JP2001180802A - ゴミ収容箱 - Google Patents

ゴミ収容箱

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JP2001180802A JP36864599A JP36864599A JP2001180802A JP 2001180802 A JP2001180802 A JP 2001180802A JP 36864599 A JP36864599 A JP 36864599A JP 36864599 A JP36864599 A JP 36864599A JP 2001180802 A JP2001180802 A JP 2001180802A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミステーションに設置されるゴミ収容箱
は、上蓋がないと収容したゴミ入り袋をカラスや猫に破
られる。又、上蓋つきのゴミ収容箱では、ゴミ入り袋を
出し入れする際の上蓋開閉作業が面倒である。 【解決手段】 収容箱本体10の上部開口を奥側半割蓋
60と手前側半割蓋65とに2分割した上蓋6で被覆
し、奥側半割蓋60を軸63で枢支して上下に傾動し得
るようにし、手前側半割蓋65を奥側半割蓋60に対し
て自重により前後にスライドし得るようにするととも
に、奥側半割蓋60を手前側半割蓋65が自重でスライ
ドする手前側下降傾斜状態と奥側下降傾斜状態とに変位
させる足踏み式の傾動手段7を設けることにより、手を
使わずに手前側半割蓋65を開閉でき、且つ小さな操作
範囲で手前側半割蓋65を大きく開放できるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えば家庭ゴミ
を廃棄するゴミステーション等に設置されるゴミ収容箱
に関するものである。
【0002】
【発明の背景】家庭ゴミは、ゴミ袋に入れてゴミステー
ションに設置されたゴミ収容箱に収容するが、従来のゴ
ミ収容箱は、上方が開放した矩形容器状のものがほとん
どである。
【0003】ところで、家庭ゴミの中には残飯が混入し
ているために、上方が開放したゴミ収容箱内にゴミ入り
袋を収容しておくと、そのゴミ出しされたゴミ入り袋を
野鳥(特にカラス)や猫等が破いて、中のゴミを周囲に
散らかすことがあり、衛生面や美観面で問題になってい
る。
【0004】このような問題の対策として、従来から、
ゴミ収容箱の上部に防護ネットを被せたり、上蓋つきの
ゴミ収容箱を使用したりすることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ゴミ収容箱
の上部に防護ネットをかける場合は、ゴミ出しの度に、
ネットをはぐり→ゴミ入り袋をゴミ収容箱内に入れ→再
度ネットをかける、という作業を行わなければならず、
1回1回のゴミ出し作業が面倒であった。
【0006】又、従来の上蓋つきのゴミ収容箱では、そ
の上部開口を開閉するのに手動で上蓋を大きく動かす
(弧回動あるいはスライドさせる)必要があり、その上
蓋開閉作業が重労働であるとともに、両手にゴミ入り袋
を持っているときには、一旦ゴミ入り袋を置いて(手を
解放して)上蓋を開放しなければならず、ゴミ出し作業
が面倒であった。さらに、上蓋を手で開閉する場合にお
いて、特に厳寒期では上蓋のハンドルが極めて冷たくな
っているので、手でハンドルを掴むのが苦痛になるとい
う問題もあった。
【0007】本願発明は、上記した従来のゴミ出し作業
時の問題点に鑑み、上蓋つきのゴミ収容箱であっても、
ゴミ入り袋を収容箱内に簡単且つ軽作業で収容し得るよ
うにすることを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。尚、
本願発明は、主としてゴミステーションに設置されるゴ
