JP2001175162A - オーロラ発生装置 - Google Patents

オーロラ発生装置

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JP2001175162A
JP2001175162A JP35665199A JP35665199A JP2001175162A JP 2001175162 A JP2001175162 A JP 2001175162A JP 35665199 A JP35665199 A JP 35665199A JP 35665199 A JP35665199 A JP 35665199A JP 2001175162 A JP2001175162 A JP 2001175162A
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aurora
shield glass
plasma
shield
glass
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Kazutoshi Hamamoto
員年 浜本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でオーロラと共に星空を表現する
こと。 【解決手段】 真空容器を金属フレームとのぞき窓で構
成し、この真空容器内にシールドガラス101を配置す
る。このシールドガラス101内の上方に電極を設け、
この電極に高電圧を印加して当該電極と金属フレーム底
面との間にオーロラ状のプラズマを発生させる。ここ
で、前記シールドガラス101に蛍光粉末102を塗布
して星などの図形を描いておき、プラズマにより発生す
る紫外線を受けて発光させる。このようにすれば、のぞ
き窓からオーロラと共に星空を見ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オーロラ状のプ
ラズマを真空容器内に発生させ、簡単な構成でオーロラ
と共に星空を表現できるオーロラ発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のオーロラ発生装置を示
す構成図である。図11は、図10に示したオーロラ発
生装置の真空容器を示す断面図である。図12は、図1
0に示した真空容器の構成図である。真空容器1は、の
ぞき窓2を取り付けた金属枠3を金属フレーム4に取り
付けた構造であり(図12(a))、当該のぞき窓2の
内側には、さらにシールドガラス5が設けられ、かつ、
その内部はセンターガラス6により2分割されている。
のぞき窓2と金属フレーム4との間には、気密を保つた
めのパッキン7が設けられている。
【0003】また、各プラズマ室8,9の天井には電極
10,11が設置されており、当該電極10,11の周
囲には断面コの字状のシールド板12,13が配置され
ている。このシールド板12,13は、金属フレーム4
に接地されている。電極10,11には、電流導入端子
14を介して、電源15から高電圧が印加される。ま
た、真空容器1の下部には、真空排気装置16およびガ
ス供給装置17が取り付けてある。これら真空排気装置
16およびガス供給装置17は、真空容器1を支持する
架台18内に収容されている。
【0004】前記のぞき窓2には、広い開口面積を得る
ために板厚の大きいものを用いる。また、真空容器1の
上部および下部には、それぞれコイル19〜21が位置
をずらして配置されている。当該コイル19〜21には
それぞれコイル電源22〜24が接続されており、さら
に各コイル電源22〜24にはファンクションジェネレ
ータ25〜27が接続されている。
【0005】また、ファンクションジェネレータ25に
は、マイク29を有する音声電圧変換装置28が接続さ
れている。前記電極10,11は、図12の(b)およ
び(c)に示すように、絶縁体である電極支持31によ
り吊るすようにして支持されている。給電線32は、被
覆部分33を穴35に圧入しその芯線34を電極10,
11に電気結合してある。
【0006】つぎに、このオーロラ発生装置100の動
作について説明する。真空排気装置16により真空容器
1内を10-6Torr以下まで真空排気すると共にガス
供給装置17により適量のガスを供給し、10-3Tor
r〜10-4Torrの圧力(上空約100kmの圧力に
相当)に設定する。この状態で、電極10,11に数k
vの高電圧を印加すると、電極10,11と金属フレー
ム4の底面との間にオーロラ状のプラズマPが発生する
(図11参照)。
【0007】また、シールドガラス5には沿面放電が発
生しているから、これによりプラズマPをシールドして
のぞき窓2を保護することができる。また、シールドガ
