JP2001176199A - 再生装置および再生方法 - Google Patents

再生装置および再生方法

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JP2001176199A JP35517999A JP35517999A JP2001176199A JP 2001176199 A JP2001176199 A JP 2001176199A JP 35517999 A JP35517999 A JP 35517999A JP 35517999 A JP35517999 A JP 35517999A JP 2001176199 A JP2001176199 A JP 2001176199A
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剛史 藤田
Masahiro Sueyoshi
雅弘 末吉
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一任 阿部
Masaharu Matsumoto
正治 松本
Akihisa Kawamura
明久 川村
Kosuke Nishio
孝祐 西尾
Ryoji Suzuki
良二 鈴木
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    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
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    • G11B19/12Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark
    • G11B19/125Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark involving the detection of carrier data format

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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑音を低減することが可能な再生装置および
再生方法を提供する。 【解決手段】 再生装置1は、入力信号を受け取る信号
入力部10と、入力信号から所定の同期信号を検出し、
その所定の同期信号の間隔の出現頻度に応じて入力信号
の種類を決定する同期信号検出部20と、入力信号の種
類に応じた信号処理を入力信号に対して行う信号処理部
30とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記録さ
れたデジタル音響信号および符号化されたストリーム信
号を再生することが可能な再生装置および再生方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、CD(Compact Dis
k)やDAT(Digital Audio Tap
e)などの記録媒体には、2ch・16bit・PCM
という記録方式に従ってデジタル音響信号が記録されて
いた。以下、本明細書では、この記録方式に従って記録
されたデジタル音響信号を「PCMデジタル音響信号」
という。
【0003】近年、CDやDATなどの記録媒体に所定
の符号化方式に従って符号化されたデジタル音響信号を
記録する技術が開発されている。例えば、その所定の符
号化方式の一例として、DTS(Digital Th
eater System)が知られている。以下、本
明細書では、DTSに従って符号化されたデジタル音響
信号を「DTSストリーム信号」という。
【0004】DTSは、米国DTSの規格である。DT
Sによれば、5.1chまでのマルチチャンネルの信号
がCDの2ch・PCMデータのビットレートである
1.411Mbpsの固定レートで符号化され、その符
号化された信号がCDに記録される。
【0005】PCMデジタル音響信号がCDに記録され
ている場合には、そのPCMデジタル音響信号をD/A
変換することにより、CDに記録された信号を再生する
ことができる。これに対し、DTSストリーム信号がC
Dに記録されている場合には、そのDTSストリーム信
号をデコードした後にD/A変換しなければ、CDに記
録された信号を再生することができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
CDに記録されている信号をデコードすることなく、C
Dに記録されている信号がDTSストリーム信号である
かPCMデジタル音響信号であるかを識別することはで
きなかった。このため、DTSストリーム信号をデコー
ドすることなくD/A変換することにより、再生装置か
ら雑音が出力される可能性があるという問題点があっ
た。
【0007】再生装置がCDに記録されている信号をデ
コードするデコーダを内蔵している場合には、DTSス
トリーム信号はデコーダによってデコードされた後にD
/A変換される。従って、そのような雑音が出力される
ことはない。しかし、デコーダに必要な資源は大きいた
め、デコーダ内蔵の再生装置のコストが高いという問題
点があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、入力信号をデコードすることなく、
その入力信号の種類を識別することにより、雑音を低減
することが可能な再生装置および再生方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の再生装置は、入
力信号を受け取る信号入力部と、前記入力信号から所定
の同期信号を検出し、前記所定の同期信号の間隔の出現
頻度に応じて前記入力信号の種類を決定する同期信号検
出部と、前記入力信号の種類に応じた信号処理を前記入
力信号に対して行う信号処理部とを備えており、これに
より、上記目的が達成される。
