JP2001173003A - 溝掘削用バケット - Google Patents

溝掘削用バケット

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JP2001173003A
JP2001173003A JP35922899A JP35922899A JP2001173003A JP 2001173003 A JP2001173003 A JP 2001173003A JP 35922899 A JP35922899 A JP 35922899A JP 35922899 A JP35922899 A JP 35922899A JP 2001173003 A JP2001173003 A JP 2001173003A
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JP
Japan
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groove
excavation
bucket
bottom plate
bucket body
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JP35922899A
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English (en)
Inventor
Hideaki Ito
英朗 伊藤
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DAISHO JUKEN KK
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DAISHO JUKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】段状溝の掘削における作業効率の向上を図り、
大幅な作業時間の短縮及び作業コストの削減を実現した
溝掘削用バケットの提供。 【解決手段】バケット本体1の底板11に、左右側板1
3,14間を前記底板11よりも正面幅狭、且つ、下段
溝を掘削可能な形態とする溝掘削部2を一体的に垂設し
て溝掘削用バケットAを構成することによって、一度の
掘削で段状溝Cを形成可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水路や用水路等
の水路全般を構成する段状の溝を掘削するのに用いられ
るバケットに関する。
【0002】
【従来背景】従来、段状溝を掘削するときには、ショベ
ルカーにおけるアームに、先ず、上段の溝の断面形状に
相当する第1のバケットを用いて上段の溝を所定距離を
掘削し、次に、第1のバケットに代えて、下段の溝の断
面形状に相当する第2のバケットを用いて下部の溝を掘
削している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の掘削技術では、上記したように上段と下段で2度同
じ距離を掘削しなければならないので、その掘削の作業
効率が低く、極めて時間のかかるものである。また、上
段掘削用と下段掘削用の2台のバケットの交換作業にも
手間がかかり、実際に掘削する以外において時間のロス
が発生してしまう。
【0004】この作業時間はコストの面においても大き
く影響するため、どうしても作業コストも作業時間に対
応して上昇してしまう。さらに、この作業コストは、作
業時間のみならず、2台のバケットが必要であるし、場
合によっては2機のショベルカーを用意することもあ
り、この点についてもコストの上昇を招く要因となって
いる。
【0005】そこで、本発明は、段状溝の掘削における
作業効率の向上を図り、大幅な作業時間の短縮及び作業
コストの削減を実現した溝掘削用バケットを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するために下記の技術的手段を採用した。
【0007】請求項1の技術的手段は、バケット本体の
底板に、左右側板間を前記底板よりも正面幅狭、且つ、
下段溝を掘削可能な形態とする溝掘削部を一体的に垂設
して構成することによって、一度の掘削で段状溝を形成
可能とした溝掘削用バケットにしたことである。
【0008】ここでいう正面とは、バケットをショベル
カーに装備したときに、バケット本体の開口部がショベ
ルカーの運転席と正対する方向である。
【0009】上記溝掘削部は、少なくとも下段溝を掘削
可能な形態のもの全てを包含し、例えば、図1で示すよ
うに、バケット本体1内の底面11から連続して前方へ
向けて低くなる傾斜とする底板21を設け、該底板の左
右に前記底面11から連続する左右側板22,23を設
けて、掘削した土砂を斜面に沿ってバケット本体1内に
案内するシャベル状にしたものが挙げられる。また、バ
ケット本体の底面の外側に、バケット本体内とは独立し
たバケット状を呈する形態のものを設けて、上段溝の土
砂をバケット本体内に、下段溝の土砂を溝掘削部に、夫
々独立して収容するようにしてもよい。
【0010】上記溝掘削部の位置は、バケット本体にお
ける底板の中央、又は、中央を境に左寄り、もしくは、
右寄り等、目的の断面形状の段状溝を形成するのに適し
た部位とする。
【0011】また、溝掘削部の正面底部形状は、地表面
と水平状、円弧状、三角形(左右から中央部へ向かう傾
斜)、左から右、あるいはその逆へ低くなるような傾斜
状等、目的の断面形状の段状溝を形成するのに適した形
状とする。
【0012】すなわち、上記溝掘削用バケットで掘削し
た場合、1度の掘削でバケット本体が上段の溝を、溝掘
