JP2001175725A - 疾病別診療報酬明細書分析システム - Google Patents

疾病別診療報酬明細書分析システム

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JP2001175725A
JP2001175725A JP35743799A JP35743799A JP2001175725A JP 2001175725 A JP2001175725 A JP 2001175725A JP 35743799 A JP35743799 A JP 35743799A JP 35743799 A JP35743799 A JP 35743799A JP 2001175725 A JP2001175725 A JP 2001175725A
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medical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 診療報酬明細書をもとに、自動的、客観的に
疾病別の行為別費用を算出し、医療機関評価等の分析を
可能とする。 【解決手段】 決定的部分標準値作成手段2は、主要疾
病について各疾病に対応する典型的な処方の情報を格納
した疾病別処方付き診療報酬明細書データベース1から
決定的部分の経験的標準値3を求める。また、疾病別費
用配分手段5は、診療行為別費用を決定的部分の経験的
標準値とそれ以外の部分に分離し、決定的部分について
は対応する疾病に配分し、非決定部分については統計解
析手法によって求めた推定値に基づいて各疾病に配分す
る。また、詳細分析・結果表示手段7は、この配分に基
づいて、疾病別、あるいは患者別の標準コストの推計値
を作成して、実績との比較により評価分析を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療機関から支払
基金、国保連合会へ、支払基金、国保連合会から保険者
へと主に紙で回付される診療報酬明細書を情報処理化し
て蓄積された診療報酬明細書データベース内の情報を統
計処理し、疾病別標準費用を求め、医療機関ごとの実績
との乖離度等の評価分析を行なう疾病別診療報酬明細書
分析システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院、診療所をはじめとする医療機関で
行われた保険診療に対する報酬は、医療機関が作成する
診療報酬明細書を用いて請求される。診療報酬明細書
は、医療機関から支払基金、国保連合会へ、そして、健
康保険組合などの保険者へ回付される。現状この診療報
酬明細書のほとんどは紙を用いている。支払基金、国保
連合会、保険者は診療報酬明細書に記載されている診療
明細の一部を手入力、OCRなどの手段を用いて電子化
して計算機で各種集計処理を行なっている。
【0003】診療報酬明細書には、(a)氏名、性別、生
年月日、保険の種類、入院/外来の区別、被保険者番号
等の個人情報 (b)医療機関番号 (c)疾病名 (d)行為別回
数と点数、合計点数 (e) 薬剤名、検査名などの詳細処
方情報などが記載されている。疾病名は複数が記載され
ていることが多いが、(d)(e)は疾病名とは関連づけられ
ておらず、疾病ごとの単価を把握することはできない。
【0004】保険者は、年代別、地区別、疾病分類別の
件数、金額といった統計情報をとって情報活用を行なっ
ているが、上記の理由により、疾病分類として、複数記
載されている疾病のうち、たとえば、先頭に記載されて
いる疾病あるいは、診療開始日が最近の疾病といったよ
うにひとつを選択して主病名として統計をとり、他の疾
病を切り捨てている。
【0005】また、診療報酬明細書上では各疾病名と処
方の明細とは関連付けられていないが、たとえば、薬剤
名等の詳細処方情報の薬効等から記載されている疾病名
を推測することはある程度可能である。しかし、大量で
あり、しかもほとんどが紙で回付されているすべての診
療報酬明細書の処方の詳細を情報処理化することはコス
トが多大であり現実的ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、主病名と
してひとつのみを選択して統計をとると、他の疾病の影
響により費用が大きく変わるため、真にその疾病の費用
を表現しているものとはならない。したがって、費用に
よる医療機関ごとの公平な比較、評価ができなかった
り、過剰診療などの要因により発生する異質値の検出を
自動的に行なう場合の精度が落ちたりするという問題が
発生し、統計的価値が低いものとなる。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、少数の基礎データの詳細処方情
報に注目して各疾病の典型的な処方である決定的部分の
経験的標準値を予め求めておき、行為別点数を、決定的
部分の経験的標準値とそれ以外の部分に分離し、決定的
部分に関しては対応する疾病に配分し、それ以外の部分
に関しては、統計解析の手法を適用して、各疾病に配分
することにより疾病別標準費用を求め、医療機関別の実
績との乖離度等に注目した評価・分析を行なう疾病別診
療報酬明細書分析システムを実現することを目的とす
る。
【0008】また、基礎データから求めた決定的部分の
経験的標準値を予め求めて、複数のサイトに配送し、そ
れぞれのサイトでは、行為別回数、点数のみの入力で、
診療報酬明細書の詳細処方情報を必要としないで、疾病
