JP2001180720A - 可撓性吸引管を備えた容器蓋 - Google Patents

可撓性吸引管を備えた容器蓋

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JP2001180720A JP36651199A JP36651199A JP2001180720A JP 2001180720 A JP2001180720 A JP 2001180720A JP 36651199 A JP36651199 A JP 36651199A JP 36651199 A JP36651199 A JP 36651199A JP 2001180720 A JP2001180720 A JP 2001180720A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引管6の流路を十分確実に閉塞できるよう
にすること。 【解決手段】 蓋本体2、外蓋4及び可撓性吸引管6を
備えた容器蓋100。蓋本体2は、主壁8及び主壁8に
形成された係止側壁10を有し、吸引管6は主壁8の貫
通孔6から延出させられる。外蓋4は、天面壁60及び
被係止側壁60を有し、天面壁60の一部分は小蓋64
により構成される。小蓋64の先端には垂下壁66が形
成されている。外蓋4が蓋本体2に装着され、小蓋64
が閉じられると、小蓋64と係止側壁10の上端との間
に軸方向隙間が形成され、垂下壁66と係止側壁10と
の間に半径方向隙間が形成される。吸引管6は、小蓋6
4の下面に沿って延在するよう折り曲げられて軸方向隙
間を通され、次いで垂下壁66と係止側壁10の上端と
の協働により下方に折り曲げられて半径方向隙間を通っ
て下方に延出させられ、隙間の各々において押潰されて
流路が閉塞される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の内容物を吸
引するために口にくわえることができる可撓性吸引管を
備えた容器蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】飲料用容器のための容器蓋として、実公
平1−27699号公報、実公平2−16664号公報
及び実公平3−30012号公報には、容器の内容物を
吸引するために口にくわえることができる可撓性吸引管
を備えた形態の容器蓋が開示されている。この形態の容
器蓋は、容器開口部に装着される蓋本体と、開閉自在な
外蓋とを含んでいる。蓋本体は容器開口部の頂面を覆う
主壁を有し、この主壁には貫通孔が形成されており、上
記吸引管は貫通孔から延在させられている。蓋本体の主
壁にはその上面から上方に突出する突出壁が形成され、
あるいは外蓋には垂下壁が形成されている。外蓋が蓋本
体の主壁を覆う閉位置に位置付けられると、突出壁ある
いは垂下壁の作用によって吸引管が折り曲げられ、外蓋
に覆われる。外蓋が蓋本体の主壁を露呈させる開位置に
位置付けられると、吸引管に対する突出壁あるいは垂下
壁の作用が解除されて吸引管の折り曲げが解消され、吸
引管は所要方向に延出する。使用者は吸引管の先端部を
口にくわえて吸引することによって、容器内容物を摂取
することができる。このような形態の容器蓋を備えた容
器は、例えばベッドに寝たままの病人が飲料を摂取する
場合、マラソン選手が走りながら飲料を摂取する場合等
に好適に使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記形態の容器蓋にお
いて、外蓋を閉位置に位置付けたときには吸引管が折り
曲げられるが、吸引管の折り曲げに起因して吸引管の流
路を閉塞し、この閉塞によっていわゆるシールを確立
し、容器内容物の漏出を防止しようとしている。しかし
ながら上記シールは単一の折曲部に限られているので、
必ずしも十分ではなく、特に落下等によって強い衝撃が
加えられた場合には、内容物の漏出が発生するおそれが
ある。また、容器蓋の成形に際して比較的大きな成形誤
差が生じた場合には、吸引管の流路の閉塞が不十分とな
り、シール性が損なわれるおそれがある。
【0004】本発明は、上記した事実に基づいてなされ
たもので、その目的は、吸引管の流路を十分確実に閉塞
することができ、比較的大きな衝撃が加えられても容器
内に収容された内容物が漏出するおそれがない、新規な
可撓性吸引管を備えた容器蓋を提供することである。
【0005】本発明の他の目的は、比較的大きな成形誤
差が生じた場合においても、吸引管の流路を十分確実に
閉塞することを可能にし、シール性を向上させることが
できる、新規な可撓性吸引管を備えた容器蓋を提供する
ことである。
【0006】本発明の他の目的は、比較的簡単な構成に
より高いシール性を確保することを可能にする、新規な
可撓性吸引管を備えた容器蓋を提供することである。
【0007】本発明のその他の目的及び特徴は、本発明
による可撓性吸引管を備えた容器蓋の実施形態について
添付図面を参照して詳細に説明する後の記載から明らか
になるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、容器開
口部に装着される蓋本体、蓋本体に装着される外蓋、及
