JP2001182542A - エンジン給気系のドレーン抜き装置 - Google Patents
エンジン給気系のドレーン抜き装置Info
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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Abstract
内の凝縮水を自動的に抜けるようにすると共に、エンジ
ン運転時の給気圧低下を防ぐことができるエンジン給気
系のドレーン抜き装置を提供することである。 【解決手段】 過給機5からの給気を、インタークーラ
ー6から給気マニホールド2に亘る給気系通路を介して
気筒内に供給するエンジン給気系において、給気系通路
に凝縮水排出用のドレーン通路22を形成し、該ドレー
ン通路22にドレーン弁20を接続する。ドレーン弁2
0は、機関停止時はコイルばね27等の付勢手段により
開状態を保ち、機関運転中は、給気系通路の給気圧力に
よりコイルばね27の弾性力に抗して閉じている。これ
により、ウォーターハンマー現象を防ぐと共に運転中の
給気圧低下を防ぐ。
Description
タークーラーを備えたエンジン給気系のドレーン抜き装
置に関する。
ンにおいて、給気の凝縮水を排出するためのドレーン抜
き装置としては、手動コック式のドレーン弁を設けてお
り、通常は機関始動前にエンジン取扱者が手動でコック
を開き、凝縮水を排出している。
閉するコック式ドレーン弁では、始動前にドレーン抜き
作業を行なうのを忘れたり、あるいはドレーン弁を開い
てドレーン抜き作業を行なっても、ドレーン弁を閉め忘
れることにより、ドレーン弁を開いた状態で機関を運転
することがある。
縮水が残った状態で機関を始動すると、凝縮水がシリン
ダに侵入して周知のようにウォーターハンマー現象が生
じたり、排気管からドレーンが飛散したりする。特に昨
今のエンジンは、過給機による高出力化に伴い、過給温
度が上昇し、インタークーラーの容量が大形化している
ため、発生する給気凝縮水が増加する傾向にあり、上記
ウォーターハンマー現象が生じる可能性が増大してい
る。
すると、ドレーン弁から給気圧が漏れることにより、給
気圧力が下がり、高出力化が要求されるエンジンの性能
に適用できなくなる。
め、本願請求項1記載の発明は、過給機からの給気を、
インタークーラーから給気マニホールドに亘る給気系通
路を介して気筒内に供給するエンジン給気系のドレーン
抜き装置において、上記給気系通路に凝縮水排出用のド
レーン通路を形成し、該ドレーン通路にドレーン弁を接
続し、該ドレーン弁は、機関停止時は付勢手段により開
状態を保ち、機関運転中は、給気系通路の給気圧力によ
り付勢手段に抗して閉じていることを特徴としている。
通路内の凝縮水を抜き、機関始動時のウォーターハンマ
ー現象を無くすことができると共に、運転中は自動的に
ドレーン弁を閉じて、所定の給気圧力を維持し、高出力
化を保つことができる。
ンジン給気系のドレーン抜き装置において、給気系通路
に継手部を形成し、付勢手段を内蔵するドレーン弁組立
体を上記給気系通路の構成部材とは別体に形成し、該ド
レーン弁組立体を、上記継手部に着脱自在に接続するよ
うにしていることを特徴としている。これにより、イン
タークーラーあるいは給気マニホールドの加工が容易に
なると共に、ドレーン弁の組み付け、点検及び清掃ある
いは取り替えが容易に行なえる。
筒ディーゼル機関の全体平面略図であり、排気ターボ式
過給機5及び給気冷却用のインタークーラー6を備えて
いる。機関本体1の給気ポート8側には給気マニホール
ド2が取り付けられ、排気ポート9側には排気マニホー
ルド3が取り付けられている。各気筒の給気ポート8は
給気マニホールド2に集合し、給気マニホールド2の給
気入口は給気連絡管11を介してインタークーラー6に
接続している。インタークーラー6の給気入口は、過給
機5のコンプレッサー部5aを介してエアクリーナ等の
空気取入装置に連通している。各気筒の排気ポート9
