JP2001174730A - マルチビーム走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

マルチビーム走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置

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JP2001174730A JP2000305850A JP2000305850A JP2001174730A JP 2001174730 A JP2001174730 A JP 2001174730A JP 2000305850 A JP2000305850 A JP 2000305850A JP 2000305850 A JP2000305850 A JP 2000305850A JP 2001174730 A JP2001174730 A JP 2001174730A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期検出用光学系のコンパクト化、複数スポ
ットの空間的重複防止による同期検出の高精度化を実現
することができるマルチビーム走査光学装置及びそれを
用いた画像形成装置を得ること。 【解決手段】 主走査方向に間隔をあけて配置された複
数の発光点を有する光源手段から独立に光変調され出射
した複数の光束を偏向素子を介して走査光学素子により
被走査面上に結像させ、被走査面上を複数の光束で走査
すると共に、偏向素子を介した複数の光束の一部を同期
検出位置にスポット状に集光した後に、同期検出素子面
上に導光し、同期検出素子からの信号を用いて被走査面
上の走査開始位置のタイミングを複数の光束毎に制御す
る際、同期検出位置における隣接する光束間の主走査方
向のスポット間隔が、被走査面上における隣接する光束
間の主走査方向のスポット間隔よりも小さくなるように
していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチビーム走査光
学装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、特に複数
の発光点(発光部)を有する光源手段から出射した複数
の光束を偏向素子で偏向させ、fθ特性を有する走査光
学素子を介して被走査面上を光走査して画像情報を記録
するようにした、例えば電子写真プロセスを有するレー
ザービームプリンターやデジタル複写機等の画像形成装
置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりレーザービームプリンター(L
BP)やデジタル複写機等の走査光学装置においては画
像信号に応じて光源手段から光変調された複数の光束
を、例えばポリゴンミラーから成る光偏向器により周期
的に偏向させ、fθ特性を有する走査光学素子(結像光
学系)によって感光性の記録媒体面上にスポット状に集
束させ、光走査して画像記録を行っている。
【0003】近年、これらの走査光学装置はLBP本体
の高速化、高解像化の流れから、複数の光束を同時に記
録媒体面上に走査するマルチビーム走査光学装置が主流
となっている。
【0004】図6は従来のマルチビーム走査光学装置の
要部概略図である。同図において画像情報に応じてマル
チ半導体レーザー81から光変調され出射した2本の発
散光束は開口絞り82によってその光束断面の大きさが
制限され、コリメーターレンズ83により略平行光束も
しくは収束光束に変換され、シリンドリカルレンズ84
に入射する。シリンドリカルレンズ84に入射した複数
の光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で
射出する。また副走査断面内においては収束して光偏向
器85の偏向面85aにほぼ線像(主走査方向に長手の
線像)として結像する。そして光偏向器85の偏向面8
5aで反射偏向された2本の光束は走査光学素子86に
より感光ドラム面87上にスポット状に結像され、該光
偏向器85を矢印A方向に回転させることによって、該
感光ドラム面87上を矢印B方向(主走査方向)に等速
度で光走査している。これにより記録媒体である感光ド
ラム面87上に画像記録を行なっている。
【0005】このとき感光ドラム面87上を光走査する
前に該感光ドラム面87上の走査開始位置のタイミング
を調整する為に、光偏向器85で反射偏向された2本の
光束の一部を走査光学素子86を介してBDミラー95
で反射させてBDスリット91面上に集光した後にBD
センサー92に導光している。そしてBDセンサー92
からの出力信号を検知して得られたBD信号を用いて感
光ドラム面87上への画像記録の走査開始位置のタイミ
ングを調整している。尚、BDミラー95、BDスリッ
ト91、そしてBDセンサー92等の各要素は同期検出
手段(BD光学系)の一要素を構成している。また同図
においては2本の光束のうちの1本の光束のみ図示して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、これらの走査光
学装置はLBP本体の小型化の流れに伴い、コンパクト
に配置可能なものが求められる。とりわけ2本の光束を
同時に走査するマルチビーム走査光学装置においては主
走査方向の走査開始位置の書き出しタイミングの検知を
行うためのBD光学系が偏向素子や走査光学素子を固定
する筐体(光学箱)の中だけで完結していることが望ま
しいため、より一層コンパクトな光学系が要求される。
【0007】例えばBD光学系を小型化した例としては
折返しミラーを多数使用し、BD光路を取り回す方法
や、BD光学系の主走査方向の焦点距離を短くし、同期
検出位置を被走査面より極端に手前の位置に配置する方
法が考えられる。
【0008】しかしながら前者の例は折返しミラーを多
数使用しておりBDセンサーに光束を導光するためにミ
ラーの副走査方向のあおり調整を必要としコスト高にな
