JP2001179567A - 超音波モータを可動体の駆動源とする案内装置 - Google Patents
超音波モータを可動体の駆動源とする案内装置Info
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- stage
- ultrasonic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】可動体としてのステージの位置決め精度を高め
ることができるとともに、所定位置に位置決めするまで
の所要時間を大幅に短縮することができ、さらには超音
波モータの異常摩耗や異常発熱のない案内装置を提供す
る。 【解決手段】、超音波振動子112の振動に伴って、楕
円運動する押圧チップ111を備えた超音波モータ11
0を枠体120内に保持し、前記超音波モータ110と
の摩擦駆動によって直線運動する可動体としてのステー
ジ103を有する案内装置において、前記超音波モータ
110の超音波振動子112と枠体120との間に、超
音波モータ110の楕円運動における長軸方向に伸縮可
能な積層型圧電アクチュエータ121,122を配置す
る。
ることができるとともに、所定位置に位置決めするまで
の所要時間を大幅に短縮することができ、さらには超音
波モータの異常摩耗や異常発熱のない案内装置を提供す
る。 【解決手段】、超音波振動子112の振動に伴って、楕
円運動する押圧チップ111を備えた超音波モータ11
0を枠体120内に保持し、前記超音波モータ110と
の摩擦駆動によって直線運動する可動体としてのステー
ジ103を有する案内装置において、前記超音波モータ
110の超音波振動子112と枠体120との間に、超
音波モータ110の楕円運動における長軸方向に伸縮可
能な積層型圧電アクチュエータ121,122を配置す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば精密加工装
置、精密測定装置、半導体の製造工程で用いられる露光
装置や描画装置など、可動体に物品を載せて移動し、所
定の位置に位置決めするのに用いる超音波モータを可動
体の駆動源とする案内装置に関するものである。
置、精密測定装置、半導体の製造工程で用いられる露光
装置や描画装置など、可動体に物品を載せて移動し、所
定の位置に位置決めするのに用いる超音波モータを可動
体の駆動源とする案内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、直線的に往復移動するステージを
高速で、かつ高精度に案内する駆動手段として超音波モ
ータが提案されており、様々な研究がなされている。
高速で、かつ高精度に案内する駆動手段として超音波モ
ータが提案されており、様々な研究がなされている。
【0003】図7は超音波モータを可動体の駆動源とす
る案内装置をステージ装置に適用した例を示す平面図で
あり、このステージ装置は、ベース盤401上に可動体
としてのステージ403を配置し、一対のガイド部材4
02に沿って直線的に案内するようになっている。ステ
ージ403の一方の側面には被駆動用摩擦材404が、
他方の側面にはリニアスケール405がそれぞれ取着し
てあり、リニアスケール405と対向する位置には位置
検出器406を設けてステージ403の位置検出手段を
構成するとともに、被駆動用摩擦材404と対向する位
置には超音波モータ410を設置し、超音波モータ41
0の押圧チップ411を当接させてある。
る案内装置をステージ装置に適用した例を示す平面図で
あり、このステージ装置は、ベース盤401上に可動体
としてのステージ403を配置し、一対のガイド部材4
02に沿って直線的に案内するようになっている。ステ
ージ403の一方の側面には被駆動用摩擦材404が、
他方の側面にはリニアスケール405がそれぞれ取着し
てあり、リニアスケール405と対向する位置には位置
検出器406を設けてステージ403の位置検出手段を
構成するとともに、被駆動用摩擦材404と対向する位
置には超音波モータ410を設置し、超音波モータ41
0の押圧チップ411を当接させてある。
【0004】そして、ステージ403の移動に伴う位置
検出器406からの位置信号は、制御部409に送ら
れ、この制御部409にて予め設定してあるステージ4
03の移動プロファイルに基づく基準位置信号と比較し
て位置偏差を求め、この位置偏差に応じて変化するパラ
メータを基にPID演算処理した出力値を指令信号とし
て、超音波モータ用ドライバ407へ出力し、このドラ
イバ407からの駆動電圧に基づいて超音波モータ41
0を駆動させることによりステージ403を移動させ、
所定の位置に位置決めするようになっていた。
検出器406からの位置信号は、制御部409に送ら
れ、この制御部409にて予め設定してあるステージ4
03の移動プロファイルに基づく基準位置信号と比較し
て位置偏差を求め、この位置偏差に応じて変化するパラ
メータを基にPID演算処理した出力値を指令信号とし
て、超音波モータ用ドライバ407へ出力し、このドラ
イバ407からの駆動電圧に基づいて超音波モータ41
0を駆動させることによりステージ403を移動させ、
所定の位置に位置決めするようになっていた。
【0005】また、図8に超音波モータ410の取り付
け構造を示すように、超音波モータ410は超音波振動
体412とその先端に固着された押圧チップ411とか
らなり、ベース盤401上に設置された枠体420内に
設置してあり、超音波振動体412の一方の側面を、枠
体420の一方の側壁より突設させた一対の固定ピン4
