JP2001174470A - 回転検出センサの固定構造 - Google Patents

回転検出センサの固定構造

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JP2001174470A
JP2001174470A JP35704999A JP35704999A JP2001174470A JP 2001174470 A JP2001174470 A JP 2001174470A JP 35704999 A JP35704999 A JP 35704999A JP 35704999 A JP35704999 A JP 35704999A JP 2001174470 A JP2001174470 A JP 2001174470A
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rotation
detection sensor
mounting hole
rotation detection
columnar
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JP35704999A
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English (en)
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Hideo Tawara
秀男 俵
Shigenobu Okusaka
茂宣 奥坂
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転検出センサPを安価にしてワンタッチで
固定し得るようにする。 【解決手段】 被検出体の回転による磁界変動を電気信
号に変換して出力する回転検出センサPを、取付部材D
にその取付穴20に貫通させて固定する構造である。そ
の貫通の際、回転検出センサPの樹脂製の輪状突条22
が取付穴20のねじ21に突き当たって、変形又は削ら
れ、その突条22とねじ21の係合によって、回転検出
センサPは取付部材Dにワンタッチで固定される。この
とき、フランジ23が取付部材Dに当接することによ
り、回転検出センサPの軸方向の位置決めがなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被検出体の回転
による磁界変動を電気信号に変換して出力する回転検出
センサの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転検出センサ、例えば、自動車の車輪
速センサPは、周縁部に歯車状の歯を設けた強磁性体パ
ルサーリングや、周縁部表面にS極とN極が周方向に交
互に連続して現れるように着磁された磁石パルサーリン
グに対向して設けられ、そのパルサーリングの回転によ
る磁界の変動に基づいてその回転速度を検出するもので
ある。その車輪速センサPは、特開平7−198736
号公報、特開平8−219709号公報、特開平10−
260194号公報等において、種々の構成のものが提
案され、例えば、図3、図4に示す車輪速センサPは、
コイル35を巻回保持するボビン31と、そのボビン3
1の内側にポールピース32、そのポールピース32の
後側に磁石33、その磁石33の後側にヨーク34を設
け、コイル35の端を接続した中継端子36に出力線8
を接続した後、そのボビン31、中継端子36などをイ
ンサートして柱状検出部A及び固定部9を含めて外郭1
0を樹脂成形した構成である。
【0003】この車輪速センサPを車体の支持部材(取
付部材)Dに固定する従来の手段は、図4に示すよう
に、取付部材Dに取付穴11を形成するとともに、その
近傍にねじ穴12を形成し、取付穴11に柱状検出部A
を貫通させて固定部9を取付部材Dの表面にあてがい、
その固定部9の孔9aからボルト13をねじ穴12にね
じ込み、その締結力により、車輪速センサPを取付部材
Dに固定している(前述の各公開公報参照)。
【0004】また、固定部9を有しない図5(a)に示
す、棒状の車輪速センサPにおいては、特開平3−25
371号公報において、図6に示すように、図5(b)
に示す、クランプ爪14aを有する弾性締付けブッシュ
14を取付穴11と車輪速センサPの間に介在し、その
弾性締付けブッシュ14(クランプ爪14a)の弾力に
よって、車輪速センサPを取付部材Dに固定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す固定構造
は、ボルト13のねじ込み作業が煩わしいうえに、取付
穴11とねじ穴12及び固定部9の孔9aの位置関係が
ずれていると、車輪速センサPの取付精度に問題が生じ
るとともに、ボルト13がスムーズにねじ込み得ない等
の不都合が生じる。
【0006】図6に示す固定構造は、弾性締付けブッシ
ュ14が別途に必要であり、コスト的に高いものとな
る。
【0007】この発明は、上記実状の下、回転検出セン
サを安価にしてワンタッチで固定し得るようにすること
を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、取付部材の取付穴内面とその取付穴に
貫通される回転検出センサの柱状検出部の外周面の一方
又は両者に、その貫通(嵌合)によって変形する凹凸を
直に設け、貫通時のその凹凸の変形によって固着力を得
るようにしたのである。
【0009】このようにすれば、回転検出センサを取付
穴に貫通(嵌合)させることにより、その凹凸の係止に
よるはめ殺しによって固着される。すなわち、ワンタッ
チで取付け固定し得る。このとき、凹凸を直に設けてい
るため、別部品とならず、コストアップにはならない。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態としては、被
検出体の回転による磁界変動を電気信号に変換して出力
する回転検出センサの固定構造において、取付部材の取
付穴に回転検出センサの柱状検出部が貫通し、その取付
穴内面と柱状検出部外周面の少なくとも一方には軸方向
に複数の凹凸が直に形成されて、前記取付穴に前記柱状
検出部が貫通する際、その貫通時の圧入により前記凹凸
が変形し、その変形圧によって回転検出センサが取付部
材に固定されている構成を採用し得る。
【0011】上記凹凸の構造としては、ねじ形状(螺旋
突条)、軸方向に輪状突条を並列、エンボス状の突起等
の種々のものが考えられ、軸心(センター)が出し易い
ように、凹凸は全周にあることが好ましい。このとき、
上記取付部材の取付穴内面をねじ構造とすれば、一般に
取付穴は切削によって形成されるため、その内面に切削
によりねじを形成し易い。一方、回転検出センサの柱状
検出部外周面は、露出しているため、ねじ状でなくても
