JP2001174311A - 回転式レベル計 - Google Patents
回転式レベル計Info
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- JP2001174311A JP2001174311A JP35990999A JP35990999A JP2001174311A JP 2001174311 A JP2001174311 A JP 2001174311A JP 35990999 A JP35990999 A JP 35990999A JP 35990999 A JP35990999 A JP 35990999A JP 2001174311 A JP2001174311 A JP 2001174311A
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- container
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器内物体のレベルを連続的に検出できるよ
うにする。 【解決手段】 長尺の軸12の外側面に、該軸と平行に
延びる複数枚の細長い平板状のパドル13を一体に取り
付けてパドル回転部11を形成する。軸12の一端部を
フランジ14に取り付けたモータ15に連結し、他端部
にボトムプレート17を回転自在に取り付ける。物体2
1と接触するパドル回転部11の回転時の抵抗によりモ
ータ15に作用する駆動トルクの値から容器18内の物
体21のレベルを求めるようにしてある演算装置16を
フランジ14に設置する。パドル回転部11を容器18
内に上下方向に配置して回転させ、測定対象物体21の
レベルの変化に伴い変化するモータ15の駆動トルクを
演算装置16にて検出して物体21のレベルを連続的に
求めるようにする。
うにする。 【解決手段】 長尺の軸12の外側面に、該軸と平行に
延びる複数枚の細長い平板状のパドル13を一体に取り
付けてパドル回転部11を形成する。軸12の一端部を
フランジ14に取り付けたモータ15に連結し、他端部
にボトムプレート17を回転自在に取り付ける。物体2
1と接触するパドル回転部11の回転時の抵抗によりモ
ータ15に作用する駆動トルクの値から容器18内の物
体21のレベルを求めるようにしてある演算装置16を
フランジ14に設置する。パドル回転部11を容器18
内に上下方向に配置して回転させ、測定対象物体21の
レベルの変化に伴い変化するモータ15の駆動トルクを
演算装置16にて検出して物体21のレベルを連続的に
求めるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塔や槽状の容器に貯
蔵した物体のレベルを検出するために用いる回転式レベ
ル計に関するもので、特に、レベルを連続的に検出する
ことができる回転式レベル計に関するものである。
蔵した物体のレベルを検出するために用いる回転式レベ
ル計に関するもので、特に、レベルを連続的に検出する
ことができる回転式レベル計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物体を貯蔵する塔や槽状の容器に貯蔵さ
れている物体のレベルを検出するレベル計としては、従
来より各種形式のものが用いられているが、小型で軽量
のものとして、図4に一例を示す如きパドル式のレベル
計が知られている。
れている物体のレベルを検出するレベル計としては、従
来より各種形式のものが用いられているが、小型で軽量
のものとして、図4に一例を示す如きパドル式のレベル
計が知られている。
【0003】このパドル式レベル計Aは、ケーシング1
内に、モータ、スリップ機構、リミットスイッチなどを
内臓し、細長い平板状のパドル(羽根)2の中央部を先
端部に挟むようにして取り付けた軸3を、フランジ4の
中心部にシール材を介し貫通させて、末端側をスリップ
機構を介してモータに連結し、該モータの駆動により軸
3とパドル2とを回転させるようにし、パドル2に貯蔵
物体5の負荷がかかると、リミットスイッチが作動して
モータの回転を停止させると同時に警報を発するように
してある。
内に、モータ、スリップ機構、リミットスイッチなどを
内臓し、細長い平板状のパドル(羽根)2の中央部を先
端部に挟むようにして取り付けた軸3を、フランジ4の
中心部にシール材を介し貫通させて、末端側をスリップ
機構を介してモータに連結し、該モータの駆動により軸
3とパドル2とを回転させるようにし、パドル2に貯蔵
物体5の負荷がかかると、リミットスイッチが作動して
モータの回転を停止させると同時に警報を発するように
してある。
【0004】従来、かかるパドル式レベル計Aを用い
て、たとえば、図4に示す如く、頂部6aに投入口7を
有し且つ底部に排出口8を有する容器6内に、投入装置