別標準費用を求めて評価・分析を行なう疾病別診療報酬
明細書分析システムを実現することを目的とする。
【0009】また、診療内容が類似すると思われる分類
ごとに、疾病別標準費用と同時に異質値を求めて、異質
値に関しては診療内容に問題がある候補として明細書と
の関連付けを可能とし、標準値に関しては各医療機関の
実績との乖離度に注目した分析による評価に利用すると
いった一連の処理を提供する疾病別診療報酬明細書分析
システムを実現することを目的とする。
【0010】また、疾病別費用配分手段の重回帰分析に
おける集計機能に検索・分類・集計エンジンを利用して
高速化を図った疾病別診療報酬明細書分析システムを実
現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る疾病別
診療報酬明細書分析システムは、複数の疾病名称、行為
別回数、行為別点数および合計点数を含む診療報酬明細
書の項目を磁気ディスク等の記憶媒体で保持する診療報
酬明細書データベースに対して、統計解析手法を適用し
て、各疾病別に配分する疾病別費用配分手段と、疾病別
標準費用と実績との乖離度等に注目した評価・分析を行
なう評価分析・結果表示手段とを備えたものである。
【0012】また、第2の発明に係る疾病別診療報酬明
細書分析システムは、上記疾病別費用配分手段は、行為
別点数あるいは合計点数を、予め定められた主要疾病に
ついて各疾病の典型的な処方である決定的部分の経験的
標準値とそれ以外の部分に分離し、決定的部分に関して
は対応する疾病に配分し、それ以外の部分に関しては、
統計解析の手法を適用して、各疾病に配分するものであ
る。
【0013】また、第3の発明に係る疾病別診療報酬明
細書分析システムは、予め定められた主要疾病につい
て、各疾病に対応する典型的な処方の情報を電子化した
診療報酬明細書データベースを基礎データとしてこの基
礎データから得られる決定的部分の経験的標準値を求め
る決定的部分標準値作成手段と、複数の疾病名称、行為
別回数、行為別点数および合計点数を含む診療報酬明細
書の項目を磁気ディスク等の記憶媒体で保持する診療報
酬明細書データベースに対して、行為別点数あるいは合
計点数を、上記決定的部分の経験的標準値とそれ以外の
部分に分離し、上記決定的部分に関しては対応する疾病
に配分し、それ以外の部分に関しては、統計解析の手法
を適用して、各疾病別に配分する疾病別費用配分手段
と、疾病別標準費用と実績との乖離度等に注目した評価
・分析を行なう評価分析・結果表示手段とを備えたもの
である。
【0014】また、第4の発明に係る疾病別診療報酬明
細書分析システムは、上記決定的部分標準値作成手段
は、磁気媒体等の電子イメージで回付された診療報酬明
細書を基礎データとして決定的部分の経験的標準値を求
めるものである。
【0015】また、第5の発明に係る疾病別診療報酬明
細書分析システムは、第1のサイトと少なくとも1つの
第2のサイトとを含み、上記第1のサイトは主要疾病に
ついて、各疾病に対応する典型的な処方の情報を電子化
した診療報酬明細書データベースを基礎データとしてこ
の基礎データから得られる決定的部分の経験的標準値を
求める決定的部分標準値作成手段と、該決定的部分標準
値作成手段の出力である決定的部分の経験的標準値を上
記第2のサイトに配送する決定的部分標準値配送手段
と、を備え、上記第2のサイトは複数の疾病名称、行為
別回数、行為別点数および合計点数を含む診療報酬明細
書の項目を磁気ディスク等の記憶媒体で保持する診療報
酬明細書データベースに対して、統計解析手法を適用し
て、各疾病別に配分する疾病別費用配分手段と、疾病別
標準費用と実績との乖離度等に注目した評価・分析を行
なう評価分析・結果表示手段とを備え、上記疾病別費用
配分手段は上記第1のサイトから配送された決定的部分
標準値を用いるものである。
【0016】また、第6の発明に係る疾病別診療報酬明
細書分析システムは、予め定められた主要疾病につい
て、各疾病に対応する典型的な処方の情報を電子化した
診療報酬明細書データベースを基礎データとしてこの基
礎データから得られる決定的部分の経験的標準値を求め
る決定的部分標準値作成手段と、複数の疾病名称、行為
別回数、行為別点数および合計点数を含む診療報酬明細
書の項目を磁気ディスク等の記憶媒体で保持する診療報
酬明細書データベースに対して、行為別点数あるいは合
計点数を、上記決定的部分の経験的標準値とそれ以外の
部分に分離し、上記決定的部分に関しては対応する疾病
に配分し、それ以外の部分に関しては、統計解析の手法
を適用して、各疾病別に配分する疾病別費用配分手段
と、疾病別標準費用と実績との乖離度等に注目した評価
・分析を行なう評価分析・結果表示手段と上記決定的部
分標準値作成手段および上記疾病別費用配分手段に対し
て、ユーザがオンラインで選択・分類、説明変数の設定
を指定するオンライン分析対象・分類指定手段とを備え
たものである。
【0017】また、第7の発明に係る疾病別診療報酬明
細書分析システムは、上記決定的部分標準値作成手段お
よび上記疾病別費用配分手段は、性別、生年月日、外来
入院の区別、保険の種類等の患者属性、規模、地域等の
医療機関属性、処方箋発行の有無等の診療行為属性の中
から指定した属性によって選択・分類ごとに処理を行な
い、診療日数等、指定した疾病以外の説明変数を加えて
配分をするものである。
【0018】また、第8の発明に係る疾病別診療報酬明
細書分析システムは、上記疾病別費用配分手段は、疾病
別標準費用と同時に異質値を求め、上記評価分析・結果