ラス5は、のぞき窓2にスパッタリングされた金属が付
着するのを防止する。このシールドガラス5は、その交
換を容易に行うことができるので、メンテナンスが楽で
ある。
【0008】なお、供給するガスとしては、N2、O2
Ar等を用いることができ、これらのガスを変えること
でオーロラ(プラズマ)の色を変化させることができ
る。さらに、地磁気の変動によるオーロラの変動を再現
するには、コイル19〜21に電流を流して真空容器1
内に数十Gaussの磁界を発生させればよい。また、
ファンクションジェネレータ25〜27からの信号によ
って前記コイル19〜21に供給する電流を変化させる
ことができるから、地磁気による磁界強度をランダムに
変化させることができる。
【0009】また、これらファンクションジェネレータ
25は、音声電圧変換装置28により、マイク29から
入った音声や音楽に合わせて磁界強度を変動させること
ができる。このため、音声などに合わせてオーロラを変
動させることが可能になる。なお、上記オーロラ発生装
置100の詳細は特開平10−063180号公報に記
載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際にオー
ロラが見えるような夜空には、オーロラと共に無数の星
を観察することができる。しかしながら、上記オーロラ
発生装置100では、オーロラのみを擬似的に発生する
ものの星空までは表現できていないという問題点があっ
た。また、この星空を複雑、かつ、高度な手段を用いて
発生させることは、装置が高価になるという問題点があ
った。
【0011】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、簡単な構成でオーロラと共に星空を表現できる
オーロラ発生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1にかかるオーロラ発生装置は、金属フレ
ームにのぞき窓を取り付けることで真空容器を形成し、
この真空容器内にプラズマをシールドするシールドガラ
スを配置すると共に真空容器内のシールドガラスに挟ま
れた空間の上方に高電圧源に接続した電極を配置し、当
該電極に高電圧を印加することで当該電極と金属フレー
ムの底面との間にオーロラ状のプラズマを発生させるオ
ーロラ発生装置において、前記シールドガラスに、蛍光
塗料を用いて星座やキャラクターなどの図形を設けたも
のである。
【0013】真空容器内部では、プラズマの発生により
紫外線が発生している。蛍光塗料は紫外線により可視光
に発光するため、シールドガラスに設けた星座等が真空
容器内で浮かびあがって見える。このように、蛍光塗料
を用いることで簡単に星空などを再現することができ
る。なお、蛍光塗料は、シールドガラスの外側または内
側に塗布するようにしてもよいし、層構造のシールドガ
ラスの間に挟んで設けるようにしてもよい。なお、前記
シールドガラスには、以下の実施の形態において説明す
るセンターガラスを含むものとする。
【0014】また、請求項2にかかるオーロラ発生装置
は、上記オーロラ発生装置において、さらに、前記真空
容器内をシールドガラスにより2層以上のプラズマ室に
区分すると共に各プラズマ室のシールドガラス面に蛍光
塗料を用いて異なる図形を設け、かつ、前記電極を各プ
ラズマ室毎に設けて当該電極への通電を選択的に行うこ
とにより前記異なる図形を切り替え表現するようにした
ものである。
【0015】各シールドガラスにより2層以上のプラズ
マ室を形成して、このプラズマ室の電極への通電を切り
替えると、そのプラズマ室を形成するシールドガラスに
設けた図形が発生したプラズマの紫外線を受けて発光す
る。このため、各電極への通電を選択的に行うことで、
各シールドガラスに設けた異なる図形を切り替えて発光
させることが可能になる。なお、シールドガラスは、平
板状であっても円筒状であってもよい。
【0016】また、請求項3にかかるオーロラ発生装置
は、上記オーロラ発生装置において、さらに、前記シー
ルドガラスにミラーまたはハーフミラーを用いたもので
ある。たとえば真空容器の両側にのぞき窓を設けた場
合、シールドガラスに設けた図形が一方からだと正しい
形に見えるが、反対側からだと反転した図形に見える。
特に、星座の表示などを行う場合には、反転して見える
ものは実際の星空と異なるものとなる。
【0017】このため、シールドガラスにミラーを用い
ることで、一方からのみ図形を認識することができるよ
うにすると共に内部の奥行き感を損なわないようにし
た。また、反転しても構わない図形と反転すると誤った
図形になるものが混在する場合には、ハーフミラーを用
いることで、一方側からだと、前記反転しても構わない
図形と反転すると誤った図形になるものとを両方見るこ
