JP2001180033A - Ledプリントヘッド - Google Patents

Ledプリントヘッド

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JP2001180033A
JP2001180033A JP36960799A JP36960799A JP2001180033A JP 2001180033 A JP2001180033 A JP 2001180033A JP 36960799 A JP36960799 A JP 36960799A JP 36960799 A JP36960799 A JP 36960799A JP 2001180033 A JP2001180033 A JP 2001180033A
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幸一郎 小野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所謂バイメタル効果によりLEDプリントヘ
ッドの一部又は全体が曲ることを防ぐことが可能なLE
Dプリントヘッドを提供する。 【構成】 放熱板200上に第1ホルダ410及び第2
ホルダ420を配置したLEDプリントヘッドであっ
て、前記LEDプリントヘッドの一方の端ではビスによ
り、放熱板200に図示しない第1スペーサを、該第1
スペーサ上に前記第1ホルダ410及び前記第2ホルダ
420を強固に固定し、前記プリントヘッドの片方の端
では、前記放熱板200上で第2スペーサを配置し、該
第2スペーサ上に前記第1ホルダ410と前記第2ホル
ダをビスで固定することにより、前記放熱板200上で
第2スペーサがヘッドの長手方向へ移動可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的プリンタ等の印
字用ヘッドに適したLEDプリントヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のLEDプリントヘッドの一
例を示した分解斜視図であり、図9は図8に示すLED
プリントヘッドを矢印Cから見た正面図である。
【0003】図8、図9に示すLEDプリントヘッド1
00は、複数のLED発光部111と該発光部111を
駆動する為のドライバIC112を長手方向へ複数個設
置した基板110と、前記LED発光部111の上方に
配され、前記LED発光部111からの光を透過させる
例えばセルフォックレンズ(商品名)からなるレンズ1
20と、該レンズ120をアレイの長手方向の左右から
を挟んでいる例えばアルミニウムからなる第1ホルダ1
30と第2ホルダ140と、前記基板110裏面側に配
された例えばアルミニウムからなる放熱板150とから
なる。
【0004】前記基板110は複数の第1ビス160に
より前記放熱板150と前記第1ホルダ130に挟まれ
るように固定されると共に、複数の第2ビス170によ
り前記放熱板150と前記第2ホルダ140に挟まれる
ように固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8、図9に示す様
に、従来のLEDプリントヘッドでは、基板110に前
記放熱板150と、前記第1ホルダ130及び前記第2
ホルダ140がその長さ方向に渡って複数の第1ビス1
60と第2ビス170により強固に固定されている。
【0006】この為、印字動作を行う際に前記LED発
光部111とドライバIC112から発せられた熱によ
り放熱板150が加熱され、記放熱板150は長手方向
に熱膨張するが、前記放熱板150の熱膨張時にはまだ
前記第1ホルダ130と前記第2ホルダ140に熱は伝
わっていない為に、前記第1ホルダ130と前記第2ホ
ルダ140は熱膨張せずそのままの状態を維持する。
【0007】その結果、LEDプリントヘッド全体が上
に凹となるように変形する。
【0008】このように、前記放熱板150が熱膨張す
ると、所謂バイメタル効果によりLEDプリントヘッド
全体が上に凹となる為、LEDプリントヘッド100の
長手方向の位置により前記LED発光部111から前記
レンズ120までの距離に違いが生じ、正確な印字動作
を行うことができない。
【0009】そこで、本発明は、前記放熱板150が熱
膨張を起こしても正確な印字動作を行えるLEDプリン
トヘッドを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のLEDプ