表示手段は、異質値に関しては診療内容に問題がある候
補として該当する明細書検索手段を提供し、標準値に関
しては各医療機関の実績との乖離度に注目した評価分析
・結果表示を行なうものである。
【0019】また、第9の発明に係る疾病別診療報酬明
細書分析システムは、上記疾病別費用配分手段は、費用
を配分する統計解析の手法として重回帰分析を用いるも
のである。
【0020】また、第10の発明に係る疾病別診療報酬
明細書分析システムは、上記疾病別費用配分手段は、リ
レーショナルデータベースの集計機能を利用して実現さ
れるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この実施の形態で
は、予め定められた主要疾病について各疾病の典型的な
処方について入力した疾病別処方付き診療報酬明細書を
集計して作成した決定的部分の経験的標準値を求め、分
析対象とする診療報酬明細書の行為別点数を、決定的部
分の経験的標準値とそれ以外の部分に分離し、決定的部
分に関しては対応する疾病に配分し、それ以外の部分に
関しては、重回帰分析を適用して各疾病に配分して疾病
別標準費用を求め、医療機関別の実績との乖離度によっ
て評価分析・結果表示を行なう疾病別診療報酬明細書分
析システムについて説明を行なう。
【0022】図1は、この発明の実施の形態1を示す疾
病別診療報酬明細書分析システムの構成図の一例であ
る。図において、1は電子化された疾病別の典型的な処
方も含む診療報酬明細書データベース、2は1の診療報
酬明細書データベースを分類別に集計処理し、決定的部
分の経験的標準値を求める決定的部分標準値作成手段、
3は、決定的部分の経験的標準値値、4は分析対象とす
る診療報酬明細書を電子化した診療報酬明細書データベ
ース、5は、統計手法を用いて疾病別標準費用を求める
疾病別費用配分手段、6は5によって計算された疾病別
標準費用、7は4の診療報酬明細書データベース内の各
データと疾病別標準費用との乖離度の計算を行ない、医
療機関評価等を行ない、その結果を画面に表示する分析
評価・結果表示手段である。
【0023】次に、動作を説明する。疾病別処方付き診
療報酬明細書データベース1は、例えば、既存のリレー
ショナルデータベース管理システムを用いて実現され、
決定的部分の経験的標準値を求めるための基礎データ
で、患者数が多い、あるいは医療費全体の中で構成比が
高い主要疾病を決めて、その主要疾病について診療報酬
明細書に記載されている疾病とその典型的な処方と点数
を読み取って作成する。
【0024】診療報酬明細書には、初診、再診、指導、
在宅、検査、注射、処置、手術・麻酔、検査、画像診
断、その他という行為別に、回数、費用が記載されてい
る。このうち、たとえば、肺炎の検査では、通常レント
ゲン撮影が行われるので1ヶ月のレセプトに対応する経
験的標準値は、150点(1回のレントゲンの検査のう
ち、撮影料と診断料の合計)と類推することが可能であ
る。このような費用を対応する疾病に予め配分するため
の標準的なデータを基礎データから求めるために、疾病
別処方付き診療報酬明細書データベースを作成する。
【0025】たとえば、図2に示すように、紙の診療報
酬明細書と関連づけるためのユニークな整理番号(以降
整理番号と呼ぶ)、診療年月日、保険の種類、被保険者
番号、性別、生年月日、医療機関番号、診療日数等の分
析のキーとなる分類項目と、疾病名、行為別典型的な処
方の点数がリレーショナルデータベースのテーブルの項
目として電子化されるものとする。疾病が複数の場合
は、複数のレコードとなる。
【0026】決定的部分標準値作成手段2は、指定され
た分類ごとの経験的標準値を作成する。たとえば、分類
ごとの、最小値、最頻値、平均が標準値の候補となる。
なお、決定的部分とは個々の主疾病の内、糖尿病におけ
る投薬や肺疾患の場合のレントゲン撮影など最低限必ず
行われる行為である。
【0027】決定的部分の経験的標準値3は、たとえ
ば、図3に示すように、疾病名、病院/診療所、入院/
外来等の分類項目と、行為別の標準値を項目として持つ
リレーショナルデータベースのテーブルとして実現す
る。
【0028】分析対象診療報酬明細書データベース4
は、例えば、既存のリレーショナルデータベース管理シ
ステムを用いて実現され、指定された分類にしたがった
集計処理などを行なう。ここでは、例えば、図4に示す
ように、整理番号、診療年月、保険の種類、被保険者番
号、性別、生年月日、医療機関番号、疾病名、診療日
数、行為別回数、行為別点数、合計点数に加えて、後述
する重回帰分析で使用する主要疾病に対応するダミー変
数がリレーショナルデータベースのテーブルの項目とし
て電子化されているものとする。なお、ここでは、主要
疾病として10種類が選択されているものとする。
【0029】たとえば、疾病名として、"疾病1", "疾
病3", "疾病7" が記載されているときは、それぞれに
対応する項目「疾病1」、「疾病3」、「疾病7」の値
が1になり、それ以外の「疾病2」、「疾病4」、「疾
病5」、「疾病6」、「疾病8」、「疾病9」、「疾病
10」、「その他疾病」の値が0となるように値を埋め
る。これらの値の設定は、項目「疾病名」から容易に求
めることができる。
【0030】疾病別費用配分手段5では、行為別費用に
ついて決定的部分を経験的標準値を用いてあらかじめ対
応する疾病ごとに配分し、残りの非決定的部分に関して
は、重回帰分析による配分を行なうという2段階の処理
により、疾病別行為別の費用の標準値を定式化する。
【0031】たとえば、
【0032】