ミ収容箱を対象にしたものである。本願請求項1の発明 本願請求項1の発明のゴミ収容箱は、底面壁と前面壁と
後面壁と左右各側面壁とを有する矩形箱状に構成されて
おり、収容箱本体の上部開口からゴミ入り袋を収納した
り取り出したりし得るようになっている。尚、本願のゴ
ミ収容箱の大きさは、特に限定するものではないが、左
右幅が150cm、奥行き及び高さがそれぞれ90cm程度
のものが採用できる。又、底面壁、前面壁、後面壁、及
び左右各側面壁は、それぞれ鋼製の矩形枠内に金網を張
設したものを使用できる。
【0009】この収容箱本体の上部開口は上蓋で被覆し
ている。この上蓋は、奥側半割蓋と手前側半割蓋とに前
後2分割している。尚、奥側半割蓋と手前側半割蓋は、
それぞれ上蓋全体の約1/2づつの面積を有している。
【0010】奥側半割蓋は、左右各側面壁の奥側寄り上
端部において左右の軸で枢支して上下に傾動し得るよう
にしている。又、奥側半割蓋の左右両側部には、手前側
半割蓋を前後方向にガイドするガイドレールを設けてい
る。そして、この各ガイドレールに手前側半割蓋の左右
各側縁部をガイドさせることにより、手前側半割蓋を奥
側半割蓋に対して自重により前後にスライドさせ得るよ
うにしている。尚、手前側半割蓋の左右各側縁部には、
それぞれ転動輪を設けて、該転動輪をガイドレール上に
乗せると手前側半割蓋が軽快にスライドするようにな
る。
【0011】又、このゴミ収容箱では、収容箱本体の前
面側適所に、奥側半割蓋の枢支部を中心にして該奥側半
割蓋を上下に傾動させる足踏み式(ペダル式)の傾動手
段を設けている。この傾動手段の無操作状態では、奥側
半割蓋の自重により、各ガイドレールが水平姿勢より例
えば角度3〜4°程度だけ手前側に下降傾斜する姿勢で
維持される。そして、この状態では、各ガイドレールが
手前側下降傾斜状態となっているために、手前側半割蓋
が自重で手前側(閉塞側)に移動している。又、傾動手
段を操作する(ペダルを踏み降ろす)と、奥側半割蓋の
手前側を押し上げて、各ガイドレールを水平姿勢より例
えば角度3〜4°程度だけ奥側に下降傾斜させ、このと
き手前側半割蓋が自重により各ガイドレール上を奥側
(開放側)に移動するようになっている。
【0012】本願請求項1のゴミ収容箱では、通常は手
前側半割蓋が手前側閉塞位置にあって収容箱本体の上部
開口の全面積を奥側半割蓋と手前側半割蓋とで閉塞して
いる。そして、この閉塞状態から、足踏み式の傾動手段
を操作する(ペダルを踏み降ろす)と、奥側半割蓋が奥
側下降傾斜状態に変位し(各ガイドレールが奥側に下降
傾斜する)、それによって手前側半割蓋が自重で奥側に
移動して収容箱本体上部の手前側半分が開放される。こ
の手前側半割蓋の開放操作は、足でペダルを踏み降ろす
だけで行えるので、両手にゴミ入り袋を持ったままでも
手前側半割蓋を開放させることができる。尚、このよう
に収容箱本体の上部手前側半分を開放させた状態で、そ
の開放部分からゴミ入り袋を収容箱本体内に収容させる
ことができる。又、ペダルから足を離すと、奥側半割蓋
が自重で手前側下降傾斜状態に戻り(ガイドレールが手
前側に下降傾斜する)、手前側半割蓋が自動的に閉塞位
置に戻る。
【0013】尚、この請求項1のゴミ収容箱では、手前
側半割蓋を奥側に移動させたまま(開放させたまま)
で、適宜のロック手段で奥側半割蓋を移動不能にロック
させるようにしてもよい。このように手前側半割蓋を開
放位置にロックした状態では、ペダルから足を離して奥
側半割蓋が手前側に下降傾斜しても、手前側半割蓋が手
前側(閉塞側)に移動することがなく、例えば収容箱本
体内からゴミ入り袋を取り出す際等に該手前側半割蓋を
開放状態のままで維持させることができる。本願請求項2の発明 本願請求項2の発明は、請求項1のゴミ収容箱におい
て、次の構成を付加している。
【0014】まず、前面壁を下側半割壁と上側半割蓋と