9より上記投入口7を通して投入されて貯蔵される物体
5のレベルを検出しようとする場合には、検出すべき貯
蔵物体5のレベル位置と対応する容器側壁部6bの所要
高さ位置にパドル式レベル計Aを取り付けたり、容器頂
部6aより下向きにパドル式レベル計Aを取り付けて使
用するようにしてある。この場合、パドル式レベル計A
の容器側壁6bや容器頂部6aへの取り付けは、取付個
所にパドル2を挿入できる大きさの開口10を設けて、
該開口10を通してパドル2及び軸3を外側から容器6
内に挿入した後、容器側壁部6bや容器頂部6aの開口
10の縁部外側にフランジ4を固定して取り付けるよう
にし、容器6内の貯蔵物体5のレベルが上昇してパドル
2と接触するようになったときに、該物体5のレベルを
検出するようにしている。
て、たとえば、図4に示す如く、頂部6aに投入口7を
有し且つ底部に排出口8を有する容器6内に、投入装置
9より上記投入口7を通して投入されて貯蔵される物体
5のレベルを検出しようとする場合には、検出すべき貯
蔵物体5のレベル位置と対応する容器側壁部6bの所要
高さ位置にパドル式レベル計Aを取り付けたり、容器頂
部6aより下向きにパドル式レベル計Aを取り付けて使
用するようにしてある。この場合、パドル式レベル計A
の容器側壁6bや容器頂部6aへの取り付けは、取付個
所にパドル2を挿入できる大きさの開口10を設けて、
該開口10を通してパドル2及び軸3を外側から容器6
内に挿入した後、容器側壁部6bや容器頂部6aの開口
10の縁部外側にフランジ4を固定して取り付けるよう
にし、容器6内の貯蔵物体5のレベルが上昇してパドル
2と接触するようになったときに、該物体5のレベルを
検出するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
パドル型レベル計Aは、細長いパドル2と測定対象物体
5との接触の有無、すなわち、物体5のレベルがパドル
2を配置した位置に達しているか否かを検出するもので
あって、1つのパドル型レベル計Aではある1点のレベ
ルについてしか検出することができなかった。そのた
め、上限レベルや下限レベル等、複数のレベルを設定し
て検出しようとする場合には、検出すべき各レベル設定
位置毎に設置しなければならないという問題があり、
又、レベルを検出するためにはパドル2の回転に負荷が
生じなければならないことから、測定対象となる物体5
は粉体や粒体に限られてしまい、液体のレベルを測定す
るには不向きであるという問題がある。
パドル型レベル計Aは、細長いパドル2と測定対象物体
5との接触の有無、すなわち、物体5のレベルがパドル
2を配置した位置に達しているか否かを検出するもので
あって、1つのパドル型レベル計Aではある1点のレベ
ルについてしか検出することができなかった。そのた
め、上限レベルや下限レベル等、複数のレベルを設定し
て検出しようとする場合には、検出すべき各レベル設定
位置毎に設置しなければならないという問題があり、
又、レベルを検出するためにはパドル2の回転に負荷が
生じなければならないことから、測定対象となる物体5
は粉体や粒体に限られてしまい、液体のレベルを測定す
るには不向きであるという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、容器内の測定対象物の
レベルを連続的に検出することができ、更に、測定対象
物として液体のレベルも検出することのできる回転式レ
ベル計を提供しようとするものである。
レベルを連続的に検出することができ、更に、測定対象
物として液体のレベルも検出することのできる回転式レ
ベル計を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、長尺の軸の外側面に、該軸と平行に配し
た複数枚の細長い平板状のパドルを取り付けてパドル回
転部とし、且つ上記軸の一端部を、容器頂部への取付け
用フランジに貫通させてモータに連結して、該モータの
駆動により上記パドル回転部を回転できるようにすると
共に、上記軸の他端部にボトムプレートを回転自在に取
り付け、更に、上記パドル回転部を回転させるときにモ
ータに作用する駆動トルクを検出して容器内の物体のレ
ベルを求めるようにしてある演算装置を装備してなり、
上記パドル回転部を容器内に上下方向の配置として、容
器内物体のレベルを検出させるようにした構成とする。
決するために、長尺の軸の外側面に、該軸と平行に配し
た複数枚の細長い平板状のパドルを取り付けてパドル回
転部とし、且つ上記軸の一端部を、容器頂部への取付け
用フランジに貫通させてモータに連結して、該モータの
駆動により上記パドル回転部を回転できるようにすると
共に、上記軸の他端部にボトムプレートを回転自在に取
り付け、更に、上記パドル回転部を回転させるときにモ
ータに作用する駆動トルクを検出して容器内の物体のレ
