JP2001173100A - 建物および建物の施工方法および壁ユニット - Google Patents

建物および建物の施工方法および壁ユニット

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JP2001173100A
JP2001173100A JP36344899A JP36344899A JP2001173100A JP 2001173100 A JP2001173100 A JP 2001173100A JP 36344899 A JP36344899 A JP 36344899A JP 36344899 A JP36344899 A JP 36344899A JP 2001173100 A JP2001173100 A JP 2001173100A
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wall
building
wall unit
bamboo
bamboos
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Kenkichi Takahashi
健吉 高橋
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TAKAKON KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ログハウスやバンガロー等の簡易な建物で
は、施工が簡単で、しかも、優れた耐久性、居住性が得
られる技術の開発が求められていた。 【解決手段】 外観丸太状の竹4を複数本並列しかつ隣
り合う竹4間を回転自在に連結して細長帯状に形成した
竹連結部6を備える折り畳みあるいは巻き上げ可能な壁
ユニット2を展開し前記各竹4が上下に延在する向きで
立設して壁体2Aを構築した後、この壁体2A上に屋根
3を設ける建物の施工方法、並びに、壁ユニット2と屋
根3とによって施工された建物1、壁ユニット2を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施工の容易な建物
および建物の施工方法および壁ユニットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、所謂アウトドアレジャーの振興に
伴い、ログハウス、バンガロー(英訳「hut」)とい
った建物の建築が盛んになってきており、また、個人
が、例えばキット販売されている建材を用いて建築する
ことも次第に普及してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ログハウスやバンガローには以下のような問題点があっ
た。すなわち、(1)ログハウスやバンガローの建築場
所は、山間部等の交通の便の悪いところであることが多
く、現場への建材の搬入等に手間や費用が掛かる、
(2)交通の便が悪い建築場所では、撤去も困難であ
り、不要になった後には、放置されやすく、環境悪化の
原因になる、(3)施工業者においても、施工の熟練者
が少ないことが現状であり、施工に手間とコストが掛か
る、(4)構成の簡単な小型のものでも、個人では施工
に膨大や労力を要する、(5)前記(3)、(4)によ
り、雨漏り等の不具合を生じやすく、良好な居住環境を
確保できないケースがある、(6)従来、ログハウスや
バンガローにて多用されている木材は、雨水の浸透によ
り腐食しやすく、寿命が短いものが多い、等である。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、短期間で簡単に施工でき、施工後の撤去、移設も
容易であり、しかも、良好な居住環境を容易に確保でき
る建物および建物の施工方法および壁ユニットを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
外観丸太状の竹を複数本並列しかつ隣り合う竹間を連結
して細長帯状に形成した竹連結部を備える壁ユニットを
前記各竹が上下に延在する向きで立設してなる壁体と、
この壁体上を覆う屋根とを備えることを特徴とする建物
を前記課題の解決手段とした。請求項2記載の発明は、
