JP2001177609A - 携帯電話機 - Google Patents
携帯電話機Info
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Abstract
る携帯電話機を提供する。 【解決手段】 携帯電話機に楽音メモリ13と、コント
ローラ14と、DAC16,17と、アンプ18,19
を設ける。ダウンロードセンタから配信される楽音デー
タは一旦RAM3に書き込まれ、ユーザの指示により、
演奏開始直前に楽音メモリ13に書き込まれる。次い
で、コントローラ14が楽音メモリ13内の楽音データ
を順次読み出し、DAC16,17へ供給する。DAC
16,17はその楽音データアナログ信号に変換し、ア
ンプ18,19、ミキサ20,26を介してスピーカ2
1,27へ出力する。これにより、スピーカ21,27
からステレオ楽音が発生する。
Description
楽プレーヤの機能を共に有する携帯電話機に関する。
成するもので、音楽プレーヤとして使用することは全く
考えられていなかった。一方、近年、携帯電話機、携帯
型の音楽プレーヤ(携帯型磁気テーププレーヤ等)は共
に広く普及しており、携帯電話機と携帯型音楽プレーヤ
の双方を持つ人が増えつつある。しかしながら、これら
を共に持つことはポケット等が重くなって好ましくな
い。
な事情を考慮してなされたもので、その目的は電話の機
能と音楽プレーヤの機能を共に有する携帯電話機を提供
することにある。
めに、請求項1に記載の発明は、無線回線を介して受信
した着信信号に基づいて着信音を発生する着信音発生手
段と、無線回線を介して受信した音声信号を音声に変換
して発音する音声発音手段と、マイクロフォンから出力
される音声信号を搬送波に乗せて発信する音声発信手段
とを具備する携帯電話機において、2チャンネルの楽音
信号を出力する楽音信号発生手段と、同じ方向に向けて
並んで配置され、前記2チャンネルの楽音信号がそれぞ
れ印加される第1、第2のスピーカとを設けたことを特
徴とする。
に記載の携帯電話機において、前記着信音発生手段は、
前記第1のスピーカによって着信音を発生し、前記音声
発生手段は前記第2のスピーカによって音声を発音する
ことを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、請
求項1または請求項2に記載の携帯電話機において、前
記楽音信号発生手段は、クロストークキャンセル回路を
具備することを特徴とする。
一実施形態について説明する。図1は同実施形態による
携帯電話機の構成を示すブロック図である。この図にお
いて、符号1は回路各部を制御するCPU(中央処理装
置)、2はCPU1のプログラムが記憶されたROM
(リードオンリメモリ)、3はデータ記憶用のRAM
(ランダムアクセスメモリ)である。このRAM3はバ
ッテリバックアップがされている。4は電話番号入力用
のテンキー、各種ファンクションキー等が設けられた操
作部、5は液晶表示器による表示部である。
信データを搬送波に乗せてアンテナ7から送信し、ま
た、アンテナ7を介して着信した着信データを復調して
CPU1または音声処理部8へ出力する。音声処理部8
はマイクロフォン9から出力された音声信号をディジタ
ルデータに変換し、さらに圧縮し送信データとして通信
部6へ出力し、また、通信部6から出力される音声デー
タをアナログ音声信号に変換し、アンプ10へ出力す
る。アンプ10は音声信号を増幅する増幅器であり、そ
の制御端子へアンプ制御回路12から供給される信号に
よってその利得が制御される。
イト)チャンネル、L(レフト)チャンネル用のディジ
タル楽音データが記憶される。なお、この楽音メモリ1
3はRAM3と共用することも可能である。14はリー
ド/ライトコントローラであり、CPU1からバスライ
ンを介して供給される楽音データを楽音メモリ13に書
き込み、また、楽音メモリ13内の楽音データを読み出
し、Rチャンネル楽音データをDAC(ディジタル/ア
ナログ変換器)16へ、Lチャンネル楽音データをDA
C17へ出力する。DAC16,17は各々コントロー
ラ14から出力される楽音データをアナログ楽音信号に
変換し、アンプ18,19へ出力する。アンプ18,1
9はアンプ10と同一構成のアンプである。
