JP2001181073A - 粒状培土混合ケイ酸質肥料 - Google Patents

粒状培土混合ケイ酸質肥料

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JP2001181073A JP36412199A JP36412199A JP2001181073A JP 2001181073 A JP2001181073 A JP 2001181073A JP 36412199 A JP36412199 A JP 36412199A JP 36412199 A JP36412199 A JP 36412199A JP 2001181073 A JP2001181073 A JP 2001181073A
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Kazuo Yoshida
一男 吉田
Keiji Tada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 育苗段階でも効果的に使用でき、しかも育苗
における根の発育が良く、施肥操作を省力化することが
できるイネ科植物用ケイ酸質肥料を提供すること、およ
び軽量気泡コンクリート端材などの廃材を原料として再
利用することと、廃材を原料とした安価なケイ酸質肥料
を提供することである。 【解決手段】 水熱合成して得られるケイ酸カルシウム
水和結晶を含有するケイ酸質材と培土を混合し、造粒し
てなる粒状培土混合ケイ酸質肥料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イネ科などの植物
に用いるケイ酸質肥料とその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】イネや麦などのイネ科植物は、多量にケ
イ酸を吸収することが知られている。例えば、イネの藁
の乾燥物中にケイ酸が15%程度も含まれている。イネ
科植物においてはケイ酸が不足すると、表皮細胞のケイ
化が少なくなり、茎が弱くなって倒伏が起こりやすく、
また、イモチ病などの病気にかかり易くなる。そのため
ケイ酸質肥料は、水稲肥料として主に水田で広く用いら
れている。
【0003】ケイ酸質肥料は、イネ以外にも麦、サトウ
キビ、トウモロコシなどにも効果があることが知られて
いる。肥料成分としてケイ酸が注目され出したのは、昭
和30年ごろで、そのころから製鉄工業の副産物である
鉱さいが利用され出した。現在では、ケイ酸質肥料とし
ては、鉱さいおよび軽量気泡コンクリートが用いられて
いる。しかし、鉱さいや軽量気泡コンクリートは、水溶
液スラリーのpHが11以上のアルカリ性を示すため、
pH4〜6の酸性土壌を好むこれらイネ科の植物にとっ
て必ずしも好ましいケイ酸質肥料とは言えない。鉱さい
および軽量気泡コンクリートをケイ酸質肥料として用い
る場合には、アルカリ性が強いため、アルカリ性の影響
があまり出ない広い水田や畑に施肥する用途に限らなけ
ればならない。
【0004】しかし、イネ科植物の育成上は、育苗段階
でのケイ酸質肥料の施肥効果も大きく、育苗段階で施肥
できるケイ酸質肥料が望まれている。苗の段階でケイ酸
が不足すると茎の強度が弱く、苗の発育上良くないばか
りでなく、田植機で苗をしっかり植え付けにくいという
問題がある。ケイ酸質肥料は、アルカリ性が強いためこ
れを中和して用いる方法が特開平10−273666号
公報および特開平11−137074号公報に開示され
ている。特開平10−273666号公報では、軽量気
泡コンクリートなどの多孔質ケイ酸カルシウム水和物を
含有するケイ酸質材を、硫酸および/またはリン酸で処
理して中和し、ケイ酸質肥料としてばかりでなく保水材
としても使用している。また、特開平11−13707
4号公報では、pHを3.5〜8.0に調整した多孔質
ケイ酸カルシウム水和物を施肥する水稲育苗方法であ
る。これらの方法は、中和しているため、育苗段階で使
用できると考えられるが、育苗で用いる場合育苗におけ
る培土と混合して施肥するため、人工的に加工した破砕
状ケイ酸質肥料もしくは破砕状微粉を造粒したケイ酸質
肥料が直接根に触れて、根の発育が充分では無いばかり
か、根上がりや種子露出の割合が増えると言う問題があ
った。また、水稲育苗において、新たにケイ酸質肥料を
施肥する操作が増え、施肥の作業が煩雑となる問題もあ
った。
【0005】また、特開平11−157967号では、
pH(5%スラリ−)が3.0〜8.0であるシリカゲ
ル又はシリカゾルなどのシリカを主成分とする肥料、並
びにこの肥料を苗床の土壌3kg当たり200g〜80
0g混和する施用方法が開示されている。特開平11−
157967号では、純粋なシリカゲルまたはシリカゾ
ルを使用するため、中性ではあるが、水ガラスを原料に
使用するため製造工程が煩雑で、廃材などを原料に使用
できないため、結果として製造コストが高く、汎用肥料
として使いにくい。また、水稲育苗段階で、新たにケイ
酸質肥料を施肥する操作が増え、施肥の作業が煩雑とな
る問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、育苗
段階でも効果的に使用でき、しかも育苗における根の発
育が良く、施肥操作を省力化することができる新しいイ
ネ科植物用ケイ酸質肥料を提供することである。また本
発明の課題は、軽量気泡コンクリート端材などの廃材を
原料として再利用することと、廃材を原料とした安価な
ケイ酸質肥料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者らは、軽量気泡コンクリート端材などの水
熱合成して得られるケイ酸カルシウム水和結晶を含有す
るケイ酸質材の廃材を用いて、育苗にも田畑にも使える
ケイ酸質肥料を鋭意研究した結果、軽量気泡コンクリー
ト端材などの水熱合成して得られるケイ酸カルシウム水
和結晶を含有するケイ酸質材を粉砕した後、水稲育苗で
用いる培土粉と混合して造粒した培土混合ケイ酸質肥料
造粒品が、根の発育が良く、育苗の発芽時において根上
がりや種子の露出割合が低いことを見出し、本発明に至
った。
【0008】即ち、本発明は、(1) 水熱合成して得
られるケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケイ酸質材
と培土を混合し、造粒してなることを特徴とする粒状培
土混合ケイ酸質肥料、(2) pHが3.5〜8.0で
あることを特徴とする上記(1)の粒状培土混合ケイ酸
質肥料、(3) 水熱合成して得られるケイ酸カルシウ
ム水和結晶を含有するケイ酸質材を破砕して得られた粉
末状ケイ酸質材と培土とを混合し、造粒することを特徴
とする粒状培土混合ケイ酸質肥料の製造方法、(4)
粉末状ケイ酸質材を酸で中和することを特徴とする上記
(3)の粒状培土混合ケイ酸質肥料の製造方法、(5)