とができ、反対側からだと、ハーフミラーの作用で反転
すると誤った図形になるものが見えないようにすればよ
い。
【0018】また、請求項4にかかるオーロラ発生装置
は、上記オーロラ発生装置において、さらに、前記シー
ルドガラスを筒形状にすると共にその筒軸を中心として
回転させるようにしたものである。シールドガラスには
蛍光塗料を用いて図形が設けられているから、このシー
ルドガラスを回転させることにより、図形が移動して見
える。これにより、たとえば季節ごとの星座を表現する
ことができる。なお、シールドガラスは回転させるため
に筒形状にしてあるが、この筒形状は径方向断面が円形
でも方形であってもよい。また、シールドガラスは、回
転する筒状体の2面のみであってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるオーロラ
発生装置の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説
明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定さ
れるものではない。
【0020】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1にかかるオーロラ発生装置のシールドガラスを
示す平面図である。このシールドガラス101以外の構
成は、上記従来例のオーロラ発生装置100と同じであ
るからその説明を省略する。このシールドガラス101
には、蛍光粉末102を塗布することで夜空に見える星
を描写している。塗布した蛍光粉末102は、オーロラ
状に発生するプラズマPの紫外線を受けて発光する。
【0021】このため、のぞき窓2からのぞくとオーロ
ラと共に星を見ることができる。光の色は、蛍光粉末1
02の材料により異なる。蛍光粉末102としては、た
とえばY3Al512:Ce(黄色)、Y2Al5Si:C
e(青)、Y22S:Eu(赤)、ZnS:Cu:Al
(緑)、ZnS:Ag(青)などを挙げることができ
る。
【0022】この蛍光粉末102による図形は「星」に
限らず、星座やキャラクターなどの図形を描くようにし
てもよい。また、前記蛍光粉末102をシールドガラス
101表面に塗布する他に、シールドガラスを2枚張り
合わせて、その間に蛍光粉末102を塗布するようにし
てもよい(図示省略)。この場合、シールドガラスの洗
浄時などに蛍光粉末102が剥離したりするのを防止で
きる。また、その際のシールドガラスの厚みは、紫外線
が完全に吸収されない程度にしておく。以上、この発明
のシールドガラス101を用いたオーロラ発生装置は、
オーロラと共に星を表現することができる。
【0023】(実施の形態2)図2は、この発明の実施
の形態2にかかるオーロラ発生装置を示す斜視図であ
る。このオーロラ発生装置200は、直方体形状をした
真空容器201の周囲4面にのぞき窓202を設けた構
成である。このため、真空容器201の四方からオーロ
ラを観察することができる(図中、観察方向を矢印で示
す)。真空容器201は架台203の上に載置されてい
る。図3は、図2に示したオーロラ発生装置を示す縦断
面図、図4は、当該オーロラ発生装置の横断面図であ
る。なお、このオーロラ発生装置200の基本的構成
は、特開平11−282340号公報に開示されてい
る。
【0024】このオーロラ発生装置200の金属フレー
ム204は立方格子形状になっており、のぞき窓202
を設けた状態で真空容器201を形成する。この真空容
器201の上方には円環状の電極205が配置されてい
る。さらに、この電極205を取り囲むように円環状の
シールド板206が配置されている。電極205には、
給電線207が接続されており、この給電線207は外
部の電源208に接続されている。
【0025】また、真空容器201の上下には、磁界を
発生させるためのコイル209が取り付けられている。
コイル209は、それぞれコイル電源に接続されてい
る。このコイル電源にはファンクションジェネレータが
接続され、そのうちの一つには音声電圧変換装置が接続
されている(いずれも図示省略)。さらに、真空容器2
01の架台203内には、真空排気装置およびガス供給
装置が設けられている(図示省略)。
【0026】また、真空容器201内には、筒状のセン
ターガラス210が設けられている。このセンターガラ
ス210の外周には、さらに径の大きい筒状のシールド
ガラス211が設けられ、当該センターガラス210お
よびシールドガラス211によりプラズマ室212を形
成する。また、図5に示すように、シールドガラス21
1の表面には、蛍光粉末213により星などの図形が描
写されている。また、星のほかに、飛行物体や神話の主