【0010】前記同期信号検出部は、前記入力信号が前
記所定の同期信号を含むストリーム信号か否かを決定
し、前記入力信号が前記ストリーム信号である場合に
は、前記同期信号検出部は、前記入力信号の信号レベル
を抑制する信号処理を行ってもよい。
【0011】前記同期信号検出部は、前記入力信号が前
記所定の同期信号を含むストリーム信号か否かを決定
し、前記入力信号が前記ストリーム信号でない場合に
は、前記同期信号検出部は、前記入力信号の信号レベル
を増幅する信号処理を行ってもよい。
【0012】前記同期信号検出部は、前記入力信号のデ
ータ量をカウントし、前記入力信号のアドレスを出力す
るデータカウンタと、前記入力信号から前記所定の同期
信号を検出し、その検出結果を示す検出信号を出力する
同期信号検出器と、前記検出信号に応答して、前記デー
タカウンタから出力される複数のアドレスをアドレステ
ーブルに格納するアドレス格納部と、前記アドレステー
ブルに格納された前記複数のアドレスに基づいて、前記
複数のアドレスのうち隣接するアドレス間の間隔と前記
間隔の出現頻度とを計算し、前記間隔の出現頻度に応じ
て、前記入力信号の種類を決定するアドレス解析部とを
含んでいてもよい。
【0013】前記アドレス格納部は、現在のアドレスか
ら所定の範囲以上過去のアドレスを前記アドレステーブ
ルから削除してもよい。
【0014】前記所定の範囲は、可変に設定されてもよ
い。
【0015】前記間隔が出現する可能性が予め限定され
ている場合には、前記アドレス解析部は、前記限定され
た間隔の出現頻度に応じて、前記入力信号の種類を決定
してもよい。
【0016】所定の読み出し位置から前記入力信号を読
み出すように前記信号入力部を制御する入力部コントロ
ーラと、前記入力部コントローラと前記信号処理部とを
制御するホストコントローラとをさらに備え、前記信号
入力部は前記入力信号の先頭から所定の区間だけ離れた
所定の位置から前記入力信号を先読みし、前記所定の位
置から前記入力信号が読み出される時点において前記ホ
ストコントローラは前記信号処理部をデフォルト制御
し、前記同期信号検出部は前記所定の位置から読み出さ
れた前記入力信号に基づいて前記入力信号の種類を決定
し、前記入力信号の種類が決定された後に、前記信号入
力部が前記入力信号の先頭から前記入力信号を読み出
し、かつ、前記ホストコントローラが前記入力信号の種
類に応じた前記信号処理を前記入力信号に対して行うよ
うに前記信号処理部を制御してもよい。
【0017】前記入力信号を一時的に格納する入力バッ
ファをさらに備え、前記同期信号検出部は、前記入力バ
ッファに格納された前記入力信号から前記所定の同期信
号を検出してもよい。
【0018】本発明の再生方法は、入力信号を受け取る
ステップと、前記入力信号から所定の同期信号を検出
し、前記所定の同期信号の間隔の出現頻度に応じて前記
入力信号の種類を決定するステップと、前記入力信号の
種類に応じた信号処理を前記入力信号に対して行うステ
ップとを包含し、これにより、上記目的が達成される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0020】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の再生装置1の構成を示す。記録媒体12から読
み出された信号が入力信号として再生装置1に入力され
る。典型的には、記録媒体12は、CDである。あるい
は、記録媒体12は、DATであってもよい。
【0021】以下、再生装置1に入力される入力信号
は、DTSストリーム信号100またはPCMデジタル
音響信号200のいずれかであると仮定する。なお、本
発明の再生装置1に入力される入力信号がこれらの特定
の2つの信号に限定されるわけではない。再生装置1に
入力される複数の入力信号の種類が、入力信号から検出
され得る所定の同期信号の間隔の出現頻度に基づいて決
定され得る限り、本発明を任意の入力信号に適用するこ
とができる。
【0022】図2Aは、DTSストリーム信号100の
フォーマットを示す。
【0023】DTSストリーム信号100は、記録媒体
12に設けられている複数のトラック(例えば、トラッ
ク0、トラック1、...トラックN)に記録されてい
る。ここで、Nは任意の整数である。
【0024】DTSストリーム信号100は、複数のフ
レーム110を含む。複数のフレーム110のそれぞれ
は、同期信号111と、フレームヘッダ112と、サブ
フレームデータ114とを含む。
【0025】DTSストリーム信号100では、同期信
号111は、32ビットデータである。同期信号111
は、値”0x7ffe8001”を有している。あるい
は、同期信号111は、値”0x1fffe800”を
有していてもよい。
【0026】サブフレームデータ114は、DTSに従
って符号化されたデジタル音響信号である。サブフレー
ムデータ114は、n個のサブフレーム114−0〜1
14−(n−1)(すなわち、サブフレーム0〜サブフ
レーム(n−1))を含む。ここで、nは最大32の整
数である。サブフレーム114−0〜サブフレーム11
4−(n−1)のそれぞれは、m個のサブサブフレーム
115−0〜115−(m−1)(すなわち、サブサブ
フレーム0〜サブサブフレーム(m−1))を含む。こ
こで、mは最大4の整数である。
【0027】図2Bは、PCMデジタル音響信号200
のフォーマットを示す。
【0028】PCMデジタル音響信号200は、記録媒
体12に設けられている複数のトラック(例えば、トラ
ック0、トラック1、...、トラックN)に記録され
ている。ここで、Nは任意の整数である。
【0029】PCMデジタル音響信号200は、左チャ
ンネル用の信号210Lと、右チャンネル用の信号21
0Rとを交互に含む。
【0030】図1を再び参照して、再生装置1は、入力
信号を受け取る信号入力部10と、入力信号から所定の
同期信号を検出し、その所定の同期信号の間隔の出現頻
度に応じて入力信号の種類を決定する同期信号検出部2
0と、同期信号検出部20によって決定された入力信号