【数1】
【0033】とすると
【0034】
【数2】
【0035】の関係となる。このうち、
【0036】
【数3】
【0037】が、基礎データに基づく決定的部分の標準
値となる。たとえば、肺炎の検査では、通常レントゲン
撮影が行われるので1ヶ月のレセプトに対応する経験的
標準値は、150点(1回のレントゲンの検査のうち、
撮影料と診断料の合計)となる。決定的部分の標準値で
ある
【0038】
【数4】
【0039】は、3の決定的部分の経験的標準値を参照
して求める。一方、経験的に標準値が求められないよう
な行為に関しては、
【0040】
【数5】
【0041】は0となる。また、すべての行為に対して
決定的部分の経験的標準値を用いないで重回帰分析のみ
を用いて推定を行なう場合は、1の疾病別処方付き診療
報酬明細書データベース、2の決定的部分標準値作成手
段、3の決定的部分の経験的標準値を省略することがで
きる。
【0042】残りの
【0043】
【数6】
【0044】で表せる重回帰直線の係数
【0045】
【数7】
【0046】を最小自乗法により求める。
【0047】
【数8】
【0048】対象とする診療報酬明細書の件数をnとす
ると、係数
【0049】
【数9】
【0050】は、図5に示す式によって求めることがで
きる。図5に示した係数
【0051】
【数10】
【0052】は、図4で示した主要疾病に対応するダミ
ー変数を加えた診療報酬明細書テーブルの該当する分類
のレコードに対して、ダミー変数をリレーショナルデー
タベースの問い合わせ言語であるSQLのSELECT文の GROU
P BY句のパラメータとした集計処理と、一般に広く知ら
れている行列操作により、容易に求めることができる。
【0053】疾病別標準費用6は5で計算された疾病別
費用配分手段によって計算された分類別行為別の標準式
を整理してファイルまたは、リレーショナルデータベー
スのテーブルに保存したものである。たとえば、分類の
項目数が3、主要疾病の数が10、主要疾病以外の説明変
数(定数項をのぞく)が3の場合、疾病別標準費用は図
6に示すような形式のテーブルに保存される。
【0054】評価分析・結果表示手段7は、6の疾病別
標準費用と、4の分析対象診療報酬明細書データベース
を参照して評価分析・結果表示を行なう。たとえば、疾
病別の診療行為標準と各医療機関の実績との乖離に注目
したグルーピング、あるいは診療行為の特徴からいくつ
かのクラスターを形成し、各医療機関がどのクラスター
に属するかを示すといった評価分析処理を行なう。結果
は、表、グラフ、レーダーチャートなどで画面、帳票、
磁気ディスク等の記録媒体へ出力する。たとえば、図7
に示すようなレーダーチャートは、6の疾病別標準費用
と、4の分析対象診療報酬明細書データベースの内容を
もとに表計算ソフトウェア上で実現することができる。
【0055】次に、この実施の形態の疾病別診療報酬明
細書分析システムの基本型の処理の流れについて、図8
を用いて説明する。図8は、この実施の形態の疾病別診
療報酬明細書分析システムの基本型の処理の流れ図であ
る。まずステップ10(以下、ステップ**をS**と
呼ぶ。ここではS10)において、分析のキーとなる分
類項目、疾病名、および、典型的な処方の点数が電子化
されている疾病別処方付き診療報酬明細書データベース
を入力として、決定的部分の経験的標準値を求めて、分
類別に、傷病名、行為ごとに整理してデータベース化す
る。
【0056】次に、S20において、分析対象診療報酬
明細書データベースの各レコードについて、決定的部分
の経験的標準値を取り除いた部分について、重回帰分析
を行なう。
【0057】次に、S30において、決定的部分の標準
値と、重回帰分析によって求めた非決定部分の推定に基
づく配分から、疾病別標準費用の推計値を作成する。
【0058】次に、S40において、疾病別標準費用
と、分析対象診療報酬明細書データベース内の実績値と
の比較による評価分析を行ない、結果を画面、帳票、磁
気ディスク等の記録媒体へ出力する。
【0059】この実施の形態によれば、診療報酬明細書
に記載の費用を、複数記載されている疾病ごとに配分し
て求めた疾病別標準費用を用いて、精度の高い医療機関
別等の分析評価が可能となる。の比較による評価分析を
行ない、結果を画面、帳票、磁気ディスク等の記録媒体
へ出力する。
【0060】また、この実施の形態によれば、行為別点
数あるいは合計点数を、決定的標準値とそれ以外の分類
して求めることにより、疾病別費用の精度を高めること
が可能となる。
【0061】また、この実施の形態によれば、統計解析
の手法として重回帰分析を用いて容易に精度の高い疾病
別費用を求めることが可能となる。
【0062】また、この実施の形態によれば、経験的標
準値を過去の実績から求めることが可能となる。
【0063】実施の形態2.この実施の形態では、コス
トのかかる処方に関する部分の電子化を必要とする決定
的部分の標準値作成をひとつのサイトで実施し、その結
果である決定的部分の経験的標準値を複数の分析を行な
うサイトへネットワークあるいはFDD、MO、CD、
DVD等の記憶媒体を経由して配送し、配送されたサイ
トでは、比較的低い入力コストで実現できる行為別回
数、点数レベルの電子化のみで分析評価を可能とする疾
病別診療報酬明細書分析システムについて説明を行な
う。
【0064】図9は、この発明の実施の形態の診療報酬
明細書分析システムの構成図の一例である。図におい
て、1〜3は実施の形態1と同様で、31、41、5