び蓋本体に装着される可撓性吸引管を備え、蓋本体は、
容器開口部の頂面を覆いかつ貫通孔が形成された主壁及
び主壁の周縁から上方に延びる係止側壁を有し、吸引管
は貫通孔から延出させられ、外蓋は、天面壁及び天面壁
の周縁から垂下する被係止側壁を有し、天面壁の一部分
は、実質上、他の部分に対し閉位置と開位置との間を旋
回自在な小蓋により構成され、該被係止側壁の、小蓋に
対応する部分には切欠きが形成され、小蓋の先端には垂
下壁が形成され、被係止側壁が係止側壁に係止されて外
蓋が蓋本体に装着されかつ小蓋が閉位置に位置付けられ
た状態において、小蓋の下面と蓋本体の係止側壁の上端
との間に軸方向隙間が形成されかつ小蓋の垂下壁の内側
面と蓋本体の係止側壁の外周面との間に半径方向隙間が
形成され、吸引管は、小蓋の下面に沿って延在するよう
折り曲げられて軸方向隙間を通され、次いで小蓋の垂下
壁と蓋本体の係止側壁の上端との協働により下方に折り
曲げられて半径方向隙間を通って下方に延出させられ、
かつ、該隙間の各々において押潰されて流路が閉塞され
る、ことを特徴とする可撓性吸引管を備えた容器蓋、が
提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に従って構成された可撓性吸引管を備えた容器蓋の実施
形態を詳細に説明する。なお図1〜図13において、実
質上同一部分は同一符号で示されている。
【0010】図1〜図3を参照して、容器蓋100は、
蓋本体2と、蓋本体2に装着される外蓋4と、蓋本体2
に装着される可撓性吸引管6とを備えている。容器20
0(図10〜図13参照)の開口部(容器開口部)20
2に装着される蓋本体2は、開口部202の頂面を覆う
円板形状の主壁8と、主壁8の円形周縁から上方に延び
る環状の係止側壁10とを有している。蓋本体2は、例
えばボロプロピレン等の合成樹脂から一体に成形するこ
とができる。主壁8からの軸方向高さが実質上一定であ
る係止側壁10の上端部の内周面には、環状の係止凹部
が形成されている。主壁8の、軸心と周縁との間の位置
には貫通孔12が形成されている。主壁8には貫通孔1
2の周縁から上方に突出する突出円筒14が形成されて
いる。例えばシリコンゴム等の弾性材料から成形するこ
とができる可撓性吸引管6の基端部は、突出円筒14に
被嵌され、貫通孔12からその軸方向上方に実質上直線
状に延在させられる(図6参照)。突出円筒14の、主
壁8からの軸方向高さは、係止側壁10のそれよりも低
く形成されている。
【0011】蓋本体2の主壁8には、環状のスカート壁
16が主壁8の下面の周縁部から垂下するよう形成され
ている。スカート壁16には周方向に延びる破断可能部
分18が形成されている。スカート壁16は、破断可能
部分18よりも上方の主部20と、破断可能部分18よ
りも下方のタンパーエビデント裾部22とに区画され
る。。主部20の最大外径は上記係止側壁10のそれよ
りも小さく形成されている。それ自体は周知の構成を利
用することでよい破断可能部分は、周方向に間隔をおい
て形成された複数の橋絡部と、橋絡部の各々間を周方向
に延在するスリットを備えている。橋絡部の各々は破断
可能な薄肉部から形成され、スリットの一部にはラチェ
ット部が形成されている。ラチェット部は、主部20と
タンパーエビデント裾部22との間の一方向(開栓方
向)への相対回動は許容するが、他方向(閉栓方向)へ
の相対回動は阻止されるよう構成されている(最初の閉
栓の際の破断防止のため)。主部20の内周面には、容
器開口部202の外周面に形成されている雄ねじ204
(図10参照)に係合させられる雌ねじ24が形成され
ている。
【0012】スカート壁16の主部20の半径方向内側
における上端部には、プルリング32を備えた中栓30
が、スカート壁16の開口端側へ離脱自在に保持されて
いる。更に具体的に説明すると、主部20の内周面の上
端部には、主壁8との間に軸方向隙間をおいて周方向に
延在する係止突条26が形成されている。それ自体は周
知の構成を利用することでよい中栓30は、ほぼ円形状
の周縁を有する底壁33と、底壁33の周縁から上方に
延びる円筒状側壁34と、側壁34の上端から半径方向
外側に延出する環状フランジ35とを備えている。環状
フランジ35の上端外周面には薄肉被係止突条36が形
成されている。側壁34の外周面には、容器開口部20
2(図10参照)の内周面に離脱自在に圧入させられる
係止突条37が形成されている。中栓30は、スカート
壁16内において、軸方向上方に強制されると、薄肉被
係止突条36がその弾性変形により主部20の係止突条
26を乗り越えて主壁8との間の隙間に離脱自在に挿入
されることにより、蓋本体2に離脱自在に保持される。
【0013】スカート壁16のタンパーエビデント裾部
22の内周面には、容器開口部202の外周面に形成さ
れている係止あご部206(図10参照)に係止させら
れる被係止手段が形成されている。被係止手段は、この
実施形態においては、周方向に連続して延出している環
状突出片22aから構成されている。環状突出片22a
は、タンパーエビデント裾部22の内周面に接続されて
いる基縁から半径方向内側に向かって上方に傾斜して突