請求項1記載の建物において、前記壁ユニットと前記屋
根とが連結手段によって分離可能に連結されていること
を特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1または
2記載の建物において、前記壁体が、長手方向端部に係
合部が設けられた前記壁ユニットを前記係合部同士を係
脱可能に係合して複数連結したものであることを特徴と
する。請求項4記載の発明は、外観丸太状の竹を複数本
並列しかつ隣り合う竹間を回転自在に連結して細長帯状
に形成した竹連結部を備える折り畳みあるいは巻き上げ
可能な壁ユニットを展開し前記各竹が上下に延在する向
きで立設して壁体を構築した後、この壁体上に屋根を設
けることを特徴とする建物の施工方法を前記課題の解決
手段とした。請求項5記載の発明は、請求項4記載の建
物の施工方法において、前記壁ユニットの長手方向両端
部に設けられた係合部によって複数の前記壁ユニットを
長手方向に連結して前記壁体を構築することを特徴とす
る。請求項6記載の発明は、請求項4記載の建物の施工
方法に用いられる壁ユニットであって、外観丸太状の竹
を複数本並列しかつ隣り合う竹間を回転自在に連結して
折り畳みあるいは巻き上げ可能な細長帯状に形成され、
その長手方向両端部に互いに係合可能な係合部が設けら
れ、同一のていることを特徴とする壁ユニットを前記課
題の解決手段とした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の1実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は本発明に係る建物1を示
す全体斜視図、図2は図1の建物1を構成する壁体2A
を示す平面図である。図1および図2において、この建
物1は、帯状の壁ユニット2を立設して平面視リング状
に構築された壁体2Aと、この壁体2A上に設けられた
屋根3とを備えて構成されている。
【0007】図3(a)、(b)に示すように、前記壁
ユニット2は、外観丸太状の竹4を複数本並列しかつ隣
り合う竹4間を回転自在に連結して細長帯状に形成され
た竹連結部6と、この竹連結部6の長手方向一端部に取
り付けられたドアユニット5とを備えている。竹連結部
6を構成する竹4の本数は適宜設定可能であるが、10
本以上であることが好ましい。
【0008】竹4は、例えば孟宗竹等が採用され、ほぼ
一定の長さに切り揃えて並列に複数本配列される。図4
および図5に示すように、竹4は断面円形のまま、つま
り外観丸太状のまま使用し、また、径、断面寸法がほぼ
一定の部分を切り出して使用する。竹4の曲がりは、加
熱によって真っ直ぐに矯正することができる。竹4は、
加熱により柔らかくなることが知られており、矯正後、
冷却により、真っ直ぐの状態が安定に維持される。ま
た、竹4を弱い火炎で炙り油分を染み出させて除去する
(油抜き加工)ことで、強度、耐久性等を向上できる。
壁ユニット2には、寸法調整や曲がり矯正を完了し、必
要に応じて油抜き加工を行った竹4を使用する。
【0009】竹4の長手方向両端部には、保護キャップ
7を、カシメ固定、釘やボルトによる固定等により、強
固に固定する。保護キャップ7は、例えば、アルミニウ
ムやステンレス等、遮水性の素材からなるものが採用さ
れる。保護キャップ7は、プラスチック等の合成樹脂か
ら形成することも可能であるが、廃棄時の環境に対する
悪影響を低減する点では、金属成形品や、その他の天然
素材からなるものを採用することが好ましい。また、耐
久性の点から、前述のアルミニウムやステンレス等の耐
食性に優れたものを採用することが好ましい。遮水性の
保護キャップ7であれば、竹4の長手方向端部の切断面
からの、水の浸透を防止することができ、竹4の耐久性
を維持して、寿命を延長することができる。
【0010】図3(a)、(b)に示すように、前記壁
ユニット2では、各竹4に径方向に貫通された小孔8
(図4、図5参照)にワイヤ9を連通させ、ワイヤ9の
互いに離間した2箇所に固定した引き止め片10を、配
列(並列に配列)の両端に位置する竹4a(4)、4b
(4)にそれぞれ係合させて引き止めている。これによ