21,422に当接させ、枠体420の他方の側面に設
けた一対の弾性体423,424にて超音波振動体41
2の他方の側面を押圧することで挟持するように保持し
てある。また超音波振動体412の後端と枠体420と
の間にはコイル425を設けてあり、このコイル425
の弾性作用によって超音波モータ410をステージ40
3の被駆動用摩擦材404に押圧するとともに、その押
圧力を調整するようになっている。
け構造を示すように、超音波モータ410は超音波振動
体412とその先端に固着された押圧チップ411とか
らなり、ベース盤401上に設置された枠体420内に
設置してあり、超音波振動体412の一方の側面を、枠
体420の一方の側壁より突設させた一対の固定ピン4
21,422に当接させ、枠体420の他方の側面に設
けた一対の弾性体423,424にて超音波振動体41
2の他方の側面を押圧することで挟持するように保持し
てある。また超音波振動体412の後端と枠体420と
の間にはコイル425を設けてあり、このコイル425
の弾性作用によって超音波モータ410をステージ40
3の被駆動用摩擦材404に押圧するとともに、その押
圧力を調整するようになっている。
【0006】なお、超音波モータ410を構成する超音
波振動体412は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)や
チタン酸バリウムなどを主成分とする矩形板状の圧電セ
ラミック体からなり、一方の主面に、同一矩形状の4つ
の電極413,414,415,416を点対称に備
え、対角に配置された電極413と電極415をリード
線417により電気的に接続し、電極414と電極41
6をリード線418により電気的に接続するとともに、
他方の主面全面にも不図示の電極を備え、アースされて
いる。そして、電極413,415又は電極414,4
16に交流電圧を印加すれば、超音波振動体412が振
動し、押圧チップ411が矢印ABを長軸とする楕円運
動するため、この楕円運動の力が摩擦によって被駆動用
摩擦材404に伝達され、ステージ403をガイド部材
402に沿って直線的に移動させ、また、超音波モータ
410を停止させれば、押圧チップ411と被駆動用摩
擦材404との間の摩擦力により、ステージ403を位
置決めするようになっていた(特開平7−184382
参照)。
波振動体412は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)や
チタン酸バリウムなどを主成分とする矩形板状の圧電セ
ラミック体からなり、一方の主面に、同一矩形状の4つ
の電極413,414,415,416を点対称に備
え、対角に配置された電極413と電極415をリード
線417により電気的に接続し、電極414と電極41
6をリード線418により電気的に接続するとともに、
他方の主面全面にも不図示の電極を備え、アースされて
いる。そして、電極413,415又は電極414,4
16に交流電圧を印加すれば、超音波振動体412が振
動し、押圧チップ411が矢印ABを長軸とする楕円運
動するため、この楕円運動の力が摩擦によって被駆動用
摩擦材404に伝達され、ステージ403をガイド部材
402に沿って直線的に移動させ、また、超音波モータ
410を停止させれば、押圧チップ411と被駆動用摩
擦材404との間の摩擦力により、ステージ403を位
置決めするようになっていた(特開平7−184382
参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7及び図
8に示す従来の案内装置では、超音波モータ410を枠
体420内に一対の弾性体423,424を介して保持
する構造であるため、超音波モータ410を駆動させた
り、停止させる時、弾性体423,424の変形によっ
て超音波モータ410が揺動し、この超音波モータ41
0の揺動によってステージ403も揺動することから、
ステージ403を所定位置まで移動、位置決めするのに
要する時間が長くなるといった課題があった。
8に示す従来の案内装置では、超音波モータ410を枠
体420内に一対の弾性体423,424を介して保持
する構造であるため、超音波モータ410を駆動させた
り、停止させる時、弾性体423,424の変形によっ
て超音波モータ410が揺動し、この超音波モータ41
0の揺動によってステージ403も揺動することから、
ステージ403を所定位置まで移動、位置決めするのに
要する時間が長くなるといった課題があった。
【0008】しかも、ステージ403が所定の位置に達
した際に弾性体423,424が変形していると、弾性
変形が元の状態に復元されると、ステージ403が所定
の位置より進んで位置決めされるため、所定位置に高精
度に位置決めできないといった課題もあった。
した際に弾性体423,424が変形していると、弾性
変形が元の状態に復元されると、ステージ403が所定
の位置より進んで位置決めされるため、所定位置に高精
度に位置決めできないといった課題もあった。
【0009】また、超音波モータ410の駆動中、超音
波モータ410は、弾性体423,424の弾性変形に
よってステージ403の移動方向だけでなく、鉛直方向
にも移動したり、傾斜したりするため、押圧チップ41
1の接触状態が変化し易く、その結果、押圧チップ41
1や被駆動摩擦材404との摩耗が激しく、超音波モー
タ410や被駆動摩擦材404等の部品を短期間で交換
しなければならないといった課題もあった。
波モータ410は、弾性体423,424の弾性変形に
よってステージ403の移動方向だけでなく、鉛直方向