の種類に応じた信号処理を入力信号に対して行う信号処
理部30とを含む。
【0031】同期信号検出部20は、その所定の同期信
号の間隔の出現頻度が所定のしきい値を越えるか否かを
判定する。その所定の同期信号の間隔の出現頻度が所定
のしきい値を越える場合には、同期信号検出部20は、
入力信号がDTSストリーム信号100であると決定す
る。そうでない場合には、同期信号検出部20は、入力
信号がPCMデジタル音響信号200であると決定す
る。同期信号検出部20は、入力信号の種類を示す検出
信号を信号処理部30に出力する。例えば、入力信号が
DTSストリーム信号100である場合には、同期信号
検出部20は値「1」を有する検出信号を信号処理部3
0に出力し、入力信号がPCMデジタル音響信号200
である場合には、同期信号検出部20は値「0」を有す
る検出信号を信号処理部30に出力する。
【0032】同期信号検出部20による検出結果を再生
装置1のユーザに知らせるようにしてもよい。その検出
結果を再生装置1のユーザに知らせる方法としては種々
の方法がある。例えば、入力信号がDTSストリーム信
号100である場合には、再生装置1の液晶パネル(図
示せず)に「DTSインジケータ」を表示し、入力信号
がPCMデジタル音響信号200である場合には、再生
装置1の液晶パネルに「PCMインジケータ」を表示す
るようにしてもよい。あるいは、DTSストリーム信号
100が再生装置1に入力された場合に「この再生装置
では、DTSストリーム信号を再生することはできませ
ん。デジタルオーディオインタフェース用の外部端子に
外部レシーバを接続して下さい。」という音声を出力す
るようにしてもよい。
【0033】信号処理部30は、入力信号がPCMデジ
タル音響信号200である場合にはその入力信号をD/
A変換部40に出力し、入力信号がDTSストリーム信
号100である場合にはその入力信号がD/A変換部4
0に出力されることを禁止するように動作する。例え
ば、入力信号がDTSストリーム信号100である場合
には、信号処理部30は、入力信号の信号レベルを0に
減衰させてもよいし、入力信号がD/A変換部40に出
力されないように入力信号の経路を変更するようにして
もよい。
【0034】あるいは、入力信号がDTSストリーム信
号100である場合には、信号処理部30は、入力信号
の信号レベルを抑制し、その抑制された信号レベルを有
する入力信号をD/A変換部40に出力するように動作
してもよい。
【0035】このように、信号処理部30が動作するこ
とにより、DTSストリーム信号100がデコードされ
ることなくD/A変換部40に出力されることが防止さ
れる(または、抑制される)。その結果、再生装置1か
ら雑音が出力されることが防止される(または、再生装
置1から出力される雑音が低減される)。
【0036】なお、信号処理部30から出力される信号
レベルのデフォルトを0(または、抑制された値)に設
定しておき、入力信号がPCMデジタル音響信号200
であると決定された場合にのみ信号処理部30から出力
される信号レベルを増幅するようにしてもよい。このよ
うな制御によっても、再生装置1から雑音が出力される
ことを防止する(または、再生装置1から出力される雑
音を低減する)ことができる。
【0037】信号処理部30から出力されるデジタル信
号は、D/A変換部40によってアナログ信号に変換さ
れる。D/A変換部40から出力されるアナログ信号
は、アナログ信号再生部50を介して出力機器50a
(例えば、スピーカ)から出力される。
【0038】信号入力部10から出力される入力信号
は、デジタルオーディオインタフェース60にも入力さ
れる。デジタルオーディオインタフェース60は、入力
信号を所定のフォーマット(例えば、IEC958フォ
ーマット)を有するデジタル信号に変換し、そのデジタ
ル信号を外部端子62を介して再生装置1の外部に出力
する。デジタルオーディオインタフェース60として
は、例えば、SPDIFが採用され得る。外部端子62
には、例えば、入力信号をデコードする能力を有するデ
コーダを内蔵した外部レシーバ(図示せず)が接続され
る。
【0039】外部レシーバに内蔵のデコーダを用いて入
力信号をデコードすることにより、その入力信号がDT
Sストリーム信号100であるかPCMデジタル音響信
号200であるかを決定することができる。その入力信
号がDTSストリーム100である場合には、その入力
信号は外部レシーバにおいてデコードされた後にD/A
変換される。その入力信号がPCMデジタル音響信号2
00である場合には、その入力信号は外部レシーバにお
いてD/A変換される。
【0040】このように、入力信号の種類に応じて入力
信号に対して適切な処理をすることにより、デジタルオ
ーディオインタフェース60から出力された信号を適切
に再生することができる。
【0041】なお、図1に示される各構成要素は、ハー
ドウェア(例えば、回路)によって実現されてもよい
し、ソフトウェア(例えば、プログラム)によって実現
されてもよい。あるいは、図1に示される各構成要素
は、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによ
っても実現され得る。
【0042】図3は、同期信号検出部20の構成を示
す。同期信号検出部20は、データカウンタ21と、同
期信号検出器22と、アドレス格納部23と、アドレス
格納領域24と、アドレス解析部25とを含む。
【0043】入力信号は、データカウンタ21と同期信
号検出器22とに1バイトずつ入力される。データカウ
ンタ21と同期信号検出器22とに入力される入力信号
のバイトの単位は任意(例えば、1バイト単位、2バイ
ト単位、4バイト単位)であるが、本実施の形態では、
入力信号のバイトの単位は1であると仮定する。
【0044】データカウンタ21は、入力信号のバイト
数をカウントし、現在の1バイトのデータが入力信号の
先頭から何バイト目のデータにあたるかを示すアドレス
をアドレス格納部23に出力する。
