JP2001172929A - 反射体付き支柱およびその柱体の成形方法 - Google Patents

反射体付き支柱およびその柱体の成形方法

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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 ステンレスやスチール等金属管の素材単価
の安価な管体から製作される安価な汎用普及タイプの車
止めや防護柵用支柱に対し、製作上の条件に制約を受け
ずに任意の位置に反射体用の凹部を加工させ得るものと
しながらも、成形加工費を安価におさえて低コストの反
射体付き支柱を提供する。 【解決手段】反射体取着用の凹部11を成形加工経費の
安価なプレス成形により加工するプレス金型3を、柱体
の中空内壁面を支持する受け金型30と受け金型30に
対応して柱体10の側面を押圧する押し金型33とから
構成し、受け金型30をプレス成形時に必要に応じて拡
径・縮径させて柱体10の中空内壁面を支持・解除可能
に配置させるとともに、これに対応した押し金型33に
よって柱体10の側面が押圧されて凹部を形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば公共施設入
口やコミュニティ道路に設置される車止め支柱、道路の
路側や歩車道境界線上、遊歩道、自転車道等に沿って設
置される防護柵の支柱、その他標識支柱等、主として屋
外で使用される反射体が取着される支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば道路や公園等に設置される
防護柵等、主として屋外で使用される支柱の夜間視認性
を高めるために、支柱に反射シートが巻き付けられて貼
り付けられるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、反射シ
ートはまっすぐに貼り付けるのが難しく施工性が劣り、
また反射輝度もあまり高くないために例えば自転車のよ
うな光量の少ない光に対して効果は弱く、特に反射シー
トの端面からの水分侵入による性能低下のために耐久性
が悪く、反射効果の低下した場合には夜間危険な状態を
生じていた。そこで、予め凹部を形成させておいてその
凹部に発光体を嵌め込んで施工性を向上させたものが提
案され、登録実用新案第3021098号公報において
発光体として蛍光体を用いた車止めの提案によって施工
性の改善がなされたものの、同公報に具体的な詳細が示
されていないように、車止め等の支柱に安価に凹部を形
成させる方法は確立されてはおらず十分なコストダウン
が果たされておらず、また蛍光体はさほど高い発光性を
もったものではないため近辺を通行する歩行者にしか視
認性がなく対車両用としては期待できないという問題が
残っていた。
【0004】すなわち、支柱として金属製柱体を用いた
場合例えば図6(a)に表すように鋳型によって簡単に
凹部6が設けられるアルミ製鋳物や鋳鉄製の柱体がある
が、鋳物製は単価が高く形状の異なる柱体毎に形状全体
から構成する高価な金型が必要である。そこで、柱体自
体の単価が安価で汎用性のあるものとして図6(b)に
表すような鋼管製の中空管体からなる車止め等の柱体が
普及しているものの、凹部を設ける場合管体の支柱に開
穿された孔62に合わせて別途製作された凹部部品61
を支柱1の端部から溶接等によって固定するという煩雑
な工程を経ねばならず、支柱素材は安価であるが凹部形
成に手間を費やすこととなりコスト上昇を避けられなか
った。さらに、かかる方法では凹部部品は支柱端部から
の作業で取り付けるしかなく、支柱に設けることのでき
る凹部の位置が支柱の端部近辺に限られるという大きな
設計上の制約があることも大きな問題であった。
【0005】そこで本発明者はそのような従来の問題点
を解消し、ステンレスやスチールの金属管による安価な
汎用普及タイプの車止めや防護柵用の支柱を、成形加工
費の安価なプレス成形によって支柱側面に凹部を一体的
に形成させて低コストとし、しかも凹部の位置は用途に
対応して支柱全長の任意の位置に設けることが出来、こ
の凹部に取着される反射体として夜間の視認性の低下を
招かない高い視認性を長期間にわたって維持させうるも
