JP2001174563A - X線検出器およびx線ct装置 - Google Patents

X線検出器およびx線ct装置

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JP2001174563A
JP2001174563A JP35595599A JP35595599A JP2001174563A JP 2001174563 A JP2001174563 A JP 2001174563A JP 35595599 A JP35595599 A JP 35595599A JP 35595599 A JP35595599 A JP 35595599A JP 2001174563 A JP2001174563 A JP 2001174563A
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JP
Japan
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scintillator
ray
assembly
collimator element
column
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JP35595599A
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English (en)
Inventor
Yasushi Yasunaga
恭 安永
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GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出素子マトリクスとコリメータ格子のアラ
イメントが容易なX線検出器、および、そのようなX線
検出器を用いるX線CT装置を実現する。 【解決手段】 コリメータ素子122の前面を支持部材
130の基準面132に当接させてX線入射方向での位
置決めをする。また、コリメータ素子122およびシン
チレータ集合体100の片側の側面を支持部材130の
基準面134に当接させて、シンチレータ集合体100
のシンチレータ素子102に対するコリメータ素子12
4のアライメントを確定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線検出器および
X線CT(X−ray computerized t
omography)装置に関し、特に、前面にコリメ
ータ(collimator)を有するシンチレーショ
ン(scintillation)型のX線検出器、お
よび、そのようなX線検出器を用いるX線CT装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置では、X線照射・検出装置
を用いて撮影対象につき透過X線信号を獲得し、この透
過X線信号に基づいて撮影対象の断層像を生成(再構
成)する。
【0003】X線照射装置は、撮影断面を包含する広が
り(幅)を持ちそれに垂直な方向に厚みを持つX線ビー
ム(beam)を照射し、X線検出装置は、複数のX線
検出素子をアレイ(array)状に配置した多チャン
ネル(channel)のX線検出器でX線を検出す
る。X線検出素子のアレイは2次元マトリクス(mat
rix)としたものが多い。マトリクスサイズ(mat
rix size)は、X線ビームの幅の方向で例えば
数百程度、X線ビームの厚みの方向で例えば十数程度で
ある。
【0004】X線照射・検出装置を撮影対象の周りで回
転(スキャン:scan)させて、撮影対象の周囲の複
数のビュー(view)方向でそれぞれX線による投影
を求め、それら投影に基づいてコンピュータ(comp
uter)により断層像を再構成する。
【0005】シンチレーション型のX線検出器では、X
線検出素子はシンチレータ素子と光検出素子の組み合わ
せにより構成される。光検出素子としては主にフォトダ
イオード(photo diode)が用いられる。シ
ンチレータの前面には散乱X線を排除するためのコリメ
ータが設けられる。コリメータはX線検出素子の2次元
マトリクスに対応した格子となっており、各チャンネル
ごとに散乱X線を排除する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなX線検出
器では、検出素子マトリクスとコリメータ格子の正しい
位置決め(アライメント:alignment)が肝要
であるが、従来はアライメントが容易なX線検出器が存
在しなかった。
【0007】そこで、本発明の課題は、検出素子マトリ
クスとコリメータ格子のアライメントが容易なX線検出
器、および、そのようなX線検出器を用いるX線CT装
置を実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
するための1つの観点での発明は、アレイ状に配置され
た複数のシンチレータ素子のX線受光部と光出射部を互
いに反対側の2面に有するシンチレータ集合体と、前記
シンチレータ集合体の前記X線受光部が存する側に前記
複数のシンチレータ素子間の境界に一方の端面を合わせ
て法線方向に立つ長方形の板をなすコリメータ素子と、
前記コリメータ素子の前記シンチレータ集合体側とは反
対側の端面の一部が当接する基準面を有し前記シンチレ
ータ集合体および前記コリメータ素子を支持する支持部
材と、前記複数のシンチレータ素子に対応してアレイ状
