JP2001175620A - 一時記憶領域の共有方式とネットワークシステム - Google Patents

一時記憶領域の共有方式とネットワークシステム

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JP2001175620A
JP2001175620A JP35612199A JP35612199A JP2001175620A JP 2001175620 A JP2001175620 A JP 2001175620A JP 35612199 A JP35612199 A JP 35612199A JP 35612199 A JP35612199 A JP 35612199A JP 2001175620 A JP2001175620 A JP 2001175620A
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Tadashi Yamamoto
忠司 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上のクライアント又はサーバに
情報を送信する際、主に少ない情報を送信する場合に、
ファイルへの書き込み無く、直接要求する宛先に情報を
送信するシステムを提供することを課題とする。 【解決手段】 ネットワークに接続された複数クライア
ント間での一時領域の共有方式において、前記複数クラ
イアントの有するそれぞれの通常一時領域とネットワー
ク用一時領域のデータを管理するクライアント管理情報
を格納した記憶手段と、前記複数クライアントの第1ク
ライアントが第2クライアントに通常一時領域のデータ
情報を転送する場合、転送終了と共に転送された前記第
2クライアントの端末名とそのデータ情報とを前記クラ
イアント管理情報に格納するクライアント情報管理手段
とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続された複数クライアントとサーバ間での一時記憶領域
の共有方式と、当該共有方式を活用するネットワークシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及によって、パソコ
ンの利用者に対して、インターネットを経由する様々な
サービスが提供されている。例えば、バーチャルコミュ
ニティというサービスは、WWWブラウザと特定プロバ
イダとの連携でショッピングモールにアクセスすること
を可能とし、ユーザが仲間同士でチャットを楽しみなが
らショッピングをするというサービスもある。
【0003】ここで、従来例として、特開平10−33
4051号公報には、個々のユーザが独立にサービスを
受けるものであるため、複数のユーザ間で同一のサービ
ス情報を共有することを保証するため、同一グループに
属する複数の端末装置が表示情報を共有するように同一
のサービス情報を各端末装置へ送信する手段と、端末装
置間で相互にメッセージを送受信するように一の端末装
置から受信したメッセージを同一グループに属する他の
端末装置へ中継する手段と、端末装置から要求されたサ
ービスの種類を判断し、個別に提供するサービスの場合
には要求された端末装置にのみサービス情報を送信する
手段を設け、該端末装置から受信したグループの識別子
とパスワードが登録されたグループ識別子とパスワード
が一致するとき、該グループ内での表示情報の共有を承
認する手段を備え、同一グループのユーザ間で同一のサ
ービス情報を共有し、同一のサービス情報を参照しなが
らチャットができることが記載されている。
【0004】また、特開平11−219341号公報に
は、協調作業支援システムとして、ネットワーク上の仮
想的な作業空間において、各ユーザの状況に応じて変化
する作業領域を自動的に検出し、これらの情報を各ユー
ザごとの3次元座標情報として管理することにより、よ
り共通度の高いコミュニケーション相手を仮想的な作業
空間から見つけだすことができ、コミュニケーショング
ループの情報を各ユーザにフィードバックすることで、
他のユーザの関心を傍観し、作業されている領域、作業
されていない領域を知ることができ、ネットワーク上の
仮想的な作業空間での協調作業を実行できることが記載
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例では、ネットワークに接続している端末装置間
で情報のやりとりを行うには、その各ユーザの備える記