にも移動したり、傾斜したりするため、押圧チップ41
1の接触状態が変化し易く、その結果、押圧チップ41
1や被駆動摩擦材404との摩耗が激しく、超音波モー
タ410や被駆動摩擦材404等の部品を短期間で交換
しなければならないといった課題もあった。
【0010】さらに、超音波モータ410の駆動によっ
て、超音波振動体412の超音波振動が、弾性体42
3,424との間で増幅され、弾性体423,424が
摩耗したり、発熱するといった課題もあった。
て、超音波振動体412の超音波振動が、弾性体42
3,424との間で増幅され、弾性体423,424が
摩耗したり、発熱するといった課題もあった。
【0011】その為、熱膨張による位置決めや真直精度
が変化することを問題視する露光装置や座標測定機等に
使用するためには、超音波モータ410の駆動速度を遅
くしなければならず、実用的ではなかった。
が変化することを問題視する露光装置や座標測定機等に
使用するためには、超音波モータ410の駆動速度を遅
くしなければならず、実用的ではなかった。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記課
題に鑑み、超音波振動子の振動に伴って、楕円運動する
押圧チップを備えた超音波モータを枠体内に保持して成
り、前記超音波モータの押圧チップによる摩擦駆動によ
って直線運動又は回転運動する可動体を有する案内装置
において、前記超音波モータの超音波振動子と枠体との
間に、前記超音波モータの楕円運動における長軸方向に
伸縮可能なアクチュエータを設けたことを特徴とする。
題に鑑み、超音波振動子の振動に伴って、楕円運動する
押圧チップを備えた超音波モータを枠体内に保持して成
り、前記超音波モータの押圧チップによる摩擦駆動によ
って直線運動又は回転運動する可動体を有する案内装置
において、前記超音波モータの超音波振動子と枠体との
間に、前記超音波モータの楕円運動における長軸方向に
伸縮可能なアクチュエータを設けたことを特徴とする。
【0013】また、本発明は、上記案内装置を用い、前
記超音波モータにて移動させて位置決めした可動体の実
際の位置が、予め設置してある目標位置の基準範囲外で
ある場合、前記積層型圧電アクチュエータを伸縮させて
上記可動体を微小移動させ、所定の目標位置に位置決め
するようにしたことを特徴とする。
記超音波モータにて移動させて位置決めした可動体の実
際の位置が、予め設置してある目標位置の基準範囲外で
ある場合、前記積層型圧電アクチュエータを伸縮させて
上記可動体を微小移動させ、所定の目標位置に位置決め
するようにしたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
説明する。
【0015】図1は本発明に係る超音波モータを可動体
の駆動源とする案内装置をステージ装置に適用した例を
示す平面図である。
の駆動源とする案内装置をステージ装置に適用した例を
示す平面図である。
【0016】このステージ装置は、ベース盤101上に
可動体としてのステージ103を配置し、クロスローラ
ーガイド、エアスライドガイド、油圧ガイド等の一対の
ガイド部材102を介して、直線的に案内するようにな
っている。ステージ103の一方の側面には被駆動用摩
擦材104を、他方の側面にはリニアスケール105を
それぞれ取着してあり、リニアスケール105と対向す
る位置には位置検出器106を設けてステージ103の
位置検出手段を構成するとともに、被駆動用摩擦材10
4と対向する位置には超音波モータ110を設置し、超
音波モータ110の押圧チップ111を押圧させてあ
る。
可動体としてのステージ103を配置し、クロスローラ
ーガイド、エアスライドガイド、油圧ガイド等の一対の
ガイド部材102を介して、直線的に案内するようにな
っている。ステージ103の一方の側面には被駆動用摩
擦材104を、他方の側面にはリニアスケール105を
それぞれ取着してあり、リニアスケール105と対向す
る位置には位置検出器106を設けてステージ103の
位置検出手段を構成するとともに、被駆動用摩擦材10
4と対向する位置には超音波モータ110を設置し、超
音波モータ110の押圧チップ111を押圧させてあ
る。
【0017】また、図2に超音波モータ110とその固
定構造を示すように、超音波モータ110は、超音波振
動体112とその先端に固着したアルミナやジルコニア
等のセラミックスからなる押圧チップ111とからな
り、超音波振動体112は、チタン酸ジルコン酸鉛(P
ZT)やチタン酸バリウムなどを主成分とする矩形板状
の圧電セラミック体からなり、一方の主面に、同一矩形
状の4つの電極113,114,115,116を点対
称に備え、対角に配置された電極113と電極115を
リード線117により電気的に接続し、電極114と電
極116をリード線118により電気的に接続するとと
もに、他方の主面全体にも不図示の電極を備え、アース
してある。
定構造を示すように、超音波モータ110は、超音波振
動体112とその先端に固着したアルミナやジルコニア
等のセラミックスからなる押圧チップ111とからな
り、超音波振動体112は、チタン酸ジルコン酸鉛(P
ZT)やチタン酸バリウムなどを主成分とする矩形板状
の圧電セラミック体からなり、一方の主面に、同一矩形
状の4つの電極113,114,115,116を点対
称に備え、対角に配置された電極113と電極115を
リード線117により電気的に接続し、電極114と電
極116をリード線118により電気的に接続するとと
もに、他方の主面全体にも不図示の電極を備え、アース
してある。
