JP2001177434A - 移動体通信機器用フロントエンドモジュール - Google Patents

移動体通信機器用フロントエンドモジュール

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JP2001177434A JP2000250393A JP2000250393A JP2001177434A JP 2001177434 A JP2001177434 A JP 2001177434A JP 2000250393 A JP2000250393 A JP 2000250393A JP 2000250393 A JP2000250393 A JP 2000250393A JP 2001177434 A JP2001177434 A JP 2001177434A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異なる周波数帯域の異なる通信方式を1台で使
用できる多層基板使用の移動体通信機器用フロントエン
ドモジュールにおいて、基板を小型化しても回路相互の
干渉が生じ難いフロントエンドモジュールを提供する。 【解決手段】フロントエンドモジュールは、多層基板と
表面実装部品とにより構成される。またフロントエンド
モジュールは、LC回路を主体としたアンテナスイッチ
と、フィルタと、分波回路とを備えた高周波回路を構成
する。また、通信方式が異なる複数の送受信機能を備え
る送受信回路のフロントエンドを構成する。多層基板は
平面方向中心位置に分波回路用パターン211〜218
を配置する。該分波回路用パターン211〜218を境
にして、通信方式が異なる複数のアンテナスイッチ用導
体パターン222〜226と232〜236を対称に配
置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、自動車
電話などの移動体通信機器に利用可能なアンテナスイッ
チを主体とするフロントエンドモジュールに関する。
【従来の技術】
【0002】従来の移動体通信機器のフロントエンドモ
ジュールとして、本出願人の提案でなる特開平9−26
1110号公報に開示されたアンテナスイッチがある。
携帯電話システムのほとんどは、送信と受信とで異なる
周波数帯域に設定されるため、送受信切り換え部とアン
テナ切り換え部はが似かよった回路であっても、素子定
数は異なる構成になり易く、設計を迅速に進めるうえで
負担にならないように、前記公報に記載のアンテナスイ
ッチにおいては、一方の切り換え部と他方の切り換え部
は、ローパスフィルタを中心に対称な回路構成としてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例は、TD
MA方式の携帯電話に使用されるアンテナスイッチであ
り、欧州におけるGSM方式デュアルバンド携帯電話の
ように、2つの送受信系を取り扱うものにはこれを適用
することができない。そのため、アンテナスイッチを主
体として、2つの帯域を分波する回路を備えたフロント
エンドモジュールが要望されるが、フロントエンドモジ
ュールの多層基板にはより多くの回路素子を構成する必
要があり、多層基板は複雑になり、回路相互間の干渉が
生じやすく、また、積層し焼成する工程で変形が生じや
すく、歩留まりが悪くなりやすい。
【0004】そこで、本発明は、複数の送受信系を取り
扱うフロントエンドモジュールにおいて、回路素子を構
成する層の素材を最適化すると共に、多層基板を小型化
しても回路相互の干渉が生じ難い多層基板のフロントエ
ンドモジュールを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の移動体通信機
器用フロントエンドモジュールは、異なる通信方式に使
用される移動体通信機器用フロントエンドモジュールで
あって、アンテナに接続される分波回路と、該分波回路
を介してアンテナに接続され、アンテナをそれぞれ異な
る通信方式の送信回路、受信回路に対して切換え接続す
るアンテナスイッチと、高周波を除去するフィルタとを
少なくとも有し、該フロントエンドは多層基板に部品を
搭載して一体化したモジュールを構成し、前記多層基板
は平面方向中心位置に分波回路用パターンを配置し、該
分波回路用パターンを境にして、通信方式が異なる複数
のアンテナスイッチ用導体パターンを対称に配置するこ
とを特徴とする。
【0006】請求項2の移動体通信機器用フロントエン
ドモジュールは、請求項1において、前記多層基板は複