に配置された複数の光検出素子を有し前記シンチレータ
集合体の前記光出射部が存する側に設けられた光検出素
子集合体とを具備することを特徴とするX線検出器であ
る。
【0009】この観点での発明では、支持部材の基準面
にコリメータ素子のシンチレータ集合体と対向する面と
は反対側の端面を当接させて、当該コリメータ素子のシ
ンチレータ集合体と対向する面にシンチレータ集合体を
当接させることによりアライメントを行う。これにより
コリメータ素子とシンチレータ集合体の境界に対して法
線方向におけるコリメータ素子とシンチレータ集合体の
アライメントが一義的に確定する。
【0010】(2)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、2次元マトリクス状に配置された複数の
シンチレータ素子のX線受光部と光出射部を互いに反対
側の2面に有し前記2次元マトリクスの行および列にそ
れぞれ平行な側面および端面を有する直方体をなすシン
チレータ集合体と、前記シンチレータ集合体の前記X線
受光部が存する側に前記複数のシンチレータ素子間の前
記列に平行な境界に一方の端面を合わせて法線方向に立
つ長方形の板をなし前記複数のシンチレータ素子間の前
記行に平行な境界に沿って設けられる行方向コリメータ
素子のための取り付け部を有する列方向コリメータ素子
と、前記取り付け部に取り付けられる行方向コリメータ
素子と、前記シンチレータ集合体の両側面のうちの一方
と前記列方向コリメータ素子の両側面のうちの一方が当
接する共通の基準面を有し前記シンチレータ集合体およ
び前記列方向コリメータ素子を支持する支持部材と、前
記複数のシンチレータ素子に対応して2次元マトリクス
状に配置された複数の光検出素子を有し前記シンチレー
タ集合体の前記光出射部が存する側に設けられた光検出
素子集合体とを具備することを特徴とするX線検出器で
ある。
【0011】この観点での発明では、シンチレータ集合
体および列方向コリメータ素子につき、ともに一方の側
面を支持部材の共通の基準面に当接させてアライメント
を行う。これにより、シンチレータ集合体に対するコリ
メータ素子のアライメントがマトリクスの列方向におい
て一義的に確定する。
【0012】(3)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、2次元マトリクス状に配置された複数の
シンチレータ素子のX線受光部と光出射部を互いに反対
側の2面に有し前記2次元マトリクスの行および列にそ
れぞれ平行な側面および端面を有する直方体をなすシン
チレータ集合体と、前記シンチレータ集合体の前記X線
受光部が存する側に前記複数のシンチレータ素子間の前
記列に平行な境界に一方の端面を合わせて法線方向に立
つ長方形の板をなし前記複数のシンチレータ素子間の前
記行に平行な境界に沿って設けられる行方向コリメータ
素子のための取り付け部を有する列方向コリメータ素子
と、前記取り付け部に取り付けられる行方向コリメータ
素子と、前記シンチレータ集合体の両側面のうちの一方
と前記列方向コリメータ素子の両側面のうちの一方が当
接する共通の基準面およびこの基準面の一端においてそ
れと直交する方向に設けられ前記列方向コリメータ素子
の前記シンチレータ集合体側とは反対側の端面の一部が
当接する別な基準面を有し前記シンチレータ集合体およ
び前記列方向コリメータ素子を支持する支持部材と、前
記複数のシンチレータ素子に対応して2次元マトリクス
状に配置された複数の光検出素子を有し前記シンチレー
タ集合体の前記光出射部が存する側に設けられた光検出
素子集合体とを具備することを特徴とするX線検出器で
ある。
【0013】この観点での発明では、シンチレータ集合
体および列方向コリメータ素子につき、ともに一方の側
面を支持部材の共通の基準面に当接させて列方向のアラ
イメントを行う。また、支持部材の別な基準面にコリメ
ータ素子のシンチレータ集合体と対向する面とは反対側
の端面を当接させて、当該コリメータ素子のシンチレー
タ集合体と対向する面にシンチレータ集合体を当接させ
ることによりアライメントを行う。これによりコリメー
タ素子とシンチレータ集合体の境界に対して法線方向に
おけるコリメータ素子とシンチレータ集合体のアライメ
ントが一義的に確定する。
【0014】(4)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、X線源およびX線検出器を有し撮影対象
について複数ビューの透過X線信号を獲得する信号獲得
手段と、前記信号獲得手段が獲得した透過X線信号に基
づいて断層像を生成する画像生成手段とを備えたX線C
T装置であって、前記X線検出器は、アレイ状に配置さ
れた複数のシンチレータ素子のX線受光部と光出射部を
互いに反対側の2面に有するシンチレータ集合体と、前
記シンチレータ集合体の前記X線受光部が存する側に前
記複数のシンチレータ素子間の境界に一方の端面を合わ
せて法線方向に立つ長方形の板をなすコリメータ素子
と、前記コリメータ素子の前記シンチレータ集合体側と
は反対側の端面の一部が当接する基準面を有し前記シン
チレータ集合体および前記コリメータ素子を支持する支
持部材と、前記複数のシンチレータ素子に対応してアレ
イ状に配置された複数の光検出素子を有し前記シンチレ
ータ集合体の前記光出射部が存する側に設けられた光検
出素子集合体とを具備することを特徴とするX線CT装
置である。
【0015】この観点での発明では、支持部材の基準面
にコリメータ素子のシンチレータ集合体と対向する面と