憶領域については一切触れられておらず、多分に、その
情報量に関わらず、一度、ファイル等に書き出し、それ
を転送する手段を取っていたことが伺える。ファイルの
転送時間を考慮すると、情報量が多い場合、効率的であ
るが、ちょっとした文字列、画像情報等の情報量が小さ
い場合に同様にファイルに書き込み、読み出しのやりと
りするには、ファイルへの書き出し等の作業が必要にな
り、非常に効率が悪かった。
【0006】本発明は、ネットワーク上のクライアント
又はサーバに情報を送信する際、主に少ない情報を送信
する場合に、ファイルへの書き込み無く、直接要求する
宛先に情報を送信するシステムを提供することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
に接続された端末間において、それぞれの端末の一時領
域情報を、送信、受信することによって、一時領域情報
を共有することを特徴とする。
【0008】また、本発明は、ネットワークに接続され
た複数クライアント間での一時領域の共有方式におい
て、前記複数クライアントの有するそれぞれの通常一時
領域とネットワーク用一時領域のデータを管理するクラ
イアント管理情報を格納した記憶手段と、前記複数クラ
イアントの第1クライアントが第2クライアントに通常
一時領域のデータ情報を転送する場合、転送終了と共に
転送された前記第2クライアントの端末名とそのデータ
情報とを前記クライアント管理情報に格納するクライア
ント情報管理手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、複数のクライアントとサ
ーバとが接続され、前記複数のクライアント間での各ク
ライアントの一時記憶領域を共有するネットワークシス
テムにおいて、前記複数のクライアントはそれぞれ、主
記憶領域として動作する通常一時領域と主に当該ネット
ワークに関連した情報を格納するネットワーク用一時領
域とを制御する一時領域制御部と、前記ネットワークに
接続してデータの送受信を行うクライアント側データ送
受信部と、を備え、前記サーバは、前記複数のクライア
ントがそれぞれ有する前記通常一時領域と主に当該ネッ
トワークに関連した情報を格納する前記ネットワーク用
一時領域データを各クライアントの端末名とデータの初
期情報とを対として管理するクライアント管理情報を格
納したクライアント管理情報領域と、前記複数のクライ
アントのいずれかが他のクライアントにデータを送信し
た場合にその情報を前記クライアント管理情報領域に格
納するクライアント情報管理部と、前記ネットワークに
接続してデータの送受信を行うクライアント側データ送
受信部と、を備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、複数のクライアントが接
続され、前記複数のクライアント間での各クライアント
の一時記憶領域を共有するネットワークシステムにおい
て、前記複数のクライアントはそれぞれ、主記憶領域と
して動作する通常一時領域と主に当該ネットワークに関
連した情報を格納するネットワーク用一時領域とを制御
する一時領域制御部と、前記ネットワークに接続してデ
ータの送受信を行うクライアント側データ送受信部と、
を備え、前記複数のクライアント中の一クライアント
は、更に前記複数のクライアントがそれぞれ有する前記
通常一時領域と主に当該ネットワークに関連した情報を
格納する前記ネットワーク用一時領域データを各クライ
アントの端末名とデータの初期情報とを対として管理す
るクライアント管理情報を格納したクライアント管理情
報領域と、前記複数のクライアントのいずれかが他のク
ライアントにデータを送信した場合にその情報を前記ク
ライアント管理情報領域に格納するクライアント情報管
理部とを備え、前記複数のクライアントは相互に前記ネ
ットワークを介して、各クライアントが備える通常一時
領域とネットワーク用一時領域とを共有とすることを特
徴とする。
【0011】本発明の各クライアントが備える通常一時
領域とネットワーク用一時領域とは、通常各クライアン
ト自身で使用し、データの蓄積或いはプログラムの活用
のための記憶領域であり、例えばクライアントAがクラ
イアントBへデータ或いはプログラムを送信する場合、
従来はクライアントAが通常一時領域或いはネットワー
ク用一時領域に一時的に蓄えたデータ或いはプログラム
をネットワークの物理ラインを通してクライアントBに
送信しているが、その際クライアントBは、クライアン
