JP2001181696A - 低刺激性液体洗浄剤組成物 - Google Patents

低刺激性液体洗浄剤組成物

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JP2001181696A
JP2001181696A JP37102399A JP37102399A JP2001181696A JP 2001181696 A JP2001181696 A JP 2001181696A JP 37102399 A JP37102399 A JP 37102399A JP 37102399 A JP37102399 A JP 37102399A JP 2001181696 A JP2001181696 A JP 2001181696A
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JP
Japan
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sulfur
detergent composition
liquid detergent
anionic surfactant
thickener
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JP37102399A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Murayama
智洋 村山
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Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 含硫黄型アニオン界面活性剤を含み、所望の
粘度、及び起泡性を有し、低刺激性の液体洗浄剤組成物
の提供。 【解決手段】 30〜90重量%の含硫黄型アニオン界
面活性剤成分(A)に、10〜70重量%の増粘剤成分
(B)を添加し、この増粘剤成分(B)として、下記式
(1)の分岐鎖型高級脂肪酸アミドアミンオキシドを用
いて液体洗浄剤組成物を構成する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低刺激性液体洗浄剤
組成物に関するものである。さらに詳しく述べるなら
ば、本発明は、含硫黄アニオン性界面活性剤と、その粘
度及び起泡性などを向上させ、その卵白変性作用を緩和
する効果が高く、かつ低刺激性の増粘剤とを含む低刺激
性液体洗浄剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗浄剤組成物の実用上のハンドリング性
を向上させるために、及び/又はパール剤、研磨剤、水
不溶性の物質を安定に分散させるために、組成物には、
その組成物の粘度を上昇させることが有効であり、この
目的のためにいろいろな増粘剤が配合されている。従来
の主な増粘法としては、無機塩例えば塩化ナトリウムな
どのように、洗浄剤組成物のミセル凝集を促進させる手
法、高分子系増粘剤を配合する手法、及び界面活性剤の
分子間にかかる電気的な相互作用を利用する手法等が知
られている。
【0003】しかしながら、液体洗浄剤組成物に、無機
塩による粘度上昇法を用いる場合は、組成物中の無機塩
濃度が高くなるため、この組成物に高分子系洗浄助剤、
とりわけコンディショニング性に優れたカチオン性高分
子などを併用することが困難になり、このため近年求め
られるコンディショニング性を付与した液体洗浄剤に、
この手法を適用することができない。また、ヒドロキシ
エチルセルロース、POEエステル型高分子に代表され
る高分子系増粘剤を、液体洗浄剤組成物に配合する手法
は、その添加量に比例して粘度上昇が見られるが、経時
的な粘性の消失(紫外線などによる分解)があり、さら
に、洗浄剤組成物に対し、高分子系増粘剤を過度に配合
すると、すすぎ洗いの際に、増粘剤の残留性が強く、使
用後感が悪化する。さらに、界面活性剤の分子間にかか
る電気的な相互作用を利用する手法を液体洗浄剤組成物
に用いられる場合、ベタイン系等の両性界面活性剤とア
ニオン性界面活性剤との組み合わせが、洗浄剤組成物の
配合に代表的によく用いられている。このような活性剤
の組み合わせによる増粘法には、前記他の方法に見られ
る欠点はないが、活性剤の組み合わせと比率の選定が重
要であり、特定の組み合わせ、及び特定の比率の範囲外
では、十分な増粘効果が期待できない。このため、洗浄
剤そのものの性質を自由に調整できなくなるという欠点
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、含硫黄型ア
ニオン性界面活性剤を含有する従来の液体洗浄剤組成物
の問題点、すなわち、低粘度、低起泡性、高い卵白変性
作用などを解消し、適当の粘度及び起泡性を有し、卵白
変性作用がなく、又は低く、低刺激性の液体洗浄剤組成
物を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の低刺激性液体洗
浄剤組成物は、含硫黄型アニオン性界面活性剤成分
(A)と、増粘剤成分(B)とを含有し、前記増粘剤成
分(B)が、下記一般式(1):
【化3】 〔但し、式(1)中、R1 及びR2 は、それぞれ互いに
独立に、4〜12個の炭素原子を含む、飽和又は不飽和
の、直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を表し、R3 及びR4
は、それぞれ互いに独立に、水素原子、又は1〜3個の
炭素原子を含むアルキル基を表し、nは、2又は3の整
数を表す〕により表される分岐鎖型高級脂肪酸アミドア