に上下2分割している。尚、上側半割蓋は、前面壁の全
面積の約1/2の面積を有している。
【0015】上側半割蓋は、縦向きのガイドレールによ
り上動閉塞位置と下動開放位置との間で上下にスライド
可能にガイドしている。そして、この上側半割蓋は、上
動閉塞位置においてロック手段により下動不能にロック
し得るようにしている。
【0016】この請求項2のゴミ収容箱では、上記請求
項1で説明したように上蓋の手前側半割蓋を前後に開閉
できるとともに、前面壁の上側半割蓋を上下に開閉でき
る。従って、例えば収容箱本体内のゴミ入り袋を取り出
すときに、上蓋の手前側半割蓋を奥側に開放させるとと
もに、上側半割蓋を下方に開放させると、収容箱本体を
上面の手前側半分と前面の上側半分とに跨がって大きく
開口させることができ、ゴミ入り袋の取り出し作業が容
易となる。本願請求項3の発明 本願請求項3の発明は、請求項2のゴミ収容箱におい
て、上側半割蓋が下動開放位置にあるときに、該上側半
割蓋で傾動手段を操作して奥側半割蓋を奥側下降傾斜状
態に変位せしめるようにしている。即ち、上側半割蓋を
下動開放位置まで降ろすと、その自重で傾動手段を操作
し(上側半割蓋の下面でペダルを押し下げる)、それに
よって奥側半割蓋を奥側下降傾斜状態(手前側半割蓋が
奥側に移動する)に維持させるようになっている。従っ
て、この請求項3のゴミ収容箱では、収容箱本体内のゴ
ミ入り袋を取り出す際に、手前側半割蓋を特別なロック
手段でロックする必要がなくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図9を参照して本願の実施
形態を説明する。この実施形態のゴミ収容箱は、底面壁
1と前面壁2と後面壁3と左右各側面壁4,5とで矩形
箱状の収容箱本体10を形成するとともに、その収容箱
本体10の上部開口に上蓋6を設けて構成されている。
尚、この実施形態のゴミ収容箱は、左右幅が約150c
m、奥行き及び高さがそれぞれ90cm程度の大きさに形
成されているが、このゴミ収容箱の大きさは適宜に設計
変更できる。
【0018】前面壁2は、下側半割壁20と上側半割蓋
25とに上下2分割している。又、上蓋6も、奥側半割
蓋60と手前側半割蓋65とに前後2分割している。前
面壁2の上側半割蓋25の上下幅および上蓋6の手前側
半割蓋65の奥行き幅は、それぞれ40〜45cm程度が
適当である。
【0019】底面壁1、前面壁2の下側半割壁20及び
上側半割蓋25、後面壁3、左右各側面壁4,5、上蓋
6の奥側半割蓋60及び手前側半割蓋65は、それぞれ
鋼製(例えばL形フレーム製)の矩形枠内に金網を張設
したものを使用している。
【0020】前面壁2の下側半割壁20、後面壁3、左
右の各側面壁4,5は、それぞれ底面壁1の外周縁上面
に立設するが、その際、例えば図6に示すように底面壁
1の外周上面に形成したボス11,11の穴に立面壁
(図6では左側面壁4)の下面に形成した下向き突起4
1,41を嵌入することによって位置決めするようにし
ている。
【0021】前面壁2の下側半割壁20は、図1及び図
3に示すように収容箱本体10の前面下部側に固定して
いる。又、前面壁2の上側半割蓋25は、底面壁1の前
縁左右両端部にそれぞれ立設したガイドレール21,2
1にガイドされて上下にスライドし得るように設置され
ている。尚、この上側半割蓋25は、図2及び図3に示
すように下側半割壁20より手前側近接位置で上下にガ
イドされている。
【0022】この上側半割蓋25には、該上側半割蓋2
5を上動閉塞位置でロックするためのロック手段8,8
を設けている。このロック手段8,8は、図1〜図4に
示すように、上側半割蓋25の中央寄り位置で50〜6
0cm程度の間隔をもって2箇所に設置している。この各
ロック手段8,8は、上側半割蓋25の上辺フレーム2