は反対側の端面を当接させて、当該コリメータ素子のシ
ンチレータ集合体と対向する面にシンチレータ集合体を
当接させることによりアライメントを行う。これにより
コリメータ素子とシンチレータ集合体の境界に対して法
線方向におけるコリメータ素子とシンチレータ集合体の
アライメントが一義的に確定する。アライメントが正確
なX線検出器により品質の良い画像を得ることができ
る。
【0016】(5)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、X線源およびX線検出器を有し撮影対象
について複数ビューの透過X線信号を獲得する信号獲得
手段と、前記信号獲得手段が獲得した透過X線信号に基
づいて断層像を生成する画像生成手段とを備えたX線C
T装置であって、前記X線検出器は、2次元マトリクス
状に配置された複数のシンチレータ素子のX線受光部と
光出射部を互いに反対側の2面に有し前記2次元マトリ
クスの行および列にそれぞれ平行な側面および端面を有
する直方体をなすシンチレータ集合体と、前記シンチレ
ータ集合体の前記X線受光部が存する側に前記複数のシ
ンチレータ素子間の前記列に平行な境界に一方の端面を
合わせて法線方向に立つ長方形の板をなし前記複数のシ
ンチレータ素子間の前記行に平行な境界に沿って設けら
れる行方向コリメータ素子のための取り付け部を有する
列方向コリメータ素子と、前記取り付け部に取り付けら
れる行方向コリメータ素子と、前記シンチレータ集合体
の両側面のうちの一方と前記列方向コリメータ素子の両
側面のうちの一方が当接する共通の基準面を有し前記シ
ンチレータ集合体および前記列方向コリメータ素子を支
持する支持部材と、前記複数のシンチレータ素子に対応
して2次元マトリクス状に配置された複数の光検出素子
を有し前記シンチレータ集合体の前記光出射部が存する
側に設けられた光検出素子集合体とを具備することを特
徴とするX線CT装置である。
【0017】この観点での発明では、シンチレータ集合
体および列方向コリメータ素子につき、ともに一方の側
面を支持部材の共通の基準面に当接させてアライメント
を行う。これにより、シンチレータ集合体に対するコリ
メータ素子のアライメントがマトリクスの列方向におい
て一義的に確定する。アライメントが正確なX線検出器
により品質の良い画像を得ることができる。
【0018】(6)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、X線源およびX線検出器を有し撮影対象
について複数ビューの透過X線信号を獲得する信号獲得
手段と、前記信号獲得手段が獲得した透過X線信号に基
づいて断層像を生成する画像生成手段とを備えたX線C
T装置であって、前記X線検出器は、2次元マトリクス
状に配置された複数のシンチレータ素子のX線受光部と
光出射部を互いに反対側の2面に有し前記2次元マトリ
クスの行および列にそれぞれ平行な側面および端面を有
する直方体をなすシンチレータ集合体と、前記シンチレ
ータ集合体の前記X線受光部が存する側に前記複数のシ
ンチレータ素子間の前記列に平行な境界に一方の端面を
合わせて法線方向に立つ長方形の板をなし前記複数のシ
ンチレータ素子間の前記行に平行な境界に沿って設けら
れる行方向コリメータ素子のための取り付け部を有する
列方向コリメータ素子と、 前記取り付け部に取り付け
られる行方向コリメータ素子と、前記シンチレータ集合
体の両側面のうちの一方と前記列方向コリメータ素子の
両側面のうちの一方が当接する共通の基準面およびこの
基準面の一端においてそれと直交する方向に設けられ前
記列方向コリメータ素子の前記シンチレータ集合体側と
は反対側の端面の一部が当接する別な基準面を有し前記
シンチレータ集合体および前記列方向コリメータ素子を
支持する支持部材と、前記複数のシンチレータ素子に対
応して2次元マトリクス状に配置された複数の光検出素
子を有し前記シンチレータ集合体の前記光出射部が存す
る側に設けられた光検出素子集合体とを具備することを
特徴とするX線CT装置である。
【0019】この観点での発明では、シンチレータ集合
体および列方向コリメータ素子につき、ともに一方の側
面を支持部材の共通の基準面に当接させて列方向のアラ
イメントを行う。また、支持部材の別な基準面にコリメ
ータ素子のシンチレータ集合体と対向する面とは反対側
の端面を当接させて、当該コリメータ素子のシンチレー
タ集合体と対向する面にシンチレータ集合体を当接させ
ることによりアライメントを行う。これによりコリメー
タ素子とシンチレータ集合体の境界に対して法線方向に
おけるコリメータ素子とシンチレータ集合体のアライメ
ントが一義的に確定する。これにより、シンチレータ集
合体とコリメータ素子のアライメントが一義的に確定す
る。アライメントが正確なX線検出器により品質の良い
画像を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1にX線CT装置のブロ
ック(block)図を示す。本装置は本発明の実施の
形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装
置に関する実施の形態の一例が示される。
【0021】図1に示すように、本装置は、信号獲得部
2、撮影テーブル(table)4および信号処理部6
を備えている。信号獲得部2は、本発明における信号獲
得手段の実施の形態の一例である。信号獲得部2はいわ
ゆるガントリ(gantry)に相当する。信号処理部