ベルを求めるようにしてある演算装置を装備してなり、
上記パドル回転部を容器内に上下方向の配置として、容
器内物体のレベルを検出させるようにした構成とする。
【0008】パドル回転部は、軸のほぼ全長に亘りパド
ルが取り付けてあるので、容器内の測定対象となる物体
のレベルが上下に変動すると、該物体とパドル回転部と
の接触面積が増減することから、パドル回転部を回転さ
せるときの抵抗が増減し、これに伴いパドル回転部を回
転させるモータの駆動トルクは増減させられる。このと
きのモータの駆動トルクの値に基づき演算装置でレベル
に変換する演算が行われて、測定対象物のレベルが求め
られる。
ルが取り付けてあるので、容器内の測定対象となる物体
のレベルが上下に変動すると、該物体とパドル回転部と
の接触面積が増減することから、パドル回転部を回転さ
せるときの抵抗が増減し、これに伴いパドル回転部を回
転させるモータの駆動トルクは増減させられる。このと
きのモータの駆動トルクの値に基づき演算装置でレベル
に変換する演算が行われて、測定対象物のレベルが求め
られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0010】図1(イ)(ロ)は本発明の回転式レベル
計の実施の一形態を示すもので、本発明の回転式レベル
計Iは、使用しようとする容器18の高さに対応する長
さとした長尺の軸12の外側面に、該軸12のほぼ全長
に亘って延びる長さとした平板状の4枚のパドル(羽
根)13を軸12と平行に配して放射方向に立てて取り
付けて、軸12とパドル13が一体的に回転できるよう
にしたパドル回転部11を形成し、該パドル回転部11
の軸12の一端部を、上記パドル回転部11の外径より
大きい径としたフランジ14の中央部に回転自在に貫通
させてモータ15に連結し、該モータ15の駆動により
上記パドル回転部11を回転できるようにし、又、上記
モータ15の近傍位置のフランジ14には、モータ15
を駆動する際に流れる電流により上記パドル回転部11
の回転に要する駆動トルクを検出すると共に該検出した
駆動トルクの値から容器18内の貯蔵物体21のレベル
を演算して外部へ出力するようにしてある演算装置16
を設け、更に、上記パドル回転部11の軸12の他端部
には、ボトムプレート17を回転自在に取り付けてなる
構成とする。
計の実施の一形態を示すもので、本発明の回転式レベル
計Iは、使用しようとする容器18の高さに対応する長
さとした長尺の軸12の外側面に、該軸12のほぼ全長
に亘って延びる長さとした平板状の4枚のパドル(羽
根)13を軸12と平行に配して放射方向に立てて取り
付けて、軸12とパドル13が一体的に回転できるよう
にしたパドル回転部11を形成し、該パドル回転部11
の軸12の一端部を、上記パドル回転部11の外径より
大きい径としたフランジ14の中央部に回転自在に貫通
させてモータ15に連結し、該モータ15の駆動により
上記パドル回転部11を回転できるようにし、又、上記
モータ15の近傍位置のフランジ14には、モータ15
を駆動する際に流れる電流により上記パドル回転部11
の回転に要する駆動トルクを検出すると共に該検出した
駆動トルクの値から容器18内の貯蔵物体21のレベル
を演算して外部へ出力するようにしてある演算装置16
を設け、更に、上記パドル回転部11の軸12の他端部
には、ボトムプレート17を回転自在に取り付けてなる
構成とする。
【0011】本発明の回転式レベル計Iは、たとえば、
図1(イ)に示す如き頂部18aに貯蔵物体21の投入
口22が設けてあり且つ図示しない貯蔵物体21の排出
部が設けてある容器18内に、頂部18aより垂直に挿
入し、ボトムプレート17を容器18の底板上に載置さ
せ、且つフランジ14を容器頂部18aに固定して据え
付けるようにする。そのために、容器頂部18aに、パ
ドル回転部11の径よりわずかに大径とした開口19を
設けて、該開口19の縁部上面にフランジ取付座20を
設け、開口19を通してパドル回転部11を容器18内
に上方より垂直に挿入して、フランジ14を取付座20
に固定するようにする。
図1(イ)に示す如き頂部18aに貯蔵物体21の投入
口22が設けてあり且つ図示しない貯蔵物体21の排出
部が設けてある容器18内に、頂部18aより垂直に挿
入し、ボトムプレート17を容器18の底板上に載置さ
せ、且つフランジ14を容器頂部18aに固定して据え
付けるようにする。そのために、容器頂部18aに、パ
ドル回転部11の径よりわずかに大径とした開口19を
設けて、該開口19の縁部上面にフランジ取付座20を
設け、開口19を通してパドル回転部11を容器18内
に上方より垂直に挿入して、フランジ14を取付座20
に固定するようにする。
【0012】なお、上記パドル回転部11は、容器18
内に貯蔵する物体21の最低レベルから最高レベルまで
の長さとしてあり、モータ15は、容器18内のレベル