人公などを描写するようにしてもよい。
【0027】上記従来例と同様、真空容器201を減圧
ガス雰囲気として電極205に高電圧を印加すると、こ
の電極205と金属フレーム204の底面との間でオー
ロラ状のプラズマPが発生する。蛍光粉末213は、こ
のプラズマPの紫外線により発光するから、オーロラと
共に夜空の星を表現することができる。また、コイル2
09により磁界を発生させることにより、地磁気の変動
によるオーロラの変化を再現できる。さらに、音声電圧
変換装置により、マイクから入った音声や音楽に合わせ
て磁界強度を変動させることもできる。上記実施の形態
2にかかるオーロラ発生装置200によれば、4面から
オーロラを見ることができ、その際、オーロラと共に星
空を見ることが可能になる。
【0028】(実施の形態3)図6は、この発明の実施
の形態3にかかるオーロラ発生装置を示す断面図であ
る。このオーロラ発生装置300は、実施の形態1にか
かるオーロラ発生装置100のプラズマ室8,9を4層
構成にしたものである。このため、各プラズマ室301
〜304毎に電極305〜308およびシールド板30
9〜312を備えている。また、プラズマPを形成する
シールドガラス内側には、それぞれ異なる星が蛍光粉末
340を用いて描写されている。
【0029】具体的には、第一のプラズマ室301では
第一シールドガラス321のB面側および第二シールド
ガラス322のA面側(図中左のぞき窓331をA面、
右のぞき窓332をB面とする)、第二のプラズマ室3
02では第二シールドガラス322のB面側および第三
シールドガラス323のA面側、第三のプラズマ室30
3では第三シールドガラス323のB面側および第四シ
ールドガラス324のA面側、第四のプラズマ室304
では第四シールドガラス324のB面側および第五シー
ルドガラス325のA面側に異なる星が描写される。な
お、各シールドガラス321〜325の両面に蛍光粉末
を塗布した場合であっても、当該シールドガラス321
〜325が紫外線を吸収するから、隣接するプラズマ室
301〜304の紫外線で発光することはない。
【0030】また、各プラズマ室301〜304の電極
305〜308と電源350との間には当該各プラズマ
室301〜304に対応する複数のスイッチ351〜3
54が設けられている。これらスイッチ351〜354
は操作回路355により操作されており、前記各スイッ
チ351〜354は操作回路355により所定の順番に
切り替えられる。この他の構成は実施の形態1のオーロ
ラ発生装置100と略同様であるからその説明を省略す
る。操作回路355によりスイッチ351をオンする
と、第一のプラズマ室301内にオーロラ状のプラズマ
Pが発生する。このとき、のぞき窓331から見えるの
は、当該プラズマP(オーロラ)および、プラズマ室3
01内面の星である。
【0031】つぎに、操作回路355によりスイッチ3
52をオンすると、第二のプラズマ室302内にオーロ
ラ状のプラズマPが発生し、これと共に内側面の星が発
光する。この星空は、第一のプラズマ室301で表示し
た星空とは異なるものである。たとえば第一のプラズマ
室301のときにはオリオン座が表示されるが、第二の
プラズマ室302に切り替えたときには北斗七星が表示
されるがごときである。
【0032】また、第三および第四のプラズマ室30
3,304に切り替えた場合も同様に異なる星を表示す
ることができる。このように、上記オーロラ発生装置3
00によれば、操作回路355によりプラズマPを発生
させるプラズマ室301〜304を選択することで、異
なる星を表現することが可能になる。また、第一および
第二のプラズマ室301,302では星を表現し、第三
および第四のプラズマ室303,304ではキャラクタ
ーを表現するなど、適宜表面する図形内容を組み合わせ
て使用することもできる。
【0033】また、上記オーロラ発生装置300のシー
ルドガラス321〜325にハーフミラーを用いること
もできる。たとえば第一のシールドガラス321に獅子
座を描いた場合、A面側のぞき窓331から見た場合に
は実際の天体と同じに見えるが、B面側のぞき窓332
から見た場合には獅子座が反転して見えてしまう。そこ
で、第三のシールドガラス323をハーフミラーとする
ことにより、星座が反転して見えるのを防止するように
した。
【0034】具体的には、第一のシールドガラス321
に獅子座を描いた場合、これをA面側のぞき窓331か
ら見た場合に正しく見えるが、反対のB面側のぞき窓3
32からだと、第三のシールドガラス323(ハーフミ
ラー)により遮られて見ることができない。このため、
ユーザが反転した星座を見るのを防止することができ
る。
【0035】また、この場合には第四のシールドガラス
324には、反転しても差し支えない図形を描くように
