JP2001174696A - カラー撮像装置 - Google Patents

カラー撮像装置

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圭一 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】瞳分割系に本来の撮像要素以外の系を事実上含
ませることなく、瞳分割によるイメージャAFを行う。 【解決手段】部分瞳毎に異なる分光特性を持たせた瞳色
分割用フィルタ201が撮影光学系101に介在させる
ことにより、遮光板(マスク)による瞳分割ではなく、
色による瞳分割が行われる。この瞳色分割用フィルタ2
01を介してカラー撮像素子105に結像された被写体
像の画像信号は色分離され、その相対的なずれ量を検知
することにより、フォーカシングずれ方向とフォーカシ
ングずれ量の両フォーカシング情報が生成される。瞳色
分割用フィルタ201は、全瞳透過光が結像重畳した状
態で、被写体の主要スペクトルRGBを全て含むような
フィルタ特性を持つ。これにより、フォーカシングのた
めの部分瞳像全体から表示や記録のためのカラー撮像画
像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー撮像素子から
出力信号を用いて記録や表示のためのカラー撮像画像信
号を生成するカラー撮像装置に関し、特にフォーカシン
グのための情報をカラー撮像素子から得るカラー撮像装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー撮像素子を用いた電子カメ
ラが種々開発されている。電子カメラにおいては、CC
D等のカラー撮像素子によって被写体像が各色毎に光電
変換され、そのカラー撮像素子からの出力信号を用いる
ことにより記録や表示のためのカラー撮像画像信号が得
られる。この種の電子カメラのオートフォーカス(A
F)機構には、専用のセンサを使用せずに、カラー撮像
素子からの出力信号を用いてフォーカシングのための情
報を得るというイメージャAF方式が多く用いられてい
る。
【0003】イメージャAF方式としては、時分割の瞳
分割イメージャAF方式を用いたもの(特開平09−1
84973号公報)が知られている。これは、位相差検
知方式とももばれるものであり、撮影光学系の互いに異
なる領域を通過するように光束を時系列で2分割し、一
方の光束による光学像と他方の光束による光学像とを撮
像素子で順次得てそれらのずれ量を検出する方式であ
る。光束の分割は2つの開口を持つ遮光板を撮影光学系
に挿入し、時分割的に2つの開口を交互に遮光すること
によって行われる。
【0004】また、特開平02−210315号公報に
は、コントラストAF方式に色分解による瞳分割的手法
を組合わせたイメージャAF技術が開示されている。こ
れは、コントラストがピークとなる位置をレンズを移動
させながら検知するというコントラストAF制御を前提
としたものであり、そのコントラストAF制御を色毎に
行うために瞳分割用の開口を持つマスクと、そのマスク
によって分割された各光束毎に異なる色を与えるフィル
タとを光軸に配置する構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、時分割の瞳分
割イメージャAF方式や、上述のコントラスト方式を前
提としたイメージャAF方式では、被写体が動いた場合
の誤動作を防ぐことはできない。
【0006】また、フォーカシングを行うために配置し
た瞳分割のための遮光板(マスク)などはフォーカシン
グ制御専用のものであるので、実際の撮像時にはそれら
を光軸外に外すことが必要となり、フォーカス情報取得
と撮像を同時に行なうことはできないものであった。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、瞳分割系に本来の撮像要素以外の系を事実上含
ませることなく且つ同時的な瞳分割によってフォーカシ
ングのための情報を得られるようにし、調整ずれ等の影
響や被写体の動き等によらず安定した動作を実現でき、
またフォーカス情報取得と撮像を同時に行うことが可能
なカラー撮像装置を提供することを目的とする。
【0008】
【画題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、カラー撮像素子と、該撮像素子に被写体
像を結像する撮像光学系とを有し、前記撮像素子の出力
信号によってカラー撮像画像信号を生成するカラー撮像
装置であって、前記撮像光学系に介在し該撮像光学系の
部分瞳毎に異なる分光特性を有したことによって当該撮
