JP2001181813A - 連続式溶融メッキラインにおけるドロス排出装置 - Google Patents
連続式溶融メッキラインにおけるドロス排出装置Info
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- JP2001181813A JP2001181813A JP36702299A JP36702299A JP2001181813A JP 2001181813 A JP2001181813 A JP 2001181813A JP 36702299 A JP36702299 A JP 36702299A JP 36702299 A JP36702299 A JP 36702299A JP 2001181813 A JP2001181813 A JP 2001181813A
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- impeller
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポンプ回転速度を上げずに吐出容量を上げ、
ポンプ寿命の延長を可能にしたドロスを排出できる装置
の提供。 【解決手段】 メッキ浴槽内のシンクロールに案内され
た鋼帯が上方に導出され、鋼帯を挟んでガスワイピング
用ノズルヘッダーが対向し、浴槽にドロス汲上ポンプが
設置され、ドロス汲上ポンプは、上下に長い円筒ケーシ
ングの下端付近に汲上インペラーが設けられ、その上方
の円筒ケーシング側面から吐出管が連設され、吐出管よ
り上方のケーシング内には、流体を下方に送る押下イン
ペラーが設けられ、ケーシングの上端にモーターが設置
されてなること。
ポンプ寿命の延長を可能にしたドロスを排出できる装置
の提供。 【解決手段】 メッキ浴槽内のシンクロールに案内され
た鋼帯が上方に導出され、鋼帯を挟んでガスワイピング
用ノズルヘッダーが対向し、浴槽にドロス汲上ポンプが
設置され、ドロス汲上ポンプは、上下に長い円筒ケーシ
ングの下端付近に汲上インペラーが設けられ、その上方
の円筒ケーシング側面から吐出管が連設され、吐出管よ
り上方のケーシング内には、流体を下方に送る押下イン
ペラーが設けられ、ケーシングの上端にモーターが設置
されてなること。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、連続式溶融メッ
キラインにおけるメッキ浴槽内のドロス排出装置に関す
る。
キラインにおけるメッキ浴槽内のドロス排出装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】 連続式溶融メッキラインでは、鋼帯は
脱脂および焼鈍後に溶融状態のメッキ浴に浸漬され、ガ
スワイピングで所定の付着量に絞られメッキが施され
る。この付着量をコントロールするガスワイピングのガ
ス体としては、圧縮空気，燃焼排ガスあるいは窒素が使
用されている。
脱脂および焼鈍後に溶融状態のメッキ浴に浸漬され、ガ
スワイピングで所定の付着量に絞られメッキが施され
る。この付着量をコントロールするガスワイピングのガ
ス体としては、圧縮空気，燃焼排ガスあるいは窒素が使
用されている。
【０００３】即ち、メッキ浴槽のメッキ液内に設置され
たシンクロールに案内された鋼帯が、斜め上方から下方
に導入されて上方に導出されるように構成されている。
そして、液面直上で鋼帯Ａを挟んで１対のガスワイピン
グ用ノズルヘッダーが対向している。前記斜め上方から
下方に導入され鋼帯Ａを囲んで、スナウト（シールボッ
クス）が液面より下まで進入して設けられている。前記
スナウト内の液面に浮遊するドロスをその外側へ排出す
るように、ドロス排出ポンプが前記浴槽内の一方側壁
（鋼帯Ａの幅方向一方）に設置される。また、メッキ液
を循環させ、ドロスをスナウト内の一方側へ導くドロス
汲上ポンプが前記浴槽に設置される。
たシンクロールに案内された鋼帯が、斜め上方から下方
に導入されて上方に導出されるように構成されている。
そして、液面直上で鋼帯Ａを挟んで１対のガスワイピン
グ用ノズルヘッダーが対向している。前記斜め上方から
下方に導入され鋼帯Ａを囲んで、スナウト（シールボッ
クス）が液面より下まで進入して設けられている。前記
スナウト内の液面に浮遊するドロスをその外側へ排出す
るように、ドロス排出ポンプが前記浴槽内の一方側壁
