JPH08130018A - 固体電解質用電極材料 - Google Patents
固体電解質用電極材料Info
- Publication number
- JPH08130018A JPH08130018A JP6267223A JP26722394A JPH08130018A JP H08130018 A JPH08130018 A JP H08130018A JP 6267223 A JP6267223 A JP 6267223A JP 26722394 A JP26722394 A JP 26722394A JP H08130018 A JPH08130018 A JP H08130018A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- perovskite
- electrode material
- solid electrolyte
- group
- site
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Compounds Of Iron (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Inert Electrodes (AREA)
Abstract
や天然ガス等の燃焼による固体電解質型燃料電池のジル
コニアやセリア等の固体電解質の電極材料として用いる
ことができる触媒作用を有するペロブスカイト型複合酸
化物を用いた固体電解質用電極材料を提供すること。 【構成】 一般式A1-αBO3-δで表わされるAサイト
欠損型ペロブスカイト複合酸化物において、式中のAが
A′とA″、BがB′とB″の2種類の構成元素からな
る一般式(A′1-x A″x )1-α(B′1-y B″y )O
3-δで表わされ、式中のA′はLa、Nd及びYから成
る群から選ばれた少なくとも1種から構成され、A″
は、Ba、Sr及びCaから成る群から選ばれた少なく
とも1種から構成され、B′はCoであり、B″はM
n、Fe、Ni及びCuから成る群から選ばれた少なく
とも1種から構成され、α、δ、x、yのとりうる範囲
がそれぞれ0<α<0.2、0≦δ≦1、0<x<1、
0<y<1であることを特徴とする固体電解質用Aサイ
ト欠損型ペロブスカイト電極材料。
Description
に関し、特に固体電解質型ガスセンサ、例えば酸素セン
サや天然ガス等の燃焼による固体電解質型燃料電池のジ
ルコニアやセリア等の固体電解質の電極材料として用い
ることができる触媒作用を有するペロブスカイト型複合
酸化物を用いた固体電解質用電極材料に関する。
素センサや天然ガス等の燃焼による固体電解質型燃料電
池の電極材料としては、白金、ロジウム及びパラジウム
等の貴金属が用いられているが、コストが高く、使用環
境によっては特性劣化が生じていた。特に、燃料電池の
電極材料として用いる場合には、1,200℃以上で用
いられることがしばしば想定されることから、耐久性と
いう面からも耐熱性に優れた電極材料が要望される。こ
のため、耐熱性に優れた電極特性と高い電気伝導性を有
するペロブスカイト型複合酸化物が電極材料として検討
されている。
ロブスカイト電極材料を用いるとセンサの作動開始温度
を低温化することができ、特性の改善が図れることが明
らかとなっている(Y.Takeda、R.Kanno 、M.Noda、Y.To
mida、and O.Yamamoto、J.Electrochem.Soc.,134, 11,
2656, (1987)) 。通常、酸素センサ用電極材料として白
金などの金属電極を用いた場合には、酸素イオンの固体
電解質への侵入が気相−電極−電解質の接する三相界面
という限られたところでのみ起きる。
電極と電解質とが接する二相界面でも酸素イオンが侵入
することができるので、ペロブスカイトを電極材料とす
ることにより、固体電解質/ペロブスカイト界面の電極
反応抵抗を減少させることができ、低温で作動可能な高
性能電極が可能となることが明らかとなっている(H.Ar
ai、K.Eguchi、and T.Inoue 、Proc.of the Symposiu o
n Chemical Sensors (Hawaii) 、87-9 (1987) 、p.224
7.)。このようなセンサをエンジン制御用として用いる
と、エンジン始動時、特にコールドスタート時からのエ
ンジン制御を可能とし、排ガスエミッションを低減させ
ることができる。
スカイトを電極材料として用いる場合には、高活性な材
料(La−Co−O系)ほど高温度領域や還元雰囲気下
での長時間の使用により、ジルコニア系やセリア系固体
電解質とペロブスカイトとが反応し、固体電解質/ペロ
ブスカイト界面の反応抵抗が増加する。その結果、燃料
電池においては発電効率を低下せしめる。また、センサ
として用いた場合にも、高温領域での使用による応答速
度の低下と異常な出力を発生させ、最悪の場合には、作
動しなくなるという状態が発生する。
た場合には、安定した作動を保証するうえで、使用する
温度領域や環境に制限が生じる場合がある。特に酸素セ
ンサにおいては欧州の排ガス規制強化に伴うセンサ取り
付け位置の高温化や、エンジンのコールドスタート時か
らのエンジン制御が可能なことにより、低温活性に優れ
た酸素センサが望まれる。
センサの電極材料として、特にその触媒作用と電気伝導
性を利用することになるが、この際、酸素イオン導電
体、即ち固体電解質と電極材料間における界面抵抗を減
少させ、かつ密着性を確保しつつ、固体電解質/電極材
料界面での化学反応による特性劣化や熱応力による剥離
等を抑制することが必要である。
るAサイト欠損型ペロブスカイト複合酸化物を用いるこ
とにより、ペロブスカイトと接する酸化物との間で固相
反応を抑制し、触媒作用を有するペロブスカイト型複合