6はいわゆるオペレータ(operator cons
ole)に相当する。
【0022】信号獲得部2はX線管20を有する。X線
管20から放射された図示しないX線は、コリメータ2
2により例えば扇状のX線ビームすなわちファンビーム
(fan beam)となるように成形され、検出器ア
レイ24に照射される。検出器アレイ24は、本発明に
おけるX線検出器の実施の形態の一例である。検出器ア
レイ24は、扇状のX線ビームの幅および厚みの方向に
アレイ状に配列された複数のX線検出素子を有する。検
出器アレイ24の構成については後にあらためて説明す
る。
【0023】X線管20、コリメータ22および検出器
アレイ24は、X線照射・検出装置を構成する。X線照
射・検出装置については、後にあらためて説明する。検
出器アレイ24にはデータ収集部26が接続されてい
る。データ収集部26は検出器アレイ24の個々のX線
検出素子の検出データを収集する。
【0024】X線管20からのX線の照射は、X線コン
トローラ(controller)28によって制御さ
れる。なお、X線管20とX線コントローラ28との接
続関係については図示を省略する。コリメータ22は、
コリメータコントローラ30によって制御される。な
お、コリメータ22とコリメータコントローラ30との
接続関係については図示を省略する。
【0025】以上のX線管20からコリメータコントロ
ーラ30までのものが、信号獲得部2の回転部34に搭
載されている。回転部34の回転は、回転コントローラ
36によって制御される。なお、回転部34と回転コン
トローラ36との接続関係については図示を省略する。
【0026】撮影テーブル4は、図示しない撮影対象を
信号獲得部2のX線照射空間に搬入および搬出するよう
になっている。撮影対象とX線照射空間との関係につい
ては後にあらためて説明する。
【0027】信号処理部6はデータ処理装置60を有す
る。データ処理装置60は、例えばコンピュータ(co
mputer)等によって構成される。データ処理装置
60には、制御インタフェース(interface)
62が接続されている。制御インタフェース62には、
信号獲得部2と撮影テーブル4が接続されている。デー
タ処理装置60は制御インタフェース62を通じて信号
獲得部2および撮影テーブル4を制御する。
【0028】信号獲得部2内のデータ収集部26、X線
コントローラ28、コリメータコントローラ30および
回転コントローラ36が制御インタフェース62を通じ
て制御される。なお、それら各部と制御インタフェース
62との個別の接続については図示を省略する。
【0029】データ処理装置60には、また、データ収
集バッファ64が接続されている。データ収集バッファ
64には、信号獲得部2のデータ収集部26が接続され
ている。データ収集部26で収集されたデータがデータ
収集バッファ64を通じてデータ処理装置60に入力さ
れる。
【0030】データ処理装置60は、データ収集バッフ
ァ64を通じて収集した複数ビューのプロジェクション
データを用いて画像再構成を行う。画像再構成には、例
えばフィルタード・バックプロジェクション(filt
ered back projection)法等が用
いられる。データ処理装置60は、本発明における画像
生成手段の実施の形態の一例である。
【0031】データ処理装置60には、また、記憶装置
66が接続されている。記憶装置66は、各種のデータ
や再構成画像およびプログラム(program)等を
記憶する。データ処理装置60には、また、表示装置6
8および操作装置70がそれぞれ接続され、それらを通
じての操作者によるインタラクティブ(interac
tive)な操作を可能にしている。
【0032】表示装置68は、データ処理装置60から
出力される再構成画像やその他の情報を表示する。表示
装置68は例えばグラフィックディスプレー(grap
hic display)等により実現される。
【0033】操作装置70は、操作者によって操作さ
れ、各種の指示や情報等をデータ処理装置60に入力す
る。操作装置70は、例えばマウス(mice)やトラ
ックボール(track ball)等のポインティン
グデバイス(pointingdevice)を備えた
キーボード(keyboard)等の操作卓により実現
される。
【0034】操作装置70は、また、表示装置68にG
UI(graphical user interfa
ce)で表示されたバーチャルキーボード(virtu
alkeyboard)で実現しても良い。バーチャル
キーボードはポインティングデバイスを用いて操作され
る。あるいは、タッチパネル(touch pane
l)で操作するようにしても良い。
【0035】図2に、検出器アレイ24の模式的構成を
示す。同図に示すように、検出器アレイ24は、多数の
X線検出素子24(ik)を2次元マトリクス状に配列
した多チャンネルのX線検出器となっている。X線検出
素子24(ik)は、全体として、円筒凹面状に湾曲し
たX線受光面を形成する。
【0036】X線検出素子24(ik)は、例えばシン
チレータ(scintillator)素子と光検出素
子の組み合わせによって構成される。シンチレータ素子
としては、例えばヨウ(I)化セシウム(Cs)が用い
られるが、これに限るものではない。光検出素子として
は、例えばフォトダイオードが用いられるが、これに限
るものではない。
【0037】ここで、iはチャンネル番号であり例えば
i=1〜1000である。iは2次元マトリクスの列番
