JP2002053897A - 液体洗浄剤 - Google Patents

液体洗浄剤

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JP2002053897A
JP2002053897A JP2000237682A JP2000237682A JP2002053897A JP 2002053897 A JP2002053897 A JP 2002053897A JP 2000237682 A JP2000237682 A JP 2000237682A JP 2000237682 A JP2000237682 A JP 2000237682A JP 2002053897 A JP2002053897 A JP 2002053897A
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liquid detergent
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JP2000237682A
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English (en)
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Koji Kawaguchi
川口幸治
Hiroshi Itayama
博 板山
Ariyoshi Kawasaki
河崎有美
Yasuto Shiratsukayama
白塚山泰人
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に泥汚れ等の洗浄力に優れた液体洗浄剤を
提供する。 【解決手段】 8 .0〜14.0の溶解度パラメータ
ーを有する有機ビルダー(A)を2〜30質量%含有す
る液体洗浄剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体洗浄剤に関す
る。更に詳しくは泥汚れの洗浄に優れた液体洗浄剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄剤用ビルダーとしてポリアク
リル酸やポリイタコン酸、アクリル酸とマレイン酸の共
重合物等のアルカリ金属塩が知られている。また、家庭
での衣料用に用いられる洗浄剤には、一般に主として、
アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルサルフェート、
脂肪酸アミド、無機酸のアルカリ金属塩、ポリオキシア
ルキル化高級アルコールやアルキルフェノールのような
界面活性剤が配合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリカルボン
酸のアルカリ金属塩は、洗浄性は向上するものの界面活
性剤との相溶性が悪く、液体洗浄剤には極微量しか配合
できないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、界面活性
剤との相溶性に優れ、泥汚れを含めた洗浄力に優れた洗
浄剤を得るべく鋭意研究を重ねた結果、特定の有機ビル
ダーは液体洗浄剤中に高濃度に配合しても相溶性が良好
で、且つ、これらの液体洗浄剤は洗浄性も良好であるこ
とを見いだし、本発明に到達した。すなわち、本発明
は、8.0〜14.0までの溶解度パラメーターを有す
る有機ビルダー(A)を2〜30質量%含有する液体洗
浄剤である。
【0005】本発明の液体洗浄剤中の有機ビルダーの含
有量は2〜30質量%、好ましくは3〜25質量%、さ
らに好ましくは5〜20質量%、特に好ましくは5〜1
5質量%である。
【0006】本発明の有機ビルダー(A)の溶解度パラ
メーター(以下SP値という)は、洗浄剤中への溶解性
の観点から、通常8.0〜14.0、好ましくは8.2
〜13.5、さらに好ましくは8.5〜12.0であ
る。SP値が8.0から14.0の範囲であると、洗浄
力が良好となり、洗浄剤中への溶解安定性がより良好と
なる。尚、SP値は一般式(6)で表せる。 一般式 δ=(ΔH/V)1/2 (6) ただし、(6)式中、δはSP値、ΔHはモル蒸発熱
(cal)、Vはモル体積(cm3)である。ここで、
SP値は、「POLYMER ENGINEERING
ANDFEBRUARY,1974, Vol.1
4,No.2,ROBERT F.FEDORS.(1
51〜153頁)」に記載の原子団のモル蒸発熱(△e
i)の合計(ΔH)とモル体積(△vi)の合計(V)か
ら算出することができる
【0007】本発明における有機ビルダー(A)として
は、例えば、無機微粒子の分散作用、キレート作用、P
H緩衝作用および界面活性剤の界面活性増強作用などの
ビルダーとしての作用を発揮する有機化合物で、且つ、
SP値が8.0〜14.0のものであれば特に限定され
ないが、具体的には以下の化合物が挙げられる。 (A1)カルボキシル基含有アニオン性化合物の有機アミ
ン塩または第4級アンモニウム塩 (A2)スルホン酸基含有アニオン性化合物の第4級アン
モニウム塩 (A3)ポリオキシアルキレングリコール(数平均分子量
5000以上) これらのうち好ましくはカルボキシル基含有アニオン性
化合物の有機アミン塩または第4級アンモニウム塩であ
る。
【0008】(A1)のカルボキシル基含有アニオン性
化合物の有機アミン塩または第4級アンモニウム塩にお
ける、カルボキシル基含有アニオン性化合物としては、
(A1−1)α,β−不飽和カルボン酸類を必須構成単
位とした数平均分子量が500を超えるポリマーおよび
(A1−2)数平均分子量が500以下の低分子多価カ
ルボン酸等が挙げられる。(A1−1)のポリマーを構
成するα,β−不飽和カルボン酸類としては、モノカル
ボン酸(例えば、(メタ)アクリル酸等)、ジカルボン
酸(例えば、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シト
ラコン酸等)、ジカルボン酸無水物(例えば、無水マレ
イン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸等)および
ジカルボン酸半エステル{ジカルボン酸と炭素数2〜1
6のアルカノール、カルビトールまたはセルソルブとの
半エステル、例えば、マレイン酸半エステル(マレイン
酸モノブチルエステル、マレイン酸モノエチルカルビト
ールエステル等)、フマル酸半エステル(フマル酸モノ
ブチルエステル、フマル酸モノエチルカルビトールエス
テル等)}など、並びにこれらの併用などが挙げられ
る。これらのうち好ましいものはモノカルボン酸および
ジカルボン酸であり、さらに好ましくはアクリル酸およ
びメタアクリル酸である。
【0009】該ポリマーには、他の共重合可能な単量体
を構成単位として用いることができる。他の単量体とし
ては、例えば次のものが挙げられるが、これらに限定さ
れるわけではない。また、共重合体はランダム、ブロッ
ク、グラフト共重合体のいずれでもよい。 (a)芳香族エチレン性不飽和単量体:スチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエンおよびヒドロキシスチ
レン等のスチレン類、ジクロルスチレン等のスチレン類