酸化物の耐久性や耐久性を改善し、更に触媒作用に重要
な貢献をする原子価を有効に制御することのできるAサ
イト欠損型ペロブスカイト複合酸化物を用いた固体電解
質用電極材料を提供することにある。
を解決するために鋭意検討した結果、一般式A1-αBO
3-δで表わされるペロブスカイト複合酸化物において、
αのとりうる範囲が0<α<0.2であり、かつ、δの
とりうる範囲が0≦δ≦1であることを特徴とするAサ
イト欠損型ペロブスカイト複合酸化物を用いることによ
り、電極作用に重要な貢献をするBサイト元素の原子価
を有効に制御させ、電子−イオン混合伝導体の伝導特性
を高め、電極特性の向上を図ることを可能とし、更にペ
ロブスカイトと接する酸化物との間で固相反応を抑制
し、電極作用を有するペロブスカイト型複合酸化物の耐
久性や耐熱性を改善することができることを見い出し、
本発明に到達した。
3-δで表わされるAサイト欠損型ペロブスカイト複合酸
化物において、式中のAがA′とA″、BがB′とB″
の2種類の構成元素からなる一般式(A′1-x A″x )
1-α(B′1-y B″y )O3-δで表わされ、式中のA′
はLa、Nd及びYから成る群から選ばれた少なくとも
1種から構成され、A″は、Ba、Sr及びCaから成
る群から選ばれた少なくとも1種から構成され、B′は
Coであり、B″はMn、Fe、Ni及びCuから成る
群から選ばれた少なくとも1種から構成され、α、δ、
x、yのとりうる範囲がそれぞれ0<α<0.2、0≦
δ≦1、0<x<1、0<y<1であることを特徴とす
る固体電解質用Aサイト欠損型ペロブスカイト電極材料
により達成された。
型ペロブスカイト電極材料が優れた効果を発揮するメカ
ニズムについては、未だ必ずしも明らかに成っていない
が、次のように考えられる
型ペロブスカイト電極材料の作用本発明の電極材料は、
一般式A1-αBO3-δで表わされるAサイト欠損型ペロ
ブスカイト複合酸化物において、式中のAがA′と
A″、BがB′とB″の2種類の構成元素からなる一般
式(A′1-x A″x )1-α(B′1-y B″y )O3-δで
表わされ、式中のA′はLa、Nd及びYから成る群か
ら選ばれた少なくとも1種から構成され、A″は、B
a、Sr及びCaから成る群から選ばれた少なくとも1
種から構成され、B′はCoであり、B″はMn、F
e、Ni及びCuから成る群から選ばれた少なくとも1
種から構成され、α、δ、x、yのとりうる範囲がそれ
ぞれ0<α<0.2、0≦δ≦1、0<x<1、0<y
<1とすることにより、特にxを変化させることにより
原子価制御によるBサイトの電子状態を制御し、Aサイ
ト欠損型ペロブスカイト構造を構成することにより、酸
素の放出吸収能を向上させ、固体電解質/電極材料界面
の内部抵抗を減少させ、且つ、耐熱性及び耐久性を改善
させることができる。
型ペロブスカイト電極材料の作用本発明の電極材料は、
一般式A1-αBO3-δで表わされるAサイト欠損型ペロ
ブスカイト複合酸化物において、式中のAがA′と
A″、BがB′とB″の2種類の構成元素からなる一般
式(A′1-x A″x )1-α(B′1-y B″y )O3-δで
表わされ、式中のA′はLa、Nd及びYから成る群か
ら選ばれた少なくとも1種から構成され、A″はBa、
Sr及びCaから成る群から選ばれた少なくとも1種か
ら構成され、B′はMnであり、B′はFe及び/又は
Cuから構成され、α、δ、x、yのとりうる範囲がそ
れぞれ0<α<0.2、0≦δ≦1、0<x<1、0<
y<1とすることにより、触媒活性に有効な元素の組合
せをx及びyを変化させ原子価制御によるBサイトの電
子状態を制御し、Aサイト欠損型ペロブスカイト構造を
構成することにより、触媒活性の向上と酸素の放出吸収
能を向上させることによる固体電解質/電極材料界面の
内部抵抗を減少させ、更に耐熱性及び耐久性を改善させ
ることができる。
用 本発明の電極材料は、 請求項1記載の一般式(A′
1-x A″x )1-α(B′ 1-y B″y )O3-δで表わさ
れ、式中のA′はLa、Nd、Gd及びYから成る群か
ら選ばれた少なくとも1種から構成され、A″はBa、
Sr及びCaから成る群から選ばれた少なくとも1種か
ら構成され、B′はCoであり、B″はMn、Fe、N
i及びCuから成る群から選ばれた少なくとも1種から
構成され、α、δ、x、yのとりうる範囲がそれぞれ0
<α<0.2、0≦δ≦1、0<x<1、0<y<1で
あることを特徴とするAサイト欠損型ペロブスカイト複
合酸化物100重量部に加えて、蛍石型構造を有する酸
化物(Ce0.9 Ca0.1 O2-x等のセリア系やZr0.9
Y0.1 O2-x 等のジルコニア系又はこれらの混合物)を
2〜20重量部の範囲で混合させたことによりなる固体
電解質用電極材料を用いることにより、固体電解質/電
極材料界面の内部抵抗のより一層の低減を行い、作動温
度の低温化を図り、更にペロブスカイト自体のシンタン
リングを抑制することにより耐熱性及び耐久性を改善さ
せることができる。
用 本発明の電極材料は、請求項2記載の一般式(A′1-x
A″x )1-α(B′1- y B″y )O3-δで表わされ、式
中のA′はLa、Nd、Gd及びYから成る群から選ば
れた少なくとも1種から構成され、A″はBa、Sr及
びCaから成る群から選ばれた少なくとも1種から構成
され、B′はMnであり、B″はFe及び/又はCuか
ら構成され、α、δ、x、yのとりうる範囲がそれぞれ
0<α<0.2、0≦δ≦1、0<x<1、0<y<1
であることを特徴とするAサイト欠損型ペロブスカイト
複合酸化物100重量部に加えて、蛍石型構造を有する
酸化物(Ce0.9 Ca0.1 O2-x 等のセリア系やZr
0.9 Y0.1 O2-x 等のジルコニア系又はこれらの混合
物)を2〜20重量部の範囲で混合させたことによりな