トAの通常一時領域或いはネットワーク用一時領域を知
ることはできない。しかし、本発明は、クライアントA
が通常一時領域或いはネットワーク用一時領域に一時的
に蓄えたデータ或いはプログラムをクライアント管理情
報及びネットワークの物理ラインを通してクライアント
Bに送信しているので、クライアントBは、クライアン
ト管理情報を覗くことにより、クライアントAの通常一
時領域或いはネットワーク用一時領域にどんなデータ或
いはプログラムを備えているのかが容易に把握できる。
したがって、各クライアントの有するデータやプログラ
ムを必要としている場合にだけ取り込めばよくなり、結
果的に、各クライアントが備える通常一時領域或いはネ
ットワーク用一時領域を共有メモリとして使用している
ことになり、記憶領域の有効利用と有効効率の向上に寄
与することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0013】[第1の実施形態] (1)構成の説明 以下、本発明の第1の実施形態のネットワークに接続さ
れた複数端末間での一時領域の共有方式を、図面を参照
しつつ説明する。
【0014】図1は本発明の実施形態の構成を示し、本
発明によるクライアントからサーバを介して一時領域情
報を送受信し、実施する例である。図2は図1のクライ
アント側制御部1の処理説明図を示す。図3は図1のサ
ーバ側制御部5の処理説明図を示す。
【0015】本発明のネットワークシステムは、複数の
クライアントシステム20と、サーバシステム30とか
らなり、それぞれがネットワーク40によって接続され
ている。
【0016】図1中、クライアントシステム20とサー
バシステム30とからなり、クライアントシステム20
はネットワーク40を介して複数のクライアントシステ
ムが接続されている。サーバシステム30は、複数のク
ライアントシステムが有する情報を管理し、そのクライ
アントシステムの有する情報とそのクライアントシステ
ムを特定する識別子を対としてクライアント管理情報1
4に保有している。このクライアント管理情報14はサ
ーバシステム30のサーバ常駐プログラムにより書き込
み・読み出し制御される記憶領域の情報である。
【0017】クライアント側のクライアントシステム2
0は、他のクライアントから送信されてきた情報をクラ
イアントの管理のための情報を記憶手段に記憶したクラ
イアント管理情報14に対して、1はパソコンを内包す
るクライアントシステム20のクライアント側制御部で
あり、クライアント側制御部1は、クライアントシステ
ム20のOSによるソフトウェアによって制御されるク
ライアント上のメモリに確保された領域を制御する一時
領域制御部2と、通常そのOSによって管理され一時領
域制御部2を介して情報を一時的に記憶するクライアン
ト上のメモリに確保された通常一時領域9と、サーバに
向けて情報を送信するクライアント側データ送信部3、
サーバから情報を受けるクライアント側データ受信部4
とから構成される。
【0018】また、クライアント側と通信経路で接続さ
れたサーバシステム30において、5はサーバ側を制御
するサーバ側制御部であり、6はクライアント情報14
を管理するクライアント情報管理部、7はクライアント
側制御部1から送信された情報を受信するサーバ側デー
タ受信部、8はクライアント側制御部1に情報を送信す
るサーバ側データ送信部であり、クライアントシステム
20から情報を宛先のサーバ又は他のクライアントに送
信又は受信する際に要求される構成を示している。
【0019】また、9はクライアントシステム20で通
常主記憶装置又は高速動作を可能とする補助記憶装置と
して動作するDRAM等のクライアント上のメモリに確
保された通常一時領域であり、通常動作している場合に
書き込み、読み出しされるプログラムを含むデータ10
から構成される。また、11は通常一時領域9と同様に
主記憶装置或いは高速動作を可能とする補助記憶装置と
して動作するDRAM等のクライアント上のメモリに確
保され、主にネットワーク40用に用いられるネットワ
ーク用一時領域であり、端末名12、データ13から構
成される。
【0020】このネットワーク用一時領域11が端末名
12とデータ13とを対で有するのは、例えば、クライ
アント側でエディタ等のアプリケーションを使い、貼り
付け(CTRL+V等)の操作を行った場合、通常ならOSが
通常一時領域の情報をアプリケーションに渡し、貼り付
け処理が行われる。本実施形態では、クライアント側常