削部が下段の溝を同時に掘削する。
【0013】上記バケット本体及び溝掘削部の左右両側
部は、段状溝における内側面に沿う形状とする。例え
ば、請求項2の技術的手段のように、上記バケット本体
の左右両側板及び溝掘削部の左右側板、又は、そのいず
れか一方を所定の勾配で傾斜させることによって、段状
溝の掘削と同時に、上段溝及び下段溝、又は、そのいず
れか一方の内側面に所定の勾配の法面が形成される。す
なわち、1度の掘削で正確な法面の形成をも同時に可能
となる。
【0014】また、請求項3の技術的手段におけるバケ
ットは、バケット本体の底板が、該底板の縁部の角度と
同角度として、掘削方向に沿って奥行き方向の全面、又
は、中途部まで、掘削状態において上段溝の底面と平行
となる平状部を有している。
【0015】すなわち、掘削状態においてバケット本体
の底板の平状部の全面が上段溝の底面に正対状に載るこ
とになり、連続して次の溝を掘削するときの位置(高
さ)決めになるし、安定板としての機能をも有する。さ
らに、掘削と同時に整地する整地板としての機能をも有
する。
【0016】上記バケット本体の底板の形状は、該底板
の縁部が正面において地表面と水平状、又は、左右両端
部から溝掘削部に向かって低くなるような傾斜状等、目
的の断面形状の上段溝を形成するのに適した形状とす
る。傾斜状とした場合、溝掘削部を境に左右異なる角度
で傾斜させてもよい。
【0017】上記請求項3の技術的手段における平状部
と同様の平状部を、バケット本体の左右側板、溝掘削部
の左右側板と底板に設けてもよい。具体的には、バケッ
ト本体及び溝掘削部の左右側板には、上段溝及び下段溝
の内側面と平行面とする平状部を設け、溝掘削部の底板
には、下段溝の底面と平行面とする平常部を設けること
によって、掘削と同時に整地できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明すると、図1乃至図3は本発明を実施し
た溝掘削用バケット(以下、バケットという)Aを示し
ている。
【0019】バケットAは、バケット本体1と、その底
板11の中央部に垂設された溝掘削部2とを有して、図
3に示すように、段状溝Cにおける上段溝C1と下段溝
C2を1度の掘削で同時に形成できるようにしてあり、
上段溝C1はバケット本体1で下段溝C2は溝掘削部2
で夫々掘削される。
【0020】また、バケット本体1の上板12の外側に
は、ショベルカー(図示せず)におけるアームBに連結
する連結部B1が備えられている。尚、連結部B1の形
態に関しては、ごく周知のものであるので説明は省略す
る。
【0021】底板11は、図2に示すように掘削状態に
おいて、地表面Dと平行状となる平状部11Aを有して
いる。本実施の形態で例示する平状部11Aは、底板1
1の縁部から奥行き方向全面に形成されており、上段溝
C1における底面C11を地表面Dと平行に掘削できる
ようにしている。また、この平状部11Aは、掘削状態
において、上段溝C1における底面C11と常に平行状
になるようにしてある。尚、上記地表面は必ずしも全て
平ではなく、例えばアンジュレーションや斜面を有する
が、ここでいう地表面と平行状とは、地表面のある部位
の高さを基準とし、そこから溝前後方向に延びる水平線
と平行を意味する。
【0022】本実施の形態で例示した底板は、その全面
を平状部としたもので説明したが、この例に限るもので
はなく、底板の縁部から中途までを平状部としたもので
もよい。(図示せず)また、本実施の形態で例示した底
板は、地表面と平行状としたもので説明したが、この例
に限るものではなく、左右両端部から溝掘削部に向かっ
て低くなるような傾斜状にしたものでもよい。傾斜状と
した場合、溝掘削部を境に左右異なる角度で傾斜させて
もよい。(いずれも図示せず)
【0023】左右側板13,14は、底板11の左右両
端から上方に末広がりとなる傾斜面としており、掘削と
同時に上段溝C1の両側面に法面が形成されるようにし
てある。また、背面側から正面側へ向かってその全体が
左右に末広がり状となるように傾斜させてある。
【0024】上記左右側板の傾斜角度は目的の上記法面
に対応する角度のものである。
【0025】本実施の形態で例示した左右側板は、背面
側から正面側へ向かってその全体を末広がり状としたも
ので説明したが、この例に限るものではなく、左右側板
の先側を掘削方向と平行とする平状部として、掘削と同
時にその平状部によって上段溝の法面を整地するように
してもよい。(図示せず)
【0026】左右側板13,14の先端は、上板12よ
りも高い位置にしてある。これは仮に、上段溝C1を上
板の高さを超える深さで掘削する場合において、ショベ
ルカー操縦者に対するバケットAの掘削位置を目視容易
にするためのものである。図中15,16はリブであ
り、上板12を超える左右側板13,14部位を補強し
ている。
【0027】溝掘削部2は、図1及び図2に示すよう
に、バケット本体内の底面11’から連続して前方へ向
けて低くなると共に、全体が同角度で傾斜する底板21
と、該斜面の左右に前記底面11’から連続する左右側
板22,23を設けて、掘削した土砂を斜面に沿ってバ
ケット本体1内に案内するようにしている。
【0028】本実施の形態で例示した底板は、全体が同
角度で傾斜する例で説明したが、この例に限るものでは
なく、底板の先側を掘削方向と上記バケット本体の底板
と平行とする平状部として、掘削と同時にその平状部に
よって下段溝の底面を整地するようにしてもよい。(図
示せず)
【0029】上記左右側板22,23は、底板21の両
端から上方へ末広がりとなる傾斜面としており、掘削と
同時に下段溝C2の両側面に法面が形成されるようにし