出させられている。環状突出片22aには、その先端か
ら基縁近傍まで延びるスリットが周方向に間隔をおいて
形成されている。
【0014】図4〜図8を参照して、蓋本体2の外周面
には、周方向に間隔をおいて軸方向に相互に平行に延び
る、一対の突出壁40及び42が形成されている。相互
に実質上同一の板形状をなす突出壁40及び42の各々
は、その下端が、スカート壁16の主部20の下端から
実質上半径方向外方に突出するよう位置付けられ、また
各々の上端が、係止側壁10の下端部から実質上半径方
向外方に突出するよう位置付けられるよう配置されてい
る。突出壁40及び42の各々の半径方向外側先端は、
蓋本体2の軸線に平行に延在するよう形成されている。
図8に明確に示されているように、蓋本体2を軸方向に
見て、突出壁40及び42の各々は、蓋本体2の軸心O
と貫通孔12の軸心O1を通る直線Lを周方向に挟んで
等間隔に配置されている。係止側壁10の外周面には、
周方向に間隔をおいて一対の係止突起44及び46が形
成されている。相互に実質上同一の形状をなす係止突起
44及び46は、突出壁40及び42の軸方向上方の実
質上延長上に、突出壁40及び42の上端に対しそれぞ
れ等間隔をおいて配置されている。係止突起44及び4
6の各々の半径方向外側先端は、突出壁40及び42の
各々の半径方向外側先端と実質上同一面上に位置付けら
れている。
【0015】突出壁40には、開閉カバー50がヒンジ
手段を構成する旋回連結部52を介して旋回自在に配設
されている。いわゆるヒンジキャップのヒンジ部として
広く実用化されている構成を利用することでよい旋回連
結部52は、突出壁40の先端部における周方向外側面
の上端から下端にわたって形成されかつ周方向外方に突
出するよう形成されている。開閉カバー50は、ほぼ矩
形状をなしかつ平板形状をなす本体部50aと、本体部
50aの上端の幅方向中央から上方に延び出す突出舌片
50bと、本体部50aの一側端部の全域から直立した
フランジ部50cと、本体部50aの他側端部の下端部
から直立したフランジ部50dとを備えている。突出舌
片50bの上端は半円形状をなしている。開閉カバー5
0の他側面であってフランジ部50dが形成された下端
部領域を除く他の全領域は、上記旋回連結部52の先端
に連結されている。図8に示すように、開閉カバー50
は、上記突出壁40の周方向外側に、スカート壁16の
ほぼ接線方向に延在する開位置と、突出壁40及び42
の各々の半径方向先端を覆う閉位置との間を旋回連結部
52まわりに旋回自在である。開閉カバー50が開位置
から閉位置に旋回させられると、フランジ部50cの周
方向内側が突出壁42の周方向外側に圧接して嵌合させ
られ、閉位置に保持される(図8の2点鎖線参照)。
【0016】図1〜図5及び図9を参照して、例えばボ
ロプロピレン等の合成樹脂から一体に成形することがで
きる外蓋4は、全体がほぼ円板形状をなす天面壁60
と、天面壁60の円形周縁から垂下する環状の被係止側
壁62とを備えている。天面壁60の一部分は、他の部
分に対し閉位置と開位置との間を旋回自在な小蓋64に
より構成されている。図5に示されているように、天面
壁60には、半径方向のほぼ中央部から半径方向外側に
向かって一定の幅で延在する切欠き60aが形成されて
いる。切欠き60aは外蓋4を軸方向に見て矩形状をな
している。被係止側壁62の先端部の外周面は被係止側
壁62の基端部の外周面よりも小径に形成され、この先
端部の外周面には、蓋本体2の係止側壁10の上端部内
周面に形成された環状の係止凹部に係止される被係止突
条が形成されている。被係止側壁62の基端部の外周面
は、蓋本体2の係止側壁10の外周面と実質上同径に形
成されている。被係止側壁62には切欠き62a(図9
参照)が形成されている。この切欠き62aは天面壁6
0の切欠き60aの延長上に位置付けられ、同じ周方向
幅を有している。
【0017】小蓋64は、半径方向内側から外側に向か
って延在するよう形成されかつ半径方向内側の基端は後
述するヒンジ部67を介して天面壁60の対向する部分
に一体に接続されている。更に具体的に説明すると、小
蓋64は、ほぼ矩形状をなしかつ平板形状をなす本体部
65と、本体部65の先端からほぼ直角に垂下する垂下
壁66とから構成されている。小蓋64の本体部65
は、天面壁60の切欠き60a内に隙間をおいて切欠き
60aに沿って延在するよう配置されかつその半径方向
内側端である基端は、切欠き60aの、対向する半径方
向内側端にヒンジ部67を介して旋回自在に一体に連結
されている。ヒンジ部67は、天面壁60の上面側に開
放された、断面が実質上V形状をなす溝と、溝の底と天
面壁60の下面との間に形成された薄肉部とにより構成
されている。ヒンジ部67には、小蓋の開方向への旋回
を所定の旋回角度で阻止する開位置規制手段が配設され
ている。開位置規制手段は、上記溝の、相互に対向する
側面により構成されている。
【0018】小蓋64の本体部65は、天面壁60と実
質上同じ厚さを有しており、閉位置においては、その上
面は天面壁60の上面と実質上同一面上に位置付けられ
る。小蓋64の本体部65はまた、被係止側壁62の外
