JP2001179479A - レーザ加工機 - Google Patents

レーザ加工機

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JP2001179479A
JP2001179479A JP35815199A JP35815199A JP2001179479A JP 2001179479 A JP2001179479 A JP 2001179479A JP 35815199 A JP35815199 A JP 35815199A JP 35815199 A JP35815199 A JP 35815199A JP 2001179479 A JP2001179479 A JP 2001179479A
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JP
Japan
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laser beam
container
scanner
mirror
motor
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Pending
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JP35815199A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sakamoto
淳 坂本
Soichi Toyama
聡一 遠山
Haruaki Otsuki
治明 大槻
Hirotake Hirai
洋武 平井
Tetsuo Murakami
哲雄 村上
Hiroshi Aoyama
博志 青山
Yaichi Okubo
弥市 大久保
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Via Mechanics Ltd
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Hitachi Via Mechanics Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナ本体の環境条件、特に周囲の湿度が
変化しても、加工精度に優れるレーザ加工機を提供する
こと。 【解決手段】 モータ4と、モータ4の回転角度を検出
する静電容量型のセンサ5と、モータ4に接続された回
転軸6の端部に配置された鏡7とから構成されるスキャ
ナ本体1を容器20に気密的に収納する。容器20のレ
ーザビーム12が透過する位置にはガラス窓21とガラ
ス窓22を配置し、レーザビーム12の光路を妨げない
ようにしておく。容器20の内部に吸湿剤30を配置す
ると、内部の湿度を一定に保つ能力がさらに向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鏡を軸の回りに回
転させ、前記鏡に入射するレーザビームを予め定める方
向に反射させるようにしたレーザ加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームによりプリント基板等に穴
明け加工をするレーザ穴明機や、レーザビームによりプ
リント基板等に描画をするレーザマーカなどのレーザ加
工機では、レーザビームを所定の位置に導くため、鏡を
軸回りに位置決め制御するスキャナが使用されている。
図3は、従来のレーザ加工機におけるスキャナ配置部の
外観図である。スキャナはスキャナ本体1と、スキャナ
コントローラ2とから構成されており、スキャナ本体1
はレーザ加工機の台座3に支持されている。スキャナ本
体1は、モータ4と、モータ4の回転角度を検出する回
転角センサ5(以下、センサという。)と、モータ4に
接続された回転軸6の端部に配置された反射面7aを備
える鏡7とから構成され、ケーブル8を介してスキャナ
コントローラ2に接続されている。スキャナコントロー
ラ2は加工機コントローラ9に接続されている。10は
被工作物であり、テーブル11に位置決めされている。
【0003】次に、従来のレーザ加工機の動作を説明す
る。
【0004】加工機コントローラ9は、スキャナコント
ローラ2に反射面7aの角度(例えば、鉛直な軸を基準
とする角度。)を指令する。スキャナコントローラ2
は、加工機コントローラ9からの指令に基づき、センサ
5により回転軸6の回転角度を検出しながら、ケーブル
8を介してモータ4に電流を供給し、反射面7aを指令
された位置に位置決めする。反射面7aが所定の位置に
位置決めされると、加工機コントローラ9は図示を省略
するレーザ光源からレーザビーム12を出力させる。出
力されたレーザビーム12は反射面7aで反射されて被
工作物10に入射し、所定の加工を行なう。このように
構成することにより、レーザ光源を固定にした状態で、
回転軸6と直角方向の被工作物10上の任意の位置にレ
ーザビーム12を照射することができる。
【0005】上記のセンサ5としては、構造が簡単で、
応答速度が速く、位置決め精度が高い静電容量型のセン
サが多く用いられている。静電容量型のセンサは、回転
