JP2001174153A - 鶏糞風乾装置 - Google Patents

鶏糞風乾装置

Info

Publication number
JP2001174153A
JP2001174153A JP35440999A JP35440999A JP2001174153A JP 2001174153 A JP2001174153 A JP 2001174153A JP 35440999 A JP35440999 A JP 35440999A JP 35440999 A JP35440999 A JP 35440999A JP 2001174153 A JP2001174153 A JP 2001174153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
dryer
air
chicken
chicken dung
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35440999A
Other languages
English (en)
Inventor
Lackner Horst
ホルスト・ラツクナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo System Co Ltd
Original Assignee
Toyo System Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo System Co Ltd filed Critical Toyo System Co Ltd
Priority to JP35440999A priority Critical patent/JP2001174153A/ja
Publication of JP2001174153A publication Critical patent/JP2001174153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鶏糞風乾装置であるベルトドライヤーに要す
る土地面積を小さくする。 【解決手段】 ドライチャンバー1内に備えられ、長手
方向に進行するベルト上の鶏糞8を、長手方向端部で次
段の進行方向を逆にするベルト上に移動させ、鶏糞8を
順次下段に移動させるようにしたベルトドライヤーにお
いて、上記ベルトドライヤーのベルトを、一段間隔で孔
付ベルト5とし、上記ベルトドライヤーの隣接する孔付
ベルト5と次段の通常ベルト6の幅方向の両側端部の片
側を、左右交互に遮蔽板7で閉鎖し、孔付ベルト5の孔
を空気が積極的に通過するように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各ケージユニット
から排出される鶏糞を、ドライチャンバー内で空気で乾
燥するようにした鶏糞風乾装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鶏を収容する鶏舎から排出される
鶏舎の鶏糞をドライチャンバー(乾燥室)に集め、ここ
で乾燥させるようにされている。
【0003】上記ドライチャンバー内には、ベルトドラ
イヤーが進行方向の両端部で反転して進行方向が互いに
逆向きになるように上下が隣接して段状に配置され、該
ベルトドライヤーには2日間を目途に鶏舎搬出鶏糞を充
填するようになっている。ベルトドライヤーの最上段の
最端部にスプレッダーが取付けられ、投入された搬出鶏
糞が該スプレッダーでベルト上に均一厚みに拡げられ、
ベルト上を長手方向に進行し、端部で方向を逆転すると
き次段のベルト上へ移動され、このようにして、次々に
下段のベルトドライヤーへ移動する間に、ベルト上の鶏
糞は、送風ファンによって送り込まれた気流によって各
ベルト上で乾燥される。
【0004】ドライチャンバーには、冬場最低換気量以
上を目途とした鶏舎排気又は外気を導入する。排気導入
はチャンバー内が中立圧となるように、押込ファンと排
気ファンを取付け、チャンバー内に1〜2m/秒を目途
とする風の流れを作るようになっている。そして乾燥が
進んだドライチャンバーの鶏糞は、最下段の端部に設け
られた鶏糞排出部より外部へ搬出され、鶏糞はそのまま
畑地還元、ペレット化、焼却、又は他の鶏舎から排出さ
れる水分の多い鶏糞の水分調整用等の処理をすることが
できるようになっている。
【0005】上記した従来のベルトドライヤーは、図5
に示すように、走行するベルト6上に鶏糞8を載せ、ベ
ルトの走行方向と直交又はベルトの流れと並行する空気
の流れを作り、これによって鶏糞を乾燥させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のベルト
ドライヤーは、通常のコンベヤーベルトで構成されてい
るため、ベルト上の鶏糞は、ベルト上を通過する空気の
流れによって、主として鶏糞の表面に沿って乾燥される