る固体電解質用電極材料を用いることにより、固体電解
質/電極材料界面の内部抵抗のより一層の低減を行い、
更に、ペロブスカイト自体のシンタンリングを抑制する
ことにより、1,200℃以上の高温域での使用におい
ても耐久性の向上を図ることが可能となる。
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
粉末を、以下に示す方法(特開平2−74505号公報
に記載された方法と同様である)により製造した。ラン
タン、ストロンチウム及びコバルトの炭酸塩(平均粒径
約2〜3μmの粉末を使用)を出発原料として、それぞ
れモル比でLa:Sr:Co=81:9:100と成る
ように加え、ボールミルで粉砕混合した(粉砕後、混合
粉の平均粒径約1μm)。得られた混合物100重量部
に対してクエン酸約64重量部及び純水400重量部を
加え、60±5℃で反応させた。反応が終了した後、得
られたスラリーを120℃で脱水して複合クエン酸塩を
得た。得られた複合クエン酸塩を600℃で1時間大気
中仮焼した後、800℃で5時間本焼を行い、La0.81
Sr0.09CoO3-δ複合酸化物粉末を製造した。尚、以
下の実施例及び比較例においても、特に断らない限り、
出発原料である炭酸塩の種類や混合比を変更した他は、
実施例1と全く同様な方法によりペロブスカイト粉末を
製造した。
0.9 CoO3-δ〕で示されるペロブスカイト粉末を実施
例1と全く同様にして製造した。
Sr0.4 )0.9 Co0. 8 Fe0.2 O3-δ〕で示されるペ
ロブスカイト粉末を実施例1と全く同様にして製造し
た。ただし、鉄の出発原料として水酸化物を用いた。
Sr0.4 )0.9 Co0. 8 Mn0.2 O3-δ〕で示されるペ
ロブスカイト粉末を実施例1と全く同様にして製造し
た。
Sr0.4 )0.9 Co0. 5 Mn0.5 O3-δ〕で示されるペ
ロブスカイト粉末を実施例1と全く同様にして製造し
た。
Sr0.4 )0.9 Co0. 2 Mn0.8 O3-δ〕で示されるペ
ロブスカイト粉末を実施例1と全く同様にして製造し
た。
Ba0.1 )0.9 Co0. 5 Fe0.5 O3-δ〕で示されるペ
ロブスカイト粉末を実施例1と全く同様にして製造し
た。ただし、鉄の出発原料としては水酸化物を用いた。
Sr0.4 )0.9 Mn0. 8 Fe0.2 O3-δ〕で示されるペ
ロブスカイト粉末を実施例1と全く同様にして製造し
た。ただし、鉄の出発原料としては水酸化物を用いた。
Sr0.4 )0.9 Mn0. 8 Cu0.2 O3-δ〕で示されるペ
ロブスカイト粉末を実施例1と全く同様にして製造し
た。
0.1 )0.9 Mn0.8 Co0.2 O3-δ〕で示されるペロブ
スカイト粉末を実施例1と全く同様にして製造した。
Sr0.4 )0.9 Co0. 9 Ni0.1 O3-δ〕で示されるペ
ロブスカイト粉末を実施例1と全く同様にして製造し
た。
0.9 CoO3-δ〕で示されるペロブスカイト粉末を実施
例1と全く同様にして製造した。更に、この粉末100
重量部に対してセリア(CeO2-x )粉末を5重量部を
加え、混合した。
Sr0.4 )0.9 Co0. 8 Mn0.2 O3-δ〕で示されるペ
ロブスカイト粉末を実施例1と全く同様にして製造し
た。更に、この粉末100重量部に対してセリア(Ce
O2-x )粉末を5重量部を加え、混合した。
0.9 CoO3-δ〕で示されるペロブスカイト粉末を実施
例1と全く同様にして製造した。更に、この粉末100
重量部に対してセリア(CeO2-x )粉末5重量部及び
ジルコニア(Zr 0.9 Y0.1 O2-x )粉末5重量部を加
え、混合した。
施例1と全く同様にして製造した。
粉末を実施例1と全く同様にして製造した。
粉末を実施例1と全く同様にして製造した。
ロブスカイト粉末を実施例1と全く同様にして製造し
た。ただし、鉄の出発原料としては水酸化物を用いた。
ロブスカイト粉末を実施例1と全く同様にして製造し
た。ただし、鉄の出発原料としては水酸化物を用いた。
ロブスカイト粉末を実施例1と全く同様にして製造し
た。
ブスカイト粉末を実施例1と同様にして製造した。
粉末を実施例1と全く同様にして製造した。更に、この
粉末100重量部に対してセリア(CeO2-x)粉末を
5重量部を加え、混合した。
イトについて、固体電解質(Ce0.9 Ca0.1 O2-δ)
にペロブスカイト粉末を焼き付けて評価用セルとし、起
電力の測定を行い、本発明によるAサイト欠損型と従来
のペロブスカイトにおける起電力が、Nernstの式
による理論起電力に一致する温度を素子の作動開始温度
TNe(℃)とし、このTNe(℃)を用いて、電極として
ペロブスカイトの特性評価を行なった。以下に、評価方
法及び条件を示す。
化学的測定セルの形成方法を以下に示す。 (1)ペロブスカイト粉末とテレピン油を適度に混合し
ペーストを作製した。 (2)このペーストを固体電解質に塗布し、乾燥した。 (3)電極を850℃1時間大気中で加熱処理により焼
き付けた。
−N2 ガスを流した時の起電力を測定し、特性評価を行
なった。 3)測定セルの耐久は大気中1000℃又は1200℃
2時間アニールすることにより行なった。
用に重要な貢献をする原子価制御を有効に働かせること
が可能であることを、格子欠陥論を用いた理論的考察か
ら論証することが可能である。LaCoO3-δを例にと
り、ペロブスカイトの触媒活性の向上に用いられる原子
価制御を説明すると、Aサイトをしめる+3価のLaの
一部を電荷の異なる+2価のSrで置換することにより
酸化活性が大きく向上するが、これは雰囲気中の酸素濃
度により La3+ 1-x Sr2+ x Co3+ 1-x Co4+ x O3 <====> La3+ 1-x Sr2+ x Co3+ 1-x+2 δCo4+ x-2 δO3-δ +(1/2)δO2 という化学反応式に従い、酸素が可逆的に出入りするこ