り、ワイヤ9に固定された一対の引き止め片10間に全
ての竹4が挟み込まれる。ワイヤ9は、平行に2本設け
られているので、壁ユニット2の竹4同士を連結した部
分である竹連結部6は捻れ方向の変形を生じにくい。ま
た、引き止め片10間では、ワイヤ9の緊張力によって
竹4間が動かないように拘束するのでは無く、ワイヤ9
の伸びや、このワイヤ9に確保した若干の弛みにより、
隣り合う竹4間の相対的な回転を許容して、竹連結部6
の湾曲を可能にする。これにより、竹連結部6は、例え
ば、図2中仮想線や図3(a)中仮想線に示すように、
湾曲させることもできる。
【0011】図6に示すように、隣り合う竹4間には、
保護キャップ7同士の当接により、若干の隙間11が生
じるが、この隙間11は、例えば、壁ユニット2の施工
後にパテ状の封止材12で埋没させたり、施工後に壁ユ
ニット2の表面側あるいは内面側(建物内側に臨む側)
に防水シート(例えば、後述の防水シート18)を取り
付けること等に簡単に塞ぐことができ、これにより、防
水性、スキマ風の侵入防止を図ることができる。前記封
止材12としては、シリコン樹脂等が採用可能である。
また、隙間11に充填された封止材12は、両側の竹4
の節13によって定着性が確保される。なお、防水シー
トで隙間11を塞いだ場合には、防水シートを取り外す
ことで通気性を簡単に確保できる利点もある。保護キャ
ップ7の湾曲された外周面7a同士が当接した状態で
は、竹4間の相対的な回転を円滑に行うことができる利
点がある。
【0012】図3(a)、(b)に示すように、前記壁
ユニット2の長手方向両端部には係合部14、15が設
けられている。例えば、壁ユニット2を湾曲させて、こ
の壁ユニット2の長手方向両端を接近させ、係合部1
4、15同士を係合すると、壁ユニット2の長手方向両
端部を連結できる。係合部14、15としては係脱自在
なものを採用する。図3(a)、(b)に示す壁ユニッ
ト2では、長手方向一端に設けられたドアユニット5の
フレーム5aに設けられたフック状の係合部14を、長
手方向他端の竹4b(4)に固定された係合部15であ
る係止片に係脱可能に係合できるようになっている。例
えば、両係合部14、15を係合し、壁ユニット2の長
手方向両端部を連結すると、ドアユニット5により、1
箇所にドア5bを備えるリング状の壁体を構築すること
ができる。
【0013】図1および図2に示すように、建物1で
は、同様の構成の二つの壁ユニット2を、係合部14、
15の係合によって長手方向に連結して、各壁ユニット
2を湾曲させてリング状の壁体2Aを構築している。各
壁ユニット2は竹4を上下に立てるようにして立設され
る。これら壁ユニット2は、一方の壁ユニット2の係合
部14を、他方の壁ユニット2の係合部15に係脱可能
に係合しており、その結果、丁度、壁体2Aのリングの
径方向両側の対向するようにしてドア5bが位置する。
また、各壁ユニット2の竹連結部6の中央部の竹4を切
断して開口された穴25(図3(b)参照)に窓枠26
を取り付けて構成した窓も、壁体2Aの対向する両側に
位置される。対向する両側にドア5bが存在すれば、例
えば、万一の火災発生時や、熊等の獰猛な動物の接近時
に、一方のドア5bから建物1外への退避ができなくな
っても、他方のドア5bから退避することができ、安全
性を確保できる。
【0014】図1、図2では、壁ユニット2は、地盤T
上に直接立設しているが、予め施工しておいた床上に立
設することも可能である。ところで、例えば、山間部で
は平地が少なく、建築物の建築敷地としては、地盤Tの
凹凸や、岩、立木等の障害物を回避する必要があるが、
この建物1では、壁ユニット2を適宜湾曲させることで
(具体的には、竹連結部6の湾曲)、壁体2Aの形状を
自在に設定できるから、前記地盤Tの凹凸や、岩、立木
等の障害物近傍でも、これらを回避しつつ施工すること
が容易である。その結果、建築場所の状態に対する制約
を受け難く、建築場所の選定の自由度が向上する。
【0015】図1に示すように、屋根3は、壁体2A上
に架設された屋根骨組み3Aと、この屋根骨組み3A上
を覆う防水シート18とを備えて構成されている。前記
屋根骨組み3Aは、頂部ユニット16と、この頂部ユニ