リントヘッドは、複数のLED発光素子と該LED発光
素子を駆動する為のドライバICとを有する基板と、前
記基板裏面に配され、長手方向の長さが前記基板よりも
長い放熱板と、前記基板の長手方向一方の端部に隣接す
るように前記放熱板上に配された第1のスペーサと、前
記基板の長手方向他方の端部に隣接するように前記放熱
板上に配されると共に上面左右両側に溝部を形成した第
2のスペーサと、前記第1及び第2のスペーサと前記基
板の上方に配されたホルダと、前記ホルダに配されたレ
ンズと、断面が略クの字状と略逆クの字状である折り曲
げ部を有する固定部材と、を有するLEDプリントヘッ
ドであって、前記LEDプリントヘッドの長手方向の一
方の端部では、前記第1のスペーサと前記放熱板が固定
されると共に、前記第1のスペーサと前記ホルダが固定
されており、前記LEDプリントヘッドの長手方向の他
方の端部では、前記第2のスペーサと前記ホルダが固定
されており、又、前記第2のスペーサの溝部に前記固定
部材の前記折り曲げ部を取り付けると共に、前記固定部
材により前記放熱板上に前記第2のスペーサが接触して
おり、前記第2のスペーサが、前記放熱板上をLEDプ
リントヘッドの長手方向に移動可能であると共に前記L
EDプリントヘッドの左右方向と上下方向には移動不可
能であることを特徴とする。
【0011】請求項2記載のLEDプリントヘッドは、
請求項1記載のLEDプリントヘッドであって、前記L
EDプリントヘッドの長手方向の他方端部では、前記第
2のスペーサに開口部分の形状が略楕円状である穴部が
配されていると共に前記放熱板に略円状又は略楕円状の
穴部が配され、前記第2のスペーサに配された穴部及び
前記放熱板に配された穴部には略円柱状の固定ピンが挿
入されていることを特徴とする。
【0012】請求項3記載のLEDプリントヘッドは、
請求項1記載のLEDプリントヘッドであって、前記L
EDプリントヘッドの長手方向の他方端部では、前記第
2のスペーサに開口部分の形状が略楕円状である穴部が
配されていると共に前記放熱板上面からは、前記放熱板
と一体形成された略円柱状の固定ピンが突出しており、
前記穴部には前記固定ピンが挿入されていることを特徴
とする。
【0013】請求項4記載のLEDプリントヘッドは、
複数のLED発光素子と該LED発光素子を駆動する為
のドライバICとを有する基板と、前記基板と隣接する
スペーサと、前記基板と前記スペーサの裏面に配された
放熱板と、前記基板と前記スペーサ上方に配され、前記
LED発光素子からの光を透過させるレンズを有するホ
ルダと、前記放熱板と前記スペーサを内部に通し、前記
放熱板上に前記スペーサを配置する為の略バンド状の固
定部材と、を有するLEDプリントヘッドであって、前
記LEDプリントヘッドの一方の端部では、前記放熱板
上に前記基板を固定すると共に前記基板上に前記ホルダ
を固定し、前記LEDプリントヘッドの他方の端部で
は、前記放熱板上に前記スペーサを配置し、前記スペー
サ上に前記ホルダを固定すると共に、前記固定部材によ
り前記スペーサが前記放熱板へ接触しており、前記放熱
板が熱膨張を起こした際に前記基板がプリントヘッドの
長手方向へのみ移動することができることを特徴とす
る。
【0014】請求項5記載のLEDプリントヘッドは、
複数のLED発光素子と該LED発光素子を駆動する為
のドライバICとを有する基板と、前記基板裏面に配さ
れた放熱板と、前記基板上方に配され、前記LED発光
素子からの光を透過させるレンズを有するホルダと、前
記放熱板と前記基板を内部に通し、前記基板を前記放熱
板上へと配置させる為の略バンド状の固定部材と、を有
するLEDプリントヘッドであって、前記LEDプリン
トヘッドの一方の端部では、前記放熱板上に前記基板を
固定すると共に前記基板上に前記ホルダを固定し、前記
LEDプリントヘッドの他方の端部では、前記基板上に
前記ホルダを固定すると共に、前記固定部材内部に、前
記放熱板と該放熱板上に配置された前記基板が通されて
おり、前記放熱板が熱膨張を起こした際に、前記基板が
長手方向へのみ移動することが出来ることを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用してなる実施
例であるLEDプリントヘッドの上面図であり、図2は
図1に示すLEDプリントヘッドを矢印Aから見た正面
図である。
【0016】図1に示すLEDプリントヘッドは、例え
ばアルミニウムから成り略直方体の放熱板200上方