とによると考えられる〔田中、高橋:自動車技術、Vo
l.47、p51(1993)〕。
Coの価数の変化も想定することができる。もし、酸素
空孔を発生させることなしに原子価制御がされれば、上
式中の酸素欠損量δの減少を伴い、同時にCoの価数の
上昇が見られ、結果的に金属的な電子状態が実現され
る。これを光電子分光(紫外線光電子分光:UPS)測
定を用いて検討した結果を図2に示す。
3-δとLa0.8 Sr0.2 CoO3-δの状態密度に比べL
a0.81Sr0.09CoO3-δではフェルミエネルギー(図
中の結合エネルギーが0eVのところ)付近の電子状態
密度が増加することから、金属的な状態にあることが明
らかである。このようにAサイト欠損型とすることによ
り、効果的にキャリアの導入が行え、半導体から金属的
状態へ遷移させることが可能であることを示している。
このことは電極材料の電気伝導性を高め、固体電解質界
面との接触抵抗を軽減し電極反応抵抗を低下させ、酸素
センサの電極材料として用いる場合には、作動温度の低
温化を可能にすると考えられる。そこで、以下に、本発
明と比較例を用いて、本発明の有効性を表1に示す。
成に対して、実施例1〜11にあるような組成、一般的
には化学式(A′1-x A″x )1-α(B′1-y B″y )
O3-δで表わされ、α、δ、x、yのとりうる範囲がそ
れぞれ0<α<0.2、0≦δ≦1、0<x<1、0<
y<1であることを特徴とするAサイト欠損型ペロブス
カイト複合酸化物とすることにより、酸素センサの作動
開始温度を低温化することを可能にすることを示してい
る。
に示す。
に対して実施例8〜10にあるような一般式(A′1-x
A″x )1-α(B′1-y B″y )O3-δで表わされるA
サイト欠損型ペロブスカイト複合酸化物を電極材料とす
ることにより固体電解質/電極界面の特性劣化を抑制
し、電極反応抵抗の上昇を抑えることにより、作動開始
温度の著しい劣化を抑制し、耐久性を向上させることが
可能となる。
カイトに加え蛍石型酸化物であるセリアやジルコニアを
添加した効果に付いて検討した結果を表3に示す。
とにより、作動開始温度の低温化を図ることができる
が、耐久することにより特性の劣化が見られる。しか
し、表3に示すように比較例8の電極材料組成に対し
て、実施例12〜14にあるAサイト欠損型ペロブスカ
イト複合酸化物と蛍石型酸化物を電極材料として用いる
ことにより、耐久後の特性劣化を抑えることが可能とな
り耐熱性の向上を図ることが可能となった。
電解質用Aサイト欠損型ペロブスカイト電極材料によれ
ば、その構成を少なくとも一般式(A′1-x A″x )1-
α(B′1-y B″y )O3-δで表わされ、α、δ、x、
yのとりうる範囲がそれぞれ0<α<0.2、0≦δ≦
1、0<x<1、0<y<1であることを特徴とするA
サイト欠損型ペロブスカイト複合酸化物とすることによ
り、電極作用に重要な貢献をするBサイト元素の原子価
制御を効果的に働かせ、電子−イオン混合伝導体の伝導
特性を高め、電極特性の向上を図ることを可能にし、更
に、ペロブスカイトと接する固体電解質及び第二成分と
して添加された蛍石型酸化物との間での固相反応を抑制
し、耐久性や耐熱性を有した電極特性に優れたペロブス
カイト複合酸化物を供給することが可能となった。
である。従来例のペロブスカイトLa1.0 CoO3-δ
(比較例1)、La0.8 Sr0.2CoO3-δ(比較例
2)と本発明によるLa0.81Sr0.09CoO3-δ(実施
例1)との比較
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式A1-αBO3-δで表わされるAサ
イト欠損型ペロブスカイト複合酸化物において、式中の
AがA′とA″、BがB′とB″の2種類の構成元素か
らなる一般式(A′1-x A″x )1-α(B′
1-y B″y )O3-δで表わされ、式中のA′はLa、N
d及びYから成る群から選ばれた少なくとも1種から構
成され、A″は、Ba、Sr及びCaから成る群から選
ばれた少なくとも1種から構成され、B′はCoであ
り、B″はMn、Fe、Ni及びCuから成る群から選
ばれた少なくとも1種から構成され、α、δ、x、yの
とりうる範囲がそれぞれ0<α<0.2、0≦δ≦1、
0<x<1、0<y<1であることを特徴とする固体電
解質用Aサイト欠損型ペロブスカイト電極材料。 - 【請求項2】 一般式A1-αBO3-δで表わされるAサ
イト欠損型ペロブスカイト複合酸化物において、式中の
AがA′とA″、BがB′とB″の2種類の構成元素か
らなる一般式(A′1-x A″x )1-α(B′
1-y B″y )O3-δで表わされ、式中のA′はLa、N
d及びYから成る群から選ばれた少なくとも1種から構
成され、A″はBa、Sr及びCaから成る群から選ば
れた少なくとも1種から構成され、B′はMnであり、
B″はFe及び/又はCuから構成され、α、δ、x、
yのとりうる範囲がそれぞれ0<α<0.2、0≦δ≦
1、0<x<1、0<y<1であることを特徴とする固
体電解質用Aサイト欠損型ペロブスカイト電極材料。 - 【請求項3】 請求項1記載の一般式(A′
1-x A″x )1-α(B′1-y B″y )O3-δで表わさ
れ、式中のA′はLa、Nd、Gd及びYから成る群か
ら選ばれた少なくとも1種から構成され、A″はBa、
Sr及びCaから成る群から選ばれた少なくとも1種か
ら構成され、B′はCoであり、B″はMn、Fe、N
i及びCuから成る群から選ばれた少なくとも1種から
構成され、α、δ、x、yのとりうる範囲がそれぞれ0
<α<0.2、0≦δ≦1、0<x<1、0<y<1で
あることを特徴とするAサイト欠損型ペロブスカイト複
