JP2001175049A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001175049A
JP2001175049A JP35468099A JP35468099A JP2001175049A JP 2001175049 A JP2001175049 A JP 2001175049A JP 35468099 A JP35468099 A JP 35468099A JP 35468099 A JP35468099 A JP 35468099A JP 2001175049 A JP2001175049 A JP 2001175049A
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Matsuyuki Aoki
松之 青木
Mihoko Tanaka
美穂子 田中
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、配列された複数の感光体を備えた画
像形成装置に関し、高精度な画像濃度制御を行なう。 【解決手段】各感光体10Y,10M,10C,10K
に対応する静電パッチEPY,EPM,EPC,EPKおよ
びトナーパッチTPY,TPM,TPC,TPKを、感光体
の回転軸方向について、各感光体ごとに同一の位置に形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンタなどに用いられる画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置のうち、所定の回転軸のま
わりに回転する1つの感光体ドラムとロータリー方式の
現像器を持ち、その1つの感光体ドラム上に、Y(イエ
ロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(黒)のト
ナー像を順次に形成する画像形成装置が知られており、
この方式の画像形成装置においては、その感光体ドラム
上に電位パッチを形成しその電位パッチの電位を電位セ
ンサで測定してその電位測定結果に基づいて感光体の帯
電電位や露光光量を制御し、さらにその感光体ドラム上
にトナーパッチを形成しそのトナーパッチの濃度を濃度
センサで測定してその濃度測定結果に基づいて現像器へ
のトナー供給量を制御するという画像濃度制御が一般的
に行なわれている。このとき、電位パッチとトナーパッ
チを感光体ドラムの回転軸方向について同一の位置に形
成することにより、感光体ドラム上の各部分の帯電電位
が異なることによる電位ムラの影響を受けないトナーパ
ッチを形成することができることが知られている。しか
しながら、この方式の場合、感光体ドラム上にトナーパ
ッチ作成のため付着したトナーに含まれる外添剤の影響
で電位シフトが発生し、電位誤測定が生じるおそれがあ
ることも知られている。このため電位パッチとトナーパ
ッチを感光体ドラム上の回転軸方向について異なる位置
に形成する場合もある。この場合は、トナーに含まれる
外添剤の影響による電位シフトの発生は抑えられるが、
それと引き換えに電位ムラの影響を受けてしまい、画像
濃度制御を高精度に行なうことができないという結果を
生じてしまうおそれがある。
【0003】また、感光体ドラムを複数配列させたいわ
ゆるタンデム方式の画像形成装置においては、上記の画
像濃度制御を行なうにあたり、電位パッチについては感
光体上で電位測定を行ない、トナーパッチについては、
感光体ドラムから転写した後の、中間転写ベルトあるい
は用紙搬送ベルト上で濃度測定を行なうことが知られて
いる。
【0004】図7は、タンデム方式の画像形成装置にお
ける電位パッチおよびトナーパッチの各形成位置を示す
模式図である。
【0005】ここには、互いに平行な各回転軸CY
M,CC,CKのまわりに回転する4つの感光体ドラム
10Y,10M,10C,10Kが配列されており、さ
らにそれら4つの感光体ドラム10Y,10M,10
C,10Kに順次に近接もしくは接触する経路を経由し
て矢印A方向に進むベルト40が示されている。このベ
ルト40は、その表面に直接にトナー像の転写を受ける
いわゆる中間転写ベルトであってもよく、そのベルト上
に用紙を担持して搬送し、その担持した用紙上にトナー
像の転写を受ける用紙搬送ベルトであってもよい。各感