像光学系の瞳を色分割する瞳色分割光学系と、前記瞳色
分割光学系を介して前記撮像光学系によって結像された
被写体像に対応する前記撮像素子の出力信号を受けてこ
れを色分離し、該色分離された信号に基づいて前記撮像
光学系の各々の前記部分瞳による各被写体像の結像位置
の相対的ずれを検出することにより被写体に関するフォ
ーカシングずれ方向とフォーカシングずれ量の両フォー
カシング情報を生成するフォーカシング情報生成手段
と、該フォーカシング情報生成手段が生成したフォーカ
シング情報に基づいて前記被写体に対するフォーカシン
グを行なうフォーカシング手段とを具備することを特徴
とする。
【0009】このカラー撮像装置においては、部分瞳毎
に異なる分光特性を持たせた瞳分割光学系を撮像光学系
に介在させることにより、従来のような遮光板(マス
ク)による瞳分割ではなく、色による瞳分割が行われ
る。この瞳分割光学系を介して撮像素子に結像された被
写体像の画像信号は色分離され、その相対的なずれ量を
検知することにより、フォーカシングずれ方向とフォー
カシングずれ量の両フォーカシング情報が生成される。
このように同時的な瞳色分割方式によるイメージャAF
を行うことにより、調整ずれ等の影響や被写体の動き等
によらず安定した動作を実現することができる。さら
に、瞳分割のために遮光板(マスク)等を配置する必要
がないので、瞳分割系に本来の撮像要素以外の系を事実
上含ませることなく、同時的な瞳分割によってフォーカ
シングのための情報を得ることが可能となる。
【0010】また、フォーカス情報取得と撮像を同時に
行うことが可能となるので、瞳分割光学系を介して撮像
素子に結像された被写体像の画像信号から記録や表示等
に用いるためのカラー撮像画像信号を生成することによ
り、カラー撮像画像信号を被写体の動きにリアルタイム
に追従させたり、動画撮影に適用することも可能とな
る。
【0011】また、一般に、記録や表示等に用いるため
のカラー撮像画像信号を生成するのに最適な瞳形状は円
形であるので、瞳色分割光学系の部分瞳を全て合わせた
全瞳の形状をほば円形とすることが好ましい。これによ
り、瞳色分割光学系を通過した光束を撮像素子に結像す
ることによって得られた信号から、記録や表示等に最適
なカラー撮像画像信号を得ることが可能となる。
【0012】また、瞳色分割光学系の各部分瞳の分光特
性は全ての前記部分瞳の分光特性を加算したときに可視
光の主要色成分RGBを全て含むように構成することが
望ましい。これにより、瞳色分割光学系を通した場合で
も、色成分に偏りのないカラー撮像画像信号を得ること
が可能となる。
【0013】また、瞳色分割光学系の各部分瞳の各分光
特性を全て、可視光の主要色成分RGBのうちの輝度信
号における主要成分であるG成分を含むように構成する
ことにより、画質に大きく影響を与える輝度信号レベル
の低下を防止することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1には、本発明の一実施形態に係
わる撮像装置の構成が示されている。ここでは、デジタ
ルカメラとして実現した場合を例示して説明することに
する。
【0015】図中101は前玉101aおよび後玉10
1bなどの各種レンズからなる撮影光学系、102a,
102bは前玉101aおよび後玉101bをそれぞれ
駆動するためのレンズ駆動機構を構成するフォーカスア
クチュエータおよびズームアクチュエータ、103はレ
ンズ系101の絞りを制御するための可動絞り、104
はローパスおよび赤外カット用の光学フィルタ、105
は色フィルタ付きのCCDカラー撮像素子、106はC
CDカラー撮像素子105を駆動するためのCCDドラ
イバ、107はA/D変換器等を含むプリプロセス回
路、108は色信号生成処理,マトリックス変換処理,
その他各種のデジタル処理を行うためのデジタルプロセ
ス回路、109はカードインターフェース、110はメ
モリカード、111はLCD画像表示系を示している。
【0016】また、図中の112は各部を統括的に制御
するためのシステムコントローラ(CPU)、113は
各種操作ボタンからなる操作スイッチ系、114は操作
状態及びモード状態等を表示するための操作表示系、1
15は可動絞り103を駆動制御するための絞りアクチ
ュエータ、116はレンズ駆動機構102a,102b
や絞りアクチュエータ115を制御するためのアクチュ
エータドライバを示している。
【0017】さらに、201は色によって撮影レンズ系
101の瞳を複数の部分瞳に分割するための瞳色分割用
フィルタである。この瞳色分割用フィルタ201は可動
絞り103と同じく、撮影光学系101の絞り位置(瞳
位置)に設けられている。
