JP2001173041A - 水栓器具 - Google Patents

水栓器具

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JP2001173041A JP2000349212A JP2000349212A JP2001173041A JP 2001173041 A JP2001173041 A JP 2001173041A JP 2000349212 A JP2000349212 A JP 2000349212A JP 2000349212 A JP2000349212 A JP 2000349212A JP 2001173041 A JP2001173041 A JP 2001173041A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁、床等の外装部材からの出っ張り量を少な
くすることで、室内空間の有効活用を図ることができる
水栓器具を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明は、外装部材37裏面側の給水管
39が接続される水栓本体2に、給水管39からの水を
吐出する吐出口7と、該吐出口7の吐出水量を調整する
ハンドル12とを備えた水栓器具において、前記水栓本
体2は、外装部材37に取付けられるカバープレート3
3により覆い隠され、且つ、該カバープレート33の表
面側から前記吐出口7および前記ハンドル12が臨出
し、しかも、前記吐出口7が、斜下方向に傾斜してなる
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水栓器具およびそ
の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水栓器具としては種々のものが提
案されており、また、その取付け場所も壁、床等、様々
である。そこで、その一例として、壁板に取付ける水栓
器具について図8に基づき説明する。
【0003】この水栓器具40は、壁板37に穿設され
た開口部37aに挿通されて表面側に現出する給水管3
9の端部に接続されるもので、該給水管39の端部の内
周面に刻設された雌ネジ39aに螺着される水栓本体4
1に、給水管39からの水を外部に吐出する吐出口42
と、該吐出口42の吐出水量を調整するハンドル43と
を備えた構成からなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記水
栓器具40は、水栓本体41を含めて壁板37の表面側
から突出した状態で取付けられるため、例えば、この水
栓器具40を洗濯機の取水源として利用する場合、乾燥
機等の設置時に水栓器具40が邪魔となり、乾燥機等を
壁板37に接近させて設置することができず、室内空間
を有効活用することができないという問題があった。
【0005】また、水栓器具40全体が人目に触れるた
め、美観を損なわないよう、水栓器具40全体(特に、
水栓本体41)にデザイン、装飾、メッキ等を施す必要
があり、製造コストの低減を図れないという問題もあっ
た。
【0006】一方、上記水栓器具40を取り外してリフ
ォーム(改装工事等)を行なう際に、既設の給水管39
には手を加えず、この給水管39をそのまま利用するこ
とができれば、施工を簡単に行なうことができて、施工
コストも低減できる。
【0007】そこで、本発明は上記の如き問題点に鑑み
てなされたもので、壁、床等の外装部材からの突出量
(出っ張り量)を少なくすることで、室内空間の有効活
用を図ることができると共に、リフォームの際の施工を
簡単に行なうことができる水栓器具およびその施工方法
を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る水栓器具は、外装部材37裏面側の給
水管39が接続される水栓本体2に、給水管39からの
水を吐出する吐出口7と、該吐出口7の吐出水量を調整
するハンドル12とを備えた水栓器具において、前記水
栓本体2は、外装部材37に取付けられるカバープレー
ト33により覆い隠され、且つ、該カバープレート33
の表面側から前記吐出口7および前記ハンドル12が臨
出し、しかも、前記吐出口7が、斜下方向に傾斜してな
ることを特徴とする。
【0009】上記構成からなる水栓器具によれば、水栓