のを適用しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明反射体付き支柱およびその柱体の成形方法に
おいて、支柱は金属管からなる柱体側面に凹部がプレス
成形によって一体的に形成され、この凹部に反射体が取
着されたもので構成されるものである。
【0007】また本発明反射体付き支柱およびその柱体
の成形方法において、上記の柱体の側面に凹部を成形す
るためのプレス金型が、柱体の中空内壁面を支持する受
け金型と受け金型に対応して柱体側面を押圧する押し金
型とからなり、前記受け金型は柱体の中空内に出し入れ
可能となされてプレス成形時に柱体の中空内壁面を支持
して配置されるとともに、これに対応した押し金型によ
り柱体側面が押圧されて凹部が形成されるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
について説明する。図1は、本発明を適用して製作され
た車止め用支柱の実施形態の一例を表し、図2〜4は金
属管からなる柱体の側面にプレス成形によって凹部を一
体的に形成させるためのプレス加工設備の概要、および
動作ステップを表すものである。
【0009】図1においてこの車止め用支柱は、鋼管製
を基材として亜鉛メッキ防錆下地に静電粉体塗装仕上げ
がなされたものであって、外形寸法は直径114.3m
m,全長1260mm〔頂部の一体的に成形された擬宝
珠部分を含む〕,厚さ2.3mmで、図1(a)に示す
ように、この車止め用支柱1の下部側約400mmは地
中に埋設固定され、反射体2を取り付け用の支柱1側面
に一体的に形成された凹部11は、ここでは地表付近を
照らす車両のヘッドライト等に対して効果的な反射輝度
が得られるように地表約200mmの高さに設定されて
設けられ、この車止め用支柱1の開放端部から約600
mmの位置に、同図(c)に表すように四方に向かって
反射体を取着可能に設けられている。また、本実施形態
例の反射体2は円形のものが用いられその直径寸法は4
1.5mm(厚さ7mm)であり、これが嵌め込み固定
される支柱1の凹部11の寸法は底部直径寸法が42m
m(深さ8mm)となされている。
【0010】反射体の実施形態の例として図1(c)に
おいては、ガラス球式反射体21,プリズム式反射体2
4を示したが、これらいずれの反射体の場合も従来のよ
うに微細なガラスビーズをシート基材上に多数配置して
透明な保護フィルムで被覆した反射シートの如き反射・
透光材とは別の表層フィルムによって入射時・反射時の
二度光量が減衰されるというようなことがないので高い
反射輝度が得られる。さらに、反射シートは一般的に端
部から雨水等が浸入し反射輝度の低下が起こり易くて耐
久性に難点があったが、ガラス球式反射体21,プリズ
ム式反射体24ともに端部から雨水等の浸入が起こるこ
とがない。
【0011】すなわち、ガラス球式反射体21は、その
底面に鏡面処理がなされて再帰反射性を有するガラス製
球体23がABSなど樹脂製の基体22に半埋込状態に
保持されたものであり、反射機能をもたせた構成素材そ
のものがガラス製であることからほとんど劣化すること
なく長期にわたって所望の反射性能を維持できる。
【0012】一方、プリズム式反射体24は、白色の反
射板25上に空気層26を間においてアクリルやポリカ
ーボネート等透明な合成樹脂製のプリズム27が配置さ
れて再帰反射性をもたされたものであり、ガラス球式反
射体21と同様反射シートのおよそ2倍という高い反射
輝度を発揮する。
【0013】また、反射体2を支柱1の凹部11に取着
させる方法としては、両面テープや接着の他、図1
(c)のようにネジによる固定等一般的な手段が用いら
れる。
【0014】なお、図1の実施形態例において、反射体
の配置される位置(高さや向き等)や個数は実施例に限
定されるものではなく、形状についても例えば四角形の
ものや、あるいは後述する横(または縦)に長いものが
適宜設けられてもよい。
【0015】なおまた、図1の実施形態例においてはヘ
ッドライト照射帯中心となる地上すぐ上の反射体2に加
え、比較的離れた距離からの到達光に対しても支柱の輪
郭を意識させて視線誘導効果をもたらすべく、支柱上部
に形成された凹溝に帯状のガラス球式反射体28が嵌め
