JP2001172677A - 洗浄剤用ビルダーおよび洗浄剤 - Google Patents

洗浄剤用ビルダーおよび洗浄剤

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JP2001172677A JP32829199A JP32829199A JP2001172677A JP 2001172677 A JP2001172677 A JP 2001172677A JP 32829199 A JP32829199 A JP 32829199A JP 32829199 A JP32829199 A JP 32829199A JP 2001172677 A JP2001172677 A JP 2001172677A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】界面活性剤との相溶性が良好で、衣料の洗濯に
ついて特に泥汚れの洗浄性に優れた洗浄剤用ビルダー、
及びそれを用いた洗浄剤を提供する。 【解決手段】カルボキシル基含有ポリマーの有機アミン
塩または第四級アンモニウム塩(A)からなる洗浄剤用
ビルダーと、一般式 RO−(A1O)p−H (式中、Rは炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基、pは
1〜30の整数、A1は炭素数2〜4のアルキレン基を
示す。)で示される非イオン界面活性剤(B)とからな
る洗浄剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤用ビルダー
および洗浄剤に関する。更に詳しくは泥汚れの洗浄に優
れた洗浄剤用ビルダーおよび洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄剤用ビルダーとしてポリアク
リル酸やポリイタコン酸、アクリル酸とマレイン酸の共
重合物等のアルカリ金属塩が知られている。また、家庭
での衣料用に用いられる洗浄剤には、一般に主として、
アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルサルフェート、
脂肪酸アミド、無機酸のアルカリ金属塩、ポリオキシア
ルキル化高級アルコールやアルキルフェノールのような
界面活性剤が配合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリカルボン
酸のアルカリ金属塩は、洗浄性は向上するものの界面活
性剤との相溶性が悪いという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、界面活性
剤との相溶性に優れ、泥汚れを含めた洗浄力に優れた洗
浄剤を得るべく鋭意研究を重ねた結果、本発明洗浄剤用
ビルダーおよび洗浄剤がこれらの目的に対し有効である
ことを見いだし、本発明に到達した。すなわち、本発明
は、カルボキシル基含有ポリマーの有機アミン塩または
第四級アンモニウム塩(A)からなる洗浄剤用ビルダ
ー;該ビルダーと非イオン界面活性剤(B)からなる洗
浄剤;脂肪族アルコール(a1)にアルキレンオキサイ
ド(b1)を付加して製造され、下記およびを満た
す非イオン界面活性剤(B)を含有する洗浄剤;さらに
カチオン界面活性剤(C)及び/又は低分子量多価カル
ボン酸の有機アミン塩又は第四級アンモニウム塩(D)
を含有する洗浄剤である。 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
比:Mw/Mnが下記関係式(3)または(4)を満た
す。
【数7】 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(3)
【数8】 Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(4) {但し、vは脂肪族系アルコール(a1)1モル当たり
に付加したアルキレンオキサイド(b1)の平均付加モ
ル数を示す。} 下記式(5)から求められる分布定数cが2.0以下
である。
【数9】 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (5) {但し、vは式(3)または(4)に同じ、n00は反応
に用いた脂肪族アルコール(a1)のモル数、n0は未
反応の脂肪族アルコール(a1)のモル数を示す。}
【0005】本発明におけるカルボキシル基含有ポリマ
ーとしては、α,β−不飽和カルボン酸類を必須構成単
位としたポリマーが挙げられる。α,β−不飽和カルボ
ン酸類としては、モノカルボン酸(例えば、(メタ)ア
クリル酸等)、ジカルボン酸(例えば、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸、シトラコン酸等)、ジカルボン酸
無水物(例えば、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無
水シトラコン酸等)およびジカルボン酸半エステル{ジ
カルボン酸と炭素数2〜16のアルカノール、カルビト
ールまたはセルソルブとの半エステル、例えば、マレイ
ン酸半エステル(マレイン酸モノブチルエステル、マレ
イン酸モノエチルカルビトールエステル等)、フマル酸
半エステル(フマル酸モノブチルエステル、フマル酸モ
ノエチルカルビトールエステル等)}など、並びにこれ
らの併用などが挙げられる。これらのうち好ましいもの
はアクリル酸である。
【0006】該ポリマーには、他の共重合可能な単量体
を構成単位として用いることができる。他の単量体とし
ては、例えば次のものが挙げられるが、これらに限定さ
れるわけではない。 (a)芳香族エチレン性不飽和単量体:スチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエンおよびヒドロキシスチ
レン等のスチレン類、ジクロルスチレン等のスチレン類
のハロゲン置換体、ビニルナフタレン類等; (b)炭素数2〜20の脂肪族エチレン性不飽和単量
体:エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ペ
ンテン、ヘプテン、ジイソブチレン、オクテン、ドデセ
ンおよびオクタデセン等のオレフィン、ブタジエンおよ
びイソプレン等のジエン; (c)炭素数5〜15の脂環族エチレン性不飽和単量
体:シクロペンタジエン、ピネン、リモネン、インデ
ン、ビシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネン
等; (d)炭素数1〜50のアルキル基を有するアルキル
(メタ)アクリレート:メチル(メタ)アクリレート、
エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリ
レート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレ
ート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、ヘプタデシ
ル(メタ)アクリレート、エイコシル(メタ)アクリレ
ート等; (e)ヒドロキシル基または(ポリ)オキシアルキレン
基(分子量44〜2000)を有するエチレン性不飽和
単量体(前記α、β−不飽和カルボン酸)のエステル:
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートおよびヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキ
ル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコール(分子量300)モノ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコール(分子量500)モノ
(メタ)アクリレート、メチルアルコールエチレンオキ
サイド10モル付加物(メタ)アクリレートおよびラウ
リルアルコールエチレンオキサイド30モル付加物(メ
タ)アクリレート等の(ポリ)オキシアルキレン基(分
子量44〜2000、アルキレン基の炭素数2〜4)を
有する(メタ)アクリレート並びにこれらに相当する
(メタ)アクリレート以外の前記α、β−不飽和カルボ
ン酸エステル; (f)アミド含有エチレン性不飽和単量体:(メタ)ア
クリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド
等; (g)スルホン基または硫酸エステル基含有単量体:ビ
ニルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸、2−ヒド
ロキシ−3−(メタ)アリロキシプロパンスルホン酸、
スチレンスルホン酸、α−メチルスチレンスルホン酸、
スルホプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
−3−(メタ)アクリロキシプロパンスルホン酸、2−
(メタ)アクリロイルアミノ−2,2−ジメチルエタン
スルホン酸および2−(メタ)アクリロイルオキシエタ
ンスルホン酸等のスルホン基含有単量体、ポリオキシア
ルキレンモノ(メタ)アクリレートの硫酸エステル化物
(該オキシアルキレンは炭素数2〜4のオキシアルキレ
ンの1種または2種以上の混合物であり、2種以上の混
合物の場合、ランダム、ブロックのいずれでもよく、付
加モル数は通常1〜30である)等。
【0007】該ポリマーにおいて、構成単位として、
α,β−不飽和カルボン酸の含有量は、通常50〜10
0モル%、好ましくは70〜100モル%であり、他の
単量体の含有量は、通常0〜50モル%、好ましくは0
〜30モル%である。
【0008】該ポリマーは、上記単量体をラジカル重合
することにより得ることができ、この際にラジカル重合
開始剤を使用することができる。ラジカル重合開始剤と
しては、例えば2,2’−アゾビスイソブチロニトリ
ル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニト
リル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペ
ンタン)、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプ
ロピオネイト)、2,2’−アゾビス[2−(ヒドロキ
シメチル)プロピオニトリル]、1,1’−アゾビス
(1−アセトキシ−1−フェニルエタン)などのアゾ化
合物;ジベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキ
サイド、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオ
キシジカーボネート、ベンゾイルパーオキサイド、ラウ
ロイルパーオキサイド、過コハク酸などの有機過酸化
物;過硫酸塩、過ホウ酸塩、過酸化水素等の無機過酸化
物などが使用できる。また、これらと還元剤と組み合わ
せたレドックス系開始剤を使用することができる。レド
ックス系開始剤に用いられる還元剤としては、アスコル
ビン酸(塩)、ロンガリット、次亜リン酸(塩)、亜硫
酸(塩)、重亜硫酸(塩)、第1鉄塩などが挙げられ
る。ラジカル重合開始剤は2種以上を併用しても良い。
ラジカル重合開始剤の量は、α,β−不飽和カルボン酸
及び/または他の単量体の全質量に基づき通常0.01
〜20質量%、好ましくは0.05〜10質量%、特に
好ましくは0.1〜2質量%である。
【0009】また、上記単量体をラジカル重合する際に
連鎖移動剤を使用することができ、連鎖移動剤として、
例えばラウリルメルカプタン、チオグリコール酸、メル
カプトエタノール、トリエチレングリコールジメルカプ
タン等が使用することができる。連鎖移動剤の量は、
α,β−不飽和カルボン酸及び/または他の単量体の全
モル数に基づき通常0.01モル%〜10モル%、好ま
しくは0.05〜3モル%である。
【0010】また、ラジカル重合は、塊状重合、乳化重
合、懸濁重合および溶液重合のいずれの方法でもよい。
好ましくは溶液重合である。
【0011】また、重合温度は、50〜300℃、好ま
しくは60〜250℃である。溶液重合の場合の重合温
度は、重合溶媒の沸点以下または沸点以上の温度のいず
れでもよい。好ましくは重合溶媒の沸点以上の温度であ