【0045】同期信号検出器22は、現在の1バイトの
データを含む過去の4バイトのデータが所定の同期信号
に一致するか否かを判定する。過去の4バイトのデータ
が所定の同期信号に一致した場合には、同期信号検出器
22は、一致した旨を示す検出信号をアドレス格納部2
3に出力する。過去の4バイトのデータが所定の同期信
号に一致しない場合には、同期信号検出器22は、一致
しない旨を示す検出信号をアドレス格納部23に出力す
る。
【0046】なお、本実施の形態では、所定の同期信号
は、”0x7ffe8001”または”0x1fffe
800”のいずれかであると仮定する。この場合、過去
の4バイトのデータが”0x7ffe8001”また
は”0x1fffe800”のうち少なくとも一方に一
致した場合には、一致した旨を示す検出信号がアドレス
格納部23に出力され、過去の4バイトのデータが”0
x7ffe8001”および”0x1fffe800”
のいずれにも一致しない場合には、一致しない旨を示す
検出信号がアドレス格納部23に出力される。
【0047】アドレス格納部23は、一致した旨を示す
検出信号に応答して、データカウンタ21から出力され
るアドレスをアドレス格納領域24に格納する。
【0048】図4Aは、アドレス格納領域24の構成を
示す。アドレス格納領域24は、アドレステーブル24
aとアドレス間隔テーブル24bとを含む。
【0049】アドレステーブル24aは、アドレス格納
部23から出力される複数のアドレスを格納することが
可能なように構成されている。図4Aに示される例で
は、アドレステーブル24aは、アドレス0〜アドレス
Kを格納するための(K+1)個のエントリ26−0〜
26−Kを有している。アドレステーブル24aを参照
することにより、アドレス格納部23から出力されたア
ドレスの履歴を知ることが可能になる。
【0050】なお、現在のアドレスを前回アドレステー
ブル24aに格納された過去のアドレスに上書きしない
ように、アドレスをアドレステーブル24aに書き込む
たびにアドレスの書き込み位置を示すポインタの位置が
更新される。
【0051】また、アドレス格納部23は、現在のアド
レスから所定の範囲以上過去のアドレスをアドレステー
ブル24aから削除する。その所定の範囲は、任意の長
さを有するように設計され得る。例えば、その所定の範
囲は、入力され得るDTSストリーム信号の最大フレー
ム長の4倍以上の長さを有していてもよい。
【0052】その所定の範囲の長さを長く設定するほ
ど、アドレステーブル24aは過去のアドレスの履歴を
長期間にわたって保持し続けることになる。その結果、
入力信号にエラーが発生した場合においてもその入力信
号の種類を正確に判定することが可能となる。しかし、
所定の範囲の長さを長く設定するほど、アドレステーブ
ル24aが大きな格納領域を必要とするという問題点
や、入力信号の種類が変化した場合においてその入力信
号の種類が変化したことを検出することが遅くなるとい
う問題点がある。
【0053】実際には、上述した観点を考慮して、その
所定の範囲の長さが適切に設計される。本実施の形態で
は、所定の範囲の長さは、アドレステーブル24aの3
2エントリ分に相当する長さに設定される。
【0054】アドレス解析部25は、アドレステーブル
24aに格納されている複数のアドレスのうち隣接する
アドレス間の間隔を計算し、その計算された間隔(以
下、アドレス間隔という)をアドレス間隔テーブル24
bに格納する。ここで、アドレス間隔は、入力信号に含
まれる所定の同期信号の間隔を表す。
【0055】アドレス間隔テーブル24bは、アドレス
解析部25によって計算された複数のアドレス間隔を格
納することが可能なように構成されている。図4Aに示
される例では、アドレス間隔テーブル24bは、アドレ
ス間隔0〜アドレス間隔(K−1)を格納するためのK
個のエントリ28−0〜28−(K−1)を有してい
る。
【0056】さらに、アドレス解析部25は、アドレス
間隔テーブル24bに格納された複数のアドレス間隔に
基づいて、その複数のアドレス間隔のそれぞれの出現回
数(出現頻度)を計算し、その複数のアドレス間隔のそ
れぞれの出現回数(出現頻度)が所定のしきい値を越え
たか否かを判定する。
【0057】複数のアドレス間隔のうち少なくとも1つ
のアドレス間隔の出現回数(出現頻度)が所定のしきい
値を越えた場合には、アドレス解析部25は、入力信号
がDTSストリーム信号である旨を示す検出信号を出力
する。複数のアドレス間隔のうちいずれのアドレス間隔
の出現回数(出現頻度)も所定のしきい値を越えなかっ
た場合には、アドレス解析部25は、入力信号がPCM
デジタル音響信号である旨を示す検出信号を出力する。
【0058】図4Bは、アドレステーブル24aに格納
された複数のアドレスの具体例と、アドレス間隔テーブ
ル24bに格納された複数のアドレス間隔の具体例とを
示す。
【0059】アドレステーブル24aに格納されている
複数のアドレスのうち隣接するアドレス間の間隔が計算
される。その結果、アドレス間隔4096、4096、
1000、3096、4096、3896、200、4
096、4096が得られる。これらのアドレス間隔が
アドレス間隔テーブル24bの各エントリに格納され
る。
【0060】次に、アドレス間隔200、1000、3
096、3896、4096のそれぞれの出現回数が計
算される。図4Bに示される例では、アドレス間隔20
0の出現回数は1、アドレス間隔1000の出現回数は
1、アドレス間隔3096の出現回数は1、アドレス間
隔3896の出現回数は1、アドレス間隔4096の出
現回数は5となる。所定のしきい値を3と仮定すると、
アドレス間隔4096の出現回数(5)が所定のしきい
値(3)を越えていることになる。その結果、入力信号
がDTSストリーム信号である旨を示す検出信号が出力
される。
【0061】ここで、所定のしきい値を3としたのは、
アドレス間隔の出現回数が1または2の場合には入力信
号中に所定の同期信号と同一のパターンがたまたま現れ
た可能性が高く、この場合に入力信号がDTSストリー