本体2の少なくとも一部が外装部材37の裏面側に位置
する、すなわち、水栓本体2が外装部材37の裏面側に
押し込まれた態様となるので、吐出口7やハンドル12
の外装部材37からの突出量を押さえて、室内空間の有
効活用を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参酌しつつ説明する。
【0011】本実施形態に係る水栓器具1は、図1およ
び図2に示す如く、壁板37の裏面側に配された給水管
39に継手20を介して接続される水栓本体2に、給水
管39から供給された水を外部に吐出する吐出口7と、
水栓本体2の開閉栓を行なって吐出口7の吐出水量を調
整するハンドル12とを備えている。
【0012】前記水栓本体2は、横長にされた略直方体
形状の胴部3と、該胴部3の下面の一端位置から正面側
に向かって斜下方向に突出する管状の吐出部5と、胴部
3の正面の一端位置から前方に突出する雄ネジ部9と、
胴部3の下面の他端位置から下方に突出する管状の取水
部17とからなる鋳造品である。
【0013】前記胴部3は、内部に空洞を有する中空体
からなり、吐出部5および取水部17がそれぞれ内部を
胴部3の内部に連通させて胴体3と一体的に形成されて
いる。従って、取水部17の内部、胴部3の内部、吐出
部5の内部が連通して一つの流路を形成するため、取水
部17内の水道水が胴部3内を経由して吐出部5内に流
通し、吐出部5から外部に吐出可能となっている。
【0014】前記吐出口7は、真鍮にメッキしたものか
らなる円筒体であり、吐出部5の端面に当接する大径の
鍔部7aを備え、鍔部7aよりも基端側の外周面には、
雄ネジ(図示せず)が刻設される一方、鍔部7aよりも
先端側は、例えば、ホースの先端に取付けられたカプラ
ーを着脱自在に取付け可能な形状になっている。この吐
出口7は、雄ネジを吐出部5の端部の内周面に刻設され
た雌ネジ(図示せず)に螺入させて、吐出部5に取付け
られる。
【0015】また、胴部3の内部には、雄ネジ部9の端
面から前方に突出するスピンドル10の回転によって開
閉栓可能な栓機構(図示しない)が設けられている。そ
して、前記ハンドル12は、スピンドル10の端部の外
周面に形成されたセレーション10aに外嵌した状態
で、ハンドル12の中心の円孔12aに挿通されるビス
13をスピンドル10の端面に刻設された雌ネジ10b
に螺入させて、スピンドル10に固定されるようになっ
ている。尚、円孔12aに挿通されたビス13の頭部を
隠すべく、円形のキャップ14が円孔12aに被せられ
る。
【0016】前記取水部17は、吐出部5の中心線とス
ピンドル10の中心線とを含む面から離間した位置に配
置されており、取水部17の中心線が、吐出部5の中心
線とスピンドル10の中心線とを含む面と略平行で且つ
スピンドル10の中心線と略直交する関係にある。ま
た、取水部17の端部には、一端が給水管39に接続さ
れる継手20の他端が接続されている。
【0017】前記継手20は、図3に示す如く、適宜位
置にて屈曲された管体21と、該管体21の一端21a
に遊嵌されて、給水管39の端部の内周面に刻設された
雌ネジ39aに螺着される介装体22と、管体21の他
端21bに遊嵌されて、取水部17の端部の外周面に刻
設された雄ネジ17aに螺着されるナット26とからな
る。
【0018】前記管体21は、一端21a側から他端2
1b側にかけて、まず約90度屈曲され、次に同一面に
沿って約90度屈曲され、さらに直交面に沿って約90
度屈曲されたものであり、一本の直管を三箇所屈曲させ
ることで、両端21a,21bの中心線が互いに直交す
るようにしている。また、その際、管体21の一端21
aは、その中心線が吐出部5の中心線とスピンドル10
の中心線とを含む面上に位置するよう設定されている。
従って、管体21の一端21aの介装体22、吐出口
7、スピンドル10は、上下方向に並んで配置された格
好となる。
【0019】また、前記介装体22は、管体21の一端
21aに固着された筒体23に外挿されたフランジ体で
あり、筒体23の一端の外周面に形成された鍔部23a
と、筒体23の他端の外周面に装着された止め環24と
によって、筒体21の一端21aの軸方向に所定範囲で
スライド可能となっている。尚、介装体22の内周面と
筒体23の外周面とのシールを図るべく、筒体23の外
周面に形成された周溝には、二つのOリング25,25