1、61、71および、32、42、52、62、72
はそれぞれのサイトにおける実施の形態1の3〜7と同
様である。8は決定的部分の経験的標準値のデータを各
サイトに配送する決定的部分標準値配送手段、9は経験
的標準値のデータを配送するためのネットワーク、10
はオフラインでの移動用のFDD、MO、CD、DVD
等の記憶媒体、11は経験的標準値を作成するサイト
0、12は、ネットワークによって配送された経験的標
準値を用いて分析評価を行なうサイト1、13は、移動
用の媒体によって配送された経験的標準値を用いて分析
評価を行なうサイト2である。
【0065】次に、動作を説明する。決定的部分標準値
配送手段8は、実施の形態1に追加されたもので、リレ
ーショナルデータベースのテーブルまたは、磁気ディス
ク等の記憶媒体に保存された決定的部分の標準値をネッ
トワーク転送可能な形式に変換して、たとえばWEBサ
ーバを用いて評価分析を行なうサイトからダウンロード
が可能な場所に保存するなどの方法をとってネットワー
ク9を通して転送可能にする、あるいは、FDD、M
O、CD、DVD等オフラインで移動可能な記憶媒体1
0へコピーする。
【0066】12のサイト1では、9のネットワークを
通して転送された決定的部分の経験的標準値を用いて、
実施の形態1と同様にして、疾病別標準費用を求めて、
評価分析を行なう。13のサイト2では、10の記憶媒
体を用いて配送された決定的部分の経験的標準値を用い
て実施の形態1と同様にして、疾病別標準費用を求め
て、評価分析を行なう。
【0067】次に、この実施の形態の疾病別診療報酬明
細書分析システムの処理の流れ図について、図10を用
いて説明する。図10は、この実施の形態の疾病別診療
報酬明細書分析システムの処理の流れ図である。S10
は、実施の形態1と同様のため、省略する。S11にお
いて決定的部分の標準値の配送の手段を選択する。
【0068】配送の手段がネットワークの場合、S12
に進み、たとえば、Webサーバを用いたダウンロード
が可能な場所に保存する。S13、S21、S31、S
41はネットワークで転送された決定的部分の標準値を
用いて評価分析を行なうサイトでの処理である。S13
は、たとえば、Webサーバに置かれた決定的部分の標
準値をダウンロードする。S21、S31、S41は、
実施の形態1のS20、S30、S41と同様のため、
説明を省略する。
【0069】配送の手段が記憶媒体の場合、S13に進
み、FDD、MO、CD、DVD等の記憶媒体にコピー
する。S14、S22、S32、S42は記憶媒体を用
いて配送された決定的部分の標準値を用いて評価分析を
行なうサイトでの処理である。S15は、記憶媒体を配
送し、システムにロードする。S22、S32、S42
は、実施の形態1のS20、S30、S40と同様のた
め、説明を省略する。
【0070】この実施の形態によれば、今後普及が予想
される磁気媒体等の電子イメージで回付された診療報酬
明細書を基礎データとすることにより、容易に経験的標
準値を過去の実績から求めることが可能となる。
【0071】また、この実施の形態によれば、評価分析
を行なうサイトでは、分析対象とする診療報酬明細書の
比較的入力コストが低い部分のみで評価分析が可能とな
る。
【0072】実施の形態3.この実施の形態では、オン
ラインで(a)患者属性、医療機関属性、診療行為属性の
値を指定することによるレコードの選択 (b)入院外来区
別、疾病名等の同時に分析を行なう分類、すなわち分析
軸選択と、分類が離散値データの場合、その区分の範囲
の指定(c)診療日数等、非決定的部分の重回帰分析の際
用いる疾病以外の説明変数の指定を行なって、疾病別標
準費用を求める疾病別診療報酬明細書分析システムにつ
いて説明を行なう。
【0073】図11は、この発明の実施の形態の疾病別
診療報酬明細書分析システムの構成図の一例である。図
において、14以外の構成要素は実施の形態1と同様で
ある。14は、オンラインで、レコードの選択、分類、
分析対象の指定、説明変数を指定し試行錯誤による分析
を可能とするオンライン分析対象・分類指定手段であ
る。
【0074】オンライン分析対象・分類指定手段14
は、オンラインで、(a)患者属性、医療機関属性、診療
行為属性の値を指定することによるレコードの選択 (b)
入院外来の区別、疾病名等の同時に分析を行なう分類、
すなわち分析軸選択と、たとえば年齢やベッド数のよう
に分類が離散値データの場合、その区分の詳細度を示す
範囲の指定 (c)非決定的部分の重回帰分析の説明変数の
指定をユーザが行なうものである。指定されたこれらの
パラメータは、2の決定的部分標準値作成手段および5
の疾病別費用配分手段に提供され、それぞれの処理を行
なう際の入力とする。
【0075】次にこの実施の形態の疾病別診療報酬明細
書分析システムの処理の流れについて図12を用いて説
明する。図12は、この実施の形態の疾病別診療報酬明
細書分析システムの処理の流れ図である。まず、S01
において、オンラインで、(a)レコード選択のため、患
者属性、医療機関属性、診療行為属性の値を入力 (b)分
類の指定のため、入院外来区別、疾病名等の同時に分析
を行なう分類、すなわち分析軸選択と、分類が離散値デ
ータの場合、その区分の範囲を入力 (c)診療日数など非
決定的部分の重回帰分析の説明変数を入力し、決定的部
分標準値作成手段、疾病別費用配分手段に与える。
【0076】S10からS40までの処理は、前述した
実施の形態1と同様のため、説明を省略する。S50に
おいて、表示された分析評価結果からユーザがさらに別