るという問題点がある。一方、後者の方法は光源と同期
検出位置にあるBDスリットとの主走査方向の結像倍率
が低下するため、例えば図7に示すように2本の光束に
よるスポットの主走査方向の空間的離間が難しくなる。
さらに結像倍率の低下によりスポット径自体が小さくな
り深度が狭くなるため、製造誤差等によりスポット径が
肥大しやすくスポットの空間的離間が一層難しくなると
いう傾向がある。
【0009】また同期検出位置(BDスリット位置)に
おいて2本の光束のスポットが重複した場合、本来検出
すべきスポットのプロファイルの他に他の光束のスポッ
トプロファイルが加算されるため、主走査方向の同期検
出精度が低下し、画像にジッターを生じるという問題点
がある。
【0010】本発明は走査光学素子と同期検出用光学素
子との各々の主走査方向の焦点距離の比を適当な値に設
定することにより、BD光学系のコンパクト化、複数ス
ポットの空間的重複防止による同期検出の高精度化を容
易な方法で実現することができるマルチビーム走査光学
装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とす
る。
【0011】さらに本発明は同期検出用光学素子の主走
査方向の焦点距離を走査光学素子の焦点距離より短くし
たまま、光源手段から射出する複数の光束のFNO(Fナ
ンバー)を適当な値に設定することにより、同期検出位
置における隣接スポットの第3暗輪同士を空間的に分離
し、BD光学系のコンパクト性を維持したまま一層の同
期検出精度の向上を実現することができるマルチビーム
走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のマルチ
ビーム走査光学装置は、主走査方向に間隔をあけて配置
された複数の発光点を有する光源手段から独立に光変調
され出射した複数の光束を偏向素子を介して走査光学素
子により被走査面上にスポット状に結像させ、該被走査
面上を該複数の光束で走査すると共に、該偏向素子を介
した該複数の光束の一部を同期検出位置にスポット状に
集光した後に、同期検出素子面上に導光し、該同期検出
素子からの信号を用いて該被走査面上の走査開始位置の
タイミングを該複数の光束毎に制御するマルチビーム走
査光学装置において、該同期検出位置における隣接する
光束間の主走査方向のスポット間隔が、該被走査面上に
おける隣接する光束間の主走査方向のスポット間隔より
も小さくなるようにしていることを特徴としている。
【0013】請求項2の発明のマルチビーム走査光学装
置は、独立に光変調可能な複数の光束を出射する主走査
方向に間隔をあけて配置された複数の発光点を有する光
源手段と、該光源手段から出射された複数の光束を主走
査方向に反射偏向する偏向素子と、該偏向素子で偏向さ
れた複数の光束を被走査面上に結像させる走査光学素子
と、該偏向素子で偏向された複数の光束の一部を同期検
出用光学素子を介して同期検出素子面上に導光し、該同
期検出素子からの信号を用いて該被走査面上の走査開始
位置のタイミングを制御する同期検出手段とを有するマ
ルチビーム走査光学装置において、該光源手段の隣接す
る発光点間隔の主走査方向の距離をL、該走査光学素子
の主走査方向の焦点距離をfSC、該同期検出用光学素子
の主走査方向の焦点距離をfBDとしたとき、 0.02(mm)/L < fBD/fSC < 1.0 なる条件を満足することを特徴としている。
【0014】請求項3の発明は請求項2の発明におい
て、前記同期検出手段は前記光源手段から出射された複
数の光束毎に前記被走査面上の走査開始位置のタイミン
グを制御することを特徴としている。
【0015】請求項4の発明は請求項2の発明におい
て、前記同期検出用光学素子はアナモフィックレンズで
あることを特徴としている。
【0016】請求項5の発明は請求項2又は4の発明に
おいて、前記同期検出用光学素子はプラスチック材料で
製作されていることを特徴としている。
【0017】請求項6の発明は請求項2の発明におい
て、前記走査光学素子はプラスチック材料で製作されて
いることを特徴としている。
【0018】請求項7の発明は請求項2の発明におい
て、前記同期検出用光学素子と前記走査光学素子を構成
する少なくとも一部の光学素子とはプラスチック射出成
形により一体成形されていることを特徴としている。
【0019】請求項8の発明は請求項2、4又は5の発
明において、前記同期検出用光学素子と前記光源手段か
ら出射された複数の光束を主走査方向に長い線状の光束
として結像させる光学素子はプラスチック射出成形によ
り一体成形されていることを特徴としている。
【0020】請求項9の発明は請求項2又は6の発明に
おいて、前記走査光学素子は屈折光学素子と回折光学素
子とを有していることを特徴としている。
【0021】請求項10の発明は請求項2の発明におい
て、前記同期検出手段は前記偏向素子による反射偏向面
内に構成されていることを特徴としている。
【0022】請求項11の発明の画像形成装置は、前記
請求項1乃至10のいずれか1項に記載のマルチビーム
走査光学装置と、外部機器から入力したコードデータを
画像信号に変換して該マルチビーム走査光学装置に入力
せしめるプリンタコントローラとから成ることを特徴と
している。
【0023】請求項12の発明のマルチビーム走査光学
装置は、独立に光変調可能な複数の光束を出射する主走
査方向に間隔をあけて配置された複数の発光点を有する
光源手段と、該光源手段から出射された複数の光束を主
走査方向に反射偏向する偏向素子と、該偏向素子で偏向
された複数の光束を被走査面上に結像させる走査光学素
子と、該偏向素子で偏向された複数の光束の一部を同期
検出用光学素子を介して同期検出素子面上に導光し、該
同期検出素子からの信号を用いて該被走査面上の走査開
始位置のタイミングを制御する同期検出手段とを有する
マルチビーム走査光学装置において、該走査光学素子の
主走査方向の焦点距離をfSC、該同期検出用光学素子の
主走査方向の焦点距離をfBDとしたとき、fBD/fSC