光体ドラム10Y,10M,10C,10Kは、それぞ
れY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)、お
よびK(黒)のトナー像の形成を担当している。
【0006】ここで、各感光体ドラム10Y,10M,
10C,10K上には、回転軸CY,CM,CC,CKの方
向について同一の位置であるラインL1上に各電位パッ
チEPY,EPM,EPC,EPKが形成され、各感光体ド
ラム10Y,10M,10C,10Kに対応して配備さ
れている各電位センサ20Y,20M,20C,20K
によりそれら各電位パッチEPY,EPM,EPC,EPK
の電位が測定されている。
【0007】また、各感光体ドラム10Y,10M,1
0C,10K上には、トナーパッチ形成用の静電パッチ
が形成されてトナーで現像され、その現像により各感光
体ドラム10Y,10M,10C,10K上に形成され
たトナーパッチは、ベルト40のインターイメージ領域
に転写される。ここで、インターイメージ領域とは、ベ
ルト40が用紙を担持して搬送するベルトの場合はその
ベルト上に隣接して担持された2枚の用紙に挟まれた領
域をいい、そのベルト40が中間転写ベルトの場合はそ
の中間転写ベルトからさらに用紙上に転写されるトナー
像が各感光体ドラム10Y,10M,10C,10Kか
ら転写される、隣接する2つの画像形成領域に挟まれた
領域をいう。
【0008】図7に示す従来例では、ベルト40上には
各感光体ドラム10Y,10M,10C,10Kの方向
に関し、EPY,EPM,EPC,EPKの形成位置(ライ
ンL 1)とは異なる各ラインLY,LM,LC,LK上に各
トナーパッチTPY,TPM,TPC,TPKが形成され、
それら各トナーパッチTPY,TPM,TPC,TPKは、
各トナーパッチTPY,TPM,TPC,TPKに対応する
各濃度センサ30Y,30M,30C,30Kにより濃
度が測定される。
【0009】従来、タンデム方式の画像形成装置におい
ては、図7に示すように、回転軸C Y,CM,CC,CK
方向に関し、静電パッチEPY,EPM,EPC,EPK
各トナーパッチTPY,TPM,TPC,TPKは異なる位
置に形成されており、1つの感光体ドラムとロータリー
方式の現像器を備えた画像形成装置に関する説明と同
様、各感光体ドラム10Y,10M,10C,10Kの
各部分の帯電電位が異なること(電位ムラ)の影響を受
け易く、高精度の画像濃度制御を行なうことが難しいと
いう問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、配列された複数の感光体を備えた画像形成装置に
おいて、高精度な画像濃度制御を行なうことのできる画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成装置は、互いに平行な回転軸を有し所定方
向に回転しながら表面に静電潜像が形成される複数の感
光体と、上記複数の感光体それぞれに一次帯電を行なう
複数の帯電器と、一次帯電後の上記複数の感光体それぞ
れに画像データに基づいて変調された露光光を照射して
それら複数の感光体それぞれに静電潜像を形成する複数
の露光器と、上記複数の感光体それぞれに形成された静
電潜像を各感光体に対応した各色トナーで現像すること
により各感光体上に各トナー像を形成する複数の現像器
と、上記複数の感光体それぞれに順次に近接もしくは接
触する経路を経由して循環移動し、表面に直接に、ある
いは表面に担持された記録媒体上に、それら複数の感光
体上のトナー像の転写を受けるベルトとを備え、上記ベ
ルト上に担持された記録媒体上にトナー像を転写し、あ
るいは直接に上記ベルト上に転写されたトナー像を記録
媒体上に転写して、その記録媒体上に転写されたトナー
像を定着することにより、その記録媒体上に定着トナー
像からなる画像を形成する画像形成装置において、上記
複数の感光体それぞれに制御用静電潜像を形成する制御
用静電潜像形成手段と、制御用静電潜像形成手段により
上記複数の感光体それぞれに形成された制御用静電潜像
の電位を測定する、それら複数の感光体それぞれに対応
する電位センサと、電位センサによる制御用静電潜像の
電位測定結果に基づいて、帯電器による帯電電位、及び
/又は、露光器による露光光量を制御する第1の制御手
段と、上記複数の感光体それぞれに制御用トナー像を形