ム信号であると断定することは困難だからである。
【0062】アドレス間隔と比較される所定のしきい値
(TH)と、アドレステーブル24aに保持されるアド
レスの所定の範囲(R)とは、(数1)に示される関係
を満たす。
【0063】
【数1】R≧Fmax*(TH+1) ここで、Fmaxは入力され得るストリーム信号の最大フ
レーム長を示す。
【0064】なお、入力信号中に所定の同期信号と同一
のパターンが現れる可能性が高い場合には、所定のしき
い値をより高い値に設定することが好ましい。これによ
り、入力信号の種類の判定をより正確に行うことができ
る。
【0065】さらに、アドレス間隔が出現する可能性が
予め限定されている場合には、アドレス解析部25は、
その限定されたアドレス間隔の出現頻度に応じて、入力
信号の種類を決定することが好ましい。例えば、入力さ
れるDTSストリーム信号のフレームの長さが固定長で
ある場合には、アドレス解析部25が、その固定長以外
の長さを有するアドレス間隔の出現回数を計算しないよ
うにすることが好ましい。これにより、誤ったアドレス
間隔に基づいて入力信号の種類を誤って判定してしまう
可能性を低減することができる。
【0066】DTSストリーム信号のサブサブフレーム
には256サンプル分のオーディオデータに相当する時
間分のデータが入っている。サブサブフレームのデータ
の長さDLは、(数2)によって与えられる。
【0067】
【数2】DL=256[sample]*2[ch]*
2[byte]=1024[byte] DTSストリーム信号のフレームの長さFLは、(数
3)によって与えられる。
【0068】
【数3】 FL=サブサブフレーム数*サブフレーム数*1024 (数3)から、DTSストリーム信号のフレームの長さ
Lは、1024の倍数となることがわかる。従って、
アドレス解析部25が複数のアドレス間隔のそれぞれの
出現回数(出現頻度)が所定のしきい値を越えたか否か
を判定する際に、1024の倍数ではないアドレス間隔
の出現回数をその判定から除外することにより、入力信
号の種類を誤って判定してしまう可能性を少なくするこ
とができる。
【0069】なお、L種類の所定の同期信号を検出の対
象とする場合には、アドレス格納領域24は、L個のア
ドレステーブル24aとL個のアドレス間隔テーブル2
4bとを含む必要がある。これは、所定の同期信号の種
類ごとに、アドレステーブル24aとアドレス間隔テー
ブル24bとを設ける必要があるからである。本実施の
形態では、L=2である。従って、アドレス格納領域2
4は、2個のアドレステーブル24aと2個のアドレス
間隔テーブル24bとを含む必要がある。
【0070】図5A〜図5Fは、入力信号の種類を誤っ
て判定しやすい入力信号の具体例を示す。
【0071】図5Aは、DTSストリーム信号に含まれ
る所定の同期信号と同一の信号512を含むPCMデジ
タル音響信号510の具体例を示す。図5Aに示される
PCMデジタル音響信号510が再生装置1に入力され
た場合には、アドレス間隔テーブル24bには、信号5
12と信号512との間のアドレス間隔が格納される。
しかし、このアドレス間隔に等しいアドレス間隔が複数
回出現する可能性はきわめて低い。従って、アドレス間
隔の出現回数と所定のしきい値とを比較することによ
り、入力信号がPCMデジタル音響信号であると正しく
判別することができる。
【0072】図5Bは、認識不可能な同期信号524を
含むDTSストリーム信号520の具体例を示す。認識
不可能な同期信号524は、例えば、転送エラーなどに
より同期信号が欠落することによって生じ得る。この場
合においても、同期信号522を検出することにより、
入力信号がDTSストリーム信号であると正しく判別す
ることができる。これは、同期信号の連続性ではなく同
期信号の間隔の出現回数に基づいて、入力信号の種類を
判別しているからである。
【0073】図5Cは、フレームの途中から入力された
部分に同期信号532と同一の信号534を含むDTS
ストリーム信号530の具体例を示す。この場合も、図
5Bの場合と同様である。すなわち、同期信号532を
検出することにより、入力信号がDTSストリーム信号
であると正しく判別することができる。これは、同期信
号の連続性ではなく同期信号の間隔の出現回数に基づい
て、入力信号の種類を判別しているからである。
【0074】図5Dは、同期信号542と同期信号54
2との間に同期信号542と同一の信号544を含むD
TSストリーム信号540の具体例を示す。図5Dに示
されるDTSストリーム信号540が再生装置1に入力
された場合には、アドレス間隔テーブル24bには、同
期信号542と信号544との間のアドレス間隔と、信
号544と同期信号542との間のアドレス間隔とが格
納される。その結果、検出される同期信号のアドレス間
隔が乱れることとなる。しかし、これらのアドレス間隔
に等しいアドレス間隔が複数回出現する可能性はきわめ
て低い。従って、アドレス間隔の出現回数と所定のしき
い値とを比較することにより、入力信号がDTSストリ
ーム信号であると正しく判別することができる。
【0075】図5Eは、不連続に接続された部分を含む
DTSストリーム信号550の具体例を示す。この場合
も、図5Bの場合と同様である。すなわち、同期信号5
52を検出することにより、入力信号がDTSストリー
ム信号であると正しく判別することができる。これは、
同期信号の連続性ではなく同期信号の間隔の出現回数に
基づいて、入力信号の種類を判別しているからである。
【0076】図5Fは、PCMデジタル音響信号564
とそれに接続されたDTSストリーム信号566とを含
む入力信号560の具体例を示す。入力信号560は、
その途中で、PCMデジタル音響信号564からDTS
ストリーム信号566に変化する。この場合、入力信号
の前半部分には同期信号がない(または、ほとんどな
い)。その結果、入力信号の前半部分はPCMデジタル
音響信号であると正しく判別することができる。また、
入力信号の後半部分は同期信号562が等間隔に入力さ