合酸化物100重量部に加えて、蛍石型構造を有する酸
化物を2〜20重量部の範囲で混合させたことによりな
ることを特徴とする固体電解質用電極材料。 - 【請求項4】 請求項2記載の一般式(A′
1-x A″x )1-α(B′1-y B″y )O3-δで表わさ
れ、式中のA′はLa、Nd、Gd及びYから成る群か
ら選ばれた少なくとも1種から構成され、A″はBa、
Sr及びCaから成る群から選ばれた少なくとも1種か
ら構成され、B′はMnであり、B″はFe及び/又は
Cuから構成され、α、δ、x、yのとりうる範囲がそ
れぞれ0<α<0.2、0≦δ≦1、0<x<1、0<
y<1であることを特徴とするAサイト欠損型ペロブス
カイト複合酸化物100重量部に加えて、蛍石型構造を
有する酸化物を2〜20重量部の範囲で混合させたこと
によりなることを特徴とする固体電解質用電極材料。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26722394A JP3417090B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 固体電解質用電極材料 |
US08/536,185 US6060420A (en) | 1994-10-04 | 1995-09-29 | Composite oxides of A-site defect type perovskite structure as catalysts |
US08/971,957 US6129862A (en) | 1994-10-04 | 1997-11-17 | Composite oxides of A-site defect type perovskite structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26722394A JP3417090B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 固体電解質用電極材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08130018A true JPH08130018A (ja) | 1996-05-21 |
JP3417090B2 JP3417090B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=17441853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26722394A Expired - Lifetime JP3417090B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-31 | 固体電解質用電極材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3417090B2 (ja) |
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6056807A (en) * | 1998-01-26 | 2000-05-02 | Air Products And Chemicals, Inc. | Fluid separation devices capable of operating under high carbon dioxide partial pressures which utilize creep-resistant solid-state membranes formed from a mixed conducting multicomponent metallic oxide |
JP2001176518A (ja) * | 1999-12-14 | 2001-06-29 | Mitsubishi Materials Corp | 固体酸化物型燃料電池 |
JP2004037417A (ja) * | 2002-07-08 | 2004-02-05 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | ガス濃度測定装置とガス濃度測定方法 |
JP2006236844A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 固体酸化物型燃料電池および固体酸化物型燃料電池の製造方法 |
US7153412B2 (en) | 2001-12-28 | 2006-12-26 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Electrodes, electrochemical elements, gas sensors, and gas measurement methods |
US7297436B2 (en) * | 2003-10-31 | 2007-11-20 | Kyocera Corporation | Fuel cell |
JP2010103122A (ja) * | 2009-12-28 | 2010-05-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 固体酸化物型燃料電池および固体酸化物型燃料電池の製造方法 |
JP2010517246A (ja) * | 2007-01-31 | 2010-05-20 | テクニカル ユニヴァーシティー オブ デンマーク | Socにおける電極材料としての使用に適した複合材料 |
JP2012043773A (ja) * | 2010-07-21 | 2012-03-01 | Ngk Insulators Ltd | 電極材料及びそれを含む固体酸化物型燃料電池セル |