は、排気マニホールド3に集合し、過給機5のタービン
部5bを介して排気装置に連通している。インタークー
ラー6の冷却水入口は、水ポンプ14を介して熱交換器
15に連通し、冷却水出口は、たとえば戻り管17を介
して熱交換器15に戻ったり、あるいは図示しないが他
の冷却装置に供給され、冷却媒体として利用される。
介して給気マニホールド2に亘る給気系通路内に、本願
発明に係るドレーン弁20を設けている。図2はたとえ
ば給気マニホールド2にドレーン弁20を設けた例であ
る。
2aに上下方向に貫通する弁孔21を形成しており、該
弁孔21は段付き形状となっており、上側から小径部2
1a、中径部21b及び大径めねじ部21cが段面29
等を介して形成されている。大径めねじ部21cは給気
マニホールド下壁2aから下方へ突出するボス部24内
に形成されている。
ルド下壁2aに形成されたドレーン通路22の下端部が
開口しており、該ドレーン通路22は弁孔中心線O2に
対し概ね45°の角度で斜め上方に延び、下壁2aの上
面で給気マニホールド2内に開口している。ドレーン通
路22の上端開口部分は、給気マニホールド2の底面2
cの最も低い位置に形成され、給気マニホールド2内の
凝縮水が速やかにドレーン通路22の上端開口に集まる
ようになっている。
体23が上下方向摺動可能に嵌合し、弁体23の上下方
向の摺動によりドレーン通路22の下端開口を開閉する
ようになっている。
着され、管ボルト26の頭部26aとボス部24の下端
面の間にはシール25が挟持されている。上記管ボルト
26の上半部にはばねガイド凹部26cが形成されてお
り、該ガイド凹部26cの底面と弁体23の間にコイル
ばね27を縮設し、該コイルばね27により弁体23を
上方に付勢し、上側段面29に当接させることにより、
ドレーン通路22を開いている。
関のアイドリング状態で発生する給気マニホールド2内
の給気圧により、弁体23が下降してドレーン通路22
を閉じることができる程度の値に設定されている。
ド2内に給気圧は発生しておらず、したがってコイルば
ね27により弁体23は上昇し、ドレーン通路22を開
いている。これにより、給気マニホールド2内の給気凝
縮水はドレーン通路22及び管ボルト26内の通路26
bを通って外部に排出される。
ニホールド2内に給気圧が発生し、該給気圧が小径部2
1a内を介して弁体23の上面に作用し、給気圧が一定
値以上になるとコイルばね27の弾性力に抗して弁体2
3を押し下げ、ドレーン通路22を閉じる。機関運転中
は、一定値以上の給気圧が維持されていることにより、
閉状態が保たれる。これにより、運転中における給気の
漏れを防ぎ、給気圧力の低下を防ぐ。機関を停止する
と、給気圧が低下し、コイルばね27の弾性力により弁
体23は自動的に上昇し、図2の開状態に自動的に戻
る。
発明を適用した例であり、給気マニホールド2には継手
部として継手用めねじ孔31のみを形成し、給気マニホ
ールド2とは別体に形成されたドレーン弁組立体32
を、上記継手用めねじ孔31に着脱可能に螺着してい
る。ドレーン弁組立体32は、給気マニホールド2とは
別部材により製作された弁本体33内に、段付きの弁孔
21及びドレーン通路22を有しており、弁本体33の
外周にはおねじ34及び頭部35が形成されている。弁
孔21の中径部21bの下半部には環状溝36が形成さ
れ、該環状溝36にドレーン通路22の下端が連通して
いる。ドレーン通路22の上端は、弁本体33の上端面
において、給気マニホールド2内に開口している。弁本
体33の頭部35は、給気マニホールド2の下面にシー
ル39を介して圧接している。
同じ部品には同じ符号を付している。
り、機関停止時は図4に示すようにコイルばね27のば
ね力により弁体23は上昇し、ドレーン通路22を開い
ている。機関運転中は、図5に示すように給気マニホー
ルド2内の給気圧力により、コイルばね27に抗して弁
体23を押し下げ、ドレーン通路22を閉じている。
別途に、ドレーン弁組立体32を組み立てておき、給気
マニホールド2のめねじ孔31に螺着する。したがっ