る。ここで、沸点とは常圧時の沸点を意味する。
【0012】該ポリマーのゲルパーミテーションクロマ
トグラフィー(以下、GPCと略記する)による数平均
分子量Mnは、通常1,000〜100,000であ
り、好ましくは3,000〜30,000である。ま
た、GPCによる重量平均分子量Mwは、通常1,10
0〜110,000であり、好ましくは3,300〜3
3,000である。該ポリマーの酸価は、通常200〜
1,400、好ましくは300〜1,000である。
【0013】該ポリマーの有機アミン塩にする場合の有
機アミンとしては、脂肪族アミン、脂環族アミン、複素
環アミンもしくはアルカノールアミン又はこれらのアル
キレンオキシド付加物等が挙げられる。脂肪族アミンと
しては、ヘキシルアミン、オクチルアミン、メチルヘキ
シルアミン、メチルオクチルアミン、ジメチルヘキシル
アミン、ジメチルオクチルアミン、ジメチルラウリルア
ミンおよびジメチルセチルアミンなどのアルキル基の炭
素数が1〜18のモノ−、ジ−およびトリ−アルキルア
ミンが挙げられる。脂環族アミンとしては、シクロブチ
ルアミン、シクロヘキシルアミン、シクロペンチルアミ
ン、シクロオクチルアミン、N−メチルシクロヘキシル
アミンおよびN−エチルシクロヘキシルアミンなどのシ
クロアルキル基の炭素数が4〜12のシクロアルキルア
ミンおよびこれらのアルキル(炭素数1〜6)置換体が
挙げられる。複素環アミンとしては、モルホリンなどの
炭素数が4〜10の複素環アミンが挙げられ、アルカノ
ールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミンおよびトリエタノールアミンなどのヒドロキ
シアルキル基の炭素数が2〜8のモノ−、ジ−およびト
リ−ヒドロキシアルキルアミンが挙げられる。これらの
アルキレンオキシド付加物のアルキレンオキシドとして
は、エチレンオキシド、プロピレンオキシド及びブチレ
ンオキシドが挙げられる。好ましくはエチレンオキシド
である。これらの付加モル数は、通常、活性水素1個当
り1〜5モルであり、好ましくは1〜2モルである。こ
れらのアルキレンオキシド付加物としては、例えば、ジ
ヒドロキシエチルヘキシルアミン、ヒドロキシエチルメ
チルヘキシルアミンなどが挙げられる。
【0014】該ポリマーの第四級アンモニウム塩におい
て、第四級アンモニウムカチオンとしては例えば、トリ
メチルエチルアンモニウム、トリエチルメチルアンモニ
ウム、トリメチルヘキシルアンモニウム、トリメチルオ
クチルアンモニウム、トリブチルオクチルアンモニウ
ム、トリメチルデシルアンモニウム、トリメチルテトラ
デシルアンモニウム、トリメチルセチルアンモニウムお
よびモノメチルトリオクチルアンモニウムなどのアルキ
ル基の炭素数が1〜18のテトラアルキルアンモニウ
ム;N,N−ジメチルシクロへキシルアンモニウムおよ
びN,N−ジエチルシクロへキシルアンモニウムなどの
シクロアルキル基の炭素数が4〜12およびアルキル基
の炭素数が1〜6のシクロアルキルジアルキルアンモニ
ウム;トリヒドロキシエチルへキシルアンモニウムなど
のヒドロキシアルキル基の炭素数が2〜8およびアルキ
ル基の炭素数が1〜6のトリヒドロキシアルキルアルキ
ルアンモニウムが挙げられる。
【0015】これらの塩(A)の中で、好ましいのは、
脂肪族もしくは脂環族アミン又はそのアルキレンオキシ
ド付加物から誘導された塩であり、より好ましくは、こ
れらの第四級アンモニウム塩である。さらに好ましく
は、炭素数2〜12のアルキル基を持つ第四級アンモニ
ウムカチオンからなる塩、特に好ましくはトリエチルメ
チルアンモニウム塩、トリエチルオクチルアンモニウム
塩、トリメチルデシルアンモニウム塩、トリメチルへキ
シルアンモニウム塩およびトリメチルオクチルアンモニ
ウム塩である。
【0016】該ポリマーの有機アミン塩は、該ポリマー
を有機アミンで中和して合成することができ、この際に
溶剤を使用して溶液中で中和することができる。溶剤と
しては、水、アルコール類(メタノール、エタノール、
イソポロピルアルコール等)、ケトン類(アセトン、メ
チルイソブチルケトン等)、エーテル類(ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン等)、脂肪族炭化水素類(ヘ
キサン、ヘプタン等)、芳香族炭化水素類(トルエン、
キシレン等)およびこれらの混合物が挙げられる。ま
た、非イオン界面活性剤(B)を使用する場合、該ポリ
マーを有機アミンで中和した後に非イオン界面活性剤
(B)を混合してもよく、該ポリマーと非イオン界面活
性剤(B)と混合した後、有機アミンで中和してもよ
い。中和度は、通常30〜100%、好ましくは60〜
100%である。
【0017】該ポリマーの第四級アンモニウム塩は、通
常の方法、例えば第三級アミンとアルキルハライドまた
はアリールハライド(例えば、メチルクロリド、エチル
ブロミドおよびブロムベンゼンなどの炭素数1〜10の
ハライド)とを反応させ、四級アンモニウムハライドと
し、次いでこれを水酸化アルカリ(例えば、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム)と反応させて四級アンモニウ
ム塩ヒドロキシドを得た後、これで該ポリマーを中和す
る方法;第三級アミンをジアルキル(炭素数1〜6)カ
ーボネート(例えば、ジメチルカーボネート、ジエチル
カーボネート)と反応させ、第四級アンモニウムカーボ
ネートを得た後、これで該ポリマーをアニオン交換する
方法等で得ることができる。中和またはアニオン交換
は、有機アミンの中和の場合と同様の溶剤を使用して溶
液中で行うことができ、また、非イオン界面活性剤を使
用する場合、有機アミンの場合と同様に、非イオン界面
活性剤を中和またはアニオン交換の前後のどちらでも混
合することができる。第四級アンモニウムカーボネート
で該ポリマーをアニオン交換する具体的方法として、例
えば、ポリアクリル酸とトリメチルオクチルアンモニウ
ムとの塩の場合は、ジメチルオクチルアミン1モルと等
モル以上のジメチルカーボネートとメタノールを耐圧容
器に仕込み、約5kg/cm2の加圧下、約120℃で
反応させることにより、トリメチルオクチルアンモニウ
ムカーボネートのメタノール溶液を得る。次いで、ポリ
アクリル酸の水溶液にトリメチルオクチルメチルカーボ
ネートのメタノール溶液を80〜90℃で徐々に添加
し、発生する二酸化炭素およびメタノールを留去し、ポ
リアクリル酸のトリメチルオクチルアンモニウム塩の水
溶液を得る。中和またはアニオン交換の程度は、通常3
0〜100%で、好ましくは60〜100%である。
【0018】該ポリマーの有機アミン塩または第四級ア
ンモニウム塩(A)の溶解度パラメーター(以下SP値
という)は、洗浄剤中への溶解性の観点から、通常8.
0〜12.0、好ましくは8.5〜11.5である。
8.0〜12.0の範囲であると、洗浄力がより良好と
なり、洗浄剤中への溶解安定性がより良好となる。尚、
SP値は一般式(6)で表せる。 一般式 δ=(ΔH/V)1/2 (6) ただし、(6)式中、δはSP値、ΔHはモル蒸発熱
(cal)、Vはモル体積(cm3)である。ここで、
SP値は、「POLYMER ENGINEERING
ANDFEBRUARY,1974, Vol.1
4,No.2,ROBERT F.FEDORS.(1
51〜153頁)」に記載の原子団のモル蒸発熱(△e
i)の合計(ΔH)とモル体積(△vi)の合計(V)か
ら算出することができる
【0019】本発明の洗浄剤は、該ポリマーの有機アミ
ン塩または第四級アンモニウム塩(A)からなる洗剤用
ビルダーと非イオン界面活性剤(B)からなるものであ
る。
【0020】非イオン界面活性剤(B)としては、アル
キレンオキシド付加型非イオン界面活性剤(b−1)お
よび多価アルコール型非イオン界面活性剤(b−2)な
どが挙げられる。(b−1)としては、高級アルコール
(炭素数8〜18)アルキレン(炭素数2〜4)オキサ
イド(活性水素1個当たりの付加モル数1〜30)付加
物、アルキル(炭素数1〜12)フェノールエチレンオ
キサイド(活性水素1個当たりの付加モル数1〜30)
付加物、脂肪酸(炭素数8〜18)エチレンオキサイド
(活性水素1個当たりの付加モル数1〜30)付加物、
ポリプロピレングリコール(分子量200〜4000)
エチレンオキサイド(活性水素1個当たりの付加モル数
1〜50)付加物、およびポリオキシエチレン(活性水
素1個当たりの付加モル数1〜30)アルキル(炭素数
1〜20)アリルエーテル、ソルビタンモノラウレート
エチレンオキサイド(付加モル数1〜30)付加物、ソ
ルビタンモノオレートエチレンオキサイド(付加モル数
1〜30)付加物などの多価(2〜8価またはそれ以
上)アルコール(炭素数2〜30)の脂肪酸(炭素数8
〜24)エステルエチレンオキサイド付加物(活性水素
1個あたりの付加モル数1〜30)などが挙げられる。
(b−2)としては、グリセリンモノステアレート、グ
リセリンモノオレート、ソルビタンモノラウレート、ソ
ルビタンモノオレート等の多価(2〜8価またはそれ以
上)アルコール(炭素数2〜30)の脂肪酸(炭素数8
〜24)エステル、ラウリン酸モノエタノールアミド、
ラウリン酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノール
アミド等が挙げられる。
【0021】これらのうち、好ましくは(b−1)であ
り、更に好ましくは下記一般式(1)で示される化合物
であり、特に好ましくは下記一般式(2)で示される化
合物である。 RO−(A1O)p−H (1)
【化6】
【0022】上記一般式(1)または(2)において、
Rは、炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基であり、好ま
しくは炭素数10〜18の脂肪族炭化水素基である。炭
素数が8〜18の範囲であるとより良好な洗浄力が得ら
れる。具体的には、オクチル基、2−エチルヘキシル
基、デシル基、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル
基、ステアリル基、1,1−ジメチルオクチル基などの
飽和脂肪族炭化水素基;オクテニル基、デセニル基、ド
デセニル基、トリデセニル基、ペンタデセニル基、オレ
イル基、リノレイル基などの不飽和脂肪族炭化水素基
(アルケニル基、アルカジエニル基、アルカトリエニル
基およびアルカポリエニル基);エチルシクロヘキシル
基、プロピルシクロヘキシル基、オクチルシクロヘキシ
ル基、ノニルシクロヘキシル基などの環状脂肪族炭化水
素基等が挙げられる。これら脂肪族炭化水素基は、直鎖
状でも分岐状でもよい。
【0023】一般式(1)において、A1は、炭素数2
〜4のアルキレン基を示し、具体的には、エチレン基、
プロピレン基およびブチレン基が挙げられる。(A
1O)単位が2以上の場合は、単独、ランダム、ブロッ
クのいずれでもよい。また、pは、1〜30の整数であ
り、好ましくは6〜20である。pが1〜30の範囲で
あるとより良好な洗浄力が得られる。
【0024】一般式(2)において、A2は炭素数3ま
たは4のアルキレル基、nは、0または1〜12の整数
であり、好ましくは1〜10である。また、qは、1〜
16の整数であり、好ましくは2〜12である。nが0
または1〜8の範囲であると、また、qが1〜16の範
囲であるとさらに良好な洗浄力が得られる。また、m
は、0または1〜6の整数であり、好ましくは1〜4で
ある。また、rは、0または1〜15の整数であり、好
ましくは1〜8である。mが0または1〜6の範囲であ
ると、また、rが0または1〜15の範囲であると洗浄
剤の流動性がさらに良好となる。また、(m+n+q)
は、1〜30の整数、好ましくは6〜20である。(m
+n+q)が1〜30の範囲であるとより良好な洗浄力
が得られる。また、(n+q)/(m+n+q+r)
は、0.5〜1.0であり、好ましくは0.7〜0.9
である。0.5〜1.0の範囲であるとさらに良好な洗
浄力が得られる。
【0025】一般式(2)で示される化合物のうち、脂
肪族アルコール(a1)にアルキレンオキシド(b1)
を付加して製造され、GPCによる重量平均分子量(M
w)とGPCによる数平均分子量(Mn)との比(Mw
/Mn)が下記関係式(3)または(4)を満たし、か
つ、下記一般式(5)から求められる分布定数cが2.