周面よりも半径方向外側に突出するよう形成され、本体
部65の突出部の周方向幅は、天面壁60の切欠き60
a内を延在する部分の幅よりも広く形成されている(図
5参照)。小蓋64の垂下壁66は上記突出部の先端に
形成され、垂下壁66の周方向の両端の半径方向内側に
は、周方向に対向して平行に延在する一対のフランジ6
6a及び66bがその全域にわたって形成されている。
垂下壁66の下端の周方向中央には、後に説明するよう
に、吸引管6を垂下壁66の下端から受け入れることが
できる受入案内溝66cが形成されている。受入案内溝
66cの上端は半円形状をなし、その半径は、吸引管6
の半径よりも若干大きく形成されている。受入案内溝6
6cの全体形状は、蓋本体2に設けられたの開閉カバー
50の突出舌片50bが離脱自在に嵌合しうるよう、突
出舌片50bの外形にほぼ整合するよう形成されてい
る。垂下壁66の下端の半径方向内側であって、受入案
内溝66cとフランジ66a及び66bとの間には、そ
れぞれ被係止突起66d及び66eが形成されている。
【0019】図1〜図6を参照して、蓋本体2の突出円
筒14に吸引管6の基端部が被嵌されると、吸引管6は
貫通孔12から軸方向上方に延在させられる(図6参
照)。外蓋4は、その被係止側壁62の被係止突条を蓋
本体2の係止側壁10の係止凹部に嵌合・係止させるこ
とにより、蓋本体2に装着される。これにより、主壁8
は外蓋4により実質上覆われる。外蓋4の小蓋64の垂
下壁66に配設された被係止突起66d及び66eが、
蓋本体2の係止側壁10に配設された係止突起44及び
46に離脱自在に係止されることにより、小蓋64は閉
位置に保持される。上記説明から容易に理解されるよう
に、上記一対の係止突起44及び46と、上記一対の被
係止突起66d及び66eとは、蓋本体2の係止側壁1
0と小蓋64の垂下壁66との間に配設され、かつ小蓋
64の開方向への旋回を解除自在にロックして小蓋64
を閉位置に位置付ける係止手段を構成する。
【0020】上記したとおりにして、外蓋4が蓋本体2
に装着されかつ小蓋64が閉位置に位置付けられた状態
において、小蓋64の下面と蓋本体2の係止側壁10の
上端との間に軸方向隙間が形成され、小蓋64の垂下壁
66の半径方向内側面と蓋本体2の係止側壁10の外周
面との間に半径方向隙間が形成される。上記軸方向隙間
は外蓋4の被係止側壁62に形成された切欠き66aの
存在に起因する。また上記半径方向隙間は、小蓋64の
本体部65が外蓋4の被係止側壁62の外周面よりも半
径方向外側に、したがって同径の、蓋本体2の係止側壁
10の外周面よりも半径方向外側に突出するよう形成さ
れ、かつ小蓋64の垂下壁66が本体部65の突出部の
先端に形成されていることに起因する。吸引管6は、小
蓋64の下面に沿って延在するよう折り曲げられて軸方
向隙間を通され、次いで小蓋64の垂下壁66と蓋本体
2の係止側壁10の上端との協働により下方に折り曲げ
られて半径方向隙間を通って下方に延出させられる。そ
して吸引管6は、軸方向隙間及び半径方向隙間の各々に
おいて押潰されて吸引管6の流路が閉塞される。上記軸
方向隙間及び半径方向隙間の各々の大きさ(隙間寸法)
は、吸引管6の肉厚の2倍より若干少なく規定されるこ
とがシール性を向上させる上で好ましい(更に広い概念
では、2倍以下であることがことが好ましい)。
【0021】吸引管6の先端部は小蓋64の垂下壁66
の下端から、蓋本体2の突出壁40及び42の間を、ス
カート壁16の外周面に沿って軸方向下方に延出させら
れる。垂下壁66の下端から露呈された吸引管6の先端
部は、開閉カバー50を、開位置(図4及び図5参照)
から旋回連結部まわりに旋回させて閉位置に保持するこ
とにより、開閉カバー50によって実質上覆われ(図1
及び図2参照)、その先端部の汚れが防止される。吸引
管6は、小蓋64を含む外蓋4及び開閉カバー50によ
って、実質上その全体が外部に露呈されないように覆わ
れることはいうまでもない。
【0022】図10及び図11を参照して、以上のよう
に構成された容器蓋100は、その蓋本体2のスカート
壁16における主部20の内周面に形成された雌ねじ2
4を容器200の開口部202の外周面に形成された雄
ねじ204に係止させて閉方向に回転させることによ
り、開口部202に装着される。容器200は、この実
施形態においては、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)から形成された容器である、いわゆるPETボトル
から構成されている。容器200内には清涼飲料等の内
容物が収容されている。容器蓋100のスカート壁16
における主部20の上端部内周面に保持された中栓30
は、その一部である筒状側壁34が、該筒状側壁34の
外周面に形成された係止突条37を介して開口部202
の内周面に圧入・係止される。中栓30は、その環状フ
ランジ35の外周面に形成された薄肉被係止突条36
が、蓋本体2のスカート壁16における主部20の内周
面に形成された係止突条26と主壁8の内面との間の軸
方向隙間を軸方向上方に移動させられることにより、ス
カート壁16内を軸方向上方に移動させられる。そして