ミンオキシドからなり、かつ、その含有量が、前記含硫
黄型アニオン性界面活性剤(A)及び前記増粘剤成分
(B)の合計重量の10〜70重量%であることを特徴
とするものである。本発明の低刺激性液体洗浄剤組成物
において、前記含硫黄型アニオン性界面活性剤成分
(A)と前記増粘剤成分(B)との合計含有量が、液体
洗浄剤組成物の重量の0.1〜50重量%であることが
好ましい。本発明の低刺激性液体洗浄剤組成物におい
て、前記含硫黄型アニオン性界面活性剤成分(A)が、
アルキルエーテルサルフェート型界面活性剤、アルキル
サルフェート塩型界面活性剤、アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩型界面活性剤、タウリン型界面活性剤、アシルイ
セチオン酸型界面活性剤、から選ばれた少なくとも1種
を含むことが好ましい。本発明の含硫黄型アニオン性界
面活性剤用増粘剤は、一般式(1)
【化4】 〔但し、式(1)中、R1 及びR2 は、それぞれ互いに
独立に、4〜12個の炭素原子を含み、少なくとも1個
のヒドロキシル基により置換されている、又は置換され
ていない、飽和又は不飽和の炭化水素基を表し、R3
びR4 は、それぞれ互いに独立に、水素原子、又は1〜
3個の炭素原子を含むアルキル基を表し、nは2又は3
の整数を表す〕により表される分岐鎖型高級脂肪酸アミ
ドアミンオキシドを含むことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る一般式(1)の分岐
鎖型高級脂肪酸アミドアミンオキシドは含硫黄型アニオ
ン性界面活性剤水溶液に対して、その卵白変性作用を緩
和する効果のみならず、その粘度を増大する増粘作用を
有するものである。
【0007】式(1)の分枝鎖高級脂肪酸アミドアミン
オキシドは、容易に水と混合することができ、その水溶
液は低温安定性が良好であり、その少量の添加で当該水
溶液の粘度を上昇させる特性を有する。特に式(1)の
分岐鎖高級脂肪酸アミドアミンオキシドを20重量%を
越えない量において水に添加すると、それによる粘度の
上昇は、他の活性剤、例えば、直鎖脂肪酸アミドアミン
オキシドでは見られない高い増粘効果を示すものであ
る。図1に、0.1〜30重量%のイソステアリン酸ア
ミドアミンオキシドの水溶液(pH=7.0)の粘度を
25℃においてB型回転粘度計を用いて測定した結果を
示す。
【0008】一般に、粘度軸を対数尺度とし、各溶質の
濃度に対する粘度をプロットすると、両者の間に比例関
係が認められることが普通である。しかしながら、図1
において、得られた増粘剤混合水溶液は、増粘剤添加量
0.1重量%以上において、ゲル状であって粘弾性を示
し、増粘剤添加量20重量%までの粘度挙動は、増粘剤
の上記通常の挙動と異なり、増粘剤の純分濃度に比例せ
ずに、高い増粘性を示すものである。特にイソステアリ
ン酸アミドアミンオキシドの0.1%水溶液は、きわめ
て低濃度であるにも拘らずゲル状の弾性を示し、その粘
度は、回転粘度計による測定値より高いように体感され
る。図1に示された増粘剤混合組成物は、すべて−5℃
で一週間の経過後も透明な性状を示し、このことから本
発明の増粘剤がその増粘効果において低温安定性に優れ
たものであることが確認された。
【0009】また含硫黄型アニオン性界面活性剤と式
(1)の分枝鎖高級脂肪酸アミドアミンオキシドとの組
み合わせによりきわめて高い増粘効果が得られる機構に
ついては、未だ十分に明らかではないが、式(1)の分
枝鎖高級脂肪酸アミドアミンオキシドは、その水溶液に
おいて、水との間に増粘構造を形成して、増粘する特性
を有し、かつそれが、親水性の高いアミンオキシド基を
有するため、それと、含硫黄型アニオン性界面活性剤の
アニオンの電荷中心との相互作用により含硫黄型アニオ
ン性界面活性剤の水溶液の粘度を著しく増大させるもの
と推測される。
【0010】式(1)で示される分枝鎖高級脂肪酸アミ
ドアミンオキシドにおいて、R1 及びR2 は、それぞれ
互いに独立に、4〜12個の、好ましくは6〜10個の
炭素原子を含む、飽和又は不飽和の、直鎖又は分岐鎖の
炭化水素基を表し、R3 及びR4 は、それぞれ互いに独
立に、水素原子、又は1〜3個の炭素原子を含有するア
ルキル基、すなわち、メチル基、エチル基及びプロピル
基を表し、nは2又は3の整数を表す。式(1)の化合
物において、R3 及びR4 がともにメチル基であり、n
=3である場合、当該化合物は、その原料が入手しやす
いという利点を有する。また、R1 及びR2 は、それぞ
れ、例えばヘプチル基、2−イソヘプチル基、ノニル
基、オクチル基、デシル基、イソノニル基及びイソオク
チル基などから選ばれることが好ましい。式(1)の化
合物としては、イソステアリン酸アミドアミンオキシド
及びイソミリスチン酸アミドアミンオキシド(いずれも
n=3、R3 ,R4 =メチル基)から選ばれることが好
ましい。
【0011】本発明に用いられる含硫黄型界面活性剤と
しては、アルキルエーテルサルフエート塩類、アルキル
サルフェート塩類、アルキルベンゼンスルホン酸塩類、
タウリン型活性剤、及びアシルイセチオン酸類が挙げら
れる。
【0012】本発明の液体洗浄剤組成物において、増粘
剤成分(B)の含有量は、含硫黄型界面活性剤成分
(A)及び増粘剤成分(B)の合計重量の10〜70重
量%、好ましくは15〜50重量%である。含硫黄型界
面活性剤成分(A)と増粘剤成分(B)の合計重量に対
する増粘剤成分(B)の含有量の重量比(B)/(A+
B)が10%未満になると得られる液体洗浄剤組成物に
対する増粘剤成分(B)の増粘効果及び泡沫安定性が不
十分になる。また、前記重量比(B)/(A+B)が7
0重量%をこえると、得られる組成物の初期起泡性を著