てある。また、背面側から正面側へ向かってその全体が
左右に末広がり状となるように傾斜させてある。
【0030】溝掘削部2における左右側板22,23
は、上記バケット本体1の左右側板13,14と同様
に、下段溝C2の法面に対応する角度のものである。
【0031】本実施の形態で例示した溝掘削部における
左右側板は、背面側から正面側へ向かってその全体を末
広がり状としたもので説明したが、この例に限るもので
はなく、左右側板の先側を掘削方向と平行とする平状部
として、掘削と同時にその平状部によって下段溝の法面
を整地するようにしてもよい。(図示せず)
【0032】本実施の形態で例示したバケット本体及び
溝掘削部における左右側板は、いずれも上方へ末広がり
状に傾斜させているもので説明したが、この例に限るも
のではなく、いずれか一方が傾斜し、他方が直角である
ものでもよい。(図示せず)
【0033】図中符号3はリブであり、バケット本体1
における上板12の内面と、溝掘削部2における底板2
1の内面とに亘って固着することによって、掘削時にか
かる土砂の抵抗や重量等からバケット本体1の底板11
の変形を抑制して、段状溝Cの形状をより確実に形成で
きるようにしてある。
【0034】上記のように構成したバケットAによれ
ば、図2及び図3に示すように、バケット本体1によっ
て上段溝C1が掘削され、これと同時に溝掘削部2によ
って下段溝C2が掘削される。そして、この掘削と同時
に法面が形成される。また、図2に示すように、バケッ
トAを矢印の方向(地表面と水平)へ作動させて段状溝
Cを連続して掘削するが、このとき、上記バケット本体
1の底板11が上段溝C1の底面C11と常に平行状と
なるようにしているので、最初に掘削された段状溝Cに
おける上段溝C1の底面C11にバケット本体1の底板
11を載せて、そのまま矢印方向へ掘削すれば、最後ま
で段差が発生することなく一定の高さで平行状に段状溝
Cを掘削できる。
【0035】尚、例示したバケットAは、段状溝を地表
面と平行状に掘削するもので説明しているが、これに限
定されるものではなく、例えば、地表面に対して傾斜し
た段状溝も掘削可能なものであり、傾斜する上段溝の底
面にバケット本体の底板を平行状に載せ、この平行状を
保持した状態で掘削することで、段差のない傾斜面が形
成される。(図示せず)
【0036】
【発明の効果】本発明の溝掘削用バケットは以上説明し
たように、段状溝を一度の掘削作業によって形成可能な
ものであるから、上段溝を掘削した後に下段溝を掘削す
る従来のものに比べて作業効率が大幅に向上し、これに
より作業時間の短縮及び作業コストの削減を実現でき
る。
【0037】また、請求項2の発明では、掘削と同時に
法面まで形成されるので、より大幅な作業効率の向上
し、さらなる作業時間の短縮及び作業コストの削減を実
現できる。
【0038】また、請求項3の発明では、掘削状態にお
いてバケット本体の底板の平状部の全面が上段溝の底面
に正対状に載ることから、連続して次の溝を掘削すると
きの位置(高さ)決めになり、最後まで一定の深さの段
状溝を掘削することができる。その上、安定板としての
機能をも有し、さらに、掘削と同時に整地する整地板と
しての機能をも有する極めて有用な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溝掘削用バケットの正面側斜視図であ
る。
【図2】掘削状態を示す側面図である。
【図3】掘削状態を示す背面側斜視図である。
【符号の説明】
1:バケット本体 11:底板 11A:平状部 13,14:左右側板 2:溝掘削部 21:底板 22,23:左右側板 A:溝掘削用バケット(バケット) C:段状溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケット本体の底板に、左右側板間を前
    記底板よりも正面幅狭、且つ、下段溝を掘削可能な形態
    とする溝掘削部を一体的に垂設して構成することによっ
    て、一度の掘削で段状溝を形成可能とした溝掘削用バケ
    ット。
  2. 【請求項2】 上記バケット本体の左右両側板及び溝掘
    削部の左右側板、又は、そのいずれか一方が、正面にお
    いて所定の勾配で傾斜している請求項1に記載の溝掘削
    用バケット。
  3. 【請求項3】 上記バケット本体の底板が、該底板の縁
    部の角度と同角度として、奥行き方向の全面、又は、中
    途部まで、掘削状態において上段溝の底面と平行となる
    平状部を有している請求項1、又は、請求項2に記載の
    溝掘削用バケット。
JP35922899A 1999-12-17 1999-12-17 溝掘削用バケット Pending JP2001173003A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012251392A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Paddy Research Co Ltd 溝形成装置
CN108193728A (zh) * 2018-03-01 2018-06-22 河北科工建筑工程集团有限公司 渠道成型开挖装置

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JP2012251392A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Paddy Research Co Ltd 溝形成装置
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