0以下である化合物が特に好ましい。
【数10】 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10) (3)
【数11】 Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10) (4) ただし、式(3)及び(4)中、vは、脂肪族系アルコ
ール(a1)1モル当たりに付加したアルキレンオキサ
イド(b1)の平均付加モル数を示す。また、Ln
(v)は、vの自然対数を示す。脂肪族アルコール(a
1)として、炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基を有す
るアルコールが使用できる。a1として、好ましくは炭
素数10〜18の脂肪族炭化水素基を有するアルコール
である。具体的には、一般式(1)または(2)のRの
説明で例示した脂肪族炭化水素基を有するアルコールが
挙げられる。又、アルキレンオキシド(b1)として、
エチレンオキシド、プロピレンオキシド及びブチレンオ
キシドが使用でき、単独、ランダム、ブロック又はその
組合せのいずれの付加形式であっても良い。
【0026】
【数12】 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (5) ただし、式(5)中、vは、式(3)または(4)と同
じ、n00は、反応に用いた脂肪族アルコール(a1)の
モル数、n0は、未反応の脂肪族アルコール(a1)の
モル数を表す。さらに好ましくは、cは、1.0以下で
ある。cが2.0以下であると未反応の脂肪族系アルコ
ールの含有量が極めて少なくなり、さらに良好な界面活
性能が得られる。
【0027】上記アルキレンオキシド付加型非イオン界
面活性剤(b−1)は、通常のアルキレンオキシド付加
反応を用いて製造することができ、反応触媒下、70〜
200℃でアルコールにエチレンオキシド、プロピレン
オキシド、ブチレンオキシドを特定の付加方式で付加し
て製造することができる。例えば、炭素数8〜18の高
級アルコールに、アルカリ(例えば、KOH等)又は酸
(例えば、BF3等)触媒を加え窒素雰囲気下、エチレ
ンオキシドとプロピレンオキシドの混合物をランダム付
加させ、次いでエチレンオキシドをブロック付加し、次
いでプロピレンオキシドをブロック付加して製造するこ
とができる。
【0028】炭素数8〜18の脂肪族炭化水素アルコー
ルとしては、飽和または不飽和の一級、二級または三級
アルコールが使用できる。これらのうち好ましいものは
飽和脂肪族一級アルコールである。炭素数は10〜18
が好ましい。脂肪族炭化水素アルコールは1種または2
種以上の混合物のいずれでも良い。
【0029】飽和脂肪族一級アルコールの具体例として
は、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ステアリ
ルアルコール、チーグラー触媒を用いて合成されるアル
コール[例えば、商品名ALFOL 1214(CON
DEA社製)等]、オキソ合成により製造されたアルコ
ール[例えば、商品名ドバノール23、25、45(三
菱油化製)、トリデカノール(協和発酵製)、オキソコ
ール1213,1215、1415(日産化学製)、ダ
イヤドール115−L,115H,135(三菱化学
製)]等が挙げられる。飽和脂肪族二級アルコールとし
ては、n−パラフィンを原料とする酸化法により得られ
るもの、油化学第21巻第5号第233〜242頁(1
972)に記載されているもの等が挙げられる。不飽和
脂肪族アルコールとしては、オレイルアルコール、還元
法により得られたアルコール[例えば、商品名ハイコー
ル40、60(共和油脂製)、アンジェコール50A
(新日本理化製)]等が挙げられる。
【0030】上記式(3)または(4)を満たし、か
つ、上記式(5)から求められる分布定数cが2.0以
下となる化合物の製造法としては、一般的触媒(リチ
ウム、ナトリウム、カリウムまたはセシウム等のアルカ
リ金属の水酸化物若しくは炭酸化物、またはアミン化合
物等の塩基性触媒)に比べて分子量分布を狭くすること
ができる触媒を使用して脂肪族アルコールにアルキレン
オキサイドを付加する方法、一般的触媒を用いて脂肪
族アルコールにアルキレンオキサイドを1〜3モル付加
し、未反応アルコールを蒸留等によって除去した後に一
般的触媒を用いてアルキレンオキサイドを付加する方法
などが挙げられる。好ましくはの製造法である。分子
量分布を狭くする触媒としては、焼成した酸化マグネシ
ウム含有化合物(特開平1−164437号公報)、焼
成したハイドロタルク石(特開平2−71841号公
報)、過塩素酸塩(米国特許4,112,231号)、
過ハロゲン酸(塩)、硫酸(塩)、硝酸(塩)および二
価もしくは三価の金属アルコラートから選ばれる触媒等
が挙げられる。
【0031】カチオン界面活性剤(C)としては、第4
級アンモニウム塩型又はアミン塩型のカチオン界面活性
剤等が挙げられる。第4級アンモニウム塩型カチオン界
面活性剤としては、第3級アミン類と4級化剤(メチル
クロライド、メチルブロマイド、エチルクロライド及び
ベンジルクロライド等のハロゲン化アルキル、ジメチル
硫酸、ジメチルカーボネート、エチレンオキサイド等)
との反応で得られる化合物等が使用でき、例えば、ラウ
リルトリメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメ
チルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアン
モニウムブロマイド、ステアリルトリメチルアンモニウ
ムブロマイド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウム
クロライド(塩化ベンザルコニウム)、セチルピリジニ
ウムクロライド、ポリオキシエチレントリメチルアンモ
ニウムクロライド、ステアラミドエチルジエチルメチル
アンモニウムメトサルフェートなどが挙げられる。
【0032】アミン塩型カチオン界面活性剤としては、
第1〜3級アミン類を無機酸(塩酸、硝酸、硫酸、ヨウ
化水素酸など)または有機酸(酢酸、ギ酸、蓚酸、乳
酸、グルコン酸、アジピン酸、アルキル燐酸など)で中
和することにより得られる化合物が使用でき、例えば、
第1級アミン塩型のものとしては、脂肪族高級アミン
(ラウリルアミン、ステアリルアミン、セチルアミン、
硬化牛脂アミン、ロジンアミンなどの高級アミン)の無
機酸塩または有機酸塩;低級アミン類の高級脂肪酸(ス
テアリン酸、オレイン酸など)塩などが挙げられる。ま
た、第2級アミン塩型のものとしては、例えば脂肪族ア
ミンのエチレンオキサイド付加物などの無機酸塩または
有機酸塩が挙げられる。また、第3級アミン塩型のもの
としては、例えば、脂肪族アミン(トリエチルアミン、
エチルジメチルアミン、N,N,N’,N’−テトラメ
チルエチレンジアミンなど)、脂環式アミン(N−メチ
ルピロリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルヘキ
サメチレンイミン、N−メチルモルホリン、1,8−ジ
アザビシクロ(5,4,0)−7−ウンデセンなど)、
含窒素ヘテロ環芳香族アミン(4−ジメチルアミノピリ
ジン、N−メチルイミダゾール、4,4’−ジピリジル
など)の無機酸塩または有機酸塩;トリエタノールアミ
ンモノステアレート、ステアラミドエチルジエチルメチ
ルエタノールアミンなどの3級アミン類の無機酸塩また
は有機酸塩などが挙げられる。カチオン界面活性剤
(C)として、これらの1種又は2種以上の混合物が使
用でき、好ましくは式(6)〜(9)で示される化合物
からなる群から選ばれた1種以上の化合物である。
【0033】
【化7】
【0034】
【化8】
【0035】
【化9】
【0036】
【化10】
【0037】ただし、(6)〜(9)式中、R1、R2
びR3は水素原子または炭素数1〜24のアルキル基、
アルケニル基又はβ−ヒドロキシアルキル基、好ましく
は炭素数1〜18のアルキル基又はアルケニル基であ