（鋼帯Ａの幅方向一方）に設置される。また、メッキ液
を循環させ、ドロスをスナウト内の一方側へ導くドロス
汲上ポンプが前記浴槽に設置される。
【０００４】しかしながら、このドロス汲上ポンプは主
に堅型であることが多く、溶融亜鉛を鉛直上方向へ汲み
上げる構造となっている。そして、溶融亜鉛はポンプ吐
出口へ汲み上げられるだけでなく、上下に長いケーシン
グの上方側へも汲み上げられる。
に堅型であることが多く、溶融亜鉛を鉛直上方向へ汲み
上げる構造となっている。そして、溶融亜鉛はポンプ吐
出口へ汲み上げられるだけでなく、上下に長いケーシン
グの上方側へも汲み上げられる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】 このため、ポンプ効
率の低下につながり、吐出容量を上げるためにはポンプ
回転速度を上げる必要がある。この結果、特にインペラ
ーの摩耗が促進され、ポンプの寿命の低下につながる。
本発明は上記課題を解決し、ポンプ回転速度を上げずに
吐出容量を上げ、ポンプ寿命の延長を可能にした連続式
溶融メッキラインにおけるドロス排出装置を提供するこ
とを目的とする。
率の低下につながり、吐出容量を上げるためにはポンプ
回転速度を上げる必要がある。この結果、特にインペラ
ーの摩耗が促進され、ポンプの寿命の低下につながる。
本発明は上記課題を解決し、ポンプ回転速度を上げずに
吐出容量を上げ、ポンプ寿命の延長を可能にした連続式
溶融メッキラインにおけるドロス排出装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、メッキ浴
槽のメッキ液内に設置されたシンクロールに案内された
鋼帯が、斜め上方から下方に導入されて上方に導出され
るように構成され、液面直上で鋼帯を挟んでガスワイピ
ング用ノズルヘッダーが対向したものにおいて、前記浴
槽にドロス汲上ポンプが設置され、該ドロス汲上ポンプ
は、上下に長い円筒ケーシングの下端付近に汲上インペ
ラーが設けられ、その上方の円筒ケーシング側面から吐
出管が連設され、該吐出管より上方の前記ケーシング内
には、流体を下方に送る押下インペラーが設けられ、前
記ケーシングの上端にモーターが設置されてなることで
ある。
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、メッキ浴
槽のメッキ液内に設置されたシンクロールに案内された
鋼帯が、斜め上方から下方に導入されて上方に導出され
るように構成され、液面直上で鋼帯を挟んでガスワイピ
ング用ノズルヘッダーが対向したものにおいて、前記浴
槽にドロス汲上ポンプが設置され、該ドロス汲上ポンプ
は、上下に長い円筒ケーシングの下端付近に汲上インペ
ラーが設けられ、その上方の円筒ケーシング側面から吐
出管が連設され、該吐出管より上方の前記ケーシング内
には、流体を下方に送る押下インペラーが設けられ、前
記ケーシングの上端にモーターが設置されてなることで
ある。
【０００７】
【発明の実施の形態】 以下に本発明の実施態様を図面
に示す一実施例にもとづき説明する。図１，図２におい
て、メッキ浴槽Ｐ1のメッキ液内に設置されたシンクロ
ールＰ2に案内された鋼帯Ａが、斜め上方から下方に導
入されて上方に導出されるように構成されている。そし
て、液面直上で鋼帯Ａを挟んで１対のガスワイピング用
ノズルヘッダーＰ3，Ｐ3が対向している。
に示す一実施例にもとづき説明する。図１，図２におい
て、メッキ浴槽Ｐ1のメッキ液内に設置されたシンクロ
ールＰ2に案内された鋼帯Ａが、斜め上方から下方に導
入されて上方に導出されるように構成されている。そし
て、液面直上で鋼帯Ａを挟んで１対のガスワイピング用
ノズルヘッダーＰ3，Ｐ3が対向している。
【０００８】ここで、前記斜め上方から下方に導入され
鋼帯Ａを囲んで、スナウト（シールボックス）Ｐ4が液
面より下まで進入して設けられている。前記スナウト内
の液面に浮遊するドロスをその外側へ排出するように、
ドロス排出ポンプ２１が前記浴槽内の一方側壁（鋼帯Ａ
の幅方向一方）に設置される。また、メッキ液を循環さ
せ、ドロスをスナウト内の一方側へ導くドロス汲上ポン
プ２２が前記浴槽に設置される。
鋼帯Ａを囲んで、スナウト（シールボックス）Ｐ4が液
面より下まで進入して設けられている。前記スナウト内
の液面に浮遊するドロスをその外側へ排出するように、