【0018】そして、電極113,115又は電極11
4,116のいずれか一方にパルス電圧を印加すると、
超音波振動体112が楕円モードの変形を起こし、矢印
CDを長軸とする楕円運動するため、押圧チップ111
がステージ103の被駆動摩擦材104と当接させてお
くことにより、摩擦駆動によってステージ103をガイ
ド部材102に沿って移動させることができる。
4,116のいずれか一方にパルス電圧を印加すると、
超音波振動体112が楕円モードの変形を起こし、矢印
CDを長軸とする楕円運動するため、押圧チップ111
がステージ103の被駆動摩擦材104と当接させてお
くことにより、摩擦駆動によってステージ103をガイ
ド部材102に沿って移動させることができる。
【0019】また、この超音波モータ110は、ベース
盤101上に設置された枠体120内に保持してあり、
枠体120の両側面にそれぞれ設けた積層型圧電アクチ
ュエータ121,122によって超音波振動体112の
前方両側面を挟持するようにして保持し、また、枠体1
20の両側面にそれぞれ設けた固定ピン123,124
によって超音波振動体112の後方両側面を挟持するよ
うにして保持してある。また超音波振動体112の後端
と枠体120との間にはコイル等の弾性体125を設け
てあり、この弾性体125の弾性作用によって超音波モ
ータ110をステージ103の被駆動用摩擦材104に
押圧するとともに、その押圧力を調整するようになって
いる。なお、積層型圧電アクチュエータ121,122
は超音波振動体112の前方側面における節の部分(振
動しない部分)に接着等にて固着してあり、また、固定
ピン123,124は超音波振動体112の後方側面に
おける節の部分(振動しない部分)に接着等にて固着し
てある。
盤101上に設置された枠体120内に保持してあり、
枠体120の両側面にそれぞれ設けた積層型圧電アクチ
ュエータ121,122によって超音波振動体112の
前方両側面を挟持するようにして保持し、また、枠体1
20の両側面にそれぞれ設けた固定ピン123,124
によって超音波振動体112の後方両側面を挟持するよ
うにして保持してある。また超音波振動体112の後端
と枠体120との間にはコイル等の弾性体125を設け
てあり、この弾性体125の弾性作用によって超音波モ
ータ110をステージ103の被駆動用摩擦材104に
押圧するとともに、その押圧力を調整するようになって
いる。なお、積層型圧電アクチュエータ121,122
は超音波振動体112の前方側面における節の部分(振
動しない部分)に接着等にて固着してあり、また、固定
ピン123,124は超音波振動体112の後方側面に
おける節の部分(振動しない部分)に接着等にて固着し
てある。
【0020】また、ステージ103の移動に伴い位置検
出器106からの位置信号は、制御部109に送られ、
この制御部109にて予め設定してあるステージ103
の移動プロファイルに基づく位置信号と比較して位置偏
差を求め、この位置偏差に応じて変化するパラメータを
基にPID演算処理した出力値を指令信号として超音波
モータ用ドライバ107へ出力し、このドライバ107
からの駆動電圧に基づいて超音波モータ110を駆動す
るようになっている。
出器106からの位置信号は、制御部109に送られ、
この制御部109にて予め設定してあるステージ103
の移動プロファイルに基づく位置信号と比較して位置偏
差を求め、この位置偏差に応じて変化するパラメータを
基にPID演算処理した出力値を指令信号として超音波
モータ用ドライバ107へ出力し、このドライバ107
からの駆動電圧に基づいて超音波モータ110を駆動す
るようになっている。
【0021】また、制御部109では、位置検出器10
6からの位置信号によってステージ102が所定の目標
位置に来たと判断し、超音波モータ110を停止させた
時、ステージ103に残留している揺動や目標位置から
のずれを、位置検出器106からの位置信号と、制御部
109にて予め設定してある最終目標位置に基づく位置
信号を比較して得られた位置偏差から判断し、この位置
偏差に応じて変化するパラメータを基にPID演算処理
した出力値を指令信号として、アクチュエータ用ドライ
バ108へ出力し、このドライバ108からの駆動電圧
に基づいて積層型圧電アクチュエータ121,122を
伸縮させ、ステージ103の揺動を収束させたり、微小
移動させ、所定の位置にステージ103を位置決めする
ようになっている。
6からの位置信号によってステージ102が所定の目標
位置に来たと判断し、超音波モータ110を停止させた
時、ステージ103に残留している揺動や目標位置から
のずれを、位置検出器106からの位置信号と、制御部
109にて予め設定してある最終目標位置に基づく位置
信号を比較して得られた位置偏差から判断し、この位置
偏差に応じて変化するパラメータを基にPID演算処理
した出力値を指令信号として、アクチュエータ用ドライ
バ108へ出力し、このドライバ108からの駆動電圧
に基づいて積層型圧電アクチュエータ121,122を
伸縮させ、ステージ103の揺動を収束させたり、微小
移動させ、所定の位置にステージ103を位置決めする
ようになっている。
【0022】図3に図1のステージ装置におけるブロッ
ク線図を示すように、制御部109は、フィードバック
制御部301、目標値発生部302、指令信号出力切り
替え部303からなり、ステージ103への要求位置
は、予め設定してあるステージ103の移動プロファイ
ルを格納してある目標値発生部302より時間の関数と
して与え、フィードバック制御部301へ送るようにな