る。具体的には、アルキル基としては、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、へキシル基、オクチル基、2−エチ
ルヘキシル基、ノニル基、イソノニル基、デシル基、イ
ソデシル基、ウンデシル基、イソウンデシル基、ドデシ
ル基、イソドデシル基、トリデシル基、イソトリデシル
基、テトラデシル基、イソテトラデシル基、ペンタデシ
ル基、イソペンタデシル基、ヘキサデシル基、イソヘキ
サデシル基、オクタデシル基、イソオクタデシル基が挙
げられ、アルケニル基としては、オクテニル基、デセニ
ル基、ドデセニル基、テトラデセニル基、ヘキサデセニ
ル基、オクタデセニル基が挙げられる。また、β−ヒド
ロキシアルキル基としては、2−ヒドロキシエチル基、
2−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシブチル基等
が挙げられる。
【0038】また、R4及びR5は炭素数1〜24のアル
キル基、ヒドロキシアルキル基、ベンジル基又は式:−
(A1O)n−Z{なお、A1は炭素数2〜4のアルキレ
ン基(例えば、エチレン基、プロピレン基、ブチレン
基)、Zは水素原子又はアシル基、nは1〜50の整
数、好ましくは5〜30の整数である}で表される基、
好ましくは炭素数1〜4のアルキル基又はベンジル基で
ある。具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル
基が挙げられる。
【0039】また、R6は炭素数1〜36のアルキル
基、アルケニル基又はβ−ヒドロキシアルキル基、好ま
しくは炭素数8〜24のアルキル基またはアルケニル基
である。具体的には、R1、R2及びR3と同様の基以外
に、エイコシル基、イソエイコシル基、エイコセニル基
等が挙げられる。
【0040】また、Yは炭素数1〜36のアルキル基、
アルケニル基、β−ヒドロキシアルキル基、式:R4
2CH2−(なお、R4は前記と同じである)で表され
る基又は式:R4OCH2−(なお、R4は前記と同じで
ある)で表される基、好ましくは炭素数1〜18のアル
キル基又はアルケニル基である。具体的には、R1、R2
及びR3と同様の基である。
【0041】X-は、対イオンであり、ハロゲンイオン
(F-、Cl-、Br、I-)、ヒドロキシイオン、炭
素数1〜4のアルキル基を有する炭酸エステルイオン若
しくは硫酸エステルイオン並びに炭素数1〜24のアル
キル基若しくはアルケニル基を有するカルボン酸イオン
及びスルホン酸イオンからなる群から選ばれる1種以上
のアニオンが挙げられる。
【0042】式(6)で示される化合物は、例えば、
ラウリルアミン、ステアリルアミンなどの炭素数1〜2
4のアルキル基、アルケニル基若しくはβ−ヒドロキシ
アルキル基を有する第1級アミン、ジラウリルアミン、
ジステアリルアミンなどの炭素数1〜24のアルキル
基、アルケニル基若しくはβ−ヒドロキシアルキル基を
有する第2級アミン、又はトリメチルアミン、ラウリル
ジメチルアミン、ジメチルステアリルアミンなどの炭素
数1〜24のアルキル基、アルケニル基若しくはβ−ヒ
ドロキシアルキル基を有する第3級アミンを塩酸、臭素
酸若しくはヨウ素酸等のハロゲン酸又は、ギ酸、酢酸、
プロピオン酸、ラウリン酸、ステアリン酸等の炭素数1
〜24のカルボン酸等で中和する方法で得ることができ
る。
【0043】また、トリメチルアミン、ラウリルジメ
チルアミン、ジメチルステアリルアミン等の炭素数1〜
24のアルキル基、アルキル基若しくはβ−ヒドロキシ
アルキル基を有する第3級アミンをメチルクロライド、
ベンジルクロライド、ジメチルカーボネート、ジエチル
カーボネート、ジメチル硫酸などのアルキル化剤を加圧
下、加熱して反応する方法で得ることができる。
【0044】また、ラウリルアミン、ステアリルアミ
ンなどの炭素数1〜24のアルキル基、アルケニル基若
しくはβ−ヒドロキシアルキル基を有する第1級アミン
又はジラウリルアミン、ジステアリルアミンなどの炭素
数1〜24のアルキル基、アルケニル基若しくはβ−ヒ
ドロキシアルキル基を有する第2級アミンにアルカリ下
で、エチレンオキシドを付加させて得られた第3級アミ
ンを、塩酸、臭素酸若しくはヨウ素酸等のハロゲン酸又
は、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、ラウリン酸、ステアリ
ン酸などの炭素数1〜24のカルボン酸で中和するなど
の方法で得ることができる。
【0045】式(7)で示される化合物は、例えば、ピ
リジンにメチルクロライド、オクチルクロライド、ステ
アリルクロライド、オレイルブロマイド、ヒドロキシエ
チルブロマイドなどの炭素数1〜24のアルキル化剤を
加圧下、加熱して反応させて得ることができる。
【0046】式(8)で示される化合物は、例えば、ラ
ウリン酸、ステアリン酸などの炭素数1〜36の脂肪酸
とトリエタノールアミンを加熱縮合させてエステル型の
第3級アミンを作り、これに、塩酸、酢酸などの酸で中
和する方法や、前記のエステル型の第3級アミンにメチ
ルクロライド、ジメチルカーボネート、ジメチル硫酸を
加圧下、加熱して反応する方法などで得ることができ
る。
【0047】式(9)で示される化合物は、例えば、ラ
ウリン酸、ステアリン酸などの炭素数1〜36の脂肪酸
にN,N−ジエチルエチレンジアミンとを加熱縮合させ
て得られたアミド型の第3級アミンを塩酸、酢酸などの
酸で中和する方法、前記のアミド型の第3級アミンにメ
チルクロライド、ジメチルカーボネート、ジメチル硫酸
を加圧下、加熱して反応する方法などで得られる。な
お、式(6)〜(9)の対イオンX-をヒドロキシイオ
ンにするには、X-がハロゲンイオンの化合物を作り、
これにに水酸化銀を加えて加熱することにより得ること
ができる。
【0048】低分子量多価カルボン酸の有機アミン塩又
は第四級アンモニウム塩(D)を構成する低分子量多価
カルボン酸としては、分子量が通常700以下、好まし
くは分子量が500以下で、1分子中のカルボキシル基
の数が通常2〜8の脂肪族多価カルボン酸、芳香族多価
カルボン酸が挙げられる。カルボキシル基以外の基とし
てヒドロキシル基、アミノ基を含んでいてもよい。低分
子量多価カルボン酸の具体的な例は、シュウ酸、マロン
酸、コハク酸、ブタントリカルボン酸、アジピン酸、マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸、アコニット酸、フタ
ル酸、トリメリット酸、クエン酸、リンゴ酸、エチレン
ジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロ三酢酸(NT
A)、アスパラギン酸などである。また、その低分子量
多価カルボン酸の有機アミン塩にする場合の有機アミン
としては、前述の脂肪族アミン、脂環族アミンもしくは
アルカノールアミン又はこれらのアルキレンオキシド付
加物が挙げられる。上記低分子量多価カルボン酸の第四
級アンモニウム塩において、第四級アンモニウムカチオ
ンとしては、前述の第四級アンモニウムカチオンが挙げ
られる。
【0049】本発明における洗浄剤中の(A)の含有量
は、洗浄剤の全質量に基づいて、通常0または1〜30
質量%、好ましくは0または2〜20質量%、さらに好
ましくは0または3〜15質量%である。また、(B)
の含有量は、洗浄剤の全質量に基づいて、通常10〜9
5質量%、好ましくは20〜80質量%、さらに好まし
くは30〜60質量%である。(B)の含有量のうち、
好ましくは一般式(1)若しくは(2)で示される化合
物の含有量が(B)の含有量に基づいて85質量%以
上、さらに好ましくは一般式(2)で示される化合物の
含有量が(B)の含有量に基づいて85質量%以上、特
に好ましくは一般式(2)で示される化合物のうち関係
式(3)(4)を満たし、かつ、一般式(5)から求め
られる分布定数cが2.0以下である化合物の含有量が
(B)の含有量に基づいて85質量%以上である。
【0050】また、(C)の含有量は、洗浄剤の全質量
に基づいて、通常0または0.01〜10質量%、好ま
しくは0または0.05〜5質量%である。(D)の含
有量は、洗浄剤の全質量に基づいて、通常0または0.