数の誘電体層を積層して構成し、前記多層基板内の誘電
体層は、コイル用導体パターンが主に形成されて互いに
隣接して積層された複数の誘電体層と、コンデンサ電極
パターンが主に形成されて互いに隣接して積層された複
数の誘電体層とに分離して構成し、前記コイル用導体パ
ターンが主に形成された誘電体層は、前記コンデンサ電
極パターンが主に形成された誘電体層より比誘電率が低
くなる材料を選択することを特徴とする。
【0007】請求項3の移動体通信機器用フロントエン
ドモジュールは、請求項2において、コイル用導体パタ
ーンが主に形成された誘電体層を隣接して積層してなる
層の下層に、コンデンサ電極パターンが主に形成された
誘電体層を隣接して積層してなる層を設け、前記コイル
用導体パターンが主に形成された誘電体層の上層にも、
コンデンサ電極パターンが主に形成された層と同じ素材
からなる層を積層して、焼成に伴う縮率が相違する変形
を防止することを特徴とする。
【0008】請求項4の移動体通信機器用フロントエン
ドモジュールは、請求項1から3までのいずれかにおい
て、前記アンテナスイッチは、ダイオードとLC回路と
で構成され、かつ前記フィルタ、分波回路もLC回路で
構成され、前記LC回路は前記多層基板内に形成され、
前記LC回路の一部は、前記多層基板の上面に配置され
たダイオードとビアホールを通して接続されることを特
徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1はフロントエンドモジュールを
示す断面図である。フロントエンドモジュール1は、多
層基板20上に表面実装部品11、12等を搭載し、さ
らに多層基板20と、表面実装部品11、12とを覆う
ように、多層基板20にシールドケース15が固着され
ている。
【0010】多層基板20は、誘電体層21〜36でな
り、図1においては、各誘電体層21〜36は実際の厚
みに対応する厚みで描いてある。
【0011】図2は該フロントエンドモジュールの層構
造を示す。該フロントエンドモジュールは、フロントエ
ンドモジュールの多数個分の電極、接続パターン、ビア
ホールまたはマークを縦横に配置して形成した誘電体グ
リーンシートを積層し、個々のフロントエンドモジュー
ル分に切断し、加熱圧着し、焼成して図1に示した個々
の多層基板20が製造される。
【0012】図2において、21〜36は図1に示した
誘電体層である。これらの誘電体層21〜36は、製造
工程においては誘電体グリーンシートである。矢印a〜
oは積層されることを意味する。積層工程においては、
誘電体層となるグリーンシート36が最下層であり、そ
の上に誘電体層となるグリーンシート35が重ねられ、
さらにその上にグリーンシート34が重ねられるという
ふうにグリーンシート21〜36が重ねられる。これら
のグリーンシートの加熱圧着、切断後の焼成工程におい
て、焼結体として一体化されるとともに、焼成に伴う縮
率に従って寸法が変化し、かつ焼成により所定の電気特
性を有する誘電体層となる。
【0013】図3はフロントエンドモジュール1の回路
構成の1例を示す回路図である。図3において、T1〜
T12は外部接続電極である。これらの外部接続電極の
T9はアンテナへの外部接続電極であり、コイルL1、
L2、L11とコンデンサC1、C11、C12は分波
回路を構成する。コイルL1とコンデンサC1から外部
接続電極T11に至る側の回路(図面上、右側の回路)
がDCS方式(1.8GHz帯)に対応する回路であ
る。コイルL11とコンデンサC11から外部接続電極
T1に至る回路(図面上、左側の回路)がGSM方式
(900MHz帯)に対応する回路である。
【0014】右側のDCS方式に対応する回路におい
て、T11はDCS方式の送信回路に接続される外部接
続電極である。T7はDCS方式の受信回路に接続され
る外部接続電極である。T8は外部回路で接地される外
部接続電極である。T10はDCS方式の送受切り換え
を行うための制御信号を加える外部接続電極である。コ
イルL6とコンデンサC6〜C8はローパスフィルタを
構成する。ダイオードD1、D2と、コイルL3〜L5
と、コンデンサC2〜C5、C9は送受信切換えスイッ
チを構成する。
【0015】また、左側のGSM方式に対応する回路に
おいて、T1はGSM方式の送信回路に接続される外部
接続電極である。T5はGSM方式の受信回路に接続さ
れる外部接続電極である。T2はGSM方式の送受切り
換えを行うための制御信号を加える外部接続電極であ
る。T4は外部回路で接地される外部接続電極である。