ット16から放射状に設けられた棹17とを備えて構成
され、各棹17の頂部ユニット16からの突出方向先端
を壁体2A上部に固定することで、壁体2A上に設置さ
れる。図1では、前記防水シート18は、前記屋根骨組
み3A上を覆うようにして設けられ、さらに、その端部
を、建物1の壁体2Aの下部まで垂れ下げており、壁体
2Aおよび屋根骨組み3A全体を外側から覆うようにな
っているが、これに限定されず、壁体2A上部のみ外側
から覆うようにすることも可能である。
【0016】図1、図7において、頂部ユニット16
は、金属等の強度の高い素材から形成された頂部ブロッ
ク19と、この頂部ブロック19に回転自在に螺着され
たネジ軸21と、このネジ軸21の途中に挿入された棹
押圧部材22とを備えている。前記頂部ブロック19
は、円板状の支持板19aと、この支持板19aの一方
の面から突出された軸部19bと、この軸部19bの周
囲に設けられた棹連結部19cとを備えている。屋根骨
組み3Aは、頂部ブロック19の支持板19aを上側、
棹連結部19cを下側とし、各棹17を頂部ブロック1
9から下方へ末広がりとなるように放射状に広げた状態
で、建物1の壁体2A上に設置されている。屋根骨組み
3Aは、各棹17の前記頂部ブロック19から突出され
た先端を壁体2A上部に固定することで、末広がりの状
態のまま壁体2A上に設置される。
【0017】前記棹17は、棹連結部19cに回転軸1
9dにより軸支されており、各棹17を壁体2Aに固定
する前では、前記回転軸19dを中心とする回転によ
り、前記軸部19bの中心軸線19e(仮想線)に対す
る傾斜角度が可変である。例えば、各棹17を支持板1
9aと平行となるように回転させると、ほぼ同一平面上
に延在する平坦な屋根が構成され、各棹17を前記支持
板19aから離間させ中心軸線19eに近付けるように
回転すると、ほぼ傘状の屋根が構成される。つまり、こ
の屋根3では、中心軸線19eに対する棹17の傾斜角
度の調整によって、いわば、柄の無い傘状の屋根3が開
かれたり、閉じられたりする。図7に示す屋根3では、
ネジ軸21に取り付けられたハンドル20の回転操作に
よってネジ軸21を回転させ該ネジ軸21の頂部ブロッ
ク19に対するねじ込み量(ねじ込んだ部分の長さ)を
調整することで、ネジ軸21の途中に突設された押圧部
23によって、棹押圧部材22の頂部ブロック19に対
する離間距離が設定される。これにより、頂部ブロック
19から下方へ回転しようとする棹17の前記回転軸1
9dからやや離れた位置が、棹押圧部材22によって下
から支持されるようになるので、各棹17は棹押圧部材
22と当接する位置から下方には回転できなくなる。こ
こで、図8に示すように、各棹17の頂部ユニット16
から外側へ突出された先端部を、壁ユニット2の竹4の
上部に連結手段24により固定すると、各棹17の長さ
寸法によって、頂部ユニット16を頂部として各棹17
が下方へ末広がりに広がった状態が維持され、傘状の屋
根3が得られる。なお、各棹17は、頂部ブロック19
の支持板19aのストッパ部19fに当接することで、
それ以上の上方への回転が規制されるから、例えば屋根
3上の積雪や、倒木等の重みが作用しても、屋根3の傘
状の形状が維持され、建物1内に落ち込むことが防止さ
れ、安全性が確保される。
【0018】図8では、前記連結手段24として、棹1
7と竹4とを結束固定する紐を例示しているが、これに
限定されず、例えばボルト等、各種構成が採用可能であ
る。また、例えば、棹17と竹4の一方または両方に形
成した臍溝を利用した組み合わせ固定等も採用可能であ
る。いずれの構成の連結手段24でも、棹17と竹4と
の間の連結を容易に解除できるものを採用し、建物1の
撤去や移設の際に、壁ユニット2と屋根3とを簡単に分
離できるようにすることが好ましい。例えば、前記紐
は、結び目を解いたり、鋏等の手工具で切断すること
で、結束状態を容易に解除できるものを採用することが
好ましい。また、この紐は、処分時に有害物質を発生さ
せない点では、竹皮等の植物製のものや、獣皮等、天然
素材からなるものを採用することが好ましい。なお、前
記紐は、例えば、竹4の端部に固定した保護キャップ7
と竹4との間の段差等を利用することで位置ずれを防止