っている。そして、このフィードバック制御部301で
は、目標値発生部302からの要求位置信号304と、
位置検出器106から得られる実際の位置信号305の
2つの信号から位置偏差を計算し、この位置偏差及び、
予め決めておいたパラメータ値を基にしてPID演算処
理を実行することで、ステージ103の移動位置を決定
する指令信号306を出力するようになっている。
ク線図を示すように、制御部109は、フィードバック
制御部301、目標値発生部302、指令信号出力切り
替え部303からなり、ステージ103への要求位置
は、予め設定してあるステージ103の移動プロファイ
ルを格納してある目標値発生部302より時間の関数と
して与え、フィードバック制御部301へ送るようにな
っている。そして、このフィードバック制御部301で
は、目標値発生部302からの要求位置信号304と、
位置検出器106から得られる実際の位置信号305の
2つの信号から位置偏差を計算し、この位置偏差及び、
予め決めておいたパラメータ値を基にしてPID演算処
理を実行することで、ステージ103の移動位置を決定
する指令信号306を出力するようになっている。
【0023】そして、予め設定してあるステージ103
の移動プロファイルにより算出される理想計算到達時間
までの指令信号306は、指令出力信号切り替え部30
3により超音波モータ用ドライバ107へ出力し、超音
波モータ110を駆動させることでステージ103を移
動させるようになっている。
の移動プロファイルにより算出される理想計算到達時間
までの指令信号306は、指令出力信号切り替え部30
3により超音波モータ用ドライバ107へ出力し、超音
波モータ110を駆動させることでステージ103を移
動させるようになっている。
【0024】即ち、理想計算到達時間時には、指令信号
306は一旦ゼロになり、上記時間以降は最終目標位置
信号を出力する要求位置信号304と位置検出器106
からの実際の位置信号305の2つの信号から位置偏差
を計算し、この位置偏差及び、予め決めておいたパラメ
ータ値を基にしてPID演算処理を実行し、ステージ1
03の移動位置を決定する指令信号306を、指令出力
信号切り替え部303によりアクチュエータ用ドライバ
108へ出力し、積層型圧電アクチュエータ121,1
22を伸縮させることでステージ103の揺動を短時間
で収束させるとともに、ステージ103を所定の位置に
位置決めをすることができる。
306は一旦ゼロになり、上記時間以降は最終目標位置
信号を出力する要求位置信号304と位置検出器106
からの実際の位置信号305の2つの信号から位置偏差
を計算し、この位置偏差及び、予め決めておいたパラメ
ータ値を基にしてPID演算処理を実行し、ステージ1
03の移動位置を決定する指令信号306を、指令出力
信号切り替え部303によりアクチュエータ用ドライバ
108へ出力し、積層型圧電アクチュエータ121,1
22を伸縮させることでステージ103の揺動を短時間
で収束させるとともに、ステージ103を所定の位置に
位置決めをすることができる。
【0025】また、超音波モータ110の揺動を抑える
ことができることで、超音波モータ110の押圧チップ
111やステージ103の被駆動摩擦材104の異常摩
耗を低減でき、寿命を延ばすことができるとともに、超
音波モータ110の異常発熱も抑えることもできる。な
お、ここで理想計算到達時間とは、予め設定してあるス
テージ103の移動プロファイルが目標位置に到達する
までの時間のことである。
ことができることで、超音波モータ110の押圧チップ
111やステージ103の被駆動摩擦材104の異常摩
耗を低減でき、寿命を延ばすことができるとともに、超
音波モータ110の異常発熱も抑えることもできる。な
お、ここで理想計算到達時間とは、予め設定してあるス
テージ103の移動プロファイルが目標位置に到達する
までの時間のことである。
【0026】また、本発明では、積層型圧電アクチュエ
ータ121,122を、位置決め時におけるステージ1
03の揺動を抑え、所定の位置に位置決めするのに用い
たが、所定の位置から微小距離移動させるのにも用いる
ことができる。
ータ121,122を、位置決め時におけるステージ1
03の揺動を抑え、所定の位置に位置決めするのに用い
たが、所定の位置から微小距離移動させるのにも用いる
ことができる。
【0027】さらに、本実施形態では、超音波モータ1
10を2つの積層型圧電アクチュエ―タ121,122
で挟持するように保持した例を示したが、少なくとも一
方に積層型圧電アクチュエータを備えたものでも構わな
い。
10を2つの積層型圧電アクチュエ―タ121,122
で挟持するように保持した例を示したが、少なくとも一
方に積層型圧電アクチュエータを備えたものでも構わな
い。
【0028】また、可動体として直線運動するステージ
103を用いた案内装置について説明したが、本発明
は、回転運動する可動体の案内装置にも好適に用いるこ
とができる。
103を用いた案内装置について説明したが、本発明
は、回転運動する可動体の案内装置にも好適に用いるこ
とができる。
【0029】このように、本発明は本実施形態で示した
ものだけに限定されるものではなく、本発明の範囲を逸
脱しない範囲で変更や改良できることは言うまでもな
い。
ものだけに限定されるものではなく、本発明の範囲を逸
脱しない範囲で変更や改良できることは言うまでもな
い。
【0030】
【実施例】ここで、図1のステージ装置及び図7のステ
ージ装置を用意し、各ステージ103、403を一定距
離ステップ移動させたときの最終目標位置に対する位置
