JP2001173230A - 合成樹脂製型枠ユニットおよび合成樹脂製型枠 - Google Patents

合成樹脂製型枠ユニットおよび合成樹脂製型枠

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JP2001173230A JP35391799A JP35391799A JP2001173230A JP 2001173230 A JP2001173230 A JP 2001173230A JP 35391799 A JP35391799 A JP 35391799A JP 35391799 A JP35391799 A JP 35391799A JP 2001173230 A JP2001173230 A JP 2001173230A
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成国 舟生
Hiromi Murata
光大實 村田
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康子 熊野
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顕 平手
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RC床版の仮設開口部用型枠として用いら
れ、コンクリート構造物のコストを削減し、また、工期
を短縮化する上で、さらには、安全性を高める上でも有
利な合成樹脂製型枠ユニットを提供すること。 【解決手段】 合成樹脂製型枠ユニット42は、RC床
版12に設けられる資機材受け渡し用の仮設開口部24
を作るためのもので、合成樹脂製の型枠44と合成樹脂
製の蓋板46とで構成されている。型枠44は4つの側
面48と、これら側面48の下端を接続する底面50と
で構成されている。4つの側面48は傾斜面で形成され
ている。底面50には複数の釘挿通孔59が貫通形成さ
れ、底面50の長手方向における両側箇所に取っ手60
が設けられている。取っ手60は連結部62により側面
48と底面50に連結されている。蓋板46は、型枠4
4の上端に載置された状態で型枠44の上端を閉塞する
ように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合成樹脂製型枠ユニ
ットおよび合成樹脂製型枠に関し、さらに詳細には、大
型のマンションや大型のオフィスビルなどのように、各
階毎に多数の部屋が仕切られた多層構造物のコンクリー
ト床版施工に用いられて好適な合成樹脂製型枠ユニット
および合成樹脂製型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、マンションを構築する際、現場
で生コンクリートが打設されRC(鉄筋コンクリート)
床版が施工される。そして、建設過程で必要となる仮設
資機材や建設資機材などが上下階間で簡単に受け渡しが
できるように、各部屋ごとに最低一つの仮設開口部が床
版に設けられる。図面を参照して詳細に説明すると、図
9(A)、(B)に示すように、RC床版12を施工す
る場合、パイプサポート14で支持された角材16の上
に鋼管パイプ18や位置ずれ防止用の桟木20が敷設さ
れ、その上に型枠合板22が設置され、型枠合板22上
に不図示の床鉄筋が配筋された後、生コンクリートCが
この型枠合板22上に打設され、これによりRC床版1
2が作られる。そして、RC床版12に仮設開口部24
を作る場合には、ベニヤ(合板)などで作った箱抜き型
枠26や、複数枚の鋼板28が用いられている。
【0003】ベニヤ(合板)などで作った箱抜き型枠2
6を使用する場合には、図9(A)に示すように、仮設
開口部24を施工する箇所において、コンクリートCを
打設する前に、型枠合板22上に箱抜き型枠26を設置
し、コンクリートCを打設した後、箱抜き型枠26を脱
型し、これにより箱抜き型枠26の内側に仮設開口部2
4を作るようにしている。また、鋼板28を使用する場
合には、図9(B)に示すように、4枚の鋼板28を直
方体をなすように矩形枠状に並べて型枠合板22上に設
置し、4枚の鋼板28で区画される直方体状の空間内に
複数の支保工30を掛け渡して鋼板48が内側に倒れな
いように連結し、その後、コンクリートCを打設し、鋼
板28をコンクリートCから抜き出し、これにより4枚
の鋼板28の内側空間に仮設開口部24を作るようにし
ている。
【0004】そして、このようにして各部屋毎に作られ
た仮設開口部24を通じて仮設資機材や建設資機材など
の受け渡しが上下階間において行なわれ、仮設開口部2
4の非使用時には、図9(C)に示すように、作業員の
転落を防止するため、仮設開口部24に蓋32が被せら
れる。建設工事の進捗に伴って仮設開口部24が不用に
なると、仮設開口部24の下部を塞ぐように型枠合板3
4をRC床版12の下面に角材16やパイプサポート1
4を介して配置し、仮設開口部24内にコンクリートを