できる。
【0019】前記棹17としては、充分な強度が得られ
る素材から形成するが、ここでは、外観丸太状の竹を使
用している。竹の場合、金属パイプ等と比較して軽量で
ありながら、充分な強度を有するため、例えば、屋根3
の軽量化により、壁ユニット2上への屋根3の設置作業
等が容易になるといった利点がある。また、竹に存在す
る節に連結手段24として採用した紐が引っ掛かること
で、紐の位置ずれが防止されるといった利点もある。
【0020】前記建物1を施工するには、壁ユニット
2、屋根3の屋根骨組み3A、防水シート18を現場に
搬入し、まず、壁ユニット2を立設、連結して、壁体2
Aを構築し、次いで、この壁体2A上に、棹17を適宜
広げた屋根骨組み3Aを設置し、この屋根骨組み3A上
を覆うようにして設置した防水シート18を適宜下方へ
垂らして、壁体2A外側を覆うようにすれば良い。した
がって、この建物1は、建築の専門的な知識を有してい
ない者でも簡単に短期間で施工できる。
【0021】壁ユニット2、屋根3の屋根骨組み3A、
防水シート18は、いずれも折り畳んだり巻き上げるこ
とでコンパクト化でき、現場への搬入を効率良く行うこ
とができる。図9に示すように、壁ユニット2は巻き上
げておくことで容易に搬送でき、現場にて展開すること
で簡単に施工できる。本実施の形態では、壁ユニット2
を現場にて展開・立設を完了してから窓枠26を取り付
ける。この場合には、巻き上げ作業や、巻き上げ後の搬
送中に窓枠26を傷めることを防止でき、また、窓枠2
6が無いことで円形に巻き上げる巻き上げ作業を効率良
く、安定に行えるといった利点がある。但し、窓枠26
は、予め穴25に取り付けることも可能であることは言
うまでも無く、この場合は、壁ユニット2の展開、立設
後、別途窓枠26の取り付け作業を行う必要が無く、壁
ユニット2の施工性が向上し、壁体2Aを短時間で構築
できる。図10に示すように、屋根骨組み3Aは、頂部
ブロック19からネジ軸21を取り外し、各棹17を回
転して軸部19bの中心軸線19e近傍に集合させるこ
とで、簡単にコンパクト化でき、容易に搬送できる。
【0022】壁ユニット2を現場にて目的形状に展開、
立設した後、穴25(図3(b)参照)への窓枠26
(図1、図2参照)の取り付け、竹連結部6間の隙間1
1への封止材12の充填、表面側あるいは内面側への耐
火塗料や耐火シート等の耐火材の設置を行い、壁体2A
を完成させる。なお、穴25には、窓枠26以外、例え
ば、食器棚等の家具や、エアコン等の空調設備を取り付
けることも可能である。
【0023】屋根骨組み3Aは、現場にて適宜展開し、
ネジ軸21を頂部ブロック19に螺着し、ネジ軸21の
頂部ブロック19に対するねじ込み量によって棹押圧部
材22の頂部ブロック19に対する離間距離を設定した
後、図7に示したように、前記頂部ユニット16を頂点
とする末広がりになるようにして壁体2A上に設置す
る。
【0024】屋根骨組み3Aを壁体2A上に設置する作
業は、例えば、まず、各棹18をほぼ平らな状態に展開
して壁体2A上に設置し、次いで、各棹17を、順次、
壁体2Aの内側に押し込むようにして頂部ブロック19
を押し上げるようにする。これにより、クレーン等の大
型の揚重機等を用いること無く、頂部ユニット16を頂
点とする屋根骨組み3Aの末広がり形状が容易に得られ
る。そして、各棹17と竹4とを連結手段24で固定す
ることで屋根骨組み3Aを壁体2A上に連結固定する。
【0025】完成した屋根骨組み3A上を覆うようにし
て防水シート18を施工すれば屋根3が完成する。防水
シート18は、適宜、紐等の取付部材27を用いて各棹
17に取り付け、強風等で吹き飛ばされないようにす
る。防水シート18は、折り畳みあるいは巻き上げ等に
よってコンパクト化することで、現場に容易に搬入でき
るようにすることは言うまでも無い。取付部材27とし
ては各種構成が採用可能であるが、棹17に対する取付
位置を変更したり、防水シート18の交換や修理、屋根
3の撤去、移設等に鑑みて、棹17に対する防水シート
18の取り付け状態を容易に解除できるものであること
がより好ましい。例えば、前述の紐では、結び目を解い
