摺動する部分が
摩耗して被送流体が軸封部から外部に漏れるようにな
る。従って、摩耗部品をしばしば交換することが必要に
なり、メンテナンスに手間がかかるという問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポンプの軸
封装置における上記問題を解決するものであって、軸封
装置の接触摺動による摩耗をなくして被送流体の漏れを
防止することができ、摩耗部品の交換が不要で耐久性に
優れたポンプの軸封装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するため、ポンプの軸封部に、シャフトの回転時に
被送流体の漏れを防止する補助インペラと、シャフトの
回転時にシール面を開き停止時にシール面を閉じるシー
ルとを設けている。ポンプの運転時には、シャフトが回
転し、インペラで被送流体を昇圧し輸送する。軸封部で
は補助インペラが回転し、その作用で圧力が低減される
ので、被送流体が軸封部を通って外部へ漏れることはな
い。また、シャフトの回転時にはシール面が開かれて接
触しないようになるので、シールの摩耗は生じない。
【0005】シャフトの回転が停止すると、補助インペ
ラによる漏れ防止作用はなくなるが、シール面が閉じる
ので被送流体の漏れはシールによって防止される。この
ときシール面は接触しているが摺動しないのでシールの
摩耗は生じない。シールがシャフトに装着された弾性シ
ールであって、シャフトの回転時にシール面を開く羽根
を備えていると、シャフトの回転と停止によって自動的
にシール面の開閉が可能となる。
【0006】シャフトの回転時にシール面を開き、停止
時にシール面を閉じるシールの磁力開閉手段を備えてい
ると、磁力開閉手段によって自動的にシール面の開閉が
可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の一形態
であるポンプの軸封装置の構成を示す縦断面図である。
ポンプ1は、ケーシング2内にインペラ3を設け、シャ
フト4でインペラ3を回転させることにより被送流体を
昇圧し輸送する遠心ポンプである。このポンプ1の軸封
部5には補助インペラ6を内蔵するスタフィングボック
ス7が設けられている。補助インペラ6はシャフト4に
固定されており、シャフト4の回転によって回転し、圧
力を低減して被送流体が軸封部を通って外部へ漏れるの
を防止するようになっている。
【0008】また、シャフト4には、弾性シール10が
シール面10Sとスタフィングボックス7の端面とを密
接させた状態で装着されている。この弾性シール10
は、シャフト4の回転時に図上右方向への推力を生じて
シール面10Sを開く羽根11を備えている。ポンプ1
の運転時には、シャフト4が回転し、インペラ3で被送
流体を昇圧し輸送する。軸封部5では補助インペラ6が
回転し、その作用で圧力が低減されるので、被送流体が
軸封部5を通って外部へ漏れることはない。また、シャ
フト4の回転時には、羽根11の推力で弾性シール10
が弾性変形し、シール面10Sが自動的に開かれてスタ
フィングボックス7の端面と接触しないようになるの
で、弾性シール10の摩耗は生じない。
【0009】シャフト4の回転が停止すると、補助イン
ペラ6による漏れ防止作用はなくなるが、羽根11の推
力が失われ、シール面10Sが閉じてスタフィングボッ
クス7の端面と密接するので、被送流体の漏れは弾性シ
ール10によって防止される。このときシール面10S
はスタフィングボックス7の端面と接触しているが摺動
しないので弾性シール10の摩耗は生じない。
【0010】従って、摩耗部品の交換が不要となりメン
テナンスが容易である。なお、弾性シール10は、羽根
11を備える代りに、回転の停止時にシール端面が接触
し、回転時に遠心力による弾性変形でシール端面が開く
ように構成することもできる。図2は、この発明の他の
実施の形態であるポンプの軸封装置の構成を示す縦断面
図である。このポンプの軸封装置では、シャフト4に弾
性シール20が、シール面20Sとスタフィングボック
ス7の端面とを密接させた状態で装着されている。この
弾性シール10には、磁石21がシール面20S付近に
埋設されている。また、スタフィングボックス7には、
電磁石22が磁石21と対向する位置に設けられてい
る。その他の構成は図1のものと同様である。
【0011】電磁石22は、シャフト4の回転時に図示
しない電源がonとなって励磁され、発生した磁力に磁石
21が反発してシール面20Sが開くようになってい
る。シャフト4の停止時には電源がoff となって電磁石
22が消磁され、シールの弾性でシール面20Sが閉じ