が装着されている。
【0020】そして、介装体22は、大径部と小径部の
二段形状であり、大径部にはナット22aが、小径部に
は雄ネジ22bが形成されている。この介装体22を給
水管39に取付けるに際しては、介装体22の雄ネジ2
2bを給水管39の端部の雌ネジ39aに螺入させ、し
かる後、ナット22aにスパナを引っ掛けて強固に締結
させる。
【0021】一方、前記ナット26は、管体21の他端
21bの外周面に形成された鍔部21cによって抜け止
めがなされており、このナット26を取水部17に取付
けるに際しては、ナット26を取水部17の端部の雄ネ
ジ17aに螺入させ、しかる後、ナット26をスパナで
引っ掛けて強固に締結させる。この際、管体21の他端
21bの鍔部21cの端面が、取水部17の端部の端面
と密着するので、かかる部分でのシールが図られる。
【0022】図1および図2に戻り、水栓本体2を壁板
37に固定するために、二枚のプレート28,28が用
いられている。このプレート28は、一枚の帯板をその
両端を残して一段引っ込めた凹形状に形成されている。
そして、奥側のプレート28Aは、壁板37に形成され
た切欠き部37bから壁板37の裏面側に配置し、一
方、手前側のプレート28Bは、壁板37の表面側に配
置し、それぞれの端部で壁板37の切欠き部37bの周
縁を挟み込むようにして取付けられる。
【0023】また、奥側のプレート28Aの凹部の四隅
位置には、雌ネジ28a,…が形成され、一方、手前側
のプレート28Bの凹部の四隅位置であって雌ネジ28
a,…の対応位置には、貫通孔28b,…が穿設されて
いる。従って、二枚のプレート28,28を取付け位置
に配置した後、ビス29,…をまず貫通孔28bに挿通
し、次に雌ネジ28aに螺入させることで、二枚のプレ
ート28,28を壁板37に固定することができる。
【0024】さらに、水栓本体2の胴部3の両側面に
は、板状の突片4が胴部3と一体的に形成されており、
この突片4に、ビス29を挿通させるための貫通孔4a
が穿設されている。従って、この貫通孔4aにビス29
を挿通し、次に手前側のプレート28Bの貫通孔28b
に挿通し、さらに奥側のプレート28Aの雌ネジ28a
に螺入させることで、水栓本体2を壁板37に固定する
ことができる。
【0025】しかも、プレート28は、水栓本体2の胴
部3に当たる部分が凹状(壁板37よりも裏面側)に引
っ込んでいるので、水栓本体2は、一部(例えば、スピ
ンドル10、管体21の一端21a側、介装体22)を
除き、壁板37の裏面側に収められた(壁板37から表
面側に飛び出さない)状態で固定される。
【0026】また、水栓本体2は、一部を除いて壁板3
7の裏面側に収容された状態において、壁板37に形成
された略方形状の切欠き部37bより僅かに大きい、外
形線が略方形状をなすカバープレート33により覆い隠
される。すなわち、壁板37の表面にカバープレート3
3が取付けられた状態においては、切欠き部37b、水
栓本体2、継手20がカバープレート33に隠された状
態となる。
【0027】前記カバープレート33は、壁板37の板
面と略平行で且つ板面よりも僅かに表面側に張り出た平
面部33a(カバープレート33の上半分位置)と、該
平面部33aよりも僅かに表面側に球面状に張り出た曲
面部33b(カバープレート33の下半分位置)と、平
面部33aおよび曲面部33bに跨がって該平面部33
aより裏面側に引っ込んだ凹部33c(カバープレート
33の中央位置)とで構成される。
【0028】そして、前記凹部33cには、雄ネジ部9
およびスピンドル10を挿通可能な円孔34が穿設され
ており、カバープレート33の裏面側から挿通した雄ネ
ジ部9およびスピンドル10をカバープレート33の表
面側に臨出させた状態で、カバープレート33の表面側
からナット15を雄ネジ部9の外径に螺合させること
で、カバープレート33は水栓本体1に固定される。
【0029】前記ハンドル12は、かかる状態でカバー
プレート33の表面側に臨出したスピンドル10に固定
される。しかも、スピンドル10は、カバープレート3
3の凹部33cから表面側に臨出しているため、ハンド
ル12は、凹部33cに収容され、ハンドル12の頂部
のみがカバープレート33の平面部33aから僅かに突
出した状態になる。
【0030】また、かかる状態にあっては、吐出口7