決め誤差及び位置決め後の揺動が収束するまでの時間、
超音波モータ110、410の温度変化、超音波モータ
110、410に備える押圧チップ111、411の摩
耗量について調べる実験を行った。
ージ装置を用意し、各ステージ103、403を一定距
離ステップ移動させたときの最終目標位置に対する位置
決め誤差及び位置決め後の揺動が収束するまでの時間、
超音波モータ110、410の温度変化、超音波モータ
110、410に備える押圧チップ111、411の摩
耗量について調べる実験を行った。
【0031】本実験において、各ステージ103、40
3は、300mm×300mm×20mmの板状体と
し、アルミナ純度99.5%のアルミナセラミックスに
より形成するとともに、被駆動摩擦材104,404
は、300mm×30mm×30mmの板状体とし、ス
テージ103、403と同材質のアルミナセラミックス
により形成した。なお、ステージ103、403及び被
駆動摩擦材104,404の総重量を測定したところ、
10Kgであった。
3は、300mm×300mm×20mmの板状体と
し、アルミナ純度99.5%のアルミナセラミックスに
より形成するとともに、被駆動摩擦材104,404
は、300mm×30mm×30mmの板状体とし、ス
テージ103、403と同材質のアルミナセラミックス
により形成した。なお、ステージ103、403及び被
駆動摩擦材104,404の総重量を測定したところ、
10Kgであった。
【0032】また、ステージ103、403を案内する
一対のガイド部材102、402には、長さが300m
mのクロスローラーガイドを用いるとともに、位置検出
手段を構成するリニアスケール105,405には、最
小分解能が0.004μmのものを用いた。
一対のガイド部材102、402には、長さが300m
mのクロスローラーガイドを用いるとともに、位置検出
手段を構成するリニアスケール105,405には、最
小分解能が0.004μmのものを用いた。
【0033】また、超音波モータ110,410を構成
する超音波振動体112、412の外形寸法は、30m
m×10mm×3mmの板状体とし、その先端に直径3
mm、高さ4mmの円柱状をしたアルミナ純度が99.
5%のアルミナセラミックスからなる押圧チップ11
1、411を接着剤にて固着したものを用いた。
する超音波振動体112、412の外形寸法は、30m
m×10mm×3mmの板状体とし、その先端に直径3
mm、高さ4mmの円柱状をしたアルミナ純度が99.
5%のアルミナセラミックスからなる押圧チップ11
1、411を接着剤にて固着したものを用いた。
【0034】そして、本発明のステージ装置において用
いる積層型圧電アクチュエータ121,122には、最
大伸縮量が10μmであるものを用い、また、超音波モ
ータ110を挟持する固定チップ123,124は、ア
ルミナ純度が99.5%のアルミナセラミックスにより
形成し、直径3mm×長さ3mmの円柱体とするととも
に、超音波モータ110を押圧する弾性体125には、
長さ10mm×直径3mmのコイルスプリングを用い、
超音波モータ110を40Nの力で押圧するようにし
た。
いる積層型圧電アクチュエータ121,122には、最
大伸縮量が10μmであるものを用い、また、超音波モ
ータ110を挟持する固定チップ123,124は、ア
ルミナ純度が99.5%のアルミナセラミックスにより
形成し、直径3mm×長さ3mmの円柱体とするととも
に、超音波モータ110を押圧する弾性体125には、
長さ10mm×直径3mmのコイルスプリングを用い、
超音波モータ110を40Nの力で押圧するようにし
た。
【0035】一方、従来のステージ装置において用いる
弾性体423,424には、長さ5mm×直径3mmの
コイルスプリングを用い、また、超音波モータ420と
当接する固定チップ421,422は、アルミナ純度が
99.5%のアルミナセラミックスにより形成し、直径
3mm×長さ3mmの円柱体とするとともに、超音波モ
ータ420を押圧する弾性体425には、長さ10mm
×直径3mmのコイルバネを用い、超音波モータ420
を40Nの力で押圧するようにした。
弾性体423,424には、長さ5mm×直径3mmの
コイルスプリングを用い、また、超音波モータ420と
当接する固定チップ421,422は、アルミナ純度が
99.5%のアルミナセラミックスにより形成し、直径
3mm×長さ3mmの円柱体とするとともに、超音波モ
ータ420を押圧する弾性体425には、長さ10mm
×直径3mmのコイルバネを用い、超音波モータ420
を40Nの力で押圧するようにした。
【0036】そして、各ステージ装置を、ステージ10
2,402の移動プロファイルとして図4に示す移動プ
ロファイルを関数として目標値発生部302に記録し、
各ステージ装置にてステージ103、403を所定の位
置まで移動させ、最終目標位置に対する位置決め誤差及
び位置決め後の揺動が収束するまでの時間、超音波モー
タ110、410の温度変化、超音波モータ110、4
10に備える押圧チップ111、411の摩耗量を確認
した。
2,402の移動プロファイルとして図4に示す移動プ
ロファイルを関数として目標値発生部302に記録し、
各ステージ装置にてステージ103、403を所定の位
置まで移動させ、最終目標位置に対する位置決め誤差及
び位置決め後の揺動が収束するまでの時間、超音波モー
タ110、410の温度変化、超音波モータ110、4
10に備える押圧チップ111、411の摩耗量を確認
した。
【0037】最終目標位置に対する位置決め誤差は、各