1.0なる条件を満足すると共に、該光源手段の隣接す
る発光点間隔の主走査方向の距離をL、該光源手段の発
振波長をλ、該光源手段から出射する複数の光束の主走
査方向の射出FナンバーをFmiとしたとき Fmi<L/(6.656×λ)×(fBD/fSC) なる条件を満足することを特徴としている。
【0024】請求項13の発明は請求項12の発明にお
いて、前記同期検出手段は前記光源手段から出射された
複数の光束毎に前記被走査面上の走査開始位置のタイミ
ングを制御することを特徴としている。
【0025】請求項14の発明は請求項12の発明にお
いて、前記同期検出用光学素子はアナモフィックレンズ
であることを特徴としている。
【0026】請求項15の発明は請求項12又は14の
発明において、前記同期検出用光学素子はプラスチック
材料で製作されていることを特徴としている。
【0027】請求項16の発明は請求項12の発明にお
いて、前記走査光学素子はプラスチック材料で製作され
ていることを特徴としている。
【0028】請求項17の発明は請求項2の発明におい
て、前記同期検出用光学素子と前記走査光学素子を構成
する少なくとも一部の光学素子とはプラスチック射出成
形により一体成形されていることを特徴としている。
【0029】請求項18の発明は請求項12、14又は
15の発明において、前記同期検出用光学素子と前記光
源手段から出射された複数の光束を主走査方向に長い線
状の光束として結像させる光学素子はプラスチック射出
成形により一体成形されていることを特徴としている。
【0030】請求項19の発明は請求項12又は16の
発明において、前記走査光学素子は屈折光学素子と回折
光学素子とを有していることを特徴としている。
【0031】請求項20の発明は請求項12の発明にお
いて、前記同期検出手段は前記偏向素子による反射偏向
面内に構成されていることを特徴としている。
【0032】請求項21の発明の画像形成装置は、前記
請求項12乃至20のいずれか1項に記載のマルチビー
ム走査光学装置と、外部機器から入力したコードデータ
を画像信号に変換して該マルチビーム走査光学装置に入
力せしめるプリンタコントローラとから成ることを特徴
としている。
【0033】請求項22の発明のマルチビーム走査光学
装置は複数の発光点を有する光源手段から独立に光変調
され出射した複数の光束を偏向素子を介して走査光学素
子により被走査面上にスポット状に結像させ、該被走査
面上を該複数の光束で走査すると共に、該偏向素子を介
した該複数の光束の一部を同期検出位置にスポット状に
集光した後に、同期検出素子面上に導光し、該同期検出
素子からの信号を用いて該被走査面上の走査開始位置の
タイミングを該複数の光束毎に制御するマルチビーム走
査光学装置において、該同期検出位置における隣接する
光束間のスポット間隔が、該被走査面上における隣接す
る光束間のスポット間隔よりも小さくなるようにしてい
ることを特徴としている。
【0034】
【発明の実施の形態】[実施形態1]図1は本発明のマ
ルチビーム走査光学装置をレーザービームプリンタやデ
ジタル複写機等の画像形成装置に適用したときの実施形
態1の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)であ
る。
【0035】同図において1は主走査方向に間隔をあけ
て配置された2本の発光点(発光部)を有する光源手段
であり、例えばマルチビーム半導体レーザーより成って
いる。2は第1の光学素子としてのコリメーターレンズ
であり、マルチビーム半導体レーザー1から出射した複
数の光束を略平行光束としている。4は第2の光学素子
としてのシリンドリカルレンズであり、副走査断面内に
関して所定の屈折力を有している。3は開口絞りであ
り、通過光束径を整えている。尚、コリメーターレンズ
2、シリンドリカルレンズ4、開口絞り3等の各要素は
第1の光学系12の一要素を構成している。
【0036】5は偏向素子としての光偏向器であり、例
えばポリゴンミラー(回転多面鏡)より成っており、ポ
リゴンモーター等の駆動手段(不図示)により図中矢印
A方向に均一速度で回転している。
【0037】6はfθ特性と結像性能を有する走査光学
素子(結像光学系)であり、屈折光学素子61と長尺の
回折光学素子62とを有している。屈折光学素子61は
主走査方向と副走査方向とで互いに異なるパワーを有す
る単一のプラスチック製のトーリックレンズより成って
いる。本実施形態ではポリゴンミラー5の回転軸と被走
査面8の中点よりポリゴンミラー5側にトーリックレン
ズ61、被走査面8側に長尺の回折光学素子62を配し
ている。長尺の回折光学素子62は射出成形により製作
されたプラスチック製であるが、ガラス基盤の上にレプ
リカで回折格子を製作しても同等の効果が得られる。こ
れらの光学素子61,62は共に主走査方向と副走査方
向とに異なるパワーを有しており、ポリゴンミラー5か
らの偏向光束を被走査面8上にスポット状に結像させる
とともに偏向面(ポリゴン面)5aの倒れを補正してい
る。
【0038】8は被走査面としての感光ドラム面(記録
媒体面)である。
【0039】7は同期検出用光学素子(以下、「BDレ
ンズ」と記す。)であり、プラスチック製のアナモフィ
ックレンズより成っており、後述するスリット面上に同
期信号検知用の複数の光束(BD光束)73をスポット
状に結像させている。75は同期検出用の折り返しミラ
ー(以下、「BDミラー」と記す。)であり、感光ドラ
ム面7上の走査開始位置のタイミングを調整する為の複
数のBD光束73を後述する同期検出素子側へ反射させ
ている。71は同期検出用のスリット(以下、「BDス
リット」と記す。)であり、画像の書き出し位置を決め
ている。72は同期検出素子としての光センサー(以
下、「BDセンサー」と記す。)であり、本実施形態で
は該BDセンサー72からの出力信号を検知して得られ
た同期信号(BD信号)を用いて感光ドラム面8上への
画像記録の走査開始位置のタイミングを複数のBD光束
73毎に調整している。