凹凸は形成し易い。取付穴内面がねじ状の場合には、柱
状検出部外周面は周方向の突条を形成したものとすれ
ば、突条がねじ山(谷)と係止して固定強度が増す。
【0012】また、上記回転検出センサの柱状検出部の
外被を成形樹脂などによって形成すれば、樹脂は、一般
に変形(塑性変形も含めて)し易いため、回転検出セン
サの取付穴への挿入力も適度なものとなるとともに、取
付穴内面がねじ状などであれば、その凹部(谷部)にぴ
ったり嵌まり込んで強固に一体化する。このため、固定
強度が増す。
【0013】これらの構成において、上記回転検出セン
サの柱状検出部外周面に、上記取付部材の表面に当接し
て位置決めする突起を設ければ、回転検出センサの軸方
向の位置決めが容易であり、正確な固定をワンタッチで
行い得る。突起はフランジなどによって構成する。
【0014】この発明にあっては、はめ殺しによって回
転検出センサが取付けられるため、取付後の位置調整は
不可能に近い。このため、回転検出センサは取付前にお
いて位置決めをして取付穴に嵌め込む。このとき、特開
平8−219709号公報、特開平10−260194
号公報等に記載の図6に示す回転検出センサのように、
磁気検出素子、磁石などがセンサの軸心周りに対称(軸
対称)で、その検出性能が軸心周りの取付角度によって
ほとんど変化しないものであれば、その位置決めが不要
となって作業性がよい。
【0015】なお、取付穴内面及び回転検出センサの柱
状検出部外周面にその軸方向のガイド溝及びその溝に嵌
まるガイド条を設けて、そのガイド溝とガイド条の嵌合
によって、回転検出センサの軸心周りの取付角度を位置
決めしてもよい。
【0016】
【実施例】図1、図2に一実施例を示し、この実施例
は、車両の金属製支持部材である取付部材Dの取付穴
(貫通孔)20内面にねじ21を形成し、上述の磁石等
が軸対称の車輪速センサPの柱状検出部A外周面に輪状
の突条22を並列して形成したものである。ねじ21は
切削加工により、突条22は外被を樹脂成形することに
より、それぞれ形成する。このとき、ねじ21のピッチ
と突条22のピッチはほぼ同じとする。
【0017】この実施例は、図2に示すように、取付部
材Dの取付穴20に嵌入すると、突条22が変形又は削
られながら取付穴20内に入り込んでねじ21に係止す
る(噛み合わせる)。この係止によって固定状態は維持
される。また、フランジ23が取付部材Dに当接するこ
とにより車輪速センサPは軸方向の位置決めがなされ
る。このとき、取付穴20と検出部Aの間にOリングを
介在することもできる。
【0018】この実施例は、車輪速センサPであった
が、この発明に係る回転検出センサはエンジンの回転数
などの種々のものの回転(回転数、回転角等)を検出す
るものであれば、それらの全てに採用し得ることは勿論
である。
【0019】
【発明の効果】この発明は、以上のように、取付部材の
取付穴又は回転検出センサに直に形成した凹凸の変形に
よって固着力を得るようにしたので、コスト的にも安価
となり、その取付けもワンタッチとなって、作業性がよ
いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一実施例の回転検出センサの取付前の
一部切断正面図、(b)は同回転検出センサの切断正面
【図2】同取付後の一部切断正面図
【図3】従来の回転検出センサの斜視図
【図4】同取付状態の一部切断正面図
【図5】(a)は従来の他の回転検出センサの斜視図、
(b)は同センサ取付用弾性締付けブッシュ
【図6】同取付状態の一部切断正面図
【符号の説明】
A 柱状検出部 D 取付部材 P 車輪速センサ(回転検出センサ) 8 出力線 9 固定部 9a 固定用孔 10 外郭 11、20 取付穴 12 ねじ穴 13 ボルト 14 弾性締付けブッシュ 14a クランプ爪 21 ねじ(凹凸) 22 突条(凹凸) 23 フランジ(位置決め突起) 31 ボビン 32 ポールピース 33 磁石 34 ヨーク 35 コイル 36 中継端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出体の回転による磁界変動を電気信
    号に変換して出力する回転検出センサPの固定構造であ
    って、 取付部材Dの取付穴20に回転検出センサPの柱状検出
    部Aが貫通し、その取付穴20内面と柱状検出部A外周
    面の少なくとも一方には軸方向に複数の凹凸21、22
    が直に形成されて、前記取付穴20に前記柱状検出部A
    が貫通する際、その貫通時の圧入により前記凹凸21、
    22が変形し、その変形圧によって回転検出センサPが
    取付部材Dに固定されていることを特徴とする回転検出
    センサの固定構造。
  2. 【請求項2】 上記回転検出センサPは、その検出性能
    が軸心周りの取付角度によって変化せず、軸心周りの取
    付角度の位置決めが不要なものであることを特徴とする
    回転検出センサの固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、上記取付部材
    Dの取付穴20内面をねじ構造21とするとともに、上
    記回転検出センサPの柱状検出部A外周面にその周方向
    の突条22を形成して、そのねじ構造21及び突条22
    により上記凹凸を取付穴20内面及び柱状検出部A外周
    面に形成したことを特徴とする回転検出センサの固定構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一つにおい
    て、上記回転検出センサPの柱状検出部Aの外被を樹脂
    により形成したことを特徴とする回転検出センサの固定
    構造。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一つにおい
    て、上記回転検出センサPの柱状検出部A外周面に、上
    記取付部材Dの表面に当接して位置決めする突起23を
    設けたことを特徴とする回転検出センサの固定構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004309229A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Honda Motor Co Ltd 車輪速度検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004309229A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Honda Motor Co Ltd 車輪速度検出装置

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