上記(1)又は(2)の粒状培土混合ケイ酸質肥料を
育苗床または栽培土壌用肥料として用いることを特徴と
するイネ科植物の栽培方法、である。
【0009】また、軽量気泡コンクリートなどに含有す
るケイ酸カルシウムを中和したものを直接肥料に用いる
と、中和で生ずる金属塩が外部溶液に溶出して、イネ科
植物が金属塩障害を起こすことがある。本発明の粒状培
土混合ケイ酸質肥料は、粉末状ケイ酸質材と培土を混合
して造粒しているため、ケイ酸質造粒物中に中和するこ
とにより生じる金属塩を含んでいる場合でも、金属塩が
イオン交換基を有する粘土質の培土に吸着して、粒状培
土混合ケイ酸質肥料の外部溶液に溶出しない。よって、
培土混合ケイ酸質肥料が、水田や育苗床の塩分濃度上昇
を引き起こし、イネ科植物の塩過剰障害の原因になるこ
とはない。
【0010】また、本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥料
は、粉末状ケイ酸質材と培土を混合して造粒しているた
め、育苗において、培土混合ケイ酸質肥料をそのまま、
苗床として使用できる。よって、育苗において、箱底に
ケイ酸肥料を施肥したうえに培土を覆って苗床とした
り、ケイ酸肥料と培土を均一に混合して苗床とする手間
が省け、施肥の省力化ができる。さらには、肥料原料と
して軽量気泡コンクリートなどの水熱合成して得られる
ケイ酸質カルシウム水和結晶を含有するケイ酸質材の廃
材をリサイクル原料として用いることができるため、シ
リカゲルやシリカゾルに比べ原料が容易に手に入り、製
造工程が簡易で、結果として低コストでケイ酸質肥料を
供給することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥
料とは、水熱合成して得られるケイ酸カルシウム水和結
晶を含有するケイ酸質材と培土を混合し、造粒してなる
粒状のケイ酸質肥料をいう。また、水熱合成して得られ
るケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケイ酸質材を中
和してpHを調整した後に、中和ケイ酸質材と培土の混
合物を造粒して得られるpH3.5〜8.0の粒状のケ
イ酸質肥料も本発明の培土混合ケイ酸質肥料である。
【0012】本発明の水熱合成して得られるケイ酸カル
シウム水和結晶を含有するケイ酸質材とは、オートクレ
ーブ水蒸気養生で得られるケイ酸カルシウム水和結晶を
含むものであり、一般的には、トバモライト、ゾノトラ
イト、ジャイロライト、ヒレブランライトなどが挙げら
れる。本発明の水熱合成して得られるケイ酸質材中に含
まれるケイ酸カルシウム水和結晶は、以下に示すピクリ
ン酸/塩酸溶解法で定量することができる。本発明によ
る水熱合成して得られるケイ酸カルシウム水和結晶を含
有するケイ酸質材とは、具体的には、ピクリン酸/塩酸
溶解法で定量したケイ酸カルシウム水和結晶の含有量
が、5重量%〜100重量%のケイ酸質材をいう。
【0013】ピクリン酸/塩酸溶解法の手順を以下に示
す。 (a)ケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケイ酸質材
を粉砕して、60℃乾燥機中で3日乾燥させ、乾燥後ふ
るい目の開き90μmと32μmのふるいでふるい分け
を行い、ふるいにより粒径32〜90μmに調整した微
粉サンプルAを得る。 (b)ピクリン酸15gとメチルアルコール500ml
を混合した液に、微粉サンプルAを2g添加して、室温
で3時間撹拌して、スラリー液Aを得る。 (c)スラリー液AをJIS規格検定5種Bの濾紙で濾
過して濾過液を取り、濾過液を110℃乾燥機中で蒸発
乾固させ、その蒸発乾固物Aを得る。 (d)蒸発乾固物Aを2規定塩酸200mlに完全に溶
解し、溶液Aを得る。溶液Aのケイ素(Si)濃度とカ
ルシウム(Ca)濃度をICP発光分析法で定量する。
溶液Aのケイ素(Si)がすべてケイ酸(SiO2)か
ら由来し、溶液Aのカルシウム(Ca)がすべて酸化カ
ルシウム(CaO)から由来するとして、溶液A中のケ
イ酸重量と酸化カルシウム重量の和をグラム単位で求
め、ケイ酸カルシウム重量Aとする。
【0014】(e)60℃の2規定塩酸100mlに微
粉サンプルAを2g添加して、60℃で15分撹拌して
スラリー液Bを得る。 (f)スラリー液BをJIS規格検定5種Bの濾紙で濾
過して濾過液を取り、濾過液を110℃乾燥機中で蒸発
乾固させ、その蒸発乾固物Bを得る。 (g)蒸発乾固物Bを2規定塩酸200mlに完全に溶
解し、溶液Bを得る。溶液Bのケイ素(Si)濃度とカ
ルシウム(Ca)濃度をICP発光分析法で定量する。
溶液Bのケイ素(Si)がすべてケイ酸(SiO2)か
ら由来し、溶液Bのカルシウム(Ca)がすべて酸化カ
ルシウム(CaO)から由来するとして、溶液B中のケ
イ酸重量と酸化カルシウム重量の和をグラム単位で求
め、ケイ酸カルシウム重量Bとする。 (h)ケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケイ酸質材
のケイ酸カルシウム水和結晶の含有重量%を以下の式で
求める。 式:ケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケイ酸質材の
ケイ酸カルシウム水和結晶の含有重量%=[(ケイ酸カ
ルシウム重量B−ケイ酸カルシウム重量A)/2]×1
00 ケイ酸カルシウム水和物には、非結晶質の一般にCSH
ゲル呼ばれるものと、結晶質のケイ酸カルシウム水和結
晶がある。非結晶質のCSHゲルおよびケイ酸カルシウ
ム水和結晶ともに2規定塩酸に溶けるが、薄いピクリン
酸のメチルアルコール溶液には、非結晶質のCSHゲル
のみ溶け、ケイ酸カルシウム水和結晶は溶けない。この
原理を利用して、ピクリン酸/塩酸溶解法では、ケイ酸
カルシウム水和結晶を定量できる。
【0015】本発明者らは、ケイ酸カルシウム水和結晶
の含有量の異なるケイ酸質材1重量部に対して培土1重
量部を混合したものを、イネ育苗用の苗床として育苗試
験を行い、イネ育苗水溶液中に溶出するケイ酸量とイネ
の苗に取り込まれるケイ酸量を測定した。その結果、ピ
クリン酸/塩酸溶解法で定量したケイ酸カルシウム水和
結晶の含有量が高いケイ酸質材ほど、イネ育苗水溶液中
のケイ酸溶出濃度が高く、稲にこのケイ酸が多く取り込
まれ、イネの発育が良いことを見出した。
【0016】そこで、本発明では、主成分である水熱合
成して得られるケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケ
イ酸質材として、ピクリン酸/塩酸溶解法で定量したケ
イ酸カルシウム水和結晶の含有量が高いものを用いてい
ることが好ましい。ケイ酸質材のピクリン酸/塩酸溶解
法で定量したケイ酸カルシウム水和結晶の含有量は、5
〜100重量%が好ましく、20〜100重量%がより
好ましく、40〜100重量%がさらに好ましい。ケイ