のハロゲン置換体、ビニルナフタレン類等; (b)炭素数2〜20の脂肪族エチレン性不飽和単量
体:エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ペ
ンテン、ヘプテン、ジイソブチレン、オクテン、ドデセ
ンおよびオクタデセン等のオレフィン、ブタジエンおよ
びイソプレン等のジエン; (c)炭素数5〜15の脂環族エチレン性不飽和単量
体:シクロペンタジエン、ピネン、リモネン、インデ
ン、ビシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネン
等; (d)炭素数1〜50のアルキル基を有するアルキル
(メタ)アクリレート:メチル(メタ)アクリレート、
エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリ
レート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレ
ート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、ヘプタデシ
ル(メタ)アクリレート、エイコシル(メタ)アクリレ
ート等; (e)ヒドロキシル基または(ポリ)オキシアルキレン
基(分子量44〜2000)を有するエチレン性不飽和
単量体(前記α、β−不飽和カルボン酸)のエステル:
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートおよびヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキ
ル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコール(分子量300)モノ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコール(分子量500)モノ
(メタ)アクリレート、メチルアルコールエチレンオキ
サイド10モル付加物(メタ)アクリレートおよびラウ
リルアルコールエチレンオキサイド30モル付加物(メ
タ)アクリレート等の(ポリ)オキシアルキレン基(分
子量44〜2000、アルキレン基の炭素数2〜4)を
有する(メタ)アクリレート並びにこれらに相当する
(メタ)アクリレート以外の前記α、β−不飽和カルボ
ン酸エステル; (f)アミド基含有エチレン性不飽和単量体:(メタ)
アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ド等; (g)スルホン酸基または硫酸エステル基含有単量体:
ビニルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸、2−ヒ
ドロキシ−3−(メタ)アリロキシプロパンスルホン
酸、スチレンスルホン酸、α−メチルスチレンスルホン
酸、スルホプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシ−3−(メタ)アクリロキシプロパンスルホン酸、
2−(メタ)アクリロイルアミノ−2,2−ジメチルエ
タンスルホン酸および2−(メタ)アクリロイルオキシ
エタンスルホン酸等のスルホン酸基含有単量体、ポリオ
キシアルキレンモノ(メタ)アクリレートの硫酸エステ
ル化物(該オキシアルキレンは炭素数2〜4のオキシア
ルキレンの1種または2種以上の混合物であり、2種以
上の混合物の場合、ランダム、ブロックのいずれでもよ
く、付加モル数は通常1〜30である)等。
【0010】該ポリマーにおいて、構成単位として、
α,β−不飽和カルボン酸の含有量は、通常50〜10
0モル%、好ましくは70〜100モル%であり、他の
単量体の含有量は、通常0〜50モル%、好ましくは0
〜30モル%である。
【0011】該ポリマーは、上記単量体をラジカル重合
することにより得ることができ、この際にラジカル重合
開始剤を使用することができる。ラジカル重合開始剤と
しては、例えば2,2’−アゾビスイソブチロニトリ
ル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニト
リル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペ
ンタン)、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプ
ロピオネイト)、2,2’−アゾビス[2−(ヒドロキ
シメチル)プロピオニトリル]、1,1’−アゾビス
(1−アセトキシ−1−フェニルエタン)などのアゾ化
合物;ジベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキ
サイド、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオ
キシジカーボネート、ベンゾイルパーオキサイド、ラウ
ロイルパーオキサイド、過コハク酸などの有機過酸化
物;過硫酸塩、過ホウ酸塩、過酸化水素等の無機過酸化
物などが使用できる。また、これらと還元剤と組み合わ
せたレドックス系開始剤を使用することができる。レド
ックス系開始剤に用いられる還元剤としては、アスコル
ビン酸(塩)、ロンガリット、次亜リン酸(塩)、亜硫
酸(塩)、重亜硫酸(塩)、第1鉄塩などが挙げられ
る。ラジカル重合開始剤は2種以上を併用しても良い。
ラジカル重合開始剤の量は、α,β−不飽和カルボン酸
及び/または他の単量体の全質量に基づき通常0.01
〜20質量%、好ましくは0.05〜10質量%、特に
好ましくは0.1〜2質量%である。
【0012】また、上記単量体をラジカル重合する際に
連鎖移動剤を使用することができ、連鎖移動剤として、
例えばラウリルメルカプタン、チオグリコール酸、メル
カプトエタノール、トリエチレングリコールジメルカプ
タン等が使用することができる。連鎖移動剤の量は、
α,β−不飽和カルボン酸及び/または他の単量体の全
モル数に基づき通常0.01モル%〜10モル%、好ま
しくは0.05〜3モル%である。
【0013】また、ラジカル重合は、塊状重合、乳化重
合、懸濁重合および溶液重合のいずれの方法でもよい。
好ましくは溶液重合である。
【0014】また、重合温度は、50〜300℃、好ま
しくは60〜250℃である。溶液重合の場合の重合温
度は、重合溶媒の沸点以下または沸点以上の温度のいず
れでもよい。好ましくは重合溶媒の沸点以上の温度であ
る。ここで、沸点とは常圧時の沸点を意味する。
【0015】該ポリマーのゲルパーミテーションクロマ
トグラフィー(以下、GPCと略記する)による数平均
分子量は、通常500を越え100,000以下であ
り、好ましくは3,000〜30,000である。ま
た、GPCによる重量平均分子量は、通常1,100〜
110,000であり、好ましくは3,300〜33,
000である。該ポリマーの酸価は、通常200〜1,
400、好ましくは300〜1,000である。
【0016】カルボキシル基含有アニオン性化合物が、
(A1−2)低分子ポリカルボン酸である場合、数平均
分子量が通常500以下の脂肪族ポリカルボン酸(シュ
ウ酸、マロン酸、コハク酸、ブタントリカルボン酸、ア
ジピン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、アコニ