駐プログラムが起動している場合、クライアント側制御
部1がOSとの間に割り込み、ネットワーク用一時領域
から情報を読み取り、貼り付けが可能な情報をリストア
ップし、貼り付けの操作を行った利用者がそこから任意
の情報を選択後、選択された情報をOSの代わりに、ア
プリケーションに渡し、貼り付け処理が行われる。この
際、あるクライアントの端末で、端末の電源を切るなど
で、クライアント側常駐プログラムが終了した場合、そ
の端末の一時領域はLAN上の一時領域共有のチェーン
から外れる。そのため、クライアント側常駐プログラム
が終了する際、サーバ側プログラム(サーバ側プログラ
ムが存在しない利用形態の場合は、各端末に直接)にク
ライアント側プログラムの終了を通知し、サーバ側プロ
グラムは、クライアント管理情報14に設定されてい
る、一時領域共有対象端末からその端末の情報を削除
し、残りの共有対象端末に、対象外となった端末の一時
領域の情報を、各クライアントで保持しているネットワ
ーク用一時領域から削除するように通知する。このと
き、クライアント側で削除する情報を決定するために、
端子名とデータを対にしている。
【0021】また、ネットワーク用一時領域11はクラ
イアント側制御部1(クライアント側常駐プログラム)
が確保・管理する領域であり、サーバを介して、他のク
ライアントからの要求によって、読み出し、書き込みを
可能とする。一時領域制御部2はクライアント側で発生
した一時領域に対する処理要求を処理する。クライアン
トシステム20から、DRAM等の一時領域への情報の
設定が要求された場合は、通常一時領域9のデータ10
に情報を設定し、次にクライアント側データ送信部3に
対し、一時領域情報の追加と端末名を例えばサーバシス
テム30にネットワーク40を介して通知する。
【0022】ここで、通常一時領域9及びネットワーク
用一時領域11は、クライアントシステム20内のCP
U等にEISA(Extended Industry Standard Archite
cture)バスや、PCI(Peripheral Component Interf
ace)バス等によって接続され、主記憶装置と同様に高
速読み出し・書き込みを可能とすることが好ましい。
【0023】一方、クライアントシステム20の一時領
域への情報の設定が、サーバシステム30又は他のクラ
イアントシステムから要求された場合は、クライアント
側データ受信部4で受信したサーバシステム30又は他
のクライアントシステムからの情報を元に、ネットワー
ク用一時領域11の端末名12に設定されている端末名
と、要求情報の端末名を比較し、端末名12が一致する
情報があった場合は、端末名が一致するデータ13に情
報を再設定する。端末名12が一致する情報がない場合
は、新たに端末名12に端末名を追加し、対応するデー
タ13に情報を設定する。この場合、クライアントシス
テム20は、ネットワーク40を介して本システムの主
記憶装置へのデータ格納を要求しているので、ネットワ
ーク用一時領域11に格納することを前提に処理を行
い、他のシステムの端末名及びそのデータを格納する。
【0024】また、端末名が1つでデータが複数格納さ
れてもよく、ネットワーク用一時領域11の記憶容量の
許す限り格納でき、この場合、その他のシステムの通常
一時領域のデータと要求されたクライアントシステム2
0のネットワーク用一時領域11に格納されたデータと
で2重に同じデータが格納されたか、または、その他の
システムの通常一時領域のデータがクライアントシステ
ム20のネットワーク用一時領域11に転送されたか、
の状態となる。後者の場合には、ネットワーク用一時領
域11は、本クライアントシステム20とその他のクラ
イアントシステムとの共有となる。
【0025】また、一時領域からの情報の取得が要求さ
れた場合は、情報の取得先を判断し、通常一時領域9に
対する要求の場合は、通常一時領域9に設定されたデー
タ10の情報を取得、返却する。この際、クライアント
システム20内の一時領域制御部2の制御の下で、クラ
イアント側受信部4で取得要求が受信され、クライアン
ト側送信部3から通常一時領域9のデータが送信され、
ネットワーク40を介して、他のクライアントシステム
に転送される。この際、サーバシステム30は、クライ
アントシステム20の通常一時領域9のデータが他のク
ライアントシステムに転送されたことをその他のクライ
アントシステムとそのデータとを対としてクライアント