号でもある。kは2次元マトリクスの行番号であり、例
えばk=1〜4である。X線検出素子24(ik)は、
行番号kが同一なもの同士でそれぞれ検出素子行を構成
する。なお、検出器アレイ24は4行に限るものではな
い。以下、4行の例で説明するが4以外の複数の行につ
いても同様になる。なお、行および列の呼称は相対的な
ものであり、いずれか一方を行としたとき他方が列とな
る。
【0038】図3に、X線照射・検出装置におけるX線
管20とコリメータ22と検出器アレイ24の相互関係
を示す。なお、図3の(a)は信号獲得部2の正面から
見た状態を示す図、(b)は側面から見た状態を示す図
である。同図に示すように、X線管20から放射された
X線は、コリメータ22により扇状のX線ビーム400
となるように成形され、検出器アレイ24に照射され
る。
【0039】図3の(a)では、扇状のX線ビーム40
0の広がりすなわちX線ビーム400の幅を示す。X線
ビーム400の幅方向は、検出器アレイ24におけるチ
ャンネルの配列方向(i方向)に一致する。(b)では
X線ビーム400の厚みを示す。X線ビーム400の厚
み方向は、検出器アレイ24における行の並設方向(k
方向)に一致する。
【0040】このようなX線ビーム400の扇面に体軸
を交差させて、例えば図4に示すように、撮影テーブル
4に載置された撮影対象8がX線照射空間に搬入され
る。信号獲得部2は、内部にX線照射・検出装置を収容
した筒状の構造を持つ。
【0041】X線照射空間は、信号獲得部2の筒状構造
の内側空間に形成される。X線ビーム400によってス
ライスされた撮影対象8の像が検出器アレイ24に投影
される。検出器アレイ24によって、撮影対象8を透過
したX線が検出される。検出器アレイ24が4行構成に
なっていることにより、4スライス分の投影が一挙に得
られる。各スライスの厚みはthである。X線照射・検
出装置を撮影対象8の体軸の周りで回転させて、複数の
ビュー方向でそれぞれX線による投影を求める。
【0042】本装置の撮影動作を説明する。図5に、本
装置の動作のフロー(flow)図を示す。同図に示す
ように、ステップ(step)912で、操作者が操作
装置70を通じてスキャン計画を入力する。スキャン計
画には、スキャン時間、スキャン範囲、X線照射条件等
に加えて、1スキャンのデータから再構成する画像数が
含まれる。
【0043】スキャン計画の入力は、例えば表示装置6
8に表示された入力画面によって行われる。入力画面に
は画像数指定用として例えば図6に示すように、3つの
押しボタン(button)を模擬したGUIが表示さ
れる。3つの押しボタンは画像数を表す数字をそれぞれ
の表面に表示している。
【0044】数字1は1つの画像を得ることを意味す
る。これはまた4スライス分の断層像を全部加算平均す
ることを意味する。数字2は2つの画像を得ることを意
味する。これはまた4スライス分の断層像を隣接する2
スライスずつ加算平均することを意味する。数字4は4
つの画像を得ることを意味する。これはまた4スライス
分の断層像を個々に画像化することを意味する。操作者
はポインティングデバイス等により所望の数を指定す
る。
【0045】本装置は、入力されたスキャン計画に従
い、操作者の操作およびデータ処理装置60による制御
の下で動作する。ステップ914ではスキャン位置決め
を行う。すなわち、操作者が操作装置70を操作して撮
影テーブル4を移動させ、撮影対象8の撮影部位の中心
をX線照射・検出装置の回転の中心(アイソセンタ:i
socenter)に一致させる。
【0046】このようなスキャン位置決めを行った後に
ステップ916でスキャンを行う。すなわち、X線照射
・検出装置を撮影対象8の周囲で回転させて、1回転当
たり例えば1000ビューの投影データをデータ収集バ
ッファ64に収集する。
【0047】スキャン後あるいはスキャンに並行して、
ステップ918でデータ補正を行う。データ補正には例
えばX線強度補正、チャンネル感度補正、温度補正等が
含まれる。これによって4スライス分の補正済みのデー
タが得られる。
【0048】これら4スライス分のデータについて、ス
テップ920において、指定画像数に応じた加算平均を
行う。すなわち、指定画像数が1の場合は4スライス分
のデータを全加算平均し、2の場合は半数ずつを加算平
均し、4の場合は加算平均を行わない。
【0049】加算平均済みのデータに基づいて、ステッ
プ922で画像再構成を行う。画像再構成は例えばフィ
ルタード・バックプロジェクション法等により行われ
る。これによって断層像が再構成される。なお、加算平
均は、ステップ918で行う代わりに、ここで再構成し
た画像について行うようにしても良いのはもちろんであ
る。
【0050】次に、ステップ924で画像表示を行う。
これによって、例えば図7に示すような画像が表示装置
68で表示される。同図の(a)は画像数が1の場合、
(b)は画像数が2の場合、(c)は画像数が4の場合
である。(b),(c)に示すように画像が複数の場合
は、それらを一挙に表示する代わりに順次に表示するよ
うにしても良い。
【0051】図8に、検出器アレイの主要部の模式的構
成を示す。同図において互いに垂直な3方向をi,j,
kとしたとき、iは2次元マトリクスの行に平行な方向
である。以下、これを行方向ともいう。kは2次元マト
リクスの列に平行な方向である。以下、これを列方向と
もいう。jはX線ビームが到来する方向である。
【0052】同図に示すように、検出器アレイ24はシ
ンチレータ集合体100を有する。シンチレータ集合体