ドロス排出ポンプ２１が前記浴槽内の一方側壁（鋼帯Ａ
の幅方向一方）に設置される。また、メッキ液を循環さ
せ、ドロスをスナウト内の一方側へ導くドロス汲上ポン
プ２２が前記浴槽に設置される。
【０００９】図３において、前記ドロス排出ポンプ２１
は、上下に長い円筒ケーシング２１ａの下端付近に、前
記ケーシング内の流体を下方に送る押下インペラー２１
ｂが設けられ、その上方の円筒ケーシング側面から延び
て前記スナウトＰ4内の液面近くに開口する吸入管２１
ｃが連設されてなり、前記ケーシングの上端にモーター
２１ｄが設置されてなる。
は、上下に長い円筒ケーシング２１ａの下端付近に、前
記ケーシング内の流体を下方に送る押下インペラー２１
ｂが設けられ、その上方の円筒ケーシング側面から延び
て前記スナウトＰ4内の液面近くに開口する吸入管２１
ｃが連設されてなり、前記ケーシングの上端にモーター
２１ｄが設置されてなる。
【００１０】図４において、該ドロス汲上ポンプ２２
は、上下に長い円筒ケーシング２２ａの下端付近に汲上
インペラー２２ｂが設けられ、その上方の円筒ケーシン
グ側面から吐出管２２ｃが連設されて、スナウト内の液
面近くに開口する。該吐出管より上方の前記ケーシング
内には、流体を下方に送る押下インペラー２２ｄが設け
られ、前記ケーシングの上端にモーター２２ｅが設置さ
れてなる。
は、上下に長い円筒ケーシング２２ａの下端付近に汲上
インペラー２２ｂが設けられ、その上方の円筒ケーシン
グ側面から吐出管２２ｃが連設されて、スナウト内の液
面近くに開口する。該吐出管より上方の前記ケーシング
内には、流体を下方に送る押下インペラー２２ｄが設け
られ、前記ケーシングの上端にモーター２２ｅが設置さ
れてなる。
【００１１】従って、側壁付近に寄せられたドロスはメ
ッキ液と共にドロス排出ポンプ２１でスナウトＰ4外へ
排出される。次にドロス汲上ポンプ２２により汲み上げ
られて、再びスナウト内へ戻される。これにより、メッ
キ液は循環される。ここで、ドロス汲上ポンプ２２のポ
ンプケーシングの上方に汲み上げられた亜鉛は、押下イ
ンペラー２２ｄにより下方に押しやられ、吐出管２２ｃ
より排出されるので、ポンプの回転速度を上げないで排
出量を増加させることができる。
ッキ液と共にドロス排出ポンプ２１でスナウトＰ4外へ
排出される。次にドロス汲上ポンプ２２により汲み上げ
られて、再びスナウト内へ戻される。これにより、メッ
キ液は循環される。ここで、ドロス汲上ポンプ２２のポ
ンプケーシングの上方に汲み上げられた亜鉛は、押下イ
ンペラー２２ｄにより下方に押しやられ、吐出管２２ｃ
より排出されるので、ポンプの回転速度を上げないで排
出量を増加させることができる。
【００１２】本発明は前記した実施例や実施態様に限定
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
【００１３】
【発明の効果】 本発明の構成により、吐出容量を上げ
るためにポンプ回転速度を上げる必要なく、ポンプ寿
命、特にインペラーの摩耗防止が図れ、ポンプ寿命の延
長につなげることができることとなった。
るためにポンプ回転速度を上げる必要なく、ポンプ寿
命、特にインペラーの摩耗防止が図れ、ポンプ寿命の延
長につなげることができることとなった。
【図１】 本発明の一実施例の概略正面図である。
【図２】 図１のＸ−Ｘ断面図である。
【図３】 ドロス排出ポンプの拡大縦断面図である。
【図４】 ドロス汲上ポンプの拡大縦断面図である。
Ａ 鋼帯 Ｐ1 メッキ浴槽 Ｐ2 シンクロール Ｐ3 ノズルヘッダー Ｐ4 スナウト ２１ ドロス排出ポンプ ２２ ドロス汲上ポンプ
Claims (1)
- 【請求項１】 メッキ浴槽のメッキ液内に設置されたシ
ンクロールに案内された鋼帯が、斜め上方から下方に導
入されて上方に導出されるように構成され、液面直上で
鋼帯を挟んでガスワイピング用ノズルヘッダーが対向し
たものにおいて、 前記浴槽にドロス汲上ポンプが設置され、該ドロス汲上
ポンプは、上下に長い円筒ケーシングの下端付近に汲上
インペラーが設けられ、その上方の円筒ケーシング側面
から吐出管が連設され、該吐出管より上方の前記ケーシ
ング内には、流体を下方に送る押下インペラーが設けら
れ、前記ケーシングの上端にモーターが設置されてなる
ことを特徴とする連続式溶融メッキラインにおけるドロ