【0040】尚、BDレンズ7、BDミラー75、BD
スリット71、そしてBDセンサー72等の各要素は同
期検出手段(以下、「BD光学系」と記す。)13の一
要素を構成している。またBD光学系13はポリゴンミ
ラー5による反射偏向(偏向走査)面内に構成されてい
る。
【0041】本実施形態において画像情報に応じてマル
チビーム半導体レーザー1から光変調され出射した2本
の発散光束(図中には1光束のみ図示、以下の図も同
様)はコリメーターレンズ2により略平行光束に変換さ
れ、シリンドリカルレンズ4に入射する。シリンドリカ
ルレンズ4に入射した光束のうち主走査断面内において
はそのままの状態で射出し、開口絞り3によってその光
束断面の大きさが制限される。また副走査断面内におい
ては収束して開口絞り3によってその光束断面の大きさ
が制限され、ポリゴンミラー5の偏向面5aにほぼ線像
(主走査方向に長手の線像)として結像する。そしてポ
リゴンミラー5の偏向面5aで反射偏向された複数の光
束は走査光学素子6により感光ドラム面8上にスポット
状に結像され、該ポリゴンミラー5を矢印A方向に回転
させることによって、該感光ドラム面8上を矢印B方向
(主走査方向)に等速度で光走査している。これにより
記録媒体である感光ドラム面8上に画像記録を行なって
いる。
【0042】このとき感光ドラム面8上を光走査する前
に該感光ドラム面8上の走査開始位置のタイミングを調
整する為に、ポリゴンミラー5で反射偏向された2つの
光束の一部をBDレンズ7によりBDミラー75を介し
てBDスリット71面上にスポット状に集光させた後、
BDセンサー72に導光している。そしてBDセンサー
72からの出力信号を検知して得られた同期信号(BD
信号)を用いて感光ドラム面8上への画像記録の走査開
始位置のタイミングを各BD光束73毎に調整してい
る。
【0043】ここでBD光学系13のコンパクト化と複
数スポットの空間的重複防止による同期検出の高精度化
の条件について考察する。
【0044】マルチビーム半導体レーザー1の隣接する
発光点間隔の主走査方向の距離(隣接する発光点間隔の
線分を主走査断面に投射したときの距離)をL(mm)、該
マルチビーム半導体レーザー1と感光ドラム面8間の主
走査方向の横倍率をm、走査光学素子6とBDレンズ7
の主走査方向の焦点距離を各々fSC(mm)、fBD(mm)とし
たとき、感光ドラム面8上での主走査方向の隣接する2
本の光束のスポット間隔S1(mm)は、 S1=m・L 同期検出位置(BDスリット位置)での主走査方向の隣
接スポット間隔S2(mm)は、 S2=m・L×(fBD/fSC) となる。
【0045】同期検出位置における隣接スポットの空間
的重複を防止するためにはスポット間隔として少なくと
も0.2mm以上離間する必要がある。そのため、 0.2 < m・L×(fBD/fSC) なる条件を満たすことが必要となる。
【0046】また一般的なマルチビーム走査光学装置の
主走査方向の横倍率mの取りうる範囲を考えると、m≦
10となり、 0.02/L < fBD/fSC となる。
【0047】次にBD光学系13のコンパクト化につい
て考察する。
【0048】従来例のように走査光学素子を介して同期
検出用光学素子によりBD光束を結像している場合、両
者の主走査方向の焦点距離は等しくなり、同期検出位置
を被走査面と光学的に同等な位置にする必要がある。
【0049】ここではBDレンズ7の主走査方向の焦点
距離fBDを走査光学素子6の焦点距離fSCに対して小さ
くすることによって、即ち下記の条件式(1)を満たす
ことによってBD光学系13のコンパクト化を図る。
【0050】 fBD/fSC<1.0 ‥‥‥‥(1) 以上よりBD光学系13をコンパクト化と複数スポット
の空間的重複防止による同期検出の高精度化を両立させ
る配置として、両者の焦点距離fBD,fSCの比を、 0.02(mm)/L < fBD/fSC < 1.0 ‥‥‥(2) となる条件を満足するように設定すれば良いことがわか
る。
【0051】表−1に本実施形態におけるBD光学系1
3の光学配置の設定値を示す。
【0052】
【表1】
【0053】本実施形態ではプラスチック材料で単独成
形したBDレンズ7を同期検出光束(BD光束)73中
に配置している。そのBDレンズ7の主走査方向の焦点
距離fBDは、 fBD=128.75mm である。
【0054】一方、走査光学素子6を構成するトーリッ
クレンズ61と長尺の回折光学素子62との主走査方向
の合成焦点距離fSCは、 fSC=189.08mm であり、上記のBDレンズ7の焦点距離fBDとの比は、 fBD/fSC=0.681 である。これは上記条件式(1)及び(2)を満足させ
ている。
【0055】この光学配置により同期検出位置(BDス
リット位置)における2本のスポットは主走査方向に
0.227mm離間し、空間的に重複することはない。
またBD光学系13はBDレンズ7から同期検出位置ま
での距離をほぼ焦点距離分(約59mm)短縮すること
が可能となった。
【0056】また本実施形態ではBD光学系13をポリ
ゴンミラー5の反射偏向面内で構成したことにより、B
Dスリット71を傾ける等の複雑なメカ構成にすること
なく、更にマルチビーム走査光学装置における複数の光
束間の主走査方向におけるジッターの発生を無くすこと
ができる。
【0057】このように本実施形態では上述の如くマル
チビーム走査光学装置のBDレンズ7と走査光学素子6
の主走査方向の焦点距離fBD,fSCの比を適当な値に設
定することにより、即ち、条件式(2)を満足させつつ
BDスリット71面上における隣接する光束間の主走査
方向のスポット間隔S2を感光ドラム面8上における隣
接する光束間の主走査方向のスポット間隔S1よりも小
さくなるように設定することにより、マルチビームの高
精度な同期検出とBD光学系13のコンパクト化を両立
させている。
【0058】尚、本実施形態では走査光学素子6を屈折
光学素子61と回折光学素子62とから構成している