【0018】本実施形態のデジタルカメラにおいては、
システムコントローラ112が全ての制御を統括的に行
っており、フォーカシング制御および表示や記録のため
のカラー撮像画像信号を生成するための制御等がシステ
ムコントローラ112によって行われる。
【0019】本実施形態に於いては、以下に詳述する瞳
色分割イメージャAFに関する部分を除けば、通常のデ
ジタルカメラと同様の動作および制御が行われるもので
あって、そのような公知の部分については説明を省略す
る。
【0020】システムコントローラ112には、本実施
形態の特徴とする瞳色分割イメージャAFを行うための
機能として、フォーカシング制御部301およびフォー
カシング情報生成部302が設けられている。
【0021】フォーカシング制御部301は、フォーカ
シング情報生成部302によって生成されたフォーカシ
ング情報に基づいてアクチュエータドライバ116を制
御することにより、被写体に対する合焦制御を行う。
【0022】フォーカシング情報生成部302は、瞳色
分割用フィルタ201を介して撮影光学系101によっ
て結像された被写体像に対応する信号をカラー撮像素子
105から読み出して色分離し、色分離された信号間の
相対的ずれを検出する。この検出結果により、被写体に
関するフォーカシングずれ方向とフォーカシングずれ量
の両フォーカシング情報が生成される。
【0023】(瞳色分割用フィルタ)次に、瞳色分割用
フィルタ201の構成について説明する。図2はカメラ
側から被写体を見た場合のフィルタ構成を示している。
図示のように、瞳色分割用フィルタ201は、可動絞り
103の開放開口を垂直に2分した左フィルタFLと右
フィルタFRとから構成される。図中Aは開放開口径で
あり、またkAは*印で示されている各部分開口の重心
間の距離である(kは1未満の正係数)。測距時に絞り
込む場合は、これに応じてkも変わるが、以下では簡単
のため開放測距を仮定する。この時、開口が円形であれ
ばk≒0.4となる。
【0024】左フィルタFLと右フィルタFRは互いに
異なる分光特性を有しており、これにより撮影光学系1
01の各部分瞳毎に異なる分光特性を持たせることがで
きる。また、全瞳透過光が結像重畳した状態で、被写体
の主要スペクトルRGBを全て含むようなフィルタ特性
が得られるように、左フィルタFLおよび右フィルタF
Rそれぞれの分光特性が決定されている。
【0025】すなわち、図3に実線に示されているよう
に、左フィルタFLについては、B(Blue)及びG
(Green)を透過し、且つR(Red)を遮断する
ような分光特性を有している。したがって、左フィルタ
FLはCy(シアン)のフィルタである。また、右フィ
ルタFRについては、図3に破線で示されているよう
に、R(Red)及びG(Green)を透過し、且つ
B(Blue)を遮断するような分光特性を有してい
る。したがって、右フィルタFRはYe(イエロー)の
フィルタである。
【0026】この瞳色分割用フィルタ201を用いた場
合にカラー撮像素子105上で結像される被写体点像
(線像)の様子を図4に示す。ここで、「近ずれ」とは
被写体が合焦点より近くにある後ピンのことを意味し、
また「遠ずれ」とは被写体が合焦点より遠くにある前ピ
ンのことを意味している。
【0027】輝度(Y)の主色成分であるG(Gree
n)については左フィルタFLおよび右フィルタFRの
双方を通過するため、「近ずれ」および「遠ずれ」のど
ちらにおいてもその点像の形成位置は変化しない。一
方、R(Red)についは、右フィルタFRのみを通過
するので、「近ずれ」の場合にはその点像形成位置は右
側にずれ、「遠ずれ」の場合には左側にずれる。同様
に、B(Blue)についは、左フィルタFLのみを通
過するので、「近ずれ」の場合にはその点像形成位置は
左側にずれ、「遠ずれ」の場合には右側にずれる。合焦
状態では、G,R,B共に点像形成位置が一致する。
【0028】したがって、例えば「近ずれ」の場合に
は、図5からも分かるように、B(Blue)の像が左
よりに形成され、R(Red)の像が右よりに形成され
ることになる。このBとRの像の位置関係とそれら像の
相対的ずれ量から、フォーカスのずれ量およびずれ方向
を調べることが可能となる。「遠ずれ」の場合も同様で
ある。
【0029】(フォーカシング情報生成)次に、フォー
カシング情報の生成動作について説明する。
【0030】カラー撮像素子104の出力信号から表示
や記録のためのカラー撮像画像信号を生成する場合に
は、ディジタルプロセス回路108でRGB色分離が行
われた後、γやマトリクスを含む通常の信号処理が行わ
れるが、この場合の色分離によって得られた色信号の