成しそれらの制御用トナー像をベルト上に転写すること
によりそのベルト上に制御用トナー像を形成する制御用
トナー像形成手段と、上記ベルト上の制御用トナー像の
濃度を測定する、少なくとも1つの濃度センサと、濃度
センサによる制御用トナー像の濃度測定結果に基づい
て、現像器へのトナー供給量を制御する第2の制御手段
とを備え、制御用静電潜像形成手段および制御用トナー
像形成手段が、各感光体に対応する制御用静電潜像およ
び制御用トナー像を、感光体の回転軸方向について、各
感光体ごとに同一の位置に形成するものであることを特
徴とする。
【0012】ここで、上記本発明の画像形成装置におい
て、上記制御用トナー像形成手段は、制御用静電潜像形
成手段により感光体上に形成された制御用静電潜像を現
像器を用いてトナーで現像することにより制御用トナー
像を形成するものであることが好ましい。
【0013】また、上記本発明の画像形成装置におい
て、制御用静電潜像形成手段および制御用トナー像形成
手段が、制御用静電潜像および制御用トナー像を、感光
体の回転軸方向について、複数の感光体を複数のグルー
プに分けたときの各グループごとに同一の位置に形成す
るものであり、上記濃度センサが、上記グループの数と
同数配備されてなることが好ましい。
【0014】さらに、上記本発明の画像形成装置におい
て、上記制御用トナー像形成手段が、ベルト上の、記録
媒体が担持された領域どうしに挟まれた、あるいは記録
媒体に転写されるトナー像が転写される領域どうしに挟
まれた、1つのインタイメージ領域に、上記複数の感光
体全てに対応する制御用トナー像を形成するものである
ことが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0016】図1は、本発明の画像形成装置の第1実施
形態の概略構成図である。
【0017】ここには、R方向に回転する4つの感光体
ドラム10Y,10M,10C,10Kが配列されてい
る。また、ここには、ロール401,402,403,
404,405に張架され4つの感光体ドラム10Y,
10M,10C,10Kに順次に近接あるいは接触する
経路を経由して矢印A方向に循環移動する無端状の中間
転写ベルト40が備えられている。
【0018】また、各感光体ドラム10Y,10M,1
0C,10Kの周囲には、各感光体に一次帯電を行なう
各帯電器50Y,50M,50C,50Kと、一次帯電
後の各感光体に、画像データに基づいて変調されたレー
ザ露光光を照射して各感光体に静電潜像を形成する各レ
ーザダイオード60Y,60M,60C,60Kと、各
感光体上に制御用静電潜像(静電パッチ)が形成された
場合に、その静電パッチの電位を測定する。電位センサ
20Y,20M,20C,20Kと、各感光体ドラム1
0Y,10M,10C,10K上に形成された各静電潜
像をそれぞれY,M,C,Kの各色トナーで現像して各
感光体上に各トナー像を形成する各現像器70Y,70
M,70C,70Kとが配備されている。各感光体ドラ
ム10Y,10M,10C,10K上に形成された各ト
ナー像は、転写ロール80Y,80M,80C,80K
の作用により、中間転写ベルト40上に順次重畳される
ように転写される。
【0019】各電位センサ20Y,20M,20C,2
0Kで測定された各静電パッチの電位は、制御装置11
0に伝達され、制御装置110では、それらの電位測定
結果に基づいて、各帯電器50Y,50M,50C,5
0Kによる帯電電位や、レーザドライバ160による各
レーザダイオード60Y,60M,60C,60Kのレ
ーザ露光光の光量が制御される。
【0020】また、ここには、中間転写ベルト40上に
制御用トナー像(トナーパッチ)が形成されたときにそ
のトナーパッチTPの濃度を測定する濃度センサ30が
配備されている。尚、ここには、トナーパッチTPおよ
び濃度センサ30は1つのみ示されているが、図2に示
すように、トナーパッチTPは、Y,M,C,Kそれぞ
れに対応した合計4つ(トナーパッチTPY,TPM,T
C,TPK)形成され、それらのトナーパッチTPY
TPM,TPC,TPKを測定する濃度センサ30は、図
2に示すように2つの濃度センサ301,302からな
る。
【0021】図1に戻って説明を続ける。
【0022】濃度センサ30によるトナーパッチTPの
濃度測定結果は制御装置120に伝達される。この制御