6と下辺フレーム27を貫通して設置されたロッド82
の上端部にハンドル81を取付けるとともに、該ロッド
82の下端部寄り位置に下側半割壁20の上面に係止す
るための係止片83を取付けて構成されている。各ロッ
ド82,82は、上下フレーム26,27に対して回動
自在で上下に抜け出し不能状態で取付けられている。上
部のハンドル81と下部の係止片83とは、平面視にお
いて角度90°だけ位置ずれした方向に延出している。
【0023】そして、このロック手段8,8は、各ハン
ドル81,81を上側半割蓋25の左右外側に向けた状
態では、各係止片83,83が奥側に向いて下側半割壁
20の上面に係止され(ロック状態)、上側半割蓋25
が上動閉塞位置において下動不能となる。他方、各ハン
ドル81,81を手前側(図4の符号81′の状態又は
図9の状態)に回すと、各係止片83,83がそれぞれ
図4の符号83′,83′で示すように左右外向きに変
位し(ロック解除状態)、上側半割蓋25が各ガイドレ
ール21,21に沿って上下動可能になる。尚、上側半
割蓋25を上下動させるには、各ハンドル81,81を
それぞれ手前側に向けた状態で、該各ハンドル81,8
1を握って行う。
【0024】上蓋6の奥側半割蓋60には、その左右両
側縁部にそれぞれガイドレール61,61を設けてい
る。この各ガイドレール61,61は、図5に示すよう
に、奥側半割蓋60の奥行き幅と手前側半割蓋65の奥
行き幅(符号62で示す延出部)の合計長さを有してい
る。そして、各ガイドレール61,61は、手前側半割
蓋65の奥行き幅に対応する長さ部分(符号62部分)
を奥側半割蓋60の前縁部分より手前側に延出させてい
る。尚、この各ガイドレール61,61は、奥側半割蓋
60の下面側に形成している。
【0025】手前側半割蓋65の左右両側面には、それ
ぞれ前後2つの転動輪67,67が取付けられている。
そして、この各側の転動輪67,67を奥側半割蓋60
の各ガイドレール61,61上に乗せることによって、
手前側半割蓋65を奥側半割蓋60に対して前後移動さ
せ得る状態で組付けている。尚、手前側半割蓋65の各
側の転動輪67,67を各ガイドレール61,61に乗
せた後に、図5に示すように各ガイドレール61,61
の延出部62の先端を抜け出し防止用のストッパー64
で蓋しておくとよい。
【0026】奥側半割蓋60の左右各側面におけるそれ
ぞれ奥側寄り位置には、図5に示すように軸63,63
が左右外向きに突出形成されている。そして、この奥側
半割蓋60は、図2及び図3に示すように、左右の軸6
3,63を左右各側面壁4,5の上部フレーム部分に枢
支して、上蓋6全体(奥側半割蓋60及び手前側半割蓋
65)が枢支部(軸63,63)を中心にして上下に傾
動し得るようにしている。尚、手前側半割蓋65が図8
又は図9に示すように奥側(開放側)に移動している状
態でも、上蓋6の重心が枢支部(63,63)より手前
側に位置しており、該上蓋6の手前側を常時下方に傾動
させるような作用が働いている。
【0027】収容箱本体10の前面部には、上蓋6の奥
側半割蓋60を上下に傾動させるための傾動手段7を設
けている。この傾動手段7は、足踏み式のもので、ペダ
ル71と、該ペダル71によって回動せしめられる横向
きロッド72と、該横向きロッド72の両端寄りに取付
けた各リンク73,73と、各リンク73,73の先端
に連結されて立設された各昇降ロッド74,74と、該
各昇降ロッド74,74の上端に取付けたローラ75,
75とで構成されている。
【0028】横向きロッド72は、その両端部を下側半
割壁20の左右各フレームの下部寄り位置に枢支して取
付けている。ペダル71は、横向きロッド72の長さ方
向中央部において下側半割壁20より手前側に突出する
状態で取付けられている。尚、このペダル71は、横向