打設して仮設開口部24を閉塞するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら仮設開口
部24を施工するに際し、箱抜き型枠26を用いる方法
では、箱抜き型枠26は合板を切断して桟木などを使っ
て製作する必要があり、箱抜き型枠26の製作に多くの
作業手間を要する不具合がある。また、離型も簡単にな
されず、離型作業に手間取る不具合もある。また、鋼板
28を用いる方法では、鋼板28は重量があるため運搬
や設置に多大な労力を要する不具合がある。また、4枚
の鋼板28で区画される空間内で支保工30を組み立て
なければならないためその組み立て作業に手間取る不具
合がある。また、離型も簡単になされず、離型作業に手
間取る不具合がり、さらに、離型の際に鋼板28に変形
を生じ、簡単に転用できない不具合がある。このような
ことから箱抜き型枠26や鋼板28を用いて仮設開口部
24を施工する方法では、仮設開口部24にまつわるコ
ストを削減し、また、工期の短縮化を図る上でも不利が
あった。
【0006】さらに、箱抜き型枠26や鋼板28を用い
て仮設開口部24を施工した場合、その寸法誤差もまち
まちであるため、仮設開口部24を閉塞する蓋32とし
て、作業員が乗っても壊れないように、複数の足場板が
現場合わせで適当な長さに切断され並べられて用いら
れ、あるいは、現場に散乱している厚さの大きなベニヤ
などが現場合わせで用いられるため、足場板やベニヤが
敷かれた床箇所に下階に通じる開口部があるという注意
を喚起する点においても劣り、作業員の転落を防止する
という安全性を高めるの点で何らかの改善策が必要とな
っていた。特に、仮設開口部24は各部屋ごとに最低一
つは作られるので、大型のマンションや大型のオフィス
ビルなどでは多数の仮設開口部24が各階毎に作られる
ことからその数は膨大となり、コンクリート構造物のコ
ストを削減し、また、工期を短縮化する上でも、また、
安全性を高める上でも、仮設開口部24の施工について
の何らかの改善策が望まれていた。
【0007】本発明は前記事情に鑑み案出されたもので
あって、本発明の目的は、コンクリート床版の仮設開口
部用型枠として用いられ、コンクリート構造物のコスト
を削減し、また、工期を短縮化する上で、さらには、安
全性を高める上でも有利な合成樹脂製型枠ユニットを提
供することにある。また、本発明の目的は、離型する際
に有利な合成樹脂製型枠を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、コンクリート構造物の各階の各部屋毎のコン
クリート床版に設けられる上下階での資機材受け渡し用
の仮設開口部を作るための合成樹脂製型枠ユニットであ
って、前記合成樹脂製型枠ユニットは、合成樹脂製型枠
と合成樹脂製蓋板とを備え、前記合成樹脂製型枠は、内
側に空間を画成するように周方向に連続すると共にその
外面がコンクリート型枠面をなす周面を有し、前記周面
は、前記空間の平面視形状が上方から下方に至るにつれ
て次第に小さくなるように傾斜して形成され、前記蓋板
は、前記周面の上縁に載置可能で、周面の上縁に載置さ
れた状態で前記空間の上端を閉塞するように構成されて
いることを特徴とする。また、本発明は、合成樹脂製の
型枠であって、内側に空間を画成するように周方向に連
続すると共にその外面がコンクリート型枠面をなす周面
と、前記周面の下端を接続する底面と、前記底面上で把
持できるように所定の長さ延在する取っ手と、前記取っ
手と前記底面および周面を連結する連結部とを備え、前
記連結部は、前記取っ手の長手方向両端を、それぞれ取
っ手の長手方向両端が臨む前記底面箇所と前記周面箇所
に連結する2つの第1壁部により構成されていることを
特徴とする。
【0009】例えば、大型マンションの建設工事全体で
は仮設開口部は膨大な数となるが、本発明に係る合成樹
脂製型枠ユニットを予め複数用意することで、移送や設
置、離型、仮設開口部の閉塞も簡単になされ、仮設開口
部の施工にまつわる各種作業の効率を格段と高めること
が可能となる。また、本発明に係る合成樹脂製型枠によ
れば、連結部で支持された取っ手を持ち上げることで、
コンクリートからの離型作業を簡単に行なえるようにな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1(A)は合成樹脂製型枠の半部断面平
面図、(B)は同半部断面正面図、(C)は同半部断面
側面図、図2(A)は蓋板の半部断面平面図、(B)は
同半部断面正面図、(C)は同半部断面側面図、図3は
取っ手部分の斜視図である。実施の形態に係る合成樹脂
製型枠ユニット42は、RC床版12に設けられる資機
材受け渡し用仮設開口部24を作るためのもので、合成
樹脂製型枠44と合成樹脂製蓋板46とで構成されてい
る。
【0011】前記合成樹脂製型枠44は、平面視矩形枠
状に配設された4つの側面48と、これら側面48の下
端を接続する1つの平面視矩形状の底面50とで構成さ
れている。前記4つの側面48は互いに対向するそれら