中栓30の環状フランジは、開口部202の上端面と蓋
本体2の主壁8の下面との間で軸方向に押圧され、開口
部202の上端面を閉塞する。この閉塞により、容器2
00内の内容物は、容器200がいかなる姿勢にさせら
れても、あるいは比較的大きな衝撃を受けても、漏出す
ることは十分確実に防止される。この効果は、開閉カバ
ー50が開かれ、そしてまた小蓋64が開かれて、後述
するとおりにして吸引管6の先端部が小蓋64の垂下壁
66を越えて上方に延出されたとしても、阻害されるこ
とはない。中栓30の存在はまた、その内側(内容物に
面した内側)の形状が比較的フラットで複雑ではないの
で、内容物の、いわゆるホットパックによる滅菌効果を
著しく向上させる。容器蓋100のタンパーエビデント
裾部22の内周面に形成された環状突出片22aは、開
口部202の外周面に形成されている係止あご部206
を乗り越えてその下側に位置付けられる。タンパーエビ
デント裾部22の環状突出片22aが係止あご部206
の下側に位置付けられることにより、容器蓋100のタ
ンパーエビデント特性が十分確実に保証される。
【0023】容器200に収容された内容物を使用する
ために、容器200の開口部202に装着された容器蓋
100が、使用者の手によって最初に開栓操作させられ
ると(開方向に回転させられると)、タンパーエビデン
ト裾部22の環状突出片22aが、係止あご部206の
下面によって軸方向上方への移動が阻止されるため、破
断可能部分18が破断させられる。その結果、タンパー
エビデント裾部22は蓋本体2から離脱させられて容器
200の開口部202に残留させられ、また中栓30
は、開口部202の上端面を閉塞した状態で開口部20
2に残留させられて蓋本体2から離脱させられ、容器蓋
100は、容器200の開口部202から取り外される
(開栓させられる)。中栓30の、開口部202への残
留は、中栓30の筒状側壁34の外周面に形成された係
止突条37の開口部202の内周面に対する係止力が、
蓋本体2のスカート壁16における主部20の内周面に
形成された係止突条26が中栓30の環状フランジ35
の外周面に形成された薄肉被係止突条36を弾性変形さ
せて乗り越える力よりも、著しく大きく規定されている
ことに起因するものである。
【0024】中栓30は、そのプルリング32を開口部
202から指で引き上げることにより、開口部202か
ら離脱させることができる。次に、離脱した容器蓋10
0を開口部202に再び装着することにより、開口部2
02の上端面が蓋本体2の主壁8の下面に圧接され、開
口部202は閉塞される。これにより容器200内に収
容された内容物の漏出は一次的に阻止される。この状態
で、容器200の開口部202が下方に向けられ、ある
いは容器200に比較的大きな衝撃が加えられた場合、
内容物の一部が開口部202の上端面と蓋本体2の主壁
8の下面との間から漏出することも想定される。しかし
ながら本発明による容器蓋100においては、上記吸引
管6が、先に述べたように、上記軸方向隙間及び半径方
向隙間の各々の2箇所において押潰されることにより吸
引管6の流路が閉塞されているので、単一の折曲部によ
ってシールが行なわれる従来の容器蓋に比べ、吸引管6
の流路を一層確実に閉塞することができ、容器200内
に収容された内容物が吸引管6から漏出することは十分
確実に防止される。
【0025】図10及び図3から容易に理解されるよう
に、容器蓋100が容器200に装着されると、吸引管
6は、蓋本体2及び外蓋4と共通の軸線である容器蓋1
00の軸線と平行な軸線を有する突出円筒14から軸方
向上方に延びた直後の位置において、実質上各軸線に直
交する方向に折り曲げられ、次いで該方向と同じ方向に
延在する小蓋64の下面に沿って直線状に延出した後、
軸方向隙間を通され、次いで小蓋64の垂下壁66と蓋
本体2の係止側壁10の上端との協働により直角に下方
に折り曲げられて半径方向隙間を通って下方に延出させ
られ、かつ、該隙間の各々において押潰されて吸引管6
の流路が閉塞される。そしてまた、先に述べたように、
上記軸方向隙間及び半径方向隙間の各々の大きさ(隙間
寸法)は、吸引管6の肉厚の2倍より若干少なく規定さ
れている。その結果、吸引管6は、上記軸方向隙間及び
半径方向隙間の各々の2箇所において十分確実に弾性変
形させられて押潰されるので、シール性が著しく向上さ
せられる。
【0026】特に、吸引管6は、突出円筒14から軸方
向上方に延びた直後の位置において、上記軸線に直交す
る方向に折り曲げられ、次いで該方向と同じ方向に延在
する小蓋64の下面に沿って直線状に延出した後、吸引
管6の肉厚の2倍より若干少なく規定されている軸方向
隙間を通されるよう構成されていることに起因して、吸
引管6は比較的長い長手方向の範囲にわたってその流路
である内面が面接触(圧接)させられる。また軸方向隙
間を通された後、小蓋64の垂下壁66と蓋本体2の係
止側壁10の上端との協働により直角に下方に折り曲げ
られて、小蓋64の垂下壁66の内側面とこれに対向す
る蓋本体2の係止側壁10の外周面との間に形成される
半径方向隙間を通って下方に延出させられ、しかも、半