が、これに限らず、屈折光学素子のみから構成されたも
のにおいても同等の効果を有することができる。また本
実施形態では光源手段の発光点の数を2としているが、
3以上のマルチビーム半導体レーザに適用しても同等の
効果を得られるものである。
【0059】本実施形態では2本の発光点が主走査方向
に間隔を空けて配置されているが、副走査方向に関して
は2本の発光点が間隔を空けて配置されていても、間隔
なく配置されていても良い。
【0060】[画像形成装置]次に本発明に適用される
画像形成装置の説明を行う。
【0061】図8は、本発明の画像形成装置の実施形態
を示す副走査方向の要部断面図である。図8において、
符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置1
04には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117
からコードデータDcが入力する。このコードデータD
cは、装置内のプリンタコントローラ111によって、
画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画
像データDiは、光走査ユニット100に入力される。
そして、この光走査ユニット(マルチビーム走査光学装
置)100からは、画像データDiに応じて変調された
光ビーム(光束)103が出射され、この光ビーム10
3によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走
査される。
【0062】静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム
101は、モータ115によって時計廻りに回転させら
れる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の
感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交す
る副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方に
は、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電
ローラ102が表面に当接するように設けられている。
そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラ
ム101の表面に、前記光走査ユニット100によって
走査される光ビーム103が照射されるようになってい
る。
【0063】先に説明したように、光ビーム103は、
画像データDiに基づいて変調されており、この光ビー
ム103を照射することによって感光ドラム101の表
面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光
ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101
の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するよう
に配設された現像器107によってトナー像として現像
される。
【0064】現像器107によって現像されたトナー像
は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対
向するように配設された転写ローラ108によって被転
写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光
ドラム101の前方(図8において右側)の用紙カセッ
ト109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能
である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ11
0が配設されており、用紙カセット109内の用紙11
2を搬送路へ送り込む。
【0065】以上のようにして、未定着トナー像を転写
された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図8
において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部
に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113と
この定着ローラ113に圧接するように配設された加圧
ローラ114とで構成されており、転写部から撒送され
てきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ11
4の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙1
12上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ロー
ラ113の後方には排紙ローラ116が配設されてお
り、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せ
しめる。
【0066】図8においては図示していないが、プリン
トコントローラ111は、先に説明データの変換だけで
なく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、光
走査ユニット100内のポリゴンモータなどの制御を行
う。
【0067】[実施形態2]図2は本発明のマルチビー
ム走査光学装置をレーザービームプリンタやデジタル複
写機等の画像形成装置に適用したときの実施形態2の主
走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。同図に
おいて図1に示した要素と同一要素には同符番を付して
いる。
【0068】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は、走査光学素子6の一要素を構成するトーリッ