酸質材のピクリン酸/塩酸溶解法で定量したケイ酸カル
シウム水和結晶の含有量が5重量%より少ないと、ケイ
酸質肥料としての効果が少なく、適当ではない。
【0017】ケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケイ
酸質材として、軽量気泡コンクリート板、ゾノトライト
やトバモライトからなるケイカル板などを用いることも
できる。ケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケイ酸質
材は、ケイ酸と酸化カルシウムなどのカルシウム成分に
水を加えてをスラリー状にしたものを、半硬化させ、オ
ートクレ−ブ水蒸気気養生を行い、得ることができる。
たとえば、ケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケイ酸
質材は、珪石、セメント、生石灰、水を主原料とし、石
膏、原料混合物の解砕屑等を必要に応じて添加して混合
したスラリー(以下、コンクリートスラリーという。)
に、さらに気泡や軽量骨材など添加したセメント系混合
物を半硬化させて、オートクレーブ養生して作ることが
できる。
【0018】該コンクリートスラリーに気泡を混入させ
ることは必須ではないが、気泡を混入させた方が、オー
トクレーブ水蒸気養生処理するときに蒸気が入り易く、
ケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケイ酸質材ができ
やすい。コンクリートスラリーに気泡を混入させるさせ
る方法としては、コンクリートスラリーにアルミニウム
粉などの起泡剤を混入させて発泡させる方法を用いても
よく、あらかじめ発泡させた気泡をコンクリートスラリ
ーに混入する方法を用いても良い。
【0019】セメント系混合物を半硬化させる方法とし
ては、セメント系混合物を10〜70℃程度の温度で養
生して、養生時間を調整することにより適当な圧縮強度
の半硬化材を得る。この半硬化材の圧縮強度は、0.0
5〜0.4MPaが好ましい。半硬化材の圧縮強度をこ
の範囲に調整することによりケイ酸カルシウム水和結晶
ができやすい。ここでいう圧縮強度とは、JIS A
5416に準じて測定した圧縮強度である。
【0020】さらに、半硬化材をオートクレーブ水蒸気
養生して、ケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケイ酸
質材を得る。オートクレーブ水蒸気養生は、温度140
〜400℃の温度で行う水蒸気養生が好ましく、170
〜190℃の温度で行う水蒸気養生がより好ましい。オ
ートクレーブ水蒸気養生温度が高ければ高いほど、半硬
化材を硬化させる時間は短くて良いが、400℃より高
い場合には、水和結晶物を形成しにくくケイ酸カルシウ
ム水和結晶の含有量が少なくなり適当ではない。また、
オートクレーブでの水蒸気養生温度が140℃未満の場
合には、ケイ酸カルシウム水和結晶ができにくく、適当
でない。
【0021】本発明では、水熱合成して得られたケイ酸
カルシウム水和結晶を含有するケイ酸質材を酸で中和し
たものも好ましく用いることができる。ケイ酸カルシウ
ム水和結晶を含有するケイ酸質材を中和する酸は特に限
定しないが、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸、炭酸、酢酸な
どの酸が挙げられ、中でも硫酸、リン酸、炭酸が好まし
い。硫酸、リン酸、炭酸でケイ酸カルシウム水和結晶を
含有するケイ酸質材を中和すると水に溶解しにくい塩を
作るため、後から塩を洗浄して除去する操作を省くこと
ができる。中和は、得られた粒状のケイ酸質造粒物10
重量部を蒸留水50重量部に攪拌、分散して7日経過
後、20℃の液相部のpHが3.5〜8.0の範囲にな
るように、好ましくは、pHが4〜7の範囲になるよう
にケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケイ酸質材を中
和する。
【0022】本発明でいう培土とは、イネ科植物を育て
る土を言い、市販の水稲育苗培土、山土、水田土壌等が
挙げられる。山土、水田土壌を培土とする場合は、適
宜、土壌消毒を行ったものが好ましい。本発明の培土の
粒径は、造粒が行える程度であれば良く、特に限定しな
いが、目開き250μmのふるいを通過する程度の細か
い粒径に調整することが好ましい。本発明の粒状培土混
合ケイ酸質肥料は、水熱合成して得られるケイ酸カルシ
ウム水和結晶を含有するケイ酸質材と培土を混合して粒
状にしたものであり、ケイ酸カルシウム水和結晶を含有
するケイ酸質材と培土がバインダーを介して粒状の構造
になっている。
【0023】本発明で粒状培土混合ケイ酸質肥料を形成
するバインダーは、粒状培土混合ケイ酸質肥料の粒状形
状を維持できるものであれば特に限定しない。このバイ
ンダーとしてゼラチン、糖蜜、ポリビニルアルコール、
リグニン、ベントナイト、石膏、カルボキシメチルセル
ロース、水性アクリル系エマルジョン樹脂、スチレンブ
タジエン共重合系エマルジョン樹脂などが挙げられる。
バインダーの含有割合は、施肥時の形状維持や育苗にお
ける形状維持などの用途により異なるため、本発明で
は、特に限定しないが、粒状培土混合ケイ酸質肥料にお
けるバインダー固形分の含有量は1〜20重量%が好ま
しく、バインダー固形分の含有量は1〜10重量%がよ
り好ましい。バインダーを多量に使用するとコスト高に
なるばかりかイネ科植物の生理特性上好ましくない場合
もあるので、バインダー固形分の含有量は、粒状培土混
合ケイ酸質肥料に対して20重量%以下が好ましい。ま
たバインダー固形分の含有量が粒状培土混合ケイ酸質肥
料に対して1重量%より少ないと、粒硬度が小さく、肥
料運搬中に壊れるなど、肥料を扱う上で好ましくない。
【0024】本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥料のケイ
酸カルシウム水和結晶を含有するケイ酸質材と培土の割
合は、乾燥重量で培土100重量部に対してケイ酸カル
シウム水和結晶を含有するケイ酸質材10〜1000重
量部であることが好ましい。ケイ酸カルシウム水和結晶
を含有するケイ酸質材が10重量部より少ない場合は、
肥料としてケイ酸をイネ科植物に供給する効果が少な
く、適当ではない。また、ケイ酸カルシウム水和結晶を
含有するケイ酸質材が1000重量部より多い場合に
は、培土を混合して根の発育を促進させる効果が少な
く、適当ではない。
【0025】本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥料の粒径
は、特に限定しないが、肥料に用いるには、粒径0.5
mm〜30mmが好ましく、粒径1mm〜10mmがよ
り好ましい。粒径が0.5mmより小さいと施肥すると
きに飛散して目や口などに入り易く、また通気性、通水