は、カバープレート33の凹部33cから表面側に臨出
し、且つ、凹部33cに収容され、吐出口7の先端のみ
がカバープレート33の平面部33aから僅かに突出し
た状態である。尚、凹部33cには、吐出口7の角度に
対応して斜めに突出する環状突起35が形成されてい
る。この環状突起35は、その内径が吐出口7の鍔部7
aと略同一か若しくは僅かに大きく形成されており、し
かも、カバープレート33を水栓本体2に取付けた状態
で、吐出口7の鍔部7aと環状突起35の端面とが略面
一になるように設定されている。
【0031】また、ハンドル12がスピンドル10に固
定された状態では、ハンドル12と吐出口7の壁板37
の突出量が略同一に設定されているので、ハンドル12
の頂部と吐出口7の先端とは、カバープレート33の平
面部33a若しくは壁板37の板面と平行な面上に位置
することとなる。
【0032】さらに、カバープレート33の凹部33c
の輪郭は、ハンドル12および吐出口7を囲む形状とな
っており、本実施形態では、ハンドル12および吐出口
7が上下方向に並ぶので、凹部33cの輪郭は、縦長の
小判形状となっている。
【0033】本実施形態に係る水栓器具は、以上の構成
からなる。かかる水栓器具では、カバープレート33の
平面部33aが壁板37と略面一となり、ハンドル12
および吐出口7が壁板37から僅かに突出した状態とな
る。また、水栓本体2が固定された際に壁板37から突
出する管体21の一端21a側を収めるための曲面部3
3bも、さほど大きく表面側に張り出しているわけでは
ない。従って、本実施形態の水栓器具は、壁板37のフ
ラット感を損なうことはない。
【0034】次に、リフォーム時における本実施形態に
係る水栓器具の施工方法を図面を参酌しつつ説明する。
【0035】まず、図8に示す如く、既設されている従
来の水栓器具40を取り外す。さすれば、壁板37の板
面に穿設された開口部37aから給水管39の端部が顔
を覗かせる。この給水管39は、壁板37の裏面を下方
から板面に沿って配管され、先端が約90度屈曲された
り若しくは先端にL字型の水栓エルボが取付けられて、
給水管39の端部を開口部37aに挿入させている。従
って、給水管39の端部が開口部37aから壁板37の
表面側に現出する格好となる。
【0036】次に、図4に示す如く、壁板37に切欠き
部37bを形成する。この際、切欠き部37b形成用の
専用シートが使用される。この専用シートは、図5に示
す如く、開口部37aおよび切欠き部37bの輪郭と一
致する外形線で構成されたシートである。即ち、専用シ
ート50の右側端縁50aが切欠き部37bの右側端縁
に相当し、専用シート50の左側端縁50bが切欠き部
37bの左側端縁に相当し、専用シート50の上側端縁
50cが切欠き部37bの上側端縁に相当し、専用シー
ト50の下側円弧50dが開口部37aの周縁に相当す
る。
【0037】また、専用シート50の円形部の中心に
は、給水管39の端部の中心線と一致する位置に穿孔5
0eが形成されており、この穿孔50eを中心として放
射状に複数の切込み50f,…が入れられている。
【0038】そこで、まず、専用シート50の穿孔50
eを給水管39の端部の中心に置き、しかる後、切込み
50f,…によって形成された舌片50g,…を折り込
んで給水管39の端部の内周面に当接させる。これによ
り、専用シート50が給水管39に対して位置決めされ
る。後は、専用シート50の外形線を定規替わりにして
カッター等で壁板37を切り込んでいく。
【0039】切欠き部37bが形成されたならば、図6
に示す如く、継手20が接続された水栓本体2、二枚の
プレート28,28、四本のビス29,…を用意する。
そして、まず、継手20の一端側に取付けられた介装体
22の雄ネジ22bを給水管39の端部の雌ネジ39a
に螺入させて、継手20(水栓本体2)と給水管39と
を接続した後、二枚のプレート28,28を上述のよう
に位置決めして、水栓本体2の固定を行なう。
【0040】そして、図7に示す如く、雄ネジ部9、ス
ピンドル10、吐出口7が壁板37の表面側に臨出し
て、水栓本体2が裏面側に収容された状態から、カバー
プレート33を取付ける。さらに、カバープレート33
の円孔34から表面側に臨出した雄ネジ部9にナット1
5を螺合させて、水栓本体2(壁板37)にカバープレ
ート33を固定する。しかる後、スピンドル10の端部