軸に誘電体を固定し、この誘電体を少なくとも一組の互
いに向かい合う電極で挾む構成になっている。そして、
回転軸5が回転することにより極板間に挾まれる誘電体
の挿入面積が変化し、これに伴なう極板間の静電容量の
変化を検出して回転軸6の角度変化に換算する。例え
ば、特開平7−55500号公報には、このような回転
角センサの構成が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した極
板間の静電容量の値は、極板間に存在する空気の誘電率
や極板間の距離等に依存する。このため、極板間に挾ま
れる誘電体の挿入面積が同じであっても、周囲の温度や
湿度などの環境条件が変化すると、静電容量の値が変化
する。したがって、環境条件が変化すると、これに伴っ
て検出値に誤差が発生し、加工誤差が生じる。
【0007】そこで、図4に示すように、例えばスキャ
ナ本体1の周囲をコの字形のカバー13で囲い、加工時
には、カバー13の内部に矢印で示すドライエアを供給
したり、カバー13をヒータで保温することが試みられ
ている。しかし、特に、極板をガラスエポキシ材などの
吸湿性を有するプリント基板上に構成したセンサの場
合、夜間等のレーザ加工機が停止している期間中に周囲
の湿気を吸収し、レーザ加工機を立ち上げてから極板が
十分に乾燥するまでの間、センサ4の性能が経時的に変
化することがあった。また、環境条件の変化を電気回路
的に補正する方法も試みられているが、効果的な方法は
見つかっていない。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、スキャナ本体の環境条件、特に周囲の湿度
が変化しても、加工精度に優れるレーザ加工機を提供す
るにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、鏡を軸の回りに回転させ、前記
鏡に入射するレーザビームを予め定める方向に反射させ
るようにしたレーザ加工機において、前記鏡の回転角度
検出手段を静電容量型の回転角センサとし、この回転角
センサと前記鏡とを気密的に収納する容器を設け、前記
容器の前記レーザビームが透過する部分を前記レーザビ
ームが透過可能な材料で形成することを特徴とする。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記容器の内部にスぺースを設け、このスぺースに
吸湿剤を配置することを特徴とする。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2において、前記容器に、前記吸湿剤の外観を観
察するための観察窓を設けることを特徴とする。
【0012】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかにおいて、前記容器に、湿度調整弁
を設けることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明に係るレーザ加工機におけ
るスキャナ配置部の外観図、図2は、スキャナ配置部の
要部側面断面図であり、図3と同じものまたは同一機能
のものは、同一の符号を付して説明を省略する。図で、
20は材質が鉄の直方体形状の容器であり、スキャナ本
体1全体を気密的に囲うようにして台座3に固定されて
いる。容器20の側面には、第1のガラス窓21と第2
のガラス窓22と第3のガラス窓23がそれぞれ気密的
に配置されている。ガラス窓21は反射面7aに入射す
るレーザビーム12の光路に合わせて、またガラス窓2
2は反射面7aで反射されたレーザビーム12の光路の
移動範囲に合わせてそれぞれ配置されている。そして、
ガラス窓21およびガラス窓22には、レーザビームの
戻り光を低減するための反射防止膜がコーティングされ
ている。ガラス窓23は後述する吸湿剤30が観察でき
る位置に配置されている。
【0015】容器20の側面には、図2に示すように、
入口25が設けてある。そして、入口25を貫通させた
吸湿剤カートリッジ26がねじ27により容器20に固
定されている。吸湿剤カートリッジ26は、空気を透過
させない材質で形成したフランジ28と、空気の流動を
妨げない金網を筒状に形成した保持部29とで構成され
ている。保持部29の内部には吸湿剤30が配置されて
いる。31はOリングで、フランジ28と容器20の側
面との間に配置され、容器20の内部を大気から遮断し
ている。容器20の外側には、温度が一定のエア32を
吐出する吹き出し口33が配置されている。
【0016】以下、本実施の形態の動作を説明する。
【0017】レーザ加工機を動作させるときには、吹き
出し口33からエア32を吐出させる。加工時、レーザ
発振器から出力されたレーザビーム12はガラス窓21
を透過して容器20の内部に入り、反射面7aで反射し
た後、ガラス窓22を透過して被工作物10に入射し、
所定の加工を行なう。
【0018】この実施の形態では、容器20の内部は外
部との空気の流通が遮断され、吸湿剤30により湿度は
一定である。この結果、静電容量の変化は発生せず、精
度のよい加工をすることができる。
【0019】また、吹き出し口33から容器20に温度