ようになっていたため、コンベヤー上へ鶏糞を厚く乗せ
た場合、鶏糞の厚さ方向の乾燥には時間を要するという
問題点があった。
【0007】本発明は、ベルトドライヤーのベルト上の
鶏糞の厚さが厚くても鶏糞内を風を通過させて効率的且
つ積極的に乾燥させ、ベルトドライヤーに要する土地面
積を小さくする鶏糞風乾装置を提供することを課題とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の採った手段は、ドライチャンバー内に備え
られ、長手方向に進行するベルト上の鶏糞を、長手方向
端部で次段の進行方向を逆にするベルト上に移動させ、
鶏糞を順次下段に移動させるようにしたベルトドライヤ
ーにおいて、上記ベルトドライヤーのベルトを、一段間
隔で孔付ベルトとしたことを特徴としている。
【0009】また、上記ベルトドライヤーの隣接する孔
付ベルトと次段の通常ベルトの幅方向の両側端部の片側
を、左右交互に遮蔽板で閉鎖し、孔付ベルトの孔を空気
が積極的に通過するように構成したことを特徴としてい
る。
【0010】また、上記ベルトドライヤーを内部に備え
たドライチャンバーの側壁又は妻壁面に送風機を設けた
ことを特徴としている。
【0011】また、上記孔付ベルトに鶏糞を厚く乗せ、
該孔付ベルトの速度を遅くすることを特徴としている。
【0012】なお、図1,4において、通常ベルトも孔
付ベルトとする考え方もあるが次の問題点があり、本発
明の範囲とはしていない。 (1)鶏糞を乾燥する風は孔付ベルトの上から下へ抜け
ることゝとなる。孔付ベルトの戻り側に孔付ベルト上鶏
糞の粉末状の粒子が附着する傾向があり、このため風の
円滑な通過が妨げられ乾燥効率の低下を招く。本発明の
場合も、孔付ベルトの戻り側に粉末状の粒子が附着する
可能性があるが、戻り側の孔付ベルトには常に陽圧の押
込みの風が流れるのでこの可能性は極めて低くなる。 (2)上記の問題点も相俟って、換気扇4の送風静圧が
上昇し、風乾に要する換気扇電気使用効率が悪くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に記載した実施例を用いて説明する。図1は、本発明
の一実施形態を示す鶏糞風乾装置の断面図であって、図
2は、平面図である。
【0014】図1において、1はドライチャンバー(破
線部分は省略してもよい。)で、2はその一方(図で左
側)の側壁であり、3は床面で、4は上記側壁2に設け
られた送風機である。
【0015】上記ドライチャンバー1内部には、紙面に
直交する長手方向に複数段(図で10段)のベルトコン
ベヤーがそれぞれの進行方向の両端部で、図示しないロ
ーラによって、ベルト上の鶏糞8を、次段の逆方向に進
行するコンベヤーに落下させた後、各ベルトは、隣接す
る次段のコンベヤーとの間を通ってループ状に逆方向に
戻るように構成され、鶏糞は順次、下段に移動するよう
に構成されている。
【0016】そして本発明は、上記ベルトを1段間隔で
孔付ベルト5と通常のベルト6とによって構成され、図
1では、最上段及び第3段…(奇数段目)が孔付ベルト
5で構成され、また第2段及び第4段…(偶数段目)が
通常ベルト6で構成されており、各ベルトの幅方向の両
側端部の片側を、図示のように、交互に遮蔽板7によっ
て閉鎖するようになっている。
【0017】図2の平面図では、ドライチャンバー1の
一側壁2又は妻壁面には3個の送風機4が取付けられて
おり、対向する他の側壁2A又は妻壁面には、3個の換
気扇(排風機)4Aが取付けられ、これらの送風機4と
換気扇4Aによる空気流の方向が示されている。
【0018】図3は、本発明の孔付ベルト5の各孔を通
過した空気が、該孔付ベルト5上の鶏糞8を厚さ方向に
貫通して上方へ流れ出る通風状態を示す説明図である。
【0019】図4は、運転状態を示す説明図である。
【0020】次に、作用について説明すると、図4に示
すように、最上段の孔付ベルト5の一端(図で左端)の
鶏糞投入部9より投入された鶏糞は、最端部に取付けら
れたスプレッダー10によって、ベルトの幅方向に均等
の厚さに拡げられて、図で矢印イの方向(右方)に送ら
れる。このとき、図3に示すように、鶏糞8は孔付ベル
ト5の孔から送り込まれる上向きの風が鶏糞8の厚さを
上向きに通過するので、図5に示す通常の孔の無いベル
ト6からなる従来方式のようにベルトの表面に沿って空
気が流れるものと違って、たとえ厚く乗せられた鶏糞8
にでも、空気を厚さ方向に通過させることによって乾燥
が促進される。
【0021】このように鶏糞層の下部から上部へ貫通す
る空気によって乾燥された鶏糞8は、図4において、最
上段の孔付ベルト5の右端に達すると、該右端に設けら
れた反転ロール5aによって矢印ロのように反転して、
下段の通常ベルト6上に移動し、鶏糞は、矢印ハのよう
に左方向に向かう通常ベルト6上を移動して左行し、こ