にハンドル12を外嵌し、ハンドル12にビス13を挿
通させてスピンドル10に螺入させ、ハンドル12をス
ピンドル10に固定する。そして、ハンドル12の頂部
にキャップ14を被せる。
【0041】以上の手順によって、図1に示す外観が得
られる。この時、カバープレート33の凹部33に斜め
下方に突設された環状突起35と、該環状突起35の開
口を塞ぐ吐出口7の鍔部7aによって、吐出口7を取付
固定する吐出部5が隠され、吐出口7のみが表面側に臨
出した状態となる。従って、水栓本体2全体は、カバー
プレート33によって隠されて、人目に触れることがな
くなるので、鋳肌のままであってもよく、この部分に装
飾、研磨、メッキ等を施すことによる製造コストの高騰
を好適に押さえることができる。
【0042】また、水栓器具1の要素のハンドル12、
吐出口7のみが表面側に臨出して、その他は、カバープ
レート33に覆われた状態となるので、デザイン的に優
れたものにすることができる。
【0043】さらに、吐出口7およびハンドル12の壁
板37からの突出量が略同一に設定され、且つ、両者の
壁板37からの突出量が少なく設定されているので、壁
板37のフラット感を損なうことなく、室内空間の有効
活用を図ることができる。すなわち、上記実施形態の水
栓器具1は、壁板37からの突出がほとんどない構成で
あるため、洗濯機等の取水装置の背面に水栓器具1が位
置する場合であっても、取水装置を壁板37に接近させ
て設置することができ、室内空間を有効活用することが
できる。
【0044】また、ハンドル12が、壁板37の板面と
直交する軸を中心に回転するように配置されているの
で、ハンドル12の操作が極めて良好である。
【0045】さらに、本実施形態に係る水栓器具は、新
築時にも採用可能であるが、上述のリフォーム時におい
ては、既設の給水管39をそのまま使用することがで
き、しかも、施工作業のすべてを室内より行なうことが
できるため、施工作業の簡素化、施工コストの低減を図
ることができる。
【0046】また、壁板37に切欠け窓37bを形成す
る際、専用シート50を使用することで、正確且つ簡単
に作業を行なうことができる。この専用シート50は、
水栓本体2、継手20を壁板37の裏面側に収める際
に、この水栓本体2、継手20が壁板37と干渉するこ
とのないような形状をなしているので、水栓本体2、継
手20を他の形態にする場合には、専用シート50もそ
れに応じて形状が変更される。
【0047】さらに、二枚のプレート28,28は、該
二枚のプレート28,28で壁板37を挟み込むことに
より固定されるので、壁板37の厚みの種々の寸法に対
応することができる。
【0048】また、プレート28に設けられた凹部は、
壁板37の切欠窓37bの幅寸法よりも小さく、且つ、
水栓本体2の胴部3の長さ寸法よりも大きく設定されて
いるので、水栓本体2をプレート28に取付けた際に、
該水栓本体2を壁板37の裏面側に確実に収めることが
できる。
【0049】さらに、継手20の介装体22に形成され
た雄ネジ22bは、給水管39の端部の内周面に刻設さ
れた雌ネジ39aと同一ネジ(本実施形態においては、
PJ1/2ネジ)を採用しているので、施工の際、給水
管39の雌ネジ39aを改めてネジ加工する必要が無く
なる。
【0050】また、継手20の介装体22は、管体21
の軸方向に遊び(伸縮代)を設けているので、給水管3
9の端部の位置(壁板39の表裏方向における給水管3
9の端部の位置)に関わらず、好適に施工を行なうこと
ができる。
【0051】尚、本発明に係る水栓器具は、上記実施形
態に限定されるものではない。即ち、上記実施形態にお
いては、1ハンドル式の水栓器具について説明したが、
冷水および温水の両方を扱う場合には、2ハンドル式の
水栓器具であってもよい。
【0052】また、壁板37の裏面側の奥行き寸法が許
すならば、ハンドル12、吐出口7をも壁板37の裏面
側に収容する場合も考えられる。かかる場合、カバープ
レート33の凹部33cの深さをより深くして、ハンド
ル12の頂部と吐出口7の先端とが、壁板37の板面と
略面一になる配置が好ましい。
【0053】逆に、カバープレート33に凹部33cを
形成することなく、平面状のカバープレート33であっ
てもよい。かかる場合であっても、水栓本体2は表面側
に突出することなく、ハンドル12および吐出口7のみ