1〜20質量%、好ましくは0または1〜15質量%で
ある。
【0051】また、水の含有量は、洗浄剤の全質量に基
づいて、通常2〜80質量%、好ましくは10〜60質
量%である。また、必要に応じて、(A)、(B)、
(C)および水以外に、他の成分を洗浄剤の全質量に基
づいて、0〜50質量%含有することができる。
【0052】他の成分としては、アニオン界面活性剤
{アルキル(炭素数1〜20)エーテルサルフェート、
脂肪族(炭素数1〜20)アルコールのエチレンオキサ
イド付加物(付加モル数1〜30)の硫酸化またはカル
ボキシメチル化物など}を0〜15質量%、他のビルダ
ー(苛性ソーダ、ソーダ灰、アンモニア、トリエタノー
ルアミン、トリポリリン酸ソーダなどのアルカリビルダ
ー)を0〜5質量%、蛍光剤、漂白剤、柔軟剤、酵素、
殺菌剤、香料、着色剤等を0〜5質量%、親水性溶剤
(メタノール,エタノール,イソプロピルアルコール,
エチレングリコール、プロピレングリコールなど)を0
〜20質量%、消泡剤(シリコーン系消泡剤,プルロニ
ック系又はポリオキシアルレン系消泡剤,鉱物油系消泡
剤など)を0〜5質量%含有することができる。
【0053】本発明の洗浄剤は、天然繊維,化合繊繊維
およびこれらの混紡交編織繊維の洗浄に特に有用であ
る。天然繊維としては、木綿,麻,羊毛など、化合繊繊
維としてはレーヨン,アセテートなどの再生セルロース
繊維,ポリエステル,ポリアミド繊維,アクリル,スパ
ンデックスなどの合成繊維が挙げられる。これらの混紡
交編織繊維としては、木綿や麻と他の繊維(羊毛,ポリ
エステル,ポリアミド,アクリルなど)、羊毛と他の繊
維(ポリエステル,ポリアミド,アクリルなど)、ポリ
エステル繊維と他の繊維(レーヨン,アセテート,ポリ
アミド,アクリル,スパンデックスなど)、ポリアミド
繊維と他の繊維(レーヨン,アセテート,アクリル,ス
パンデックスなど)が挙げられる。
【0054】本発明の洗浄剤は、通常0.001g/L
〜5g/Lの範囲の濃度で使用される。
【0055】浴比は特に限定されないが通常1:4〜
1:40,好ましくは1:6〜1:30である。
【0056】洗浄温度は適用する繊維の種類によって任
意に選択できるが、通常5〜80℃であり、好ましくは
20〜50℃である。
【0057】本発明の洗浄剤は、衣料用洗浄剤としての
みならず、工業用の洗浄剤、例えば繊維用精錬剤、ソー
ピング剤等の洗浄剤としても使用できる。
【0058】本発明の洗浄剤を用いて洗浄する場合、洗
浄方法に特にに制限はなく、家庭においては、手洗い、
洗濯機、工業用においては液流染色機によるバッチ処
理、連続精錬装置による連続処理などに使用できる。そ
の中でも遠心力洗濯方式等の洗濯物の傷みが少ない方式
の洗濯機を用いた洗濯用の洗浄剤として適している。遠
心力洗濯方式とは、洗濯機の槽自体を回転させることに
よる「遠心力」で水流を作り、洗濯物を通過する水の力
で汚れを落とすという新規な洗濯方式である。例えば、
松下電器産業株式会社製「遠心力洗濯機 NA−800
P」が挙げられる。
【0059】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。なお、以
下、部および%は、質量部および質量%を示す。カルボ
キシル基含有ポリマーのGPCによる分子量の測定条件
は、次の通りである。 <GPC測定条件> 機 種 :Waters510(日本ウォーターズ・リミテッド製) カラム :TSK gel G5000pwXL TSK gel G3000pwXL (いずれも東ソー株式会社製) カラム温度 :40℃ 検出器 :RI 溶 媒 :0.5%酢酸ソーダ・水/メタノール(体積比70/30) 流 速 :1.0ml/分 試料濃度 :0.25% 注入量 :200μl 標 準 :ポリオキシエチレングリコール (東ソー株式会社製;TSK STANDARD POLYETHYLENE OXIDE) データ処理装置:SC−8010(東ソー株式会社製)
【0060】非イオン界面活性剤(B)のGPCによる
分子量の測定条件は、次の通りである。 <GPCの測定条件> 機種 :HLC−8120(東ソー株式会社製) カラム TSK gel SuperH4000 TSK gel SuperH3000 TSK gel SuperH2000 (いずれも東ソー株式会社製) カラム温度 :40℃ 検出器 :RI 溶媒 :テトラヒドロフラン 流速 :0.6ml/分 試料濃度 :0.25% 注入量 :10μl 標準 :ポリオキシエチレングリコール (東ソー株式会社製;TSK STANDARD POLYETHYLENE OXIDE) データ処理装置:SC−8020(東ソー株式会社製)
【0061】非イオン界面活性剤の未反応脂肪族系アル
コールの濃度測定に使用したガスクロマトグラフィー
(以下GCと略記する)測定条件は、次のとおりであ
る。 <GCの測定条件> 機種 :ガスクロマトグラフ GC−14B(島津製作所製) 検出器 :FID カラム :ガラスカラム(内径=約3mm,長さ=約2m) カラム充填剤 :シリコーンGE SE−30 5% カラム温度 :90℃から280℃まで昇温。昇温速度=4℃/分 キャリアガス :窒素 試料 :50%アセトン溶液 注入量 :1μl 定量 :使用した脂肪族系アルコールより、炭素数が2または3少な い脂肪族系アルコールを内部標準物質として用い定量した。
【0062】実施例1 耐圧反応容器にイソプロピルアルコール420部、水1
20部を仕込み、窒素置換後密閉し、100℃に昇温し
た。撹拌下アクリル酸77部を3時間かけて、アクリル
酸228部、連鎖移動剤(トリエチレングリコールジメ
ルカプタン)4部、次亜リン酸ナトリウム2水和物2部
及び塩化第1鉄4水和物0.7部の均一混合物を2時間
かけて、過硫酸ナトリウム6%水溶液50部を3.5時
間かけてそれぞれ滴下した(同時に適下開始)。滴下終
了後、35%過酸化水素水溶液3部を投入し、100℃
で1時間撹拌して、重合率99.9%の重合体(a)を
得た。このもののGPCによる重量平均分子量は10,
000、GPCによる数平均分子量は7,800であっ
た。別の耐圧容器にメタノール195部とジメチルカー
ボネート586部を仕込み、窒素置換後密閉し、120
℃に昇温した。撹拌下、トリエチルアミン219部を滴
下し、120℃で2時間撹拌し、トリエチルメチルアン
モニウムメチルカーボネート(b)のメタノール溶液を
得る。ここで得られた(b)の60%メタノール溶液7
07部と重合体(a)400部を混合(100%中和)
した後、イソプロピルアルコール、メタノール、ジメチ
ルカーボネートを常圧下、100℃で留去して、水58
0部を加えて、ポリアクリル酸トリエチルメチルアンモ
ニウム塩の45%水溶液を得た。これと、表2に記載の
非イオン界面活性剤(B)、クエン酸トリエタノールア
ミン塩、プロピレングリコール、アルカラーゼ2.5L
および水とを用いて表4に記載の配合量で洗浄剤を作成
した。
【0063】実施例2、3、9〜24 実施例1のポリアクリル酸トリエチルメチルアンモニウ
ム塩を用い、非イオン界面活性剤(B)を表2記載のよ
うに代えた以外は実施例1と同様にして表4〜6に記載
の配合量で洗浄剤を作成した。
【0064】実施例4,5,6,7 実施例1で得られた重合体(a)を用いて中和塩、中和
度を表1記載のように代え、非イオン界面活性剤(B)
を表2記載のように代えた以外は実施例1と同様にして
表4に記載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0065】実施例8 実施例1で得られた重合体(a)をジメチルヘキシルア
ミンで中和した。これと、表2記載の非イオン界面活性
剤(B)、クエン酸トリエチルメチルアンモニウム塩、
プロピレングリコール、アルカラーゼ2.5Lおよび水
とを用いて表4に記載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0066】実施例25 耐圧反応容器にイソプロピルアルコール370部、水1
70部を仕込み、窒素置換後密閉し、100℃に昇温し
た。撹拌下アクリル酸264.9部と、2−アクリルア
ミド−2−メチルプロパンスルホン酸40.1部と、過
硫酸ナトリウム4%水溶液80部とを、別々の容器から
それぞれ3時間かけて滴下した(同時に滴下開始)。滴
下終了後、35%過酸化水素水溶液3部を投入し、10
0℃で1時間撹拌して、重合率99.9%の共重合体
(c)を得た。このもののGPCによる重量平均分子量
は8,000、数平均分子量は5,600であった。実
施例1で得られたトリエチルメチルアンモニウムメチル
カーボネート(b)60%メタノール溶液707部と共
重合体(c)174部を混合(100%中和)した後、
イソプロピルアルコール、メタノール、ジメチルカーボ
ネートを常圧下、100℃で留去して、ポリアクリル酸
トリエチルメチルアンモニウム塩の水溶液を得た。これ
と、表2記載の非イオン界面活性剤(B)、クエン酸ト
リエチルメチルアンモニウム塩、プロピレングリコー
ル、アルカラーゼ2.5Lおよび水とを用いて表6に記
載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0067】実施例26 実施例5のポリアクリル酸トリエチルメチルアンモニウ
ム塩を用い、非イオン界面活性剤(B)を表2記載のよ
うに代えた以外は実施例25と同様にして、表6記載の
配合量で洗浄剤を作成した。
【0068】実施例27 実施例6のポリアクリル酸トリメチルオクチルアンモニ
ウム塩を用い、非イオン界面活性剤(B)を表2記載の
ように代えた以外は実施例25と同様にして、表6記載
の配合量で洗浄剤を作成した。
【0069】実施例28〜30 実施例7のポリアクリル酸トリメチルデシルアンモニウ
ム塩、表2に記載の非イオン界面活性剤(B)、クエン
酸、トリメチルオクチルアンモニウム塩、プロピレング
リコール、アルカラーゼ2.5L及び水とを用いて、表
6記載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0070】実施例31 ステアリルアミンにメチルクロライドを反応させてカチ
オン界面活性剤(c1、式(6)において、R1=R2
3=H、R4=C1837、X-=Cl-)を得た。カチオ
ン界面活性剤(c1)と実施例1のポリアクリル酸トリ
エチルメチルアンモニウム塩を用い、表2記載の非イオ
ン界面活性剤(B)、クエン酸トリエタノールアミン
塩、プロピレングリコール、アルカラーゼ2.5Lおよ
び水とを用いて表7に記載の配合量で洗浄剤を作成し
た。
【0071】実施例32 ジメチルステアリルアミンにジメチル炭酸を反応させて
カチオン界面活性剤(c2、式(6)において、R1
1837、R2=R3=R4=CH3、X-=CH3CO3 -
を得た。カチオン界面活性剤(c2)と実施例1のポリ
アクリル酸トリエチルメチルアンモニウム塩を用い、表
2記載の非イオン界面活性剤(B)、クエン酸トリエタ
ノールアミン塩、プロピレングリコール、アルカラーゼ
2.5Lおよび水とを用いて表7に記載の配合量で洗浄
剤を作成した。
【0072】実施例33 ピリジンにオクチルクロライドを反応させてカチオン界
面活性剤(c3、式(7)において、Y=C817、X-
=Cl-)を得た。カチオン界面活性剤(c3)と実施
例1のポリアクリル酸トリエチルメチルアンモニウム塩
を用い、表2記載の非イオン界面活性剤(B)、クエン
酸トリエタノールアミン塩、プロピレングリコール、ア
ルカラーゼ2.5Lおよび水とを用いて表7に記載の配
合量で洗浄剤を作成した。
【0073】実施例34 カプリル酸にトリエタノールアミンを反応させた後、炭
酸ジメチルを反応させてカチオン界面活性剤(c4、式
(8)において、R5=CH3、R6=C715、X-=C
H3CO3-)を得た。カチオン界面活性剤(c4)と
実施例1のポリアクリル酸トリエチルメチルアンモニウ
ム塩を用い、表2記載の非イオン界面活性剤(B)、ク
エン酸トリエタノールアミン塩、プロピレングリコー
ル、アルカラーゼ2.5Lおよび水とを用いて表7に記
載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0074】実施例35 ジラウリルメチルアミンにメチルクロライドを反応させ
てカチオン界面活性剤(c5、式(6)において、R1
=R2=C1837、R3=R4=CH3、X-=Cl -)を得
た。カチオン界面活性剤(c5)と表2記載の非イオン
界面活性剤(B)、クエン酸トリエタノールアミン塩、
プロピレングリコール、アルカラーゼ2.5Lおよび水
とを用いて表7に記載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0075】実施例36 トリエチルアミンにジエチル硫酸を反応させてカチオン
界面活性剤(c6、式(6)において、R1=R2=R3
=R4=C25、X-=C25SO4 -)を得た。カチオン
界面活性剤(c6)と表2記載の非イオン界面活性剤
(B)、クエン酸トリエタノールアミン塩、プロピレン
グリコール、アルカラーゼ2.5Lおよび水とを用いて
表7に記載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0076】実施例37 ピリジンにエチルクロライドを反応させてカチオン界面
活性剤(c7、式(7)において、Y=C25、X-
Cl-)を得た。カチオン界面活性剤(c7)と表2記
載の非イオン界面活性剤(B)、クエン酸トリエタノー
ルアミン塩、プロピレングリコール、アルカラーゼ2.