性の観点からも適当ではない。また、粒径が30mmよ
り大きいと撒きにくく、育苗などに用いるには、粒径が
大きすぎて根になじみにくく適当ではない。
【0026】本発明でいうpHが3.5〜8.0である
粒状培土混合ケイ酸質肥料とは、粒状培土混合ケイ酸質
肥料10重量部を蒸留水50重量部に粒状の形状が壊れ
ない程度に撹拌、分散して7日経過後、20℃にて測定
した液相部のpHが3.5〜8.0であるケイ酸質肥料
をいう。酸で中和したケイ酸カルシウム水和結晶を含有
するケイ酸質材を培土と共に造粒の原料に用いることに
よって、粒状培土混合ケイ酸質肥料のpHを3.5〜
8.0に、好ましくはpHを4.0〜7.0にすること
ができる。
【0027】粒状培土混合ケイ酸質肥料のpHを3.5
〜8.0に、好ましくはpHを4.0〜7.0に調整す
ることにより、イネ科植物の育成に適したpHで肥料効
果を得ることができる。すなわち、肥料のpHが3.5
より小さいと根の伸長障害が起こり易く、pHが4.0
以上であれば根の伸長障害は非常に起こりにくい。また
肥料のpHが8.0を越えるとムレ苗、徒長苗の原因に
なり、好ましくなく、pHが7.0以下であればムレ
苗、徒長苗は殆ど起こらないのでより好ましい。
【0028】次に本発明の培土混合ケイ酸質肥料の製造
方法を示す。ケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケイ
酸質材を粉砕した粉末状ケイ酸質材と培土とを均一に混
合した粉体を、パン造粒機、転動式造粒機に入れ、回転
または撹拌させながら、バインダーを溶液またはスラリ
ーで散布して造粒する通常の造粒方法で、造粒を行い、
粒状培土混合ケイ酸質肥料を得る。バインダー溶液また
はバインダースラリーの溶媒は、特に限定しないが、水
が好ましく、アルコールやその他の有機溶媒などを用い
ることができる。アルコールや有機溶媒は、イネ科植物
の育成を妨げる原因となることがあるため、これらの溶
媒を用いる場合には造粒後に乾燥を充分におこなうこと
が好ましい。
【0029】バインダーが粉末状の場合は、ケイ酸カル
シウム水和結晶を含有するケイ酸質材を粉砕した粉末状
ケイ酸質材と培土を混合したものに、バインダーをさら
に混合して、水などの溶媒を噴霧しながら造粒を行って
も良い。この時噴霧する溶媒は、造粒できるものであれ
ば良いため特に限定しないが、水が好ましく、アルコー
ルやその他の有機溶媒などを用いることができる。アル
コールや有機溶媒は、イネ科植物の育成を妨げる原因と
なることがあるため、これらの溶媒を用いる場合には造
粒後に乾燥を充分におこなうことが好ましい。
【0030】造粒を行うためのケイ酸カルシウム水和結
晶を含有するケイ酸質材および培土の粒径は、造粒が行
える程度であれば良く、使用する造粒装置の種類や大き
さによって異なるが、一般的には細かければ細かいほど
造粒が容易であり、目開き250μmのふるいを通過す
る程度の細かい粒径に調整することが好ましい。造粒し
た後は、水などの溶媒を乾燥させて、本発明の粒状培土
混合ケイ酸質肥料を得る。
【0031】pHが3.5〜8.0の培土混合ケイ酸質
肥料の製造は、ケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケ
イ酸質材を破砕して得られる粉末状ケイ酸質材を酸で中
和した後に、培土を混合して、造粒して作ることができ
る。本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥料の使用方法とし
ては、 本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥料をイネ科植物の
苗床へ敷設して、育苗後に苗床ごと栽培土壌に植える方
法、 本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥料をイネ科植物の
栽培土壌に散布する方法、 本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥料を水田の一又は
数カ所に局所的に敷設する方法、などが挙げられる。
【0032】の本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥料を
イネ科植物の苗床へ敷設する場合には、該ケイ酸質肥料
を培土の代わりに用い、該ケイ酸質肥料に窒素、リン
酸、カリ肥料を加え、必要に応じて病原菌や害虫防止剤
などを加え、苗床とし、その苗床の上に催芽籾を播き、
培土または該ケイ酸質肥料で覆土する方法がある。ま
た、本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥料と培土と適当な
割合で混合したものに、窒素、リン酸、カリ肥料を加
え、必要に応じて病原菌や害虫防止剤などを加え、苗床
とし、その苗床の上に催芽籾を播き、培土または該ケイ
酸質肥料で覆土する方法がある。該ケイ酸質肥料と培土
を混合する場合の混合割合は、特に限定しないが、該ケ
イ酸質肥料100重量部に対し、培土5000重量部以
下が好ましく、培土30〜1000重量部がより好まし
い。培土はケイ酸質肥料に比べ安価なため、培土の量が
多いほど育苗コストはかからないが、培土が多いと該ケ
イ酸質肥料の効果が無く適当ではない。すなわち、培土
が5000重量部を越えると該ケイ酸質肥料の効果が少
なく、適当ではない。
【0033】の本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥料を
イネ科植物の栽培土壌に散布する場合には、栽培土壌1
000m2当たり本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥料を
10〜1000kg施肥することが好ましい。本発明の
培土混合ケイ酸質肥料の施肥量が、栽培土壌1000m
2当たり10kgより少ない場合には、該ケイ酸質肥料
の効果が少ない。また、該ケイ酸質肥料の施肥量が、栽
培土壌1000m2当たり1000kgより多い場合に
は、必要以上に肥料を多く施肥することになり、経済的
に好ましくない。の本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥
料を水田の一又は数カ所に局所的に敷設する場合には、
例えば、水田の取水口付近に該ケイ酸質肥料を敷設する
ことが好ましい。該ケイ酸質肥料を敷設する量は、水田
1000m2当たり本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥料
を10〜1000kg施肥することが好ましい。該ケイ
酸質肥料の施肥量が、水田1000m2当たり10kg
より少ない場合には、該ケイ酸質肥料の効果が少ない。
また、本発明の粒状培土混合ケイ酸質肥料の施肥量が、
水田1000m2当たり1000kgより多い場合に
は、必要以上に肥料を多く施肥することになり、経済的