しく低下させ、泡の安定性も不十分になる。増粘剤成分
(B)はその化学構造において、大きな疎水性基を有
し、かつ親水性基が分子構造の中央部に存在するため、
低起泡性であることが予想されるが、重量比(B)/
(A+B)が10〜70重量%の範囲内にあるとき、得
られる組成物の起泡性及び泡の安定性を実用上十分なレ
ベルに保持しつつ、高い増粘効果を示すことができる。
本発明の洗浄剤組成物において、含硫黄型アニオン性界
面活性剤成分(A)と増粘剤成分(B)との合計含有量
は、洗浄剤組成物の重量に対し、0.1〜50重量%で
あることが好ましく、5〜30重量%であることが更に
好ましい。それが0.1重量%未満であると、得られる
組成物は十分な起泡性及び洗浄力を有する液状洗浄剤に
ならないことがあり、またそれが50重量%をこえる
と、得られる洗浄剤組成物のゲル化又は活性剤成分の結
晶析出が発生するという不都合を生ずることがある。ま
た、本発明の液体洗浄剤組成物は、その式(1)の増粘
剤成分(B)とは異なる他の増粘剤を併用してもよい。
また本発明の液体洗浄剤組成物には、式(1)の化合物
の合成の際に副生する他の化合物が含まれていてもよ
い。
【0013】すなわち十分な起泡性を保ち、或いは十分
な起泡安定性を示し、かつ十分な増粘効果を発現する式
(1)の分岐鎖型高級脂肪酸アミドアミンオキシド化合
物の配合比率は、含硫黄型アニオン界面活性剤成分
(A)と増粘剤成分(B)との合計重量に対して、10
〜70%であり、このような配合比率において得られる
組成物は洗浄剤として有用である。分枝鎖型高級脂肪酸
アミドアミンオキシド化合物の含有比率が組成物全量に
対し20〜60%となるとき、得られる組成物は、より
高い粘度を発現する。
【0014】また、式(1)の分枝鎖型高級脂肪酸アミ
ドアミンオキシド化合物の、組成物全重量に対する含有
比率が85〜95%の場合においても増粘性を示すが、
この配合比率では得られる洗浄剤組成物の、起泡性が抑
制され、低起泡性を求められる洗浄剤には使用できるが
起泡性を重視される洗浄剤組成物には適していない。
【0015】本発明の液体洗浄剤組成物には、その増粘
効果を損ねない範囲で、通常化粧品に用いられる他の成
分、例えば、動物、植物、魚貝類、又は微生物に由来す
る抽出物、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ類、炭
化水素類、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル類、
シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性
剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水
溶性高分子、増粘剤、皮膜形成剤、紫外線吸収剤、消炎
剤、金属封鎖剤、低級アルコール、糖類、アミノ酸類、
有機アミン類、合成樹脂エマルジョン、pH調整剤、皮
膚栄養剤、ビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、及
び香料などの一種乃至は2種以上を必要に応じて用いて
もよい。
【0016】前記動物、植物、魚貝類、又は微生物に由
来する抽出物は、例えば茶エキス、アロエエキス、イチ
ョウエキス、センブリエキス、ヨモギエキス、ニンニク
エキス、オウゴンエキス、ローズマリーエキス、ニンジ
ンエキス、ヘチマエキス、胎盤抽出物、乳酸菌培養抽出
物、及び海草エキス等の抽出物、及びこれらの抽出物の
有効成分を精製したものを包含する。
【0017】前記粉末成分としては、無機粉末、及び無
機粉末を包含し、この無機粉末は、例えば、タルク、カ
オリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲
母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーキュ
ムライト、炭酸マグネシウム、珪酸ジルコニウム、珪酸
アルミニウム、珪酸バリウム、珪酸カルシウム、珪酸亜
鉛、珪酸マグネシウム、珪酸ストロンチウム、タングス
テン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫
酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、燐酸
カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイ
ト、セラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜
鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウ
ム等)、窒化ホウ素等を包含し、また、前記有機粉末と
しては、例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉
末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉
末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合
体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エ
チレン粉末、セルロース粉末などを包含する。さらに粉
末成分は無機顔料、例えば二酸化チタン、酸化亜鉛、酸
化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄、γ−酸化鉄、黄酸化
鉄、黄土、黒酸化鉄、カーボンブラック、低次酸化チタ