出力を混合し、スピーカ21へ出力する。22a,22
bはヘッドホン出力端子である。23は着信音発生部で
あり、CPU1からの指示にしたがって着信音信号を形
成し、切り替えスイッチ25を介してアンプ24へ出力
する。アンプ24はアンプ10と同一構成のアンプであ
る。26はミキサであり、アンプ19,24の出力を混
合し、スピーカ27へ出力する。スピーカ27はスピー
カ21と同仕様のスピーカであり、かつ、楽音信号を再
生できる高機能スピーカである。そして、これらのスピ
ーカ21,27は、図2(イ)に示すように、携帯電話
機の上部に、共に前方に向けて、近接して配置されてい
る。図2(ロ)は携帯電話機の上部正面を示す図であ
り、外観は1つのスピーカのように見え、内部には2個
のスピーカが配置される。アンプ制御回路12はCPU
1から供給されるアンプ制御データに基づいて各アンプ
10,18,19,24の制御端子へ利得制御信号を出
力する。
説明する。この携帯電話機は電話機としての機能の他に
音楽プレーヤとしての機能を有している。最初に、電話
機として使用する場合の動作を説明する。まず、電話の
着信時は、アンテナ7を介して受信した着信信号を通信
部6が復調し、これにより得られた着信データをCPU
1へ出力する。CPU1はこの着信データを受け、発信
元の電話番号をRAM3に記憶させると共に、着信音発
生部23へ発生指示を出力する。着信音発生部23はこ
の発生指示を受け、着信音信号を切り替えスイッチ25
を介してアンプ24へ出力する。アンプ24はこの着信
音信号を増幅し、ミキサ26を介してスピーカ27へ出
力する。これにより、着信音がスピーカ27から発生す
る。
操作部4の受信ボタンを押すと、CPU1がこれを検知
し、着信音停止指令を着信音発生部23へ出力すると共
に、音声処理部8および通信部6へ回線接続指示を出力
する。以後、発信元と回線が接続され、マイクロフォン
9の音声信号が発信元へ送信される。また、発信元から
の音声データに基づく音声信号が音声処理部8から出力
され、アンプ10、ミキサ20を介してスピーカ21へ
供給される。これにより、スピーカ21から音声が発音
される。
操作部4のテンキーによって電話番号を入力し、次いで
発信ボタンを押す。テンキーによって電話番号が入力さ
れると、CPU1がこの電話番号をRAM3内に書き込
む。次いで、発信ボタンが押されると、CPU1がRA
M3内に記憶させた電話番号を通信部6へ出力する。通
信部6はその電話番号を搬送波に乗せ、アンテナ7から
送信する。送信された電話番号に基づく呼が送信先電話
へ送られ、送信先電話の回線接続が行われると、CPU
1が通信部6および音声処理部8へ回線接続指示を出力
し、以後、マイクロフォン9およびスピーカ21による
通話が行われる。なお、上記の処理は従来の携帯電話機
の処理と同様である。
て使用する場合について、図3を参照して説明する。こ
の場合、ユーザは、まず、ダウンロードセンタへ電話を
し、楽曲の配信を要求する(ステップS1)。ここで、
ダウンロードセンタとは、音楽配信専用に作られたコン
ピュータであり、ユーザから電話回線を通した要求を受
け、要求があった曲の楽音データを有料で配信する。ダ
ウンロードセンタからの楽音データは通信部6を介して
CPU1へ供給される。CPU1はこの楽音データをR
AM3に書き込む(ステップS2)。
ダウンロードを受けた曲の中の1つを選択する(ステッ
プS3)。CPU1はこのキー操作を受け、選択された
曲の楽音データをRAM3から読み出し、コントローラ
14へ出力する。コントローラ14はこの楽音データを
楽音メモリ13に書き込む(ステップS4)。次に、ユ
ーザは音楽スタートを指示するキー操作を行う(ステッ
プS5)。CPU1はこのキー操作を受け、コントロー
ラ14へスタート指示を出力する。以後、コントローラ
14は楽音メモリ13から順次R/Lチャンネルの楽音
データを読み出し、DAC16,17へ出力する。DA
C16,17は、コントローラ14から出力される楽音
データをアナログ楽音信号に変換し、アンプ18,1
9、ミキサ20,26を介してスピーカ21,27へ出
力する。これにより、ステレオ楽音がスピーカ21,2
7から発生する(ステップS6)。なお、このステレオ
楽音をヘッドホン出力端子22a,22bに接続したヘ
ッドホンによって聴くことも可能である。