JP2012043801A (ja) * | 2010-07-21 | 2012-03-01 | Ngk Insulators Ltd | 電極材料及びそれを含む固体酸化物型燃料電池セル |
JP2012043638A (ja) * | 2010-08-19 | 2012-03-01 | Agc Seimi Chemical Co Ltd | 固体酸化物型燃料電池用空気極材料粉末及びその製造方法 |
JP2012224745A (ja) * | 2011-04-19 | 2012-11-15 | Japan Fine Ceramics Center | 研磨材料、研磨用組成物及び研磨方法 |
JP2014060223A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Univ Kanagawa | 熱電発電装置用電極材料および熱電発電装置 |
JP2016526273A (ja) * | 2013-06-05 | 2016-09-01 | ザフ エナジー システムズ, インコーポレイテッドZAF Energy Systems, Incorporated | ペロブスカイトを含む空気電極 |
JP2017020928A (ja) * | 2015-07-13 | 2017-01-26 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ素子、及び、ガスセンサ |
JP2017049020A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ制御装置 |
TWI594488B (zh) * | 2014-07-08 | 2017-08-01 | Univ Nat Taipei Technology | Ceramic cathode material for solid oxide fuel cell and its preparation method |
JP2018024560A (ja) * | 2016-08-12 | 2018-02-15 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ用導電性酸化物焼結体、導電性酸化物焼結体、配線基板及びガスセンサ |
CN111902987A (zh) * | 2018-04-17 | 2020-11-06 | 三井金属矿业株式会社 | 固体电解质接合体 |
CN112687886A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-04-20 | 上海应用技术大学 | 一种中温固体氧化物燃料电池复合阴极及其制备方法 |
RU2781270C1 (ru) * | 2022-02-01 | 2022-10-11 | Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Институт высокотемпературной электрохимии Уральского отделения Российской академии наук (ИВТЭ УрО РАН) | Твердооксидный электролитный материал с протонной проводимостью |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6577408B2 (ja) | 2016-04-20 | 2019-09-18 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ素子およびガスセンサ |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP26722394A patent/JP3417090B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6056807A (en) * | 1998-01-26 | 2000-05-02 | Air Products And Chemicals, Inc. | Fluid separation devices capable of operating under high carbon dioxide partial pressures which utilize creep-resistant solid-state membranes formed from a mixed conducting multicomponent metallic oxide |
JP2001176518A (ja) * | 1999-12-14 | 2001-06-29 | Mitsubishi Materials Corp | 固体酸化物型燃料電池 |
US7153412B2 (en) | 2001-12-28 | 2006-12-26 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Electrodes, electrochemical elements, gas sensors, and gas measurement methods |
JP2004037417A (ja) * | 2002-07-08 | 2004-02-05 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | ガス濃度測定装置とガス濃度測定方法 |
US7297436B2 (en) * | 2003-10-31 | 2007-11-20 | Kyocera Corporation | Fuel cell |