する。たとえばUFOなどの飛行物体や神話の登場人物
などである。第四のシールドガラス324に描いた図形
は、ハーフミラー越しにA面側のぞき窓331から見る
ことができる。勿論、B面側のぞき窓332からも見る
ことができる。さらに、全部のシールドガラス321〜
325に星座を描いた場合には、第三のシールドガラス
323として両面ミラーを用いればよい。このようにす
れば、奥行きを表現できるので立体感を出すことができ
る。なお、単純に第三のシールドガラス323で光を遮
断するようにすることも可能である。
【0036】(実施の形態4)図7は、この発明の実施
の形態4にかかるオーロラ発生装置を示す断面図であ
る。このオーロラ発生装置400は、上記実施の形態2
にかかるオーロラ発生装置200のセンターガラス21
0およびシールドガラス211を回転可能に構成したも
のである。金属フレーム204の床面には断面コの字形
状の円形レール401が配置されている。この円形レー
ル401は、図8に示すように、溝内部に多数の金属球
402からなる回転ベアリング403が配設されてい
る。センターガラス210およびシールドガラス211
の下側縁部は、アルミニウム製のフレーム404が取り
つけられており、このフレーム404の端部が円形レー
ル401内の金属球402と接触する。
【0037】つぎに、センターガラス210およびシー
ルドガラス211は、モータ405によって回転する。
このモータ405は、真空容器201の外部に設けられ
ており、その回転軸406は密封装置を備えた回転導入
端子407から真空容器201内に導入される。回転軸
406の端部には、回転伝達用のゴムローラ407が取
り付けてあり、このゴムローラ407はセンターガラス
210およびシールドガラス211の表面に加圧状態で
接触している。
【0038】かかる状態で、モータ405を回転させる
と前記ゴムローラ407によりセンターガラス210お
よびシールドガラス211に回転が伝達される。これら
センターガラス210およびシールドガラス211に
は、その表面に蛍光粉末によって星が描写されているか
ら、当該回転により星空が回転移動して見える。モータ
405の駆動はプラズマの電源投入と同時に行うように
してもよいし、ユーザが別に設けたスイッチを押すこと
により駆動を開始するようにしてもよい。
【0039】(実施の形態5)図9は、この発明の実施
の形態5にかかるオーロラ発生装置を示す断面図であ
る。このオーロラ発生装置は、上記実施の形態2にかか
るオーロラ発生装置200のプラズマ室を複数層に構成
したものである。このオーロラ発生装置500は、第一
のセンターガラス501の外周に第二のセンターガラス
502を設け、さらにその外周にシールドガラス503
を設けた構造である。前記センターガラス501,50
2およびシールドガラス503は円筒形状である。各セ
ンターガラス501,502およびシールドガラス50
3には、蛍光粉末によりそれぞれ異なる図形が描写され
ている。
【0040】また、センターガラス501,502およ
びシールドガラス503で形成されるプラズマ室50
4、505の上方には、円環状のシールド板506,5
07が設けられ、その内部に電極508,509が配置
されている。各電極508,509には、電源512か
らの電力供給のオン・オフを行うスイッチ510,51
1が設けられており、当該スイッチ510,511は操
作回路512によってそのオン・オフを制御される。こ
の他の構成は、上記実施の形態2と略同様であるのでそ
の説明を省略する。
【0041】まず、第一のプラズマ室504のスイッチ
510を入れると、このプラズマ室504のガラス面
(501,502)に設けた蛍光粉末がプラズマの紫外
線を受けて発光する。これにより、のぞき窓からオーロ
ラ状のプラズマと共に星空を観察することができる。ま
た、スイッチ511を入れて第二のプラズマ室505内
でオーロラ状のプラズマを発生させると、当該プラズマ
室のガラス面(502,503)に設けた蛍光粉末がプ
ラズマの紫外線を受けて発光する。これにより、のぞき
窓202からオーロラ状のプラズマと共に第一のプラズ
マ室504のときとは異なる星空を観察することができ
る。また、上記実施の形態4にかかるオーロラ発生装置
400のように、センターガラス501,502あるい
はシールドガラス503を回転させるようにしてもよ
い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
オーロラ発生装置(請求項1)では、金属フレームにの
ぞき窓を取り付けた真空容器内にシールドガラスを配置
し、当該シールドガラスに、蛍光塗料を用いて星座やキ
ャラクターなどの図形を設けたので、内部でオーロラ状