たり、切断することで、取り付け状態の解除を容易に行
えるようにしておく。
【0026】壁ユニット2、屋根骨組み3A、防水シー
ト18をコンパクト化して搬送する場合、トラック等の
搬送車両も小型のもので済むことから、交通の便が悪
く、大型の搬送車両が進入できない建築現場であって
も、壁ユニット2、屋根骨組み3A、防水シート18の
搬入を効率良く行うことができる。また、これら壁ユニ
ット2、屋根骨組み3A、防水シート18の施工にクレ
ーン等の大型の揚重機を使用しないことも、交通の便の
悪い建築現場では有利である。
【0027】ところで、図2では、係合部14、15同
士の係合によって、2つの壁ユニット2を長手方向に連
結した壁体2Aを例示したが、本発明に係る建物の壁体
を構築する壁ユニットの連結数は、3以上であっても良
い。すなわち、本発明に係る建物では、壁ユニットの連
結数によって、その規模を設定できる。屋根3は、屋根
骨組み3Aの頂部ブロック19の軸部19bの中心軸線
19eに対する各棹17の傾斜角度を調整することで、
屋根骨組み3Aの底部の大きさを自在に変えることがで
きから、例えば、屋根骨組み3Aを平坦に近くして平面
視の面積を増大することで、より大型の壁体に対応し
て、その上部を覆うことができる。また、建物1は、施
工後、増改築等も容易である。例えば、係合部14、1
5間の係合を解除し、両壁ユニット2間に新たに壁ユニ
ット2を設置することも可能である。この場合も、新た
に設置した壁ユニット2の長手方向端部を、係合部1
4、15を利用した係合によって、連結を解除した両壁
ユニット2にそれぞれ連結することで、連続したリング
状の壁体を構築できる。
【0028】前記建物1は、解体も容易であるから、撤
去、移設等も効率良く行うことができる。前記建物1の
解体撤去は、壁体2Aと屋根3(屋根骨組み3A)との
間を、連結手段24による連結固定を解除して分離する
ことで、壁体2Aと屋根3とを別々に撤去できる。壁体
2Aは、この壁体2Aを構成する各壁ユニット2を巻き
上げることで現場から簡単に搬出できる。壁体2Aは、
連結されている壁ユニット2同士を、係合部14、15
の係合解除によって分離して別々に巻き上げても良い
が、複数の壁ユニット2を連結状態のまま巻き上げるこ
とも可能である。屋根3は、まず、防水シート18を取
り外した後、屋根骨組み3Aの頂部ブロック19からネ
ジ軸21および棹押圧部材22を取り外し、次いで、各
棹17を、頂部ブロック19の支持板19aから離間す
る方向に回転させて、軸部19bの中心軸線19eに沿
わせるようにして屋根骨組み3Aを折り畳む。屋根骨組
み3Aを折り畳みによってコンパクト化し、防水シート
18を折り畳みや巻き取りによってコンパクト化するこ
とで、これら屋根骨組み3Aや防水シート18について
も、現場からの搬出が容易になることは言うまでも無
い。
【0029】また、折り畳みや巻き上げ等によってコン
パクト化して現場から搬出された壁ユニット2、屋根骨
組み3A、防水シート18は、別の建築現場へ搬入、施
工することも可能である。折り畳みまたは巻き上げ等に
よりコンパクトされた壁ユニット2、屋根骨組み3A、
防水シート18は、再施工でも、最初の施工時と全く同
様に施工されるので、優れた施工性が確保されることは
言うまでも無い。
【0030】外観丸太状の竹は、木材に比べて強度に優
れることが知られており、例えば、孟宗竹は、同等の断
面寸法のヒノキ材に比べて、1.5〜2倍程度の強度
(引張強度、曲げ強度、圧縮強度)を有する。このた
め、壁ユニット2や、屋根3(詳細には屋根骨組み3
A)は、容易には破壊されず、前記建物1には優れた耐
久性が得られる。建物1の解体、組み立てを繰り返し行
っても、壁ユニット2や、屋根骨組み3Aは破損しにく
く、長期にわたって繰り返し利用できる。しかも、木材
に比べて強度のわりに軽量であることから、壁ユニット
2や屋根骨組み3を軽量化することができ、これら壁ユ
ニット2や屋根骨組み3を、クレーン等の大型の揚重機
器を使用しなくても簡単に施工することが可能であり、
また、搬送も容易となる。また、竹は、耐火性に優れる
ことも知られており、壁ユニット2の竹連結部6でほぼ
全体が構築される壁体2Aを備える建物1では、火災が