ン、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット、酸化
クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト、群青、紺青
等を包含する。
【0018】さらに、粉末成分は、パール顔料、例え
ば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッ
ドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、
着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマ
ス、魚鱗箔などを包含し、また、金属粉末顔料、例えば
アルミニウムパウダー、カッパーパウダーなどを包含
し、さらに有機顔料、例えば赤色201号、赤色202
号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色
226号、赤色228号、赤色405号、橙色203
号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、青色
404号、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤
色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505
号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202
号、黄色203号、緑色3号、青色1号などを包含し、
さらに天然色素、例えばクロロフィル、β−カロチンな
どを包含する。
【0019】これらの粉末成分はそのままでも配合でき
るが、メチルハイドロジェンポリシロキサンやシランカ
ップリング剤等のシリコーン処理、金属石鹸処理、又は
パーフルオロアルキル燐酸ジエタノールアミン塩やパー
フルオロアルキルシランなどのフッ素処理などによる疎
水化処理粉末として用いてもよい。
【0020】前記液体油脂としては、例えばアボガド
油、ツバキ油、グレープシード油、タートル油、マカデ
ィミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ
油、ヒマワリ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシッ
ク油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、
サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶
実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、
ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グ
リセリン、トリイソパルミチン酸グリセリンなどを用い
ることができる。
【0021】前記固体油脂としては、例えばカカオ脂、
ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬
化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核脂、硬
化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油などを用いるこ
とができる。
【0022】前記ロウ類としては、例えばミツロウ、カ
ンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロ
ウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラ
ノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、
サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリ
ン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホバロウ、硬質ラノリ
ン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテ
ル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレ
ステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリ
コール、及びPOE水添ラノリンアルコールエーテルな
どを用いることができる。
【0023】前記炭化水素類としては、例えば流動パラ
フィン、オゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラ
フィン、セレシン、スクワラン、ワセリン、マイクロク
リスタリンワックスなどを包含する。また前記高級脂肪
酸としては、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、12
−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油
脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、パーム脂肪酸、パーム核脂肪
酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エ
イコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、などを包含
