JP2001180730A - 液体容器 - Google Patents

液体容器

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JP2001180730A
JP2001180730A JP37159399A JP37159399A JP2001180730A JP 2001180730 A JP2001180730 A JP 2001180730A JP 37159399 A JP37159399 A JP 37159399A JP 37159399 A JP37159399 A JP 37159399A JP 2001180730 A JP2001180730 A JP 2001180730A
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JP
Japan
Prior art keywords
liquid
container
discharge port
liquid container
discharge pipe
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Pending
Application number
JP37159399A
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English (en)
Inventor
Katsumi Saegusa
克巳 三枝
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出口を上方に向けた立設状態とした際に、
吐出口から外部の水が容器本体の液体収容部に入り込ま
ないようにして、内容液の変質等を容易に回避できる液
体容器を提供する。 【解決手段】 上端に吐出口13を備え、吐出口13か
ら液体収容部16に向けて吐出管17が設けられた液体
容器10であって、吐出管17の下端流入開口19を内
容液の中に埋入して気密状態に保持する開口封止手段1
8を有する。この開口封止手段18は、下端流入開口1
9が設けられた吐出管17の下端部の外周を囲んで液体
収容部16の上端部分に配設される、上端面が開口する
有底筒状液保留槽18である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体容器に関し、特
に上端の吐出口から容器本体の液体収容部に水が容易に
入り込まないようにした液体容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】上端に
吐出口を備える液体容器は、容器本体を把持して押圧す
ることにより、液体収容部に収容された内容液を吐出口
から必要量吐出させるものである。また、液体容器の非
使用時は、吐出口を上方に向けた立設状態で保管するの
が一般的である。
【0003】しかしながら、吐出口を上方に向け立設状
態とした場合には、特に吐出口を覆う蓋が無い場合や蓋
を取付け忘れた場合に、吐出口から外部の水が液体収容
部に入り込んで内容液中に混入し、内容液を希釈させた
り変質させたりするおそれがある。
【0004】本発明は、吐出口を上方に向けた立設状態
とした際に、吐出口から外部の水が容器本体の液体収容
部に入り込まないようにして、内容液の変質等を容易に
回避できる液体容器の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上端に吐出口
を備え、該吐出口から容器本体の液体収容部に向けて吐
出管が設けられた液体容器であって、前記吐出管の下端
流入開口を内容液の中に埋入して気密状態に保持する開
口封止手段を有する液体容器を提供することにより、上
記目的を達成したものである。
【0006】ここで、上記記載における開口封止手段
は、単に吐出口から容器本体の液体収容部に向けて吐出
管を設けただけでは、液体収容部に内容液が十分に充填
されている場合には吐出管の下端流入開口を内容液の中
に埋入しておくことができる一方で、内容液が減少して
その液面が下がると、下端流入開口が内容液の上方に外
れてこれを封止できなくなる点に鑑み、内容液が減少し
た場合でも、下端流入開口が内容液の中に埋入した状態
を引き続き保持して当該下端流入開口を気密にするため
の手段を意味するものである。
【0007】かかる開口封止手段としては、例えば容器
本体を上下方向に圧縮変形可能に形成し、内容液の減少
に伴って容器本体を圧縮変形させることにより、吐出管
の下端流入開口の内容液への埋入状態を保持する構成等
も考えられるが、かかる開口封止手段は、下端流入開口
が設けられた吐出管の下端部の外周を囲んで液体収容部
の上端部分に配設される、上端面が開口する有底筒状液
保留槽によって構成することが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態に係る
液体容器10は、図1に示すように、例えば内容液とし
て液体洗剤を収容したボトル容器であって、内部が満量
300mlの液体収容部16となるポリエチレン製の容
器本体11と、この容器本体11の上端部の口頸部に装
着されるキャップ12とからなる。キャップ12には、
その上端面中央部分に吐出口13が形成されており、液
体容器10の使用時には容器本体11を手で把持して逆
さにし、この容器本体11を押圧することによって内容
液が吐出口13から吐出される。液体容器10の非使用
時には、容器本体11は、キャップ12を上側に配置し
て吐出口11を上方に向けた立設状態で保管される。ま
た、キャップ12には、これの周縁部にヒンジ結合され
た円形蓋14が取り付けられていて、この円形蓋14の
中央から突出する閉塞突起15を吐出口13に挿入しつ
つ、円形蓋14によって吐出口13を適宜閉塞できるよ
うになっている。
【0009】そして、本実施形態によれば、キャップ1
2には、吐出口13から容器本体11の内部の液体収容
部16に向けて延設された吐出管17が設けられている
と共に、図2にも示すように、下端流入開口19が設け
られた吐出管17の下端部の外周を囲んで、有底筒状液
保留槽18が、下端流入開口19を内容液の中に埋入し
て気密状態に保持する開口部封止手段として設けられて
いる。
【0010】ここで、吐出口13は、直径2.7mm程
度の大きさの円形開口であって、この吐出口13からキ
ャップ12の内側中央を貫通するようにして、内径2.
7mmの合成樹脂製の吐出管17が、20mm程度のチ
ューブ長さで、液体収容部16に向けて下方に延設され
ている。また吐出管17の下端周面には、上下一対の楕
円形状の開口が、液体収容部16から吐出管17に内容
液を流入させて内容液を吐出口13に供給する下端流入
開口19として開口形成されている。