R,Bを用いて相関演算を行なうことにより、R像とB
像のずれ量(z)の算出が行われる。
【0031】ずれ量(z)の算出は次のようにして行わ
れる。単純化のため、まず、1ラインについてのみ考え
ることにする。図6はある水平座標の1ライン画像から
得られたR像の強度分布とB像の強度分布を示してい
る。R像の強度分布を基準とし、B像の強度分布を水平
方向にずらしながら両者の相関を、あるウインドウ巾の
範囲て調べるための演算が行われる。
【0032】ウインドウ巾を±mとし、ウインドウのず
らし量をxとすると、R像とB像の相関評価関数H
(x)は、
【0033】
【数1】
【0034】となり、H(x)の最小値(極小値)を与
えるxをもって、R像とB像のずれ量zとする。
【0035】ただし、変数n,m,xは画素ピッチに基
づき離散的に与えられるが、zの算出{H(x)の与最
小値の算出}に関してはxを実数として補間によりより
高精度に算出する。図6および図7では、x=1の場合
にH(x)が極小値となる場合の例を示している。
【0036】図8はデフォーカス量dの算出原理を示し
ている。三角法により、 kA:z=f;d であるから、開放FナンバーF(=f/A)を導入する
と、デフォーカス量dは、 d=F×z/k となる。zの符号によって近ずれ,遠ずれも表現されて
いる。このデフォーカス量dに対応して、フォーカスア
クチュエータ102が駆動され合焦する。
【0037】一方、合焦状態では各色成分はずれなく重
なっているから、形成される画像は通常のカラー画像と
変わらない。ただし、通常の場合に比してR,Bの各成
分はGに比して1/2の光量となっているから、ディジ
タルプロセス回路108における上記RGB色分離以後
の通常の処理の前に、RとBのゲインをGに対して相対
的に2倍にして、ゲイン調整を施しておく。これ以外は
全て通常のカラー撮像画像生成処理で良い。このとき輝
度信号の主成分たるGは従来のカメラと全く変わらない
ものが得られるから、輝度解像度や輝度SN(感度)も
従来とほぼ同じものが得られる。
【0038】なお、実際には、上述の相関演算は1ライ
ンについてのみならず、複数ライン、即ち垂直方向にも
巾を持たせた所定のエリアについて行う。図9のように
垂直方向のウインド巾を±qとし、水平方向のウインド
巾を±mとすると、R像とB像の相関評価関数H(x)
は、
【0039】
【数2】
【0040】となり、H(x)の最小値(極小値)を与
えるxをもって、R像とB像のずれ量zとする。
【0041】以上のように、本実施形態においては、色
による瞳分割を行ないフォーカス情報を得てフォーカシ
ングを行うことにより、瞳分割系に本来の撮像要素以外
の系を事実上含まず、かつ同時的な瞳分割を行うことが
可能となる。よって、調整ずれ等の影響が無く、かつ被
写体の動き等によらず安定して動作できる。また、特に
全瞳透過光が結像重畳した状態で、被写体の主要スペク
トルRGBを全て含むようなフィルタ特性を持たせるこ
とにより、画質を損なうことなく、色による瞳分割され
た結像画像から表示や記録用のカラー撮像画像を生成す
ることができるようになる。
【0042】なお、上記画像生成に際して行うゲイン調
節については、マトリクス係数で調節しても良い。ま
た、開口の分割は分割された部分瞳全体で撮影光学系1
01の瞳を構成できるようにすればよいので、開口を3
つ以上の複数で色分割しても良く、また分割方向につい
ても水平に限らず任意で良い。このような任意の開口分
割に対しては、相関演算に際しての像(ウインドウ)ず
らし方向は各部分開口の重心同士を結ぶ直線の方向に合
わせて設定すれば良い。ずらし方向が水平、垂直以外の
斜め方向である場合は演算式は形式的には2次元H
(x,y)となるが、これは座標変換(回転)によって
1次元化できるものである。さらに、ウィンドウは、こ
の場合フォーカシングエリア(フォーカス検出領域)と
して機能しているが、これも1箇所に限らず任意の場所
に複数設けることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
瞳分割系に本来の撮像要素以外の系を事実上含ませるこ
となく且つ同時的な瞳分割によってフォーカシングのた
めの情報を得られるようになり、調整ずれ等の影響や被
写体の動き等によらず安定した動作を実現できる。また
フォーカス情報取得と撮像を同時に行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるデジタルカメラの
構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態で用いられる瞳色分割用フィルタの
構成を示す図。