の高低にかかわらずパドル回転部11を過大な駆動トル
クを要することなく回転できるようにしてある。
内に貯蔵する物体21の最低レベルから最高レベルまで
の長さとしてあり、モータ15は、容器18内のレベル
の高低にかかわらずパドル回転部11を過大な駆動トル
クを要することなく回転できるようにしてある。
【0013】容器18内の貯蔵物体21のレベルを検知
する場合は、モータ15によりパドル回転部11を回転
させる。この場合、容器18中の物体21のレベルが、
たとえば、図1に実線で示した位置と二点鎖線で示した
位置とでは、物体21へのパドル回転部の接触面積が異
なって、パドル回転部11を回転させるモータ15の駆
動トルクが変化するので、それぞれの駆動トルクの値か
ら演算装置16によりレベルを検知させるようにする。
する場合は、モータ15によりパドル回転部11を回転
させる。この場合、容器18中の物体21のレベルが、
たとえば、図1に実線で示した位置と二点鎖線で示した
位置とでは、物体21へのパドル回転部の接触面積が異
なって、パドル回転部11を回転させるモータ15の駆
動トルクが変化するので、それぞれの駆動トルクの値か
ら演算装置16によりレベルを検知させるようにする。
【0014】今、容器18内の物体21のレベルが実線
の位置から二点鎖線の位置まで上昇したとすると、パド
ル回転部11が物体21に接触する面積が増加させられ
ることから、パドル回転部11を回転駆動する際に貯蔵
物体21により受ける抵抗は増加し、これによりパドル
回転部11の回転に要するモータ15の駆動トルクは増
加させられる。一方、物体21のレベルが、図1に実線
で示した如き初期状態から一点鎖線で示した位置まで下
降すると、貯蔵物体21と接触するパドル回転部11の
接触面積は減少させられることから、該パドル回転部1
1を回転させる際に貯蔵物体21により受ける抵抗は減
少し、これによりパドル回転部11の回転に要するモー
タ15の駆動トルクは減少させられる。
の位置から二点鎖線の位置まで上昇したとすると、パド
ル回転部11が物体21に接触する面積が増加させられ
ることから、パドル回転部11を回転駆動する際に貯蔵
物体21により受ける抵抗は増加し、これによりパドル
回転部11の回転に要するモータ15の駆動トルクは増
加させられる。一方、物体21のレベルが、図1に実線
で示した如き初期状態から一点鎖線で示した位置まで下
降すると、貯蔵物体21と接触するパドル回転部11の
接触面積は減少させられることから、該パドル回転部1
1を回転させる際に貯蔵物体21により受ける抵抗は減
少し、これによりパドル回転部11の回転に要するモー
タ15の駆動トルクは減少させられる。
【0015】このように、モータ15の駆動トルクの値
と容器18内の物体21のレベルとの間には相関関係が
得られることから、予め、物体21を容器18の所定レ
ベルまで投入したときの駆動トルクの値を求めておき、
異なるレベル毎の駆動トルク値を演算装置16に設定値
として入力しておくことにより、実際に容器18内の物
体21のレベルを検出する時に、モータ15の駆動トル
クの値を演算装置において設定の駆動トルクの値と比較
することにより物体21のレベルが求められることにな
る。
と容器18内の物体21のレベルとの間には相関関係が
得られることから、予め、物体21を容器18の所定レ
ベルまで投入したときの駆動トルクの値を求めておき、
異なるレベル毎の駆動トルク値を演算装置16に設定値
として入力しておくことにより、実際に容器18内の物
体21のレベルを検出する時に、モータ15の駆動トル
クの値を演算装置において設定の駆動トルクの値と比較
することにより物体21のレベルが求められることにな
る。
【0016】図2は上記の関係を示すもので、容器18
内の物体21のレベル検出のために、先ず、モータ15
を回転させ(ステップa)、このときのモータ15の駆
動トルクを演算装置21により検出し(ステップb)、
次いで、検出した駆動トルクの値を基に予め入力されて
いる駆動トルク値とレベル値との関係からレベル変換演
算をし(ステップc)、該演算で得られたレベル演算結
果を外部に出力する(ステップd)ようにし、上記ステ
ップaからcを順次繰り返すことにより、物体21のレ
ベルの変動が連続的に検出されるようになる。
内の物体21のレベル検出のために、先ず、モータ15
を回転させ(ステップa)、このときのモータ15の駆
動トルクを演算装置21により検出し(ステップb)、
次いで、検出した駆動トルクの値を基に予め入力されて
いる駆動トルク値とレベル値との関係からレベル変換演
算をし(ステップc)、該演算で得られたレベル演算結
果を外部に出力する(ステップd)ようにし、上記ステ
ップaからcを順次繰り返すことにより、物体21のレ
ベルの変動が連続的に検出されるようになる。