クレンズ61とBDレンズ(同期検出用光学素子)74
とをプラスチック材料により一体成形したことと、BD
レンズ74の主走査方向の焦点距離をさらに短くし、B
D光学系13のさらなるコンパクト化を実現したことで
ある。その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同
様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0069】即ち、本実施形態においてはBDレンズ7
4と走査光学素子6の一要素を構成するトーリックレン
ズ61とをプラスチック材料により一体成形し、装置全
体の簡素化を図っている。
【0070】表−2に本実施形態におけるBD光学系1
3の光学配置の設定値を示す。
【0071】
【表2】
【0072】本実施形態においてBD光学系13のBD
レンズ74の主走査方向の焦点距離fBDは、 fBD=73.159mm である。
【0073】一方、走査光学素子6を構成するトーリッ
クレンズ61と長尺の回折光学素子62との主走査方向
の合成焦点距離fSCは、 fSC=189.08mm であり、上記BDレンズ74の焦点距離fBDとの比は、 fBD/fSC=0.387 である。これは前記条件式(1)及び(2)を満足させ
ている。
【0074】本実施形態においても実施形態1と同様
に、同期検出位置(スリット位置)における2本のスポ
ットは主走査方向に0.232mm離間し、空間的に重
複することはない。また実施形態1と比較してBDレン
ズ74の焦点距離を短くしているため、BD光学系13
の更なるコンパクト化を実現している。
【0075】このように本実施形態においては上述の如
くBDレンズ74と走査光学素子6との主走査方向の焦
点距離fBD,fSCの比を適当な値に設定することによ
り、マルチビームの高精度な同期検出と、より一層のB
D光学系13のコンパクト化を両立させている。
【0076】[実施形態3]図3は本発明のマルチビー
ム走査光学装置をレーザービームプリンタやデジタル複
写機等の画像形成装置に適用したときの実施形態3の主
走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。同図に
おいて図1に示した要素と同一要素には同符番を付して
いる。
【0077】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は、マルチビーム半導体レーザー1の発光点間隔
の距離Lを更に接近させたことと、マルチビーム半導体
レーザー1から射出する光束の主走査方向のFNOを明る
くし、走査光学装置の主走査方向の横倍率を大きくした
ことである。その他の構成及び光学的作用は実施形態1
と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0078】即ち、本実施形態のようにマルチビーム半
導体レーザー1の発光点間隔の距離Lを実施形態1に比
して更に接近させた場合、複数スポットの空間的重複防
止を行うためにはマルチビーム半導体レーザー1の射出
NOを明るくし、走査光学装置の主走査方向の横倍率を
大きくする必要がある。このとき必要とされる射出F NO
をスポットプロファイルから算出する。
【0079】一般に走査光学装置のスポットプロファイ
ルは入射光学系の開口絞り3のフラウンフォーファー回
折像であることが知られている。図4に開口(絞り)が
円形である場合の回折像の強度分布を示す。同図に示す
ように強度分布は中央部のメインロブの他、それを取り
巻くようにサイドロブがあり、その間には強度が0とな
る点が存在(エアリーディスクの暗輪)することが分か
る。この暗輪と明輪の位置及び強度は解析的に以下に示
す表−3のようになる。
【0080】
【表3】
【0081】λ:発振波長、Fme:被走査面への入射F
NO表−3から第3明輪以降は強度として0.2%以下で
あるため無視し、隣接スポットにおいて共に第3暗輪が
重なり合わないことを複数スポットの空間的重複防止の
条件とする。
【0082】この条件より、 m・L・(fBD/fSC)> 2×3.328・λ・Fme (Fme/Fmi)×L×(fBD/fSC)> 6.656・λ・Fmemi< L/(6.656・λ)×(fBD/fSC)‥(3) 但し、 Fmi:マルチビーム半導体レーザーから出射する複数の
光束の走査方向の射出FNOとなるマルチビーム半導体レ
ーザー1の射出FNOを選択することが必要となる。また
BD光学系13のコンパクト化を図るためには同時に、 fBD/fSC<1.0 も満足する必要がある。
【0083】表−4に本実施形態におけるBD光学系1
3の光学配置の設定値を示す。
【0084】
【表4】
【0085】本実施形態ではマルチビーム半導体レーザ
ー1の主走査方向の発光点間隔Lは30μm、マルチビ
ーム半導体レーザー1の発振波長は780nmである。
上式より同期検出位置(BDスリット位置)における複
数スポットの空間的重複防止のためには、 Fmi<L/(6.656・λ)×(fBD/fSC) Fmi<4.54 であり、マルチビーム半導体レーザー1から出射する複
数の光束の射出FNOを4.54より明るくする必要があ
る。
【0086】本実施形態ではマルチビーム半導体レーザ
ー1から出射する複数の光束の主走査方向の射出FNO
4.5と設定することによって、同期検出位置における
2本のスポットは主走査方向に0.210mm離間し、
これにより複数スポットの空間的分離を可能としてい
る。図5に同期検出位置におけるスポットの離間の様子
を示す。同図よりスポットプロファイルの第3暗輪まで
考慮しても空間的に重複していないことがわかる。また
BDレンズ7と走査光学素子6の主走査方向の焦点距離
BD,fSCの比を、 fBD/fSC=0.786 とすることにより、BD光学系13のコンパクト化も同
時に実現している。
【0087】このように本実施形態では特にマルチビー