が一定のエア32を吹き付けることにより、容器20の
内部の温度を一定に保つことができ、温度の変化による
静電容量の値の変化も発生せず、精度のよい加工をする
ことができる。
【0020】さらに、ガラス窓23を設けたから、吸湿
剤30の色の変化(例えば、吸湿剤30がコバルトによ
って着色したシリカゲル等の場合、吸湿によって色が青
色から透明または淡いピンク色に変化する。)や形状の
変化等吸湿剤30の消耗状況を容器20の外部から容易
に観察することができる。この結果、保守点検が容易
で、吸湿剤30の交換時期を適切なものとすることがで
きる。
【0021】また、上記では吸湿剤30を容器20の内
部に直接置かず、吸湿剤カートリッジ26に収納して容
器20の内部に配置するようにしたから保守が容易であ
る。
【0022】また、吸湿剤30を容器20内部に配置す
るから、例えばケーブル7が容器20を通過する部分の
シールが不十分であっても、容器20内の湿度の変化を
小さくできる。
【0023】なお、吹き出し口33から容器20に温度
が一定のエアを吹き付けることに代えて、容器20に抵
抗線ヒータを貼り付けて温度を一定に維持するようにし
てもよい。
【0024】また、上記では容器20の材質を鉄にした
が、鉄、アルミなどの金属あるいはガラス等の空気を透
過させない材質であれば良く、容器20の材質をガラス
にする場合は、窓21〜23を設ける必要がない。
【0025】また、吸湿剤30の量はできるだけ多くし
て、吸湿力に余力を持たせておくようにすると、保守点
検期間を長くすることができる。
【0026】さらに、上記では、スキャナを1台用いた
1軸方向のスキャニングの場合を説明したが、スキャナ
を2台組み合わせた2次元平面スキャニングの場合も、
本発明を適用することができる。
【0027】また、容器20は直方体形状に限らず、任
意の形状とすることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、鏡を
軸の回りに回転させ、前記鏡に入射するレーザビームを
予め定める方向に反射させるようにしたレーザ加工機に
おいて、前記鏡の回転角度検出手段を静電容量型の回転
角センサとし、この回転角センサと前記鏡とを気密的に
収納する容器を設け、前記容器の前記レーザビームが透
過する部分を前記レーザビームが透過可能な材料で形成
するから、容器外部の湿度が変化しても、内部の湿度を
一定に保つことができ、加工精度に優れる加工をするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ加工機におけるスキャナ配
置部の外観図である。
【図2】本発明に係るスキャナ配置部の要部側面断面図
である。
【図3】従来のレーザ加工機におけるスキャナ配置部の
外観図である。
【図4】従来のレーザ加工機におけるスキャナ配置部の
外観図である。
【符号の説明】
1 スキャナ本体 4 モータ 5 センサ 6 回転軸 7 鏡 12 レーザビーム 20 容器 21 ガラス窓 22 ガラス窓 30 吸湿剤
フロントページの続き (72)発明者 大槻 治明 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 平井 洋武 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 村上 哲雄 神奈川県海老名市上今泉2100番地 日立ビ アメカニクス株式会社内 (72)発明者 青山 博志 神奈川県海老名市上今泉2100番地 日立ビ アメカニクス株式会社内 (72)発明者 大久保 弥市 神奈川県海老名市上今泉2100番地 日立ビ アメカニクス株式会社内 Fターム(参考) 2H045 AB01 BA02 CB22 DA31 DA42 4E068 CB01 CC00 CC06 CE03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡を軸の回りに回転させ、前記鏡に入射
    するレーザビームを予め定める方向に反射させるように
    したレーザ加工機において、前記鏡の回転角度検出手段
    を静電容量型の回転角センサとし、この回転角センサと
    前記鏡とを気密的に収納する容器を設け、前記容器の前
    記レーザビームが透過する部分を前記レーザビームが透
    過可能な材料で形成することを特徴とするレーザ加工
    機。
  2. 【請求項2】 前記容器の内部にスぺースを設け、この
    スぺースに吸湿剤を配置することを特徴とする請求項1
    に記載のレーザ加工機。
  3. 【請求項3】 前記容器に、前記吸湿剤の外観を観察す
    るための観察窓を設けることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のレーザ加工機。
  4. 【請求項4】 前記容器に、湿度調整弁を設けることを
    特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記
    載のレーザ加工機。
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