【0017】このように、容器18内の物体21のレベ
ルを、該物体18とパドル回転部11との接触面積に応
じて連続的に変化するパドル回転部11の回転に要する
駆動トルクの値から算出することができることから、物
体21のレベルを連続的に検出することができ、又、測
定対象となる物体21としては、パドル回転部11を回
転させる際に抵抗を生じさせるものであればよいことか
ら、液体の場合であってもレベルを検出することが可能
になる。
ルを、該物体18とパドル回転部11との接触面積に応
じて連続的に変化するパドル回転部11の回転に要する
駆動トルクの値から算出することができることから、物
体21のレベルを連続的に検出することができ、又、測
定対象となる物体21としては、パドル回転部11を回
転させる際に抵抗を生じさせるものであればよいことか
ら、液体の場合であってもレベルを検出することが可能
になる。
【0018】次に、図3は本発明の実施の他の形態を示
すもので、図1(イ)(ロ)に示した実施の形態におけ
る軸12に4枚のパドル13を平行に配して長手方向に
固定してあるパドル回転部11に代えて、軸12の外周
面に、1枚のパドル23を長手方向のほぼ全長に亘って
連続的にスクリュー状に取り付けたパドル回転部11a
としたものである。その他図1(イ)(ロ)に示したも
のと同一のものには同一符号が付してある。
すもので、図1(イ)(ロ)に示した実施の形態におけ
る軸12に4枚のパドル13を平行に配して長手方向に
固定してあるパドル回転部11に代えて、軸12の外周
面に、1枚のパドル23を長手方向のほぼ全長に亘って
連続的にスクリュー状に取り付けたパドル回転部11a
としたものである。その他図1(イ)(ロ)に示したも
のと同一のものには同一符号が付してある。
【0019】本実施の形態によれば、軸12にスクリュ
ー形状に取り付けたパドル23からなるパドル回転部1
1aが容器18内の物体21と接触することにより、パ
ドル回転部11aの回転に抵抗を生じさせることができ
ることから、上記実施の形態と同様に物体21のレベル
を連続的に検出することができる。
ー形状に取り付けたパドル23からなるパドル回転部1
1aが容器18内の物体21と接触することにより、パ
ドル回転部11aの回転に抵抗を生じさせることができ
ることから、上記実施の形態と同様に物体21のレベル
を連続的に検出することができる。
【0020】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、たとえば、図1(イ)(ロ)に示
すパドル回転部11は、軸12の外側面に4枚のパドル
13を放射方向に取り付けた構成としてあるが、軸12
に任意角度で傾斜させて取り付けてもよく、又、パドル
13の枚数は測定対象とする物体21の性状に合わせて
任意に増減させればよく、この場合に、枚数を増加させ
れば、それだけ抵抗を増加させることができて、比重が
小さい物体21のレベルを検出する場合に精度の向上が
期待できること、図3に示すパドル回転部11aは、軸
12に1枚のパドル23を螺旋状に取り付けた構成とし
てあるが、パドル23は2枚以上であってもよく、この
場合に、パドル23を螺旋状に取り付けるピッチは物体
21の性状に応じて任意に決定すればよいこと、又、本
発明の回転式レベル計は、図1(イ)(ロ)及び図2で
はボトムプレート17を内板上に固定するようにした容
器18内の物体21のレベル検出に用いる場合を示した
が、底面が平面ではない他の形状の容器にも適用できる
ことは当然であり、その場合に容器18の側壁より内側
へ張り出させた支持部材上にボトムプレート17を設置
するようにすればよいこと、更に、演算装置16は、パ
ドル13や23が物体21と全く接触しない状態でパド
ル回転部11,11aを回転させるときの駆動トルクの
値を0とし、又、パドル13や23の上端まで物体21
が接触している状態でパドル回転部11,11aを回転
させるときの駆動トルクの値を100として蓄積してお
き、且つ駆動トルクの値の大小と物体21のレベルの高
低とがリニアな相関性を有するものと仮定して、検出さ
れた駆動トルクの値から物体21のレベル位置を求める
ようにしてもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
されるものではなく、たとえば、図1(イ)(ロ)に示
すパドル回転部11は、軸12の外側面に4枚のパドル
13を放射方向に取り付けた構成としてあるが、軸12
に任意角度で傾斜させて取り付けてもよく、又、パドル
13の枚数は測定対象とする物体21の性状に合わせて
任意に増減させればよく、この場合に、枚数を増加させ
れば、それだけ抵抗を増加させることができて、比重が
小さい物体21のレベルを検出する場合に精度の向上が
期待できること、図3に示すパドル回転部11aは、軸