管理情報14に格納する。この場合は、クライアントシ
ステム20の通常一時領域9がその他のクライアントシ
ステムの一時領域として共有されることになる。
【0026】ネットワーク用一時領域11に対する要求
の場合は、ネットワーク用一時領域11の端末名12に
設定されている端末名と、要求情報の端末名を比較し、
端末名が一致するデータ13に設定された情報を取得、
返却する。 つぎに、一時領域に設定されている情報の
削除が、クライアント側から要求された場合は、通常一
時領域9のデータ10に設定されている情報を削除し、
次にクライアント側データ送信部3に対し、一時領域情
報の削除と端末名を通知する。一時領域に設定されてい
る情報の削除がサーバ側から要求された場合は、クライ
アント側データ受信部4で受信した情報を元に、ネット
ワーク用一時領域11の端末名12に設定されている端
末名と、要求情報の端末名を比較し、端末名が一致する
データ13に設定された情報を削除する。
【0027】クライアント側データ送信部3は、一時領
域制御部2から受けた情報を、サーバ側データ受信部7
に送信する。クライアント側データ受信部4は、サーバ
側データ送信部8から受信した情報を、一時領域制御部
2に渡す。
【0028】サーバ側データ受信部7は、クライアント
側データ送信部3から受信した情報を、クライアント情
報管理部6に渡す。サーバ側データ送信部8は、クライ
アント情報管理部6から受けた情報を、クライアント側
データ受信部4に送信する。クライアント情報管理部6
は、サーバ側データ受信部7から渡された、クライアン
ト側からの要求に対する処理を行う。
【0029】つぎに、処理対象クライアント情報の追加
が要求された場合は、受け取った情報に設定されている
端末名を、情報送信対象の端末としてクライアント情報
14に設定し、さらに、クライアント情報14に設定さ
れている情報送信対象の端末に対して、追加した端末名
と初期情報をクライアント側に設定する要求の送信を、
サーバ側データ送信部8に通知する。
【0030】処理対象クライアント情報の削除が要求さ
れた場合は、受け取った情報に設定されている端末名
を、クライアント情報14に設定されている端末名から
検索し、見つかった場合は削除し、さらに、クライアン
ト14に設定されている端末に対して、削除した端末名
をクライアント側のネットワーク用一時領域11から削
除する要求の送信を、サーバ側データ送信部8に通知す
る。
【0031】一時領域情報の設定が要求された場合は、
クライアント情報14に設定されている情報送信対象の
端末に対して、受け取った情報に設定されている一時領
域情報を設定する要求の送信を、サーバ側データ送信部
8に通知する。
【0032】一時領域情報の削除が要求された場合は、
クライアント情報14に設定されている情報送信対象の
端末に対して、受け取った情報に設定されている端末の
一時領域情報を削除する要求の送信を、サーバ側データ
送信部8に通知する。
【0033】上述したように、各クライアントの有する
通常一時領域9とネットワーク用一時領域とを他のクラ
イアントの要求や指示によって、自己の通常一時領域9
及びネットワーク用一時領域11にサーバを介してプロ
グラムやデータを書き込み・格納し、或いはプログラム
やデータを読み出して他のクライアントに送出すること
から、当該自己の通常一時領域9及びネットワーク用一
時領域11は全クライアントの共有の記憶領域であるよ
うに動作する。
【0034】なお、図1に示したブロック図中、通常一
時領域9及びネットワーク用一時領域11はハードウェ
ア的な記憶領域とする要素を備えているが、実際は、各
ブロックの構成要素はソフトウェアによって、プログラ
ム形式やデータで形成されている。しかし、ハードウェ
アで実行するメリットがあれば、ハードウェアで構成さ
れていてもよい。
【0035】(2)動作の説明 次に、図1の構成図に鑑み、図2及び図3を用いて、ク
ライアント側制御部1及びサーバ側制御部5を中心にし
た本実施形態の動作を示す。
【0036】図2は、クライアント制御部1の動作を表
したものである。まず、処理S20により、処理要求を
受付け、要求のあった処理内容の判断を行い、要求元が
サーバで(S21)、処理内容が一時領域への情報追加
であった場合(S22)、処理S23によりネットワー
ク用一時領域11に指定の情報を設定する。要求元がサ
ーバで(S21)、処理内容が一時領域からの情報削除
であった場合(S24)、処理S25によりネットワー
ク用一時領域から指定の情報を削除する。