100は、本発明におけるシンチレータ集合体の実施の
形態の一例である。シンチレータ集合体100の外形は
直方体である。直方体の3つの稜はそれぞれi,j,k
方向に平行である。図ではi方向に見た端面を示す。
【0053】シンチレータ集合体100は、複数のシン
チレータ素子102を光反射性物質でモールド(mol
d)したものとなっている。なお、シンチレータ素子へ
の符号付けは1カ所で代表する。複数のシンチレータ素
子102は、シンチレータ集合体100内でi,k方向
の2次元マトリクスを形成する。図ではk方向の配列を
示す。なお、ここでは、k方向のシンチレータ素子10
2の数を6としている。
【0054】シンチレータ集合体100の光出射側には
光検出素子集合体110が設けられる。光検出素子集合
体110は、本発明における光検出素子集合体の実施の
形態の一例である。シンチレータ集合体100の光出射
側では、シンチレータ素子102の光出射面が露出して
いる。光検出素子集合体110は、例えば光学的接着剤
等によりシンチレータ集合体100に接着される。
【0055】光検出素子集合体110は、シンチレータ
素子102に対応した光検出素子112を有する。な
お、光検出素子への符号付けは1カ所で代表する。光検
出素子112は、光検出素子集合体110内でi,k方
向の2次元マトリクスを形成する。図ではk方向の配列
を示す。
【0056】シンチレータ集合体100のX線受光面の
前にはコリメータ素子122が設けられる。以下、X線
受光面を単に受光面という。コリメータ素子122は、
本発明におけるコリメータ素子の実施の形態の一例であ
る。また、本発明における列方向コリメータ素子の実施
の形態の一例である。
【0057】コリメータ素子122は概ね長方形の外形
を持つ板状部材である。コリメータ素子122は、例え
ばタングステン(W)やモリブデン(Mo)等のX線吸
収性が高い金属で構成される。
【0058】コリメータ素子122の板面はjk面に平
行である。すなわち、シンチレータ集合体100の受光
面に関して法線方向となる。コリメータ素子122は、
シンチレータ集合体100に対して、i方向に隣り合う
シンチレータ素子102間の境界に相当する位置に端面
を合わせてi方向に複数個配置される。
【0059】コリメータ素子122には、k方向に沿っ
て複数のコリメータ素子124が取り付けられている。
コリメータ素子への符号付けは1カ所で代表する。コリ
メータ素子124も概ね長方形の外形を持つ板状部材で
あり、コリメータ素子122と同じ材料で構成される。
図ではその端面を示す。
【0060】コリメータ素子124は、シンチレータ集
合体100に対して、k方向に隣り合うシンチレータ素
子102間の境界に相当する位置に端面を合わせ、法線
方向を向く。コリメータ素子124は、本発明における
行方向コリメータ素子の実施の形態の一例である。コリ
メータ素子122に対するコリメータ素子124の取り
付けは、コリメータ素子122に設けた溝にコリメータ
素子124を挿入すること等により行われる。この溝
は、本発明における行方向コリメータ素子のための取り
付け部の実施の形態の一例である。
【0061】以上のようなシンチレータ集合体100お
よびコリメータ素子122が、支持部材130,140
に取り付けられる。支持部材130,140は、本発明
における支持部材の実施の形態の一例である。支持部材
130,140はi方向に延在する。図ではその端面の
一部を示す。
【0062】支持部材130,140はそれぞれ基準面
132,142を有する。基準面132,142はコリ
メータ素子122の前端の一部が当接する面である。検
出器アレイ24の組み立て時には、コリメータ素子12
2を図における左側からj方向に先端が基準面132,
142に当接するまで挿入する。これによって、j方向
におけるコリメータ素子122の位置(アライメント)
が一義的に確定する。
【0063】支持部材130は、また、基準面134を
有する。基準面134は、コリメータ素子122のk方
向の一方の側面およびシンチレータ集合体100のk方
向の一方の側面が共通に当接する面である。検出器アレ
イ24の組み立ては、コリメータ素子122およびシン
チレータ集合体100のk方向の一方の側面を基準面1
34に当接させた状態で行う。
【0064】シンチレータ集合体100においては、k
方向のシンチレータ素子102の位置決めがk方向の一
方の側面を基準として行われており、また、コリメータ
素子122におけるコリメータ素子124の取り付け位
置も、コリメータ素子122における同じ側の面を基準
としてとして定められている。
【0065】したがって、共通の基準面134に当接さ
せて組み立てることにより、シンチレータ素子102に
対するコリメータ素子124の位置関係(アライメン
ト)が一義的に確定する。この状態で、図示しない適宜
の固定手段により、シンチレータ集合体100およびコ
リメータ素子122を支持部材130,140に固定す
る。このようにして、アライメントが正確な検出器アレ
イ24を容易に得ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、検出素子マトリクスとコリメータ格子のアライメ
ントが容易なX線検出器、および、そのようなX線検出
器を用いるX線CT装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】図1に示した装置における検出器アレイの模式
図である。