が表面側に臨出するものであるため、上記実施形態と同
様、室内空間を有効活用することができる。
【0054】さらに、カバープレート33の凹部33c
の形状及び寸法、ハンドル12の大きさ、吐出口7の傾
斜角度は適宜設計変更可能であり、上記実施形態のもの
に限定されない。吐出口7は、ホースのカプラーを取付
けるものに限定されず、ホース等をそのまま差し込むよ
うにしてもよい。
【0055】また、給水管39と水栓本体2とを繋ぐ継
手20は、上記実施形態の如く、硬質のものに限定され
ず、例えば、ビニールホース、フレキシブルチューブ、
樹脂管等の変形可能なものであってもよく、また、継手
20と水栓本体2とを一体的に構成したものであっても
よい。
【0056】さらに、外装部材としては、壁板37に限
定されず、床板であってもよい。
【0057】また、『外装部材の裏面側に配された給水
管39の端部が外装部材の表面側に現出する』とは、外
装部材の表面側から水栓本体2を給水管39の端部に接
続することができるという趣旨である。
【0058】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る水栓器具は、
水栓本体の少なくとも一部が外装部材の裏面側に位置す
る、すなわち、水栓本体が外装部材の裏面側に押し込ま
れた態様となるので、吐出口やハンドルの外装部材から
の突出量を押さえて、室内空間の有効活用を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す水栓器具の外観斜視
図。
【図2】同実施形態の分解斜視図。
【図3】同実施形態の継手の一部断面を含む底面図。
【図4】壁板に切欠き部を形成した状態の外観斜視図。
【図5】切欠き部の形成に使用される専用シートの平面
図。
【図6】水栓本体等を取付ける状態の外観斜視図。
【図7】カバープレートを取付ける状態の外観斜視図。
【図8】従来の水栓器具を取り外した状態の外観斜視
図。
【符号の説明】
1…水栓器具、2…水栓本体、7…吐出口、12…ハン
ドル、20…継手、22…介装体、28…プレート、3
3…カバープレート、37…壁板(外装部材)、37a
…開口部、37b…切欠き部、39…給水管、40…従
来の水栓器具、50…専用シート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装部材(37)裏面側の給水管(3
    9)が接続される水栓本体(2)に、給水管(39)か
    らの水を吐出する吐出口(7)と、該吐出口(7)の吐
    出水量を調整するハンドル(12)とを備えた水栓器具
    において、前記水栓本体(2)は、外装部材(37)に
    取付けられるカバープレート(33)により覆い隠さ
    れ、且つ、該カバープレート(33)の表面側から前記
    吐出口(7)および前記ハンドル(12)が臨出し、し
    かも、前記吐出口(7)が、斜下方向に傾斜してなるこ
    とを特徴とする水栓器具。
  2. 【請求項2】 前記カバープレート(33)に、前記吐
    出口(7)の角度に対応して斜めに突出する環状突起
    (35)が形成されてなる請求項1記載の水栓器具。
  3. 【請求項3】 前記吐出口(7)に、前記環状突起(3
    5)の開口を塞ぐ鍔部(7a)が形成されてなる請求項
    2記載の水栓器具。
  4. 【請求項4】 前記ハンドル(12)が、外装部材(3
    7)の面と直交する軸を中心に回転する請求項1乃至3
    の何れかに記載の水栓器具。
  5. 【請求項5】 前記吐出口(7)が、円筒体からなる請
    求項1乃至4の何れかに記載の水栓器具。
  6. 【請求項6】 前記水栓本体(2)に、斜下方向に突出
    する管状の吐出部(5)が設けられ、該吐出部(5)
    に、前記吐出口(7)が取付固定されてなる請求項1乃
    至5の何れかに記載の水栓器具。
  7. 【請求項7】 前記吐出口(7)が、ホースの先端に取
    付けられたカプラーを着脱自在に取付け可能である請求
    項1乃至6の何れかに記載の水栓器具。
  8. 【請求項8】 前記カバープレート(33)が、平面状
    である請求項1乃至7の何れかに記載の水栓器具。
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