込まれて取着され夜間の視認性が高められている。
【0016】次に、本発明に係る柱体の成形方法の一実
施形態の例について詳述する。図2は、柱体10の側面
に上述の凹部11をプレス成形するための金型要部の構
成を模式的に表す斜視図であり、凹部プレス金型3は柱
体10の中空内壁面を支持する受け金型30と受け金型
に対応して支柱側面を押圧する押し金型33とからな
り、受け金型30は柱体10の中空内に出し入れ可能と
なされ、受け金型30はさらに受け金型〔上〕31と受
け金型〔下〕32とから構成されるとともに受け金型
〔上〕31に対し受け金型32〔下〕は相対的に図2中
に表す矢印の方向に可動に設定されている。
【0017】そして、受け金型32〔下〕を移動させて
受け金型〔上〕31との相対的位置関係を変化させた
際、受け金型30は柱体10の中空内壁面に沿って拡径
されて柱体10を内壁面から支持可能に配置され、これ
に対応した押し金型33によって柱体10の側面が押圧
されてプレス成形によって凹部11が形成される構造と
なっている。また、プレス成形時以外にはこれら受け金
型〔下〕32,受け金型〔上〕31の相対的位置関係を
変化させて受け金型30が縮径されることにより受け金
型30は柱体10中空内壁面への押圧支持状態から解除
されて、受け金型30は柱体10の中空部分においてフ
リーの状態となって、柱体10の金型への着脱や装着角
度の変更等の調整が行われるような構成となっている。
【0018】つづいて、図3,4に基づいて、上述の動
作についてさらに詳述する。図3は、図2に模式的に表
したプレス成形金型を搭載した金型装置の概要図、図4
は柱体10のプレス成形加工の実施形態の一例の加工工
程のステップを示す模式図:(a)〜(f)である。
【0019】図3は、図2に基づき前述したプレス金型
3と、プレス金型3を構成する受け金型〔上〕31,受
け金型〔下〕32が、シャフト(固定)310,エアシ
リンダー5に接続されたシャフト(可動)320にそれ
ぞれ固定されて制御される構造を表しており、シャフト
(固定)310,エアシリンダー5はいずれも架台4上
に一体的に設けられた固定衝立41に固定されている。
そして、受け金型30と押し金型33とからなるプレス
金型3は、プレス成形装置の押圧架台上に設置されてプ
レス加工がなされる。
【0020】ここにおいて、受け金型〔下〕32に接続
固定されたシャフト(可動)320はエアシリンダー5
により図の左右方向に可動に制御がなされ、受け金型
〔上〕31に対して受け金型32〔下〕の相対的位置関
係を変化させることにより受け金型30の柱体10の中
空内壁面に対する縮径および拡径がなされ、柱体10を
その内壁面から支持可能に配置したり押圧支持状態から
解除させるように構成されている。すなわち、プレス金
型3の押し金型33と対応して受け金型〔上〕31の段
押し受け部313によって柱体10の側面を押圧して凹
部11を形成させる際に、受け金型〔上〕31と受け金
型32〔下〕とは図3のような相対的な位置関係にあっ
て、受け金型30は柱体10の中空内壁面に沿って拡径
されて柱体10を内壁面から支持可能に配置された状態
に配置されている。そして、受け金型〔上〕31の下部
には合わせ切欠部311、受け金型〔下〕32の上部に
は合わせ切欠部321がそれぞれ設けられ、受け金型
〔下〕32がエアシリンダー5の操作によって図の左側
に動かされた場合に、それら合わせ切欠部311と合わ
せ切欠部321とがかみ合う状態となって受け金型30
の縮径がなされ、柱体10内壁面への押圧支持状態の解
除がなされるように構成されている。
【0021】したがって、最初このプレス成形装置のプ
レス金型3に柱体10を装着する際には、前述した受け
金型30の縮径状態で行われるわけである。また、架台
4の衝立41に固定されたシャフト(固定)310には
金型3に装着する柱体10の停止位置、すなわち柱体1
0側面のプレス加工位置を規定するためにストッパー3
12がシャフトへの取付け位置を任意に固定されてお
り、その固定位置を変更することによって柱体10の長
さ方向の加工位置を設定することができる。また、受け
金型30の縮径がなされた状態で受け金型30は柱体1
0の中空部分においてフリーの状態になるので、柱体1
0はその断面周囲方向に回動可能となされて、柱体10