【図3】図1に示した装置におけるX線照射・検出装置
の模式図である。
【図4】図1に示した装置におけるX線照射・検出装置
の模式図である。
【図5】図1に示した装置の動作のフロー図である。
【図6】図1に示した装置における画像数指定用バーチ
ャルキーの外観図である。
【図7】図1に示した装置が表示する画像の模式図であ
る。
【図8】検出器アレイの主要部の模式図である。
【符号の説明】
2 信号獲得部 20 X線管 22 コリメータ 24 検出器アレイ 26 データ収集部 28 X線コントローラ 30 コリメータコントローラ 34 回転部 36 回転コントローラ 4 撮影テーブル 6 信号処理部 60 データ処理装置 62 制御インタフェース 64 データ収集バッファ 66 記憶装置 68 表示装置 70 操作装置 8 撮影対象 100 シンチレータ集合体 102 シンチレータ素子 110 光検出素子集合体 112 光検出器 122,124 コリメータ素子 130,140 支持部材 132,134,142 基準面

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アレイ状に配置された複数のシンチレー
    タ素子のX線受光部と光出射部を互いに反対側の2面に
    有するシンチレータ集合体と、 前記シンチレータ集合体の前記X線受光部が存する側に
    前記複数のシンチレータ素子間の境界に一方の端面を合
    わせて法線方向に立つ長方形の板をなすコリメータ素子
    と、 前記コリメータ素子の前記シンチレータ集合体側とは反
    対側の端面の一部が当接する基準面を有し前記シンチレ
    ータ集合体および前記コリメータ素子を支持する支持部
    材と、 前記複数のシンチレータ素子に対応してアレイ状に配置
    された複数の光検出素子を有し前記シンチレータ集合体
    の前記光出射部が存する側に設けられた光検出素子集合
    体と、を具備することを特徴とするX線検出器。
  2. 【請求項2】 前記シンチレータ集合体は前記シンチレ
    ータ素子の2次元マトリクスからなるアレイを有し、 前記光検出素子集合体は前記光検出素子の2次元マトリ
    クスからなるアレイを有する、ことを特徴とする請求項
    1に記載のX線検出器。
  3. 【請求項3】 2次元マトリクス状に配置された複数の
    シンチレータ素子のX線受光部と光出射部を互いに反対
    側の2面に有し前記2次元マトリクスの行および列にそ
    れぞれ平行な側面および端面を有する直方体をなすシン
    チレータ集合体と、 前記シンチレータ集合体の前記X線受光部が存する側に
    前記複数のシンチレータ素子間の前記列に平行な境界に
    一方の端面を合わせて法線方向に立つ長方形の板をなし
    前記複数のシンチレータ素子間の前記行に平行な境界に
    沿って設けられる行方向コリメータ素子のための取り付
    け部を有する列方向コリメータ素子と、 前記取り付け部に取り付けられる行方向コリメータ素子
    と、 前記シンチレータ集合体の両側面のうちの一方と前記列
    方向コリメータ素子の両側面のうちの一方が当接する共
    通の基準面を有し前記シンチレータ集合体および前記列
    方向コリメータ素子を支持する支持部材と、 前記複数のシンチレータ素子に対応して2次元マトリク
    ス状に配置された複数の光検出素子を有し前記シンチレ
    ータ集合体の前記光出射部が存する側に設けられた光検
    出素子集合体と、を具備することを特徴とするX線検出
    器。
  4. 【請求項4】 2次元マトリクス状に配置された複数の
    シンチレータ素子のX線受光部と光出射部を互いに反対
    側の2面に有し前記2次元マトリクスの行および列にそ
    れぞれ平行な側面および端面を有する直方体をなすシン
    チレータ集合体と、 前記シンチレータ集合体の前記X線受光部が存する側に
    前記複数のシンチレータ素子間の前記列に平行な境界に
    一方の端面を合わせて法線方向に立つ長方形の板をなし
    前記複数のシンチレータ素子間の前記行に平行な境界に
    沿って設けられる行方向コリメータ素子のための取り付
    け部を有する列方向コリメータ素子と、 前記取り付け部に取り付けられる行方向コリメータ素子
    と、 前記シンチレータ集合体の両側面のうちの一方と前記列
    方向コリメータ素子の両側面のうちの一方が当接する共
    通の基準面およびこの基準面の一端においてそれと直交
    する方向に設けられ前記列方向コリメータ素子の前記シ
    ンチレータ集合体側とは反対側の端面の一部が当接する
    別な基準面を有し前記シンチレータ集合体および前記列
    方向コリメータ素子を支持する支持部材と、 前記複数のシンチレータ素子に対応して2次元マトリク
    ス状に配置された複数の光検出素子を有し前記シンチレ
    ータ集合体の前記光出射部が存する側に設けられた光検
    出素子集合体と、を具備することを特徴とするX線検出
    器。
  5. 【請求項5】 前記シンチレータ素子はヨウ化セシウム
    を利用する、ことを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のうちのいずれか1つに記載のX線検出器。
  6. 【請求項6】 前記光検出素子はフォトダイオードを利
    用する、ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のう