に好ましくない。
【0034】
【実施例】以下実施例により本発明の粒状培土混合ケイ
酸質肥料とその製造方法を説明する。なお本実施例で使
用した測定法は、以下の通りである。 (1)圧縮強度 JIS A 5416に準じて測定した値。 (2)ピクリン酸/塩酸溶解法によるケイ酸カルシウム
水和結晶を含有するケイ酸質材中のケイ酸カルシウム水
和結晶の含有量。以下の手順でケイ酸カルシウム水和結
晶を含有するケイ酸質材中のケイ酸カルシウム水和結晶
の含有量(重量%)を求めた。 (a)ケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケイ酸質材
サンプルを粉砕して、60℃乾燥機中で3日乾燥させ、
乾燥後ふるい目の開き90μmと32μmのふるいでふ
るい分けを行い、ふるいにより粒径32〜90μmに調
整した微粉サンプルAを得る。 (b)ピクリン酸15gとメチルアルコール500ml
を混合した液に、微粉サンプルAを2g添加して、室温
で3時間撹拌して、スラリー液Aを得る。
【0035】(c)スラリー液AをJIS規格検定5種
Bの濾紙で濾過して濾過液を取り、濾過液を110℃乾
燥機中で蒸発乾固させ、その蒸発乾固物Aを得る。 (d)蒸発乾固物Aを2規定塩酸200mlに完全に溶
解し、溶液Aを得る。溶液Aのケイ素(Si)濃度とカ
ルシウム(Ca)濃度をICP発光分析法で定量する。
溶液Aのケイ素(Si)がすべてケイ酸(SiO2)か
ら由来し溶液Aのカルシウム(Ca)がすべて酸化カル
シウム(CaO)から由来するとして、溶液A中のケイ
酸重量と酸化カルシウム重量の和をグラム単位で求め、
ケイ酸カルシウム重量Aとする。 (e)60℃の2規定塩酸100mlに微粉サンプルA
を2g添加して、60℃で15分撹拌してスラリー液B
を得る。 (f)スラリー液BをJIS規格検定5種Bの濾紙で濾
過して濾過液を取り、濾過液を110℃乾燥機中で蒸発
乾固させ、その蒸発乾固物Bを得る。 (g)蒸発乾固物Bを2規定塩酸200mlに完全に溶
解し、溶液Bを得る。溶液Bのケイ素(Si)濃度とカ
ルシウム(Ca)濃度をICP発光分析法で定量する。
溶液Bのケイ素(Si)がすべてケイ酸(SiO2)か
ら由来し、溶液Bのカルシウム(Ca)がすべて酸化カ
ルシウム(CaO)から由来するとして、溶液B中のケ
イ酸重量と酸化カルシウム重量の和をグラム単位で求
め、ケイ酸カルシウム重量Bとする。
【0036】(h)ケイ酸カルシウム水和結晶を含有す
るケイ酸質材中のケイ酸カルシウム水和結晶の含有量
(重量%)を以下の式で求める。 式:ケイ酸質材中のケイ酸カルシウム水和結晶の含有重
量%=[(ケイ酸カルシウム重量B−ケイ酸カルシウム
重量A)/2]×100 (3)苗の地上部のケイ酸含有率 苗の地上部を80℃乾燥器中で恒量になるまで充分に乾
燥させた苗乾物1gを取り、10gの無水炭酸ナトリウ
ムを加え、混合してから白金るつぼに移し、加熱してア
ルカリ溶融する。放冷後白金るつぼの中の固塊を熱蒸留
水で溶かす。さらに熱蒸留水で溶かした溶液に、塩酸と
蒸留水を加え、塩酸0.5規定の200mlの溶液Dを
得る。この溶液D中のケイ素(Si)濃度をICP発光
分析法で定量する。溶液D中のケイ素(Si)がすべて
ケイ酸(SiO2)から由来するとして、溶液D中のケ
イ酸重量Dを求める。ケイ酸重量Dは、苗乾物1g中の
ケイ酸重量であるため、ケイ酸重量Dから苗の地上部の
ケイ酸含有率を重量%で求める。 (4)苗床ブロック崩壊率 全国農業協同組合連合会の園芸葉育苗培土品質評価項目
のブロック崩壊率に準じた測定方法である。苗の地上部
を切断した後、床土ごと苗を苗箱から取り出し、直径1
0cmの円柱形(高さを苗床の厚さ)にコア抜きしたも
のを2.5mの高さから落とし、崩壊した部分の重量割
合を示す。
【0037】
【実施例1】珪石53重量部、生石灰7.5重量部、セ
メント37重量部、乾燥石膏2.5重量部、これら固形
分100重量部に対し水70重量部、アルミ粉末0.0
60重量部を混合したものを、スラリー状にして、型枠
に注入した。このスラリー状のものを40℃の恒温室に
入れ、硬化時間を調整して、圧縮強度が0.1MPaの
半硬化状気泡コンクリート材を得た。
【0038】この半硬化状気泡コンクリート材を、室温
から180℃に昇温2時間、180℃定温5時間、18
0℃から室温に降温3時間かけて、オートクレーブ水蒸
気養生を行い軽量気泡コンクリート板を得た。この軽量
気泡コンクリート板は、本発明でいう水熱合成して得ら
れたケイ酸カルシウム水和結晶を含有するケイ酸質材で
ある。この軽量気泡コンクリート板を粉砕して、目開き
250μmのふるいでふるい、ふるいを通過した軽量気
泡コンクリート粉(粉末状ケイ酸質材)を得た。
【0039】この軽量気泡コンクリート粉5kgと蒸留
水15kgを混合し、さらに12規定硫酸を3520m
l加えて撹拌し、7日後に、そのスラリー上澄みの20
℃におけるpHを測定したところ7.0であった。この
中和した軽量気泡コンクリートスラリーを5種Cの濾紙
で濾過して、濾紙上の固体部分を60℃で3日乾燥さ
せ、恒量になるまで水分を除いて中和した軽量気泡コン
クリート粉を得た。この中和した軽量気泡コンクリート
粉を、目開き250μmのふるいでふるい、ふるいを通
過した中和した軽量気泡コンクリート粉(粉末状ケイ酸
質材)を得た。この中和した軽量気泡コンクリート粉
は、本発明でいう水熱合成して得られたケイ酸カルシウ
ム水和結晶を含有するケイ酸質材である。この中性化し
た粉末状ケイ酸質材のケイ酸カルシウム水和結晶の含有
量をピクリン酸/塩酸溶解法で測定したところ、46重
量%であった。
【0040】この中性化した粉末状ケイ酸質材100重
量部と培土粉末100重量部を混合した混合粉を、日本
アイリッヒ(株)製アイリッヒミキサーR−02型ミキ
サーを用いて造粒を行い、造粒品を作った。造粒では、
ミキサーで中性化した粉末状ケイ酸質材を回転させなが
ら蒸留水を噴霧して造粒した。この時用いた培土粉末
は、水稲育苗用培土である片倉チッカリン(株)製の粒
状ぱあるまっとを粉砕して、乾燥した後、目開き250
μmのふるいで通過した粉状の培土である。造粒におけ
るバインダーは、水性アクリル系エマルジョン樹脂であ
る旭化成工業(株)製のポリトロンU154(樹脂固形
分60重量%、)を用いた。バインダーである水性アク
リル系エマルジョン樹脂を水で20培に希釈したもの
を、造粒中に噴霧して造粒し、60℃乾燥器中で1日乾
燥後、粒状培土混合ケイ酸質肥料を得た。粒状培土混合
ケイ酸質肥料は、目開き2.00mmと4.75mmの
ふるいを用いてふるい、ふるい径2.00〜4.75m
mの粒状培土混合ケイ酸質肥料を得た。
【0041】該粒状培土混合ケイ酸質肥料中のバインダ
ーである水性アクリル系エマルジョン樹脂の固形分重量
%は、造粒に噴霧した水性アクリル系エマルジョン樹脂
希釈水溶液の量から、粒状培土混合ケイ酸質肥料の2.
