JP2001176518A - 固体酸化物型燃料電池 - Google Patents

固体酸化物型燃料電池

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JP2001176518A
JP2001176518A JP35484899A JP35484899A JP2001176518A JP 2001176518 A JP2001176518 A JP 2001176518A JP 35484899 A JP35484899 A JP 35484899A JP 35484899 A JP35484899 A JP 35484899A JP 2001176518 A JP2001176518 A JP 2001176518A
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air electrode
cell
layer
fuel cell
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JP35484899A
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English (en)
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Yoshitaka Tamao
良孝 玉生
Kiyoshi Kuroda
潔 黒田
Takashi Yamada
喬 山田
Tatsuki Ishihara
達己 石原
Yusaku Takita
祐作 滝田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気極層における電圧降下を小さくして空気
極過電圧を低くすることにより、燃料電池の出力特性を
向上する。 【解決手段】 燃料極層13と空気極層14にて電解質
層16を挟持することによりセル42が構成され、空気
極層14が次の一般式(1)で表される酸化物イオン混合
伝導体である。 Ln11-xLn2x1-yCoy3+d ……(1) 但し、Ln1はLa又はSmのいずれか一方又は双方の
元素であり、Ln2はBa又はCaのいずれか一方又は
双方の元素であり、AはFe又はCuのいずれか一方又
は双方の元素であり、0.5<x<1.0であり、0<
y<1.0であり、−0.5≦d≦0.5である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料極層と空気極
層とにより電解質層を挟持して構成されたセルを有する
固体酸化物型の燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃料電池として、Y23
安定化ZrO2(YSZ)からなる固体電解質層と、こ
の固体電解質層上に形成されたTiO2又はCeO2のい
ずれか一方又は双方を含むYSZからなる中間層と、こ
の中間層上に形成された金属Ni又は酸化Niのいずれ
か一方又は双方と上記中間層を構成する物質との混合物
からなる燃料電極層とを含む燃料電池が開示されている
(特開平7−254418号)。この燃料電池では、中
間層中のTiO2やCeO2等の電子導電性材料の働きに
より、固体電解質層と燃料極層との界面の接触抵抗を下
げることができる。即ち、中間層に電子導電性を持たせ
ることにより、電解質層と燃料極層との電流パスを多く
することができる。この結果、発電効率の高い燃料電池
を得ることができるようになっている。
【0003】一方、基板上に設けられた燃料極層,固体
電極層及び空気極層からなる複数の単素子間がインタコ
ネクタで電気的に接続されたセルを有し、このインタコ
ネクタと空気極層との間に空気極層よりも緻密構造をな
す緻密空気極層が設けられた燃料電池のセルが開示され
ている(特開平11−73976号)。この燃料電池の
セルでは、インタコネクタの空気極層側との電気的な接
触面積が増大し、インタコネクタの空気極層側との接触
部分での電気抵抗が大幅に低減するようになり、内部抵
抗が大幅に少なくなるので、発電能力を向上できるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の特
開平7−254418号公報に示された燃料電池では、
固体電解質層と燃料極層との間の中間層により、固体電
解質層と燃料極層との界面の接触抵抗を下げ、また特開
平11−73976号公報に示された燃料電池のセルで
は、インタコネクタと空気極層との間の緻密空気極層に
より、インタコネクタと空気極層との電気的な接触面積
を増大させて電気抵抗を低減しているけれども、空気極
層における電圧降下が依然として大きく、空気極過電圧
が高いため、未だ改善の余地があった。本発明の目的
は、空気極層における電圧降下を小さくして空気極過電
圧を低くすることにより、出力特性を向上することがで
きる固体酸化物型燃料電池を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図3に示すように、燃料極層13と空気極層14にて電
解質層16を挟持することによりセル12が構成された
固体酸化物型燃料電池の改良である。その特徴ある構成
は、空気極層14が次の一般式(1)で表される酸化物イ
オン混合伝導体であるところにある。 Ln11-xLn2x1-yCoy3+d ……(1) 但し、Ln1はLa又はSmのいずれか一方又は双方の
元素であり、Ln2はBa又はCaのいずれか一方又は
双方の元素であり、AはFe又はCuのいずれか一方又
は双方の元素であり、0.5<x<1.0であり、0<
y<1.0であり、−0.5≦d≦0.5である。この
請求項1に記載された固体酸化物が他燃料電池では、空
気極層14の存在により空気中の酸素分子の原子化及び
イオン化反応抵抗の低下が生じるため、酸素分子のイオ
ン化が促進され、空気極過電圧が減少すると考えられ
る。この結果、空気極層14における電圧降下を小さく
することが可能となり、燃料電池11の出力特性を向上
させることができる。また上記一般式(1)中のyは0.