きロッド72の長さ方向に間隔をもって複数箇所(例え
ば3箇所)取付けてもよい。
【0029】横向きロッド72の両端部の各リンク7
3,73と各昇降ロッド74,74とはそれぞれピンで
枢着している。各昇降ロッド74,74は、ガイド材7
6でガイドされて鉛直方向に昇降するようにしている。
各昇降ロッド74,74の上端(ローラ75)は、それ
ぞれ奥側半割蓋60の各ガイドレール61,61の手前
側端部寄り位置の下面を下方から支持している。尚、各
昇降ロッド74,74の上端と各ガイドレール61,6
1とは、ピンで連結しておいてもよい。
【0030】各昇降ロッド74,74は、図3及び図7
に示すように上蓋6が僅かに手前側に下降傾斜した状態
でそれ以上傾斜しないようにストッパー77で下方から
支持している。このストッパー77は、ネジで高さ調節
可能になっており、該ストッパー77の高さ調節で上蓋
6の閉塞時の下降傾斜角度を調節し得るようになってい
る。尚、上蓋6の下降傾斜角度を規制するための手段と
しては、奥側半割蓋60のガイドレール61部分を直接
支持するようにしてもよい。
【0031】この傾動手段7は、無操作状態では、図3
又は図7に示すように奥側半割蓋60の各ガイドレール
61,61が水平姿勢より例えば角度3〜4°程度だけ
手前側に下降傾斜する姿勢で維持している。そして、こ
の状態では、ガイドレール61が手前側下降傾斜状態と
なっているために、手前側半割蓋65が自重で手前側
(閉塞側)に移動している。又、傾動手段7を操作する
(ペダル71を踏み降ろす)と、図8に示すように奥側
半割蓋60(ガイドレール61)の手前側を押し上げ
て、ガイドレール61を水平姿勢より例えば角度3〜4
°程度だけ奥側に下降傾斜させ、このとき手前側半割蓋
65が自重によりガイドレール61上を奥側(開放側)
に移動するようになっている。
【0032】この実施形態のゴミ収容箱は、例えばゴミ
ステーションに設置されるが、通常は図7に示すよう
に、上側半割蓋25が上動閉塞位置でロックされてお
り、又奥側半割蓋60が手前側に下降傾斜していて手前
側半割蓋65が手前側閉塞位置にある。従って、この状
態では、ゴミ収容箱が閉塞されていて、猫や野鳥(例え
ばカラス)等がゴミ収容箱内に入って悪さをすることが
できない。尚、この場合の奥側半割蓋60の手前側下降
傾斜角度は3〜4°である。
【0033】そして、ゴミ収容箱内にゴミ入り袋Aを収
容するには、図7の閉塞状態から傾動手段7のペダル7
1を踏み降ろす。すると、図8に示すように各昇降ロッ
ド74,74が上動して上蓋6の各ガイドレール61,
61の手前側部分を押し上げ、奥側半割蓋60が奥側下
降傾斜状態に変位し(各ガイドレールが奥側に下降傾斜
する)、それによって手前側半割蓋65が自重で奥側に
移動して収容箱本体10上部の手前側半分(図8のW1
の範囲)が開放される。
【0034】このように、手前側半割蓋65の開放操作
は、足でペダル71を踏み降ろすだけで行えるので、両
手にゴミ入り袋を持ったままでも手前側半割蓋65を開
放させることができる。この開放状態での奥側半割蓋6
0の奥側下降傾斜角度は3〜4°である。従って、手前
側半割蓋65を閉状態から開放させるまでに要する昇降
ロッド74の上昇高さは7〜8cm程度の比較的小範囲で
よく、しかも小さな労力で手前側半割蓋65を開放させ
ることができる。そして、ペダル71を踏み降ろしたま
まで、手前側開放部分からゴミ入り袋Aを収容箱本体1
0内に収容させることができる。又、ゴミ入り袋Aをゴ
ミ収容箱内に収容後、ペダル71から足を離すと、図7
に示すように奥側半割蓋60が自重で手前側下降傾斜状
態に戻り(ガイドレール61が手前側に下降傾斜す
る)、手前側半割蓋65が自動的に閉塞位置に戻る。
【0035】又、ゴミ収容箱内に収容したゴミ入り袋A
を取り出す(ゴミ回収車に移す)際には、上側半割蓋2