5Lおよび水とを用いて表7に記載の配合量で洗浄剤を
作成した。
【0077】実施例38 ステアリルアミンにN,N−ジエチルエチレンジアミン
を反応させた後、ジメチル硫酸を反応させてカチオン界
面活性剤(c8、式(9)において、R5=CH3、R6
=C1735、X-=CH3SO4 -)を得た。カチオン界面
活性剤(c8)と表2記載の非イオン界面活性剤
(B)、クエン酸トリエタノールアミン塩、プロピレン
グリコール、アルカラーゼ2.5Lおよび水とを用いて
表7に記載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0078】比較例1、2 表3記載の非イオン界面活性剤、クエン酸トリエタノー
ルアミン塩、プロピレングリコール、アルカラーゼ2.
5Lおよび水と、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム又はドデシルエーテル硫酸ナトリウムとを用いて表7
記載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0079】比較例3 実施例1で得られた重合体(a)をアンモニア水で中和
した。これと、表3記載の非イオン界面活性剤、クエン
酸トリエタノールアミン塩、プロピレングリコール、ア
ルカラーゼ2.5Lおよび水とを用いて表7記載の配合
量で洗浄剤を作成した。
【0080】比較例4、5 実施例1で得られた重合体(a)を水酸化ナトリウムで
中和した。これと、表3記載の非イオン界面活性剤、ク
エン酸トリエタノールアミン塩、プロピレングリコー
ル、アルカラーゼ2.5Lおよび水とを用いて表7記載
の配合量で洗浄剤を作成した。
【0081】比較例6 実施例1で得られた重合体(a)を水酸化ナトリウムで
中和した。これと、表3記載の非イオン界面活性剤、ア
ルカラーゼ2.5Lおよび水とを用いて表7記載の配合
量で洗浄剤を作成した。 比較例7 実施例1で得られた重合体(a)を水酸化ナトリウムで
中和した。これと、表3記載の非イオン界面活性剤、プ
ロピレングリコール、アルカラーゼ2.5Lおよび水と
を用いて表7記載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0082】比較例8 ポリビニルアルコール{商品名:PVA−105(クラ
レ株式会社製)、GPCによる重量平均分子量:22,
000}と表3記載の非イオン界面活性剤、クエン酸ト
リエタノールアミン塩、プロピレングリコール、アルカ
ラーゼ2.5Lおよび水とを用いて表7記載の配合量で
洗浄剤を作成した。
【0083】比較例9 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム{商品名:ケミスタ
ットSA−9(三洋化成工業株式会社製)、GPCによ
る重量平均分子量:40,000}と表3記載の非イオ
ン界面活性剤、クエン酸トリエタノールアミン塩、プロ
ピレングリコール、アルカラーゼ2.5Lおよび水とを
用いて表7記載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0084】
【表1】
【0085】実施例および比較例に使用した非イオン界
面活性剤の構造について表2および表3に示す。EOは
オキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示し、
EO/POはランダム付加、EO−POはブロック付加
を示す。Mw/Mn(実測値)は、GPCによる実測値
である。Mw/Mn(計算値)は、関係式(3)または
(4)から算出した計算値である。分布定数cは、GC
により未反応アルコール量を測定し、関係式(5)から
算出した値を示す。
【0086】
【表2】
【0087】
【表3】
【0088】実施例1〜38および比較例1〜9で作成
した洗浄剤について、洗浄力、起泡力および洗浄剤の安
定性についての試験を行った。その結果を表4〜8に記
載した。なお、試験方法は後述の通りである。
【0089】
【表4】
【0090】
【表5】
【0091】
【表6】
【0092】
【表7】
【0093】
【表8】
【0094】<洗浄力試験>洗浄力は、松下電器産業
(株)製、遠心力洗濯機「NA−F800P」を用い、
人工汚染布(綿メリヤス)を水量50L、浴比30倍、
洗浄剤の使用量25g、水温25℃の条件で10分間洗
浄し、ついで、すすぎを3分間、2回行い、下式により
洗浄力を算出し、評価した。 洗浄力(%)={(RW−RS)/(RI−RS)}×10
0 なお、RIは清浄布の反射率、RWは洗浄布の反射率、R
Sは汚染布の反射率を示し、多光源分光測色計(スガ試
験機製)を使用し、540nmにおける反射率を測定し
た。また、使用した人工汚染布は、表9の汚垢組成を有
する財団法人洗濯科学協会製の湿式人工汚染布(540
nmにおける反射率が40±5%)である。
【0095】
【表9】
【0096】評価基準として、洗浄力が40%以上を
◎、洗浄力が32%以上且つ40%未満を○、20%以
上且つ32%未満を△、20%未満を×で表わした。
【0097】<起泡力試験>洗浄剤の0.1%水溶液
1.5Lを用い、高圧噴射式液流起泡性試験機(辻井染
機工業製)で、25℃での起泡力を評価した。
【0098】評価基準として、泡立ち高さ20mm以下
のものを○、20〜50mmのものを△、50mm以上
のものを×で表した。
【0099】<洗浄剤の安定性>洗浄剤の安定性は、2
5℃にて24時間静置し、目視にて外観を観察し、以下
の基準にて評価した。
【0100】評価基準として、洗浄剤の分離のないもの
を○、洗浄剤の分離のあるものを×で表した。
【0101】
【発明の効果】本発明の洗浄剤用ビルダーは、界面活性
剤との相溶性が良好で、衣料の洗濯について特に泥汚れ
の洗浄性に優れ、且つ泡立ちが低いという効果を奏す
る。また、本発明の洗浄剤は、洗濯物の傷みの少ない方
式の洗濯機、特に遠心力方式の洗濯機用の洗浄剤として
極めて優れた効果を発揮する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月18日(2000.5.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 洗浄剤
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 該カルボキシル基含有ポリマーがポリア
クリル酸である請求項1又は2に記載の洗浄剤。
【請求項さらに非イオン界面活性剤(B)を含有
する請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄剤。
【請求項】 (B)が下記一般式(1)で示される化
合物である請求項記載の洗浄剤。 一般式 RO−(A1O)−H (1) (式中、Rは炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基、pは
1〜30の整数、Aは炭素数2〜4のアルキレン基を
示す。)
【請求項】 (B)が下記一般式(2)で示される化
合物である請求項記載の洗浄剤。 一般式
【化1】 {式中、Rは炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基、A
は炭素数3または4のアルキレン基、nは0または1〜
12の整数、mは0または1〜6の整数、qは1〜16
の整数、rは0または1〜15の整数、(m+n+q)
は1〜30の整数、(n+q)/(m+n+q+r)は
0.5〜1.0を示す。[(CO) ・(A
2O)]はランダム付加またはブロック付加を示
す。}
【請求項】 (B)が脂肪族アルコール(a1)にア
ルキレンオキサイド(b1)を付加して製造され、下記
およびを満たす化合物である請求項5または6記載
の洗浄剤。 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
比:Mw/Mnが下記関係式(3)または(4)を満た
す。
【数1】 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(3)
【数2】 Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(4) {但し、vは脂肪族系アルコール(a1)1モル当たり
に付加したアルキレンオキサイド(b1)の平均付加モ
ル数を示す。} 下記式(5)から求められる分布定数cが2.0以下
である。
【数3】 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (5) {但し、vは式(3)または(4)に同じ、n00は反応
に用いた脂肪族アルコール(a1)のモル数、n0は未
反応の脂肪族アルコール(a1)のモル数を示す。}
【数4】 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(3)
【数5】 Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(4) {但し、vは脂肪族系アルコール(a1)1モル当たり
に付加したアルキレンオキサイド(b1)の平均付加モ
ル数を示す。} 下記式(5)から求められる分布定数cが2.0以下
である。
【数6】 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (5) {但し、vは式(3)または(4)に同じ、n00は反応
に用いた脂肪族アルコール(a1)のモル数、n0は未
反応の脂肪族アルコール(a1)のモル数を示す。}
【数7】 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(3)
【数8】 Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(4) {但し、vは脂肪族系アルコール(a1)1モル当たり
に付加したアルキレンオキサイド(b1)の平均付加モ
ル数を示す。} 下記式(5)から求められる分布定数cが2.0以下
である。
【数9】 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (5) {但し、vは式(3)または(4)に同じ、n00は反応
に用いた脂肪族アルコール(a1)のモル数、n0は未
反応の脂肪族アルコール(a1)のモル数を示す。}
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】 ただし、(6)〜(9)式中、R、R及びRは水
素原子または炭素数1〜24のアルキル基、アルケニル
基又はβ−ヒドロキシアルキル基、R及びR は炭素
数1〜24のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ベン
ジル基又は式:−(AO)−Z(なお、Aは炭素
数2〜4のアルキレン基、Zは水素原子又はアシル基、
nは1〜50の整数である。)で表される基、Rは炭
素数1〜36のアルキル基、アルケニル基又はβ−ヒド
ロキシアルキル基、Yは炭素数1〜36のアルキル基、
アルケニル基、β−ヒドロキシアルキル基、式:R4
CH−(なお、Rは前記と同じである。)で表
される基又は式:ROCH−(なお、Rは前記と
同じである)で表される基、対イオンXは、ハロゲン
イオン、ヒドロキシイオン、炭素数1〜4のアルキル基
を有する炭酸エステルイオン若しくは硫酸エステルイオ
ン並びに炭素数1〜24のアルキル基若しくはアルケニ