ット酸など)、芳香族ポリカルボン酸(フタル酸、トリ
メリット酸など)、ヒドロキシポリカルボン酸(クエン
酸、リンゴ酸など)、アミノ酸誘導体(アスパラギン酸
など)などが挙げられる。カルボキシル基含有アニオン
性化合物のうち、好ましくは(A1−1)のα、β−不
飽和カルボン酸を必須構成単位としたポリマーである。
【0017】有機ビルダーが(A2)のスルホン酸基含
有アニオン性化合物の第4級アンモニウム塩である場
合、スルホン酸基含有アニオン性化合物としては、(A
2−1)スルホン酸類を必須構成単位とした数平均分子
量が500を超えるポリマーおよび(A2−2)数平均
分子量が500以下の低分子スルホン酸等が挙げられ
る。(A2−2)の数平均分子量が500以下の低分子
スルホン酸としては、前記(g)のスルホン酸基含有単
量体の他、ナフタレンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、フェノールスルホン酸などの芳香族スルホン酸、お
よびこれらの数平均分子量500以下のホルマリン縮合
物などが挙げられる。また、(A2−1)のスルホン酸
類を必須構成単位とした数平均分子量が500を超える
ポリマーとしては、前記(g)のスルホン酸基含有単量
体を必須構成単位とするポリマーが挙げられ、該ポリマ
ーには他の共重合可能な単量体を構成単位として用いる
ことができる。他の単量体としては、例えば前記のもの
が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。ま
た、共重合体はランダム、ブロック、グラフト共重合体
のいずれでもよい。さらに、(A2−1)としては、ナ
フタレンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸またはフェノ
ールスルホン酸など芳香族スルホン酸のホルマリン縮合
物などの数平均分子量が500を越えるものが挙げら
れ、該ポリマーには他の共重合可能な単量体を構成単位
として用いることができる。他の単量体としては、例え
ばスルホン酸基を有しない芳香族化合物(例えば、フェ
ノール、クレゾール、ヒドロキノン、トルエン、キシレ
ンなど)が挙げられるが、これらに限定されるわけでは
ない。
【0018】(A2−1)のポリマーにおいて、構成単
位として、スルホン酸基含有単量体の含有量は通常50
〜100モル%、好ましくは70〜100モル%であ
り、他の単量体の含有量は、通常0〜50モル%、好ま
しくは0〜30モル%である。
【0019】(A2−1)のうち、前記(g)のスルホ
ン酸基含有単量体を必須構成単位とするポリマーは、上
記単量体をラジカル重合することにより得ることができ
る。この際に使用できるラジカル重合開始剤、連鎖移動
剤等は上記と同じものであり、塊状重合、乳化重合、懸
濁重合および溶液重合のいずれの方法でもよく、重合温
度は上記と同じである。好ましくは溶液重合である。
【0020】(A2−1)または(A2−2)がホルマ
リン縮合物の場合は、芳香族スルホン酸と必要により他
の芳香族化合物を、ホルマリンを用いて縮合する方法
と、スルホン化されていない芳香族化合物を予めホルマ
リンで縮合しておいてから、クロルスルホン酸、三酸化
硫黄などでスルホン化する方法があるが、いずれでもよ
い。
【0021】有機ビルダーが(A3)のポリオキシアルキ
レングリコール(数平均分子量4000以上)の場合の
具体例としては、炭素数2〜4のアルキレンオキシドの
重合物が挙げられ、共重合体の場合の付加様式はランダ
ムおよび/またはブロックのいずれでもよい。例えば、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
(分子量200〜4000)エチレンオキサイド(活性
水素1個当たりの付加モル数1〜50)付加物などが挙
げられる。
【0022】アニオン性化合物(A1)または(A2)
を有機アミン塩にする場合の有機アミンとしては、脂肪
族アミン、脂環族アミン、複素環アミンもしくはアルカ
ノールアミン又はこれらのアルキレンオキシド付加物等
が挙げられる。脂肪族アミンとしては、ヘキシルアミ
ン、オクチルアミン、メチルヘキシルアミン、メチルオ
クチルアミン、ジメチルヘキシルアミン、ジメチルオク
チルアミン、ジメチルラウリルアミンおよびジメチルセ
チルアミンなどのアルキル基の炭素数が1〜18のモノ
−、ジ−およびトリ−アルキルアミンが挙げられる。脂
環族アミンとしては、シクロブチルアミン、シクロヘキ
シルアミン、シクロペンチルアミン、シクロオクチルア
ミン、N−メチルシクロヘキシルアミンおよびN−エチ
ルシクロヘキシルアミンなどのシクロアルキル基の炭素
数が4〜12のシクロアルキルアミンおよびこれらのア
ルキル(炭素数1〜6)置換体が挙げられる。複素環ア
ミンとしては、モルホリンなどの炭素数が4〜10の複
素環アミンが挙げられ、アルカノールアミンとしては、
モノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリ
エタノールアミンなどのヒドロキシアルキル基の炭素数
が2〜8のモノ−、ジ−およびトリ−ヒドロキシアルキ
ルアミンが挙げられる。これらのアルキレンオキシド付
加物のアルキレンオキシドとしては、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド及びブチレンオキシドが挙げら
れる。好ましくはエチレンオキシドである。これらの付
加モル数は、通常、活性水素1個当り1〜5モルであ
り、好ましくは1〜2モルである。これらのアルキレン
オキシド付加物としては、例えば、ジヒドロキシエチル
ヘキシルアミン、ヒドロキシエチルメチルヘキシルアミ
ンなどが挙げられる。
【0023】アニオン性化合物(A1)または(A2)
を、第四級アンモニウム塩にする場合の第四級アンモニ
ウムカチオンとしては例えば、トリメチルエチルアンモ
ニウム、トリエチルメチルアンモニウム、トリメチルヘ
キシルアンモニウム、トリメチルオクチルアンモニウ
ム、トリブチルオクチルアンモニウム、トリメチルデシ
ルアンモニウム、トリメチルテトラデシルアンモニウ
ム、トリメチルセチルアンモニウムおよびモノメチルト
リオクチルアンモニウムなどのアルキル基の炭素数が1
〜18のテトラアルキルアンモニウム;N,N−ジメチ
ルシクロへキシルアンモニウムおよびN,N−ジエチル
シクロへキシルアンモニウムなどのシクロアルキル基の
炭素数が4〜12およびアルキル基の炭素数が1〜6の
シクロアルキルジアルキルアンモニウム;トリヒドロキ
シエチルへキシルアンモニウムなどのヒドロキシアルキ
ル基の炭素数が2〜8およびアルキル基の炭素数が1〜
6のトリヒドロキシアルキルアルキルアンモニウムが挙
げられる。
【0024】これらの塩の中で、好ましいのは、脂肪族
もしくは脂環族アミン又はそのアルキレンオキシド付加
物から誘導された塩であり、より好ましくは、これらの
第四級アンモニウム塩である。さらに好ましくは、炭素
数2〜12のアルキル基を持つ第四級アンモニウムカチ
オンからなる塩、特に好ましくはトリエチルメチルアン
モニウム塩、トリエチルオクチルアンモニウム塩、トリ
メチルデシルアンモニウム塩、トリメチルへキシルアン
モニウム塩およびトリメチルオクチルアンモニウム塩で
ある。
【0025】アニオン性化合物(A1)または(A2)
の有機アミン塩は、該アニオンを有機アミンで中和して