面の間の距離が、下部から上部に至るにつれて次第に離
れるような傾きで鉛直面に対して倒れる傾斜面で形成さ
れている。これら4つの側面48の外面48Aはコンク
リートに接する型枠面となるため平坦な平滑面で形成さ
れ、さらに、外面48Aが傾斜面で形成されていること
でコンクリートに対する剥離性がより高められている。
そして、4つの側面48の内側に、下部に至るにつれて
水平面で切った長方形の面積が次第に小さくなる台形状
の空間51が上方に開放状に形成されている。4つの側
面48の上端には、合成樹脂製蓋板46をがたつきなく
また、ずれることなく載置するためのフランジ52が設
けられている。また、4つの側面48の周方向に間隔を
おいた複数箇所に、底面50とにわたって補強リブ54
が膨出形成され、さらに、平面視矩形の長辺に対応する
箇所に位置する側面48の複数箇所に肉厚を厚くしたボ
ス部が設けられ、ボス部にボルト挿通孔56が貫通形成
されている。
【0012】前記底面50は平面視長方形を呈し、底面
50には底面50の長手方向(平面視矩形の長辺方向)
に間隔をおいて5つの開口58が設けられ、また、底面
50には複数の釘挿通孔59が上下に貫通形成されてい
る。そして、底面50の長手方向における両側箇所にそ
れぞれ取っ手60が設けられている。取っ手60は作業
員が把持できるように底面50から上方に離れた箇所で
底面50の短辺に平行して所定の長さ延在しており、取
っ手60の側方からみた断面は、所定の厚さの壁部がU
字状に湾曲することで上方に開放状に形成されている。
本実施の形態では作業員が把持し易いように、取っ手6
0は5つの開口58のうちの両端の開口58の上方にそ
れぞれ設けられている。
【0013】取っ手60は運搬の際にも用いられるが、
特に離型の際に用いられて優れた効果を発揮するもので
ある。より詳細には、取っ手60は、合成樹脂製型枠4
4をコンクリート型枠としてコンクリートに接触させて
使用した場合に、合成樹脂製型枠44をコンクリートか
ら簡単に取り出せるようにしたものであり、取っ手60
は連結部62により側面48と底面50に連結されてい
る。
【0014】前記連結部62は、図3に示すように、取
っ手60の下方の開口58の長手方向の両端に位置する
底面50部分から起立して取っ手60の長手方向の両端
に連結される壁部64と、前記複数の補強リブ54のう
ちの一つで合成樹脂製型枠44の長手方向に延在する側
面48と底面50とにわたって延在し前記壁部60に連
結される取っ手60の両側の2つの補強リブ54Aと、
前記複数の補強リブ54のうちの一つで合成樹脂製型枠
44の長手方向と直交する方向に延在する側面48と底
面50とにわたって延在し取っ手60の延在方向の中間
部に連結される補強リブ54Bとで構成され、補強リブ
54Bが取っ手60に連結される部分には、取っ手60
を把持し易いように下方に開放状の切り欠き54Cが設
けられている。したがって、取っ手60の長手方向両端
は、2つの壁部64と、2つの補強リブ54Aにより側
面48と底面50にそれぞれ連結され、取っ手60の長
手方向中間部は、1つの補強リブ54Bにより側面48
と底面50に連結されている。本実施の形態では、2つ
の壁部64と2つの補強リブ54Aにより特許請求の範
囲の第1壁部が構成され、1つの補強リブ54Bにより
特許請求の範囲の第2壁部が構成されている。
【0015】より詳細には、取っ手60は、長方形の長
辺をなす2つの側面48の間で長方形の短辺をなす側面
48に平行して配設され、取っ手60の長手方向の一端
が壁部64と補強リブ54Aを介して底面50に連結さ
れると共にこの一端に臨む長方形の長辺をなす2つの側
面48のうちの1つの側面に連結され、また、取っ手6
0の長手方向の他端が壁部64と補強リブ54Aを介し
て底面50に連結されると共にこの他端に臨む残りの1
つの側面に連結され、取っ手60の長手方向の中間部が
補強リブ54Bを介して底面50に連結されると共に長
方形の短辺をなす側面48に連結されている。前記取っ
手60と2つの補強リブ54Aは平面視した場合に同一
直線上に位置し、取っ手60の上面と、2つの壁部64
の上面と、2つの補強リブ54Aの上面と、補強リブ5
4Bの上面は同一の高さで形成されている。そして、合
成樹脂製型枠44は積み重ね可能であり、積み重ねた場
合には上位の合成樹脂製型枠44の底部が、空間51内
において取っ手60の上面と、2つの壁部64の上面
と、2つの補強リブ54Aの上面と、補強リブ54Bの
上面に載置されることになり、これにより、合成樹脂製
型枠44どうしがはまり込むことなく重ね合わされ、ま
た、かさばることなく運搬や保管がなされるように構成
されている。なお、合成樹脂製型枠44の大きさは施工
すべき仮設開口部24の大きさに応じて適宜決定される
が、本実施の形態では、側面の高さが約240mm、底
面が、短辺が約250mm、長辺が約950mmの大き
さの長方形となり、側面の上端間が、短辺が約333m
m、長辺が約1030mmの大きさの長方形となるよう