装着角度の変更等の調整が可能な構成となっている。
【0022】さらに、図3(b)に表されるように、本
実施形態の例の場合受け金型30が柱体10の中空内壁
面に沿って拡径された状態においては、受け金型30と
柱体10の内壁面との間にはプレス成形がなされる段押
し受け部313以外の左右,下側に隙間部300が確保
されるようになっており、先の工程で成形された凹部が
ある場合にもそれらが収納されるように構成されてい
る。
【0023】ここで、上記に詳述してきた柱体10のプ
レス成形加工の実施形態例について、加工工程のステッ
プを図4(a)〜(f)に沿って列挙する。 (a):受け金型30が縮径された状態で柱体10を装
着する前の状態。 (b):柱体10の先端がストッパー312に当たって
セットされた後、受け金型30が拡径されて成形準備完
了の状態。 (c):受け金型〔上〕31に設けられた段押し受け部
313に対向した押し金型33が、柱体10の側面を押
圧して凹部11が形成される。 (d):受け金型30を縮径させた状態にして柱体10
を回転させて加工位置を変更する。〔注釈※〕 (e):先に成形された凹部11を下向きに位置させ
て、次の成形準備完了の状態。 (f):ふたたび、受け金型〔上〕31の段押し受け部
313と押し金型33によって、柱体10の側面に凹部
11が形成される。 〔注釈※〕:本実施形態例では、1回目のプレス成形後
に180度回転させ、2回目のプレス成形後には90
度、つづく3回目のプレス成形後は再び180度回転さ
せてから4回目のプレス成形を行って、柱体の同一断面
に沿った4面に凹部11が形成される。そして、所定の
成形が終了した後、受け金型30が縮径された状態にも
どされて凹部11が形成された反射体付き支柱用の柱体
10が取り出される。
【0024】なお、本実施形態の一例は柱体10として
円形の鋼管を用い、形成させる凹部11は円形の柱体1
0の断面周囲に中心から90度毎に計4ヵ所成形可能な
金型装置について説明を行ったが、本発明を適用する柱
体の成形方法については使用する金属管からなる支柱の
形状(例えば多角形等)や凹部の形状,個数,他加工位
置について実施形態例に限定されるものでなく、それぞ
れ任意の設計条件に対応して個々に適用可能である。
【0025】次に、本発明反射体付き支柱およびその柱
体の成形方法を適用して製作された、他の二つの実施形
態の例を図5に示す。同図(a)の支柱の上部が一体に
なされた2本式の車止めは公園や公共施設、その他コミ
ュニティ道路の車両走行帯と歩道の境界等に設置されて
車両の進入を阻止するもので、その使用状態からこの車
止めに直進する車両等からの前照灯に対して再帰反射に
よって車止めの存在を告知する必要から、この車止めの
支柱の上部の長さ方向に横長の反射体28を取着させた
ものである。加えて、自転車等に対し夜間視認性の低下
し易い端部にも反射体21が取着されたものである。こ
こにおいて、本発明に係る柱体の成形方法を適用してい
ることから、支柱の中央近辺であっても凹部11を形成
することができ、本実施形態の例の場合にはプレス成形
後にこの柱体10を曲げ加工によって略U字形にして車
止めとなされたものである。
【0026】同図(b)のガードパイプ〔防護柵〕の場
合には、立設される支柱毎に取着された反射体2によっ
てこのガードパイプに沿って走行する車両の運転者に対
して夜間の視線誘導効果が高められ、あるいは二輪車な
どが接触し易い防護柵端部の支柱に縦長の反射体28を
取着させることによって、夜間の視認性向上がなされて
安全が確保される。ここでも、本発明に係る柱体の成形
方法を適用していることから、凹部を加工する位置に制
約はなく、例えば同図(b)の如き上部が閉塞された鋼
管製の支柱であっても比較的簡単に支柱側面に凹部を形
成することができる。
【0027】上述した図5(a),(b)いずれの場合
も、本発明に係る柱体の成形方法を適用して、コストの
安価な金属製の管体からなる素材パイプの所望の位置に
凹部11の形成が、設備の簡単なプレス成形で低コスト
に成形可能なことから低価格で安全性の高い車止めや防
護柵の製作が可能となるわけである。
【0028】
【発明の効果】上述の如く、本発明反射体付き支柱およ
びその柱体の成形方法において、支柱は金属管からなる