合成することができ、この際に溶剤を使用して溶液中で
中和することができる。溶剤としては、水、アルコール
類(メタノール、エタノール、イソポロピルアルコール
等)、ケトン類(アセトン、メチルイソブチルケトン
等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトレヒドロフ
ラン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、ヘプタン
等)、芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン等)およ
びこれらの混合物が挙げられる。また、非イオン界面活
性剤(B)を使用する場合、該アニオン性化合物を有機
アミンで中和した後に非イオン界面活性剤(B)を混合
してもよく、該アニオン性化合物と非イオン界面活性剤
(B)と混合した後、有機アミンで中和してもよい。中
和度は、通常30〜100%、好ましくは60〜100
%、さらに好ましくは80〜100質量%である。
【0026】アニオン性化合物(A1)または(A2)
の第四級アンモニウム塩は、通常の方法、例えば第三級
アミンとアルキルハライドまたはアリールハライド(例
えば、メチルクロリド、エチルブロミドおよびブロムベ
ンゼンなどの炭素数1〜10のハライド)とを反応さ
せ、四級アンモニウムハライドとし、次いでこれを水酸
化アルカリ(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム)と反応させて四級アンモニウム塩ヒドロキシドを得
た後、これで該アニオン性化合物を中和する方法;第三
級アミンをジアルキル(炭素数1〜6)カーボネート
(例えば、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト)と反応させ、第四級アンモニウムカーボネートを得
た後、これで該アニオン性化合物をアニオン交換する方
法等で得ることができる。中和またはアニオン交換は、
有機アミンの中和の場合と同様の溶剤を使用して溶液中
で行うことができ、また、非イオン界面活性剤を使用す
る場合、有機アミンの場合と同様に、非イオン界面活性
剤を中和またはアニオン交換の前後のどちらでも混合す
ることができる。第四級アンモニウムカーボネートで該
アニオン性化合物をアニオン交換する具体的方法とし
て、例えば、ポリアクリル酸とトリメチルオクチルアン
モニウムとの塩の場合は、ジメチルオクチルアミン1モ
ルと等モル以上のジメチルカーボネートとメタノールを
耐圧容器に仕込み、約5kg/cm2の加圧下、約12
0℃で反応させることにより、トリメチルオクチルアン
モニウムカーボネートのメタノール溶液を得る。次い
で、ポリアクリル酸の水溶液にトリメチルオクチルメチ
ルカーボネートのメタノール溶液を80〜90℃で徐々
に添加し、発生する二酸化炭素およびメタノールを留去
し、ポリアクリル酸のトリメチルオクチルアンモニウム
塩の水溶液を得る。中和またはアニオン交換の程度は、
通常30〜100%で、好ましくは60〜100%であ
る。
【0027】非イオン界面活性剤(B)としては、アル
キレンオキシド付加型非イオン界面活性剤(b−1)お
よび多価アルコール型非イオン界面活性剤(b−2)な
どが挙げられる。(b−1)としては、高級アルコール
(炭素数8〜18)アルキレン(炭素数2〜4)オキサ
イド(活性水素1個当たりの付加モル数1〜30)付加
物、アルキル(炭素数1〜12)フェノールエチレンオ
キサイド(活性水素1個当たりの付加モル数1〜30)
付加物、脂肪酸(炭素数8〜18)エチレンオキサイド
(活性水素1個当たりの付加モル数1〜30)付加物、
およびポリオキシエチレン(活性水素1個当たりの付加
モル数1〜30)アルキル(炭素数1〜20)アリルエ
ーテル、ソルビタンモノラウレートエチレンオキサイド
(付加モル数1〜30)付加物、ソルビタンモノオレー
トエチレンオキサイド(付加モル数1〜30)付加物な
どの多価(2〜8価またはそれ以上)アルコール(炭素
数2〜30)の脂肪酸(炭素数8〜24)エステルエチ
レンオキサイド付加物(活性水素1個あたりの付加モル
数1〜30)などが挙げられる。(b−2)としては、
グリセリンモノステアレート、グリセリンモノオレー
ト、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノオレー
ト等の多価(2〜8価またはそれ以上)アルコール(炭
素数2〜30)の脂肪酸(炭素数8〜24)エステル、
ラウリン酸モノエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノ
ールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられ
る。
【0028】これらのうち、好ましくは(b−1)であ
り、更に好ましくは下記一般式(1)で示される化合物
である。 一般式 RO-[(C24O)n・(A2O)m]-(C24O)q-(A2O)r-H(1)
【0029】上記一般式(1)において、Rは、炭素数
8〜18の脂肪族炭化水素基であり、好ましくは炭素数
10〜18の脂肪族炭化水素基である。炭素数が8〜1
8の範囲であると、より良好な洗浄力が得られる。具体
的には、オクチル基、2−エチルヘキシル基、デシル
基、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステア
リル基、1,1−ジメチルオクチル基などの飽和脂肪族
炭化水素基;オクテニル基、デセニル基、ドデセニル
基、トリデセニル基、ペンタデセニル基、オレイル基、
リノレイル基などの不飽和脂肪族炭化水素基(アルケニ
ル基、アルカジエニル基、アルカトリエニル基およびア
ルカポリエニル基);エチルシクロヘキシル基、プロピ
ルシクロヘキシル基、オクチルシクロヘキシル基、ノニ
ルシクロヘキシル基などの環状脂肪族炭素基等が挙げら
れる。これら脂肪族炭素基は、直鎖状でも分岐状でもよ
い。
【0030】一般式(1)において、A2は炭素数3ま
たは4のアルキレル基、nは、0または1〜12の整数
であり、好ましくは1〜10である。また、qは、1〜
16の整数であり、好ましくは2〜12である。nが0
または1〜8の範囲であると、また、qが1〜16の範
囲であるとさらに良好な洗浄力が得られる。また、m
は、0または1〜6の整数であり、好ましくは1〜4で
ある。また、rは、0または1〜15の整数であり、好
ましくは1〜8である。mが0または1〜6の範囲であ
ると、また、rが0または1〜15の範囲であると洗浄
剤の流動性がさらに良好となる。また、(m+n+q)
は、1〜30の整数、好ましくは6〜20である。(m
+n+q)が1〜30の範囲であるとより良好な洗浄力
が得られる。また、(n+q)/(m+n+q+r)
は、0.5〜1.0であり、好ましくは0.7〜0.9
である。0.5〜1.0の範囲であるとさらに良好な洗
浄力が得られる。
【0031】一般式(1)で示される化合物のうち、脂
肪族アルコール(a1)にアルキレンオキシド(b1)
を付加して製造され、GPCによる重量平均分子量(M
w)とGPCによる数平均分子量(Mn)との比(Mw
/Mn)が下記関係式(2)または(3)を満たし、か
つ、下記一般式(4)から求められる分布定数cが2.