ス排出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36702299A JP2001181813A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 連続式溶融メッキラインにおけるドロス排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36702299A JP2001181813A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 連続式溶融メッキラインにおけるドロス排出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001181813A true JP2001181813A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18488276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36702299A Pending JP2001181813A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 連続式溶融メッキラインにおけるドロス排出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001181813A (ja) |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0345952U (ja) * | 1989-09-06 | 1991-04-26 | ||
| JPH0392764U (ja) * | 1990-01-11 | 1991-09-20 | ||
| JPH055850U (ja) * | 1991-07-08 | 1993-01-26 | 住友金属工業株式会社 | 溶融めつき浴用ポンプ |
| JP3008331U (ja) * | 1994-08-22 | 1995-03-14 | 日鉄ハード株式会社 | スナウト内異物除去装置 |
| JPH0921394A (ja) * | 1995-07-06 | 1997-01-21 | Kubota Corp | 立軸ポンプ |
| JPH10158798A (ja) * | 1996-11-29 | 1998-06-16 | Nippon Carbon Co Ltd | メッキ浴上ドロスの処理方法ならびにその装置 |
-
1999
- 1999-12-24 JP JP36702299A patent/JP2001181813A/ja active Pending
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0345952U (ja) * | 1989-09-06 | 1991-04-26 | ||
| JPH0392764U (ja) * | 1990-01-11 | 1991-09-20 | ||
| JPH055850U (ja) * | 1991-07-08 | 1993-01-26 | 住友金属工業株式会社 | 溶融めつき浴用ポンプ |
| JP3008331U (ja) * | 1994-08-22 | 1995-03-14 | 日鉄ハード株式会社 | スナウト内異物除去装置 |
| JPH0921394A (ja) * | 1995-07-06 | 1997-01-21 | Kubota Corp | 立軸ポンプ |
| JPH10158798A (ja) * | 1996-11-29 | 1998-06-16 | Nippon Carbon Co Ltd | メッキ浴上ドロスの処理方法ならびにその装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061219 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070601 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090903 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100105 |