0重量%であった。この粒状培土混合ケイ酸質肥料20
gに蒸留水100gを加え、撹拌、分散して7日経過
後、20℃にて測定した液相部のpHは、6.8であっ
た。この粒状培土混合ケイ酸質肥料3000gと、初期
抑制型混合肥料である旭化成工業(株)製苗箱まかせN
K301−100(30−0−10)700g、立ち枯
れ防止剤である三共(株)製タチガレエース6gを混合
し、1苗箱用の床土とした。さらに床土には、速攻性肥
料として硫酸アンモニウム、リン酸−石灰、塩化カリウ
ムを添加し、窒素、リン酸、カリが1苗箱当たり各1.
5gになるように調整した。この苗床の厚さは、2cm
程度であった。
【0042】この上に催芽籾(こしひかり)140gを
均一に播き、充分灌水し、水稲育苗培土である片倉チッ
カリン(株)製の粒状ぱあるまっと1200gで覆土し
て育苗の設置をした。播種3日後に出芽苗における種子
露出または根上りの割合と出芽率を測定し表1に示し
た。さらに播種後22日間苗を育てた。苗の葉色や、障
害など外観上の問題は無かった。この苗の草丈、苗地上
部のケイ酸含有率を測定した結果を表1に示す。また根
の張り具合を調べるためブロック崩壊率を測定した結果
も表1に示す。
【0043】表1から判るように、本実施例の粒状培土
混合ケイ酸質肥料を施肥したものは、これを使用しない
表2の比較例に比べ、苗の草丈および苗地上部のケイ酸
含有率が大きく、成長が良い。さらには、根の張り具合
を調べたブロック崩壊率も、比較例に比べて小さく、根
の張り具合が比較例に比べ良いことが判った。本発芽試
験では、ケイ酸質肥料を用いない表2の比較例1と同様
の良好な結果であり、障害など観察されなかった。
【0044】
【実施例2】軽量気泡コンクリート粉5kgと蒸留水1
5kgを混合し、さらに12規定硫酸を3540ml加
え、そのスラリー上澄みのpHを6.0に調整した以外
は、実施例1と同様にしてふるい径2.00〜4.75
mmの粒状培土混合ケイ酸質肥料を作成した。中和軽量
気泡コンクリート粉のケイ酸カルシウム水和結晶の含有
量(重量%)をピクリン酸/塩酸溶解法で測定したとこ
ろ、45重量%であった。粒状培土混合ケイ酸質肥料中
のバインダーである水性アクリル系エマルジョン樹脂の
固形分重量%は、粒状培土混合ケイ酸質肥料の2.2重
量%であった。この粒状培土混合ケイ酸質肥料のpH
は、5.9であった。
【0045】この粒状培土混合ケイ酸質肥料3000g
を用いて、実施例1と同様に苗床を作り、育苗の設置を
した。播種3日後に出芽苗における種子露出または根上
りの割合と出芽率を測定し表1に示した。さらに播種後
22日間苗を育てた。苗の葉色や、障害など外観上の問
題は無かった。この苗の草丈、苗地上部のケイ酸含有
率、を測定した結果を表1に示す。また根の張り具合を
調べるためブロック崩壊率を測定した結果も表1に示
す。
【0046】表1から判るように、本実施例の粒状培土
混合ケイ酸質肥料を施肥したものは、これを使用しない
表2の比較例に比べ、苗の草丈および苗地上部のケイ酸
含有率が大きく、成長が良い。さらには、根の張り具合
を調べたブロック崩壊率も、比較例に比べて小さく、根
の張り具合が比較例に比べ良いことが判った。本発芽試
験では、ケイ酸質肥料を用いない表2の比較例1と同様
の良好な結果であり、障害など観察されなかった。
【0047】
【実施例3】軽量気泡コンクリート粉5kgと蒸留水1
5kgを混合し、さらに12規定硫酸を3560ml加
え、そのスラリー上澄みのpHを5.0に調整した以外
は、実施例1と同様にしてふるい径2.00〜4.75
mmの粒状培土混合ケイ酸質肥料を作成した。中和軽量
気泡コンクリート粉中のケイ酸カルシウム水和結晶の含
有量(重量%)をピクリン酸/塩酸溶解法で測定したと
ころ、44重量%であった。粒状培土混合ケイ酸質肥料
中のバインダーである水性アクリル系エマルジョン樹脂
の固形分重量%は、粒状培土混合ケイ酸質肥料の2.4
重量%であった。この粒状培土混合ケイ酸質肥料のpH
は、5.0であった。
【0048】この粒状培土混合ケイ酸質肥料3000g
を用いて、実施例1と同様に苗床を作り、育苗の設置を
した。播種3日後に出芽苗における種子露出または根上
りの割合と出芽率を測定し表1に示した。さらに播種後
22日間苗を育てた。苗の葉色や、障害など外観上の問
題は無かった。この苗の草丈、苗地上部のケイ酸含有
率、を測定した結果を表1に示す。また根の張り具合を
調べるためブロック崩壊率を測定した結果も表1に示
す。
【0049】表1から判るように、本実施例の培土混合
ケイ酸質肥料を施肥したものは、これを使用しない表2
の比較例に比べ、苗の草丈および苗地上部のケイ酸含有
率が大きく、成長が良い。さらには、根の張り具合を調
べたブロック崩壊率も、比較例に比べて小さく、根の張
り具合が比較例に比べ良いことが判った。本発芽試験で
は、ケイ酸質肥料を用いない表2の比較例1と同様の良
好な結果であり、障害など観察されなかった。
【0050】
【実施例4】軽量気泡コンクリート粉5kgと蒸留水1
5kgを混合し、さらに12規定硫酸を3570ml加
え、そのスラリー上澄みのpHを4.0に調整した以外
は、実施例1と同様にしてふるい径2.00〜4.75
mmの粒状培土混合ケイ酸質肥料を作成した。中和軽量
気泡コンクリート粉のケイ酸カルシウム水和結晶の含有
量(重量%)をピクリン酸/塩酸溶解法で測定したとこ
ろ、44重量%であった。粒状培土混合ケイ酸質肥料中
のバインダーである水性アクリル系エマルジョン樹脂の
固形分重量%は、粒状培土混合ケイ酸質肥料の2.2重
量%であった。この粒状培土混合ケイ酸質肥料のpH
は、4.2であった。
【0051】この粒状培土混合ケイ酸質肥料3000g
を用いて、実施例1と同様に苗床を作り、育苗の設置を