コイルL14とコンデンサC17〜C19はローパスフ
ィルタを構成する。また、ダイオードD11、D12と
コイルL12、L13とコンデンサC13〜C16は送
受信切換えスイッチを構成する。また、T3、T6、T
12はフロントエンドモジュールの内部のグランド電極
に接続される外部接続電極である。
【0016】図4ないし図6はフロントエンドモジュー
ル1の外観を示す。図4は図1と同じ方向より見た正面
図、図5は平面図、図6は図4と直交する方向から見た
側面図である。図4、図6に示すように、シールドケー
ス15の左右端(図面上)が平面部に直交するように下
方に折り曲げられ、折り曲げられた端部15A、15B
は、それぞれ、グランド電極である外部接続電極T6、
T12に固着して接続される。なお、図4においては、
前記表面実装部品11、12の図示は省略している。
【0017】図5において、15Cはシールドケース1
5に設けた孔であり、フロントエンドモジュール1の方
向を示す目印である。図5に示すように、前記フロント
エンドモジュールの回路を外部に接続するための外部接
続電極T1〜T12は、フロントエンドモジュールの外
周に配置される。これらの外部接続電極T1〜T12
は、フロントエンドモジュールを携帯電話の回路基板に
搭載して接続するものである。
【0018】この例のフロントエンドモジュールは、シ
ールドケース15を含む高さが1.8mm、図5におけ
る左右方向の幅が6.5mm、上下方向の幅が4.8m
mである。
【0019】次に該フロントエンドモジュールの構造を
さらに詳細に説明する。図1、図2に示すように、下層
の誘電体層35には接地電極パターン201がほぼ全面
に形成され、その上側に隣接する誘電体層34上には接
地コンデンサの対向電極パターン202が形成される。
該誘電体層34には、前記対向電極パターン202以外
にも複数の対向電極パターンが形成されるが、符号の記
入を省略する。誘電体層34上に隣接する誘電体層33
には、接地電極パターン203と、符号の記入を省略し
て示す他の電極パターンとが形成される。
【0020】前記接地コンデンサの上側にはほとんどパ
ターンが形成されていない誘電体層28〜32を積層す
る。これらの誘電体層28〜32は、上下に隣接する誘
電体層間のパターンを接続するビアホール204と、ビ
アホール間を接続する接続パターン205と、電極パタ
ーン206と、符号の記入を省略したその他の電極パタ
ーンおよび分波回路用のコンデンサ電極パターンのいく
つかが形成される。
【0021】さらに、上側に誘電体層22〜27を積層
する。これらの誘電体層22〜27にはコイル導体パタ
ーンと、コンデンサ電極パターンとを混在させてパター
ニングしてコイルおよびコンデンサが形成される。
【0022】電極パターン211〜218は分波回路用
コンデンサ電極パターンである。分波回路用コンデンサ
電極パターン211〜218は、図2の各誘電体層22
〜29において、図面上、上下方向の中間(すなわち平
面上の中間)に位置するように形成される。そして、各
誘電体層22〜26上には、図2の各誘電体層におい
て、図面上、上側にはDCS方式に対応する回路を形成
し、下側にGSM方式に対応する回路を形成する。
【0023】すなわち、誘電体層27上には、図面上、
上側にDCS方式のための接続パターン221を形成
し、誘電体層22〜26には、各層の図面上、上側にD
CS方式のためのコイル用導体パターン222〜226
を形成する。
【0024】一方、誘電体層27上には、図面上、下側
にGSM方式のための接続パターン231を形成し、誘
電体層22〜26には、各層の図面上、下側にGSM方
式のためのコイル用導体パターン232〜236を形成
する。
【0025】該モジュールは、GSM方式とDCS方式
という高い周波数帯で使用されるため、前記各素子を形
成するパターンは相互の干渉を十分に配慮した形で配置
されなければならない。特にDCS方式の帯域は、GS
M方式のおよそ2倍の周波数になるため、GSM方式の
送信系の2次高調波に与える影響を考慮する必要があ
る。しかし図2に示した構成では、双方の回路が共用す
る分波回路用コンデンサ電極パターン211〜218を
境にして、DCS方式に対応する回路と、GSM方式に
対応する回路が、ほぼ対称に配置されることになり、双
方の回路を分波回路用コンデンサ電極パターン211〜
218で最も隔てながら全体を小型化する効果が生じ
る。
【0026】誘電体層21上には接続パターン219が