5≦y≦0.95であることが好ましい。
【0006】請求項3に係る発明は、図1に示すよう
に、電解質層16が次の一般式(2)で表される酸化物イ
オン伝導体であり、空気極層14が上記請求項1記載の
一般式(1)で表される酸化物イオン混合伝導体であっ
て、電解質層16の空気極層14側の界面に中間層16
aが形成されたことを特徴とする。 Ln31-xLn4xGa1-y-zC1yC2z3-d ……(2) 但し、Ln3はLa,Ce,Pr,Nd及びSmからな
る群より選ばれた1種又は2種以上の元素であり、Ln
4はSr,Ca及びBaからなる群より選ばれた1種又
は2種以上の元素であり、C1はMg,Al及びInか
らなる群より選ばれた1種又は2種以上の元素であり、
C2はCo,Fe,Ni及びCuからなる群より選ばれ
た1種又は2種以上の元素であり、0.05≦x≦0.
3であり、0.025≦y≦0.29であり、0.01
≦z≦0.15であり、0.035≦(y+z)≦0.3
であり、0.04≦d≦0.3である。
【0007】この請求項3に記載された固体酸化物型燃
料電池では、電解質層16−空気極層14間の中間層1
6aの存在により空気極層14側での酸素分子のイオン
化反応抵抗が低下するため、酸素分子のイオン化が促進
され、空気極過電圧が減少すると考えられる。また中間
層16aの存在により電解質層16と空気極層14との
接触性が向上するため、空気極過電圧が減少すると考え
られる。この結果、空気極層14における電圧降下を小
さくすることができるので、燃料電池11の出力特性を
向上することができる。なお、本明細書において、「酸
化物イオン伝導体」とは、電気伝導性の大部分を酸化物
イオン伝導性が占める狭義の酸化物イオン伝導体を意味
する。即ち、電子−イオン混合伝導体又は酸化物イオン
混合伝導体と呼ばれる、電子伝導性及び酸化物イオン伝
導性の両方が大きな割合を占める材料を除く。
【0008】また、中間層16aの厚さは0.1〜20
μmであることが好ましい。更に、中間層16aは次の
一般式(3)で表される化合物であることが好ましい。 Ln31-x-b-cLn4xLn1bLn2cGa1-y-z-f-gC1yC2zCofg3+d…(3) 但し、Ln3はLa,Ce,Pr,Nd及びSmからな
る群より選ばれた1種又は2種以上の元素であり、Ln
4はSr,Ca及びBaからなる群より選ばれた1種又
は2種以上の元素であり、Ln1はLa又はSmのいず
れか一方又は双方の元素であり、Ln2はBa又はCa
のいずれか一方又は双方の元素であり、C1はMg,A
l及びInからなる群より選ばれた1種又は2種以上の
元素であり、C2はCo,Fe,Ni及びCuからなる
群より選ばれた1種又は2種以上の元素であり、AはF
e又はCuのいずれか一方又は双方の元素であり、0.
05≦x≦0.3であり、0.01≦b≦0.2であ
り、0.01≦c≦0.2であり、0.025≦y≦
0.29であり、0.01≦z≦0.15であり、0.
005≦f≦0.1であり、0.005≦g≦0.1で
あり、0.07≦(x+b+c)≦0.45であり、0.
02≦(b+c)≦0.15であり、0.045≦(y+
z+f+g)≦0.45であり、0.035≦(y+z)
≦0.3であり、0.01≦(f+g)≦0.15であ
り、−0.5≦d≦0.5である。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、
固体酸化物型燃料電池11は水素ガス等の燃料に接する
燃料極層13と、空気に接する多孔質の空気極層14
と、燃料極層13と空気極層14との間に介装された電
解質層16を備える。この燃料電池11は燃料極層13
と空気極層14にて電解質層16を挟持することにより
セル12が構成される。また電解質層16の空気極層1
4側の界面には中間層16aが形成される。上記空気極
層14は次の一般式(1)で表される酸化物イオン混合伝
導体である。 Ln11-xLn2x1-yCoy3+d ……(1) 但し、Ln1はLa又はSmのいずれか一方又は双方の
元素であり、Ln2はBa又はCaのいずれか一方又は
双方の元素であり、AはFe又はCuのいずれか一方又
は双方の元素である。
【0010】一般式(1)のxはLn2の原子比であり、
0.5を越え1.0未満の範囲に設定される。yはCo
元素の原子比であり、0を越え1.0未満、好ましくは
0.5以上0.95以下の範囲に設定される。xを0.