に形成されている。また、合成樹脂製型枠44の平面視
形状は、長方形に限らず、正方形や、楕円形、円形など
であってもよい。
【0016】前記合成樹脂製蓋板46は、合成樹脂製型
枠44の上端形状に対応した平面視長方形に形成され、
前記合成樹脂製蓋板46は、合成樹脂製型枠44の4つ
の側面48の上縁、すなわち合成樹脂製型枠44の上端
に載置可能で、合成樹脂製型枠44の上端に載置された
状態で前記空間51の上端を閉塞するように構成されて
いる。前記合成樹脂製蓋板46の4辺には、合成樹脂製
型枠44のフランジ52に係合可能なフランジ66が形
成され、合成樹脂製蓋板46のフランジ66が合成樹脂
製型枠44のフランジ52に係合することで、合成樹脂
製蓋板46ががたつくことなく、また、ずれることなく
合成樹脂製型枠44の上端に載置される。なお、フラン
ジ66の上面は、その外端に至るにつれて高さが低くな
る傾斜面で形成され、これにより仮設開口部24を合成
樹脂製蓋板46で閉塞した際に作業員の転倒防止が図ら
れる。前記合成樹脂製蓋板46には多数の補強リブ68
が格子状に設けられ、これによりにより作業員が乗って
も破損しないように合成樹脂製蓋板46の剛性が高めら
れている。
【0017】また、合成樹脂製蓋板46には複数の番線
挿通孔70が上下に貫通して設けられ、番線挿通孔70
が設けられた部分はボス部や補強リブにより補強されて
いる。また、フランジ52、66を介して合成樹脂製蓋
板46が合成樹脂製型枠44の上端に載置された状態で
上方を向く合成樹脂製蓋板46の上面4602には、作
業員の転倒防止用(滑り止め用)の凹凸(あるいは凹凸
模様)が前記多数の補強リブ68により形成され、ま
た、合成樹脂製蓋板46の上面4602には、「開口部
注意」とか「安全フタ」などの文字が形成され、後述す
るように仮設開口部24があることの注意を喚起できる
ようになっている。なお、仮設開口部24があることの
注意を喚起するため、合成樹脂製蓋板46を赤や黄色な
どの色を有する素材で製造したり、合成樹脂製蓋板46
の上面4602や全体に色を付したり、あるいは、蛍光
塗料を塗布したり、電球を装着できる配線を施しておく
など任意である。なお、合成樹脂製型枠44や合成樹脂
製蓋板46に用いる合成樹脂はコンクリートに対する剥
離性に優れるものが好ましく、例えば、ポリプロピレン
などが好適である。また、熱可塑性樹脂やあるいはリサ
イクル可能な材料を用いれば、使用後に一体化したまま
再生処理でき、リサイクルする上で有利となり、また、
産廃混合廃棄物の減量化を図る上でも有利となる。ま
た、産業廃棄物として排出される廃プラスチックの再資
源化原料を使用することも可能であり、このような原料
を使用すれば地球資源の再利用に貢献することができ
る。
【0018】次に、合成樹脂製型枠ユニット42を用い
て資機材受け渡し用仮設開口部24を施工する作業につ
いて図4乃至図7を参照して説明する。図4(A)は合
成樹脂製型枠が設置された状態の断面正面図、(B)は
同断面側面図、図5(A)はボルトが挿通された部分の
合成樹脂製型枠の断面側面図、(B)はボルトが挿通さ
れた部分の拡大断面図、図6(A)はコンクリート打設
時の説明図、(B)はRC床版から合成樹脂製型枠を取
り出した状態の断面側面図、(C)は仮設開口部を合成
樹脂製蓋板で閉塞した状態の断面側面図、図7(A)は
仮設開口部をコンクリートで塞ぐ場合の説明図、(B)
は仮設開口部内に突出する鉄筋の説明図、(C)は仮設
開口部がコンクリートで閉塞された状態の断面側面図で
ある。図4(A)、(B)で示すように、RC床版施工
箇所に、パイプサポート14で支持された角材16の上
に鋼管パイプ18や桟木20が敷設され、その上に型枠
合板22が設置され、型枠合板22上には不図示の床鉄
筋が配筋される。
【0019】本実施の形態に係る合成樹脂製型枠44
は、仮設開口部24の施工箇所に、釘挿通孔59を挿通
させた釘Kにより型枠合板22上に位置決め固定され
る。この場合、合成樹脂製型枠44は従来の鋼板28に
比べて軽く、その取り扱いが簡単になされ、位置決め固
定も簡単になされる。また、合成樹脂製型枠44は剥離
性に優れることから、側面48の外面48Aに剥離剤を
塗布する必要もない。そして、図5(A)、(B)で示
すように、側面48の各ボルト挿通孔56に、空間51
側からボルトBが挿通され、側面48の外面48Aに露
出するボルトBの軸部にインサート金物Iが装着され
る。なお、本実施の形態では、合成樹脂製型枠44がR
C床版12に取着された状態でも合成樹脂製型枠44の
開口58内に上下に貫通する空間が確保されるように、
図4(B)、図5(B)に示すように、開口58の下方
に鋼管パイプ18や型枠合板22が位置しないようにし
ている。
【0020】このようにして型枠合板22上に合成樹脂
製型枠44を設置した後、図6(A)に示すように、合
成樹脂製型枠44の上端が合成樹脂製蓋板46で塞が
れ、型枠合板22上に生コンクリートCが打設され、R
C床版12が施工される。この場合、合成樹脂製型枠4