する。また前記高級アルコールとしては、前記高級脂肪
酸に対応する高級アルコールを用いることができる。
【0024】前記エステル類は合成エステル油を包含
し、この合成エステル油としては、例えばミリスチン酸
イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチ
ルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸
ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチ
ル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデ
シル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ス
テアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、
12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−
エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリス
リトール脂肪酸エステル、ジカプリン酸ネオペンチルグ
リコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチ
ルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル
酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリ
メチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペ
ンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキシル酸グリ
セリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘ
キシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、ト
リ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油
脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、セトステア
リルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸−
2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N
−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシ
ルエステル、アジピン酸−2−ヘプチルウンデシル、エ
チルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、
ミリスチン酸−2−ヘキシルデシル、パルミチン酸−2
−ヘキシルデシル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、
セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸−2−エチルヘキ
シル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸
トリエチルなどが包含される。
【0025】前記シリコーンとしては、例えばジメチル
シリコーンオイル、たとえばメチルポリシロキサン、オ
クタメチルトリシロキサン、高重合度メチルポリシロキ
サン。環状ポリシロキサン、たとえばデカメチルポリシ
ロキサン、ドデカメチルポリシロキサン、テトラメチル
テトラハイドロジェンポリシロキサン。ポリエーテル変
性シリコーン、たとえば、ジメチルシロキサン・メチル
(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、ジメチル
シロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン
・メチル(ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合
体。アミノ変性シリコーン、たとえばアモジメチコー
ン。その他メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイ
ドロジェンポリシロキサン、トリメチルシロキシ珪酸、
3次元網目構造を形成しているシリコン樹脂、及びシリ
コンゴムなどが挙げられる。
【0026】前記アニオン活性剤としては、本発明に用
いられる含硫黄型アニオン性界面活性剤を除き例えば脂
肪酸セッケン、例えばセッケン用素地、ラウリン酸ナト
リウム、パルミチン酸ナトリウム、ヤシカリセッケン。
N−アシルアミノ酸塩、たとえばラウロイルサルコシン
ナトリウム、ラウロイルグリシンナトリウム、ラウロイ
ル−β−アラニンナトリウム、ラウロイル−N−メチル
−β−アラニンナトリウム、ヤシ脂肪酸シルクペプチド
などが用いられる。また前記アニオン界面活性剤は、リ
ン酸エステル塩、たとえばPOEオレイルエーテルリン
酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸、PO
Eラウリルアミドエーテルリン酸ナトリウムなどを包含
し、さらにラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナ
トリウム、カゼインナトリウムなどを包含する。