装置120では、その濃度測定結果に基づいて、各現像
器70Y,70M,70C,70Kへの各色トナーの供
給量が制御される。
【0023】この図1に示す画像形成装置には、外部か
ら画像データが入力され、その入力された画像データは
画像処理部130で様々な画像処理を受けた後パルス変
調回路150に入力される。パルス変調回路150では
入力された画像データに基づいて、各感光体ドラム10
Y,10M,10C,10Kを露光する各レーザ露光光
のパルス幅をそれぞれ変調するための各パルス幅変調信
号から生成される。
【0024】この生成されたパルス幅変調信号はレーザ
ドライバ160に入力され、レーザドライバ160は、
入力された各パルス幅変調信号に基づいて、各レーザダ
イオード60Y,60M,60C,60Kを駆動する。
各レーザダイオード60Y,60M,60C,60Kか
らは、その駆動を受けて、画像データに基づいて変調さ
れたレーザ露光光が出射され、各感光体ドラム10Y,
10M,10C,10K上に静電潜像が形成される。各
感光体ドラム10Y,10M,10C,10Kに形成さ
れた各静電潜像は、上述したように各現像器70Y,7
0M,70C,70Kで現像されて各感光体ドラム10
Y,10M,10C,10K上に各トナー像で形成さ
れ、それらのトナー像は中間転写ベルト40に転写され
る。中間転写ベルト40上に転写されたトナー像は、中
間転写ベルト40の矢印A方向への循環移動により、二
次転写ロール90が配備され二次転写位置に搬送され、
その二次転写ロール90の作用により、それと同期して
矢印Bに沿ってその二次転写位置に搬送されてきた用紙
Pに転写される。トナー像の転写を受けた用紙Pは、さ
らに定着器100に搬送されて、熱および圧力によりそ
の用紙P上にトナー像が定着され、定着トナー像からな
る画像が用紙P上に形成される。
【0025】また、この図1に示す画像形成装置にはパ
ッチパターン発生器140が備えられており、このパッ
チパターン発生器140ではパッチを表わす画像データ
が生成されてパルス幅変調回路150に入力される。こ
の場合は、入力された画像データと同様なプロセスによ
り、各感光体ドラム10Y,10M,10C,10K上
に各静電パッチが形成される。それらの各静電パッチ
は、各電位センサ20Y,20M,20C,20Kで各
電位が測定され、その後各現像器70Y,70M,70
C,70Kによりそれぞれ現像されて各感光体ドラム1
0Y,10M,10C,10K上に各トナーパッチが形
成されそれらのトナーパッチは、各転写ロール80Y,
80M,80C,80Kの作用により、中間転写ベルト
40上のインタイメージ領域に転写され、濃度センサ3
0により各濃度が測定される。
【0026】図2は、図1に示す画像形成装置における
電位パッチおよびトナーパッチの各形成位置を示す模式
図である。
【0027】この図2は、従来例を示す図7に対応する
図であり、図7に示す各構成要素と同一の構成要素には
図7において付した符号と同一の符号が付されている。
【0028】この図2では、回転軸CY,CM,CC,CK
の方向に関し、MとKを担当する感光体ドラム10M,
10Kに対応するパッチに関しては、静電パッチE
M,EPKおよびトナーパッチTPM,TPKの全てが同
じラインL1上に形成されており、YとCを担当する感
光体ドラム10Y,10Cに対応するパッチに関して
は、静電パッチEPY,EPCおよびトナーパッチT
Y,TPCの全てが同じラインL 2上に形成されてい
る。
【0029】各電位パッチEPY,EPM,EPC,EPK
は、各感光体ドラム10Y,10M,10C,10Kに
対応して配備される各電位センサ20Y,20M,20
C,20Kにより電位が測定される。また、トナーパッ
チTPY,TPM,TPC,TPKのうちの2つのトナーパ
ッチTPM,TPKは、ラインL1上の互いに隣接した位
置に形成され、濃度センサ301により各濃度が測定さ
れる。一方、トナーパッチTPY,TPM,TPC,TPK
のうちの残りの2つのトナーパッチTPY,TPCは、ラ
インL2上の互いに隣接した位置に形成され、濃度セン
サ302により各濃度が測定される。
【0030】この図2に示すように、静電パッチとトナ
ーパッチは、回転軸方向について各感光体ドラムごとに
同一の位置に形成されているため感光体ドラム上の電位