柱体側面に凹部がプレス成形によって一体的に形成さ
れ、この凹部に反射体が取着されて構成されるもので、
ステンレスやスチール等の金属管から製作される安価な
汎用的な普及タイプの車止めや防護柵用の支柱に、成形
加工経費の安価なプレス成形によって凹部の成形加工を
可能としたことによって、反射体取着という付加価値を
備えた高機能製品を低価格で提供可能となった。
【0029】また本発明反射体付き支柱およびその柱体
の成形方法において、支柱用の柱体側面に凹部を成形す
るプレス金型が、柱体の中空内壁面を支持する受け金型
と受け金型に対応して柱体側面を押圧する押し金型とか
らなり、前記受け金型は柱体の中空内に出し入れ可能と
なされてプレス成形時に柱体の中空内壁面を支持して配
置されるとともに、これに対応した押し金型により柱体
側面が押圧され凹部が形成されるように構成したので、
反射体を付設させるための凹部の位置は用途に対応した
支柱全長の任意の位置に設けることが出来て用途上の展
開がひろがり、ステンレスやスチールの金属管からなる
安価な汎用普及タイプの車止めや防護柵用の支柱の使用
状態に適応させることが出来て、安全性の高い反射体付
き支柱を提供可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の一形態を示す(a):斜視図、
(b):側面図、(c):A−A部の断面詳細図であ
る。
【図2】本発明に係る反射体付き支柱用の柱体の側面に
プレス成形するための金型部分を模式的に表す斜視図で
ある。
【図3】本発明に係る反射体付き支柱用の柱体をプレス
成形加工するための金型装置の概要図であり、(a):
正面図、(b):側面図である。
【図4】本発明に係る反射体付き支柱用の柱体のプレス
成形加工の実施形態の一例の、加工ステップを模式的に
表す(a)〜(f)加工工程図である。
【図5】本発明実施の他の二形態を示す(a):上部が
一体になされた2本式車止め,(b):ガードパイプ
〔防護柵〕の各斜視図である。
【図6】従来の反射体付き支柱用の柱体を表す二例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 支柱 10 柱体 11 凹部 2 反射体 21 ガラス球式反射体 22 基体 23 ガラス製球体 24 プリズム式反射体 25 反射板 26 空気層 27 プリズム 3 プレス金型 30 受け金型 31 受け金型〔上〕 32 受け金型〔下〕 33 押し金型 300 隙間部 310 シャフト(固定) 320 シャフト(可動) 311,321 合わせ切欠部 312 ストッパー 313 段押し受け部 4 架台 5 エアシリンダー 6 凹部部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 新之助 大阪府大阪市中央区城見1−2−27 積水 樹脂株式会社・デザイン室内 Fターム(参考) 2D101 CA06 CA11 CA13 CB00 DA04 EA01 EA02 FA13 FA23 GA22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属管からなる支柱であって、その支柱の
    柱体の側面に凹部がプレス成形により一体的に形成さ
    れ、この凹部に反射体が取着されたことを特徴とする反
    射体付き支柱。
  2. 【請求項2】請求項1記載の支柱用の柱体側面に凹部を
    成形するプレス金型が、柱体の中空内壁面を支持する受
    け金型と受け金型に対応して柱体側面を押圧する押し金
    型とからなり、前記受け金型は柱体の中空内に出し入れ
    可能となされてプレス成形時に柱体の中空内壁面を支持
    して配置されるとともに、これに対応した押し金型によ
    り柱体側面が押圧されて凹部が形成されることを特徴と
    する柱体の成形方法。
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CN114985668B (zh) * 2022-05-26 2024-04-23 阜阳市科信交通工程试验检测有限公司 一种交通工程高度可调式防护栏生产装置

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