【図3】同実施形態で用いられる瞳色分割用フィルタの
分光特性を示す図。
【図4】同実施形態で得られる被写体点像の様子を示す
図。
【図5】同実施形態において被写体が合焦点より近くに
ある場合のR像とB像の位置関係を示す図。
【図6】同実施形態でフォーカシング情報を得るために
行われる相関演算の原理を説明するための図。
【図7】図6の相関演算で得られる相関評価値の分布を
示す図。
【図8】同実施形態で用いられるデフォーカス量の算出
原理を示す図。
【図9】図6の相関演算を2次元で行う場合の原理を示
す図。
【符号の説明】
101…撮影光学系 103…可動絞り 105…CCDカラー撮像素子 106…CCDドライバ 112…システムコントローラ 201…瞳色分割用フィルタ 301…フォーカシング制御部 302…フォーカシング情報生成部
フロントページの続き Fターム(参考) 2H011 AA01 BA23 2H051 BA02 CB13 5C022 AB22 AB28 AC42 AC55 AC69 5C065 BB11 DD02 EE06 EE20 FF02 GG18 GG30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー撮像素子と、該撮像素子に被写体
    像を結像する撮像光学系とを有し、前記撮像素子の出力
    信号によってカラー撮像画像信号を生成するカラー撮像
    装置であって、 前記撮像光学系に介在し該撮像光学系の部分瞳毎に異な
    る分光特性を有したことによって当該撮像光学系の瞳を
    色分割する瞳色分割光学系と、 前記瞳色分割光学系を介して前記撮像光学系によって結
    像された被写体像に対応する前記撮像素子の出力信号を
    受けてこれを色分離し、該色分離された信号に基づいて
    前記撮像光学系の各々の前記部分瞳による各被写体像の
    結像位置の相対的ずれを検出することにより被写体に関
    するフォーカシングずれ方向とフォーカシングずれ量の
    両フォーカシング情報を生成するフォーカシング情報生
    成手段と、 該フォーカシング情報生成手段が生成したフォーカシン
    グ情報に基づいて前記被写体に対するフォーカシングを
    行なうフォーカシング手段とを具備することを特徴とす
    るカラー撮像装置。
  2. 【請求項2】 カラー撮像素子と、該撮像素子に被写体
    像を結像する撮像光学系とを有し、前記撮像素子の出力
    信号によってカラー撮像画像信号を生成するカラー撮像
    装置であって、 前記撮像光学系に介在し該撮像光学系の部分瞳毎に異な
    る分光特性を有したことによって当該撮像光学系の瞳を
    色分割する瞳色分割光学系と、 該瞳色分割光学系を介して前記撮像光学系によって結像
    された被写体像に対応する前記撮像素子の出力信号を受
    けてこれを色分離し、該色分離された信号に基づいて前
    記撮像光学系の各々の前記部分瞳による各被写体像の結
    像位置の相対的ずれを検出することにより被写体に関す
    るフォーカシング情報を生成するフォーカシング情報生
    成手段と、 前記瞳色分割光学系を介して前記撮像光学系によって結
    像された被写体像に対応する前記撮像素子の出力信号を
    受けてカラー撮像画像信号を生成する画像信号生成手段
    とを具備することを特徴とするカラー撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記瞳色分割光学系の部分瞳を全て合わ
    せた全瞳の形状は、略円形であることを特徴とする請求
    項1または2記載のカラー撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記瞳色分割光学系の各部分瞳の分光特
    性は、全ての前記部分瞳の分光特性を加算したときに可
    視光の主要色成分RGBを全て含むように構成されたも
    のであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
    項記載のカラー撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記瞳色分割光学系の各部分瞳の各分光
    特性は全て、可視光の主要色成分RGBのうちのG成分
    を含むように構成されたものであることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれか1項記載のカラー撮像装置。
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