ムラの影響を受けないトナーパッチを得ることができ、
高精度の画像濃度制御を行なうことができる。ここで
は、図1を参照して説明したように、感光体ドラム上に
形成された静電パッチの電位が電位センサで測定され、
その静電パッチそのものが現像されてトナーパッチが形
成されているため、各感光体ドラムごとの静電パッチと
トナーパッチは必然的に回転軸方向について同一の位置
に形成されることになるが、回転軸方向については同一
の位置に形成される限り、電位測定用の静電パッチとは
別に、トナーパッチ形成用の静電パッチを形成してもよ
い。
【0031】また、従来技術において感光体ドラム上に
トナーパッチを形成するとそのトナーパッチを形成して
いるトナーの外添剤の影響で電位シフトが発生するおそ
れがある旨説明したが、そのトナーパッチを中間転写ベ
ルト40に転写することにより、その電位シフトが抑え
られることが経験的に確認されている。
【0032】また、本実施形態ではY,M,C,Kに対
応する静電パッチEPY,EPM,EPC,EPKおよびト
ナーパッチTPY,TPM,TPC,TPKを、MとKのグ
ループと、YとCのグループとに分け、各グループごと
に同一ライン(ラインL1とラインL2)上に形成したた
め、濃度センサ301,302は2つ備えればよく、図
7に示す従来例と比べ濃度センサの数が削減でき、コス
トダウンを図ることができる。
【0033】図3は、図1に示す第1実施形態における
中間転写ベルト上のトナーパッチの形成位置を示す図で
ある。
【0034】ここには、中間転写ベルト上の用紙P(図
1参照)上に転写および定着されるトナー像を担持する
2つの領域D1,D2に挟まれたインタイメージ領域II
に、Y,M,C,Kの4色分のトナーパッチTPY,T
M,TPC,TPKが形成されている。
【0035】本実施形態では、この図3に示すように、
インタイメージ領域IIには、プロセス方向(図3の左
右方向;中間転写ベルトの移動方向)にトナーパッチが
2つ並ぶだけのスペースがあり、そこで本実施形態で
は、図3に示すように2つのトナーパッチTPY,TPC
をプロセス方向に並べて形成するとともに、別の2つの
トナーパッチTPM,TPKをプロセス方向に並べて形成
し、濃度センサの数の削減を行なっている。
【0036】図4は、静電パッチの電位測定位置を示す
図である。
【0037】この図4に静電パッチEPは、図2に示す
4つの静電パッチEPY,EPM,EPC,EPKを代表的
に示すものである。この静電パッチEPは、感光体ドラ
ムの回転に伴い、矢印R方向に移動する。
【0038】また、図4の一点鎖線で示す円は、電位セ
ンサによる順次移動する電位測定領域、黒点はその各中
心を示している。
【0039】静電パッチEPが矢印R方向に移動する
間、測定領域が静電パッチEPから外れないよう移動方
向前後に若干の余裕を残した上で、複数回電位測定が行
なわれ、それら複数回の電位測定結果の平均値が求めら
れ、その平均値が最終的な電位測定結果として採用され
る。
【0040】ここでは、具体的には、静電パッチEP
は、プロセス方向に19mmの長さを持っており、矢印
R方向への移動によりこの19mmの静電パッチは72
msecで通過する。その途中の、測定領域の中心点が
パッチ先端から7.5mmに位置したときから1.38
8msec(0.366mm)おきに12回電位測定が
行なわれ、最大値と最小値を除く10回の電位測定結果
の平均値が求められる。
【0041】このように複数回測定を行なって平均値を
求めることにより、感光体ドラム上の電位ムラの影響を
抑えることができ、高精度な制御を行なうことができ
る。
【0042】図5は、トナーパッチの電位測定位置を示
す図である。
【0043】この図4に示す2つのトナーパッチT
1,TR2は、それぞれ、図2に示すトナーパッチTP
Y,TPM;TPC,TPKを代表的に示すものである。こ
のトナーパッチTR1,TR2は、中間転写ベルトの移動
に伴って矢印A方向に移動する。
【0044】この図5に一点鎖線で示す図は、濃度セン
サによる、順次移動する濃度測定領域を示しており、各
黒点は各濃度測定領域の各中心点を示している。
【0045】トナーパッチTR1,TR2が矢印A方向に
移動する間、測定領域が各トナーパッチTR1,TR2
ら外れないよう各トナーパッチTR1,TR2の、移動方
向前後の部分に若干の余裕分を残した上で各トナーパッ