【0037】要求元がサーバではなく(S21)、不図
示の他のクライアントから又は自身のパソコン内からの
処理要求を受け付けたのであれば(S20)、処理内容
が一時領域への情報追加であった場合(S26)、通常
一時領域への情報追加の処理S27により通常一時領域
に指定情報を設定し、処理S28によりサーバに対して
指定情報の一時領域への設定を通知する。
【0038】要求元がサーバではなく(S21)、不図
示の他のクライアントから又は自身のパソコン内からの
一時領域からの情報取得の処理要求であって(S2
9)、処理内容がネットワーク用一時領域からの情報取
得であった場合(S30)、処理S31によりネットワ
ーク用一時領域から指定端末名に対応するデータのネッ
トワーク用一時領域情報を取得する。要求元がサーバで
はなく処理内容が通常一時領域からの情報取得であった
場合、処理S32により通常一時領域から情報を取得す
る。
【0039】要求元がサーバではなく、処理内容が一時
領域からの情報削除であった場合(S33)、処理S3
4により通常一時領域から情報を削除し、処理S35に
よりサーバに対して指定された一時領域情報の削除を通
知する。
【0040】図3はサーバ制御部5の動作を表したフロ
ーチャートである。まず、処理S40により開始し、処
理要求を受け付け(S41)、要求のあった処理内容の
判断を行い、クライアント情報14への設定か否かを判
断し(S42)、処理内容がクライアント情報の追加で
あった場合(S43)、処理S44によりクライアント
情報14に指定情報を追加設定し、処理S45によりク
ライアント情報14に設定されている、情報送信対象の
端末に、初期設定情報を送信する。
【0041】続いて、処理内容がクライアント情報の削
除であった場合(S46)、処理S47によりクライア
ント情報14から指定情報を削除し、処理S48により
クライアント情報14に設定されている、情報送信対象
の端末に、指定情報の削除要求を送信する。
【0042】続いて、処理内容がクライアント情報14
に対するものでなく、通常一時領域への情報追加であっ
た場合(S49)、処理S50にてクライアント情報1
4に設定されている情報送信対象の端末情報を参照し、
処理S51にて各端末に指定情報の通常一時領域への設
定要求を送信する。
【0043】処理内容がクライアント情報14に対する
ものでなく、一時領域からの情報削除であった場合(S
52)、処理S53にてクライアント情報に設定されて
いる情報送信対象の端末情報を参照し、処理S54にて
各端末に指定情報の通常一時領域からの削除要求を送信
する。
【0044】通常ネットワーク内のサーバはデータベー
スやプリンタやハードディスク,MOディスク等の周辺
装置を備えて、それらの周辺装置は各クライアントの共
有体として動作することとしているが、本実施形態で
は、各クライアントシステムが備える一時記憶領域をネ
ットワーク内の他のクライアントシステムの共有記憶領
域として動作させているので、そのデータがプログラム
であっても、単なるデータベース用のデータであって
も、クライアント管理情報にどのデータをどのクライア
ントシステムが有しているかを探索することもなく、い
ずれかのクライアントシステムが、データ要求の指示を
出力したら、まず共有のクライアント管理情報を記憶し
ている領域を探索して、いずれかのクライアントシステ
ムの通常一時領域又はネットワーク用一時領域に読み出
しをかけることにより、要求したデータを取得すること
ができる。
【0045】また、通常、クライアントシステム独自に
動作している通常一時領域又はネットワーク用一時領域
を、ネットワークとして共有することから、各クライア
ントシステムが利用できる記憶容量を各段に増加させる
ことができるので、ネットワークシステム全体の躍動的
動作を吸収することができる。
【0046】[第2の実施形態]次に本発明の第2の実
施形態について説明する。図4を参照すると、本実施形
態は上述した第1の実施形態にあるサーバ側制御部5と
サーバ側データ受信部7とデータ送信部8を廃し、サー
バ側制御部5にあったクライアント情報管理部15を、
クライアント情報管理部6として、クライアントシステ
ム20クライアント側制御部1に内包し、クライアント
管理情報16を各端末に有する。
【0047】第1の実施形態では、各端末間の情報の送
受信をサーバ側制御部5を介して行い、情報配信対象の
端末の管理をサーバ側のクライアント情報管理部6で行