生じにくい。さらに、耐火塗料、耐火シートの設置等に
より、優れた耐火性が得られるから、火災を確実に防止
できる。防水シート18も耐火性を有するものを採用す
ることがより好ましく、耐火性を有する防水シート18
を、壁体2Aの外面側の耐火シートして利用することも
可能である。さらに、外皮を取り除かずに外観丸太状の
まま使用した竹の外面は撥水性に優れているので、壁ユ
ニット2の竹連結部6では、雨水等の浸透による腐食が
生じにくく、優れた耐久性が得られるといった利点もあ
る。
【0031】なお、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れず、例えば、壁ユニットや屋根の具体的構成等の設計
変更が可能であることは言うまでも無い。壁ユニットと
しては、例えば、ドアユニットを備えていないもの、ド
アユニット以外に、窓枠等が予め取り付けられたもの
等、各種構成が採用可能である。また、壁ユニットの隣
り合う竹間を回転可能に連結する構成としては、各竹を
貫通させたワイヤに限定されず、例えば、各竹の外側に
結束固定したロープ等の線状体によって、隣り合う竹間
を連結するもの等も採用可能である。壁ユニットによっ
て構築される壁体は、必ずしも、リング状にする必要は
無く、例えば、コ字形として、コ字の開口部を、別途施
工されるドアユニット等によって塞いだり、車庫に利用
することも可能である。屋根としては、壁ユニットを立
設してなる壁体上を覆う構成であれば良く、例えば、防
水シートのみからなるもの、壁体上に架設状態に設置さ
れる防水性のプレート等各種構成が採用可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の建
物によれば、以下のような優れた効果が得られる。 (a)外観丸太状の竹を複数本並列しかつ隣り合う竹間
を連結して細長帯状に形成した竹連結部を備える壁ユニ
ットを立設して壁体が構築されるので、竹の強度や耐久
性によって、強度や耐久性に優れた壁体が得られる。 (b)竹は、軽量のわりに強度が高いことから、壁ユニ
ットを軽量化でき、この壁ユニットを用いた壁体の構築
の作業性を向上できる。 (c)竹表面の撥水性により、竹連結部の防水性を確保
することが容易であるため、雨漏り等を確実に防止で
き、優れた居住性が容易に得られる。 (d)竹は、表面の撥水性により雨水等の浸透を防止で
き、腐食しにくいことから、壁ユニット等の寿命を延長
できる。 (e)竹の耐火性により、火災を防止できる。
【0033】請求項2記載の建物によれば、前記壁ユニ
ットと前記屋根とが連結手段によって分離可能に連結さ
れているので、壁ユニットと屋根との間を分離すること
で、簡単に効率良く解体することができ、撤去や移設も
容易であるといった優れた効果を奏する。請求項3記載
の建物によれば、前記壁体が、長手方向端部に係合部が
設けられた前記壁ユニットを前記係合部同士を係脱可能
に係合して複数連結したものであるので、壁ユニットの
連結数によって建物の規模を自在に設定することができ
るといった優れた効果を奏する。
【0034】請求項4記載の建物の施工方法によれば、
外観丸太状の竹を複数本並列しかつ隣り合う竹間を回転
自在に連結して細長帯状に形成した竹連結部を備える折
り畳みあるいは巻き上げ可能な壁ユニットを展開、立設
して壁体を構築するので、壁ユニットを折り畳みあるい
は巻き上げておくことで、この壁ユニットの施工現場へ
の搬入に掛かる労力を軽減し、搬入作業性を向上でき
る。壁ユニットを立設施工することで、壁体を短時間で
効率良く施工できる。また、隣り合う竹間の相対的な回
転により湾曲させたり屈曲させることで、所望の形状の
壁体を容易に得ることができるので、建物の設計自由度
が向上するとともに、建物の建築場所の地形や障害物等
を回避した形状の壁体を容易に構築することができ、建
築場所の自由度を向上できるといった優れた効果を奏す
る。請求項5記載の建物の施工方法によれば、前記壁ユ
ニットの長手方向両端部に設けられた係合部によって複
数の前記壁ユニットを長手方向に連結して前記壁体を構
築するので、壁ユニットの連結数によって建物の規模を
自在に設定することができるといった優れた効果を奏す