    ちのいずれか1つに記載のX線検出器。
  7. 【請求項7】 X線源およびX線検出器を有し撮影対象
    について複数ビューの透過X線信号を獲得する信号獲得
    手段と、 前記信号獲得手段が獲得した透過X線信号に基づいて断
    層像を生成する画像生成手段とを備えたX線CT装置で
    あって、 前記X線検出器は、 アレイ状に配置された複数のシンチレータ素子のX線受
    光部と光出射部を互いに反対側の2面に有するシンチレ
    ータ集合体と、 前記シンチレータ集合体の前記X線受光部が存する側に
    前記複数のシンチレータ素子間の境界に一方の端面を合
    わせて法線方向に立つ長方形の板をなすコリメータ素子
    と、 前記コリメータ素子の前記シンチレータ集合体側とは反
    対側の端面の一部が当接する基準面を有し前記シンチレ
    ータ集合体および前記コリメータ素子を支持する支持部
    材と、 前記複数のシンチレータ素子に対応してアレイ状に配置
    された複数の光検出素子を有し前記シンチレータ集合体
    の前記光出射部が存する側に設けられた光検出素子集合
    体と、を具備することを特徴とするX線CT装置。
  8. 【請求項8】 前記シンチレータ集合体は前記シンチレ
    ータ素子の2次元マトリクスからなるアレイを有し、 前記光検出素子集合体は前記光検出素子の2次元マトリ
    クスからなるアレイを有する、ことを特徴とする請求項
    7に記載のX線CT装置。
  9. 【請求項9】 X線源およびX線検出器を有し撮影対象
    について複数ビューの透過X線信号を獲得する信号獲得
    手段と、 前記信号獲得手段が獲得した透過X線信号に基づいて断
    層像を生成する画像生成手段とを備えたX線CT装置で
    あって、 前記X線検出器は、 2次元マトリクス状に配置された複数のシンチレータ素
    子のX線受光部と光出射部を互いに反対側の2面に有し
    前記2次元マトリクスの行および列にそれぞれ平行な側
    面および端面を有する直方体をなすシンチレータ集合体
    と、前記シンチレータ集合体の前記X線受光部が存する
    側に前記複数のシンチレー タ素子間の前記列に平行な境界に一方の端面を合わせて
    法線方向に立つ長方形の板をなし前記複数のシンチレー
    タ素子間の前記行に平行な境界に沿って設けられる行方
    向コリメータ素子のための取り付け部を有する列方向コ
    リメータ素子と、 前記取り付け部に取り付けられる行方向コリメータ素子
    と、 前記シンチレータ集合体の両側面のうちの一方と前記列
    方向コリメータ素子の両側面のうちの一方が当接する共
    通の基準面を有し前記シンチレータ集合体および前記列
    方向コリメータ素子を支持する支持部材と、 前記複数のシンチレータ素子に対応して2次元マトリク
    ス状に配置された複数の光検出素子を有し前記シンチレ
    ータ集合体の前記光出射部が存する側に設けられた光検
    出素子集合体と、を具備することを特徴とするX線CT
    装置。
  10. 【請求項10】 X線源およびX線検出器を有し撮影対
    象について複数ビューの透過X線信号を獲得する信号獲
    得手段と、 前記信号獲得手段が獲得した透過X線信号に基づいて断
    層像を生成する画像生成手段とを備えたX線CT装置で
    あって、 前記X線検出器は、 2次元マトリクス状に配置された複数のシンチレータ素
    子のX線受光部と光出射部を互いに反対側の2面に有し
    前記2次元マトリクスの行および列にそれぞれ平行な側
    面および端面を有する直方体をなすシンチレータ集合体
    と、 前記シンチレータ集合体の前記X線受光部が存する側に
    前記複数のシンチレータ素子間の前記列に平行な境界に
    一方の端面を合わせて法線方向に立つ長方形の板をなし
    前記複数のシンチレータ素子間の前記行に平行な境界に
    沿って設けられる行方向コリメータ素子のための取り付
    け部を有する列方向コリメータ素子と、 前記取り付け部に取り付けられる行方向コリメータ素子
    と、 前記シンチレータ集合体の両側面のうちの一方と前記列
    方向コリメータ素子の両側面のうちの一方が当接する共
    通の基準面およびこの基準面の一端においてそれと直交
    する方向に設けられ前記列方向コリメータ素子の前記シ
    ンチレータ集合体側とは反対側の端面の一部が当接する
    別な基準面を有し前記シンチレータ集合体および前記列
    方向コリメータ素子を支持する支持部材と、 前記複数のシンチレータ素子に対応して2次元マトリク
    ス状に配置された複数の光検出素子を有し前記シンチレ
    ータ集合体の前記光出射部が存する側に設けられた光検
    出素子集合体と、を具備することを特徴とするX線CT
    装置。
  11. 【請求項11】 前記シンチレータ素子はヨウ化セシウ
    ムを利用する、ことを特徴とする請求項7ないし請求項
    10のうちのいずれか1つに記載のX線CT装置。
  12. 【請求項12】 前記光検出素子はフォトダイオードを
    利用する、ことを特徴とする請求項7ないし請求項11
    のうちのいずれか1つに記載のX線CT装置。
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