5の各ロック手段8,8の各ハンドル81,81を図4
の符号81′,81′で示すようにロック解除側に操作
し(各係止片83,83が下側半割壁20の上面から外
れる)、該各ハンドル81′,81′を握ったまま上側
半割蓋25を各ガイドレール21,21に沿って降ろし
ていく。そして、図9に示すように、上側半割蓋25の
下面が傾動手段7のペダル71上に乗り上げると、その
重量でペダル71を下動させ、それによって各昇降ロッ
ド74,74を押し上げて奥側半割蓋60を奥側に下降
傾斜させるようになる(手前側半割蓋65が自重で奥側
に移動して開放される)。この図9の状態では、前面側
において上側半割蓋25が下動開放位置にあり、且つ上
面側において手前側半割蓋65が奥側開放位置にあるの
で、収容箱本体10を前面の上側半分と上面の手前側半
分とに跨がって大きく(符号W2の範囲)開口させるこ
とができる。尚、このように大きく開放させると、ゴミ
収容箱内のゴミ入り袋Aの取り出し作業が容易に行え
る。又、上側半割蓋25を下動開放位置まで降ろした状
態では、その自重で傾動手段7のペダル71を押し下げ
ているので、ゴミ収容箱内からゴミ入り袋Aを取り出す
作業時に手前側半割蓋65を特別なロック手段でロック
する必要がない。尚、ゴミ収容箱内のゴミ入り袋Aの取
り出しが終われば、各ハンドル81,81を持って上側
半割蓋25をガイドレール21,21の上端位置まで上
動させ、該各ハンドル81,81をロック位置に回す
と、各係止片83,83が下側半割壁20の上面に係止
される。又、このとき、ペダル71への押下げ力が解除
されて、奥側半割蓋60が手前側に下降傾斜し、手前側
半割蓋65が手前側閉塞位置に移動する。
【0036】
【発明の効果】本願請求項1の発明の効果 本願請求項1のゴミ収容箱は、次のような効果がある。 (1) 通常は手前側半割蓋65が手前側閉塞位置にあって
収容箱本体10の上部開口の全面積を奥側半割蓋60と
手前側半割蓋65とで閉塞しているので、収容箱本体1
0内に野鳥や猫等が侵入するのを阻止できる。 (2) 足踏み式の傾動手段7を操作する(ペダル71を踏
み降ろす)ことで、奥側半割蓋60を奥側下降傾斜状態
に変位させて手前側半割蓋65を奥側に移動・開放させ
ることができ、又ペダル71から足を離すと自動的に手
前側半割蓋65が閉じるようになっているので、手前側
半割蓋65の開閉操作が極めて簡単に行える。 (3) 手前側半割蓋65の開閉操作を足踏み式で行えるの
で、例えば厳寒期で手前側半割蓋65が極めて冷たいと
きでも該手前側半割蓋65に手で触る必要がなく、上蓋
開閉作業に冷たさによる苦痛を感じなくて済む。 (4) 足でペダル71を踏み降ろすだけで手前側半割蓋6
5を開放できるので、両手にゴミ入り袋を持ったままで
も開放操作でき、上蓋つきのゴミ収容箱であってもゴミ
入り袋を持ち替えることなく収納作業が行える。本願請求項2の発明の効果 本願請求項2の発明では、請求項1のゴミ収容箱におい
て、前面壁2を下側半割壁20と上側半割蓋25とに上
下2分割するともに、上側半割蓋25を上動閉塞位置と
下動開放位置との間で上下にスライド可能にしている。
【0037】従って、この請求項2のゴミ収容箱では、
上記請求項1の効果に加えて、収容箱本体10を上面の
手前側半分と前面の上側半分に跨がって大きく開口させ
ることができるので、例えば収容箱本体10内のゴミ入
り袋Aを取り出すときの作業が容易に行えるという効果
がある。本願請求項3の発明の効果 本願請求項3の発明は、請求項2のゴミ収容箱におい
て、上側半割蓋25が下動開放位置にあるときに、該上
側半割蓋25で傾動手段7を操作して上蓋6の奥側半割
蓋60を奥側下降傾斜状態に変位せしめるようにしてい
る。
【0038】従って、この請求項3のゴミ収容箱では、
上記請求項2の効果に加えて、収容箱本体10内のゴミ