ステージ装置を図4に示す移動プロファイルで、ステー
ジ位置全領域において繰り返し10000往復間に渡っ
て測定し、それぞれ最大値を位置決め誤差として測定値
とした。
ステージ装置を図4に示す移動プロファイルで、ステー
ジ位置全領域において繰り返し10000往復間に渡っ
て測定し、それぞれ最大値を位置決め誤差として測定値
とした。
【0038】また、位置決め後の揺動が収束するまでの
時間は、理想位置決め時間後、1msec間隔でステー
ジ103、403の位置を測定して1msec間隔にお
ける速度を算出し、その速度が20μm/sec以下と
なった時間とした。
時間は、理想位置決め時間後、1msec間隔でステー
ジ103、403の位置を測定して1msec間隔にお
ける速度を算出し、その速度が20μm/sec以下と
なった時間とした。
【0039】また、超音波モータ110、410の温度
変化は、上記測定期間中において、超音波モータ11
0、410の温度をサーミスタ温度計で測定し、室温か
らの温度変化を確認した。
変化は、上記測定期間中において、超音波モータ11
0、410の温度をサーミスタ温度計で測定し、室温か
らの温度変化を確認した。
【0040】さらに、押圧チップ111、411の摩耗
状態は、実験前後における長さを表面粗さ計で測定し、
その減少量を摩耗量として評価した。
状態は、実験前後における長さを表面粗さ計で測定し、
その減少量を摩耗量として評価した。
【0041】それぞれの結果は表1に示す通りである。
また、図5は本発明のステージ装置におけるステージ1
03の位置と位置決め時間との関係を示すグラフであ
り、図6は従来のステージ装置におけるステージ403
の位置と位置決め時間との関係を示すグラフである。
また、図5は本発明のステージ装置におけるステージ1
03の位置と位置決め時間との関係を示すグラフであ
り、図6は従来のステージ装置におけるステージ403
の位置と位置決め時間との関係を示すグラフである。
【0042】
【表1】
【0043】これらの結果より明らかに、本発明のステ
ージ装置では、ステージ103の位置決め時において揺
動の収束が速やかに行われていることが判る。、更に位
置決め精度も0.1μm以下と従来の1.0μmに対し
て大幅に向上することができた。
ージ装置では、ステージ103の位置決め時において揺
動の収束が速やかに行われていることが判る。、更に位
置決め精度も0.1μm以下と従来の1.0μmに対し
て大幅に向上することができた。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、超音波
振動子の振動に伴って、楕円運動する押圧チップを備え
た超音波モータを枠体内に保持して成り、前記超音波モ
ータの押圧チップによる摩擦駆動によって直線運動又は
回転運動する可動体を有する案内装置において、前記超
音波モータの超音波振動子と枠体との間に、前記超音波
モータの楕円運動における長軸方向に伸縮可能な積層型
圧電アクチュエータを設けたことによって、可動体を高
精度に位置決めできるとともに、可動体の停止時におけ
る揺動時間を短くすることができ、結果として可動体を
所定の位置に位置決めするまでの時間を大幅に短縮する
ことができる。
振動子の振動に伴って、楕円運動する押圧チップを備え
た超音波モータを枠体内に保持して成り、前記超音波モ
ータの押圧チップによる摩擦駆動によって直線運動又は
回転運動する可動体を有する案内装置において、前記超
音波モータの超音波振動子と枠体との間に、前記超音波
モータの楕円運動における長軸方向に伸縮可能な積層型
圧電アクチュエータを設けたことによって、可動体を高
精度に位置決めできるとともに、可動体の停止時におけ
る揺動時間を短くすることができ、結果として可動体を
所定の位置に位置決めするまでの時間を大幅に短縮する
ことができる。
【0045】また、超音波モータが揺動し難いため、超
音波モータの押圧チップ等の異常摩耗を低減でき、寿命
を延ばすことができるとともに、超音波モータの異常発
熱を抑えることもできる。
音波モータの押圧チップ等の異常摩耗を低減でき、寿命
を延ばすことができるとともに、超音波モータの異常発
熱を抑えることもできる。
【0046】その為、本発明の案内装置を用いれば、熱
膨張による位置決めや真直精度が変化することを問題視
する露光装置や座標測定機等におけるステージ装置にも
好適に用いることができる。
膨張による位置決めや真直精度が変化することを問題視
する露光装置や座標測定機等におけるステージ装置にも
好適に用いることができる。
【図1】本発明に係る超音波モータを可動体の駆動源と
する案内装置をステージ装置に適用した例を示す平面図
である。
する案内装置をステージ装置に適用した例を示す平面図
である。
【図2】図1のステージ装置に備える超音波モータの固
定構造を示す拡大図である。
定構造を示す拡大図である。
【図3】図1のステージ装置におけるブロック線図であ
る。
る。
【図4】実験において予め設定したステージの移動プロ
ファイルを示すグラフである。
ファイルを示すグラフである。
【図5】本発明のステージ装置におけるステージの位置
と位置決め時間との関係を示すグラフである。
と位置決め時間との関係を示すグラフである。
【図6】従来のステージ装置におけるステージの位置と
位置決め時間との関係を示すグラフである。
位置決め時間との関係を示すグラフである。
【図7】超音波モータを可動体の駆動源とする従来の案
内装置をステージ装置に適用した例を示す平面図であ
る。
内装置をステージ装置に適用した例を示す平面図であ
る。
【図8】図7のステージ装置に備える超音波モータの固