ム半導体レーザー1の主走査方向の隣接する発光点間隔
が小さい場合においても、BDレンズ7と走査光学素子
6との主走査方向の焦点距離fBD,fSCの比、かつマル
チビーム半導体レーザー1から出射する複数の光束の射
出FNOを適当な値に設定することにより、マルチビーム
の高精度な同期検出と、より一層のBD光学系13のコ
ンパクト化を両立することができる。
【0088】尚、各実施形態においてはBD光学系13
を走査光学素子6の光軸に対して第1の光学系12と反
対側の領域に配置したが、同じ側の領域に配置しても良
い。このときBDレンズ(同期検出用光学素子)と第2
の光学素子としてのシリンドリカルレンズとをプラスチ
ック射出成形により一体成形して構成しても良い。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く走査光学素子
と同期検出用光学素子との各々の主走査方向の焦点距離
の比を適当な値に設定することにより、同期検出用光学
系のコンパクト化、複数スポットの空間的重複防止によ
る同期検出の高精度化を実現することができるマルチビ
ーム走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置を達成
することができる。
【0090】また本発明によれば前述の如く同期検出用
光学素子の主走査方向の焦点距離を走査光学素子の焦点
距離より短くしたまま、マルチビーム半導体レーザーか
ら射出する複数の光束のFNOを適当な値に設定すること
により、同期検出位置における隣接スポットの第3暗輪
同士を空間的に分離し、BD光学系のコンパクト性を維
持したまま一層の同期検出精度の向上を実現することが
でき、またこれらにより容易な方法で、かつジッターの
少ない高精度の印字が可能なマルチビーム走査光学装置
及びそれを用いた画像形成装置を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の主走査断面図
【図2】 本発明の実施形態2の主走査断面図
【図3】 本発明の実施形態3の主走査断面図
【図4】 円形開口のフラウンフォーファー回折像の強
度分布を示す図
【図5】 本発明の実施形態3における同期検出位置で
の複数スポットの離間を示す図
【図6】 従来の走査光学装置の光学系の主走査断面図
【図7】 同期検出位置での複数スポットの離間を示す
【図8】 本発明の画像形成装置の要部概略図
【符号の説明】
1 光源手段(マルチビーム半導体レーザー) 2 第1の光学素子(コリメーターレンズ) 3 開口絞り 4 第2の光学素子(シリンドリカルレンズ) 5 偏向素子(ポリゴンミラー) 6 走査光学素子 61 トーリックレンズ 62 回折光学素子 7,74 同期検出用光学素子(BDレンズ) 71 同期検出用スリット(BDスリット) 72 同期検出素子(BDセンサー) 73 同期検出光束(BD光束) 75 同期検出用折返しミラー(BDミラー) 8 被走査面(感光ドラム面) 100 マルチビーム走査光学装置 101 感光ドラム 102 帯電ローラ 103 光ビーム 107 現像装置 108 転写ローラ 109 用紙カセット 110 給紙ローラ 111 プリンタコントローラ 112 転写材(用紙) 113 定着ローラ 114 加圧ローラ 115 モータ 116 排紙ローラ 117 外部機器

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に間隔をあけて配置された複
    数の発光点を有する光源手段から独立に光変調され出射
    した複数の光束を偏向素子を介して走査光学素子により
    被走査面上にスポット状に結像させ、該被走査面上を該
    複数の光束で走査すると共に、該偏向素子を介した該複
    数の光束の一部を同期検出位置にスポット状に集光した
    後に、同期検出素子面上に導光し、該同期検出素子から
    の信号を用いて該被走査面上の走査開始位置のタイミン
    グを該複数の光束毎に制御するマルチビーム走査光学装
    置において、 該同期検出位置における隣接する光束間の主走査方向の
    スポット間隔が、該被走査面上における隣接する光束間
    の主走査方向のスポット間隔よりも小さくなるようにし
    ていることを特徴とするマルチビーム走査光学装置。
  2. 【請求項2】 独立に光変調可能な複数の光束を出射す
    る主走査方向に間隔をあけて配置された複数の発光点を
    有する光源手段と、該光源手段から出射された複数の光
    束を主走査方向に反射偏向する偏向素子と、該偏向素子
    で偏向された複数の光束を被走査面上に結像させる走査
    光学素子と、 該偏向素子で偏向された複数の光束の一部を同期検出用
    光学素子を介して同期検出素子面上に導光し、該同期検
    出素子からの信号を用いて該被走査面上の走査開始位置
    のタイミングを制御する同期検出手段とを有するマルチ
    ビーム走査光学装置において、 該光源手段の隣接する発光点間隔の主走査方向の距離を
    L、該走査光学素子の主走査方向の焦点距離をfSC、該
    同期検出用光学素子の主走査方向の焦点距離をfBDとし
    たとき、 0.02(mm)/L < fBD/fSC < 1.0 なる条件を満足することを特徴とするマルチビーム走査
    光学装置。
  3. 【請求項3】 前記同期検出手段は前記光源手段から出
    射された複数の光束毎に前記被走査面上の走査開始位置
    のタイミングを制御することを特徴とする請求項2記載
    のマルチビーム走査光学装置。
  4. 【請求項4】 前記同期検出用光学素子はアナモフィッ
    クレンズであることを特徴とする請求項2記載のマルチ
    ビーム走査光学装置。
  5. 【請求項5】 前記同期検出用光学素子はプラスチック
    材料で製作されていることを特徴とする請求項2又は4
    記載のマルチビーム走査光学装置。