に、例えば銅板からなり複数の発光素子と該発光素子を
発光させる為のドライバICを上面に配置した後述する
第1基板(図示せず)を配置し、前記第1基板上に例え
ばガラスエポキシ樹脂からなる第2基板320を配置し
ている。
【0017】又、前記第2基板320上には、例えばア
ルミニウムから成る第1ホルダ410と第2ホルダ42
0が、例えばセルフォックレンズ(商品名)からなるレ
ンズ500を左右から挟むように配置されている。
【0018】更に、図1に示すように、ヘッドの図1紙
面右側端部には、後述する穴部1000が形成されてお
り、前記穴部1000へは後述する固定ピン900が挿
入されていると共に、前記穴部1000が形成された部
分のプリントヘッド左右両側(図1紙面上下側)には固
定部材700が配置されており、図1では前記穴部10
00近辺の拡大図も示している。
【0019】尚、前記放熱板200は長辺の長さが約8
20mmであり、前記第1ホルダ420及び前記第2ホ
ルダ420の長辺の長さは約740mmである。更に、
前記レンズ500の長辺の長さは約710mmであり、
前記第1基板と前記第2基板320の具体的な形状と配
置形態は後程説明する。
【0020】図2において、放熱板200上方(図2紙
面上側)には例えばアルミニウムからなる第2スペーサ
620が配されており、前記第2スペーサ620の上方
には、第1ホルダ410及び第2ホルダ420が、該ホ
ルダ410、420の長辺と前記放熱板200の長辺が
平行となるように配置されている。
【0021】前記第2スペーサ620の上側を除く前記
放熱板200と前記第2スペーサ620の周囲には、前
記放熱板200に第2スペーサ620を取り付ける為の
例えばSUS(STEAL USE STAINLES
S)からなる固定部材700が前記放熱板200と前記
第2スペーサ620を取り囲むように配置されている。
【0022】又、第1ビス810により後述する第3基
板330が前記放熱板200に固定されていると共に前
記第1基板310と前記第3基板330が後述するワイ
ヤ340により電気的に接続されている。
【0023】前記固定部材700は、その上方に断面が
略クの字と逆クの字となるように内側下方へと折り曲っ
ている折り曲げ部710を有しており、前記折り曲げ部
710が第2スペーサ620の上面左右両側(図2紙面
左右両側)に形成された溝部621に取り付けられてい
る。
【0024】又、前記溝部621は、前記折り曲げ部7
10を前記溝部621に取り付けた際に、前記溝部62
1と前記折り曲げ部710との間で前記LEDプリント
ヘッドの左右方向(図2紙面左右方向)へ僅かな隙間が
生じるほどの幅を有している。
【0025】更に、前記放熱板200は、該放熱板20
0下方に位置する前記固定部材700の弾性力により、
前記放熱板200の下方から上方へと押し上げられてお
り、前記上方への力は、前記第2スペーサ620が前記
固定部材700に軽く触れる程度の力であり、前記第2
スペーサ620を前記固定部材700に強固に固定する
程度の力ではない。
【0026】この為、前記第2スペーサ620は、前記
放熱板200上をヘッドの長手方向へ移動することが可
能であるが、ヘッドの左右方向(図2紙面左右方向)と
ヘッドの上下方向(図2紙面上下方向)へ移動すること
はできない。
【0027】図3は、図1に示すLEDプリントヘッド
を矢印Bから見た側面図である。
【0028】図3において、前記放熱板200の左右側
面(図3紙面垂直方向の面)には、コネクタ331を有
する第3基板330が第1ビス810により固定されて
いる。
【0029】前記コネクタ331は、前記LEDプリン
トヘッドを取り付ける印刷装置と電気的に接続する為に
配されており、前記第3基板330と前記第2基板32
0はワイヤ340により電気的に接続されている。
【0030】尚、前記第2基板320と前記第1基板3
10に配されたドライバICは複数のワイヤ(図示せ
ず)により電気的に接続されている。
【0031】図4は、図1に示すA−A’線断面図であ
る。
【0032】図4に示すように、放熱板200上には第
1スペーサ610が配置されており、前記第1スペーサ
610上には、前記第1ホルダ410と前記第2ホルダ
420が配置されている。又、前記第1ホルダ410及
び前記第2ホルダ420の間にはレンズ500が挟まれ
ており、前記第1ホルダ410と前記第2ホルダ420
は、第2ビス820により第1スペーサ610に強固に
固定されている。更に、前記第1ホルダ410と前記第
