JP2001173368A - 隅角部外縁が円弧である推進工法用ボックスカルバート及び該ボックスカルバートを用いたトンネル築造方法 - Google Patents

隅角部外縁が円弧である推進工法用ボックスカルバート及び該ボックスカルバートを用いたトンネル築造方法

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JP2001173368A
JP2001173368A JP36324799A JP36324799A JP2001173368A JP 2001173368 A JP2001173368 A JP 2001173368A JP 36324799 A JP36324799 A JP 36324799A JP 36324799 A JP36324799 A JP 36324799A JP 2001173368 A JP2001173368 A JP 2001173368A
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box culvert
box
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corner
culvert
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JP36324799A
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Tomoyuki Nakasuji
智之 中筋
Takahisa Ida
隆久 井田
Masaru Saito
優 齋藤
Akimoto Higashiyama
昭元 東山
Takaaki Kato
隆昭 加藤
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Zenitaka Corp
Asahi Concrete Works Co Ltd
Original Assignee
Zenitaka Corp
Asahi Concrete Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボックスカルバートの各側面外に注入された
推進用滑材が隅角部周辺に回り込みやすく、止水性ゴム
リングの密着性が高く、しかもローリング時の修正を容
易に行うことができるボックスカルバートを提供するこ
と。 【解決手段】 4つの側面5により囲まれた内側に通路
孔7が形成されており、該通路孔7の延びる方向に直角
な平面での断面がほぼ矩形形状をしている筒状の本体部
3を備える。4つの側面5の各々には通路孔7側から側
面5の表面へ推進用滑材を注入するための滑材注入孔9
が形成されており、4つの側面5間に形成された隅角部
13外縁が実質的に円弧状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネルを築造す
る場合に使用する、ボックスカルバート及びそれを用い
たトンネル築造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地下にトンネルを築造する方法の一つで
ある推進工法には、刃口推進工法、セミシールド工法及
び小口径推進工法がある。このうちセミシールド工法
は、図8に示す如く、初めに立坑101を掘っておき、
該立坑101の下端の側面に掘削予定のトンネルに対向
するようにセミシールド機103をセットする。そし
て、該セミシールド機の後端と、前記立坑101の側面
に配設された支圧壁107との間に、油圧ジャッキ10
9を配置する。この状態でセミシールド機103により
トンネル104を掘削していき、同時に油圧ジャッキ1
09でセミシールド機103を押しながらトンネル10
4を掘進していく。
【0003】1つのヒューム管105が、掘進したセミ
シールド機103の後端と、元の縮めた状態に戻した油
圧ジャッキ109との間にセットできる距離だけトンネ
ル104を掘進したら、そこにヒューム管105を継ぎ
足す。そして、再び前記セミシールド機103で掘削し
つつ該セミシールド機103を油圧ジャッキ109で押
してトンネル104を築造する。このような作業を繰り
返すことにより長いトンネルを築造していくのがセミシ
ールド工法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記セミシールド工法
は、断面が円形のヒューム管を用いて円形トンネルを築
造する方法であるが、近年では、このようなセミシール
ド工法を用いて、断面が矩形形状を有する矩形トンネル
を築造することが試みられている。そこで図9に示す如
く、断面が矩形のボックスカルバートを従来のヒューム
管に代えて使用することが考えられる。しかしこのよう
なボックスカルバート100は、図9に示す如く、その
外形の隅角部111が直角に角張っているため、以下の
ような問題点がある。
【0005】(1)ボックスカルバート100を順次、
トンネル104内へ推進してゆく際には、ボックスカル
バート100の周面とトンネル104の内面との間の摩
擦を軽減するために、ボックスカルバート100の周面
とトンネル104の内面との間に推進用滑材を注入す
る。この推進用滑材の注入は、図9に示す如く、ボック
スカルバート100の4つの側面114に形成された孔
115を介して行われる。しかしボックスカルバート1
00の隅角部111が角張っていると、各側面114に
注入された推進用滑材が隅角部111周辺に回り込みに
くく、隅角部111での摩擦抵抗が大きくなってボック
スカルバート100を押し込むために過大な推進力を必
要とするようになってしまう。
【0006】(2)セミシールド工法では、複数のボッ
クスカルバート100をその端部において繋ぎ合わせて
いくため、地下水がボックスカルバート100内に入り
込まないように、ボックスカルバート100同士の接続
部分及びボックスカルバート100とセミシールド機1
03の後端部との接続部分には止水用ゴムリング117
を設けている。
【0007】このような止水用ゴムリング117は、本
来、一つのボックスカルバート100の接続端の外周面
と、他のボックスカルバート100の内周面とを重ね合
わせて、これら外周面と内周面との間に設けたり、2つ
のボックスカルバート100の両端部の周囲を覆うよう
に跨って配置されるカラー部材を設け、ボックスカルバ
ート100端部の外周面とカラー部材の内周面との間に
設けることが、止水性能の向上の点から見て最も好まし
い。
【0008】しかし、隅角部111が角張っているボッ
クスカルバート100では、止水性ゴムリング117を
接続端部の周囲に設けようとすると、角張った隅角部1
11部分においては、止水性ゴムリング117の密着性
が悪く、水漏れの原因となってしまう。そのため従来
は、図9に示す如く、ボックスカルバート100の端面
119に溝を形成し、そこに止水性ゴムリング117を
嵌め込み、他方のボックスカルバート105の端面をそ
こに押し付けることにより止水するようにしていた。す
なわち、止水性向上の点から最も好ましいとされる止水
構造を採用することができなかった。
【0009】(3)セミシールド工法では、複数のボッ
クスカルバート100を順次押し込んでいくが、その際
にトンネル内面との摩擦抵抗のアンバランスなどの理由
により、ボックスカルバート100が、図9に矢印12
1で示すようにローリングしてしまうことがある。この
ローリングは修正しなければならないが、ボックスカル
バート100の隅角部111が角張っていると、ローリ
ングの修正を行う際に角張った隅角部111と地山との
摩擦抵抗が大きいため、修正が行いにくいという問題点
がある。
【0010】(4)また隅角部111が角張っている
と、その分だけ表面積が大きくなり、推進時の摩擦抵抗
が大きくなるという付随的問題点もある。
【0011】本発明の課題は、上記(1)〜(4)の問
題点を解決するための新規な構造を備えるボックスカル
バート及びそれを用いて断面が矩形形状のトンネルを築
造する方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明に係る隅角部外縁が円弧
である推進工法用ボックスカルバートは、4つの側面に
より囲まれた内側に通路孔が形成されており、該通路孔
の延びる方向に垂直な平面での断面がほぼ矩形形状をし
ている筒状の本体部を備え、前記4つの側面の各々には
前記通路孔側から前記側面の表面へ推進用滑材を注入す
るための滑材注入孔が形成されており、前記4つの側面
間に形成された隅角部が実質的に円弧状に形成されてい
ることを特徴とするものである。本発明では、前記4つ
の側面に囲まれた内空は、(内幅)×(内高)=800
×800mm〜5000×2000mmであり、スラブ
厚は125〜530mmのものが一般的である。
【0013】本発明によれば、断面が矩形形状のトンネ
ルを築造するために用いるボックスカルバートの隅角部
外縁が実質的に円弧状に形成されているから、前記滑材
注入孔から各側面に注入された推進用滑材が隅角部を回
り込み易くなり、推進用滑材の存在により隅角部および
各側面全体としての摩擦抵抗が小さくなってボックスカ
ルバートを押し込むための推進力を低減できる。
【0014】また隅角部外縁が円弧状に形成されている
ため、ボックスカルバート端部の周囲に止水用ゴムリン
グ等のシール材を設けた場合にも、該隅角部においてシ
ール材が浮き上がることなく当該隅角部に沿ってぴった
りと密着して確実なシールを行うことができるようにな
る。
【0015】またボックスカルバートの押し込み作業中
にボックスカルバートがローリングした場合でも、隅角
部外縁が実質的に円弧状に形成されているため、ローリ
ング方向と反対方向へ比較的容易に回転させて正しい位
置に修正することができる。
【0016】また隅角部外縁が角張っている場合に比べ
て、円弧状に形成されている隅角部は表面積が小さくな
るので、ボックスカルバートを推進させる力は少なくて
済む。更にボックスカルバートの各側面に土・水圧が作
用した場合の隅角部周辺に生ずる外向きの曲げモーメン
トが、隅角部外縁が角張っている場合に比べて緩和され
るため、必要とされる断面性能が小さくて良く、ボック
スカルバートの肉厚寸法を薄くすることができる。
【0017】また、本願請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載された隅角部外縁が円弧である推進工法用ボ
ックスカルバートにおいて、前記ボックスカルバートの
端部には中央付近より低くなっている段部が形成されて
おり、該段部の隅角部外縁が実質的に円弧状に形成され
ており、複数のボックスカルバートを接続するときに、
前記段部同士を突き合わせた状態で、前記段部の周囲に
筒状の部材を設け、該筒状の部材の内周面と前記段部の
外周面との間にシール材を設けることができるようにな
っていることを特徴とするものである。
【0018】本発明によれば、筒状の部材の内周面と各
ボックスカルバートに形成された段部の外周面との間に
シール材を設けるときに、該段部の隅角部外縁が実質的
に円弧状に形成されているので、上述したようにシール
材が浮き上がることなく隅角部に沿ってぴったりと密着
することができる。従って、筒状の部材の内周面と各ボ
ックスカルバートの前記段部の外周面との間にできるほ
ぼ矩形形状の環状間隙部分をシール材で完全に塞ぎ、地
下水がボックスカルバート内に浸入することを確実に防
止することができる。
【0019】また、本願請求項3に記載の発明は、請求
項1に記載された隅角部外縁が円弧である推進工法用ボ
ックスカルバートにおいて、前記ボックスカルバートの
一端の内周側には内側凹部が形成されており、前記ボッ
クスカルバートの他端にはボックスカルバートの中央付
近よりも寸法が小さい断面が形成されており、前記内側
凹部及び前記小断面の隅角部外縁がいずれも実質的に円
弧状に形成されており、前記複数のボックスカルバート
を接続するときに、第1のボックスカルバートの内側凹
部に、前記第1のボックスカルバートと隣接する第2の
ボックスカルバートの小断面が嵌合でき、前記第1のボ
ックスカルバートの反対側に隣接する第3のボックスカ
ルバートの内側凹部に前記第1のボックスカルバートの
小断面が嵌合可能であり、且つ前記内側凹部の内周面と
前記小断面の外周面との間にシール材を設けることがで
きるようになっていることを特徴とするものである。
【0020】本発明によれば、内側凹部の内周面と小断
面の外周面との間の間隙にシール材を配置したときに、
上記と同様に上述したようにシール材が浮き上がること
なく隅角部外縁に沿ってぴったりと密着することができ
る。従って地下水のボックスカルバート内への浸入を確
実に防止することができる。
【0021】また、本願請求項4に記載の発明は、請求
項1〜3のいずれか1項に記載された隅角部外縁が円弧
である推進工法用ボックスカルバートにおいて、前記隅
角部外縁の円弧は、50〜1000mmの曲率半径を有
することを特徴とするものである。標準形状では225
〜600mm(スラブ厚以上で、スラブ厚とハンチ寸法
の和以下)の曲率半径にするのが良い。
【0022】本発明によれば、隅角部外縁においてシー
ル材が曲げられたとき、シール材が隅角部外縁の円弧に
沿って滑らかに曲がることにできるため、隅角部表面と
シール材との密着性が高まり、地下水のボックスカルバ
ート内部への浸入を確実に防止することができる。標準
形状では225〜600mmの曲率半径としたものは上
記作用効果が一層顕著に得られる。
【0023】また、本願請求項5に記載の発明は、請求
項1〜4のいずれか1項に記載された隅角部外縁が円弧
である推進工法用ボックスカルバートにおいて、該ボッ
クスカルバートの内側の4つの隅角部にはハンチが形成
されていることを特徴とするものである。本発明によれ
ば、隅角部外縁を直角成形し、且つ前記ハンチが形成さ
れていない場合に比較して、各側面に土・水圧が作用し
た場合の隅角部周辺に生ずる外向きの曲げモーメントが
一層緩和されるため、必要とされる断面性能が小さくて
良く、ボックスカルバートの肉厚寸法を薄くすることが
できる。
【0024】また、本願請求項6に記載の発明に係る推
進工法用ボックスカルバートを用いたトンネル築造方法
は、(1)セミシールド機の後端の内側に請求項2に記
載の第1のボックスカルバートの前端を重ねて配置し、
前記セミシールド機の後端の内周面と前記第1のボック
スカルバートの前端の外周面との間にシール材を配置し
た状態で両者を接続する工程と、(2)セミシールド機
により掘削しつつ推進用ジャッキの推進力によって一定
距離のトンネルを築造する工程と、(3)第2のボック
スカルバートの前端を前記第1のボックスカルバートの
後端に接続する工程であって、前記第1のボックスカル
バートの後端と前記第2のボックスカルバートの前端と
の間に、該後端及び前端の全周囲を被うことができる角
筒部及び該角筒部の内側のほぼ中央に前記ボックスカル
バート端部の厚さ寸法より短い寸法で内方に延びるリブ
を備えるカラーを配置し、前記第1のボックスカルバー
トの後端における段部の端面と前記第2のボックスカル
バートの前端における段部の端面との間で前記リブを挟
持するようにして、前記角筒部の両端の内側にそれぞれ
前記第1のボックスカルバートの後端における段部と前
記第2のボックスカルバートの前端における段部とを受
入れ、且つ前記角筒部の両端における内周面と、前記第
1のボックスカルバートの後端における段部の外周面及
び前記第2のボックスカルバートの前端における段部の
外周面との間にそれぞれシール材を配置した状態で、前
記第1のボックスカルバートと前記第2のボックスカル
バートとを接続する工程と、(4)前記(2)及び
(3)の工程を繰り返す工程と、(5)前記滑材注入孔
から推進用滑材をボックスカルバートの外表面側に注入
する工程と、を備えることを特徴とするものである。
【0025】本発明に係るトンネル築造方法によれば、
上記請求項1および2に記載のボックスカルバートの作
用効果が得られると共に、カラーの角筒部の内周面と第
1、第2のボックスカルバートの段部の外周面との間に
シール材が設けられているから、ボックスカルバート内
への地下水の浸入を確実に防止することができる。そし
て、繰り返しになるが、当該ボックスカルバートの隅角
部外縁は円弧状に形成されているから、シール材が隅角
部外縁の形状に沿って緩やかに曲がりながら密着するこ
とができ、地下水のボックスカルバート内部への浸入を
確実に防止することができる。
【0026】また、本願請求項7に記載の発明に係る推
進工法用ボックスカルバートを用いたトンネル築造方法
は、(1)セミシールド機の後端の内側に請求項3に記
載の第1のボックスカルバートの前端を重ねて配置し、
前記セミシールド機の後端の内周面と前記第1のボック
スカルバートの前端の外周面との間にシール材を配置し
た状態で両者を接続する工程と、(2)セミシールド機
により掘削しつつ推進用ジャッキの推進力によって一定
距離のトンネルを築造する工程と、(3)第2のボック
スカルバートの前端を前記第1のボックスカルバートの
後端に接続する工程であって、前記請求項3記載の内側
凹部の内周面と前記小断面の外周面との間にシール材を
設けた状態で、前記第1のボックスカルバートの後端に
おける内側凹部又は小断面に前記第2のボックスカルバ
ートの前端における小断面又は内側凹部を嵌合させて両
者を接続する工程と、(4)前記(2)及び(3)の工
程を繰り返す工程と、(5)前記滑材注入孔から推進用
滑材をボックスカルバートの外表面側に注入する工程
と、を備えることを特徴とするものである。
【0027】本発明に係るトンネル築造方法によれば、
請求項1及び3に記載されたボックスカルバートの作用
効果が得られると共に、2つのボックスカルバートの内
側凹部と小断面とが重なった状態で、内側凹部の内周面
と小断面の外周面との間にシール材が設けられているか
ら、ボックスカルバート内への地下水の浸入を確実に防
止することができる。そして、同じ繰り返しになるが、
当該ボックスカルバートの内側凹部及び小断面の隅角部
外縁は円弧状に形成されているから、シール材が隅角部
外縁の形状に沿って緩やかに曲がりながら密着すること
ができ、地下水のボックスカルバート内部への浸入を確
実に防止することができる。
【0028】また、本願請求項8に記載の発明は、請求
項6に記載されている2つのボックスカルバートを接続
するためのカラーである。すなわち、第1のボックスカ
ルバートの後端と前記第2のボックスカルバートの前端
との間に、該後端及び前端の全周囲を被うことができる
角筒部及び該角筒部の内側のほぼ中央に前記ボックスカ
ルバート端部の厚さ寸法より短い寸法で内方に延びるリ
ブを備える鋼製のカラーである。本発明により、ボック
スカルバート同士の接続部において、地下水の該ボック
スカルバート内部への浸入を確実に防止することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係るセミシール
ド工法で使用するボックスカルバートの一実施の形態を
示す斜視図であり、図2は同ボックスカルバートの正面
図である。図1に示す如く、ボックスカルバート1は、
全体が筒状の形態をしている本体部3から成り、該本体
部3は4つの側面5によって囲まれている。4つの側面
5によって囲まれた内側には、通路孔7が貫通して形成
されており、ボックスカルバート1を通路孔7の延びる
方向に垂直な平面で切断した断面は、ほぼ矩形形状をし
ている。
【0030】各側面5には滑材注入孔9が形成されてい
る。滑材注入孔9は、ボックスカルバート1を前方に推
進していく際に、通路孔7側から各側面5の表面にベン
トナイトなどの推進用滑材を注入するために形成される
ものであり、具体的には、通路孔7内に配設される注入
管(図示せず)から分岐するノズル(図示せず)を各滑
材注入孔9に臨ませて各側面5に滑材を注入するように
なっている。
【0031】本実施の形態では、ボックスカルバート1
の両端に、その中央付近より一段低くなっている段部1
1が形成されており、該段部11は、後述するカラーが
嵌まり込む部分となっている。またボックスカルバート
1の4つの隅角部13の内側近傍には、通路孔7の延び
る方向に貫通孔15が形成されている。この貫通孔15
は、複数のボックスカルバート1を通路孔7の延びる方
向に接続していくときに、ボックスカルバート1同士の
位置がずれないようにするための棒材を通すために形成
されている。この棒材の長さは、ボックスカルバートの
長さとほぼ同じに形成され、各棒材の端部をボックスカ
ルバート1の中央付近で互いに緊結するようにして各ボ
ックスカルバートをしっかりと連結するようになってい
る。
【0032】本発明のボックスカルバート1では、4つ
の隅角部13外縁が円弧状に形成されていることが特徴
的な構成の1つとなっている。各隅角部13外縁の円弧
の曲率半径は、50〜1000mm、標準形状では22
5〜600mmである。この例では、矩形の4辺の長さ
は1500mmで、該隅角部13外縁の曲率半径は25
0mmに設計されている。このような曲率半径で円弧状
に形成されている隅角部13を備えるボックスカルバー
ト1により得られる利点については後述する。なお、ボ
ックスカルバート1の隅角部13外縁を円弧状に形成す
ることにより、設計上の強度が低下しないように、隅角
部外側の補強鉄筋量を「道路橋示方書(コンクリート橋
編)ラーメン橋」により決定する。
【0033】次に、上記構成を備えるボックスカルバー
ト1を使用してセミシールド工法により断面が矩形形状
のトンネルを築造する方法について説明する。まず地面
の所定の場所に立坑を掘り、ボックスカルバート及びセ
ミシールド機を該立坑に入れる。図4に示す如く、セミ
シールド機17の後端19の内側に第1のボックスカル
バート1の前端21を重ねて配置し、セミシールド機の
後端19の内周面と第1のボックスカルバート1の前端
21の外周面との間にシール材である止水用ゴムリング
23を配置する。なお、止水用ゴムリング23の位置を
固定するため、ボックスカルバート1の前端21の外周
面またはセミシールド機の後端19の内周面に、図4に
示すごとき溝25を形成するようにしてもよい。
【0034】因みに、ボックスカルバート1の前端21
の外周面の周囲に止水用ゴムリング23を設けることが
できるのは、ボックスカルバート1の各隅角部13外縁
を円弧状に形成したことに由来する。即ち、隅角部13
外縁が角張っている場合には、隅角部13外縁におい
て、止水用ゴムリング23が該隅角部13外縁に沿って
しっかりと屈曲することができないため、角張った部分
において止水用ゴムリング23が浮いてしまい、十分な
シール性能を果たすことができない。
【0035】この点、本発明では隅角部13外縁を円弧
状にして止水用ゴムリング23が隅角部13外縁に沿っ
て滑らかに曲がることができるようにしたため、ボック
スカルバート1の前端21の外周面の周囲に止水用ゴム
リング23を設けることができるようになった。このよ
うに外周面の周囲に止水用ゴムリング23を密着状態で
設けることができるために、従来のように止水用ゴムリ
ング23を端面に設けていた場合に比べて、シール性能
を十分に発揮できるようになり、ボックスカルバート1
内への地下水の浸入を確実に防止できるようになる。
【0036】次に、セミシールド機17により一定距離
のトンネルを築造する。第1のボックスカルバート1
が、トンネルに入る程度までトンネルを掘り進めたら、
第2のボックスカルバート1aの前端を第1のボックス
カルバート1の後端に接続する。この際、図5に示す如
きカラー27を両ボックスカルバート1,1aの接続の
ために使用する。
【0037】図5に示す如くカラー27は、断面がほぼ
矩形の角筒部29と、角筒部29の内側のほぼ中央付近
に位置し、ボックスカルバート1の端部の厚さ寸法より
短い寸法で内方に延びるリブ31とを形成して成る。角
筒部29の両端は第1のボックスカルバート1の後端と
第2のボックスカルバート1aの前端とを受け入れるこ
とができるような寸法を有する。
【0038】このようなカラー27を第1のボックスカ
ルバート1の後端に形成された段部11に嵌め込み、カ
ラー27の反対側に第2のボックスカルバート1aの前
端に形成された段部11を嵌め込む。そして両方のボッ
クスカルバートの端面でカラー27のリブ31を挟持す
るように押さえ付けて固定する。またこの際、各ボック
スカルバート1の段部11の外周面とカラー27の内周
面との間に止水用ゴムリング23を設ける。ここでもボ
ックスカルバート1の段部11の外周面またはカラー2
7の内周面に止水用ゴムリング23を受け入れる溝33
を形成するようにしてもよい。
【0039】図4に示す如く、両ボックスカルバート
1、1aをカラー27で接続した状態では、カラー27
の外周面がボックスカルバート1の外周面と同一の面に
位置するようにすることが好ましい。これにより、ボッ
クスカルバート1を前方へ推進する際に、トンネル内面
とボックスカルバート1の外周面との抵抗がより少なく
なる。なお、リブ31の内側部分には、ボックスカルバ
ートの接続部分での孔を塞いで、リブ31の錆を防止す
るために、例えばポリウレタン樹脂35が設けられてい
る。また、各ボックスカルバート1、1aの端面とカラ
ー27のリブ31の両面とが接する部分には、接続部分
の密着性を高めるためにスポンジ材料(図示せず)が設
けられている。
【0040】ここでボックスカルバート1を前方へ推進
するときの方法について説明する。ボックスカルバート
1の外周面は常にトンネルと接触しているためボックス
カルバート1を推進させるためには、相当な力で前方へ
押し込む必要がある。この推進力をなるべく小さくする
ために、ボックスカルバート1の滑材注入孔9からノズ
ル等を介して推進用滑材をボックスカルバートの各側面
5に注入する。このとき本発明では、ボックスカルバー
ト1の隅角部13外縁が実質的に円弧状に形成されてい
るため、隅角部13外縁に推進用滑材がスムースに流れ
込むことができ、ボックスカルバート1の周囲全面に万
遍なく推進用滑材が行き渡る。従ってより小さい推進力
でボックスカルバート1を前方へ推進することが可能と
なる。
【0041】また、ボックスカルバート1を前方へ推進
する場合には、トンネル内面とボックスカルバートの外
周面との各部位において摩擦力に差が生じることがある
ため、ボックスカルバート1がローリング(図9中、矢
印121で示す)することがある。この場合でも、本発
明のボックスカルバート1は、隅角部13外縁が円弧状
に形成されているため、ローリングした方向と逆方向に
修正する際に、大きな抵抗無く、比較的容易に修正を行
うことができる。
【0042】第2のボックスカルバート1aを第1のボ
ックスカルバート1に接続したら、上記と同様に再度ト
ンネルを掘り進み、その後、第3以降のボックスカルバ
ート(図示せず)を接続しながら、トンネルを築造して
いく。なお、立坑内にボックスカルバートを搬入し、貫
通孔15にPC鋼棒を差し込んで緊結し、推進する。
【0043】次に、本発明のボックスカルバート1の他
の実施の形態について説明する。図3は、ボックスカル
バート1の内側の4つの隅角部36にハンチ37を形成
した実施の形態を示す。本実施の形態のボックスカルバ
ート1では、ハンチ37が形成されていない場合に比較
して、各側面5に土・水圧が作用した場合の隅角部36
周辺に生ずる外向きの曲げモーメントが緩和されるた
め、隅角部36周辺での破壊の虞が低下し、その分だ
け、ボックスカルバート1の肉厚寸法を薄くすることが
できる。
【0044】また図6は、ボックスカルバート1の外周
の代わりにボックスカルバート1の端面に止水用ゴムリ
ング23を設ける実施の形態を示している。本発明の第
1の目的は、推進用滑材を隅角部13外縁を円弧状にし
て回り込みやすくすることであるから、必ずしもボック
スカルバートの外周の周囲に止水用ゴムリング23を設
ける必要はなく、図6のような実施の形態も可能であ
る。
【0045】更に図7は、第1のボックスカルバート1
と第2のボックスカルバート1aとを接続する部分の他
の構造の実施の形態を示す断面図である。本実施の形態
では、ボックスカルバート1の一端の内周側には内側凹
部39が形成されており、他端にはボックスカルバート
の中央付近よりも寸法が小さい小断面41が形成されて
いる。図7は、このような構造を備える同一形態のボッ
クスカルバート1同士を接続している部分を示す。
【0046】図7に示す如く、左側のボックスカルバー
ト1の内側凹部39に、右側のボックスカルバート1a
の小断面41が嵌合できるようになっており、また図示
しないが右側のボックスカルバート1aの他端側の内側
凹部39には更に他のボックスカルバートの小断面41
が嵌合できるようになっている。このようにして同一形
態のボックスカルバート1、1aを連続してカラー27
を使用することなく、接続することができる。図7から
明らかなように、左側のボックスカルバート1の右端部
の外周面は、右側のボックスカルバート1aの左端部の
外周面と同一面を形成するようになっており、これによ
りボックスカルバートを前方へ推進する際の抵抗を最低
減にしている。
【0047】また左側のボックスカルバートの内側凹部
39の内周面と、右側のボックスカルバート1の小断面
41の外周面との間には止水用ゴムリング23が設けら
れている。図4に示すカラー27を使用する実施の形態
と同様に、本実施の形態でも内側凹部39の内周面及び
小断面41の外周面の隅角部が円弧状をなしているの
で、上記と同様な理由から、このような周面への止水用
ゴムリング23の適用が可能となり、地下水のボックス
カルバート内への浸入を確実に防止することができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、ボックスカルバートの
隅角部外縁が実質的に円弧状に形成されているから、各
側面に注入された推進用滑材が隅角部外縁を回り込み易
くなり、推進用滑材の存在により隅角部外縁での摩擦抵
抗が小さくなってボックスカルバートを押し込むために
過大な推進力を必要としない。また隅角部外縁が円弧状
に形成されているため、ボックスカルバート端部の周囲
に止水用ゴムリング等のシール材を設けた場合にも、隅
角部外縁においてシール材が浮き上がることなく隅角部
外縁に沿ってぴったりと密着して確実なシールを行うこ
とができるようになる。
【0049】またボックスカルバートの押し込み作業中
にボックスカルバートがローリングした場合でも、隅角
部が実質的に円弧状に形成されているため、ローリング
方向と反対方向へ比較的容易に回転させて正しい位置に
修正することができる。また隅角部外縁が角張っている
場合に比べて、円弧状に形成されている隅角部は表面積
が小さくなるので、ボックスカルバートを推進させる力
は少なくて済む。
【0050】更にボックスカルバートの各側面に土・水
圧が作用した場合の隅角部周辺に生ずる外向きの曲げモ
ーメントが、隅角部外縁が角張っている場合に比べて緩
和されるため、隅角部周辺で必要とされる断面性能が小
さくて良く、ボックスカルバートの肉厚寸法を薄くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボックスカルバートの一実施の形態を
示す斜視図である。
【図2】図1のボックスカルバートの正面図である。
【図3】本発明のボックスカルバートの他の実施の形態
であり、ハンチを有するボックスカルバートを示す正面
図である。
【図4】図1のボックスカルバートとセミシールド機と
の接続状態、及び図1のボックスカルバート同士の接続
状態を示す上側部分の縦断面図である。
【図5】図1のボックスカルバート同士の接続の際に使
用するカラーの斜視図である。
【図6】ボックスカルバートの端面に止水用ゴムリング
を設けた実施の形態を示す正面図である。
【図7】一方の端部に内側凹部が形成され、他方の端部
に小断面が形成されているボックスカルバート同士が接
続されている状態を示す縦断面図である。
【図8】従来のセミシールド工法を示す説明図である。
【図9】隅角部が角張った従来のボックスカルバートを
示す正面図である。
【符号の説明】
1、1a ボックスカルバート 3 本体部 5 側面 7 通路孔 9 滑材注入孔 11 段部 13 隅角部 15 貫通孔 17 セミシールド機 19 セミシールド機の後端 21 ボックスカルバートの前端 23 止水用ゴムリング 25 溝 27 カラー 29 角筒部 31 リブ 33 溝 35 ポリウレタン樹脂 37 ハンチ 39 内側凹部 41 小断面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井田 隆久 東京都千代田区一番町31番地 株式会社錢 高組内 (72)発明者 齋藤 優 東京都千代田区一番町31番地 株式会社錢 高組内 (72)発明者 東山 昭元 東京都中央区築地1丁目8番2号 旭コン クリート工業株式会社内 (72)発明者 加藤 隆昭 東京都中央区築地1丁目8番2号 旭コン クリート工業株式会社内 Fターム(参考) 2D054 AB05 AC18 FA06 FA12 2D063 BA06 BA27 BA32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4つの側面により囲まれた内側に通路孔
    が形成されており、該通路孔の延びる方向に垂直な平面
    での断面がほぼ矩形形状をしている筒状の本体部を備
    え、 前記4つの側面の各々には前記通路孔側から前記側面の
    表面へ推進用滑材を注入するための滑材注入孔が形成さ
    れており、 前記4つの側面間に形成された隅角部外縁が実質的に円
    弧状に形成されていることを特徴とする隅角部外縁が円
    弧である推進工法用ボックスカルバート。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ボックスカルバ
    ートの端部には中央付近より低くなっている段部が形成
    されており、 該段部の隅角部外縁が実質的に円弧状に形成されてお
    り、 複数のボックスカルバートを接続するときに、前記段部
    同士を突き合わせた状態で、前記段部の周囲に筒状の部
    材を設け、該筒状の部材の内周面と前記段部の外周面と
    の間にシール材を設けることができるようになっている
    ことを特徴とする隅角部外縁が円弧である推進工法用ボ
    ックスカルバート。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記ボックスカルバ
    ートの一端の内周側には内側凹部が形成されており、前
    記ボックスカルバートの他端にはボックスカルバートの
    中央付近よりも寸法が小さい断面が形成されており前記
    内側凹部及び前記小断面の隅角部外縁がいずれも実質的
    に円弧状に形成されており、 前記複数のボックスカルバートを接続するときに、第1
    のボックスカルバートの内側凹部に、前記第1のボック
    スカルバートと隣接する第2のボックスカルバートの小
    断面が嵌合でき、前記第1のボックスカルバートの反対
    側に隣接する第3のボックスカルバートの内側凹部に前
    記第1のボックスカルバートの小断面が嵌合可能であ
    り、且つ前記内側凹部の内周面と前記小断面の外周面と
    の間にシール材を設けることができるようになっている
    ことを特徴とする隅角部外縁が円弧である推進工法用ボ
    ックスカルバート。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記隅角部外縁の円弧は、50mm〜1000mmの曲
    率半径を有することを特徴とする隅角部外縁が円弧であ
    る推進工法用ボックスカルバート。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、
    ボックスカルバートの内側の4つの隅角部にはハンチが
    形成されていることを特徴とする隅角部外縁が円弧であ
    る推進工法用ボックスカルバート。
  6. 【請求項6】 (1)セミシールド機の後端の内側に請
    求項2に記載の第1のボックスカルバートの前端を重ね
    て配置し、前記セミシールド機の後端の内周面と前記第
    1のボックスカルバートの前端の外周面との間にシール
    材を配置した状態で両者を接続する工程と、 (2)セミシールド機により掘削しつつ推進用ジャッキ
    の推進力によって一定距離のトンネルを築造する工程
    と、 (3)第2のボックスカルバートの前端を前記第1のボ
    ックスカルバートの後端に接続する工程であって、前記
    第1のボックスカルバートの後端と前記第2のボックス
    カルバートの前端との間に、該後端及び前端の全周囲を
    被うことができる角筒部及び該角筒部の内側のほぼ中央
    に前記ボックスカルバート端部の厚さ寸法より短い寸法
    で内方に延びたリブを備えるカラーを配置し、 前記第1のボックスカルバートの後端における段部の端
    面と前記第2のボックスカルバートの前端における段部
    の端面との間で前記リブを挟持するようにして、前記角
    筒部の両端の内側にそれぞれ前記第1のボックスカルバ
    ートの後端における段部と前記第2のボックスカルバー
    トの前端における段部とを受入れ、且つ前記角筒部の両
    端における内周面と、前記第1のボックスカルバートの
    後端における段部の外周面及び前記第2のボックスカル
    バートの前端における段部の外周面との間にそれぞれシ
    ール材を配置した状態で、前記第1のボックスカルバー
    トと前記第2のボックスカルバートとを接続する工程
    と、 (4)前記(2)及び(3)の工程を繰り返す工程と、 (5)前記滑材注入孔から推進用滑材をボックスカルバ
    ートの外表面側に注入する工程と、を備えることを特徴
    とする推進工法用ボックスカルバートを用いたトンネル
    築造方法。
  7. 【請求項7】 (1)セミシールド機の後端の内側に請
    求項3に記載の第1のボックスカルバートの前端を重ね
    て配置し、前記セミシールド機の後端の内周面と前記第
    1のボックスカルバートの前端の外周面との間にシール
    材を配置した状態で両者を接続する工程と、 (2)セミシールド機により掘削しつつ推進用ジャッキ
    の推進力によって一定距離のトンネルを築造する工程
    と、 (3)第2のボックスカルバートの前端を前記第1のボ
    ックスカルバートの後端に接続する工程であって、前記
    請求項3に記載の内側凹部の内周面と前記小断面の外周
    面との間にシール材を設けた状態で、前記第1のボック
    スカルバートの後端における内側凹部又は小断面に前記
    第2のボックスカルバートの前端における小断面又は内
    側凹部を嵌合させて両者を接続する工程と、 (4)前記(2)及び(3)の工程を繰り返す工程と、 (5)前記滑材注入孔から推進用滑材をボックスカルバ
    ートの外表面側に注入する工程と、を備えることを特徴
    とする推進工法用ボックスカルバートを用いたトンネル
    築造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載されている2つのボック
    スカルバートを接続するためのカラー。
JP36324799A 1999-12-21 1999-12-21 隅角部外縁が円弧である推進工法用ボックスカルバート及び該ボックスカルバートを用いたトンネル築造方法 Pending JP2001173368A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013053411A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Alpha Civil Engineering:Kk プレキャスト擁壁推進工法
KR101318301B1 (ko) 2012-06-12 2013-10-16 김남선 지하구조물용 프레임구조체 및 이를 사용한 지하구조물구축방법
WO2019076053A1 (zh) * 2017-10-19 2019-04-25 中国建筑工程(香港)有限公司 箱涵中继顶推系统及其使用方法
WO2019076055A1 (zh) * 2017-10-19 2019-04-25 中国建筑工程(香港)有限公司 具有顶推架组件的箱涵中继顶推系统
WO2019076057A1 (zh) * 2017-10-19 2019-04-25 中国建筑工程(香港)有限公司 具有顶推装置与箱涵推块连接结构的箱涵中继顶推系统
WO2019076056A1 (zh) * 2017-10-19 2019-04-25 中国建筑工程(香港)有限公司 具有移动机构的箱涵中继顶推系统
CN111058858A (zh) * 2019-12-29 2020-04-24 福建建中建设科技有限责任公司 弧形顶管施工装置及施工方法
JP2022172586A (ja) * 2021-05-06 2022-11-17 ベルテクス株式会社 ボックスカルバート

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