4の上端が合成樹脂製蓋板46で塞がれているので、物
品が合成樹脂製型枠44内の開口58から下方に落下し
たり、あるいは、生コンクリートCが合成樹脂製型枠4
4内に流入されることが阻止される。打設されたコンク
リートCは合成樹脂製型枠44の各側面48の外面48
Aに接触し、インサート金物IはコンクリートC中に埋
設されることになる。
【0021】コンクリートCが硬化したならば、合成樹
脂製型枠44がRC床版12から取り出される。この場
合、合成樹脂製蓋板46を外した後、まず、ボルトBが
インサート金物Iから取り外される。次に、作業員が底
面51の両側の取っ手60を把持し、取っ手60を上方
に持ち上げる作業がなされる。作業員が取っ手60を上
方に持ち上げると、この力は連結部62により取っ手6
0の長手方向およびこの長手方向に直交する3つの方向
において底面50と側面48に同時に伝達され、また、
合成樹脂はコンクリートに対しての剥離性に優れること
から、合成樹脂製型枠44のコンクリートから取り出し
が、合成樹脂製型枠44を破損することなく円滑に効率
良く行なえる。また、剥離性に優れることから、脱型後
のコンクリート残滓の除去(ケレン)も簡単になされ
る。
【0022】合成樹脂製型枠44をRC床版12から取
り出すことで、図6(B)に示すように、合成樹脂製型
枠44が設置された部分に、RC床版12を上下に貫通
する仮設開口部24が形成される。この場合、大型マン
ションなどでは各階毎に多数戸が作られることから、大
型マンションの建設工事全体では各階の部屋の数と共に
仮設開口部24の数は膨大となるが、本実施の形態で
は、上述のように予め工場で作られた複数の合成樹脂製
型枠44を用いることで、上述のようにその移送や設
置、離型も簡単になされ、したがって、仮設開口部24
の施工作業の効率を格段と高めることが可能となる。
【0023】仮設開口部24が作られると、各部屋毎に
仮設開口部24を通じて仮設資機材や建設資機材などの
受け渡しが上下階間において行なわれる。そして、仮設
開口部24の非使用時には、図6(C)に示すように、
作業員の転落を防止するため、仮設開口部24に合成樹
脂製蓋板46が被せられる。この場合、大型マンション
などでは各階毎に多数戸が作られることから、各階の部
屋の数と共に仮設開口部24も多数となるが、各仮設開
口部24は合成樹脂製型枠44で作られその大きさが規
格化されているので、各仮設開口部24を合成樹脂製蓋
板46で塞ぐことができる。すなわち、従来のように、
現場において複数の足場板を現場合わせで適当な長さに
切断して並べれる作業や、現場に散乱している厚さの大
きなベニヤなどが現場合わせで適当に切断して被せるな
どの作業を省略し、簡易迅速に各仮設開口部24を合成
樹脂製蓋板46で塞ぐことができる。そして、予め工場
で作られた合成樹脂製蓋板46を用いるので、合成樹脂
製蓋板46に十分な剛性を持たせることは無論のこと、
転落防止の注意を喚起する表示も任意に作成でき、ある
いは着色するなど、安全性を高める上でも極めて有利と
なる。この場合、合成樹脂製蓋板46を透明、あるい
は、半透明材料で形成しておけば、各仮設開口部24を
通して部屋内に外光を取り入れることができて有利とな
る。
【0024】建設工事の進捗に伴って仮設開口部24が
不用になると、仮設開口部24はコンクリートCで閉塞
される。この場合には、図7(A)に示すように、合成
樹脂製蓋板46をコンクリート型枠として用いることも
できる。すなわち、番線挿通孔70に挿通させた複数の
番線Sにより合成樹脂製蓋板46をRC床版12の下方
で合成樹脂製蓋板46の上面を上方に向けて吊るし、仮
設開口部24の下端を塞ぐように合成樹脂製蓋板46の
上面をRC床版12の下面に当て付ける。番線Sの上部
は、例えば、仮設開口部24の両側にそれぞれ桟木20
を配置し、これら桟木20を跨ぐように鋼管パイプ18
を配置し、この鋼管パイプ18に結束される。
【0025】また、図7(B)に示すように、コンクリ
ートCに埋設された各インサート金物Iに、その長手方
向の一部を結合させて複数の鉄筋Tが仮設開口部24内
に突出され、既に作られたRC床版12と、仮設開口部
24内に打設されるコンクリートとの一体性が高められ
る。そして、合成樹脂製蓋板46上で仮設開口部24内
にコンクリートCが打設され、図7(C)で示すよう
に、仮設開口部24が閉塞される。この場合、合成樹脂
製蓋板46は仮設開口部24を閉塞するための型枠とし
て利用されるので、仮設開口部24を閉塞するための型
枠合板を省略でき、この点においてもコストを削減する
上で有利となる。
【0026】コンクリートCの硬化後、合成樹脂製蓋板
46は取り外され、合成樹脂製型枠44と合成樹脂製蓋
板46は次の仮設開口部施工箇所へ移送される。すなわ
ち、合成樹脂製型枠44と合成樹脂製蓋板46は、工事
の進捗状況に伴って上方の階へと転用可能であり、さら
に、次のコンクリート構造物の建設工事へと順次転用で
きるので、従来の箱抜き型枠26に比べて転用回数が極