JP4559255B2 (ja) * | 2005-02-25 | 2010-10-06 | 日本電信電話株式会社 | 固体酸化物型燃料電池および固体酸化物型燃料電池の製造方法 |
JP2006236844A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 固体酸化物型燃料電池および固体酸化物型燃料電池の製造方法 |
JP2010517246A (ja) * | 2007-01-31 | 2010-05-20 | テクニカル ユニヴァーシティー オブ デンマーク | Socにおける電極材料としての使用に適した複合材料 |
JP2010103122A (ja) * | 2009-12-28 | 2010-05-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 固体酸化物型燃料電池および固体酸化物型燃料電池の製造方法 |
JP2012043773A (ja) * | 2010-07-21 | 2012-03-01 | Ngk Insulators Ltd | 電極材料及びそれを含む固体酸化物型燃料電池セル |
JP2012043801A (ja) * | 2010-07-21 | 2012-03-01 | Ngk Insulators Ltd | 電極材料及びそれを含む固体酸化物型燃料電池セル |
US8835077B2 (en) | 2010-07-21 | 2014-09-16 | Ngk Insulators, Ltd. | Electrode material and solid oxide fuel cell containing the electrode material |
JP2012043638A (ja) * | 2010-08-19 | 2012-03-01 | Agc Seimi Chemical Co Ltd | 固体酸化物型燃料電池用空気極材料粉末及びその製造方法 |
JP2012224745A (ja) * | 2011-04-19 | 2012-11-15 | Japan Fine Ceramics Center | 研磨材料、研磨用組成物及び研磨方法 |
JP2014060223A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Univ Kanagawa | 熱電発電装置用電極材料および熱電発電装置 |
JP2016526273A (ja) * | 2013-06-05 | 2016-09-01 | ザフ エナジー システムズ, インコーポレイテッドZAF Energy Systems, Incorporated | ペロブスカイトを含む空気電極 |
TWI594488B (zh) * | 2014-07-08 | 2017-08-01 | Univ Nat Taipei Technology | Ceramic cathode material for solid oxide fuel cell and its preparation method |
JP2017020928A (ja) * | 2015-07-13 | 2017-01-26 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ素子、及び、ガスセンサ |
JP2017049020A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ制御装置 |
US10352893B2 (en) | 2015-08-31 | 2019-07-16 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Gas sensor control apparatus |
JP2018024560A (ja) * | 2016-08-12 | 2018-02-15 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ用導電性酸化物焼結体、導電性酸化物焼結体、配線基板及びガスセンサ |
CN111902987A (zh) * | 2018-04-17 | 2020-11-06 | 三井金属矿业株式会社 | 固体电解质接合体 |
CN111902987B (zh) * | 2018-04-17 | 2023-08-25 | 三井金属矿业株式会社 | 固体电解质接合体 |
CN112687886A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-04-20 | 上海应用技术大学 | 一种中温固体氧化物燃料电池复合阴极及其制备方法 |
CN112687886B (zh) * | 2020-12-22 | 2022-07-05 | 上海应用技术大学 | 一种中温固体氧化物燃料电池复合阴极及其制备方法 |
RU2781270C1 (ru) * | 2022-02-01 | 2022-10-11 | Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Институт высокотемпературной электрохимии Уральского отделения Российской академии наук (ИВТЭ УрО РАН) | Твердооксидный электролитный материал с протонной проводимостью |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3417090B2 (ja) | 2003-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3417090B2 (ja) | 固体電解質用電極材料 | |