5を越え1.0未満の範囲に限定し、yを0を越え1.
0未満の範囲に限定したのは、上記範囲を外れると、焼
結性変化によりガス通流が阻害され、空気極過電圧が上
昇して、発電特性が低下するからである。なお、dは−
0.5以上0.5以下の範囲に設定される。一般式(1)
において酸素の原子比を(3+d)で表示したが、これは
酸素空孔の数が添加元素(A)の種類のみならず、温度,
酸素分圧によっても変動し、酸素の原子比を正確に表示
することが困難なためである。
【0011】また上記電解質層16は次の一般式(2)で
表される酸化物イオン伝導体である。 Ln31-xLn4xGa1-y-zC1yC2z3-d ……(2) 上記一般式(2)において、Ln3はランタノイド系希土
類金属元素であり、La,Ce,Pr,Nd及びSmか
らなる群より選ばれた1種又は2種以上の元素である。
Ln4はアルカリ土類金属であり、Sr,Ca及びBa
からなる群より選ばれた1種又は2種以上の元素であ
る。C1は非遷移金属であり、Mg,Al及びInから
なる群より選ばれた1種又は2種以上の元素である。C
2は遷移金属であり、Co,Fe,Ni及びCuからな
る群より選ばれた1種又は2種以上の元素である。即
ち、本発明の電解質層はランタノイド・ガレート(Ln
GaO3 -d)を基本構造とし、これにアルカリ土類金属
(Ln4),非遷移金属(C1)及び遷移金属(C2)の3種類
の元素をドープした5元系(Ln3+Ln4+Ga+C1+
C2)の複合酸化物である。
【0012】また一般式(2)で表される電解質層16は
ペロブスカイト型結晶構造を有し、ABO3-dで示され
るペロブスカイト型結晶構造のAサイトを上記一般式
(2)のLn3元素及びLn4元素が占め、BサイトをGa
元素,C1元素及びC2元素が占める。本来は3価金属が
占めるAサイト及びBサイトの一部を2価金属(例え
ば、Aサイトを占める上記Ln4元素,Bサイトを占め
る上記C1元素)及び遷移金属(Bサイトを占める上記
C2元素)が占めることにより酸素空孔を生じ、この酸
素空孔により酸化物イオン伝導性が現れる。従って、酸
素原子数はこの酸素空孔の分だけ減少することになる。
【0013】一般式(2)のxはLn4元素の原子比であ
り、0.05以上0.3以下、好ましくは0.10以上
0.25以下の範囲に設定される。yはC1元素の原子
比であり、0.025以上0.29以下、好ましくは
0.05以上0.2以下の範囲に設定される。zはC2
元素の原子比であり、0.01以上0.15以下、好ま
しくは0.03以上0.1以下の範囲に設定される。
(y+z)は0.035以上0.3以下、好ましくは
0.10以上0.25以下の範囲に設定される。xを
0.05以上0.3以下の範囲に限定したのは上記範囲
を外れると電気伝導性が低下するためである。zを0.