っていたが、本実施形態では情報の送受信を各端末間で
直接行い、情報の送受信対象とする端末の管理情報であ
るクライアント管理情報16に対する処理は、クライア
ント制御部1に内包したクライアント情報管理部15に
より行う。
【0048】また、本実施形態による図2に示したクラ
イアント側の動作フローチャート中、サーバとあるのを
クライアント管理情報を有するクライアントシステムと
して動作させればよく、また図3に示したサーバ側の動
作フローチャートについては、サーバ自体をクライアン
ト管理情報を有するクライアントシステムに代えて動作
させればよい。
【0049】また、クライアントシステム20は、通常
のネットワーク端末としてと、当該ネットワーク40の
各クライアントシステムを管理するサーバ的な機能を備
えた端末としての両機能を備えたことになる。但し、サ
ーバ的な機能を備えたクライアントシステムはいずれの
クライアントシステムでもよく、ネットワークの管理者
として当該クライアントシステム20を特定して、クラ
イアント管理情報16を格納した記憶領域を確保するだ
けで、いずれのクライアントシステムでも、容易にその
役目を達成できる。
【0050】また、本実施形態におけるクライアント管
理情報16は、クライアントシステム20の一時的記憶
領域の一部であってもよく、DRAMのアドレス領域を
特定することで、物理的な記憶領域としてクライアント
管理情報16を構成することができる。
【0051】これにより、サーバが存在しないネットワ
ーク環境においても、クライアントシステムの各端末間
で、一時領域情報の共有が可能になる。
【0052】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
通常は、自身の端末でしか利用できない一時領域の情報
が、ネットワークに接続した他の端末からも利用できる
ようになり、同様に、自身の端末から他の端末の一時領
域の情報を利用できるようになる。よって、従来、ネッ
トワークに接続している端末間で情報のやりとりする際
に行っていた、情報をいったんファイル等に書き出し、
転送するといった手段を踏むことなく、情報をやりとり
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクライアントとサーバと一時領域
との構成図である。
【図2】本発明によるクライアント側の処理のフローチ
ャートである。
【図3】本発明によるサーバ側の処理のフローチャート
である。
【図4】本発明によるクライアントとサーバと一時領域
との構成図である。
【符号の説明】
1 クライアント側制御部 2 一時領域制御部 3 クライアント側データ送信部 4 クライアント側受信部 5 サーバ側制御部 6 クライアント情報管理部 7 サーバ側受信部 8 サーバ側送信部 9 通常一時領域 10 通常一時領域内のデータ 11 ネットワーク用一時領域 12 ネットワーク用一時領域内の端末名 13 ネットワーク用一時領域内のデータ 14 クライアント情報 15 クライアント情報管理 20 クライアントシステム 30 サーバシステム 40 ネットワーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された複数クライア
    ント間での一時領域の共有方式において、 前記複数クライアントそれぞれの有するメモリ上の通常
    一時領域とネットワーク用一時領域とのデータを管理す
    るクライアント管理情報を格納したクライアント管理情
    報領域と、 前記複数クライアント中の第1クライアントが第2クラ
    イアントに前記通常一時領域のデータ情報を転送する場
    合、前記第2クライアントに前記ネットワークを介して
    前記データ情報を転送終了と共に、転送された前記第2
    クライアントの端末名とそのデータ情報とを前記クライ
    アント管理情報領域に格納するクライアント情報管理手
    段とを備えたことを特徴とする一時記憶領域の共有方
    式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の一時記憶領域の共有方
    式において、前記第1クライアントが前記第2クライア
    ントから前記第1クライアントに備える前記通常一時領
    域からデータを削除する要求があった場合、前記第1ク
    ライアントは前記通常一時領域からデータを削除すると
    ともに、前記クライアント管理情報の前記第1クライア