のプラズマを発生させたとき、当該プラズマの紫外線に
よって図形が発光する。このため、オーロラと共に簡単
に星空などを表現することができる。
【0043】また、この発明にかかるオーロラ発生装置
(請求項2)では、真空容器内をシールドガラスにより
2層以上のプラズマ室に区分すると共に各シールドガラ
スに蛍光塗料を用いて異なる図形を設け、さらに前記電
極を各プラズマ室毎に設けて当該電極への通電を選択的
に行うようにした。このため、通電したプラズマ室にか
かる図形が発光することになるから、図形の切り替え表
現が可能になる。
【0044】また、この発明にかかるオーロラ発生装置
(請求項3)では、シールドガラスにミラーまたはハー
フミラーを用いたので、シールドガラス上に設けた図形
が反転して見えるのを防止できる。また、この発明にか
かるオーロラ発生装置(請求項4)では、シールドガラ
スを筒形状にすると共にその筒軸を中心として回転させ
るようにしたので、図形を移動するように見せることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるオーロラ発生
装置のシールドガラスを示す平面図である。
【図2】この発明の実施の形態2にかかるオーロラ発生
装置の構成を示す斜視図である。
【図3】図2に示したオーロラ発生装置の構成を示す縦
断面図である。
【図4】図2に示したオーロラ発生装置の構成を示す横
断面図である。
【図5】シールドガラスを示す斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態3にかかるオーロラ発生
装置の構成を示す断面図である。
【図7】この発明の実施の形態4にかかるオーロラ発生
装置の構成を示す断面図である。
【図8】図8に示したオーロラ発生装置の回転ベアリン
グを示す平面図である。
【図9】この発明の実施の形態5にかかるオーロラ発生
装置の構成を示す断面図である。
【図10】従来におけるオーロラ発生装置の構成を示す
説明図である。
【図11】図10に示したオーロラ発生装置の真空容器
を示す断面図である。
【図12】図10に示した真空容器の構成を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 真空容器 2 のぞき窓 3 金属枠 4 金属フレーム 6 センターガラス 10,11 電極 12,13 シールド板 15 電源 16 真空排気装置 17 ガス供給装置 19〜21 コイル 22〜24 コイル電源 25〜27 ファンクションジェネレータ 28 音声電圧変換装置 101 シールドガラス 102 蛍光粉末

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属フレームにのぞき窓を取り付けるこ
    とで真空容器を形成し、この真空容器内にプラズマをシ
    ールドするシールドガラスを配置すると共に真空容器内
    のシールドガラスに挟まれた空間の上方に高電圧源に接
    続した電極を配置し、当該電極に高電圧を印加すること
    で当該電極と金属フレームの底面との間にオーロラ状の
    プラズマを発生させるオーロラ発生装置において、 前記シールドガラスに、蛍光塗料を用いて星座やキャラ
    クターなどの図形を設けたことを特徴とするオーロラ発
    生装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記真空容器内をシールドガラ
    スにより2層以上のプラズマ室に区分すると共に各プラ
    ズマ室のシールドガラス面に蛍光塗料を用いて異なる図
    形を設け、かつ、前記電極を各プラズマ室毎に設けて当
    該電極への通電を選択的に行うことにより前記異なる図
    形を切り替え表現するようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載のオーロラ発生装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記シールドガラスにミラーま
    たはハーフミラーを用いたことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のオーロラ発生装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記シールドガラスを筒形状に
    すると共にその筒軸を中心として回転させるようにした
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の
    オーロラ発生装置。
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