めて大きく、型枠自体のコストを低減する上でも有利と
なる。したがって、合成樹脂製型枠44と合成樹脂製蓋
板46からなる合成樹脂製型枠ユニット42を用いるこ
とでコンクリート構造物のコストを削減し、また、工期
を短縮化する上で極めて有利となる。
【0027】次に、図8を参照して取っ手を備える合成
樹脂製型枠の別実施例について説明する。図8(A)は
合成樹脂製型枠の平面図、(B)は(A)のB矢視断面
図、(C)は(A)のC矢視断面図である。合成樹脂製
型枠80は、平面視円形の底面82と、この底面82の
外周から起立する周面84とで構成され、底面82上で
周面84の内側に上方に開放状の空間86が形成されて
いる。この合成樹脂製型枠80も前記実施の形態と同様
に仮設開口部24を作るためのものであり、底面82の
複数箇所には釘挿通孔88Aがボス部88Bを介して設
けられている。そして、周面84の外面84Aがコンク
リート型枠面となり、外面84Aは平滑面で形成されて
いる。本実施の形態では、仮設開口部24の深さは小さ
いため、周面84の高さも小さく、したがって、周面8
4は傾斜せずに鉛直面として形成されている。
【0028】取っ手90は、底面82の中央に設けられ
ている。取っ手90は作業員が把持できるように底面8
2から上方に離れた箇所で底面82に平行して所定の長
さ延在している。取っ手90は運搬の際にも用いられる
が、特に離型の際に用いられて優れた効果を発揮するも
のであり、取っ手90は連結部92により底面82と周
面84に連結されている。前記連結部92は、取っ手9
0の長手方向両端を、それぞれ取っ手90の長手方向両
端が臨む前記底面82箇所と前記周面84箇所に連結す
る2つの第1壁部94により構成されている。取っ手9
0と前記2つの第1壁部94は、平面視した場合に同一
直線上に位置し、各第1壁部94の下端は取っ手90の
長手方向両端が臨む底面82箇所から底面82に接続さ
れつつ前記周面84箇所に至るように形成されている。
【0029】このような取っ手90を有する合成樹脂製
型枠80によれば、合成樹脂製型枠80を前記実施の形
態と同様に釘Kを用いて仮設開口部24施工箇所に設置
し、コンクリートCを打設してRC床版12を施工後、
合成樹脂製型枠80を離型する際、作業員が取っ手90
を把持し、取っ手90を上方に持ち上げることで、合成
樹脂製型枠80を簡単に取り出すことができる。すなわ
ち、作業員が取っ手90を上方に持ち上げると、この力
は2つの第1壁部94を介して取っ手90の長手方向両
側方において底面82と周面84に同時に伝達され、ま
た、合成樹脂はコンクリートに対しての剥離性に優れる
ことから、合成樹脂製型枠80のコンクリートから取り
出しが、合成樹脂製型枠80を破損することなく円滑に
効率良く行なえる。また、剥離性に優れることから、脱
型後のコンクリート残滓の除去(ケレン)も簡単になさ
れる。なお、このような連結部92により連結された取
っ手90を有する合成樹脂製型枠80の用途は仮設開口
部施工用のみに限定されず、種々の用途の合成樹脂製の
コンクリート型枠に広く適用され、その離型作業を簡単
化するものである。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
合成樹脂製型枠ユニットによれば、合成樹脂製型枠は従
来の鋼板に比べて軽くその取り扱いが簡単になされ、ま
た、仮設開口部施工個所に釘などにより簡単に設置でき
る。また、RC床版の施工時にコンクリートが打設され
る際に、合成樹脂製蓋板を合成樹脂製型枠に被せておけ
ば、生コンクリートが合成樹脂製型枠内に流入されるこ
とが阻止される。また、コンクリートの硬化後、合成樹
脂製型枠を離型する際には、合成樹脂はコンクリートに
対しての剥離性に優れ、また、周面はコンクリートに対
して剥離し易いように傾斜しているので、合成樹脂製型
枠を破損することなくコンクリートから円滑に取り出す
ことができる。
【0031】また、合成樹脂製型枠をRC床版から取り
出し、RC床版に仮設開口部が形成されたならば、合成
樹脂製蓋板を仮設開口部に被せることができる。したが
って、従来のように、現場において複数の足場板を現場
合わせで適当な長さに切断して並べれる作業を省略し、
各仮設開口部を簡易迅速に合成樹脂製蓋板で塞ぐことが
できる。そして、予め工場で作られた合成樹脂製蓋板を
用いるので、合成樹脂製蓋板に十分な剛性を持たせるこ
とは無論のこと、転落防止の注意を喚起する表示も任意
に作成でき、あるいは着色するなど、安全性を高める上
でも極めて有利となる。建設工事の進捗に伴って仮設開
口部はコンクリートで閉塞されるが、この場合には、仮
設開口部の周囲のRC床版の下面に合成樹脂製蓋板を当
て付けることで、合成樹脂製蓋板をコンクリート型枠と
して用いることができ、仮設開口部を閉塞するための型
枠合板を省略でき、この点においてもコストを削減する
上で有利となる。
【0032】仮設開口部は、大型マンションなどでは各
階毎に多数戸が作られることから、大型マンションの建