2ホルダ420と前記第1スペーサ610は、第3ビス
830により前記放熱板200へ強固に固定されてい
る。
【0033】尚、前記第1スペーサ610と前記レンズ
500との間は空洞になっており、図1のA−A’線断
面図における第1スペーサ610上には前記第1基板3
10や前記第2基板320が配置されていない。
【0034】図5は、図1に示すB−B’断面図であ
る。
【0035】図5において、放熱板200上には、LE
D発光素子312と該LED発光素子312を駆動し発
光させるドライバIC311を中央に搭載した例えば銅
板からなる第1基板310が配置されており、前記第1
基板310の中央部分は、略第2基板320の厚さ分程
上方に突出している。
【0036】前記第1基板310上には、前記第1基板
310の中央に位置する突出した部分を左右から挟むよ
うに2つの第2基板320が配されており、前記第1基
板310上の前記ドライバIC311と前記第2基板3
20は、LEDプリントヘッドの短手方向に伸びている
ワイヤ313により電気的に接続されており、前記ワイ
ヤ313は、ヘッドの長手方向に略等間隔で複数本設置
されている。
【0037】又、前記第2基板320上方には、第1ホ
ルダ410と第2ホルダ420が配されており、前記第
1ホルダ410と前記第2ホルダ420が前記第2基板
320と接触しないように配されている。
【0038】前記放熱板200と前記第1基板310の
左右両側面には、前記第3基板330が第1ビス810
により固定されている。
【0039】図6は、図1に示すC−C’線断面図であ
る。
【0040】図6に示すLEDプリントヘッドの断面構
造は、図5に示すプリントヘッドの断面構造と以下の点
を除き略同一である為、説明を省略する。
【0041】図5に示す断面構造と図6に示す断面構造
の異なる点は、図5では、前記第2基板320上方に、
前記第2基板320と接触しないように第1ホルダ41
0と第2ホルダ420が配されているが、図6では、L
EDプリントヘッドの左右両端(図6紙面左右側)にお
いて、第4ビス840を用いて放熱板200上に第1基
板310を、該第1基板310上に第2基板320を固
定している。又、前記第4ビス840上に前記第1ホル
ダ410と前記第2ホルダ420を乗せることにより前
記第1ホルダ410と前記第2ホルダ420を支えてい
る。更に、C−C’線に位置する放熱板200側面に
は、前記第1ビス810が配されていない。
【0042】図7は、図1に示すD−D’線断面図であ
る。
【0043】図7に示すように、放熱板200上には第
2スペーサ620が配置され、前記放熱板200の左右
両側(図7紙面左右両側)には穴の直径が約1mmの穴部
1000が、前記第2スペーサ620の左右両側にはヘ
ッドの長手方向の幅が約5mmの穴部1000が形成さ
れており、前記穴部1000には例えばアルミニウムか
ら成り直径が約1mmの固定ピン900が挿入されてい
る。この為、前記第2スペーサ620は、前記放熱板2
00上を長手方向に約4mm程度の範囲内で動くことが
可能である(図1参照)。
【0044】前記放熱板200上では、第1ホルダ41
0と第2ホルダ420が第5ビス850により第2スペ
ーサ620に固定されており、前記第1ホルダ410と
第2ホルダ420の間にはレンズ500が挟まれてい
る。
【0045】更に、前記第2スペーサ620の上面左右
側(図7紙面左右側)には図2で説明した溝部621が
形成されていると共に、前記溝部621には、固定部材
700の上部に形成された折り曲げ部710が取り付け
られており、前記溝部621と前記折り曲げ部710と
の間にはヘッドの左右方向に隙間が生じる様になってい
る。
【0046】次に、前記第1基板310と前記第2基板
320と第1、第2スペーサ610、620の配置形態
について以下に説明する。
【0047】図1に示す本実施例のLEDプリントヘッ
ドの一方の端(図1紙面左側)に配された第1スペーサ
610(図4参照)は、図1に示す前記第2基板320
の一方の端から前記第1ホルダ410と前記第2ホルダ
の一方の端までの領域に配されており、前記ヘッドの他
方の端(図1紙面右側)に配された第2スペーサ620
(図7参照)は、図1に示す前記第2基板320の他方
の端から前記第1ホルダ410と前記第2ホルダ420
の他方の端までの領域に配されている。
【0048】本実施例では、前記第1ホルダ410と前
記第2ホルダは或る断面形状の金型に金属を押し出して