した。播種3日後に出芽苗における種子露出または根上
りの割合と出芽率を測定し表1に示した。さらに播種後
22日間苗を育てた。苗の葉色や、障害など外観上の問
題は無かった。この苗の草丈、苗地上部のケイ酸含有
率、を測定した結果を表1に示す。また根の張り具合を
調べるためブロック崩壊率を測定した結果も表1に示
す。
【0052】表1から判るように、本実施例の培土混合
ケイ酸質肥料を施肥したものは、これを使用しない表2
の比較例に比べ、苗の草丈および苗地上部のケイ酸含有
率が大きく、成長が良い。さらには、根の張り具合を調
べたブロック崩壊率も、比較例に比べて小さく、根の張
り具合が比較例に比べ良いことが判った。本発芽試験で
は、ケイ酸質肥料を用いない表2の比較例1と同様の良
好な結果であり、障害など観察されなかった。
【0053】
【実施例5】本実施例では、軽量気泡コンクリート粉と
して、旭化成工業(株)製ヘーベルライトの施工現場廃
材を粉砕したものを用いた。旭化成工業(株)製ヘーベ
ルライトの施工現場廃材をハンマーでたたいて粗粉砕し
て、内部の補強ラス網部と軽量気泡コンクリート部を分
離した。この軽量気泡コンクリート部を粉砕して、目開
き250μmのふるいでふるい、ふるいを通過した軽量
気泡コンクリート粉(粉末状ケイ酸質材)を得た。
【0054】この現場廃材から得た軽量気泡コンクリー
ト粉5kgと蒸留水15kgを混合し、さらに12規定
硫酸を3060m加えて撹拌し、7日後に、そのスラリ
ー上澄みの20℃におけるpHを測定したところ5.5
であった。この中和した軽量気泡コンクリートスラリー
を実施例1と同様に処理して、中和軽量気泡コンクリー
ト粉(粉末状ケイ酸質材)を得た。この中和軽量気泡コ
ンクリート粉のケイ酸カルシウム水和結晶の含有量(重
量%)をピクリン酸/塩酸溶解法で測定したところ、4
0重量%であった。
【0055】この粉末状ケイ酸質材を用いて、実施例1
と同様の方法で造粒して、ふるい径2.00〜4.75
mmの粒状培土混合ケイ酸質肥料を得た。粒状培土混合
ケイ酸質肥料中のバインダーである水性アクリル系エマ
ルジョン樹脂の固形分重量%は、粒状培土混合ケイ酸質
肥料の2.5重量%であった。この粒状培土混合ケイ酸
質肥料のpHは、5.3であった。この粒状培土混合ケ
イ酸質肥料3000gを用いて、実施例1と同様に苗床
を作り、育苗の設置をした。播種3日後に出芽苗におけ
る種子露出または根上りの割合と出芽率を測定し表1に
示した。さらに播種後22日間苗を育てた。苗の葉色
や、障害など外観上の問題は無かった。この苗の草丈、
苗地上部のケイ酸含有率、を測定した結果を表1に示
す。また根の張り具合を調べるためブロック崩壊率を測
定した結果も表1に示す。
【0056】表1から判るように、本実施例の粒状培土
混合ケイ酸質肥料を施肥したものは、これを使用しない
表2の比較例に比べ、苗の草丈および苗地上部のケイ酸
含有率が大きく、成長が良い。さらには、根の張り具合
を調べたブロック崩壊率も、比較例に比べて小さく、根
の張り具合が比較例に比べ良いことが判った。本発芽試
験では、ケイ酸質肥料を用いない表2の比較例1と同様
の良好な結果であり、障害など観察されなかった。
【0057】
【比較例1】本比較例では、本発明の粒状培土混合ケイ
酸質肥料を用いないで育苗試験を行った結果を示す。水
イネ育苗培土である片倉チッカリン(株)製の粒状ぱあ
るまっと3000gを実施例1の粒状培土混合ケイ酸質
肥料の代わりに用いた以外は、実施例1と同様の育苗試
験を行った。片倉チッカリン(株)製の粒状ぱあるまっ
と3000gを用いて、実施例1と同様に苗床を作り、
育苗の設置をした。播種3日後に出芽苗における種子露
出または根上りの割合と出芽率を測定し表2に示した。
さらに播種後22日間苗を育てた。苗の葉色や、障害な
ど外観上の問題は無かった。この苗の草丈、苗地上部の
ケイ酸含有率、を測定した結果を表2に示す。また根の
張り具合を調べるためブロック崩壊率を測定した結果も
表2に示す。発芽試験では、表1の実施例1〜5と同様
の良好な結果であり、障害など観察されなかった。
【0058】
【比較例2】本比較例では、本発明の粒状培土混合ケイ
酸質肥料を用いないで、培土を混合しないpH6.8の
ケイ酸質肥料を用いて育苗試験を行った結果を示す。実
施例1と同様に作成したpH7.0に中性化した粉末状
ケイ酸質材を用いて、培土を混合せずに造粒した以外
は、実施例1と同様にしてふるい径2.00〜4.75
mmのケイ酸質肥料を作成した。ケイ酸質肥料中のバイ
ンダーである水性アクリル系エマルジョン樹脂の固形分
重量%は、ケイ酸質肥料の2.2重量%であった。この
ケイ酸質肥料のpHは、6.8であった。
【0059】この粒状のケイ酸質肥料1500gと、水
稲育苗培土である片倉チッカリン(株)製の粒状ぱある
まっと1500gを混合したものを実施例1の培土混合
ケイ酸質肥料に置き換えて用いた以外は実施例1と同様
の方法で苗床を作り、育苗の設置をした。播種3日後に
出芽苗における種子露出または根上りの割合と出芽率を
測定し表2に示した。発芽試験では表2と表1から、本
比較例は実施例1〜5より良くないことが判る。さらに
播種後22日間苗を育てた。苗の葉色や、障害など外観
上の問題は無かった。この苗の草丈、苗地上部のケイ酸
含有率、を測定した結果を表2に示す。また根の張り具
合を調べるためブロック崩壊率を測定した結果も表2に
示す。
【0060】
【比較例3】本比較例では、本発明の粒状培土混合ケイ
酸質肥料を用いないで、培土を混合しないpH5.9の
ケイ酸質肥料を用いて育苗試験を行った結果を示す。実
施例1と同様に作成したpH6.0の中性化した粉末状
ケイ酸質材を用いて、培土を混合せずに造粒した以外
は、実施例1と同様にしてふるい径2.00〜4.75