定構造を示す拡大図である。
定構造を示す拡大図である。
101:ベース盤 102:ガイド部材 103:ステ
ージ 104:被駆動摩擦材 105:リニアスケール 10
6:位置検出器 107:ドライバ 108:微動駆動用ドライバ 10
9:制御部 110:超音波モータ 111:押圧チップ 112:
超音波振動体 113,114,115,116:電極 117,11
8:リード線 120:枠体 121、122:積層型圧電アクチュエ
ータ 123,124:固定ピン 125:弾性体
ージ 104:被駆動摩擦材 105:リニアスケール 10
6:位置検出器 107:ドライバ 108:微動駆動用ドライバ 10
9:制御部 110:超音波モータ 111:押圧チップ 112:
超音波振動体 113,114,115,116:電極 117,11
8:リード線 120:枠体 121、122:積層型圧電アクチュエ
ータ 123,124:固定ピン 125:弾性体
Claims (2)
- 【請求項1】超音波振動子の振動に伴って、楕円運動す
る押圧チップを備えた超音波モータを枠体内に保持して
成り、前記超音波モータの押圧チップによる摩擦駆動に
よって直線運動又は回転運動する可動体を有する案内装
置において、前記超音波モータの超音波振動子と枠体と
の間に、前記超音波モータの楕円運動における長軸方向
に伸縮可能な積層型圧電アクチュエータを設けたことを
特徴とする超音波モータを可動体の駆動源とする案内装
置。 - 【請求項2】前記超音波モータにて移動させて位置決め
した可動体の実際の位置が、予め設置してある目標位置
の基準範囲外である場合、前記積層型圧電アクチュエー
タを伸縮させて上記可動体を微小移動させ、所定の目標
位置に位置決めするようにしたことを特徴とする請求項
1に記載の超音波モータを可動体の駆動源とする案内装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37169299A JP2001179567A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 超音波モータを可動体の駆動源とする案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37169299A JP2001179567A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 超音波モータを可動体の駆動源とする案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001179567A true JP2001179567A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18499146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37169299A Pending JP2001179567A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 超音波モータを可動体の駆動源とする案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001179567A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007166737A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Taiheiyo Cement Corp | 超音波駆動装置およびそれに用いる被駆動部材 |
JP2009106155A (ja) * | 2002-07-12 | 2009-05-14 | Seiko Instruments Inc | 圧電モータ及び圧電モータ付き電子機器 |
JP2012156365A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Honda Motor Co Ltd | 圧電アクチュエータユニット |
-
1999
- 1999-12-27 JP JP37169299A patent/JP2001179567A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009106155A (ja) * | 2002-07-12 | 2009-05-14 | Seiko Instruments Inc | 圧電モータ及び圧電モータ付き電子機器 |
JP2009153379A (ja) * | 2002-07-12 | 2009-07-09 | Seiko Instruments Inc | 圧電モータ及び圧電モータ付き電子機器 |
JP2007166737A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Taiheiyo Cement Corp | 超音波駆動装置およびそれに用いる被駆動部材 |
JP2012156365A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Honda Motor Co Ltd | 圧電アクチュエータユニット |
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---|---|---|---|
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