れる3番目の同期信号562まではPCMデジタル音響
信号であると誤って判定されるが、それ以降は上記のよ
うにDTSストリーム信号であると正しく判定される。
このように、入力信号中にPCMデジタル音響信号とD
TSストリーム信号とが混在している場合でもその入力
信号の種類を正しく判別することができる。
【0077】なお、実施の形態1の再生装置1は、入力
信号の種類が変化する場合には、入力信号の種類が正し
く判定されるまでに時間を要する。この点についての改
良は、実施の形態2および実施の形態3において言及さ
れる。
【0078】(実施の形態2)図6は、本発明の実施の
形態2の再生装置2の構成を示す。再生装置2は、再生
装置1(図1)の構成に加えて、入力部コントローラ7
0と、ホストコントローラ80をさらに含んでいる。
【0079】なお、図6において、図1に示される構成
要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その
説明を省略する。
【0080】同期信号検出部20から出力される検出信
号は、信号処理部30ではなく、ホストコントローラ8
0に供給される。ホストコントローラ80から出力され
る制御信号は、信号処理部30に供給される。
【0081】入力部コントローラ70は、記録媒体12
から読み出される入力信号のアドレスを管理する。すな
わち、入力部コントローラ70は、選択された任意のア
ドレスから入力信号を読み出すように信号入力部10を
制御する。
【0082】図7は、入力信号300の読み出し位置を
示す。この読み出し位置が入力部コントローラ70によ
って制御される。
【0083】図7において、読み出し位置310は、入
力信号300の先頭位置を示す。入力部コントローラ7
0は、読み出し位置310から所定の区間の入力信号3
00の読み出しをスキップし、読み出し位置320から
入力信号300の読み出しを開始するように信号入力部
10を制御する。
【0084】読み出し位置320は、読み出し位置31
0から所定の区間の中に、再生されるトラックのデータ
が確実に含まれるように予め設定される。例えば、CD
に記録された信号を再生する場合には、読み出し位置3
20は、トラックの先頭から入力され得るストリーム信
号の最大フレーム長以上離れた位置に予め設定されるこ
とが好ましい。
【0085】このように読み出し位置320を設定する
ことにより、トラックの先頭に含まれ得る「ごみデー
タ」(すなわち、再生されるべきトラックのデータとは
無関係のデータ)を再生することによって入力信号30
0の種類を誤って判定することを少なくすることができ
る。例えば、CDに記録された信号を再生する場合に
は、トラックの先頭には1つ前のトラックの終わりのデ
ータが含まれていたり、最初のトラックの先頭にはその
トラックのデータとは無関係のデータが含まれている可
能性がある。従って、トラックの先頭から所定の区間、
入力信号300の読み出しをスキップすることは、入力
信号300の種類を誤って判定することを防ぐために有
効である。
【0086】読み出し位置320から入力信号300が
読み出される時点では、ホストコントローラ80は、信
号処理部30からの出力を禁止する(または、信号処理
部30から出力される信号レベルを抑制する)ように信
号処理部30を制御する。この制御が読み出し位置32
0から入力信号300が読み出される時点におけるデフ
ォルト制御である。
【0087】ホストコントローラ80は、同期信号検出
部20から出力される検出信号に応じて、入力信号30
0がPCMデジタル音響信号かDTSストリーム信号か
を判定する。例えば、ホストコントローラ80は、所定
の時間にわたって同期信号検出部20から出力される検
出信号を監視し、その所定の時間において入力信号30
0がPCMデジタル音響信号であると判定された回数が
入力信号300がDTSストリーム信号であると判定さ
れた回数よりも多い場合には、入力信号300をPCM
デジタル音響信号であると判定し、それ以外の場合に
は、入力信号300をDTSストリーム信号であると判
定するようにしてもよい。
【0088】入力信号300がPCMデジタル音響信号
かDTSストリーム信号かの判定が完了すると、ホスト
コントローラ80は、その判定が完了した旨を示す制御
信号を入力部コントローラ70に出力する。入力部コン
トローラ70は、その判定が完了した旨を示す制御信号
に応答して、読み出し位置310から入力信号300の
読み出しを開始するように信号入力部10を制御する。
【0089】読み出し位置310から入力信号300が
読み出される時点では、ホストコントローラ80は、同
期信号検出部20から出力される検出信号に応じて、信
号処理部30からの出力を禁止するか否か(または、信
号処理部30から出力される信号レベルを抑制するか否
か)を制御する。入力信号300がPCMデジタル音響
信号であると判定された場合には、ホストコントローラ
80は、信号処理部30からの出力を許可する(また
は、信号処理部30から出力される信号レベルを増幅す
る)ように信号処理部30を制御する。入力信号300
がDTSストリーム信号であると判定された場合には、
ホストコントローラ80は、信号処理部30からの出力
を禁止する(または、信号処理部30から出力される信
号レベルを抑制する)ように信号処理部30を制御す
る。
【0090】このように、入力信号300の先頭から所
定の区間だけ離れた位置から入力信号300を先読み
し、そのように先読みされた信号に基づいて入力信号3
00の種類を判別することにより、入力信号300の先
頭に「ごみデータ」が含まれている場合であっても、入
力信号300の種類を正しく判別することが可能にな
る。
【0091】また、入力信号300を先読みすることに
より、入力信号300がPCMデジタル音響信号からD
TSストリーム信号に変化する場合(例えば、図5Fに
示される場合)において、入力信号300がPCMデジ
タル音響信号からDTSストリーム信号に変化してから
入力信号300の種類が正しく判別されるまでに要する