形成される。該接続パターン219には表面実装部品1
1、12が接続され、搭載される。表面実装部品11、
12はダイオード、チップ抵抗、チップコンデンサまた
はチップインダクタであり、回路構成に従って適宜に配
置される。
【0027】前記接続パターン219は回路構成に従っ
て対応するビアホールに接続される。外部接続電極T1
〜T12のうち、例えば外部接続電極T8、T4は、内
部電極の引き出しパターンである接続パターン221、
231と接続される。
【0028】本実施の形態において、図1、図2に示し
た誘電体層21〜36の配置は、電気特性と、グリーン
シートの焼成に伴う縮率を考慮して決定されている。す
なわち、最上層の誘電体層21は比誘電率が11程度と
なり、縮率が小さいグリーンシートが選択される。ま
た、その下の誘電体層22〜32は、比誘電率が7.3
程度となり、縮率がやや大きいグリーンシートが選択さ
れる。また、その下の誘電体層33、34は、最上層の
誘電体層21と同じく比誘電率が11程度となり、縮率
が小さいグリーンシートが選択される。さらにその下の
誘電体層35、36は、誘電体層22〜32と同様に比
誘電率が7.3程度となり、縮率がやや大きいものが選
択される。
【0029】すなわち、誘電体層22〜26は主にコイ
ル用導体パターンを形成し、誘電体層27〜32は主に
接続パターンを形成するが、いずれの誘電体層22〜3
2も比誘電率が7.3程度となる素材を選択する。これ
らの誘電体層32〜32は比誘電率が低いことにより、
隣接するパターンとの浮遊容量による干渉を防止でき
る。誘電体層33、34はコンデンサを構成する電極間
の誘電体層であり、いずれも比誘電率が11程度となる
素材を選択する。このように比誘電率を他の誘電体層よ
り高くすることにより、コンデンサとしての容量を得や
すい。しかし、誘電体層33、34は焼成に伴う縮率が
小さく、一方、上層の誘電体層22〜32は縮率が大き
いので、焼成時に変形してしまう。そのため、最上層の
誘電体層21に誘電体層33、34と同じ縮率の小さい
素材を選択することで焼成時の変形を防止する。
【0030】また、アンテナスイッチを、ダイオードと
LC回路で構成し、LC回路部を多層基板内に形成した
ので、高周波回路で一般的に用いられるダイオード、コ
ンデンサおよびλ/4ストリップラインによる従来構成
に比較し、ストリップラインのインピーダンス整合を考
慮しなくてもよいため、ストリップラインの整合をとる
ための誘電体層を設ける必要がないので、多層基板をよ
り薄型化することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動体通信機器用フロントエンドモジュールを上述の構
成にしたことにより、以下の効果が得られる。 (1)多層基板の通信方式が異なる複数の送受信機能を
備える送受信回路を一体化するに当たり、多層基板は、
平面方向の中心位置に分波回路用パターンを配置し、該
分波回路用パターンを境にして、通信方式が異なる複数
の送受信機能を備える送受信回路を対称に配置すること
により、双方の回路間の干渉を分波回路用パターンで防
ぐことができ、これにより多層基板全体を小型化するこ
とができる。
【0032】(2)誘電体層として、それぞれコイル用
導体パターンが主に形成された複数の誘電体層層を積層
方向に隣接させて配置し、それぞれコンデンサ電極パタ
ーンが主に形成された複数の誘電体層を積層方向に隣接
させて配置するというふうに、分離配置したので、コイ
ル用導体パターンを主に形成した複数の誘電体層は、コ
ンデンサ電極パターンが主に形成された層より比誘電率
が低くなる素材を選択することにより、積層方向に隣接
するパターン間の浮遊容量による干渉を防止できる。ま
た、コンデンサ電極パターンを主に形成した誘電体層は
コンデンサとしての容量を取得し易く、多層基板全体を
小型化できる。
【0033】(3)コイル用導体パターンを主に形成し
た層の下に隣接して、コンデンサ電極パターンを主に形
成した層を積層し、前記コンデンサ電極パターンを主に
形成した層の上層にもコンデンサ電極パターンを主に形
成した層と同様の素材からなる層を積層したので、縮率
の相違による焼成時の変形を防止することができる。
【0034】(4)アンテナスイッチを、ダイオードと
LC回路で構成し、LC回路部を多層基板内に形成した
ので、高周波回路で一般的に用いられるダイオード、コ
ンデンサおよびλ/4ストリップラインによる従来構成
に比較し、ストリップラインのインピーダンス整合を考