0以下である化合物が特に好ましい。 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10) (2) Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10) (3) ただし、式(2)及び(3)中、vは、脂肪族系アルコ
ール(a1)1モル当たりに付加したアルキレンオキサ
イド(b1)の平均付加モル数を示す。また、Ln
(v)は、vの自然対数を示す。
【0032】脂肪族アルコール(a1)としては、炭素
数8〜18、好ましくは10〜18の脂肪族炭化水素基
を有するアルコールが使用でき、飽和または不飽和の一
級、二級または三級アルコール、好ましくは飽和脂肪族
一級アルコールが使用できる。(a1)は1種または2
種以上の混合物のいずれでもよい。具体的には、一般式
(1)のRの説明で例示した脂肪族炭化水素基を有する
アルコールが挙げられ、例えば、飽和脂肪族一級アルコ
ールの具体例としては、オクチルアルコール、デシルア
ルコール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコー
ル、チーグラー触媒を用いて合成されるアルコール[例
えば、商品名ALFOL 1214(CONDEA社
製)等]、オキソ合成により製造されたアルコール[例
えば、商品名ドバノール23、25、45(三菱油化
製)、トリデカノール(協和発酵製)、オキソコール1
213,1215、1415(日産化学製)、ダイヤド
ール115−L,115H,135(三菱化学製)]等
が挙げられる。飽和脂肪族二級アルコールとしては、n
−パラフィンを原料とする酸化法により得られるもの、
油化学第21巻第5号第233〜242頁(1972)
に記載されているもの等が挙げられる。不飽和脂肪族ア
ルコールとしては、オレイルアルコール、還元法により
得られたアルコール[例えば、商品名ハイコール40、
60(共和油脂製)、アンジェコール50A(新日本理
化製)]等が挙げられる。また、アルキレンオキシド
(b1)としては、エチレンオキシド、プロピレンオキ
シド及びブチレンオキシドが使用でき、単独、ランダ
ム、ブロック又はその組合せのいずれの付加形式であっ
てもよい。
【0033】 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (4) ただし、式(4)中、vは、式(2)または(3)と同
じ、n00は、反応に用いた脂肪族アルコール(a1)の
モル数、n0は、未反応の脂肪族アルコール(a1)の
モル数を表す。cは、さらに好ましくは1.0以下であ
る。cが2.0以下であると未反応の脂肪族系アルコー
ルの含有量が極めて少なくなり、さらに良好な界面活性
能が得られる。
【0034】上記アルキレンオキシド付加型非イオン界
面活性剤(b−1)は、通常のアルキレンオキシド付加
反応を用いて製造することができ、反応触媒下、70〜
200℃でアルコールにエチレンオキシド、プロピレン
オキシド、ブチレンオキシドを特定の付加方式で付加し
て製造することができる。例えば、炭素数8〜18の高
級アルコールに、アルカリ(例えば、KOH等)又は酸
(例えば、BF3等)触媒を加え窒素雰囲気下、エチレ
ンオキシドとプロピレンオキシドの混合物をランダム付
加させ、次いでエチレンオキシドをブロック付加し、次
いでプロピレンオキシドをブロック付加して製造するこ
とができる。
【0035】上記式(2)または(3)を満たし、か
つ、上記式(4)から求められる分布定数cが2.0以
下となる化合物の製造法としては、一般的触媒(リチ
ウム、ナトリウム、カリウムまたはセシウム等のアルカ
リ金属の水酸化物若しくは炭酸化物、またはアミン化合
物等の塩基性触媒)に比べて分子量分布を狭くすること
ができる触媒を使用して脂肪族アルコールにアルキレン
オキサイドを付加する方法、一般的触媒を用いて脂肪
族アルコールにアルキレンオキサイドを1〜3モル付加
し、未反応アルコールを蒸留等によって除去した後に一
般的触媒を用いてアルキレンオキサイドを付加する方法
などが挙げられる。好ましくはの製造法である。
【0036】分子量分布を狭くする触媒としては、焼成
した酸化マグネシウム含有化合物(特開平1−1644
37号公報)、焼成したハイドロタルク石(特開平2−
71841号公報)、過塩素酸塩(米国特許4,11
2,231号)、過ハロゲン酸(塩)、硫酸(塩)、硝
酸(塩)および二価もしくは三価の金属アルコラートか
ら選ばれる触媒等が挙げられる。
【0037】カチオン界面活性剤(C)としては、第4
級アンモニウム塩型又はアミン塩型のカチオン界面活性
剤等が挙げられる。第4級アンモニウム塩型カチオン界
面活性剤としては、第3級アミン類と4級化剤(メチル
クロライド、メチルブロマイド、エチルクロライド及び
ベンジルクロライド等のハロゲン化アルキル、ジメチル
硫酸、ジメチルカーボネート、エチレンオキサイド等)
との反応で得られる化合物等が使用でき、例えば、ラウ
リルトリメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメ
チルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアン
モニウムブロマイド、ステアリルトリメチルアンモニウ
ムブロマイド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウム
クロライド(塩化ベンザルコニウム)、セチルピリジニ
ウムクロライド、ポリオキシエチレントリメチルアンモ
ニウムクロライド、ステアラミドエチルジエチルメチル
アンモニウムメトサルフェートなどが挙げられる。
【0038】アミン塩型カチオン界面活性剤としては、
第1〜3級アミン類を無機酸(塩酸、硝酸、硫酸、ヨウ
化水素酸など)で中和することにより得られる化合物が
使用でき、例えば、第1級アミン塩型のものとしては、
脂肪族高級アミン(ラウリルアミン、ステアリルアミ
ン、セチルアミン、硬化牛脂アミン、ロジンアミンなど
の高級アミン)の無機酸塩などが挙げられる。また、第
2級アミン塩型のものとしては、例えば脂肪族アミンの
エチレンオキサイド付加物などの無機酸塩が挙げられ
る。また、第3級アミン塩型のものとしては、例えば、
脂肪族アミン(トリエチルアミン、エチルジメチルアミ
ン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミ
ンなど)、脂環式アミン(N−メチルピロリジン、N−
メチルピペリジン、N−メチルヘキサメチレンイミン、
N−メチルモルホリン、1,8−ジアザビシクロ(5,
4,0)−7−ウンデセンなど)、含窒素ヘテロ環芳香
族アミン(4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルイ
ミダゾール、4,4’−ジピリジルなど)の無機酸塩;
トリエタノールアミンモノステアレート、ステアラミド
エチルジエチルメチルエタノールアミンなどの3級アミ
ン類の無機酸塩などが挙げられる。カチオン界面活性剤
(C)として、これらの1種又は2種以上の混合物が使
用できる
【0039】また、(B)の含有量は、洗浄剤の全質量
に基づいて、通常10〜95質量%、好ましくは20〜
80質量%、さらに好ましくは30〜60質量%であ
る。(B)の含有量のうち、好ましくは一般式(1)で
示される化合物の含有量が(B)の含有量に基づいて8
5質量%以上、さらに好ましくは一般式(1)で示され
る化合物の含有量が(B)の含有量に基づいて85質量
%以上、特に好ましくは一般式(1)で示される化合物
のうち関係式(2)、(3)を満たし、かつ、一般式
(4)から求められる分布定数cが2.0以下である化
合物の含有量が(B)の含有量に基づいて85質量%以
上である。
【0040】また、(C)の含有量は、洗浄剤の全質量
に基づいて、通常0または0.01〜10質量%、好ま
しくは0.1〜5.0質量%、さらに好ましくは0.5
〜3.0質量%である。
【0041】本発明の多価アルコール(D)のSP値
は、通常13.0〜24.0であり、好ましくは13.