の間通常方式(図5)によって乾燥され、その左端でロ
ール6aによって再び矢印ニのよう反転して第3段目の
孔付ベルト5上に移動し、矢印ホのように右行する。
【0022】この際、上記矢印ロの反転時、孔付ベルト
5は反転ロール5aによってループ状に反転し、矢印
ロ′の方向に向かって元の位置に戻り、同様に、上記矢
印ニの反転時、通常ベルト6は反転ロール6aによって
ループ状に反転し、矢印ニ′の方向に向って元の位置に
戻るように構成されている。このようにして鶏糞は順次
下段のベルトに移動し、やがて最下段(図で10段目)
の通常ベルト6の図で左端の鶏糞搬出部11より外部へ
搬出される。
【0023】上記孔付ベルト5と通常ベルト6上の各鶏
糞と空気の流れとの関係は、図1の断面図でも示されて
おり、この時の風の流れは、ベルトの幅方向の両側端部
の片側を左右交互に閉鎖する遮蔽板7の作用によって、
図示のように円滑に行われる。
【0024】上記した実施例においては、風の流れは、
ドライチャンバー1の一側壁2又は妻壁面の送風機4に
よって行われる装置について説明したが、送風機4のみ
ならず他側壁2A又は妻壁面に設けられた換気扇(排風
機)4Aを運転することによって(図2)、ベルトドラ
イヤー内の静圧が下がるので送風機の効率が高まる。
【0025】また、ベルトドライヤー内を通過する空気
は鶏舎の排気を利用してもよいし(1羽当り約10キロ
カロリーの発熱量、従って例えば5万羽の鶏舎であれば
50万キロカロリーの温風が鶏糞乾燥に役立つ。)、夏
期は外気送風、寒冷地では冬期温風機による送風を行な
ってもよい。
【0026】また、運転方法は、従来のベルトドライヤ
ーに準じ、例えば(図4)、1)本日の鶏糞は上段の1
〜5段に充填し、2)翌日の鶏糞を充填すると同時に、
上記1〜5段にあった鶏糞(昨日充填した鶏糞)は6〜
10段に移動し、6〜10段にあった鶏糞(一昨日に充
填した鶏糞)は、ベルトドライヤーから鶏糞搬出部11
を経て排出される。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドライチャンバー内に備えられ、長手方向に進行するベ
ルト上の鶏糞を、長手方向端部で次段の進行方向を逆に
するベルト上に移動させ、鶏糞を順次下段に移動させる
ようにしたベルトドライヤーにおいて、上記ベルトドラ
イヤーのベルトを、一段間隔で孔付ベルトとしたことに
より、ベルトドライヤー上の鶏糞が、孔付ベルトの孔を
通る風によって、鶏糞の厚さ方にも空気が通過し、孔付
ベルトに厚く載せられた鶏糞に空気を通過させることが
でき、これによって、従来技術の表面のみに送風する従
来方式に比べ、ベルトドライヤーに要する土地、面積を
小さくすることができ、養鶏場内の限られた土地を利用
し、効果的に鶏糞の乾燥を促進することができる。
【0028】また、上記ベルトドライヤーの隣接する孔
付ベルトと次段の通常ベルトの幅方向の両側端部の片側
を、左右交互に遮蔽板で閉鎖し、孔付ベルトの孔を空気
が積極的に通過するように構成したことにより、進行方
向を逆向きにされた孔付ベルトと通常ベルトの両方に、
円滑に空気を送ることができる。
【0029】また、上記ベルトドライヤーを内部に備え
たドライチャンバーの側壁又は妻壁面に送風機を設けた
ことにより、強制送風による鶏糞乾燥作用が促進され
る。送風機を設けたドライチャンバーの一側壁又は妻壁
面と対向する他側壁又は妻壁面に排風機(換気扇)を設
ければ、ベルトドライヤー内の静圧が下がるので送風機
の効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す鶏糞風乾装置の断面
図である。
【図2】図1の装置の平面図である。
【図3】本発明の孔付ベルト上の鶏糞に対する空気の流
れの状態を示す説明図である。
【図4】本発明による長手方向に沿った運転状態を示す
説明用図面である。
【図5】従来の通常ベルト上の鶏糞上を空気が流れる状
態を示す説明用図面である。
【符号の説明】
1 ドライチャンバー 2 一側壁 2A 対向する他の側壁 3 床面 4 送風機 4A 換気扇(排風機) 5 孔付ベルト 6 通常ベルト 7 遮蔽板 8 鶏糞 9 鶏糞投入部 10 スプレッダー 11 鶏糞搬出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライチャンバー内に備えられ、長手方
    向に進行するベルト上の鶏糞を、長手方向端部で次段の
    進行方向を逆にするベルト上に移動させ、鶏糞を順次下
    段に移動させるようにしたベルトドライヤーにおいて、
    上記ベルトドライヤーのベルトを、一段間隔で孔付ベル
    トとしたことを特徴とする鶏糞風乾装置。
  2. 【請求項2】 上記ベルトドライヤーの隣接する孔付ベ
    ルトと次段の通常ベルトの幅方向の両側端部の片側を、
    左右交互に遮蔽板で閉鎖し、孔付ベルトの孔を空気が積