形成しているので、前記第1基板310上のドライバI
C311とLED発光素子312が、前記第1ホルダ4
10及び前記第2ホルダ420に接触しないようにする
為に前記第1ホルダ410と前記第2ホルダ420の裏面
中央部分を窪んだ形状とするのは困難である。
【0049】この為、本実施例では、前記第1基板31
0の中央に配された突出部の厚さよりも多少厚くなって
いる前記第1スペーサ610と前記第2スペーサ620
を、前記第1基板310と前記第2基板320を挟むよ
うに配置している。
【0050】前記2つのスペーサ610、620の間に
は、前記第1基板310と該第1基板310上に配され
た上面が略長方形状の2つの第2基板320が配されて
おり、又、前記2つの第2基板320は、前記第1基板
310の中央に配された突出部をヘッドの左右両側から
挟んでいる(図5、図6参照)。
【0051】次に、本実施例のLEDプリントヘッドの
印刷動作について以下に説明する。
【0052】この様なLEDプリントヘッドを動作させ
る際には、先ず、上述のLEDプリントヘッドを印刷装
置に接続し、前記印刷装置からの駆動信号等により、前
記LEDプリントヘッド内の第1基板310上に配され
たLED発光素子312から光を発光させる。
【0053】続いて、第1基板310上に配置された前
記LED発光素子312及びドライバIC311の発熱
により、前記第1基板310から前記放熱板200に熱
が伝わり前記放熱板200の温度が上昇すると前記放熱
板200が長手方向に熱膨張する。
【0054】この時、本実施例のLEDプリントヘッド
は、該LEDプリントヘッドの長手方向の一方端におい
て、放熱板200上に第1スペーサ610と第1ホルダ
410と第2ホルダ420を、第2ビス820及び第3
ビス830を用いて強固に固定している(図4参照)。
【0055】一方、前記LEDプリントヘッドの長手方
向の他方端では、第5ビス850により前記第2スペー
サ620に前記第1ホルダ410と前記第2ホルダ42
0を固定すると共に前記放熱板200の直径約1mmの
穴部1000に直径約1mmの固定ピン900を挿入
し、前記第2スペーサ620に設けられたヘッドの長さ
方向に約5mmの幅を有する穴部1000に前記固定ピ
ン900を挿入している(図1、図7参照)。
【0056】又、前記固定部材700の折り曲げ部71
0が前記第2スペーサ620の溝部621に取り付けら
れると共に前記溝部621と前記折り曲げ部710との
間でヘッドの左右方向に僅かな隙間が設けられており、
更に、前記固定部材700の弾性力により放熱板200
が上方に上がるように力が加わっている。
【0057】この為、前記放熱板200が膨張すると、
前記第1ホルダ410及び前記第2ホルダ420が固定
された第2スペーサ620は前記放熱板200上をヘッ
ドの長手方向へのみ移動することが出来る。
【0058】以上説明した構成とすることにより、本実
施例のLEDプリントヘッドは、第1基板310上のL
ED発光素子312及びドライバIC311が発熱し、
この発熱により生じた熱が放熱板200に伝わり前記放
熱板200が膨張した場合でも、前記第1ホルダ410
と前記第2ホルダ420は前記第2スペーサ620と共
に前記放熱板200上を長手方向に移動するのみである
ので、LEDプリントヘッド全体が上に凹とならず、安
定した発光特性を得ることが可能である。
【0059】尚、本実施例では、第1ホルダ410と第
2ホルダ420の2つのホルダを用いたが1つのホルダ
のみで構成しても良く、前記放熱板200に前記第1ス
ペーサ610を固定する際又は前記第1スペーサ610
に第1、第2ホルダ410、420を固定する際にビス
を用いたが固定の方法は他の方法でも良い。
【0060】又、本実施例では、前記第2スペーサ62
0に長手方向の幅が約5mmの穴部1000を形成し、
前記放熱板200に長手方向の幅が約1mmの穴部10
00を形成したが、前記第2スペーサ620と前記放熱
板200の両方にヘッドの長手方向の幅が約5mmの穴
部1000を形成しても良く、前記放熱板200と固定
ピン900を一体化とする構造にしても良い。
【0061】更に、本実施例では、前記基板100上の
ドライバIC311やLED発光素子312が前記第1
ホルダ410と前記第2ホルダ420に接触しないよう
に前記第1スペーサ610と前記第2スペーサ620を
使用したが、前記第1ホルダ410と前記第2ホルダ4
20が前記ドライバIC311と接触しない構造である