設工事全体では各階の部屋の数と共に仮設開口部の数は
膨大となるが、本発明では、予め工場で作られた複数の
合成樹脂製型枠を用いることで、その移送や設置、離型
も簡単になされ、したがって、仮設開口部の施工作業の
効率を格段と高めることが可能となる。また、合成樹脂
製蓋板には、仮設開口部の施工時に、合成樹脂製型枠の
内部へのコンクリートの流入を阻止する機能と、また、
仮設開口部の非使用時に仮設開口部を簡単かつ確実に閉
塞し安全性を高める機能と、仮設開口部をコンクリート
で閉塞するときにコンクリート型枠として働く機能と
の、3つの機能が発揮されることになり、したがって、
仮設開口部の作成から閉塞まで仮設開口部の施工に伴う
各種作業の効率を格段と高めることが可能となる。ま
た、合成樹脂製型枠と合成樹脂製蓋板は、工事の進捗状
況に伴って上方の階へと転用可能であり、さらに、次の
コンクリート構造物の建設工事へと順次転用できるの
で、従来の箱抜き型枠に比べて転用回数が極めて大き
く、型枠自体のコストを低減する上でも有利となる。し
たがって、合成樹脂製型枠と合成樹脂製蓋板からなる合
成樹脂製型枠ユニットを用いることでコンクリート構造
物のコストを削減し、また、工期の短縮化する上で極め
て有利となる。
【0033】また、本発明の取っ手を有する合成樹脂製
型枠によれば、作業員が取っ手を上方に持ち上げれば、
合成樹脂はコンクリートに対しての剥離性に優れてお
り、また、上方への力が2つの第1壁部を介して取っ手
の長手方向両側方においてそれぞれ底面と周面に同時に
伝達されるので、合成樹脂製型枠のコンクリートから取
り出しを、合成樹脂製型枠を破損することなく円滑に効
率良く行なえ、離型作業を簡単化でき、特に上述した仮
設開口部のように膨大な数の開口部施工箇所に用いられ
て好適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は合成樹脂製型枠の半部断面平面図、
(B)は同半部断面正面図、(C)は同半部断面側面図
である。
【図2】(A)は蓋板の半部断面平面図、(B)は同半
部断面正面図、(C)は同半部断面側面図である。
【図3】取っ手部分の斜視図である。
【図4】(A)は合成樹脂製型枠が設置された状態の断
面正面図、(B)は同断面側面図である。
【図5】(A)はボルトが挿通された部分の合成樹脂製
型枠の断面側面図、(B)はボルトが挿通された部分の
拡大断面図である。
【図6】(A)はコンクリート打設時の説明図、(B)
はRC床版から合成樹脂製型枠を取り出した状態の断面
側面図、(C)は仮設開口部を合成樹脂製蓋板で閉塞し
た状態の断面側面図である。
【図7】(A)は仮設開口部をコンクリートで塞ぐ場合
の説明図、(B)は仮設開口部内に突出する鉄筋の説明
図、(C)は仮設開口部がコンクリートで閉塞された状
態の断面側面図である。
【図8】(A)は合成樹脂製型枠の平面図、(B)は
(A)のB矢視断面図、(C)は(A)のC矢視断面図
である。
【図9】(A)は箱抜き型枠を使用して仮設開口部を施
工する説明図、(B)は4枚の鋼板を使用して仮設開口
部を施工する説明図、(C)は仮設開口部の非使用時の
説明図、(D)は仮設開口部をコンクリートで閉塞する
説明図である。
【符号の説明】
12 RC床版 24 仮設開口部 42 合成樹脂製型枠ユニット 44、80 合成樹脂製型枠 46 合成樹脂製蓋板 48 側面 50、82 底面 60、90 取っ手 62、92 連結部 84 周面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 直明 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 舟生 成国 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 村田 光大實 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 熊野 康子 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 平手 顕 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 後藤 甲平 岐阜県本巣郡穂積町本田474番地の1 三 甲株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート構造物の各階の各部屋毎の
    コンクリート床版に設けられる上下階での資機材受け渡
    し用の仮設開口部を作るための合成樹脂製型枠ユニット
    であって、 前記合成樹脂製型枠ユニットは、合成樹脂製型枠と合成
    樹脂製蓋板とを備え、 前記合成樹脂製型枠は、内側に空間を画成するように周
    方向に連続すると共にその外面がコンクリート型枠面を
    なす周面を有し、 前記周面は、前記空間の平面視形状が上方から下方に至
    るにつれて次第に小さくなるように傾斜して形成され、 前記蓋板は、前記周面の上縁に載置可能で、周面の上縁