5〜21.0、さらに好ましくは14.0〜18.0で
ある。具体例としては、エチレングリコール(SP値=
17.6)、プロピレングリコール(SP値=15.
8)、ジエチレングリコール(SP値=15.0)、ジ
プロピレングリコール(SP値=19.3)等のグリコ
ール類、グリセリン(SP値=20.0)、トリメチロ
ールプロパン(SP値=16.9)等のトリオール類、
ペンタエリスリトール(SP値=19.8)、ソルビト
ール(SP値23.4)などが挙げられる。
【0042】また、(D)の含有量は、洗浄剤の全質量
に基づいて、通常2〜30質量%、好ましくは3〜25
質量%、さらに好ましくは5〜20質量%である。
【0043】また、水の含有量は、洗浄剤の全質量に基
づいて、通常2〜80質量%、好ましくは10〜60質
量%である。また、必要に応じて、(A)、(B)、
(C)および水以外に、他の成分を洗浄剤の全質量に基
づいて、0〜50質量%含有することができる。
【0044】他の成分としては、アニオン界面活性剤
{アルキル(炭素数1〜20)エーテルサルフェート、
脂肪族(炭素数1〜20)アルコールのエチレンオキサ
イド付加物(付加モル数1〜30)の硫酸化またはカル
ボキシメチル化物など}を0〜15質量%、他のビルダ
ー(苛性ソーダ、ソーダ灰、アンモニア、トリエタノー
ルアミン、トリポリリン酸ソーダなどのアルカリビルダ
ー,EDTA,NTAなどのキレート剤)を0〜5質量
%、蛍光剤、漂白剤、柔軟剤、酵素、除菌剤、香料、着
色剤等を0〜5質量%、親水性溶剤(メタノール,エタ
ノール,イソプロピルアルコール,エチレングリコー
ル、プロピレングリコールなど)を0〜20質量%、消
泡剤(シリコーン系消泡剤,プルロニック系又はポリオ
キシアルレン系消泡剤,鉱物油系消泡剤など)0〜5質
量%含有することができる。
【0045】本発明の洗浄剤は、天然繊維,化合繊繊維
およびこれらの混紡交編織繊維の洗浄に特に有用であ
る。天然繊維としては、木綿,麻,羊毛など、化合繊繊
維としてはレーヨン,アセテートなどの再生セルロース
繊維,ポリエステル,ポリアミド繊維,アクリル,スパ
ンデックスなどの合成繊維が挙げられる。これらの混紡
交編織繊維としては、木綿や麻と他の繊維(羊毛,ポリ
エステル,ポリアミド,アクリルなど)、羊毛と他の繊
維(ポリエステル,ポリアミド,アクリルなど)、ポリ
エステル繊維と他の繊維(レーヨン,アセテート,ポリ
アミド,アクリル,スパンデックスなど)、ポリアミド
繊維と他の繊維(レーヨン,アセテート,アクリル,ス
パンデックスなど)が挙げられる。
【0046】本発明の洗浄剤は、通常0.001g/L
〜5g/Lの範囲の濃度で使用される。
【0047】浴比は特に限定されないが通常1:4〜
1:40,好ましくは1:6〜1:30である。
【0048】洗浄温度は適用する繊維の種類によって任
意に選択できるが、通常5〜80℃であり、好ましくは
20〜50℃である。
【0049】本発明の洗浄剤は、衣料用洗浄剤としての
みならず、工業用の洗浄剤、例えば繊維用精錬剤、ソー
ピング剤等の洗浄剤としても使用できる。
【0050】本発明の洗浄剤を用いて洗浄する場合、洗
浄方法に特に制限はなく、家庭においては、手洗い、洗
濯機、工業用においては液流染色機によるバッチ処理、
連続精錬装置による連続処理などに使用できる。その中
でも遠心力洗濯方式等の洗濯物の傷みが少ない方式の洗
濯機を用いた洗濯用の洗浄剤として適している。遠心力
洗濯方式とは、洗濯機の槽自体を回転させることによる
「遠心力」で水流を作り、洗濯物を通過する水の力で汚
れを落とすという新規な洗濯方式である。例えば、松下
電器産業株式会社製「遠心力洗濯機 NA−800P」
が挙げられる。
【0051】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。なお、以
下、部および%は、質量部および質量%を示す。カルボ
キシル基含有ポリマーのGPCによる分子量の測定条件
は、次の通りである。 <GPC測定条件> 機 種 :Waters510(日本ウォーターズ・リミテッド製) カラム :TSK gel G5000pwXL TSK gel G3000pwXL (いずれも東ソー株式会社製) カラム温度 :40℃ 検出器 :RI 溶 媒 :0.5%酢酸ソーダ・水/メタノール(体積比70/30) 流 速 :1.0ml/分 試料濃度 :0.25% 注入量 :200μl 標 準 :ポリオキシエチレングリコール (東ソー株式会社製;TSK STANDARD POLYETHYLENE OXIDE) データ処理装置:SC−8010(東ソー株式会社製)
【0052】非イオン界面活性剤(B)のGPCによる
分子量の測定条件は、次の通りである。 <GPCの測定条件> 機種 :HLC−8120(東ソー株式会社製) カラム TSK gel SuperH4000 TSK gel SuperH3000 TSK gel SuperH2000 (いずれも東ソー株式会社製) カラム温度 :40℃ 検出器 :RI 溶媒 :テトラヒドロフラン 流速 :0.6ml/分 試料濃度 :0.25% 注入量 :10μl 標準 :ポリオキシエチレングリコール (東ソー株式会社製;TSK STANDARD POLYETHYLENE OXIDE) データ処理装置:SC−8020(東ソー株式会社製)
【0053】非イオン界面活性剤の未反応脂肪族系アル
コールの濃度測定に使用したガスクロマトグラフィー
(以下GCと略記する)測定条件は、次のとおりであ
る。 <GCの測定条件> 機種 :ガスクロマトグラフ GC−14B(島津製作所製) 検出器 :FID カラム :ガラスカラム(内径=約3mm,長さ=約2m) カラム充填剤 :シリコーンGE SE−30 5% カラム温度 :90℃から280℃まで昇温。昇温速度=4℃/分 キャリアガス :窒素 試料 :50%アセトン溶液 注入量 :1μl 定量 :使用した脂肪族系アルコールより、炭素数が2または3少な い脂肪族系アルコールを内部標準物質として用い定量した。
【0054】実施例1〜4 耐圧反応容器にイソプロピルアルコール420部、水1
20部を仕込み、窒素置換後密閉し、100℃に昇温し
た。撹拌下アクリル酸77部を3時間かけて、アクリル
酸228部と連鎖移動剤(トリエチレングリコールジメ
ルカプタン)4部と次亜リン酸ナトリウム2水和物2部