    ントの端末名と当該データとの管理情報を削除すること
    を特徴とする一時記憶領域の共有方式。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の一時記憶領域の
    共有方式において、前記クライアント管理情報は前記複
    数クライアントの一クライアントまたは、ネットワーク
    を管理しているサーバが情報の入出力を管理しているこ
    とを特徴とする一時記憶領域の共有方式。
  4. 【請求項4】 複数のクライアントとサーバとが接続さ
    れ、前記複数のクライアント間での各クライアントの一
    時記憶領域を共有するネットワークシステムにおいて、 前記複数のクライアントはそれぞれ、主記憶領域として
    動作する通常一時領域と主に当該ネットワークに関連し
    た情報を格納するネットワーク用一時領域とを制御する
    一時領域制御部と、前記ネットワークに接続してデータ
    の送受信を行うクライアント側データ送受信部と、を備
    え、 前記サーバは、前記複数のクライアントがそれぞれ有す
    る前記通常一時領域と主に当該ネットワークに関連した
    情報を格納する前記ネットワーク用一時領域データを各
    クライアントの端末名とデータの初期情報とを対として
    管理するクライアント管理情報を格納したクライアント
    管理情報領域と、前記複数のクライアントのいずれかが
    他のクライアントにデータを送信した場合にその情報を
    前記クライアント管理情報領域に格納するクライアント
    情報管理部と、前記ネットワークに接続してデータの送
    受信を行うクライアント側データ送受信部と、を備えた
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のネットワークシステム
    において、前記ネットワーク用一時領域には、前記複数
    のクライアント中の各端末名とそのクライアントが保有
    するデータとを対として格納されており、他のクライア
    ントから一時領域の情報の取得要求があった場合、その
    要求データが前記ネットワーク用一時領域にある場合に
    は、前記他のクライアントに当該データを転送し、前記
    サーバには無届けであることを特徴とするネットワーク
    システム。
  6. 【請求項6】 複数のクライアントが接続され、前記複
    数のクライアント間での各クライアントの一時記憶領域
    を共有するネットワークシステムにおいて、 前記複数のクライアントはそれぞれ、主記憶領域として
    動作する通常一時領域と主に当該ネットワークに関連し
    た情報を格納するネットワーク用一時領域とを制御する
    一時領域制御部と、前記ネットワークに接続してデータ
    の送受信を行うクライアント側データ送受信部と、を備
    え、 前記複数のクライアント中の一クライアントは、更に前
    記複数のクライアントがそれぞれ有する前記通常一時領
    域と主に当該ネットワークに関連した情報を格納する前
    記ネットワーク用一時領域データを各クライアントの端
    末名とデータの初期情報とを対として管理するクライア
    ント管理情報を格納したクライアント管理情報領域と、
    前記複数のクライアントのいずれかが他のクライアント
    にデータを送信した場合にその情報を前記クライアント
    管理情報領域に格納するクライアント情報管理部とを備
    え、 前記複数のクライアントは相互に前記ネットワークを介
    して、各クライアントが備える通常一時領域とネットワ
    ーク用一時領域とを共有とすることを特徴とするネット
    ワークシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008243064A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 D I System Co Ltd 情報送信端末装置およびコンピュータプログラム
JP2009075850A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法、ならびにそのプログラムおよび記憶媒体

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