の視点で分析を続けたいと画面から指定した場合、S0
1に戻る。分析を終了する場合は終了する。
【0077】この実施の形態によれば、診療報酬点数を
決める要因ごとに分類した疾病別費用を求めることが可
能となる。
【0078】また、この実施の形態によれば、診療報酬
点数を決める要因となる分類をオンラインで修正を加え
ながら試行錯誤的に分析することが可能となる。
【0079】実施の形態4.この実施の形態では、疾病
別費用配分手段において、疾病別標準費用と同時に異質
値を求めて、異質値に関しては診療内容に問題がある候
補として診療報酬明細書データベース中のレコードをオ
ンラインで検索することを可能とし、疾病別標準費用を
分類別に多次元分析画面表示等を可能とし、さらに、異
質値を取り除いた標準値の評価分析を可能とした疾病別
診療報酬明細書分析システムについて説明を行なう。
【0080】図13は、この発明の実施の形態の疾病別
診療報酬明細書分析システムの構成図の一例である。図
において、1〜14は、実施の形態3と同様なため、説
明を省略する。15は疾病別費用配分手段によって抽出
された異質値のリスト、16は15に該当する異質値を
持つ診療報酬明細書をオンラインで検索する異質値オン
ライン検索手段、17は、疾病別標準費用を分類ごとに
多次元表示する疾病別標準表表示手段である。
【0081】疾病別費用配分手段5は、疾病別標準費用
を求める重回帰分析の際、異質値検出アルゴリズムを適
用して異質値リスト15を求める。異質値検出アルゴリ
ズムとして、一般に広く知られている平均値との差から
求める方法や、応用統計学 Vol.25, No.1(1996)にある
複数外れ値の簡易検出法をはじめとする統計的検出用が
各種提案されている。
【0082】異質値リスト15は、5の疾病別費用配分
手段によって作成された異質値を持つ診療報酬明細書の
整理番号のリストで、たとえば、ファイル、テーブルあ
るいはプログラム上の配列などの形式で15の異質値オ
ンライン検索手段、7の評価分析・結果表示手段に供給
される。
【0083】異質値オンライン検索手段16は、異質値
リストに該当する診療報酬明細書について、(a)医療機
関別表示 (b)標準値からの乖離度順表示 (c)月次発生頻
度推移など、検索、統計表示をオンラインの指定で行な
う。
【0084】分類別疾病別費用表示手段17は、疾病別
標準費用の内容を、既存の多次元分析ツール、あるい
は、表計算ツールに表示し、さまざまな視点からの分析
を可能にする。
【0085】評価分析・結果表示手段7は、実施の形態
1の評価分析に加えて、異質値を除いた分析対象診療報
酬明細書データを用いて、異質値の影響を受けない、よ
り精度の高い医療機関評価を可能とする。
【0086】次にこの実施の形態の診療報酬明細書分析
システムの処理の流れについて、図14を用いて説明す
る。図14は、この実施の形態の診療報酬明細書分析シ
ステムの処理の流れ図である。S01、S10、S20
の処理は、前述した実施の形態3と同様のため、説明を
省略する。S60は、決定的部分の標準値と、非決定的
部分の推定から疾病別標準費用と異質値リストを作成す
る。選択した異質値発見アルゴリズムによって必要に応
じて、S20とS60を繰り返す。
【0087】S70において、次の操作を指示する。次
の操作として、(a)異質値のオンライン検索 (b)疾病別
標準費用分析 (c)標準費用と実績の評価分析 (d)新しい
視点での分析 (e)終了があり、ユーザの指定にしたがっ
てそれぞれのステップに進む。
【0088】S80において、オンラインで異質値リス
トに該当する診療報酬明細書について、(a)医療機関別
表示 (b)標準値からの乖離度順表示 (c)月次発生頻度推
移などを検索・集計し、結果を画面表示する。ユーザは
表示された結果を用いて分析作業、チェック作業を行な
い、チェックの結果異質値でないと判定した場合は、異
質値リストから除外する。終了したらS70に戻る。
【0089】S81において、疾病別標準費用を分類ご
とに多次元分析等を行ない、終了したらS70に戻る。
S82において、疾病別標準費用と実績との比較による
評価分析を行ない、終了したらS70に戻る。
【0090】S70において、新しい視点での分析を指
定した場合は、S01にもどり、新たに、レコードの選
択、分類、説明変数の指定を行ない、新しい視点での分
析を続ける。S70において、終了を選択した場合は、
処理を終了する。
【0091】この実施の形態によれば、疾病別標準費用
と乖離した異質値の分析、異質値を取り除いた標準値の
評価分析が可能となる。
【0092】また、この実施の形態によれば、疾病別費
用配分手段における重回帰分析を始めと統計解析に検索
・分類・集計エンジンを利用することにより、高速化を
図った疾病別診療報酬明細書分析システムを実現するこ
とができる。
【0093】
【発明の効果】この発明によれば、診療行為別の費用に
ついて、決定的部分を経験的標準値を用いて予め対応す
る疾病ごとに配分し、残りの非決定的部分に関しては統
計的手法による配分を行うことにより、診療報酬明細書
に記載の費用を、複数記載されている疾病ごとに配分し
て求めた疾病別標準費用を用いて、精度の高い医療機関
別等の分析評価が可能となる。
【0094】また、この発明によれば、行為別点数を、
決定的標準値とそれ以外の分類して求めることにより、
疾病別費用の精度を高めることが可能となる。
【0095】また、この発明によれば、統計解析の手法
として重回帰分析を用いることで容易に精度の高い疾病
別費用を求めることが可能となる。
【0096】また、この発明によれば、実績を収集し保
存することにより経験的標準値を過去の実績から求める
ことが可能となる。
【0097】また、この発明によれば、今後普及が予想
される磁気媒体等の電子イメージで回付された診療報酬
明細書を基礎データとすることにより、容易に経験的標
準値を過去の実績から求めることが可能となる。
【0098】また、この発明によれば、 比較的コスト
の高い経験的標準値を過去の実績から求める作業を代表
サイトでまとめて実施してその結果を配布するので、評
価分析を行なうサイトでは、分析対象とする診療報酬明
細書の比較的入力コストが低い部分のみで評価分析が可
能となる。
【0099】また、この発明によれば、 患者属性、医
療機関属性、診療行為属性によって選択・分類された診
療報酬明細書ごとに処理を行なうように各属性を指定す
るので、診療報酬点数を決める要因ごとに分類した疾病
別費用を求めることが可能となる。
【0100】また、この発明によれば、患者属性、医療
機関属性、診療行為属性によって選択・分類する診療報
酬明細書を実行時に決定するので、診療報酬点数を決め
る要因となる分類をオンラインで修正を加えながら試行
錯誤的に分析することが可能となる。
【0101】また、この発明によれば、疾病別標準費用
と乖離した異質値を抽出し、対応する疾病の明細書を検
索することにより、疾病別標準費用と乖離した異質値の
分析、異質値を取り除いた標準値の評価分析が可能とな
る。
【0102】また、この発明によれば、疾病別費用配分
手段における重回帰分析を始めと統計解析に検索・分類
・集計エンジンを利用することにより、高速化を図った
疾病別診療報酬明細書分析システムを実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の疾病別診療報酬明細書分析システ
ムの構成図の一例である。
【図2】 疾病別処方付き診療報酬明細書データベース
のテーブル構造の一例を示す図である。
【図3】 決定的部分の経験的標準値を保存するテーブ
ル構造の一例を示す図である。
【図4】 分析対象診療報酬明細書データベースのテー
ブル構造の一例を示す図である。
【図5】 非決定的部分の重回帰係数を求めるための式
を示す図である。
【図6】 疾病別費用を保存するテーブル構造の一例を
示す図である。
【図7】 評価分析・結果表示機能の表示の一例を示す
図である。
【図8】 この実施の形態1の疾病別診療報酬明細書分
析システムの基本型の処理の流れ図である。
【図9】 この実施の形態2の決定的標準値配送手段を
加えた疾病別診療報酬明細書分析システムの構成図の一
例である。
【図10】 この実施の形態2の決定的標準値配送手段
を加えた疾病別診療報酬明細書分析システムの流れ図で
ある。
【図11】 この実施の形態3のオンライン分析対象・
分類指定手段を加えた疾病別診療報酬明細書分析システ
ムの構成図の一例である。
【図12】 この実施の形態3のオンライン分析対象・
分類指定手段を加えた疾病別診療報酬明細書分析システ
ムの流れ図である。
【図13】 この実施の形態4の異質値処理手段を加え
た疾病別診療報酬明細書分析システムの構成図の一例で
ある。
【図14】 この実施の形態4の異質値処理手段を加え
た疾病別診療報酬明細書分析システムの流れ図である。
【符号の説明】
1 疾病別処方付き診療報酬明細書データベース、 2
決定的部分標準値作成手段、 3 決定的部分の経験
的標準値、 4 分析対象診療報酬明細書データベー
ス、 5 疾病別費用配分手段、 6 疾病別標準費
用、 7 詳細分析・結果表示手段、 8 決定的部分
標準値配送手段、 9 決定的部分標準値配送用ネット
ワーク、 10 決定的部分標準値配送用記憶媒体、
11 決定的部分標準値作成サイト0、 12 ネット
ワークで配送された決定的部分標準値を利用した評価分
析を行なうサイト1、 13 記憶媒体で配送された決
定的部分標準値を利用した評価分析を行なうサイト2、
14 オンライン分析対象・分類指定手段、 15
異質値リスト、 16 異質値オンライン検索手段、1
7 分類別疾病別標準費用表示手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 誠一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大坪 道夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA01 BB41 EE01 EE05 FF01 FF07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の疾病名称、行為別回数、行為別点
    数および合計点数を含む診療報酬明細書の項目を磁気デ
    ィスク等の記憶媒体で保持する診療報酬明細書データベ
    ースに対して、統計解析手法を適用して、各疾病別に配
    分する疾病別費用配分手段と、疾病別標準費用と実績と
    の乖離度等に注目した評価・分析を行なう評価分析・結
    果表示手段とを備えたことを特徴とする疾病別診療報酬
    明細書分析システム。
  2. 【請求項2】 上記疾病別費用配分手段は、行為別点数
    あるいは合計点数を、予め定められた主要疾病について
    各疾病の典型的な処方である決定的部分の経験的標準値
    とそれ以外の部分に分離し、決定的部分に関しては対応
    する疾病に配分し、それ以外の部分に関しては、統計解
    析の手法を適用して、各疾病に配分することを特徴とす
    る請求項1に記載の疾病別診療報酬明細書分析システ
    ム。
  3. 【請求項3】 予め定められた主要疾病について、各疾
    病に対応する典型的な処方の情報を電子化した診療報酬
    明細書データベースを基礎データとしてこの基礎データ
    から得られる決定的部分の経験的標準値を求める決定的
    部分標準値作成手段と、複数の疾病名称、行為別回数、
    行為別点数および合計点数を含む診療報酬明細書の項目
    を磁気ディスク等の記憶媒体で保持する診療報酬明細書
    データベースに対して、行為別点数あるいは合計点数
    を、上記決定的部分の経験的標準値とそれ以外の部分に
    分離し、上記決定的部分に関しては対応する疾病に配分
    し、それ以外の部分に関しては、統計解析の手法を適用
    して、各疾病別に配分する疾病別費用配分手段と、疾病
    別標準費用と実績との乖離度等に注目した評価・分析を
    行なう評価分析・結果表示手段とを備えたことを特徴と
    する疾病別診療報酬明細書分析システム。
  4. 【請求項4】 上記決定的部分標準値作成手段は、磁気
    媒体等の電子イメージで回付された診療報酬明細書を基
    礎データとして決定的部分の経験的標準値を求めること
    を特徴とする請求項3に記載の疾病別診療報酬明細書分
    析システム。
  5. 【請求項5】 第1のサイトと少なくとも1つの第2の
    サイトとを含み、上記第1のサイトは主要疾病につい
    て、各疾病に対応する典型的な処方の情報を電子化した
    診療報酬明細書データベースを基礎データとしてこの基
    礎データから得られる決定的部分の経験的標準値を求め
    る決定的部分標準値作成手段と、該決定的部分標準値作
    成手段の出力である決定的部分の経験的標準値を上記第
    2のサイトに配送する決定的部分標準値配送手段と、を
    備え、上記第2のサイトは複数の疾病名称、行為別回
    数、行為別点数および合計点数を含む診療報酬明細書の
    項目を磁気ディスク等の記憶媒体で保持する診療報酬明
    細書データベースに対して、統計解析手法を適用して、
    各疾病別に配分する疾病別費用配分手段と、疾病別標準
    費用と実績との乖離度等に注目した評価・分析を行なう
    評価分析・結果表示手段とを備え、上記疾病別費用配分
    手段は上記第1のサイトから配送された決定的部分標準
    値を用いることを特徴とする疾病別診療報酬明細書分析
    システム。
  6. 【請求項6】 予め定められた主要疾病について、各疾
    病に対応する典型的な処方の情報を電子化した診療報酬
    明細書データベースを基礎データとしてこの基礎データ
    から得られる決定的部分の経験的標準値を求める決定的
    部分標準値作成手段と、複数の疾病名称、行為別回数、
    行為別点数および合計点数を含む診療報酬明細書の項目
    を磁気ディスク等の記憶媒体で保持する診療報酬明細書
    データベースに対して、行為別点数あるいは合計点数
    を、上記決定的部分の経験的標準値とそれ以外の部分に
    分離し、上記決定的部分に関しては対応する疾病に配分
    し、それ以外の部分に関しては、統計解析の手法を適用
    して、各疾病別に配分する疾病別費用配分手段と、疾病
    別標準費用と実績との乖離度等に注目した評価・分析を
    行なう評価分析・結果表示手段と上記決定的部分標準値
    作成手段および上記疾病別費用配分手段に対して、ユー
    ザがオンラインで選択・分類、説明変数の設定を指定す
    るオンライン分析対象・分類指定手段とを備えたことを
    特徴とする疾病別診療報酬明細書分析システム。
  7. 【請求項7】 上記決定的部分標準値作成手段および上
    記疾病別費用配分手段は、性別、生年月日、外来入院の
    区別、保険の種類等の患者属性、規模、地域等の医療機
    関属性、処方箋発行の有無等の診療行為属性の中から指
    定した属性によって選択・分類ごとに処理を行ない、診
    療日数等、指定した疾病以外の説明変数を加えて配分を
    することを特徴とする請求項3、5、6のいずれかに記
    載の疾病別診療報酬明細書分析システム。
  8. 【請求項8】 上記疾病別費用配分手段は、疾病別標準
    費用と同時に異質値を求め、上記評価分析・結果表示手
    段は、異質値に関しては診療内容に問題がある候補とし
    て該当する明細書検索手段を提供し、標準値に関しては
    各医療機関の実績との乖離度に注目した評価分析・結果
    表示を行なうことを特徴とする請求項1、3、5、6の
    いずれかに記載の疾病別診療報酬明細書分析システム。
  9. 【請求項9】 上記疾病別費用配分手段は、費用を配分
    する統計解析の手法として重回帰分析を用いることを特
    徴とする請求項1、3、5、6のいずれかに記載の疾病
    別診療報酬明細書分析システム。
  10. 【請求項10】 上記疾病別費用配分手段は、リレーシ
    ョナルデータベースの集計機能を利用して実現されるこ
    とを特徴とする請求項1、3、5、6のいずれかに記載
    の疾病別診療報酬明細書分析システム。
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