12に1枚のパドル23を螺旋状に取り付けた構成とし
てあるが、パドル23は2枚以上であってもよく、この
場合に、パドル23を螺旋状に取り付けるピッチは物体
21の性状に応じて任意に決定すればよいこと、又、本
発明の回転式レベル計は、図1(イ)(ロ)及び図2で
はボトムプレート17を内板上に固定するようにした容
器18内の物体21のレベル検出に用いる場合を示した
が、底面が平面ではない他の形状の容器にも適用できる
ことは当然であり、その場合に容器18の側壁より内側
へ張り出させた支持部材上にボトムプレート17を設置
するようにすればよいこと、更に、演算装置16は、パ
ドル13や23が物体21と全く接触しない状態でパド
ル回転部11,11aを回転させるときの駆動トルクの
値を0とし、又、パドル13や23の上端まで物体21
が接触している状態でパドル回転部11,11aを回転
させるときの駆動トルクの値を100として蓄積してお
き、且つ駆動トルクの値の大小と物体21のレベルの高
低とがリニアな相関性を有するものと仮定して、検出さ
れた駆動トルクの値から物体21のレベル位置を求める
ようにしてもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0021】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の回転式レベル
計によれば、長尺の軸の外側面に、該軸と平行に配した
複数枚の細長い平板状のパドルを取り付けてパドル回転
部とし、且つ上記軸の一端部を、容器頂部への取付け用
フランジに貫通させてモータに連結して、該モータの駆
動により上記パドル回転部を回転できるようにすると共
に、上記軸の他端部にボトムプレートを回転自在に取り
付け、更に、上記パドル回転部を回転させるときにモー
タに作用する駆動トルクを検出して容器内の物体のレベ
ルを求めるようにしてある演算装置を装備してなり、上
記パドル回転部を容器内に上下方向の配置として、容器
内物体のレベルを検出させるようにした構成としてあ
り、又、パドル回転部を、軸の外側面に複数枚の細長い
平板状のパドル平行に取り付けるようにしたことに代え
て、軸の外周面に細長い平板状のパドルを螺旋状に取り
付けた構成としてあるので、容器内の物体のレベルを、
容器内に上下方向に配置されるパドル回転部と物体との
接触面積に応じて連続的に変化するモータの駆動トルク
の値を基にして、演算装置により求めることができるこ
とから、物体のレベルの変動を連続的に検出することが
でき、又、測定対象となる物体としては、パドル回転部
との接触により該パドル回転部の回転に抵抗を生じさせ
るものであればよいことから、液体のレベルを検出する
ことも可能になるという優れた効果を発揮する。
計によれば、長尺の軸の外側面に、該軸と平行に配した
複数枚の細長い平板状のパドルを取り付けてパドル回転
部とし、且つ上記軸の一端部を、容器頂部への取付け用
フランジに貫通させてモータに連結して、該モータの駆
動により上記パドル回転部を回転できるようにすると共
に、上記軸の他端部にボトムプレートを回転自在に取り
付け、更に、上記パドル回転部を回転させるときにモー
タに作用する駆動トルクを検出して容器内の物体のレベ
ルを求めるようにしてある演算装置を装備してなり、上
記パドル回転部を容器内に上下方向の配置として、容器
内物体のレベルを検出させるようにした構成としてあ
り、又、パドル回転部を、軸の外側面に複数枚の細長い
平板状のパドル平行に取り付けるようにしたことに代え
て、軸の外周面に細長い平板状のパドルを螺旋状に取り
付けた構成としてあるので、容器内の物体のレベルを、
容器内に上下方向に配置されるパドル回転部と物体との
接触面積に応じて連続的に変化するモータの駆動トルク
の値を基にして、演算装置により求めることができるこ
とから、物体のレベルの変動を連続的に検出することが
でき、又、測定対象となる物体としては、パドル回転部
との接触により該パドル回転部の回転に抵抗を生じさせ
るものであればよいことから、液体のレベルを検出する
ことも可能になるという優れた効果を発揮する。
【図1】本発明の回転式レベル計の実施の一形態を示す
もので、(イ)は概略側面図、(ロ)は(イ)のX−X
矢視図である。
もので、(イ)は概略側面図、(ロ)は(イ)のX−X
矢視図である。
【図2】図1の装置によるレベル検出手順のフローを示
す図である。
す図である。
【図3】本発明の実施の他の形態を示す概略側面図であ
る。
る。
【図4】従来用いられているパドル式レベル計による容
器内の物体のレベルを検出する例を示す概略側面図であ
る。
器内の物体のレベルを検出する例を示す概略側面図であ
る。
I 回転式レベル計 11,11a パドル回転部 12 軸 13 パドル 14 フランジ 15 モータ 16 演算装置 17 ボトムプレート 18 容器 18a 頂部 21 物体 23 パドル