US6129862A (en) | Composite oxides of A-site defect type perovskite structure | |
Zhou et al. | Performances of LnBaCo2O5+ x–Ce0. 8Sm0. 2O1. 9 composite cathodes for intermediate-temperature solid oxide fuel cells | |
Corbel et al. | Physicochemical compatibility of CGO fluorite, LSM and LSCF perovskite electrode materials with La2Mo2O9 fast oxide-ion conductor | |
Zhang et al. | Interactions of a La0. 9Sr0. 1Ga0. 8Mg0. 2O3− δ electrolyte with Fe2O3, Co2O3 and NiO anode materials | |
Dong et al. | A comparative study of Sm0. 5Sr0. 5MO3− δ (M= Co and Mn) as oxygen reduction electrodes for solid oxide fuel cells | |
CA2200160C (en) | Lanthanide ceramic material | |
Hammouche et al. | Electrical and thermal properties of Sr-doped lanthanum manganites | |
Huang et al. | Performance of La0. 75Sr0. 25Cr0. 5Mn0. 5O3− δ perovskite-structure anode material at lanthanum gallate electrolyte for IT-SOFC running on ethanol fuel | |
JPH0986928A (ja) | Aサイト欠損型ペロブスカイト複合酸化物及びそれを用いた触媒 | |
EP3537524B1 (en) | Composite particle powder, electrode material for solid oxide cell, and electrode for solid oxide cell made thereof | |
Padmasree et al. | Synthesis and characterization of Ca3-xLaxCo4-yCuyO9+ δ cathodes for intermediate temperature solid oxide fuel cells | |
Maffei et al. | Performance of planar single cell lanthanum gallate based solid oxide fuel cells | |
AU2008210043B2 (en) | A composite material suitable for use as an electrode material in a SOC | |
Kim et al. | Characterization of Sr2. 7Ln0. 3Fe1. 4Co0. 6O7 (Ln= La, Nd, Sm, Gd) intergrowth oxides as cathodes for solid oxide fuel cells | |
JP2511095B2 (ja) | 電極材料 | |
Kostogloudis et al. | Chemical compatibility of RE1− xSrxMnO3±δ (RE= La, Pr, Nd, Gd, 0≤ x≤ 0.5) with yttria stabilized zirconia solid electrolyte | |
JP3801010B2 (ja) | 電極材料、固体電解質型燃料電池、固体電解質型ガスセンサおよび電極材料の製造方法 | |
Tu et al. | Gd1− x A x Mn1− y Co y O 3− δ (A= Sr, Ca) as a Cathode for Solid‐Oxide Fuel Cells | |
Chen et al. | Ce-doping enhanced ORR kinetics and CO2 tolerance of Nd1-xCexBaCoFeO5+ δ (x= 0–0.2) cathodes for solid oxide fuel cells | |
JP4479039B2 (ja) | 電気化学デバイス | |
JP2003007309A (ja) | 電極材料、固体電解質型燃料電池及びガスセンサ | |
JP2005259518A (ja) | 電気化学セル用アセンブリおよび電気化学セル | |
JP6933085B2 (ja) | 固体電解質、ガスセンサ、燃料電池 | |
Chen et al. | La 0.6 Sr 0.4 Co 0.8 Mn 0.2 O 3-δ cathode for an intermediate temperature SOFC. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090411 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090411 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100411 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |