JPH0516479Y2 - - Google Patents

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JPH0516479Y2
JPH0516479Y2 JP1988114284U JP11428488U JPH0516479Y2 JP H0516479 Y2 JPH0516479 Y2 JP H0516479Y2 JP 1988114284 U JP1988114284 U JP 1988114284U JP 11428488 U JP11428488 U JP 11428488U JP H0516479 Y2 JPH0516479 Y2 JP H0516479Y2
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water
pipe
propulsion
joint
collar
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、上下水道等の土木工事における、主
として推進工法に多用化される曲線施工に利用さ
れる推進用ヒユーム管に関するものである。
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
ところで、ヒユーム管を埋設する際は、地盤を
堀削する開削工法に比べて、地中でヒユーム管の
埋設を行う推進工法は、交通事情、河川、商業活
動等の地上における制約を受けることなく工事を
遂行できる特長があるため、主として都市部にお
けるヒユーム管の埋設には推進工法が多用化され
ている。 この推進工法は、当初においては直線状態のみ
でヒユーム管を推進する工法として発達してきた
が、ヒユーム管は主として道路下に埋設されるた
め、道路の形状に合つた線形で施工する必要が生
じる。そのため、曲がつた道路下にヒユーム管を
埋設する場合は、第9図aのように、ヒユーム管
の出し入れを行う立坑を沢山堀削し、該立坑間に
弦を描いて曲線状態を形成している。 しかし、この場合は、経済的にヒユーム管を曲
線状態に施工する必要があるが、立坑の築造に莫
大な費用がかかる。従つて、曲線状態にヒユーム
管を施工するためには、第9図bのように、曲線
専用の縦手が必要となる。 また、曲線状態にヒユーム管を配設する際に、
接続カラーとヒユーム管体とが別体になつている
場合は、第10図aのように、ヒユーム管の継手
部分が曲がる時に、接続カラーは推進中の地中と
ヒユーム管とのスペース或いは、接続カラーとヒ
ユーム管との間に侵入してきた土砂の量等によつ
て決定されて、2本のヒユーム管のいずれか一方
側に着く状態で曲がる。 そして、第11図のように、カラーとヒユーム
管との間にできた隙間にヒユーム管が移動するに
従い、土砂が大量にかみ込み、その結果、カラー
を曲げたり、管端を破損させる等の事故が発生す
るという欠点がある。 一方、第10図aの状態の場合は、第11図の
ような状態になることは少ないものである。 また、上下水道等の土木工事に使用される推進
用ヒユーム管は、地下水位が高いために、ヒユー
ム管を推進させる途中でヒユーム管自体が回転す
るとか、蛇行して進むことが極めて多く、推進ヒ
ユーム管と連結用の鋼製カラーとのクリアランス
が均等でなくなり、連結箇所から漏水する欠点が
ある。 さらに、第1図a、第1図bは、従来の推進用
ヒユーム管の接合構造を示したものであり、1は
ヒユーム管2の長手方向端部に設けた切欠部、3
は鋼製カラー、3aは鋼製カラー3に設けられた
隔壁、4はガスケツト嵌入用の溝、5はガスケツ
トである。 この構造では、ヒユーム管の長手方向端部相互
は隔壁を介して接合する構造であるために、止水
の完全を期し難く、また、作業能率や経済的な面
で欠点がある。 そこで、本考案は、上記従来の技術の問題点に
鑑み創案されたもので、推進ヒユーム管の曲線施
工の場合に、連結箇所を密にして、特に、接合し
た際の止水性能を向上させることと、作業効率の
能率化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における推
進用ヒユーム管においては、両端部に接合部を形
成したヒユーム管本体の一方接合部に、接続カラ
ーの軸線方向一方側を一体に接合し、他方接合部
に溝を設けてガスケツトを装着するものにおい
て、 前記他方接合部は、曲線施工に対応可能に深く
切欠き、前記溝は所定間隔で複数個設け、かつ該
溝には弾性で接続カラー内面に接触して漏水を止
水可能な止水用ゴムリングを配設し、更に、溝間
には、ヒユーム管埋設後の漏水の際に、侵入する
水と反応し膨脹可能なウレタン系の親水性樹脂
を、ヒユーム管本体内から止水用ゴムリング間に
注入可能な注入部を設けたことを特徴としてい
る。
【実施例】 以下一実施例を表わした図面に基づいて本考案
を説明する。 図中、第2図から第4図、第7図、第8図、第
12図は、本考案の実施例に関するものである。 先ず、本考案の推進用ヒユーム管は、ヒユーム
管本体6の長手方向両端部に接合部7,8を形成
し、その一方接合部7には、接続カラー9の軸線
方向一方側9aを一体に接合し、他方接合部8に
は溝を設けてガスケツトを装着するものである。 前記一方接合部7の外径は、接続カラー9の内
径とほぼ等しく形成し、該一方接合部7には接続
カラー9の一方端9aが緊密に嵌入可能にされて
いる。 また、他方接合部8は、曲線施工に対応可能に
深く切欠いて形成され、この他方接合部8には所
定間隔で溝10,11が複数個設けられている。 また前記溝10,11には、弾性で鋼製の接続
カラー9の他方端9b内面を押圧するように接触
して漏水を止水可能な止水用ゴムリング14,1
5が配設されている。 この止水用ゴムリング14,15は、ゴム又は
合成樹脂で製作され、断面圧縮率15〜40%、硬度
50程度又は断面圧縮率が10〜20%,硬度55程度の
ものがよく、また、その外形は上端部分をのこぎ
り形状にし、中空長円孔を設けたもの、又は中実
のものでもよい。また、この止水用ゴムリング1
4,15は、断面くさび形、かまぼこ形に形成し
てもよい。更に、他方接合部8の溝10,11間
には、孔12を設け、該孔12から他方接合8の
外周面までを貫通する注入部13が設けられてい
る。 この注入部13には注入管13aを配置し、該
注入管13aにはキヤツプ16が嵌められてい
る。 この注入部13からは、ヒユーム管埋設後の漏
水の際に、侵入する水と反応し膨脹可能なウレタ
ン系の親水性樹脂が、ヒユーム管本体6内から止
水用ゴムリング14,15間に注入可能にされて
いる。 なお、この注入部13は、所定の溝10,11
間に設けられている。 なお、第4図のように、接合部7,8の内周端
縁には、目地材を充填する切り欠き17を設けて
もよい。 第5図及び第6図は推進延長を延ばすため、ヒ
ユーム管本体6の中間にジヤツキ18と中押し当
輪18aを挿入して使用する中押管用の推進ヒユ
ーム管の従来の施工例を示したものである。な
お、Aは元押し方向、Bは刃口方向を示してい
る。 また、第6図は中押管用推進用ヒユーム管の施
工後である。 第7図及び第8図は本考案における中押用の推
進ヒユーム管の一実施例を表している。 この中押用推進ヒユーム管の場合は、少なくと
も接続カラー9の他方端9Aを長くし、ヒユーム
管本体6の接合部8もこれに対応した長さに形成
されている(第8図参照)。
【作用】
本考案を実施する場合は、一方接合部7に接続
カラー9の一方端9aを嵌入させて一体的に接合
する。 また、溝10,11に止水用リング14,15
を嵌めた後、他方接合部8を接続カラー9の他方
端9bに挿入し、一方及び他方接合部7,8の端
縁を衝き合わせる(第4図参照)。 なお、接続カラー9,9Aの離脱や、水漏のな
いように強固に取付ける必要があるので、シール
材や、アンカー筋等で補強するのがよい。 また、施工中及び施工後において、漏水が発生
した場合は注入口13aからポリウレタン系樹脂
等の止水剤を注入し、止水用ゴムリング14,1
5間を樹脂等で密閉して完全な止水を施す。
【考案の効果】
本考案は上述の通り構成されているので、次に
記載する効果を奏する。 接続カラーと他方接合部間に止水用ゴムリン
グを設置して間隙を設け、また、止水用ゴムリ
ング間の間隙にウレタン系親水性樹脂を注入し
て、侵入する水を該樹脂に反応せしめ、該樹脂
が膨脹する性質を利用して止水用ゴムリングを
接続カラーに圧接させ、かつ、樹脂自体が不透
膜を形成するため、曲線施工の際の接続部分は
可撓性を保持しつつ、完全なる止水効果があ
る。 建設省の試験結果では、従来のものでは1Kg
の水圧に耐えるのが限度であるが、本考案の場
合は2Kgの水圧に耐えることができる。 曲線施工の場合は、管端側の一方の止水用ゴ
ムリングがガイドとなつて、カラーは管端から
離れた他方の止水用ゴムリングの位置より外れ
ることがなく、更に、両止水用ゴムリング間の
空間部に漏水が侵入した時には、ウレタン系の
親水性樹脂が注入孔より注入されるため、完全
な止水ができる。 従来の構造のものでは、管埋設後において漏
水すると補修処理が不可能であるため開削して
ヒユーム管を取り出して、新たなヒユーム管に
取り替える方法しかない。しかし、本考案の場
合は、一次的な漏水に対しては止水用ゴムリン
グで止水し、二次的な漏水時にはウレタン系の
親水性樹脂を注入部より注入して補修でき、止
水も完全にできる。 接続カラーには隔壁がないため、推進用ヒユ
ーム管本体相互の端縁は密着して止水性能が向
上し、かつ作業能率も極めて良いものである。 接続カラーの一方端はヒユーム管と完全に一
体となつているので、現場での接合手間が一部
省け、また、従来はヒユーム管とカラーに若干
の隙があつて、そこから土砂の喰い込み等あつ
てトラブルの原因となることもあつたが、これ
を防止出来る。 圧縮率及び硬度の異なる2個のガスケツトを
各々配置し、端縁側の初めの1個をガイドとし
て、接続カラーとヒユーム管本体の端部とのク
リアランスを均等に保持させることによつて水
密性を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a及び第1図bは従来の推進用ヒユーム
管の接合構造を示した断面図、第2図は本考案に
関するもので、接続カラーを取付けたヒユーム管
本体の一部断面図、第3図〜第4図は本考案の接
合部分の詳細断面図、第5図は従来の中押管用推
進ヒユーム管の施工例図、第6図は従来の中押管
用推進ヒユーム管の断面図、第7図は本考案の中
押管用推進ヒユーム管の一部断面図、第8図は本
考案の中押管用推進ヒユーム管の接合部分の断面
図、第9図a,bは推進工法の説明図、第10図
a,b〜第11図は曲線施工の場合の説明図、第
12図は本考案の曲線施工の場合の断面図であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両端部に接合部を形成したヒユーム管本体の一
    方接合部に、接続カラーの軸線方向一方側を一体
    に接合し、他方接合部に溝を設けてガスケツトを
    装着するものにおいて、 前記他方接合部は、曲線施工に対応可能に深く
    切欠き、前記溝は所定間隔で複数個設け、かつ該
    溝には弾性で接続カラー内面に接触して漏水を止
    水可能な止水用ゴムリングを配設し、更に、溝間
    には、ヒユーム管埋設後の漏水の際に、侵入する
    水と反応し膨張可能なウレタン系の親水性樹脂
    を、ヒユーム管本体内から止水用ゴムリング間に
    注入可能な注入部を設けたことを特徴とする推進
    用ヒユーム管。
JP1988114284U 1988-08-31 1988-08-31 Expired - Lifetime JPH0516479Y2 (ja)

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JPS6441788U JPS6441788U (ja) 1989-03-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57175884U (ja) * 1981-04-30 1982-11-06
JPS57205478U (ja) * 1981-06-24 1982-12-27

Also Published As

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