【0027】前記カチオン性界面活性剤としては、例え
ばアルキルトリメチルアンモニウム塩類、たとえば塩化
ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリ
メチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニ
ウム、またジアルキルジメチルアンモニウム塩類、たと
えば塩化ジステアリルジメチルアンモニウム塩、さらに
アルキルピリジウム塩類、たとえば塩化セチルピリジウ
ム、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、塩化ベ
ンゼトニウムなど、さらに塩化ベンザルコニウムなどを
包含する。
【0028】前記両性界面活性剤としては、アミドアミ
ン系両性界面活性剤、たとえば2−ウンデシル−N−カ
ルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウム
ベタイン、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−
N‘−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、
N−ヤシ脂肪酸アシル−N‘−カルボキシエチル−N
‘−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウムな
ど;アミド酢酸ベタイン型両性界面活性剤、たとえばヤ
シ脂肪酸アミドプロピルベタイン、ミリスチン酸アミド
プロピルベタインなど;アミンオキサイド型両性界面活
性剤、たとえばラウリルトリメチルアミンオキシド、ラ
ウリン酸アミドプロピルアミンオキシドなど;並びにア
ルキル酢酸ベタイン型両性界面活性剤、などがあげられ
る。
【0029】前記非イオン界面活性剤としては、グリセ
リン脂肪酸エステル類、たとえばモノステアリン酸グリ
セリル、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、モノ
イソステアリン酸グリセリルなど;ポリオキシエチレン
グリセリン脂肪酸エステル類、たとえばモノステアリン
酸POEグリセリル、モノオレイン酸POEグリセリル
など;ポリグリセリン脂肪酸エステル類、たとえばモノ
ステアリン酸ジグリセリル、トリステアリン酸テトラグ
リセリル、ペンタステアリン酸デカグリセリルなど;ソ
ルビタン脂肪酸エステル類、たとえばモノラウリン酸ソ
ルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、モノオレイ
ン酸ソルビタンなど;ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル類、たとえばモノヤシ脂肪酸POEソルビ
タン、トリステアリン酸POEソルビタン、トリオレイ
ン酸POEソルビタンなど;ポリオキシエチレンソルビ
ット脂肪酸エステル類、たとえばモノラウリン酸POE
ソルビット、テトラオレイン酸POEソルビットなど;
ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、たとえばモ
ノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン
酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレ
ングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール
など;ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、たとえ
ばPOEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、P
OEステアリルエーテルなど;ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル類、たとえばPOE
・POPセチルエーテル、POE・POPデシルテトラ
デシルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル類、POEノニルフェニルエーテル、POEオ
クチルフェニルエーテル、POE分鎖オクチルフェニル
エーテルなど;ポリオキシエチレンアルキルアミン類、
たとえばPOEステアリルアミン、POEオレイルアミ
ンなど;脂肪酸アルカノールアミド類、たとえばヤシ脂
肪酸ジエタノールアミド、ヤシ脂肪酸モノエタノールア
ミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪
酸ジエタノールアミドなど;ポリオキシエチレンアルカ
ノールアミド類、たとえばPOEラウリン酸モノエタノ
ールアミド、POEヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、
POE牛脂脂肪酸モノエタノールアミドなど;その他ア
セチレングリコール、POEアセチレングリコール、P
OEラノリン、POEラノリンアルコール、POEヒマ
シ油、POE硬化ヒマシ油、POEフィトステロール、
POEコレスタノール、POEノニルフェニルホルムア
ルデヒド縮合物などが挙げられる。
【0030】前記添加成分のうち、他の成分は、通常の
洗浄剤に用いられているものから、本発明の効果を損じ
ないものを適宜に選択使用すればよい。
【0031】
【実施例】本発明を実施例により更に説明する。
【0032】製造例1 (1)イソステアリルアミドプロピルジメチルアミンオ
キシド(ISAAOと記す)の調製 4つ口フラスコにイソステアリン酸331.75g(1.15mol)を