  6. 【請求項6】 前記走査光学素子はプラスチック材料で
    製作されていることを特徴とする請求項2記載のマルチ
    ビーム走査光学装置。
  7. 【請求項7】 前記同期検出用光学素子と前記走査光学
    素子を構成する少なくとも一部の光学素子とはプラスチ
    ック射出成形により一体成形されていることを特徴とす
    る請求項2記載のマルチビーム走査光学装置。
  8. 【請求項8】 前記同期検出用光学素子と前記光源手段
    から出射された複数の光束を主走査方向に長い線状の光
    束として結像させる光学素子はプラスチック射出成形に
    より一体成形されていることを特徴とする請求項2、4
    又は5記載のマルチビーム走査光学装置。
  9. 【請求項9】 前記走査光学素子は屈折光学素子と回折
    光学素子とを有していることを特徴とする請求項2又は
    6記載のマルチビーム走査光学装置。
  10. 【請求項10】 前記同期検出手段は前記偏向素子によ
    る反射偏向面内に構成されていることを特徴とする請求
    項2記載のマルチビーム走査光学装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項1乃至10のいずれか1項
    に記載のマルチビーム走査光学装置と、外部機器から入
    力したコードデータを画像信号に変換して該マルチビー
    ム走査光学装置に入力せしめるプリンタコントローラと
    から成ることを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 独立に光変調可能な複数の光束を出射
    する主走査方向に間隔をあけて配置された複数の発光点
    を有する光源手段と、該光源手段から出射された複数の
    光束を主走査方向に反射偏向する偏向素子と、該偏向素
    子で偏向された複数の光束を被走査面上に結像させる走
    査光学素子と、 該偏向素子で偏向された複数の光束の一部を同期検出用
    光学素子を介して同期検出素子面上に導光し、該同期検
    出素子からの信号を用いて該被走査面上の走査開始位置
    のタイミングを制御する同期検出手段とを有するマルチ
    ビーム走査光学装置において、 該走査光学素子の主走査方向の焦点距離をfSC、該同期
    検出用光学素子の主走査方向の焦点距離をfBDとしたと
    き、 fBD/fSC<1.0 なる条件を満足すると共に、該光源手段の隣接する発光
    点間隔の主走査方向の距離をL、該光源手段の発振波長
    をλ、該光源手段から出射する複数の光束の主走査方向
    の射出FナンバーをFmiとしたとき Fmi<L/(6.656×λ)×(fBD/fSC) なる条件を満足することを特徴とするマルチビーム走査
    光学装置。
  13. 【請求項13】 前記同期検出手段は前記光源手段から
    出射された複数の光束毎に前記被走査面上の走査開始位
    置のタイミングを制御することを特徴とする請求項12
    記載のマルチビーム走査光学装置。
  14. 【請求項14】 前記同期検出用光学素子はアナモフィ
    ックレンズであることを特徴とする請求項12記載のマ
    ルチビーム走査光学装置。
  15. 【請求項15】 前記同期検出用光学素子はプラスチッ
    ク材料で製作されていることを特徴とする請求項12又
    は14記載のマルチビーム走査光学装置。
  16. 【請求項16】 前記走査光学素子はプラスチック材料
    で製作されていることを特徴とする請求項12記載のマ
    ルチビーム走査光学装置。
  17. 【請求項17】 前記同期検出用光学素子と前記走査光
    学素子を構成する少なくとも一部の光学素子とはプラス
    チック射出成形により一体成形されていることを特徴と
    する請求項12記載のマルチビーム走査光学装置。
  18. 【請求項18】 前記同期検出用光学素子と前記光源手
    段から出射された複数の光束を主走査方向に長い線状の
    光束として結像させる光学素子はプラスチック射出成形
    により一体成形されていることを特徴とする請求項1
    2、14又は15記載のマルチビーム走査光学装置。
  19. 【請求項19】 前記走査光学素子は屈折光学素子と回
    折光学素子とを有していることを特徴とする請求項12
    又は16記載のマルチビーム走査光学装置。
  20. 【請求項20】 前記同期検出手段は前記偏向素子によ
    る反射偏向面内に構成されていることを特徴とする請求
    項12記載のマルチビーム走査光学装置。
  21. 【請求項21】 前記請求項12乃至20のいずれか1
    項に記載のマルチビーム走査光学装置と、外部機器から
    入力したコードデータを画像信号に変換して該マルチビ
    ーム走査光学装置に入力せしめるプリンタコントローラ
    とから成ることを特徴とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】 複数の発光点を有する光源手段から独
    立に光変調され出射した複数の光束を偏向素子を介して
    走査光学素子により被走査面上にスポット状に結像さ
    せ、該被走査面上を該複数の光束で走査すると共に、該
    偏向素子を介した該複数の光束の一部を同期検出位置に
    スポット状に集光した後に、同期検出素子面上に導光
    し、該同期検出素子からの信号を用いて該被走査面上の
    走査開始位置のタイミングを該複数の光束毎に制御する
    マルチビーム走査光学装置において、該同期検出位置に
    おける隣接する光束間のスポット間隔が、該被走査面上
    における隣接する光束間のスポット間隔よりも小さくな
    るようにしていることを特徴とするマルチビーム走査光
    学装置。
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