と塩化第1鉄4水和物0.7部との均一混合物を2時間
かけて、過硫酸ナトリウム6%水溶液50部を3.5時
間かけてそれぞれ滴下した(同時に適下開始)。滴下終
了後、35%過酸化水素水溶液3部を投入し、100℃
で1時間撹拌して、重合率99.9%の重合体(a)を
得た。このもののGPCによる重量平均分子量は10,
000、GPCによる数平均分子量は7,800であっ
た。別の耐圧容器にメタノール195部とジメチルカー
ボネート586部を仕込み、窒素置換後密閉し、120
℃に昇温した。撹拌下、トリエチルアミン219部を滴
下し、120℃で2時間撹拌し、トリエチルメチルアン
モニウムメチルカーボネート(b)のメタノール溶液を
得る。ここで得られた(b)の60%メタノール溶液7
07部と重合体(a)400部を混合(100%中和)
した後、イソプロピルアルコール、メタノール、ジメチ
ルカーボネートを常圧下、100℃で留去して、水58
0部を加えて、表1に記載のポリアクリル酸トリエチル
メチルアンモニウム塩(SP値=8.7)の45%水溶
液を得た。これと、表2に記載の非イオン界面活性剤
(B)、プロピレングリコール、アルカラーゼ2.5L
および水とを用いて表4に記載の配合量で洗浄剤を作成
した。
【0055】実施例5〜8 実施例1で得られた重合体(a)を用いて中和塩、中和
度を表1記載のように代え、非イオン界面活性剤(B)
を表2記載のように代えた以外は実施例1と同様にして
表4に記載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0056】実施例9,10 実施例1で得られた重合体(a)をジメチルヘキシルア
ミンで中和した(SP値=9.4)。これと、表2記載
の非イオン界面活性剤(B)、プロピレングリコール、
アルカラーゼ2.5Lおよび水とを用いて表4に記載の
配合量で洗浄剤を作成した。
【0057】実施例11,12 実施例1で得られたトリエチルメチルアンモニウムメチ
ルカーボネート(b)の60%メタノール溶液640部
とクエン酸の50%水溶液768部を混合した後、メタ
ノールを常圧下100℃で留去し、クエン酸トリエチル
メチルアンモニウム塩(SP値=10.0)の60%水
溶液を得た。これと、表2記載の非イオン界面活性剤
(B)プロピレングリコール、アルカラーゼ2.5Lお
よび水とを用いて表4に記載の配合量で洗浄剤を作成し
た。
【0058】実施例13〜20 実施例1のポリアクリル酸トリエチルメチルアンモニウ
ム塩を用い、表2に記載の非イオン界面活性剤(B)、
表3に記載のカチオン界面活性剤(C)、プロピレング
リコール、ジエチレングリコール、グリセリン、アルカ
ラーゼ2.5Lおよび水とを用いて表5に記載の配合量
で洗浄剤を作成した。
【0059】実施例21〜23 実施例11のクエン酸トリエチルメチルアンモニウム塩
を用い、表2に記載の非イオン界面活性剤(B)、表3
に記載のカチオン界面活性剤(C)、プロピレングリコ
ール、アルカラーゼ2.5Lおよび水とを用いて表5に
記載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0060】比較例1、2 表2に記載の非イオン界面活性剤、クエン酸トリエタノ
ールアミン塩、プロピレングリコール、アルカラーゼ
2.5Lおよび水と、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム又はドデシルエーテル硫酸ナトリウムとを用いて
表6に記載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0061】比較例3 実施例1で得られた重合体(a)をアンモニア水で中和
した。これと、表2に記載の非イオン界面活性剤、クエ
ン酸トリエタノールアミン塩、プロピレングリコール、
アルカラーゼ2.5Lおよび水とを用いて表6に記載の
配合量で洗浄剤を作成した。
【0062】比較例4、5 実施例1で得られた重合体(a)を水酸化ナトリウムで
中和した。これと、表2に記載の非イオン界面活性剤、
クエン酸トリエタノールアミン塩、プロピレングリコー
ル、アルカラーゼ2.5Lおよび水とを用いて表6に記
載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0063】比較例6 実施例1で得られた重合体(a)を水酸化ナトリウムで
中和した。これと、表3に記載の非イオン界面活性剤、
アルカラーゼ2.5Lおよび水とを用いて表6に記載の
配合量で洗浄剤を作成した。
【0064】比較例7 実施例1で得られた重合体(a)を水酸化ナトリウムで
中和した。これと、表3に記載の非イオン界面活性剤、
プロピレングリコール、アルカラーゼ2.5Lおよび水
とを用いて表6に記載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0065】比較例8 ポリビニルアルコール{商品名:PVA−105(クラ
レ株式会社製)、GPCによる重量平均分子量:22,
000}と表3記載の非イオン界面活性剤、クエン酸ト
リエタノールアミン塩、プロピレングリコール、アルカ
ラーゼ2.5Lおよび水とを用いて表6に記載の配合量
で洗浄剤を作成した。
【0066】比較例9 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム{商品名:ケミスタ
ットSA−9(三洋化成工業株式会社製)、GPCによ
る重量平均分子量:40,000}と表3に記載の非イ
オン界面活性剤、クエン酸トリエタノールアミン塩、プ
ロピレングリコール、アルカラーゼ2.5Lおよび水と
を用いて表6に記載の配合量で洗浄剤を作成した。
【0067】
【表1】
【0068】実施例および比較例に使用した非イオン界
面活性剤の構造について表2に示す。EOはオキシエチ
レン基、POはオキシプロピレン基を示し、EO/PO
はランダム付加、EO−POはブロック付加を示す。M
w/Mnは、GPCによる実測値および関係式(2)ま
たは(3)から算出した計算値、分布定数cは、GCに
より未反応アルコール量を測定し、関係式(4)から算
出した値を示す。
【0069】
【表2】
【0070】実施例に使用したカチオン系界面活性剤の
構造について表3に示す。
【0071】
【表3】
【0072】実施例1〜23および比較例1〜9で作成
した洗浄剤について、洗浄力、起泡力および洗浄剤の安