入れ、窒素気流下に、N,N-ジメチルアミノプロピルアミ
ン152.76g(1.495mol:1.3当量) を滴下して混合した。こ
の混合液を60℃に加熱し、2時間攪拌した後、攪拌を停
止し、一夜間静置した。翌日この混合液を、窒素気流下
において150 〜160 ℃に加熱し、4 時間攪拌後、これを
0.5mmHg に減圧し更に1.5 時間攪拌して反応系からアミ
ンを除去した。その後反応系を60℃まで放冷し、イソス
テアリルアミドプロピルジメチルアミン422.28g(収率9
8.5%) を得た。
【0033】4つ口フラスコに、先に製造したイソステ
アリルアミドプロピルジメチルアミン318.17g(0.836mo
l) と、蒸留水692.41g と、ヒドロキシエタンジホスホ
ン酸2.87g(0.0084mol:0.01等量) とを入れ、この混合物
を60℃に加熱した。この加熱混合物に過酸化水素水86.5
5g(0.88mol:1.05 等量) を1 時間かけて滴下した。反応
系にかなりはげしいゲル化を生じた。この反応系を90℃
に加熱し一晩攪拌した。翌日反応液を30℃まで放冷し、
イソステアリルアミドプロピルジメチルアミンオキシド
の30%水溶液1100.00gを得た。
【0034】実施例1〜8及び比較例1〜4 実施例1〜8及び比較例1〜4の各々において、含硫黄
型アニオン界面活性剤の代表としてラウリルエーテルサ
ルフェート(SLESと記す)を用い、これと前記製造
例1で製造されたISAAOとを表1に記載の割合で配
合して、液体洗浄剤組成物を調製した。 (1)増粘効果、起泡性 得られた組成物水溶液について、そのロス−マイルス起
泡を力測定(40℃、活性剤純分0.25%,蒸留水で
の初期起泡力)かつB型回転粘度計(25℃)によるで
粘度を測定した。その結果を、表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】表1に示されるように、本発明の範囲外の
組成を有する比較例1〜4の組成物において、増粘性と
起泡力の両測定値は不満足なものであった。しかし、本
発明に係る実施例1〜8の組成物は満足できる増粘性と
起泡力を示した。更に、実施例1のサンプルと比較例4
のサンプルの、泡の安定性を比較するため、時間−泡高
さの関係を初期起泡力を100とした相対強度で比較し
たところ、下記表2に示されているように、式(1)の
分枝鎖型高級脂肪酸アミドアミンオキシド化合物が配合
されていない比較例4に比較して、実施例1のサンプル
の起泡安定性が優れている事が確認され、即ち、式
(1)の分枝鎖型高級脂肪酸アミドアミンオキシド化合
物自身は低起泡性であるが、含硫黄型アニオン型界面活
性剤の起泡安定性を上昇させる性能がある事が、確認さ
れた。
【0037】
【表2】
【0038】(2)SLESの卵白変性特性に対する緩
和 ISAAOによるSLESの卵白変性に対する緩和効果
を、下記のようにテストした。鶏卵の卵白を分離し、均
一になるように、気泡を巻き込まない程度に攪拌した。
カラザその他の不溶性物質を50メッシュ金網で濾過除去
して、均一な卵白を得た。次にこの卵白を50g ビーカー
にとり、これに刺激試験に供する実施例1〜8及び比較
例1〜4のサンプルを加え攪拌した。その後、この混合
物を静置し、2分後に測色色差計で透過光量に比例するL
値を読みとり、下記式により刺激値を算出した。 刺激値=(LB−LS)/LB [但し上式中、LBはブランク卵白のL 値を示し、L S
はサンプル添加後のL値を示す] 各測定サンプルにおいて、ラウリルエーテルサルフェー
ト(SLES)の含有量は、常に0.075g 一定に保持され
た。測定サンプル中のイソステアリルアミドプロピルジ
メチルアミンオキシド(ISAAO)の添加量は、供試
組成物中のISLAOとSELSとの合計重量に対する
ISLAOの重量%で示した。例えばISLAOの比率
%が50%であるサンプルは、卵白50gに対して活性
剤乾燥純分でSLES0.075g,ISAAO0.0
75gを加える事になる。
【0039】測定結果を表3に示す。
【表3】
【0040】表3のデータをグラフ化して図2に示す。
表3及び図2から明らかなように、SLES組成物中の
ISAAOの配合比率が高まるにつれて、刺激値が低下
している。極小値がISAAO比率50%付近に認めら
れた。ISAAOの添加により、含硫黄型アニオン界面
活性剤組成物系の増粘、起泡安定性の向上だけでなく、
含硫黄型アニオン活性剤の卵白変性作用を緩和する効果
を有する事が確認された。
【0041】実施例9 下記組成のボディシャンプーを調製した。低刺激性ボディシャンプー ヤシ脂肪酸・アルギニン塩 4.00% イソステアロイルアミドアミンオキシド(ISAAO) 30%溶液 15.00% 塩化ベンザルコニウム 50%溶液 1.00% グリセリン 3.00% ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム塩 25% 20.00% ラウロイル−β−アラニンナトリウム塩 10.00% ラウリン酸ジエタノールアマイド 2.00% クエン酸 pH=7.5とする量 EDTA 2ナトリウム 0.20% 精製水 100%とする量 上記配合成分のすべてを混合し、80℃まで加熱して均
一に溶解させた後冷却した。この組成物において、ISAA
O の配合量はサルフェートとISAAOとの合計重量に
対して約43重量%であった。この組成物を卵白変性試
験に供したところその刺激値は32であって、ISAA
Oの刺激緩和効果が確認された。