【0011】有底筒状液保留槽18は、直径15mm程
度、高さ20mm程度の大きさを有し、上端面が開口し
下端面が底板22により閉塞されて液溜まり部を構成す
る合成樹脂製の円筒状部材であって、吐出管17の外周
面と当該有底筒状液保留槽18の上端周縁部との間に介
在する複数の支持骨20を介して吐出管17と同心状に
固定されて、液体収容部16の上端部分に設けられてい
る。また、底板22の中央部には円環状の嵌合突起21
が上方に突出して設けられており、この嵌合突起21に
吐出管17の先端を嵌め込むことにより、保留槽18と
吐出管17とが、6mm程度の幅の円環状の間隔を液溜
まり部として形成した状態で、同心状に正確に位置決め
されると共に、吐出管17と保留槽18とが強固に一体
化されることになる。これらによって、吐出管17の下
端周面に開口形成された下端流入開口19は、底板22
に近接する保留槽18内の深い位置に配設され、保留槽
18に保留された内容液の中に埋入されて気密状態を保
持し、吐出管17と容器本体11の液体収容部16との
間の空気の流通を遮断する。
【0012】そして、上述のような構成を有する本実施
形態の液体容器10によれば、液体容器10を逆さにし
て内容液を吐出させた後、液体容器10を保管すべく再
度立設状態とした際に、上端面が開口する有底筒状液保
留槽18には内容液が保留され、保留された内容液の中
に吐出管17の下端流入開口19が埋入されて、気密に
封止された状態を保持する。したがって、吐出管17を
介した液体収容部16内の空気の置換が阻止されること
になり、外部の水が吐出口13から液体収容部16に入
り込まないようにすることが可能になる。
【0013】また、内容液が減少して液体収容部16の
中の液面が低下しても、液体容器10を逆さにした状態
から再び立設状態とする際に、有底筒状液保留槽18に
は内容液が液溜めされ、この保留槽18内において、内
容液の中に吐出管17の下端流入開口19が埋入された
状態を容易に保持することができるので、引き続き空気
置換を阻止して外部の水が吐出口13から液体収容部1
6に入り込まないようにすることが可能になる。
【0014】すなわち、本実施形態によれば、吐出口1
3を上方に向けた立設状態とした際に、吐出口13から
外部の水が液体収容部16に入り込まないようにして、
内容液の変質等を容易に回避することができる。
【0015】本発明は、上記実施形態に限定されること
なく種々の変更が可能である。例えば、開口封止手段
は、有底筒状液保留槽によるものである必要は必ずしも
無く、内容液が減少した場合でも、吐出管の下端流入開
口を内容液の中に埋入した状態に保持することができる
その他の種々の手段を採用することができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明による作用効果を確認すべく行
った実施例について説明するが、本発明はかかる実施例
に限定されるものではない。 〔実施例1〕満量40mlのポリエチレン製ボトル容器
に、径2.7mmの吐出口を有するキャップを取付け、
吐出口から液体収容部に向けて内径2.7mmの吐出管
を表1に示す所定の長さで各々設けた。液体収容部を空
にしたボトル容器3個と、吐出管の先端が埋入されるま
で水を充填したボトル容器2個を供試体として、以下の
試験方法1に従って比較試験を行った。試験結果を表1
に示す。
【0017】〔試験方法1〕上記5個のボトル容器をシ
ャワーの出口から下方に300mm離れた位置に無作為
に並べて置き、円弧状に動かした。2分動かした後、並
び替えて再び2分動かす。これを5回繰り返した後(計
10分)、シャワーからボトル容器内に入った水の量を
各々測定する。なお、シャワーの水量は4L/min とす
る。
【0018】
【表1】
【0019】〔実施例2〕満量300mlのポリエチレ
ン製ボトル容器に、径2.7mmの吐出口を有するキャ
ップを取付け、吐出口から液体収容部に向けて内径2.
7mmの吐出管を5mmの長さで設けた比較品と、上記
実施形態の有底筒状液保留槽18に内容液が保留された
液体容器10とを供試体として、以下の試験方法2に従
って比較試験を行った。試験結果を表2に示す。
【0020】〔試験方法2〕上記比較品及び液体容器1
0をシャワーの出口から下方に300mm離れた位置に
無作為に並べて置き、円弧状に動かした。2分動かした
後、並び替えて再び2分動かす。これを5回繰り返した
後(計10分)、シャワーから容器内に入った水の量を
各々測定する。なお、シャワーの水量は4L/min とす
る。
【0021】
【表2】
【0022】表1及び表2に示す試験結果から、本発明
の液体容器によれば、上方に向けた吐出口から外部の水
が液体収容部に入り込むのを効果的に防止できることが
判明する。
【0023】
【発明の効果】本発明の液体容器によれば、吐出口を上
方に向けた立設状態とした際に、吐出口から外部の水が
容器本体の液体収容部に入り込まないようにして、内容
液の変質等を容易に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液体容器を示す略示
斜視図である。
【図2】吐出管の下端部の周囲を覆って設けられる有底
筒状液保留槽の拡大斜視図である。
【符号の説明】 10 液体容器 11 容器本体 12 キャップ 13 吐出口 16 液体収容部 17 吐出管 18 有底筒状液保留槽(開口封止手段) 19 下端流入開口 22 底板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端に吐出口を備え、該吐出口から容器
    本体の液体収容部に向けて吐出管が設けられた液体容器
    であって、 前記吐出管の下端流入開口を内容液の中に埋入して気密
    状態に保持する開口封止手段を有する液体容器。
  2. 【請求項2】 前記開口封止手段は、前記下端流入開口
    が設けられた吐出管の下端部の外周を囲んで前記液体収
    容部の上端部分に配設される、上端面が開口する有底筒
    状液保留槽である請求項1記載の液体容器。
JP37159399A 1999-12-27 1999-12-27 液体容器 Pending JP2001180730A (ja)

Priority Applications (1)

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JP37159399A JP2001180730A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 液体容器

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