時間を短縮することができる。
【0092】さらに、入力信号300がPCMデジタル
音響信号かDTSストリーム信号かを判定している間
は、信号処理部30からの出力を禁止する(または、信
号処理部30から出力される信号レベルを抑制する)よ
うに信号処理部30がデフォルト制御され、かつ、その
判定結果に基づいて入力信号300の先頭から再生が開
始される。その結果、再生装置2から雑音が出力される
ことが防止される(または、再生装置2から出力される
雑音が低減される)。
【0093】(実施の形態3)図8は、本発明の実施の
形態3の再生装置3の構成を示す。再生装置3は、再生
装置2(図6)の構成に加えて、入力バッファ90をさ
らに含んでいる。
【0094】なお、図8において、図1に示される構成
要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その
説明を省略する。
【0095】入力バッファ90は、入力信号を一時的に
格納する。入力バッファ90は、所定の数のデータを格
納することが可能な容量を有している。このように、入
力信号を一時的に格納することにより、入力信号が信号
処理部30に入力されるタイミングは、入力信号が同期
信号検出部20に入力されるタイミングよりも、入力バ
ッファ80に格納される所定の数のデータ分だけ遅れ
る。
【0096】このことは、相対的に、入力信号を先読み
することと同等である。入力バッファ90に一時的に格
納されるデータの最大数を調整することは、入力信号の
読み出し開始位置を調整することに対応するからであ
る。従って、再生装置3によっても、実施の形態2の再
生装置2について説明した効果と同様の効果が得られ
る。
【0097】さらに、再生装置3によれば、ホストコン
トローラ80による制御が、実施の形態2よりも簡単に
実現され得るという効果がある。
【0098】なお、実施の形態1〜3において、同期信
号検出部20の構成を他の構成に置き換えることも可能
である。
【0099】図9は、同期信号検出部20aの構成を示
す。同期信号検出部20(図3)は、同期信号検出部2
0aに置換され得る。図9において、図3に示される構
成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、そ
の説明を省略する。
【0100】アドレス解析部95は、アドレス間隔テー
ブル24bに格納された複数のアドレス間隔のうち最も
出現回数が多いアドレス間隔をアドレス間隔の代表値と
してアドレス格納部93に出力する。
【0101】アドレス格納部93は、アドレス間隔の代
表値に応じて、アドレステーブル24aに保持されるア
ドレスの所定の範囲を可変に設定する。例えば、その所
定の範囲は、アドレス間隔の代表値の4倍に設定され
る。
【0102】このように、アドレステーブル24aに保
持されるアドレスの所定の範囲を可変に設定することに
より、アドレステーブル24aに保持されるアドレスの
所定の範囲を固定する場合に比較して、アドレス間隔の
履歴の時間を短縮することができるとともに、入力信号
がPCMデジタル音響信号からDTSストリーム信号に
変化する場合(例えば、図5Fに示される場合)におい
て、入力信号がPCMデジタル音響信号からDTSスト
リーム信号に変化してから入力信号の種類が正しく判別
されるまでに要する時間を短縮することができる。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、入力信号から所定の同
期信号が検出され、その所定の同期信号の間隔の出現頻
度に応じて入力信号の種類が決定される。これにより、
入力信号をデコードすることなく、入力信号の種類を識
別することが可能になり、入力信号の種類に応じた信号
処理を入力信号に対して行うことが可能になる。その結
果、再生装置から出力される雑音が低減される。
【0104】また、本発明によれば、再生装置がデコー
ダを内蔵する必要がない。従って、再生装置のコストを
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の再生装置1の構成を示
す図である。
【図2A】DTSストリーム信号100のフォーマット
を示す図である。
【図2B】PCMデジタル音響信号200のフォーマッ
トを示す図である。
【図3】同期信号検出部20の構成を示す図である。
【図4A】アドレス格納領域24の構成を示す図であ
る。
【図4B】アドレステーブル24aに格納された複数の
アドレスの具体例と、アドレス間隔テーブル24bに格
納された複数のアドレス間隔の具体例とを示す図であ
る。
【図5A】入力信号の種類を誤って判定しやすい入力信
号の具体例を示す図である。
【図5B】入力信号の種類を誤って判定しやすい入力信
号の具体例を示す図である。
【図5C】入力信号の種類を誤って判定しやすい入力信
号の具体例を示す図である。
【図5D】入力信号の種類を誤って判定しやすい入力信
号の具体例を示す図である。
【図5E】入力信号の種類を誤って判定しやすい入力信
号の具体例を示す図である。
【図5F】入力信号の種類を誤って判定しやすい入力信
号の具体例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2の再生装置2の構成を示
す図である。
【図7】入力信号300の読み出し位置を示す図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態3の再生装置3の構成を示
す図である。