01以上0.15以下の範囲に限定したのは、zが増大
するほど電気伝導性は高くなるが、イオン輸率(酸化物
イオン伝導性の割合)が低下するため、上記範囲が最適
な範囲となる。(y+z)を0.035以上0.3以下
範囲に限定したのは、(y+z)が大きくなるにつれて
電気伝導性が高くなるが、イオン輸率が低下するため、
上記範囲が最適な範囲となる。
【0014】なお、dは0.04〜0.3の範囲に設定
される。一般式(2)において酸素の原子比を(3−d)
で表示した(実際の酸素の原子比は3以下である。)
が、これは酸素空孔の数が添加元素(Ln4,C1及びC
2)の種類のみならず、温度,酸素分圧,C2元素の種類
及び量によっても変動し、酸素の原子比を正確に表示す
ることが困難なためである。またC2元素として、C
o,Fe,Ni又はCuを用いると、低温側(約650
℃)でも高い電気伝導性を示す。
【0015】また中間層16aは次の一般式(3)で表
される化合物である。 Ln31-x-b-cLn4xLn1bLn2cGa1-y-z-f-gC1yC2zCofg3+d…(3) 上記一般式(3)において、Ln3は一般式(2)のLn3と
同様にLa,Ce,Pr,Nd及びSmからなる群より
選ばれた1種又は2種以上の元素であり、Ln4は一般
式(2)のLn4と同様にSr,Ca及びBaからなる群
より選ばれた1種又は2種以上の元素である。Ln1は
一般式(1)のLn1と同様にLa又はSmのいずれか一
方又は双方の元素であり、Ln2は一般式(1)のLn2と
同様にBa又はCaのいずれか一方又は双方の元素であ
る。C1は一般式(2)のC1と同様にMg,Al及びIn
からなる群より選ばれた1種又は2種以上の元素であ
り、C2は一般式(2)のC2と同様にCo,Fe,Ni及
びCuからなる群より選ばれた1種又は2種以上の元素
であり、更にAは一般式(1)のAと同様にFe又はCu
のいずれか一方又は双方の元素である。
【0016】一般式(3)のxは一般式(2)のxと同様に
Ln4元素の原子比であり、0.05以上0.3以下の
範囲に設定される。yは一般式(2)のyと同様にC1元
素の原子比であり、0.025以上0.29以下の範囲
に設定される。zは一般式(2)のzと同様にC2元素の
原子比であり、0.01以上0.15以下の範囲に設定
される。(y+z)は一般式(2)の(y+z)と同様に0.
035以上0.3以下の範囲に設定される。x,y,z
及び(y+z)を上記範囲に限定したのは、一般式(2)の
場合と同様の理由に基づく。
【0017】一般式(3)のbはLn1元素の原子比であ
り、0.01以上0.2以下の範囲に設定され、cはL
n2元素の原子比であり、0.01以上0.2以下の範
囲に設定される。fはCo元素の原子比であり、0.0
05以上0.1以下の範囲に設定され、gはA元素の原
子比であり、0.005以上0.1以下の範囲に設定さ
れる。また(x+b+c)は0.07以上0.45以下
に、(b+c)は0.02以上0.15以下に、(y+z
+f+g)は0.045以上0.45以下に、(y+z)
は0.035以上0.3以下に、(f+g)は0.01以
上0.15以下にそれぞれ設定される。更にdは一般式
(1)中のdと同様に−0.5以上0.5以下に設定され
る。上記b,c等をそれぞれ上記範囲に限定したのは、
上記範囲を外れると、焼結性変化によりガス通流を阻害
し、空気極過電圧が上昇して、発電特性が低下するから
である。また中間層16aの厚さは0.1〜20μmの
範囲に設定されることが好ましく、1〜10μmの範囲
に設定されることが更に好ましい。中間層16aの厚さ
を0.1〜20μmの範囲に限定したのは、0.1μm
未満では薄すぎて中間層としての役割を果さず、20μ
mを越えると厚すぎて抵抗損が増大するからである。
【0018】更に燃料極層13はNi等の金属により構
成されたり、又はNi−YSZ等のサーメットにより構
成されたり、或いはNiと一般式(4)で表される化合物
との混合体により構成される。 Ce1-mm2 ……(4) 上記一般式(4)において、CはSm,Gd,Y及びCa
からなる群より選ばれた1種又は2種以上の元素であ
り、mはC元素の原子比であり、0.05〜0.4、好
ましくは0.1〜0.3の範囲に設定される。Niと一
般式(4)で表される化合物との体積比は(95:5)〜
(20:80)、好ましくは(90:10)〜(40:60)
の範囲に設定される。なお、図2の符号18は導電性を
有する白金からなる集電体であり、多孔質の空気極層1
4上面に接するように設けられる。
【0019】このように構成された固体酸化物型燃料電
池の動作を説明する。燃料極層13に接するように水素
を流通させ、空気極層14に接するように空気を流通さ
せ、この状態で燃料極層13−空気極層14間に負荷を
電気的に接続すると、水素が燃料となりかつ空気が酸化
剤となって、即ち燃料極層13が負極となりかつ空気極
層14が正極となって、負荷に電流が流れる。このとき
空気極層14側では酸素分子がイオン化されてO2-とな
り、この酸化物イオンが酸化物イオン伝導体である電解
質層16中を移動することが重要である。本発明では中
間層16aが電解質層16−空気極層14間に存在する
ことにより、空気極層14側での酸素分子のイオン化反
応抵抗が低下させられるので、酸素分子のイオン化が促
進され、空気極過電圧が減少すると考えられる。また上
記中間層16aの存在により、電解質層16と空気極層
14との接触性が向上するので、空気極過電圧が減少す
ると考えられる。この結果、空気極層14における電圧
降下を小さくすることができるので、燃料電池11の出
力特性を向上することができる。
【0020】図3は本発明の第2の実施の形態を示す。
図3において図1と同一符号は同一部品を示す。この実
施の形態では、電解質層16の界面に中間層が形成され
ない。即ち、この燃料電池41では、電解質層16との
界面に中間層を有しない空気極層14と、燃料極層13
にて電解質層16を挟持することにより、セル42が構
成される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成さ
れる。この固体酸化物型燃料電池41では、空気極層1
4の存在により空気中の酸素分子の原子化及びイオン化
反応抵抗の低下が生じるため、酸素分子のイオン化が促
進され、空気極過電圧が減少すると考えられる。この結
果、空気極層14における電圧降下を小さくすることが
可能となり、燃料電池41の出力特性を向上させること
ができる。
【0021】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく
説明する。 <実施例1>図1に示すように、直径が20mm、厚さ
が30μmの燃料極層13と、直径が40mm、厚さが
250μmの電解質層16と、直径が20mm、厚さが
35μmの空気極層14とを積層して円板状のセル12
を形成した。このセル12の電解質層16の空気極層1
4側の界面には厚さ4μmの中間層16aを形成した。
なお、電解質層16はLa0.8Sr0.2Ga0.8Mg0.15
Co0.053-dという組成を有する酸化物イオン伝導体
であり、空気極層14はLa0.45Ba0.55Fe0. 75Co
0.253+dという組成を有する酸化物イオン混合伝導体
であった。また燃料極層13はNiとCe0.8Sm0.2
2という組成を有する化合物との混合体であった。上記
燃料電池11のセル12を実施例1とした。 <実施例2>空気極層がLa0.45Ba0.55Fe0.5Co
0.53+dという組成を有する酸化物イオン伝導体である
ことを除いて、実施例1と同様にセルを形成した。この
セルを実施例2とした。 <実施例3>空気極層がLa0.45Ba0.55Fe0.25Co
0.753+dという組成を有する酸化物イオン伝導体であ
ることを除いて、実施例1と同様にセルを形成した。こ
のセルを実施例3とした。
【0022】<実施例4>空気極層がLa0.45Ba0.55
Fe0.1Co0.93+dという組成を有する酸化物イオン
伝導体であることを除いて、実施例1と同様にセルを形
成した。このセルを実施例4とした。 <実施例5>空気極層がLa0.45Ba0.55Fe0.05Co
0.953+dという組成を有する酸化物イオン伝導体であ
ることを除いて、実施例1と同様にセルを形成した。こ
のセルを実施例5とした。 <実施例6>空気極層がLa0.25Ba0.75Fe0.75Co
0.253+dという組成を有する酸化物イオン伝導体であ
ることを除いて、実施例1と同様にセルを形成した。こ
のセルを実施例6とした。
【0023】<実施例7>空気極層がLa0.25Ba0.75
Fe0.5Co0.53+dという組成を有する酸化物イオン
伝導体であることを除いて、実施例1と同様にセルを形
成した。このセルを実施例7とした。 <実施例8>空気極層がLa0.25Ba0.75Fe0.25Co
0.753+dという組成を有する酸化物イオン伝導体であ
ることを除いて、実施例1と同様にセルを形成した。こ
のセルを実施例8とした。 <実施例9>空気極層がLa0.25Ba0.75Fe0.1Co
0.93+dという組成を有する酸化物イオン伝導体である
ことを除いて、実施例1と同様にセルを形成した。この
セルを実施例9とした。
【0024】<実施例10>空気極層がLa0.25Ba
0.75Fe0.05Co0.953+dという組成を有する酸化物
イオン伝導体であることを除いて、実施例1と同様にセ
ルを形成した。このセルを実施例10とした。 <実施例11>空気極層がLa0.05Ba0.95Fe0.75
0.253+dという組成を有する酸化物イオン伝導体で
あることを除いて、実施例1と同様にセルを形成した。
このセルを実施例11とした。 <実施例12>空気極層がLa0.05Ba0.95Fe0.5
0.53+dという組成を有する酸化物イオン伝導体であ
ることを除いて、実施例1と同様にセルを形成した。こ
のセルを実施例12とした。
【0025】<実施例13>空気極層がLa0.05Ba
0.95Fe0.25Co0.753+dという組成を有する酸化物
イオン伝導体であることを除いて、実施例1と同様にセ
ルを形成した。このセルを実施例13とした。 <実施例14>空気極層がLa0.05Ba0.95Fe0.1
0.93+dという組成を有する酸化物イオン伝導体であ
ることを除いて、実施例1と同様にセルを形成した。こ
のセルを実施例14とした。 <実施例15>空気極層がLa0.05Ba0.95Fe0.05
0.953+dという組成を有する酸化物イオン伝導体で
あることを除いて、実施例1と同様にセルを形成した。
このセルを実施例15とした。
【0026】<実施例16〜30>元素Ln2としてC
aを用いたことを除いて、実施例1〜15と同様にセル
をそれぞれ形成した。これらのセルを実施例16〜30
とした。 <実施例31〜45>元素AとしてCuを用いたことを
除いて、実施例1〜15と同様にセルをそれぞれ形成し
た。これらのセルを実施例31〜45とした。 <実施例46〜60>元素Ln2としてCaを用い、元
素AとしてCuを用いたことを除いて、実施例1〜15
と同様にセルをそれぞれ形成した。これらのセルを実施
例46〜60とした。
【0027】<実施例61〜75>元素Ln1としてS
mを用いたことを除いて、実施例1〜15と同様にセル
をそれぞれ形成した。これらのセルを実施例46〜60
とした。 <実施例76〜90>元素Ln1としてSmを用い、元
素Ln2としてCaを用いたことを除いて、実施例1〜
15と同様にセルをそれぞれ形成した。これらのセルを
実施例76〜90とした。 <実施例91〜105>元素Ln1としてSmを用い、
元素AとしてCuを用いたことを除いて、実施例1〜1
5と同様にセルをそれぞれ形成した。これらのセルを実
施例91〜105とした。 <実施例105〜120>元素Ln1としてSmを用
い、元素Ln2としてCaを用い、元素AとしてCuを
用いたことを除いて、実施例1〜15と同様にセルをそ
れぞれ形成した。これらのセルを実施例105〜120
とした。
【0028】<比較例1>空気極層がLa0.5Ba0.5
1.03+dという組成を有する酸化物イオン混合伝導体
であることを除いて、実施例1と同様にセルを形成し
た。このセルを比較例1とした。 <比較例2>空気極層がLa0.5Ba0.5Fe0.25Co
0.753+dという組成を有する酸化物イオン伝導体であ
ることを除いて、実施例1と同様にセルを形成した。こ
のセルを比較例2とした。 <比較例3>空気極層がLa0.5Ba0.5Co1.03+d
いう組成を有する酸化物イオン伝導体であることを除い
て、実施例1と同様にセルを形成した。このセルを比較
例3とした。
【0029】<比較例4>空気極層がLa0.25Ba0.75
Fe1.03+dという組成を有する酸化物イオン伝導体で
あることを除いて、実施例1と同様にセルを形成した。
このセルを比較例4とした。 <比較例5>空気極層がLa0.25Ba0.75Co1.03+d
という組成を有する酸化物イオン伝導体であることを除
いて、実施例1と同様にセルを形成した。このセルを比
較例5とした。 <比較例6>空気極層がBa1.0Fe1.03+dという組
成を有する酸化物イオン伝導体であることを除いて、実
施例1と同様にセルを形成した。このセルを比較例6と
した。
【0030】<比較例7>空気極層がBa1.0Fe0.25
Co0.753+dという組成を有する酸化物イオン伝導体
であることを除いて、実施例1と同様にセルを形成し
た。このセルを比較例7とした。 <比較例8>空気極層がBa1.0Co1.03+dという組
成を有する酸化物イオン伝導体であることを除いて、実
施例1と同様にセルを形成した。このセルを比較例8と
した。
【0031】<比較例9〜16>元素AとしてCuを用
いたことを除いて、比較例1〜8と同様にセルをそれぞ
れ形成した。これらのセルを比較例9〜16とした。 <比較例17〜24>元素Ln2としてCaを用いたこ
とを除いて、比較例1〜8と同様にセルをそれぞれ形成
した。これらのセルを比較例17〜24とした。 <比較例25〜32>元素Ln2としてCaを用い、元