径方向隙間は吸引管6の肉厚の2倍より若干少なく規定
されているので、吸引管6は、比較的長い長手方向の範
囲にわたってその流路である内面が面接触(圧接)させ
られる。したがって、吸引管6は、2箇所において、比
較的長い長手方向の範囲にわたってその流路である内面
が面接触(圧接)させられるので、シール性は著しく向
上させられるのである。その結果、本発明による容器蓋
100によれば、比較的大きな成形誤差が生じた場合に
おいても、吸引管6の流路を十分確実に閉塞することを
可能にし、シール性を著しく向上させることができる。
なお、開閉カバー50の内側面とこれに対向する蓋本体
2の係止側壁10の外周面との間に形成される半径方向
隙間も、上記半径方向隙間と実質上同じ隙間寸法を有す
るよう規定されることがシール性を一層向上させる上で
好ましい。また、開閉カバー50を閉位置に保持するロ
ック手段は、上記実施形態においては、開閉カバー50
のフランジ50cと蓋本体2の突出壁42との間の圧接
係合によるが(図1参照)、これに代えて、係止突起及
び被係止突起とからなる解除自在なロック手段、あるい
は他の適宜の解除自在なロック手段を配設することも、
シール性を一層向上させる上で好ましい。更にはまた、
小蓋64の垂下壁66の内側面とこれに対向する蓋本体
2の係止側壁10の外周面とが互いに平行に延在するよ
う、小蓋64の垂下壁66の内側面の形状を円弧形状と
することがシール性を一層向上させる上で好ましい(開
閉カバー50の内側面の形状についても上記と同じこと
がいえる)。
【0027】また本発明による容器蓋100において
は、蓋本体2及び外蓋4をいずれも合成樹脂により一体
成形することが可能であり、しかも全体の構成も簡単で
あるので、比較的低コストで大量生産することが可能で
ある。したがって本発明による容器蓋100によれば、
比較的簡単な構成により高いシール性を確保することを
可能にするものである。
【0028】上記したとおりにして、中栓30を開口部
202から離脱させ、次いで、容器200の開口部20
2から取り外した容器蓋100を開口部202に再び装
着した後、容器200内の内容物、例えば飲料を摂取す
る場合には、先ず、開閉カバー50を旋回連結部52の
まわりに閉位置から開位置に旋回させて開く(図12参
照)。開閉カバー50を開方向に強制することにより、
開閉カバー50のフランジ50cと蓋本体2の突出壁4
2との間の圧接係合が解除される。次いで、小蓋64を
ヒンジ部67まわりに閉位置から開位置に旋回させて開
く(図13参照)。小蓋64を開方向に強制することに
より、小蓋64の垂下壁66に配設された被係止突起6
6d及び66eの、蓋本体2の係止側壁10に配設され
た係止突起44及び46に対する係止が解除される。吸
引管6は、それ自体の弾性復元力によって小蓋64の垂
下壁66を越えて上方に延出して吸引管6の流路の閉塞
が解除される。ヒンジ部67には、先に述べたように、
小蓋64の開方向への旋回を、開位置を規定する所定の
旋回角度で阻止する開位置規制手段が配設されているの
で、小蓋64が開かれると、小蓋64は吸引管6の弾性
復元力によって開位置に位置付けられ、吸引管6の先端
部は該所定の旋回角度をなして延出させられる(図10
及び図3の2点鎖線及び図13参照)。使用者は、吸引
管6の先端部を口にくわえ、PETボトルからなる容器
200の胴部をスクィーズすることにより、容器200
内の飲料を吸引・摂取することができる。
【0029】容器200内の飲料の摂取を終えて、吸引
管6を非使用状態に戻す場合には、小蓋64をヒンジ部
67まわりに開位置から閉位置に旋回させて閉じる(図
12参照)。小蓋64の垂下壁66に配設された被係止
突起66d及び66eが、蓋本体2の係止側壁10に配
設された係止突起44及び46に係止されることによ
り、小蓋64は閉位置に保持される。次いで、開閉カバ
ー50を旋回連結部52まわりに開位置から閉位置に旋
回させて閉じる(図11参照)。開閉カバー50のフラ
ンジ50cが蓋本体2の突出壁42に圧接係合され、開
閉カバー50は閉位置に保持される(図11及び図10
参照)。
【0030】なお、先に述べたように、小蓋64の垂下
壁66の下端部には、吸引管6を垂下壁66の下端から
受け入れることができる受入案内溝66cが形成されて
いる。そして、受入案内溝66cの上端は半円形状をな
し、その半径は、吸引管6の半径よりも若干大きく形成
されているので、小蓋64が開閉されるとき、吸引管6
は受入案内溝66cに受け入れられて小蓋64の開閉作
動に追従させられる。これにより小蓋64の開閉作動が
安定して遂行され、また吸引管6を非使用状態と使用状
態とに選択的に位置付ける操作が安定して遂行される。
また、小蓋64が上記開位置に位置付けられた状態にお
いて、吸引管6の先端部は受入案内溝66c内に安定し
て保持され、容器200内の飲料の摂取を容易かつ安定
して遂行することが可能となる。
【0031】以上、本発明による可撓性吸引管を備えた
容器蓋を実施形態に基づいて説明したが、本発明は図示
の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思