て密接した状態に戻る。なお、シャフト4の停止時に電
磁石22の極性を反転させ、磁石21を吸引してシール
面20Sを閉じるようにすることもできる。
【0012】また、シャフト4に弾性シール20を、シ
ール面20Sとスタフィングボックス7の端面とが接触
しない状態で装着しておき、シャフト4の停止時に電源
がonとなって励磁され、発生した磁力で磁石21が吸引
されてシール面20Sが閉じるようにしてもよい。図3
は、この発明の第3の実施の形態であるポンプの軸封装
置の構成を示す縦断面図である。
【0013】このポンプの軸封装置では、シャフト4に
弾性シール30が、シール面30Sとスタフィングボッ
クス7の端面とを密接させた状態で装着されている。こ
の弾性シール30には、図1の弾性シール10と同様の
羽根11と、図2の弾性シール20と同様の磁石21を
備えており、また、スタフィングボックス7には、図2
と同様に電磁石22が磁石21と対向する位置に設けら
れている。その他の構成は図1、図2のものと同様であ
る。
【0014】このポンプの軸封装置では、羽根11と、
磁石21、電磁石22による磁力開閉手段との両方でシ
ール面30Sの開閉を行うので、開閉作用がより強力と
なる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のポンプ
の軸封装置は、接触摺動による摩耗をなくして被送流体
の漏れを防止することができ、摩耗部品の交換が不要で
耐久性に優れている。シャフトの回転時にシール面を開
く羽根を備えていると、シャフトの回転と停止によって
自動的にシール面の開閉が可能となる。
【0016】シャフトの回転時にシール面を開き、停止
時にシール面を閉じるシールの磁力開閉手段を備えてい
ると、磁力開閉手段によって自動的にシール面の開閉が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるポンプの軸封装置
の構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態であるポンプの軸封装
置の構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態であるポンプの軸封
装置の構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ポンプ 2 ケーシング 3 インペラ 4 シャフト 5 軸封部 6 補助インペラ 7 スタフィングボックス 10 弾性シール 11 羽根 20 弾性シール 21 磁石 22 電磁石 30 弾性シール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプの軸封部に、シャフトの回転時に
    被送流体の漏れを防止する補助インペラと、シャフトの
    回転時にシール面を開き停止時にシール面を閉じるシー
    ルとを設けたことを特徴とするポンプの軸封装置。
  2. 【請求項2】 シールがシャフトに装着された弾性シー
    ルであって、シャフトの回転時にシール面を開く羽根を
    備えたことを特徴とする請求項1記載のポンプの軸封装
    置。
  3. 【請求項3】 シャフトの回転時にシール面を開き、停
    止時にシール面を閉じるシールの磁力開閉手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のポンプの
    軸封装置。
JP36439599A 1999-12-22 1999-12-22 ポンプの軸封装置 Pending JP2001182686A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59593U (ja) * 1982-06-25 1984-01-05 株式会社栗本鉄工所 渦巻ポンプの軸封装置
JPH0928053A (ja) * 1995-07-12 1997-01-28 Okuma Mach Works Ltd 電動機のシール構造
JP2582612Y2 (ja) * 1992-04-21 1998-10-08 エヌオーケー株式会社 密封装置

Patent Citations (3)

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JP2582612Y2 (ja) * 1992-04-21 1998-10-08 エヌオーケー株式会社 密封装置
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