    に載置された状態で前記空間の上端を閉塞するように構
    成されている、ことを特徴とする合成樹脂製型枠ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記合成樹脂製型枠は平面視長方形に形
    成され、前記周面は前記長方形の各辺に対応した4つの
    側面により形成され、4つの側面のうちの各対向する2
    つの側面は、上方から下方に至るにつれてそれら側面間
    の距離が次第に小さくなるように鉛直面に対して傾斜し
    て形成されていることを特徴とする請求項1記載の合成
    樹脂製型枠ユニット。
  3. 【請求項3】 前記4つの側面の下端を接続する底面が
    設けられ、前記底面には底面を貫通する複数の釘挿通孔
    が設けられると共に、底面を貫通する開口が設けられて
    いることを特徴とする請求項2記載の合成樹脂製型枠ユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 前記底面上に取っ手が設けられているこ
    とを特徴とする請求項3記載の合成樹脂製型枠ユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記蓋板が前記周面の上縁に載置され前
    記空間の上端を閉塞した状態で、上方を向いた蓋板の上
    面には、蓋板の下方に下階に貫通する開口があることを
    喚起する旨の文字や模様が付されていることを特徴とす
    る請求項1乃至4に何れか1項記載の合成樹脂製型枠ユ
    ニット。
  6. 【請求項6】 前記蓋板には複数の番線挿通孔が設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至5に何れか1項
    記載の合成樹脂製型枠ユニット。
  7. 【請求項7】 前記蓋板は透明、あるいは、半透明材料
    から形成されていることを特徴とする請求項1乃至6に
    何れか1項記載の合成樹脂製型枠ユニット。
  8. 【請求項8】 合成樹脂製の型枠であって、 内側に空間を画成するように周方向に連続すると共にそ
    の外面がコンクリート型枠面をなす周面と、 前記周面の下端を接続する底面と、 前記底面上で把持できるように所定の長さ延在する取っ
    手と、 前記取っ手と前記底面および周面を連結する連結部とを
    備え、 前記連結部は、前記取っ手の長手方向両端を、それぞれ
    取っ手の長手方向両端が臨む前記底面箇所と前記周面箇
    所に連結する2つの第1壁部により構成されている、 ことを特徴とする合成樹脂製型枠。
  9. 【請求項9】 前記第1壁部の下端は前記取っ手の長手
    方向両端が臨む前記底面箇所から底面に接続されつつ前
    記周面箇所に至るように形成されていることを特徴とす
    る請求項8記載の合成樹脂製型枠。
  10. 【請求項10】 前記取っ手と前記2つの第1壁部は、
    平面視した場合に同一直線上に位置していることを特徴
    とする請求項8または9記載の合成樹脂製型枠。
  11. 【請求項11】 前記連結部は第2壁部を有し、前記第
    2壁部は、前記取っ手の長手方向中間部を、それぞれ取
    っ手の長手方向中間部が臨む前記底面箇所と前記周面箇
    所に連結するように構成されていることを特徴とする請
    求項8または9記載の合成樹脂製型枠。
  12. 【請求項12】 前記第2壁部が前記取っ手の長手方向
    中間部に連結される部分には、取っ手を把持し易いよう
    に下方に開放状の切り欠きが設けられていることを特徴
    とする請求項11記載の合成樹脂製型枠。
  13. 【請求項13】 前記底面は平面視長方形に形成され、
    前記周面は前記底面の各長辺と各短辺から起立する4つ
    の側面により形成され、前記4つの側面は、これら4つ
    の側面の内側に形成される空間が上方から下方に至るに
    つれて次第に小さくなるように傾斜して形成され、前記
    取っ手は底面の2つの短辺寄り箇所にそれぞれ短辺に平
    行して延在するように設けられ、前記第1壁部は、前記
    取っ手の長手方向両端を、それぞれ取っ手の長手方向両
    端が臨む前記底面箇所と前記側面箇所を連結するように
    構成され、第2壁部は、前記取っ手の長手方向中間部
    を、それぞれ取っ手の長手方向中間部が臨む前記底面箇
    所と前記側面箇所に連結するように構成されていること
    を特徴とする請求項11または12記載の合成樹脂製型
    枠ユニット。
  14. 【請求項14】 前記取っ手の上面と前記2つの第1壁
    部の上面と第2壁部の上面は同一の高さで形成されてい
    ることを特徴とする請求項13記載の合成樹脂製型枠。
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