想の範囲を逸脱することなく種々の変形あるいは修正が
可能である。例えば、上記実施形態においては、容器蓋
100の使用前の状態において、蓋本体2には中栓30
が離脱自在に装着され、また、蓋本体2のスカート壁1
6には破断可能部分18が形成されているが、これらを
備えない構成とする他の実施形態もある。その場合、容
器蓋100が容器200に装着されて使用者の手に渡さ
れるまでは、シュリンクフィルムで容器蓋100を覆う
ことによって、不正使用を防止する必要がある。また、
上記実施形態において、小蓋64は、外蓋4の天面壁6
0にヒンジ部67を介して一体に成形されているが、こ
れに代えて、小蓋64を外蓋4と別体に形成し、別体に
形成した小蓋64を天面壁60に適宜のヒンジ手段を介
して旋回自在に装着する他の実施形態もある。なお、開
閉カバー50についても同じことがいえる。更にはま
た、蓋本体2のスカート壁16に形成された破断可能部
分18及びタンパーエビデント裾部22の内周面に形成
された係止手段である環状突出片22aについても、上
記実施形態に限定される理由はなく、それ自体は周知の
構成を利用することでよい、他の様々な形態の破断可能
部分及び係止手段に代えることは自由である。
【0032】更にはまた、本発明による容器蓋100が
適用される容器200は、上記実施形態におけるよう
に、合成樹脂製のいわゆるPETボトル(スクィーズボ
トル)から構成されているが、これに代えて、スクィー
ズすることができない硬質の合成樹脂あるいはガラスか
ら構成する他の実施形態の容器にも、本発明による容器
蓋100が適用されることはいうまでもない。その場
合、容器100には、容器内に収容された内容物の摂取
を容易にするための手段を施す必要がある。この手段を
施した容器蓋100について、中栓30を使用しない一
つの実施形態として以下にその概要を紹介する。蓋本体
2の主壁8の貫通孔12の周縁から下方に突出する他の
突出円筒を形成し、この突出円筒にストローの上端を被
嵌させる。主壁8の他の箇所に通気孔を形成する。外蓋
4の天面壁60における小蓋64のヒンジ部67の配設
位置を、天面壁60の軸心の直径方向反対側に移動させ
る(図3において更に右方に移動させる)。外蓋4の天
面壁60に形成される切欠き60a及び小蓋64は、当
然、上記実施形態におけるよりも長くなる。小蓋64
の、ヒンジ部67近傍の下面に、該下面から直立して延
びる開閉ピンを配設する。小蓋64が閉位置に位置付け
られたとき、上記通気孔は開閉ピンの先端により開自在
に閉じられる(そのように、通気孔の配設位置が規定さ
れる)。以上のような手段を施した容器蓋100を容器
の開口部に装着すると、容器蓋100に装着されたスト
ローの下端が、内容物が収容された容器内の底面に近接
して位置付けられる。容器内に収容された内容物を摂取
する場合には、上記実施形態において説明したとおりに
して、容器蓋100の開閉カバー50及び小蓋64を開
く。吸引管6は小蓋64の垂下壁66を越えて上方に延
出させられる。小蓋64が開かれることによって、上記
通気孔が開かれる。その結果、使用者は吸引管6の先端
部を口にくわえて内容物を吸引することが容易に可能と
なる。
【0033】
【発明の効果】本発明による可撓性吸引管を備えた容器
蓋によれば、吸引管の流路を十分確実に閉塞することが
でき、比較的大きな衝撃が加えられても容器内に収容さ
れた内容物が漏出するおそれがない。また、比較的大き
な成形誤差が生じた場合においても、吸引管の流路を十
分確実に閉塞することを可能にし、シール性を向上させ
ることができる。更にはまた、比較的簡単な構成により
高いシール性を確保することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による可撓性吸引管を備えた容器蓋の正
面図。
【図2】図1に示す容器蓋を図1において右方から見た
側面図。
【図3】図2に示す容器蓋の縦断面図。
【図4】図1に示す容器蓋を、開閉カバーが開かれた状
態で示す正面図。
【図5】図4に示す容器蓋を図4において上方から見た
平面図。
【図6】図1に示す容器蓋を構成する蓋本体を、開閉カ
バーを省略して示す側面図であって、図2と同じ方向か
ら見た側面図。
【図7】図1に示す容器蓋を構成する蓋本体を、開閉カ
バーが開かれた状態で示す正面図。
【図8】図7に示す容器蓋を図7において上方から見た
平面図。
【図9】図1に示す容器蓋を構成する外蓋の縦断面図。
【図10】図1に示す容器蓋を容器開口部に装着した状
態を示す縦断面図。
【図11】図1に示す容器蓋が装着された容器全体の斜
視図。
【図12】図11に示す容器を、容器蓋における開閉カ
バーが開かれた状態で示す斜視図。
【図13】図11に示す容器を、容器蓋における開閉カ
バー及び小蓋が開かれた状態で示す斜視図。
【符号の説明】