素AとしてCuを用いたことを除いて、比較例1〜8と
同様にセルをそれぞれ形成した。これらのセルを比較例
25〜32とした。
【0032】<比較例33〜40>元素Ln1としてS
mを用いたことを除いて、比較例1〜8と同様にセルを
それぞれ形成した。これらのセルを比較例33〜40と
した。 <比較例41〜48>元素Ln1としてSmを用い、元
素AとしてCuを用いたことを除いて、比較例1〜8と
同様にセルをそれぞれ形成した。これらのセルを比較例
41〜48とした。 <比較例49〜56>元素Ln1としてSmを用い、元
素Ln2としてCaを用いたことを除いて、比較例1〜
8と同様にセルをそれぞれ形成した。これらのセルを比
較例49〜56とした。 <比較例57〜64>元素Ln1としてSmを用い、元
素Ln2としてCaを用い、元素AとしてCuを用いた
ことを除いて、比較例1〜8と同様にセルをそれぞれ形
成した。これらのセルを比較例57〜64とした。
【0033】<比較試験及び評価>図4に示すように、
実施例1〜120及び比較例1〜64の各セル12の燃
料極層13と空気極層14との間に第1回路21を接続
し、この回路21に0.01Ωの抵抗体24,5Vの直
流電源25,電流計26及び開閉スイッチ27を直列に
接続した。また電解質層16の側面に参照極28を取付
け、この参照極28と空気極層14との間に第2回路2
2を接続し、この第2回路22に第1電圧計31を接続
した。更に燃料極層13と空気極層14との間に第3回
路23を接続し、この第3回路23に第2電圧計32を
接続した。
【0034】上記第1回路21に電流密度が0.5A/
cm2の電流を流し、この電流を約40n秒の間隔で通
電及び遮断を繰返し、上記電流を遮断した直後に、時間
に依存して減衰する空気極層14−参照極28間の電圧
を第1電圧計31により測定した。即ちカレントインタ
ーラプション法によって第1電圧計31により空気極過
電圧V1を測定した。また電流密度が0.5A/cm2
電流を第1回路21に流したときの空気極層14−燃料
極層13間の電圧を第2電圧計32により測定して、セ
ル12の発電電力密度を測定した。上記測定結果を一般
式(1)で表される空気極層14の元素Ln1,Ln2及び
Aと、x及びyと、電流密度とともに表1〜表4に示
す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】表1〜表4から明らかなように、比較例1
〜64では空気極過電圧が高く、かつ空気極層−燃料極
層間の電圧及び発電電力密度が低かった。これらに対し
実施例1〜120では空気極過電圧が低くなり、かつ空
気極層−燃料極層間の電圧及び発電電力密度が高くなっ
た。これにより実施例1〜120の方が比較例1〜64
より空気極層における電圧降下が小さくなり、燃料電池
の出力特性が向上することが判った。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、燃
料極層と空気極層にて電解質層を挟持することによりセ
ルを構成し、空気極層が酸化物イオン混合伝導体である
ので、空気極層の存在により空気中の酸素分子の原子化
及びイオン化反応抵抗の低下が生じ、酸素分子のイオン
化が促進され、空気極過電圧が減少すると考えられる。
この結果、空気極層における電圧降下を小さくすること
が可能となり、燃料電池の出力特性を向上させることが
できる。
【0041】また電解質層が酸化物イオン伝導体であ
り、空気極層が酸化物イオン混合伝導体であって、電解
質層の空気極層側の界面に中間層を形成すれば、電解質
層−空気極層間の中間層の存在により空気極層側での酸
素分子のイオン化反応抵抗が低下するため、酸素分子の
イオン化が促進され、空気極過電圧が減少すると考えら
れる。また中間層の存在により電解質層と空気極層との
接触性が向上するため、空気極過電圧が減少すると考え
られる。この結果、空気極層における電圧降下を小さく
することができるので、燃料電池の出力特性を向上する
ことができる。更に中間層の厚さを0.1〜20μmの
範囲に設定したり、或いは中間層を一般式(Ln3
1-x-b-cLn4xLn1bLn2cGa1-y-z-f-gC1yC2zCo
fg3+d)で表される組成とすれば、上記効果をより顕
著に奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の固体酸化物型燃料電池を
示す要部断面構成図。
【図2】図1のA部拡大断面図。
【図3】本発明の第2実施形態を示す図1に対応する断
面図。
【図4】実施例及び比較例の燃料電池の空気極過電圧等
を評価するためのカレントインターラプション法の回路
模式図。