【図9】同期信号検出部20aの構成を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3 再生装置 10 信号入力部 12 記録媒体 20 同期信号検出部 21 データカウンタ 22 同期信号検出部 23、93 アドレス格納部 24 アドレス格納領域 24a アドレステーブル 24b アドレス間隔テーブル 25、95 アドレス解析部 30 信号処理部 40 D/A変換部 50 アナログ信号再生部 50a 出力機器 60 デジタルオーディオインタフェース 62 外部端子 70 入力部コントローラ 80 ホストコントローラ 90 入力バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末吉 雅弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 阿部 一任 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松本 正治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 川村 明久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西尾 孝祐 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 鈴木 良二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小島 晋司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D044 AB05 BC01 BC03 CC03 CC06 DE33 DE38 FG10 FG14 FG30 GM26 5D045 DB02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を受け取る信号入力部と、 前記入力信号から所定の同期信号を検出し、前記所定の
    同期信号の間隔の出現頻度に応じて前記入力信号の種類
    を決定する同期信号検出部と、 前記入力信号の種類に応じた信号処理を前記入力信号に
    対して行う信号処理部とを備えた再生装置。
  2. 【請求項2】 前記同期信号検出部は、前記入力信号が
    前記所定の同期信号を含むストリーム信号か否かを決定
    し、前記入力信号が前記ストリーム信号である場合に
    は、前記同期信号検出部は、前記入力信号の信号レベル
    を抑制する信号処理を行う、請求項1に記載の再生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記同期信号検出部は、前記入力信号が
    前記所定の同期信号を含むストリーム信号か否かを決定
    し、前記入力信号が前記ストリーム信号でない場合に
    は、前記同期信号検出部は、前記入力信号の信号レベル
    を増幅する信号処理を行う、請求項1に記載の再生装
    置。
  4. 【請求項4】 前記同期信号検出部は、 前記入力信号のデータ量をカウントし、前記入力信号の
    アドレスを出力するデータカウンタと、 前記入力信号から前記所定の同期信号を検出し、その検
    出結果を示す検出信号を出力する同期信号検出器と、 前記検出信号に応答して、前記データカウンタから出力
    される複数のアドレスをアドレステーブルに格納するア
    ドレス格納部と、 前記アドレステーブルに格納された前記複数のアドレス
    に基づいて、前記複数のアドレスのうち隣接するアドレ
    ス間の間隔と前記間隔の出現頻度とを計算し、前記間隔
    の出現頻度に応じて、前記入力信号の種類を決定するア
    ドレス解析部とを含む、請求項1に記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 前記アドレス格納部は、現在のアドレス
    から所定の範囲以上過去のアドレスを前記アドレステー
    ブルから削除する、請求項4に記載の再生装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の範囲は、可変に設定される、
    請求項5に記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 前記間隔が出現する可能性が予め限定さ
    れている場合には、前記アドレス解析部は、前記限定さ
    れた間隔の出現頻度に応じて、前記入力信号の種類を決
    定する、請求項4に記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 所定の読み出し位置から前記入力信号を
    読み出すように前記信号入力部を制御する入力部コント
    ローラと、前記入力部コントローラと前記信号処理部と
    を制御するホストコントローラとをさらに備え、 前記信号入力部は前記入力信号の先頭から所定の区間だ
    け離れた所定の位置から前記入力信号を先読みし、前記
    所定の位置から前記入力信号が読み出される時点におい
    て前記ホストコントローラは前記信号処理部をデフォル
    ト制御し、前記同期信号検出部は前記所定の位置から読
    み出された前記入力信号に基づいて前記入力信号の種類
    を決定し、前記入力信号の種類が決定された後に、前記
    信号入力部が前記入力信号の先頭から前記入力信号を読
    み出し、かつ、前記ホストコントローラが前記入力信号
    の種類に応じた前記信号処理を前記入力信号に対して行
    うように前記信号処理部を制御する、請求項1に記載の
    再生装置。
  9. 【請求項9】 前記入力信号を一時的に格納する入力バ
    ッファをさらに備え、前記同期信号検出部は、前記入力
    バッファに格納された前記入力信号から前記所定の同期
    信号を検出する、請求項1に記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 入力信号を受け取るステップと、 前記入力信号から所定の同期信号を検出し、前記所定の
    同期信号の間隔の出現頻度に応じて前記入力信号の種類
    を決定するステップと、 前記入力信号の種類に応じた信号処理を前記入力信号に
    対して行うステップとを包含する、再生方法。
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