入り袋Aを取り出す際に、上側半割蓋25を降ろすこと
で手前側半割蓋65を特別なロック手段でロックするこ
となく開放状態に維持させることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態のゴミ収容箱の正面図である。
【図2】図1のゴミ収容箱の平面図である。
【図3】図1のゴミ収容箱の右側面図である。
【図4】図1のゴミ収容箱の前面壁部分を示す斜視図で
ある。
【図5】図1のゴミ収容箱の上蓋部分を示す斜視図であ
る。
【図6】図1のゴミ収容箱の底面壁と側面壁との組立方
法を示す斜視図である。
【図7】図1のVII−VII断面図である。
【図8】図7の状態変化図である。
【図9】図7の別の状態変化図である。
【符号の説明】
1は底面壁、2は前面壁、3は後面壁、4,5は側面
壁、6は上蓋、7は傾動手段、8はロック手段、10は
収容箱本体、20は下側半割壁、21はガイドレール、
25は上側半割蓋、60は奥側半割蓋、61はガイドレ
ール、63は軸、65は手前側半割蓋、71はペダル、
81はハンドルである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月17日(2000.8.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面壁(1)と前面壁(2)と後面壁
    (3)と左右各側面壁(4,5)とを有する矩形箱状の
    ゴミ収容箱であって、 収容箱本体(10)の上部開口を上蓋(6)で被覆する
    一方、 上蓋(6)は奥側半割蓋(60)と手前側半割蓋(6
    5)とに2分割し、 奥側半割蓋(60)は左右各側面壁(4,5)の奥側寄
    り上端部において左右の軸(63,63)で枢支して上
    下に傾動し得るようにし、 奥側半割蓋(60)の左右両側部には、手前側半割蓋
    (65)を前後方向にガイドするガイドレール(61,
    61)を設けて、手前側半割蓋(65)を奥側半割蓋
    (60)に対して自重により前後にスライドし得るよう
    にするとともに、 収容箱本体(10)の前面側適所に、奥側半割蓋(6
    0)の枢支部(63,63)を中心にして該奥側半割蓋
    (60)を手前側半割蓋(65)がそれぞれ自重でスラ
    イドする手前側下降傾斜状態と奥側下降傾斜状態とに変
    位させる足踏み式の傾動手段(7)を設けた、ことを特
    徴とするゴミ収容箱。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前面壁(2)は下側半割壁(20)と上側半割蓋(2
    5)とに2分割し、 上側半割蓋(25)を縦向きのガイドレール(21,2
    1)により上動閉塞位置と下動開放位置との間で上下に
    スライド可能にガイドするとともに、 上側半割蓋(25)を上動閉塞位置において下動不能に
    ロックするロック手段(8)を設けた、 ことを特徴とするゴミ収容箱。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上側半割蓋(25)
    が下動開放位置にあるときに、上側半割蓋(25)で傾
    動手段(7)を操作して奥側半割蓋(60)を奥側下降
    傾斜状態に変位せしめるようにした、 ことを特徴とするゴミ収容箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015074542A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 株式会社ダイケン ゴミ収納体

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