【符号の説明】
11,41 固体酸化物型燃料電池 12,42 セル 13 燃料極層 14 空気極層 16 電解質層 16a 中間層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉生 良孝 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 黒田 潔 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 山田 喬 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 石原 達己 大分県大分市鴛野959番地22号 (72)発明者 滝田 祐作 大分県大分市宮崎台3丁目4番33号 Fターム(参考) 5H018 AA06 EE13 HH03 HH05 5H026 AA06 EE13 HH03 HH05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料極層(13)と空気極層(14)にて電解質
    層(16)を挟持することによりセル(12)が構成された固体
    酸化物型燃料電池において、 前記空気極層(14)が次の一般式(1)で表される酸化物イ
    オン混合伝導体であることを特徴とする固体酸化物型燃
    料電池。 Ln11-xLn2x1-yCoy3+d ……(1) 但し、Ln1はLa又はSmのいずれか一方又は双方の
    元素;Ln2はBa又はCaのいずれか一方又は双方の
    元素;AはFe又はCuのいずれか一方又は双方の元
    素;0.5<x<1.0;0<y<1.0;−0.5≦
    d≦0.5である。
  2. 【請求項2】 0.5≦y≦0.95である請求項1記
    載の固体酸化物型燃料電池。
  3. 【請求項3】 燃料極層(13)と空気極層(14)にて電解質
    層(16)を挟持することによりセル(12)が構成された固体
    酸化物型燃料電池において、 前記電解質層(16)が次の一般式(2)で表される酸化物イ
    オン伝導体であり、 前記空気極層(14)が請求項1記載の一般式(1)で表され
    る酸化物イオン混合伝導体であって、 前記電解質層(16)の前記空気極層(14)側の界面に中間層
    (16a)が形成されたことを特徴とする固体酸化物型燃料
    電池。 Ln31-xLn4xGa1-y-zC1yC2z3-d ……(2) 但し、Ln3はLa,Ce,Pr,Nd及びSmからな
    る群より選ばれた1種又は2種以上の元素;Ln4はS
    r,Ca及びBaからなる群より選ばれた1種又は2種
    以上の元素;C1はMg,Al及びInからなる群より
    選ばれた1種又は2種以上の元素;C2はCo,Fe,
    Ni及びCuからなる群より選ばれた1種又は2種以上
    の元素;0.05≦x≦0.3;0.025≦y≦0.
    29;0.01≦z≦0.15;0.035≦(y+z)
    ≦0.3;0.04≦d≦0.3である。
  4. 【請求項4】 中間層(16a)の厚さが0.1〜20μm
    である請求項3記載の固体酸化物型燃料電池。
  5. 【請求項5】 中間層(16a)が次の一般式(3)で表され
    る請求項3又は4記載の固体酸化物型燃料電池。 Ln31-x-b-cLn4xLn1bLn2cGa1-y-z-f-gC1yC2zCofg3+d…(3) 但し、Ln3はLa,Ce,Pr,Nd及びSmからな
    る群より選ばれた1種又は2種以上の元素;Ln4はS
    r,Ca及びBaからなる群より選ばれた1種又は2種
    以上の元素;Ln1はLa又はSmのいずれか一方又は
    双方の元素;Ln2はBa又はCaのいずれか一方又は
    双方の元素;C1はMg,Al及びInからなる群より
    選ばれた1種又は2種以上の元素;C2はCo,Fe,
    Ni及びCuからなる群より選ばれた1種又は2種以上
    の元素;AはFe又はCuのいずれか一方又は双方の元
    素;0.05≦x≦0.3;0.01≦b≦0.2;
    0.01≦c≦0.2;0.025≦y≦0.29;
    0.01≦z≦0.15;0.005≦f≦0.1;
    0.005≦g≦0.1;0.07≦(x+b+c)≦
    0.45;0.02≦(b+c)≦0.15;0.045
    ≦(y+z+f+g)≦0.45;0.035≦(y+z)
    ≦0.3;0.01≦(f+g)≦0.15;−0.5≦
    d≦0.5である。
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