慮しなくてもよいため、ストリップラインの整合をとる
ための誘電体層を設ける必要がないので、多層基板をよ
り薄型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフロントエンドモジュールの一実施の
形態を示す断面図。
【図2】該実施の形態の多層基板の各誘電体層に形成す
るパターンを示す図。
【図3】該実施の形態のフロントエンドモジュールの回
路構成の一例を示す回路図。
【図4】該実施の形態のフロントエンドモジュールの外
観を図1と同一方向で示す正面図。
【図5】該実施の形態のフロントエンドモジュールの平
面図である。
【図6】該実施の形態のフロントエンドモジュールの側
面図。
【符号の説明】
1:フロントエンドモジュール、11、12:表面実装
部品、15:シールドケース、20:多層基板、21〜
36:誘電体層、201、203:接地電極パターン、
202:対向電極、204:ビアホール、205、21
9、221、231:接続パターン、206:電極、2
11〜218:分波回路用コンデンサ電極パターン、2
22〜226、232〜236:コイル用導体パター
ン、T1〜T12:外部接続電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多々納 宏 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ −ディ−ケイ株式会社内 (72)発明者 長谷川 英樹 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ −ディ−ケイ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なる通信方式に使用される移動体通信機
    器用フロントエンドモジュールであって、 アンテナに接続される分波回路と、 該分波回路を介してアンテナに接続され、アンテナをそ
    れぞれ異なる通信方式の送信回路、受信回路に対して切
    換え接続するアンテナスイッチと、 高周波を除去するフィルタとを少なくとも有し、 該フロントエンドは多層基板に部品を搭載して一体化し
    たモジュールを構成し、 前記多層基板は平面方向中心位置に分波回路用パターン
    を配置し、 該分波回路用パターンを境にして、通信方式が異なる複
    数のアンテナスイッチ用導体パターンを対称に配置する
    ことを特徴とする移動体通信機器用フロントエンドモジ
    ュール。
  2. 【請求項2】前記多層基板は複数の誘電体層を積層して
    構成し、 前記多層基板内の誘電体層は、コイル用導体パターンが
    主に形成されて互いに隣接して積層された複数の誘電体
    層と、コンデンサ電極パターンが主に形成されて互いに
    隣接して積層された複数の誘電体層とに分離して構成
    し、 前記コイル用導体パターンが主に形成された誘電体層
    は、前記コンデンサ電極パターンが主に形成された誘電
    体層より比誘電率が低くなる材料を選択することを特徴
    とする請求項1記載の移動体通信機器用フロントエンド
    モジュール。
  3. 【請求項3】コイル用導体パターンが主に形成された誘
    電体層を隣接して積層してなる層の下層に、コンデンサ
    電極パターンが主に形成された誘電体層を隣接して積層
    してなる層を設け、 前記コイル用導体パターンが主に形成された誘電体層の
    上層にも、コンデンサ電極パターンが主に形成された層
    と同じ素材からなる層を積層して、焼成に伴う縮率が相
    違する変形を防止することを特徴とする請求項2記載の
    移動体通信機器用フロントエンドモジュール。
  4. 【請求項4】前記アンテナスイッチは、ダイオードとL
    C回路とで構成され、かつ前記フィルタ、分波回路もL
    C回路で構成され、 前記LC回路は前記多層基板内に形成され、 前記LC回路の一部は、前記多層基板の上面に配置され
    たダイオードとビアホールを通して接続されることを特
    徴とする請求項1、2または3に記載の移動体通信機器
    用フロントエンドモジュール。
JP2000250393A 1999-10-04 2000-08-21 移動体通信機器用フロントエンドモジュール Expired - Fee Related JP3750792B2 (ja)

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