ル基を有するカルボン酸イオン及びスルホン酸イオンか
らなる群から選ばれる1種以上のアニオンを示す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤に関する。
更に詳しくは泥汚れの洗浄に優れた洗浄剤に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、界面活性
剤との相溶性に優れ、泥汚れを含めた洗浄力に優れた洗
浄剤を得るべく鋭意研究を重ねた結果、本発明洗浄剤
これらの目的に対し有効であることを見いだし、本発明
に到達した。すなわち、本発明は、カルボキシル基含有
ポリマーの第四級アンモニウム塩(A)ビルダーとし
て含有し、水分含量が10〜80重量%である洗浄剤
さらに非イオン界面活性剤(B)を含有する洗浄剤;
ルボキシル基含有ポリマーの有機アミン塩または第四級
アンモニウム塩(A)をビルダーとして含有し、脂肪族
アルコール(a1)にアルキレンオキサイド(b1)を
付加して製造され、下記およびを満たす非イオン界
面活性剤(B)を含有する洗浄剤;脂肪族アルコール
(a1)にアルキレンオキサイド(b1)を付加して製
造され、下記およびを満たす非イオン界面活性剤
(B)とカチオン界面活性剤(C)を含有する洗浄剤;
さらに低分子量多価カルボン酸の有機アミン塩又は第四
級アンモニウム塩(D)を含有する洗浄剤である。 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
比:Mw/Mnが下記関係式(3)または(4)を満た
す。
【数10】 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(3)
【数11】 Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(4) {但し、vは脂肪族系アルコール(a1)1モル当たり
に付加したアルキレンオキサイド(b1)の平均付加モ
ル数を示す。} 下記式(5)から求められる分布定数cが2.0以下
である。
【数12】 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (5) {但し、vは式(3)または(4)に同じ、n00は反応
に用いた脂肪族アルコール(a1)のモル数、n0は未
反応の脂肪族アルコール(a1)のモル数を示す。}
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】一般式(2)で示される化合物のうち、脂
肪族アルコール(a1)にアルキレンオキシド(b1)
を付加して製造され、GPCによる重量平均分子量(M
w)とGPCによる数平均分子量(Mn)との比(Mw
/Mn)が下記関係式(3)または(4)を満たし、か
つ、下記一般式(5)から求められる分布定数cが2.
0以下である化合物が特に好ましい。
【数13】 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10) (3)
【数14】 Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10) (4) ただし、式(3)及び(4)中、vは、脂肪族系アルコ
ール(a1)1モル当たりに付加したアルキレンオキサ
イド(b1)の平均付加モル数を示す。また、Ln
(v)は、vの自然対数を示す。脂肪族アルコール(a
1)として、炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基を有す
るアルコールが使用できる。a1として、好ましくは炭
素数10〜18の脂肪族炭化水素基を有するアルコール
である。具体的には、一般式(1)または(2)のRの
説明で例示した脂肪族炭化水素基を有するアルコールが
挙げられる。又、アルキレンオキシド(b1)として、
エチレンオキシド、プロピレンオキシド及びブチレンオ
キシドが使用でき、単独、ランダム、ブロック又はその
組合せのいずれの付加形式であっても良い。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【数15】 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (5) ただし、式(5)中、vは、式(3)または(4)と同
じ、n00は、反応に用いた脂肪族アルコール(a1)の
モル数、n0は、未反応の脂肪族アルコール(a1)の
モル数を表す。さらに好ましくは、cは、1.0以下で
ある。cが2.0以下であると未反応の脂肪族系アルコ
ールの含有量が極めて少なくなり、さらに良好な界面活
性能が得られる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正内容】
【0101】
【発明の効果】本発明の洗浄剤は、界面活性剤との相溶
性が良好で、衣料の洗濯について特に泥汚れの洗浄性に
優れ、且つ泡立ちが低いという効果を奏する。また、本
発明の洗浄剤は、洗濯物の傷みの少ない方式の洗濯機、
特に遠心力方式の洗濯機用の洗浄剤として極めて優れた
効果を発揮する。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月29日(2000.8.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 洗浄剤用ビルダーおよび洗浄剤
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項(A)の数平均分子量が3,000〜3
0,000である請求項1または2記載の洗浄剤用ビル
ダー。
【請求項】 該カルボキシル基含有ポリマーがポリア
クリル酸である請求項1〜3のいずれか記載の洗浄剤
ビルダー
【請求項請求項1〜4のいずれか記載のビルダー
含有し、水分含量が10〜80量%である洗浄剤。
【請求項】 さらに非イオン界面活性剤(B)を含有
する請求項5または6記載の洗浄剤。
【請求項】 (B)が下記一般式(1)で示される化
合物である請求項記載の洗浄剤。 一般式 RO−(A1O)−H (1) (式中、Rは炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基、pは
1〜30の整数、Aは炭素数2〜4のアルキレン基を
示す。)
【請求項】 (B)が下記一般式(2)で示される化
合物である請求項記載の洗浄剤。 一般式
【化1】 {式中、Rは炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基、A
は炭素数3または4のアルキレン基、nは0または1〜
12の整数、mは0または1〜6の整数、qは1〜16
の整数、rは0または1〜15の整数、(m+n+q)
は1〜30の整数、(n+q)/(m+n+q+r)は
0.5〜1.0を示す。[(CO) ・(A
2O)]はランダム付加またはブロック付加を示
す。}
【請求項10】(B)が脂肪族アルコール(a1)にア
ルキレンオキサイド(b1)を付加して製造され、下記
およびを満たす非イオン界面活性剤である請求項
または記載の洗浄剤。 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
比:Mw/Mnが下記関係式(3)または(4)を満た
す。
【数1】 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(3)
【数2】 Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(4) {但し、vは脂肪族 アルコール(a1)1モル当たり
に付加したアルキレンオキサイド(b1)の平均付加モ
ル数を示す。} 下記式(5)から求められる分布定数cが2.0以下
である。
【数3】 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1](5) {但し、vは式(3)または(4)に同じ、n00は反応
に用いた脂肪族アルコール(a1)のモル数、n0は未
反応の脂肪族アルコール(a1)のモル数を示す。}
【請求項11】 カルボキシル基含有ポリマーの有機ア
ミン塩または第四級アンモニウム塩(A)をビルダーと
して含有し、脂肪族アルコール(a1)にアルキレンオ
キサイド(b1)を付加して製造され、下記および
を満たす非イオン界面活性剤(B)を含有する洗浄剤。 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
比:Mw/Mnが下記関係式(3)または(4)を満た
す。
【数4】 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(3)
【数5】 Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(4) {但し、vは脂肪族 アルコール(a1)1モル当たり
に付加したアルキレンオキサイド(b1)の平均付加モ
ル数を示す。} 下記式(5)から求められる分布定数cが2.0以下
である。
【数6】 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1](5) {但し、vは式(3)または(4)に同じ、n00は反応
に用いた脂肪族アルコール(a1)のモル数、n0は未
反応の脂肪族アルコール(a1)のモル数を示す。}
【請求項12さらにカチオン界面活性剤(C)を含
有する請求項11のいずれか 記載の洗浄剤。
【請求項13】 脂肪族アルコール(a1)にアルキレ
ンオキサイド(b1)を付加して製造され、下記およ
びを満たす非イオン界面活性剤(B)と、カチオン界
面活性剤(C)とを含有する洗浄剤。 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
比:Mw/Mnが下記関係式(3)または(4)を満た
す。
【数7】 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(3)
【数8】 Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(4) {但し、vは脂肪族 アルコール(a1)1モル当たり
に付加したアルキレンオキサイド(b1)の平均付加モ
ル数を示す。} 下記式(5)から求められる分布定数cが2.0以下
である。
【数9】 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1](5) {但し、vは式(3)または(4)に同じ、n00は反応
に用いた脂肪族アルコール(a1)のモル数、n0は未
反応の脂肪族アルコール(a1)のモル数を示す。}
【請求項14】 (C)が下記一般式(6)〜(9)
何れかで表される化合物からなる群から選ばれた1種以
上の化合物である請求項12または13記載の洗浄剤。
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】 ただし、(6)〜(9)式中、R、R及びRは水
素原子または炭素数1〜24のアルキル基、アルケニル
もしくはβ−ヒドロキシアルキル基、R及びR
炭素数1〜24のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、
ベンジル基又は式:−(AO)−Z(なお、A
炭素数2〜4のアルキレン基、Zは水素原子又はアシル
基、nは1〜50の整数である。)で表される基、R
は炭素数1〜36のアルキル基、アルケニル基又はβ−