ならば、以下のような構成にしても良い。
【0062】例えば、本実施例では、第2スペーサ62
0の溝部621に固定部材700の折り曲げ部710を
取り付けているが、前記第2スペーサ620に溝部62
1を設けず、前記放熱板200上の他方の端部に前記溝
部621を有しない前記第2スペーサ620を配置し、
前記第2スペーサ620の上部には前記第1ホルダ41
0と前記第2ホルダ420を配置し、更に、前記放熱板
200と前記スペーサ620を例えば金属からなり、断
面が四角形や円形等であると共に内側が空洞となってい
る略バンド状の固定部材の内側に通し、前記第2スペー
サ620がヘッドの長手方向へ移動可能な程度な力で、
前記第2スペーサ620を前記放熱板200上に配置し
ても良い。
【0063】又、本実施例では前記放熱板200の一方
の端部では、前記第3ビス830を用いて前記放熱板2
00に前記第1スペーサ610を固定しているが、前記
第1スペーサ610を用いずに前記基板200の長手方
向の長さを長くし、前記第1スペーサ610が配置され
ている領域にも前記第1基板310を配置することによ
り、前記放熱板200上に前記第1基板310を、該第
1基板310上に前記第1ホルダ410と前記第2ホル
ダ420を配置しても良く、前記第2スペーサ620が
配置されている領域にも、前記第2スペーサ620を用
いずに前記基板200の長手方向の長さを長くずること
により前記第1基板310を配置し、前記放熱板200
上に前記第1基板310を、該第1基板310上に前記
第1ホルダ410と前記第2ホルダ420を配置しても
良い。
【0064】
【発明の効果】本発明のLEDプリントヘッドは、放熱
板の温度上昇によりLEDプリントヘッド全体が曲るこ
とを防ぐことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなるLEDプリントヘッドの
上面図である。
【図2】図1に示すLEDプリントヘッドを図1矢印A
から見た正面図である。
【図3】図1に示すLEDプリントヘッドを図1矢印B
から見た側面図である。
【図4】図1に示すLEDプリントヘッドのA−A’線
断面図である。
【図5】図1に示すLEDプリントヘッドのB−B’線
断面図である。
【図6】図1に示すLEDプリントヘッドのC−C’線
断面図である。
【図7】図1に示すLEDプリントヘッドのD−D’線
断面図である。
【図8】従来のLEDプリントヘッドの分解斜視図であ
る。
【図9】図8に示すLEDプリントヘッドの矢印Cから
見た正面図である。
【符号の説明】
100 LEDプリントヘッド 110 基板 111 LED発光部 112 ドライバIC 120 レンズ 130 第1ホルダ 140 第2ホルダ 150 放熱板 160 第1ビス 170 第2ビス 200 放熱板 310 第1基板 311 ドライバIC 312 LED発光素子 313 ワイヤ 320 第2基板 330 第3基板 340 ワイヤ 410 第1ホルダ 420 第2ホルダ 500 レンズ 610 第1スペーサ 620 第2スペーサ 621 溝部 700 固定部材 710 折り曲げ部 810 第1ビス 820 第2ビス 830 第3ビス 840 第4ビス 850 第5ビス 900 固定ピン 1000 穴部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のLED発光素子と該LED発光素
    子を駆動する為のドライバICとを有する基板と、 前記基板裏面に配され、長手方向の長さが前記基板より
    も長い放熱板と、 前記基板の長手方向一方の端部に隣接するように前記放
    熱板上に配された第1のスペーサと、前記基板の長手方
    向他方の端部に隣接するように前記放熱板上に配される
    と共に上面左右両側に溝部を形成した第2のスペーサ
    と、 前記第1及び第2のスペーサと前記基板の上方に配され
    たホルダと、 前記ホルダに配されたレンズと、 断面が略クの字状と略逆クの字状である折り曲げ部を有
    する固定部材と、 を有するLEDプリントヘッドであって、 前記LEDプリントヘッドの長手方向の一方の端部で
    は、前記第1のスペーサと前記放熱板が固定されると共
    に、前記第1のスペーサと前記ホルダが固定されてお
    り、 前記LEDプリントヘッドの長手方向の他方の端部で
    は、前記第2のスペーサと前記ホルダが固定されてお
    り、又、前記第2のスペーサの溝部に前記固定部材の前