て、点検、清掃あるいは取り替え時には、ドレーン弁組
立体32全体を簡単に給気マニホールド2から取り外す
ことができる。
気マニホールド2にドレーン弁20又はドレーン弁組立
体32を取り付けた例で説明したが、図1に示すように
インタークーラー6の給気通路の下端部に取り付けるこ
ともでき、また、給気マニホールド2とインタークーラ
ー6の両方に取り付けることもできる。さらに、給気マ
ニホールド2とインタークーラー6の間の給気連絡管1
1に取り付けることも可能である。
されるものではなく、板ばね等の各種ばねあるいはゴム
状弾性体を利用することもできる。
形成する継手部は、めねじ孔31には限定されず、おね
じを形成することもできる。
ーン通路22を開くように構成しているので、機関停止
時に給気系通路内の凝縮水を自動的に抜くことができ、
従来のような手動によるドレーン抜き作業を省くことが
できる。
の凝縮水を抜くことができるので、ウォーターハンマー
現象を防止できると共に排気管からの凝縮水の飛散を防
止できる。
する給気圧によって自動的にドレーン通路22を閉じる
ので、運転中における給気圧の低下を防ぎ、過給機によ
る高出力、高速化等に対応した機関性能を維持すること
ができる。
ー6から給気マニホールド2に亘る給気系通路内に設
け、給気系通路内の給気圧を利用してドレーン弁20を
閉じるようにしているので、たとえば運転状態を検知す
るための特別の検知機構や弁体を作動させるための油圧
アクチュエータ等を備える必要はなく、構造が簡素で小
形のドレーン弁20提供することができる。これによ
り、製作コストの低減を図ることもできる。
マニホールド2あるいはインタークーラー6等、給気系
通路の構成部材とは別体にドレーン弁組立体32を形成
し、該ドレーン弁組立体32を、給気マニホールド2等
に形成しためねじ孔31等の継手部に着脱自在に取り付
けるようにすると、給気マニホールド2等の加工は、従
来の給気マニホールド2等に簡単なめねじ孔を施すだけ
でよく、給気マニホールド等の構造が複雑化しない。し
かも、ドレーン弁組立体32全体を給気マニホールド等
に着脱できることにより、ドレーン弁組立体の点検、清
掃及び取り替え等の作業を簡単に行なうことができる。
面略図である。
縦断面拡大図である。
縦断面拡大図である。
装置であって、機関停止時の状態を示す縦断面拡大図で
ある。
装置であって、機関運転時の状態を示す縦断面拡大図で
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 過給機からの給気を、インタークーラー
から給気マニホールドに亘る給気系通路を介して気筒内
に供給するエンジン給気系のドレーン抜き装置におい
て、上記給気系通路に凝縮水排出用のドレーン通路を形
成し、該ドレーン通路にドレーン弁を接続し、該ドレー
ン弁は、機関停止時は付勢手段により開状態を保ち、機
関運転中は、給気系通路の給気圧力により付勢手段に抗
して閉じていることを特徴とするエンジン給気系のドレ
ーン抜き装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のエンジン給気系のドレー
ン抜き装置において、給気系通路に継手部を形成し、付
勢手段を内蔵するドレーン弁組立体を上記給気系通路の
構成部材とは別体に形成し、該ドレーン弁組立体を、上
記継手部に着脱自在に接続するようにしていることを特
徴とするエンジン給気系のドレーン抜き装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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-
1999
- 1999-12-22 JP JP36439099A patent/JP4216978B2/ja not_active Expired - Lifetime
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