る。
【0035】請求項6記載の壁ユニットによれば、折り
畳みあるいは巻き上げによってコンパクト化して搬送性
を向上できる。しかも、竹を並列して構成されるため、
竹の強度によって強度の確保とともに軽量化を実現でき
るので、これによっても、搬送性を向上できるととも
に、施工性をも向上できる。また、長手方向両端部に互
いに係合可能な係合部が設けられていることで、複数の
壁ユニットを簡単に連結できる。1つの壁ユニットの両
端の係合部同士を係合すれば、この壁ユニットの長手方
向両端を連結した形状の壁体を容易に構築することがで
き、また、請求項5記載のように、複数の壁ユニットを
連結して壁体を構築することも容易であるといった優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施の形態の建物を示す斜視図で
ある。
【図2】 図1の建物の壁体を示す平面図である。
【図3】 本発明に係る壁ユニットの一例を示す図であ
って、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図4】 図3の壁ユニットの竹連結部を構成する竹
と、この竹の長手方向両端部に取り付けられる保護キャ
ップとを示す斜視図である。
【図5】 図4の竹の長手方向両端部に保護キャップを
固定した状態を示す図である。
【図6】 図3の壁ユニットの竹連結部の隣り合う竹の
保護キャップ同士が当接された状態、並びに、竹間の隙
間を封止する封止材を示す図であって、(a)は正面
図、(b)は(a)のA−A線断面矢視図である。
【図7】 図1の建物に適用される屋根を示す断面図で
ある。
【図8】 図7の屋根の棹と、壁ユニットを構成する竹
との間の連結状態を示す正面図である。
【図9】 図3の壁ユニットを巻き上げた状態を示す図
である。
【図10】 図7の屋根を折り畳んだ状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1…建物、2…壁ユニット、2A…壁体、3…屋根、
4,4a,4b…竹、6…竹連結部、14…係合部(フ
ック)、15…係合部(係止片)、24…連結手段
(紐)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外観丸太状の竹を複数本並列しかつ隣り
    合う竹間を連結して細長帯状に形成した竹連結部を備え
    る壁ユニットを前記各竹が上下に延在する向きで立設し
    てなる壁体と、この壁体上を覆う屋根とを備えることを
    特徴とする建物。
  2. 【請求項2】 前記壁ユニットと前記屋根とが連結手段
    によって分離可能に連結されていることを特徴とする請
    求項1記載の建物。
  3. 【請求項3】 前記壁体が、長手方向端部に係合部が設
    けられた前記壁ユニットを前記係合部同士を係脱可能に
    係合して複数連結したものであることを特徴とする請求
    項1または2記載の建物。
  4. 【請求項4】 外観丸太状の竹を複数本並列しかつ隣り
    合う竹間を回転自在に連結して細長帯状に形成した竹連
    結部を備える折り畳みあるいは巻き上げ可能な壁ユニッ
    トを展開し前記各竹が上下に延在する向きで立設して壁
    体を構築した後、この壁体上に屋根を設けることを特徴
    とする建物の施工方法。
  5. 【請求項5】 前記壁ユニットの長手方向両端部に設け
    られた係合部によって複数の前記壁ユニットを長手方向
    に連結して前記壁体を構築することを特徴とする請求項
    4記載の建物の施工方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の建物の施工方法に用いら
    れる壁ユニットであって、外観丸太状の竹を複数本並列
    しかつ隣り合う竹間を回転自在に連結して折り畳みある
    いは巻き上げ可能な細長帯状に形成され、その長手方向
    両端部に互いに係合可能な係合部が設けられていること
    を特徴とする壁ユニット。
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