ヒドロキシアルキル基、Yは炭素数1〜36のアルキル
基、アルケニル基、β−ヒドロキシアルキル基、式:R
4COCH−(なお、Rは前記と同じである。)
で表される基又は式:ROCH−(なお、Rは前
記と同じである)で表される基、対イオンXは、ハロ
ゲンイオン、ヒドロキシイオン、炭素数1〜4のアルキ
ル基を有する炭酸エステルイオン若しくは硫酸エステル
イオン並びに炭素数1〜24のアルキル基若しくはアル
ケニル基を有するカルボン酸イオン及びスルホン酸イオ
ンからなる群から選ばれる1種以上のアニオンを示す。
【請求項15さらに低分子量多価カルボン酸の有機
アミン塩又は第四級アンモニウム塩(D)を含有する請
求項14のいずれか 記載の洗浄剤。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤用ビルダー
および洗浄剤に関する。更に詳しくは泥汚れの洗浄に優
れた洗浄剤用ビルダーおよび洗浄剤に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、界面活性
剤との相溶性に優れ、泥汚れを含めた洗浄力に優れた洗
浄剤を得るべく鋭意研究を重ねた結果、本発明の洗浄剤
用ビルダーおよび洗浄剤がこれらの目的に対し有効であ
ることを見いだし、本発明に到達した。すなわち、本発
明は、カルボキシル基含有ポリマーの第四級アンモニウ
ム塩(A)からなるビルダー;(A)を含有し、水分含
量が10〜80量%である洗浄剤;カルボキシル基含
有ポリマーの有機アミン塩または第四級アンモニウム塩
からなり、溶解度パラメーターが8.0〜12.0であ
るビルダーを2〜30質量%含有し、水分含量が10〜
80質量%である洗浄剤;さらに非イオン界面活性剤
(B)を含有する洗浄剤;カルボキシル基含有ポリマー
の有機アミン塩または第四級アンモニウム塩(A)をビ
ルダーとして含有し、脂肪族アルコール(a1)にアル
キレンオキサイド(b1)を付加して製造され、下記
およびを満たす非イオン界面活性剤(B)を含有する
洗浄剤;脂肪族アルコール(a1)にアルキレンオキサ
イド(b1)を付加して製造され、下記およびを満
たす非イオン界面活性剤(B)とカチオン界面活性剤
(C)を含有する洗浄剤;さらに低分子量多価カルボン
酸の有機アミン塩又は第四級アンモニウム塩(D)を含
有する洗浄剤である。 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
比:Mw/Mnが下記関係式(3)または(4)を満た
す。
【数10】 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(3)
【数11】 Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(4) {但し、vは脂肪族 アルコール(a1)1モル当たり
に付加したアルキレンオキサイド(b1)の平均付加モ
ル数を示す。} 下記式(5)から求められる分布定数cが2.0以下
である。
【数12】 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1](5) {但し、vは式(3)または(4)に同じ、n00は反応
に用いた脂肪族アルコール(a1)のモル数、n0は未
反応の脂肪族アルコール(a1)のモル数を示す。}
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正内容】
【0101】
【発明の効果】本発明の洗浄剤用ビルダーは、界面活性
剤との相溶性が良好で、衣料の洗濯について特に泥汚れ
の洗浄性に優れ、且つ泡立ちが低いという効果を奏す
る。また、本発明の洗浄剤は、洗濯物の傷みの少ない方
式の洗濯機、特に遠心力方式の洗濯機用の洗浄剤として
極めて優れた効果を発揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 10/02 C11D 10/02 (72)発明者 板山博 京都府京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋化成工業株式会社内 Fターム(参考) 4H003 AB18 AB27 AB39 AC08 AC23 BA12 DA01 DB01 EB04 EB08 EB14 EB30 EC02 ED02 FA04 FA15 FA16 FA19

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシル基含有ポリマーの有機アミ
    ン塩または第四級アンモニウム塩(A)からなる洗浄剤
    用ビルダー。
  2. 【請求項2】 (A)の溶解度パラメーターが8.0〜
    12.0である請求項1記載の洗浄剤用ビルダー。
  3. 【請求項3】 (A)が脂肪族もしくは脂環族アミン又
    はそのアルキレンオキシド付加物から誘導された塩であ
    る請求項1または2記載のビルダー。
  4. 【請求項4】 該カルボキシル基含有ポリマーがポリア
    クリル酸である請求項1〜3のいずれかに記載のビルダ
    ー。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のビルダ
    ーと非イオン界面活性剤(B)からなる洗浄剤。
  6. 【請求項6】 (B)が下記一般式(1)で示される化
    合物である請求項5記載の洗浄剤。 一般式 RO−(A1O)p−H (1) (式中、Rは炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基、pは
    1〜30の整数、A1は炭素数2〜4のアルキレン基を
    示す。)
  7. 【請求項7】 (B)が下記一般式(2)で示される化
    合物である請求項6記載の洗浄剤。 一般式 【化1】 {式中、Rは炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基、A2
    は炭素数3または4のアルキレン基、nは0または1〜
    12の整数、mは0または1〜6の整数、qは1〜16
    の整数、rは0または1〜15の整数、(m+n+q)
    は1〜30の整数、(n+q)/(m+n+q+r)は
    0.5〜1.0を示す。[(C24O)n・(A
    2O)m]はランダム付加またはブロック付加を示す。}
  8. 【請求項8】 (B)が脂肪族アルコール(a1)にア
    ルキレンオキサイド(b1)を付加して製造され、下記
    およびを満たす化合物である請求項6または7記載
    の洗浄剤。 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
    比:Mw/Mnが下記関係式(3)または(4)を満た
    す。 【数1】 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(3) 【数2】 Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(4) {但し、vは脂肪族系アルコール(a1)1モル当たり
    に付加したアルキレンオキサイド(b1)の平均付加モ
    ル数を示す。} 下記式(5)から求められる分布定数cが2.0以下
    である。 【数3】 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (5) {但し、vは式(3)または(4)に同じ、n00は反応
    に用いた脂肪族アルコール(a1)のモル数、n0は未
    反応の脂肪族アルコール(a1)のモル数を示す。}
  9. 【請求項9】 カチオン界面活性剤(C)を含有する請
    求項5〜8いずれかに記載の洗浄剤。
  10. 【請求項10】 脂肪族アルコール(a1)にアルキレ
    ンオキサイド(b1)を付加して製造され、下記およ
    びを満たす非イオン界面活性剤(B)とカチオン界面
    活性剤(C)とを含有する洗浄剤。 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
    比:Mw/Mnが下記関係式(3)または(4)を満た
    す。 【数4】 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(3) 【数5】 Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(4) {但し、vは脂肪族系アルコール(a1)1モル当たり
    に付加したアルキレンオキサイド(b1)の平均付加モ
    ル数を示す。} 下記式(5)から求められる分布定数cが2.0以下
    である。 【数6】 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (5) {但し、vは式(3)または(4)に同じ、n00は反応
    に用いた脂肪族アルコール(a1)のモル数、n0は未
    反応の脂肪族アルコール(a1)のモル数を示す。}
  11. 【請求項11】 (C)が下記一般式(6)〜(9)で
    表される化合物からなる群から選ばれた1種以上の化合
    物である請求項9又は10記載の洗浄剤。 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 ただし、(6)〜(9)式中、R1、R2及びR3は水素
    原子または炭素数1〜24のアルキル基、アルケニル基
    又はβ−ヒドロキシアルキル基、R4及びR5は炭素数1
    〜24のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ベンジル
    基又は式:−(A1O)n−Z(なお、A1は炭素数2〜
    4のアルキレン基、Zは水素原子又はアシル基、nは1
    〜50の整数である。)で表される基、R6は炭素数1
    〜36のアルキル基、アルケニル基又はβ−ヒドロキシ
    アルキル基、Yは炭素数1〜36のアルキル基、アルケ
    ニル基、β−ヒドロキシアルキル基、式:R4CO2CH
    2−(なお、R4は前記と同じである。)で表される基又
    は式:R4OCH2−(なお、R4は前記と同じである)
    で表される基、対イオンX-は、ハロゲンイオン、ヒド
    ロキシイオン、炭素数1〜4のアルキル基を有する炭酸
    エステルイオン若しくは硫酸エステルイオン並びに炭素
    数1〜24のアルキル基若しくはアルケニル基を有する
    カルボン酸イオン及びスルホン酸イオンからなる群から
    選ばれる1種以上のアニオンを示す。
  12. 【請求項12】 低分子量多価カルボン酸の有機アミン
    塩又は第四級アンモニウム塩(D)を含有する請求項5
    〜11のいずれかに記載の洗浄剤。
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JP2010523773A (ja) * 2007-04-13 2010-07-15 イーコラブ インコーポレイティド 発泡性が低減された床クリーニング用組成物
JP2017066394A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 三洋化成工業株式会社 衣料用洗浄剤

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