    記折り曲げ部を取り付けると共に、前記固定部材により
    前記放熱板上に前記第2のスペーサが接触しており、 前記第2のスペーサが、前記放熱板上をLEDプリント
    ヘッドの長手方向に移動可能であると共に前記LEDプ
    リントヘッドの左右方向と上下方向には移動不可能であ
    ることを特徴とするLEDプリントヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のLEDプリントヘッドで
    あって、前記LEDプリントヘッドの長手方向の他方端
    部では、前記第2のスペーサに開口部分の形状が略楕円
    状である穴部が配されていると共に前記放熱板に略円状
    又は略楕円状の穴部が配され、前記第2のスペーサに配
    された穴部及び前記放熱板に配された穴部には略円柱状
    の固定ピンが挿入されていることを特徴とするLEDプ
    リントヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のLEDプリントヘッドで
    あって、前記LEDプリントヘッドの長手方向の他方端
    部では、前記第2のスペーサに開口部分の形状が略楕円
    状である穴部が配されていると共に前記放熱板上面から
    は、前記放熱板と一体形成された略円柱状の固定ピンが
    突出しており、前記穴部には前記固定ピンが挿入されて
    いることを特徴とするLEDプリントヘッド。
  4. 【請求項4】 複数のLED発光素子と該LED発光素
    子を駆動する為のドライバICとを有する基板と、 前記基板と隣接するスペーサと、 前記基板と前記スペーサの裏面に配された放熱板と、 前記基板と前記スペーサ上方に配され、前記LED発光
    素子からの光を透過させるレンズを有するホルダと、 前記放熱板と前記スペーサを内部に通し、前記放熱板上
    に前記スペーサを配置する為の略バンド状の固定部材
    と、 を有するLEDプリントヘッドであって、 前記LEDプリントヘッドの一方の端部では、前記放熱
    板上に前記基板を固定すると共に前記基板上に前記ホル
    ダを固定し、 前記LEDプリントヘッドの他方の端部では、前記放熱
    板上に前記スペーサを配置し、前記スペーサ上に前記ホ
    ルダを固定すると共に、前記固定部材により前記スペー
    サが前記放熱板へ接触しており、前記放熱板が熱膨張を
    起こした際に前記基板がプリントヘッドの長手方向への
    み移動することができることを特徴とするLEDプリン
    トヘッド。
  5. 【請求項5】 複数のLED発光素子と該LED発光素
    子を駆動する為のドライバICとを有する基板と、 前記基板裏面に配された放熱板と、 前記基板上方に配され、前記LED発光素子からの光を
    透過させるレンズを有するホルダと、 前記放熱板と前記基板を内部に通し、前記基板を前記放
    熱板上へと配置させる為の略バンド状の固定部材と、 を有するLEDプリントヘッドであって、 前記LEDプリントヘッドの一方の端部では、前記放熱
    板上に前記基板を固定すると共に前記基板上に前記ホル
    ダを固定し、 前記LEDプリントヘッドの他方の端部では、前記基板
    上に前記ホルダを固定すると共に、前記固定部材内部
    に、前記放熱板と該放熱板上に配置された前記基板が通
    されており、前記放熱板が熱膨張を起こした際に、前記
    基板が長手方向へのみ移動することが出来ることを特徴
    とするLEDプリントヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004259841A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Noritsu Koki Co Ltd Led光源装置
JP2007160656A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Nippon Seiki Co Ltd Ledプリントヘッド
JP2014237285A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 コニカミノルタ株式会社 光書込装置、及び画像形成装置

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