定性についての試験を行った。その結果を表4〜6に記
載した。なお、試験方法は以下の通りである。
【0073】
【表4】
【0074】
【表5】
【0075】
【表6】
【0076】<洗浄力試験>洗浄力は、松下電器産業
(株)製、遠心力洗濯機「NA−F800P」を用い、
人工汚染布(綿メリヤス)を水量50L、浴比30倍、
洗浄剤の使用量25g、水温25℃の条件で10分間洗
浄し、ついで、すすぎを3分間、2回行い、下式により
洗浄力を算出し、評価した。 洗浄力(%)={(RW−RS)/(RI−RS)}×10
0 なお、RIは清浄布の反射率、RWは洗浄布の反射率、R
Sは汚染布の反射率を示し、多光源分光測色計(スガ試
験機製)を使用し、540nmにおける反射率を測定し
た。また、使用した人工汚染布は、表9の汚垢組成を有
する財団法人洗濯科学協会製の湿式人工汚染布(540
nmにおける反射率が40±5%)である。
【0077】
【表7】
【0078】評価基準として、洗浄力が40%以上を
◎、洗浄力が32%以上且つ40%未満を○、20%以
上且つ32%未満を△、20%未満を×で表わした。
【0079】<起泡力試験>洗浄剤の0.1%水溶液
1.5Lを用い、高圧噴射式液流起泡性試験機(辻井染
機工業製)で、25℃℃での起泡力を評価した。
【0080】評価基準として、泡立ち高さ20mm以下
のものを○、20〜50mmのものを△、50mm以上
のものを×で表した。
【0081】<洗浄剤の安定性>洗浄剤の安定性は、2
5℃にて24時間静置し、目視にて外観を観察し、以下
の基準にて評価した。
【0082】評価基準として、洗浄剤の分離のないもの
を○、洗浄剤の分離のあるものを×で表した。
【0083】
【発明の効果】本発明の液体洗浄剤は、衣料の洗濯につ
いて特に泥汚れの洗浄性に優れ、且つ泡立ちが低いとい
う効果を奏する。また、本発明の洗浄剤は、洗濯物の傷
みの少ない方式の洗濯機、特に遠心力方式の洗濯機用の
洗浄剤として極めて優れた効果を発揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 17/08 C11D 17/08 (72)発明者 板山 博 京都府京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋化成工業株式会社内 (72)発明者 河崎有美 京都府京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋化成工業株式会社内 (72)発明者 白塚山泰人 京都府京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋化成工業株式会社内 Fターム(参考) 4H003 AC08 AC23 AE05 BA12 DA01 DB01 EB04 EB08 EB30 EC02 ED02 FA19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 8 .0〜14.0の溶解度パラメータ
    ーを有する有機ビルダー(A)を2〜30質量%含有す
    る液体洗浄剤。
  2. 【請求項2】 (A)がカルボキシル基含有ポリマーの
    有機アミン塩または第4級アンモニウム塩(A1)から
    なる請求項1記載の液体洗浄剤。
  3. 【請求項3】 (A)が低分子量カルボキシル基含有化
    合物の有機アミン塩または第4級アンモニウム塩(A
    2)、スルホン酸基含有アニオン性化合物(A3)および
    ポリオキシアルキレングリコール(A4)からなる群か
    ら選ばれる1種または2種以上からなる請求項1または
    2記載の液体洗浄剤。
  4. 【請求項4】 非イオン界面活性剤(B)とカチオン界
    面活性剤(C)を含有する請求項1〜3いずれか記載の
    液体洗浄剤。
  5. 【請求項5】 (C)の含有量が0.1〜5.0質量%
    である請求項4記載の液体洗浄剤。
  6. 【請求項6】 溶解度パラメーターが13.0〜24.
    0の多価アルコール(D)を2〜30質量%含有する請
    求項1〜5いずれか記載の液体洗浄剤。
  7. 【請求項7】 (B)が下記一般式(1)で示される化
    合物である請求項4〜6いずれか記載の液体洗浄剤。 一般式 RO-[(C24O)n・(A2O)m]-(C24O)q−(A2O)r−H(1) {式中、Rは炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基、A2
    は炭素数3または4のアルキレン基、nは0または1〜
    12の整数、mは0または1〜6の整数、qは1〜16
    の整数、rは0または1〜15の整数、(m+n+q)
    は1〜30の整数、(n+q)/(m+n+q+r)は
    0.5〜1.0を示す。[(C24O)n・(A
    2O)m]はランダム付加またはブロック付加を示す。}
  8. 【請求項8】 (B)が脂肪族アルコール(a1)にア
    ルキレンオキサイド(b1)を付加して製造され、下記
    およびを満たす化合物である請求項7記載の液体洗
    浄剤。 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
    比:Mw/Mnが下記関係式(3)または(4)を満た
    す。 Mw/Mn≦0.030Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(2) Mw/Mn≦−0.026Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(3) {但し、vは脂肪族系アルコール(a1)1モル当たり
    に付加したアルキレンオキサイド(b1)の平均付加モ
    ル数を示す。} 下記式(4)から求められる分布定数cが2.0以下
    である。 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (4) {但し、vは式(2)または(3)に同じ、n00は反応
    に用いた脂肪族アルコール(a1)のモル数、n0は未
    反応の脂肪族アルコール(a1)のモル数を示す。}
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