mmのケイ酸質肥料を作成した。ケイ酸質肥料中のバイ
ンダーである水性アクリル系エマルジョン樹脂の固形分
重量%は、ケイ酸質肥料の2.4重量%であった。この
ケイ酸質肥料のpHは、5.9であった。
【0061】この粒状のケイ酸質肥料1500gと水稲
育苗培土である片倉チッカリン(株)製の粒状ぱあるま
っと1500gを混合したものを実施例1の培土混合ケ
イ酸質肥料に置き換えて用いた以外は実施例1と同様の
方法で苗床を作り、育苗の設置をした。播種3日後に出
芽苗における種子露出または根上りの割合と出芽率を測
定し表2に示した。発芽試験では表2と表1から、本比
較例は実施例1〜5より良くないことが判る。さらに播
種後22日間苗を育てた。苗の葉色や、障害など外観上
の問題は無かった。この苗の草丈、苗地上部のケイ酸含
有率、を測定した結果を表2に示す。また根の張り具合
を調べるためブロック崩壊率を測定した結果も表2に示
す。
【0062】
【比較例4】本比較例では、本発明の粒状培土混合ケイ
酸質肥料を用いないで、培土を混合しないpH5.0の
ケイ酸質肥料を用いて育苗試験を行った結果を示す。実
施例1と同様に作成したpH5.0の中性化した粉末状
ケイ酸質材を用いて、培土を混合せずに造粒した以外
は、実施例1と同様にしてふるい径2.00〜4.75
mmのケイ酸質肥料を作成した。ケイ酸質肥料中のバイ
ンダーである水性アクリル系エマルジョン樹脂の固形分
重量%は、ケイ酸質肥料の2.1重量%であった。この
ケイ酸質肥料のpHは、5.0であった。
【0063】この粒状のケイ酸質肥料1500gと水稲
育苗培土である片倉チッカリン(株)製の粒状ぱあるま
っと1500gを混合したものを実施例1の培土混合ケ
イ酸質肥料に置き換えて用いた以外は実施例1と同様の
方法で苗床を作り、育苗の設置をした。播種3日後に出
芽苗における種子露出または根上りの割合と出芽率を測
定し表2に示した。発芽試験では表2と表1から、本比
較例は実施例1〜5より良くないことが判る。さらに播
種後22日間苗を育てた。苗の葉色や、障害など外観上
の問題は無かった。この苗の草丈、苗地上部のケイ酸含
有率、を測定した結果を表2に示す。また根の張り具合
を調べるためブロック崩壊率を測定した結果も表2に示
す。
【0064】
【比較例5】本比較例では、本発明の粒状培土混合ケイ
酸質肥料を用いないで、培土を混合しないpH4.1の
ケイ酸質肥料を用いて育苗試験を行った結果を示す。実
施例1と同様に作成したpH4.0の中性化した粉末状
ケイ酸質材を用いて、培土を混合せずに造粒した以外
は、実施例1と同様にしてふるい径2.00〜4.75
mmのケイ酸質肥料を作成した。ケイ酸質肥料中のバイ
ンダーである水性アクリル系エマルジョン樹脂の固形分
重量%は、ケイ酸質肥料の2.0重量%であった。この
ケイ酸質肥料のpHは、4.1であった。
【0065】この粒状のケイ酸質肥料1500gと水稲
育苗培土である片倉チッカリン(株)製の粒状ぱあるま
っと1500gを混合したものを実施例1の培土混合ケ
イ酸質肥料に置き換えて用いた以外は実施例1と同様の
方法で苗床を作り、育苗の設置をした。播種3日後に出
芽苗における種子露出または根上りの割合と出芽率を測
定し表2に示した。発芽試験では表2と表1から、本比
較例は実施例1〜5より良くないことが判る。さらに播
種後22日間苗を育てた。苗の葉色や、障害など外観上
の問題は無かった。この苗の草丈、苗地上部のケイ酸含
有率、を測定した結果を表2に示す。また根の張り具合
を調べるためブロック崩壊率を測定した結果も表2に示
す。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】
【発明の効果】本発明の培土を混合したケイ酸質肥料を
施肥したものは、これを用いないものに比べ、発芽試
験、苗の成長、草丈、苗地上部のケイ酸含有率、根の張
り具合において、総合的に優れた結果を示し、本発明の
培土を混合したケイ酸質肥料がイネ科植物に優れた効果
を示すことが判った。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水熱合成して得られるケイ酸カルシウム
    水和結晶を含有するケイ酸質材と培土を混合し、造粒し
    てなることを特徴とする粒状培土混合ケイ酸質肥料。
  2. 【請求項2】 pHが3.5〜8.0であることを特徴
    とする請求項1記載の粒状培土混合ケイ酸質肥料。
  3. 【請求項3】 水熱合成して得られるケイ酸カルシウム
    水和結晶を含有するケイ酸質材を破砕して得られた粉末
    状ケイ酸質材と培土とを混合し、造粒することを特徴と
    する粒状培土混合ケイ酸質肥料の製造方法。
  4. 【請求項4】 粉末状ケイ酸質材を酸で中和することを
    特徴とする請求項3記載の粒状培土混合ケイ酸質肥料の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の粒状培土混合ケイ
    酸質肥料を育苗床または栽培土壌用肥料として用いるこ
    とを特徴とするイネ科植物の栽培方法。
JP36412199A 1999-12-21 1999-12-22 粒状培土混合ケイ酸質肥料 Withdrawn JP2001181073A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105359877A (zh) * 2015-12-03 2016-03-02 江苏花王园艺股份有限公司 一种绿化种植土及其配比方法
JP2022083092A (ja) * 2020-11-24 2022-06-03 株式会社ダイセン 土壌改良材の製造方法

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