    極的に通過するように構成したことを特徴とする請求項
    1記載の鶏糞風乾装置。
  3. 【請求項3】 上記ベルトドライヤーを内部に備えたド
    ライチャンバーの側壁又は妻壁面に送風機を設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の鶏糞風乾装置。
  4. 【請求項4】 上記孔付ベルトに鶏糞を厚く乗せ、該孔
    付ベルトの速度を遅くすることを特徴とする請求項1な
    いし3の何れか1項に記載の鶏糞風乾装置。
JP35440999A 1999-12-14 1999-12-14 鶏糞風乾装置 Pending JP2001174153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35440999A JP2001174153A (ja) 1999-12-14 1999-12-14 鶏糞風乾装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35440999A JP2001174153A (ja) 1999-12-14 1999-12-14 鶏糞風乾装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001174153A true JP2001174153A (ja) 2001-06-29

Family

ID=18437371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35440999A Pending JP2001174153A (ja) 1999-12-14 1999-12-14 鶏糞風乾装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001174153A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170038930A (ko) 2014-09-25 2017-04-07 가부시키가이샤 하이템 반송식 건조장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170038930A (ko) 2014-09-25 2017-04-07 가부시키가이샤 하이템 반송식 건조장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2444687C2 (ru) Сушильное устройство (варианты), выпариватель (варианты), способ высушивания корпускулярного материала, способ удаления летучих веществ из сыпучего материала
SE7608699L (sv) Tork for spannmal eller annan groda
JPS608786B2 (ja) 通気バンド形葉たばこ乾燥装置
CN212299827U (zh) 一种高效长网干燥机
JP2001174153A (ja) 鶏糞風乾装置
GB2298033A (en) Flatline method of drying wafers
JPH09135648A (ja) 冷房設備を有する鶏舎
JP2001300594A (ja) 汚泥の乾燥方法及び乾燥装置
CN110873520B (zh) 烘干储存装置
JP2002147953A (ja) 乾燥装置
JPS60207571A (ja) 海苔乾燥装置
RU2671464C1 (ru) Устройство для вентилирования и транспортирования зернового вороха
JPS5939597Y2 (ja) 汚泥物質の乾燥装置
US6023852A (en) Drying apparatus for coated objects
RU2300064C2 (ru) Сушилка конвейерная для зерна
JPS608309Y2 (ja) 穀類乾燥装置における天井装置
US1518580A (en) Web drier
JPS5848275Y2 (ja) 穀類乾燥装置
KR100232695B1 (ko) 농수산물용 다단식 밑바람열풍순환 건조장치
JPS6229918Y2 (ja)
FI95314C (fi) Menetelmä puutavaran kuivauksessa
KR200179839Y1 (ko) 농수산물 건조 시스템
JPS5846378Y2 (ja) 循環形穀物乾燥機
RU38911U1 (ru) Камера для сушки древесины
SU1451499A1 (ru) Сушилка дл хлопка-сырца