音量を変更すると、CPU1がそのキー操作に応じた音
量データをアンプ制御回路12へ出力する。アンプ制御
回路12は、その音量データに対応する利得制御信号を
アンプ18,19へ出力する。これにより、アンプ1
8,19の利得が調整される。
着信があった場合、CPU1は着信音発生指示を着信音
形成回路23へ出力すると共に、アンプ18,19の利
得を一定値まで下げることを指示する音量データをアン
プ制御回路12へ出力する。これにより、着信音がスピ
ーカ27から発生し、また、楽音の音量が低下する。そ
して、ユーザが受信ボタンを押すと、以後、通話可能と
なる。
ッチ25をDAC17側へ投入し、DAC17から出力
される再生楽音を着信メロディとして使用してもよい。
また、コントローラ14の出力側に、図4に示すよう
に、公知のクロストークキャンセル回路30を設けても
よい。このクロストークキャンセル回路30は、右側ス
ピーカから受聴者の左耳へ達する音および左スピーカか
ら受聴者の右耳へ達する音を各々キャンセルする回路で
あり、4個のFIRフィルタ31〜34と加算回路3
5,36とから構成される。このクロストークキャンセ
ル回路30を挿入し、フィルタ特性を調整することによ
り、ステレオ感の優れた音を聴くことが可能となり、ま
た、正面の人のみに音を伝えることも可能となる。ま
た、頭部伝達関数(HRTF)とクロストークキャンセ
ルフィルタの組み合わせで三次元空間の任意の位置に仮
想音源を配置し、近接した2つのスピーカで広がり感の
あるステレオ再生を可能とするステレオダイポールとい
う技術が知られているが、その技術を利用することによ
り、図2(イ)のように近接したスピーカ配置でも良好
なステレオ再生が可能となる。
ば、携帯電話機に2チャンネルの楽音信号を出力する楽
音信号発生手段と、同じ方向に向けて並んで配置され、
2チャンネルの楽音信号がそれぞれ印加される第1、第
2のスピーカとを設けたので、電話の機能と音楽プレー
ヤの機能を共に有する携帯電話機を提供することができ
る。
信音発生手段が、第1のスピーカによって着信音を発生
し、音声発生手段が第2のスピーカによって音声を発音
するようにしたので、スピーカの数を増やすことなく楽
音再生を行うことができる利点が得られる。また、請求
項3に記載の発明によれば、楽音信号発生手段がクロス
トークキャンセル回路を具備するので、ステレオ感の優
れた楽音を発生することができる。
図である。
り付け位置を示す図であり、(イ)は携帯電話機の上部
の内部を示し、(ロ)は携帯電話機の上部正面図であ
る。
ャートである。
付けられるクロストークキャンセル回路の構成を示す回
路図である。
…表示部、6…通信部、8…音声処理部、9…マイクロ
フォン、13…楽音メモリ、14…コントローラ、1
6,17…DAC、21,27…スピーカ、23…着信
音形成回路。
Claims (3)
- 【請求項1】 無線回線を介して受信した着信信号に基
づいて着信音を発生する着信音発生手段と、 無線回線を介して受信した音声信号を音声に変換して発
音する音声発音手段と、 マイクロフォンから出力される音声信号を搬送波に乗せ
て発信する音声発信手段とを具備する携帯電話機におい
て、 2チャンネルの楽音信号を出力する楽音信号発生手段
と、 同じ方向に向けて並んで配置され、前記2チャンネルの
楽音信号がそれぞれ印加される第1、第2のスピーカ
と、 を具備してなる携帯電話機。 - 【請求項2】 前記着信音発生手段は、前記第1のスピ
ーカによって着信音を発生し、前記音声発生手段は前記
第2のスピーカによって音声を発音することを特徴とす
る請求項1に記載の携帯電話機。 - 【請求項3】 前記楽音信号発生手段は、クロストーク
キャンセル回路を具備することを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載の携帯電話機。
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- 1999-12-21 JP JP36345899A patent/JP3578027B2/ja not_active Expired - Fee Related
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