チTR1,TR2についてそれぞれ複数回濃度測定が行な
われ、それら複数回の濃度測定結果の平均値が各トナー
パッチごとに求められ各平均値が各トナーパッチT
1,TR2の最終的な濃度測定結果として採用される。
【0046】ここでは、具体的には、各トナーパッチT
1,TR2は、それぞれ、プロセス方向(矢印A方向)
に長さ19mmのものであり、中間転写ベルトの移動に
伴って72.0msecで通過する。その間、各トナー
パッチTR1,TR2のそれぞれについて、測定領域の中
心点が各トナーパッチの先端から4.0mm進んだ位置
から2msecごとに22回測定され、最大値および最
小値を除いた20回の測定結果の平均値が求められる。
【0047】このように、各トナーパッチごとに平均値
を求めることにより、各トナーパッチの濃度ムラの影響
を抑え、高精度な制御を行なうことができる。
【0048】図6は、本発明の画像形成装置の第2実施
形態の概略構成図である。図1に示す第1実施形態の構
成要素と同一の構成要素には図1に付した符号と同一の
符号を付して示し、相違点のみについて説明する。
【0049】この図6に示す画像形成装置には、図1に
示す第1実施形態における中間転写ベルト40に代え
て、用紙Pを担持して搬送する無端状の用紙搬送ベルト
40’が備えられている。この用紙搬送ベルト40’に
は、矢印C方向に搬送されてきた用紙Pが担持される。
各感光体ドラム10Y,10M,10C,10Kに形成
されたトナー像は、用紙搬送ベルト40’に担持された
用紙P上に転写される。トナー像の転写を受けた用紙P
は、用紙搬送ベルト40’から離れて定着器100に搬
送され、その用紙P上に定着トナー像からなる画像が形
成される。ただし、トナーパッチTPは、用紙搬送ベル
ト40’上の、用紙を担持する領域に挟まれたインタイ
メージ領域に、用紙を介在させずにその用紙搬送ベルト
40’上に直接に形成される。
【0050】このように、本発明は、中間転写ベルトを
採用した画像形成装置にも、用紙搬送ベルトを採用した
画像形成装置にも適用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、感光体ドラム上の電位ムラの影響を免れたトナーパ
ッチが形成され高精度の画像濃度制御を行なうことので
きる画像形成装置が構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第1実施形態の概略構
成図である。
【図2】図1に示す画像形成装置における電位パッチお
よびトナーパッチの各形成位置を示す模式図である。
【図3】図1に示す第1実施形態における中間転写ベル
ト上のトナーパッチの形成位置を示す図である。
【図4】静電パッチの電位測定位置を示す図である。
【図5】トナーパッチの電位測定位置を示す図である。
【図6】本発明の画像形成装置の第2実施形態の概略構
成図である。
【図7】タンデム方式の画像形成装置における電位パッ
チおよびトナーパッチの各形成位置を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10Y,10M,10C,10K 感光体ドラム 20Y,20M,20C,20K 電位センサ 30,301,302 濃度センサ 40 中間転写ベルト 40’ 用紙搬送ベルト 50Y,50M,50C,50K 帯電器 60Y,60M,60C,60K レーザダイオード 70Y,70M,70C,70K 現像器 80Y,80M,80C,80K 転写ロール 100 定着器 110 制御装置 120 制御装置 130 画像処理部 140 パッチパターン発生器 150 パルス変調回路 160 レーザドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA04 DA09 DA38 DA50 DD02 EA02 EA06 EB04 EC03 EC06 EC20 ED02 ED03 ED06 ED24 EE02 EE07 EF09 2H030 AA01 AA06 AB02 AD02 AD12 AD17 BB13 BB16 BB23 BB36 BB38 BB42 BB44 BB56

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な回転軸を有し所定方向に回
    転しながら表面に静電潜像が形成される複数の感光体