Claims (2)
- 【請求項1】 長尺の軸の外側面に、該軸と平行に配し
た複数枚の細長い平板状のパドルを取り付けてパドル回
転部とし、且つ上記軸の一端部を、容器頂部への取付け
用フランジに貫通させてモータに連結して、該モータの
駆動により上記パドル回転部を回転できるようにすると
共に、上記軸の他端部にボトムプレートを回転自在に取
り付け、更に、上記パドル回転部を回転させるときにモ
ータに作用する駆動トルクを検出して容器内の物体のレ
ベルを求めるようにしてある演算装置を装備してなり、
上記パドル回転部を容器内に上下方向の配置として、容
器内物体のレベルを検出させるようにした構成を有する
ことを特徴とする回転式レベル計。 - 【請求項2】 パドル回転部を、軸の外側面に複数枚の
細長い平板状のパドル平行に取り付けるようにしたこと
に代えて、軸の外周面に細長い平板状のパドルを螺旋状
に取り付けた構成とする請求項1記載の回転式レベル
計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35990999A JP2001174311A (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 回転式レベル計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35990999A JP2001174311A (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 回転式レベル計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001174311A true JP2001174311A (ja) | 2001-06-29 |
Family
ID=18466925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35990999A Pending JP2001174311A (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 回転式レベル計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001174311A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014199225A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 昭和鋼機株式会社 | レベル検出器 |
JP2018105780A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | アルプス電気株式会社 | 液位検知装置 |
WO2019045460A1 (ko) * | 2017-08-30 | 2019-03-07 | 이춘우 | 레벨스위치 |
JP2019157422A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | 日工株式会社 | アスファルトプラントの骨材貯蔵ビンの骨材貯蔵量表示方法 |
-
1999
- 1999-12-17 JP JP35990999A patent/JP2001174311A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014199225A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 昭和鋼機株式会社 | レベル検出器 |
JP5639218B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2014-12-10 | 昭和鋼機株式会社 | レベル検出器 |
JP2018105780A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | アルプス電気株式会社 | 液位検知装置 |
WO2019045460A1 (ko) * | 2017-08-30 | 2019-03-07 | 이춘우 | 레벨스위치 |
JP2019157422A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | 日工株式会社 | アスファルトプラントの骨材貯蔵ビンの骨材貯蔵量表示方法 |
JP7017834B2 (ja) | 2018-03-09 | 2022-02-09 | 日工株式会社 | アスファルトプラントの骨材貯蔵ビンの骨材貯蔵量表示方法 |
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