2 蓋本体 4 外蓋 6 可撓性吸引管 8 主壁 10 係止側壁 12 貫通孔 16 スカート壁 20 破断可能部分 30 中栓 50 開閉カバー 64 小蓋 66 垂下壁 67 ヒンジ部 100 容器蓋 200 容器 202 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩谷 暢 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内 Fターム(参考) 3E084 AA12 AB01 BA03 CA01 CC03 DA01 DB05 DB12 DC03 EA03 EA04 EB01 EB04 EC03 FA09 FB01 FC07 FC08 GA01 GA08 GB01 GB08 GB12 GB13 GB17 JA02 KA15 KB01 LA03 LA07 LA17 LB02 LB07 LC01 LD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器開口部に装着される蓋本体、蓋本体
    に装着される外蓋、及び蓋本体に装着される可撓性吸引
    管を備え、 蓋本体は、容器開口部の頂面を覆いかつ貫通孔が形成さ
    れた主壁及び主壁の周縁から上方に延びる係止側壁を有
    し、吸引管は貫通孔から延出させられ、 外蓋は、天面壁及び天面壁の周縁から垂下する被係止側
    壁を有し、天面壁の一部分は、実質上、他の部分に対し
    閉位置と開位置との間を旋回自在な小蓋により構成さ
    れ、該被係止側壁の、小蓋に対応する部分には切欠きが
    形成され、小蓋の先端には垂下壁が形成され、 被係止側壁が係止側壁に係止されて外蓋が蓋本体に装着
    されかつ小蓋が閉位置に位置付けられた状態において、
    小蓋の下面と蓋本体の係止側壁の上端との間に軸方向隙
    間が形成されかつ小蓋の垂下壁の内側面と蓋本体の係止
    側壁の外周面との間に半径方向隙間が形成され、吸引管
    は、小蓋の下面に沿って延在するよう折り曲げられて軸
    方向隙間を通され、次いで小蓋の垂下壁と蓋本体の係止
    側壁の上端との協働により下方に折り曲げられて半径方
    向隙間を通って下方に延出させられ、かつ、該隙間の各
    々において押潰されて流路が閉塞される、ことを特徴と
    する可撓性吸引管を備えた容器蓋。
  2. 【請求項2】 蓋本体は主壁の周縁から垂下するスカー
    ト壁を有し、小蓋が閉位置に位置付けられた状態におい
    て、吸引管の先端部は小蓋の垂下壁の下端から蓋本体の
    スカート壁の外周面に沿って下方に露呈して延在するよ
    う位置付けられ、スカート壁には、露呈された吸引管の
    先端部を覆う閉位置と、該先端部を露呈させる開位置と
    の間を旋回自在な開閉カバーが配設されている、請求項
    1記載の可撓性吸引管を備えた容器蓋。
  3. 【請求項3】 蓋本体は主壁の周縁部から垂下するスカ
    ート壁を有し、スカート壁には周方向に延びる破断可能
    部分が形成され、スカート壁は、破断可能部分よりも上
    方の主部と、破断可能部分よりも下方のタンパーエビデ
    ント裾部とに区画され、主部の内周面には容器開口部の
    外周面に形成されている雄ねじに係合させられる雌ねじ
    が形成され、タンパーエビデント裾部の内周面には、容
    器開口部の外周面に形成されている係止あご部に係止さ
    せられる被係止手段が形成され、主部の半径方向内側に
    おける上端部にはプルリングを備えた中栓が離脱自在に
    保持され、蓋本体が容器開口部に装着されると中栓はそ
    の一部が容器開口部の内周面に圧入されて容器開口部に
    係止されかつ蓋本体は中栓を介して容器開口部の上端面
    を閉塞し、蓋本体が容器開口部に装着された後に最初に
    開栓させられると、破断可能部分が破断させられ、蓋本
    体は容器開口部から離脱させられると共に、中栓は、容
    器開口部の上端面を閉塞した状態で容器開口部に残留さ
    せられて蓋本体から離脱させられる、請求項1又は請求
    項2記載の可撓性吸引管を備えた容器蓋。
  4. 【請求項4】 蓋本体のスカート壁の主部における内周
    面の上端部には主壁との間に隙間をおいて周方向に延在
    する係止突条が形成され、中栓は、底壁と、底壁の周縁
    から上方に延びる円筒状側壁と、側壁の上端から半径方
    向外側に延出する環状フランジとを備え、環状フランジ
    の外周面には薄肉被係止突条が形成され、側壁の外周面
    には容器開口部の内周面に離脱自在に圧入させられる係
    止突条が形成され、中栓は、薄肉被係止突条が蓋本体の
    係止突条を乗り越えて該隙間に離脱自在に挿入されるこ
    とにより、蓋本体に離脱自在に保持される、請求項3記
    載の可撓性吸引管を備えた容器蓋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003024826A1 (de) * 2001-09-20 2003-03-27 Seaquist-Löffler Kunststoffwerk Gmbh Abgabeverschluss für fliessfähiges gut enthaltende behälter
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