    と、 前記複数の感光体それぞれに一次帯電を行なう複数の帯
    電器と、 一次帯電後の前記複数の感光体それぞれに画像データに
    基づいて変調された露光光を照射して該複数の感光体そ
    れぞれに静電潜像を形成する複数の露光器と、 前記複数の感光体それぞれに形成された静電潜像を各感
    光体に対応した各色トナーで現像することにより各感光
    体上に各トナー像を形成する複数の現像器と、 前記複数の感光体それぞれに順次に近接もしくは接触す
    る経路を経由して移動し、表面に直接に、あるいは表面
    に担持された記録媒体上に、該複数の感光体上のトナー
    像の転写を受けるベルトとを備え、 前記ベルト上に担持された記録媒体上にトナー像を転写
    し、あるいは直接に前記ベルト上に転写されたトナー像
    を記録媒体上に転写して、該記録媒体上に転写されたト
    ナー像を定着することにより、該記録媒体上に定着トナ
    ー像からなる画像を形成する画像形成装置において、 前記複数の感光体それぞれに制御用静電潜像を形成する
    制御用静電潜像形成手段と、 前記制御用静電潜像形成手段により前記複数の感光体そ
    れぞれに形成された制御用静電潜像の電位を測定する、
    該複数の感光体それぞれに対応する電位センサと、 前記電位センサによる前記制御用静電潜像の電位測定結
    果に基づいて、前記帯電器による帯電電位、及び/又
    は、前記露光器による露光光量を制御する第1の制御手
    段と、 前記複数の感光体それぞれに制御用トナー像を形成し該
    制御用トナー像を前記ベルト上に転写することにより該
    ベルト上に制御用トナー像を形成する制御用トナー像形
    成手段と、 前記ベルト上の制御用トナー像の濃度を測定する、少な
    くとも1つの濃度センサと、 前記濃度センサによる前記制御用トナー像の濃度測定結
    果に基づいて、前記現像器へのトナー供給量を制御する
    第2の制御手段とを備え、 前記制御用静電潜像形成手段および前記制御用トナー像
    形成手段が、各感光体に対応する前記制御用静電潜像お
    よび前記制御用トナー像を、該感光体の回転軸方向につ
    いて、各感光体ごとに同一の位置に形成するものである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御用トナー像形成手段は、前記制
    御用静電潜像形成手段により前記感光体上に形成された
    制御用静電潜像を前記現像器を用いてトナーで現像する
    ことにより制御用トナー像を形成するものであることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御用静電潜像形成手段および前記
    制御用トナー像形成手段が、前記制御用静電潜像および
    前記制御用トナー像を、前記感光体の回転軸方向につい
    て、前記複数の感光体を複数のグループに分けたときの
    各グループごとに同一の位置に形成するものであり、 前記濃度センサが、前記グループの数と同数配備されて
    なることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御用トナー像形成手段が、前記ベ
    ルト上の、記録媒体が担持された領域どうしに挟まれ
    た、あるいは記録媒体に転写されるトナー像が転写され
    る領域どうしに挟まれた、1つのインタイメージ領域
    に、前記複数の感光体全てに対応する制御用トナー像を
    形成するものであることを特徴とする請求項1から3の
    うちのいずれか1項記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010134337A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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JP2010134337A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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