【0042】実施例10 下記組成のパール光沢シャンプーを調製した。パール光沢シャンプー ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩 25%溶液 18.40% イソステアロイルアミドアミンオキサイド 30%溶液 20.00% ラウリン酸−N−メチル−β−アラニンナトリウム塩 30% 16.60% エチレングリコールジステアレート 1.50% ステアリン酸モノエタノールアミド 0.50% 椰子脂肪酸ジエタノールアマイド 3.00% カチオン化セルロース 0.25% ピロクトンオラミン 0.75% メチルパラベン 0.20% プロピルパラベン 0.10% クエン酸 pH=6.0とする量 EDTA 2ナトリウム 0.20% 精製水 100%とする量 すべての配合成分を混合し、80℃まで加熱して均一に
溶解させた後冷却した。この組成物中のISAAO の配合量
はサルフェートとISAAOの合計重量に対して52重
量%であった。この組成物を卵白変性試験に供したとこ
ろその刺激値は3に測定され、きわめて低いものであっ
た。
【0043】実施例11 下記組成の弱酸性低刺激性透明ゲル状洗顔剤を調製し
た。弱酸性低刺激性透明ゲル状洗顔剤 イソステアロイルアミドアミンオキシド 30%溶液 33.00% ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム塩 25% 40.00% ラウロイル−β−アラニントリエタノールアミン塩 10.00% ミリスチン酸・アルギニン塩 3.00% ラウリン酸ジエタノールアマイド 2.00% グリセリン 3.00% クエン酸 pH=6.0とする量 EDTA 2ナトリウム 0.20% 精製水 100%とする量 すべての配合成分を混合し、80℃まで加熱して均一に
溶解させた後冷却した。この組成物におけるISAAO の配
合量はサルフェートとISAAOの合計重量に対して4
5重量%であった。この組成物を卵白変性試験に供した
ところ刺激値は6に測定され、きわめて低いものであっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体洗浄剤組成物における、式(1)
の分岐鎖型高級脂肪酸アミドアミンオキシドの純分濃度
と、組成物の粘度との関係の一例を示すグラフ。
【図2】本発明の液体洗浄剤組成物における、式(1)
の分岐鎖型高級脂肪酸アミドアミンオキシドの添加率
と、組成物の卵白変性刺激値との関係の一例を示すグラ
フ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/32 C11D 3/32 Fターム(参考) 4C083 AC122 AC242 AC302 AC392 AC482 AC532 AC582 AC641 AC642 AC662 AC692 AC781 AC782 AC791 AC852 AD132 CC23 CC38 DD27 EE10 4H003 AB03 AB10 AB18 AB20 AB23 AB27 AB31 AB46 AC13 AC17 AE05 BA12 DA02 EB05 EB08 EB09 EB16 EB17 EB42 ED02 FA02 FA18 FA30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含硫黄型アニオン性界面活性剤成分
    (A)と、増粘剤成分(B)とを含有し、 前記増粘剤成分(B)が、下記一般式(1): 【化1】 〔但し、式(1)中、R1 及びR2 は、それぞれ互いに
    独立に、4〜12個の炭素原子を含む、飽和又は不飽和
    の、直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を表し、R3 及びR4
    は、それぞれ互いに独立に、水素原子、又は1〜3個の
    炭素原子を含むアルキル基を表し、nは、2又は3の整
    数を表す〕により表される分岐鎖型高級脂肪酸アミドア
    ミンオキシドからなり、かつ、その含有量が、前記含硫
    黄型アニオン性界面活性剤成分(A)及び前記増粘剤成
    分(B)の合計重量の10〜70重量%であることを特
    徴とする液体洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記含硫黄型アニオン性界面活性剤
    (A)及び前記増粘剤成分(B)の合計含有量が、液体
    洗浄剤組成物の重量の0.1〜50重量%である、請求
    項1に記載の低刺激性液体洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記含硫黄型アニオン性界面活性剤成分
    (A)が、アルキルエーテルサルフェート型界面活性
    剤、 アルキルサルフェート塩型界面活性剤、 アルキルベンゼンスルホン酸塩型界面活性剤、 タウリン型界面活性剤、 アシルイセチオン酸型界面活性剤、 から選ばれた少なくとも1種を含む、請求項1に記載の
    低刺激性液体洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 下記一般式(1): 【化2】 〔但し、式(1)中、R1 及びR2 は、それぞれ互いに
    独立に、4〜12個の炭素原子を含み、少なくとも1個
    のヒドロキシル基により置換されている、又は置換され
    ていない、飽和又は不飽和の炭化水素基を表し、R3
    びR4 は、それぞれ互いに独立に、水素原子、又は1〜
    3個の炭素原子を含むアルキル基を表し、nは2又は3
    の整数を表す〕により表される分岐鎖型高級脂肪酸アミ
    ドアミンオキシドを含む、含硫黄型アニオン性界面活性
    剤用増粘剤。
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