JP2001172654A - 炭化水素ガスの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法 - Google Patents

炭化水素ガスの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法

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JP2001172654A
JP2001172654A JP35535799A JP35535799A JP2001172654A JP 2001172654 A JP2001172654 A JP 2001172654A JP 35535799 A JP35535799 A JP 35535799A JP 35535799 A JP35535799 A JP 35535799A JP 2001172654 A JP2001172654 A JP 2001172654A
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Koetsu Hibino
光悦 日比野
Nobutaka Honma
信孝 本間
Yukio Terajima
由紀夫 寺島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵容器内の温度上昇を抑制でき、炭化水素
ガスの貯蔵密度を向上できる炭化水素ガスの圧縮貯蔵ま
たは吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填
方法を提供する。 【解決手段】 炭化水素ガスを貯蔵するための貯蔵容器
10の上下両端にメタン導入口20を設けておく。炭化
水素ガスを充填するには、まず貯蔵容器10の上部に配
置されたガス導入口20からCNGを導入し、充填途中
で、使用するガス導入口20を貯蔵容器10の下部に設
けられたガス導入口20に切り替える。これにより、当
初発熱していた部分が、CNGの断熱膨張により冷却さ
れる。また、あとからCNGを導入することにより発熱
する部分については、最初にCNGを導入していたとき
に断熱膨張により温度が下がっているために、温度上昇
が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭化水素ガスの圧
縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器
への充填方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、メタンあるいは天然ガス等の
炭化水素ガスを貯蔵する方法には種々のものがあり、た
とえば、高圧に圧縮して貯蔵したり、吸着材に吸着させ
て貯蔵する方法等が考えられる。さらに、メタンをプロ
パンやブタン等の炭化水素の混合溶媒に溶解させて液体
状態で貯蔵する方法も提案されている。たとえば、US
P5315054号公報にも、このようなメタンの溶解
貯蔵方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の炭
化水素ガスの貯蔵方法においては、貯蔵容器への炭化水
素ガスの充填時に圧縮熱が発生し、ガス温度が上昇して
炭化水素ガスの貯蔵密度が低下するという問題があっ
た。
【0004】例えば、貯蔵容器の容積を50リットル程
度とした場合に、この圧縮熱により貯蔵容器内の温度は
環境温度から約60℃高い温度まで達する。
【0005】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、貯蔵容器内の温度上昇を抑制
でき、炭化水素ガスの貯蔵密度を向上できる炭化水素ガ
スの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯
蔵容器への充填方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、炭化水素ガスの圧縮貯蔵または吸着貯蔵
における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法であっ
て、互いに離間した位置に複数の充填口が設けられた貯
蔵容器に、複数の充填口の一方から炭化水素ガスを充填
し、その充填途中で複数の充填口の他方に充填口を切り
替えることを特徴とする。
【0007】また、炭化水素ガスの圧縮貯蔵または吸着
貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法であ
って、炭化水素ガスの充填口に接続され、貯蔵容器内部
に延在する熱伝導手段が設けられた貯蔵容器に、充填口
から炭化水素ガスを充填することを特徴とする。
【0008】また、炭化水素ガスの圧縮貯蔵または吸着
貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法であ
って、互いに離間した位置に複数の充填口が設けられた
貯蔵容器に、複数の充填口から同時に炭化水素ガスを充
填することを特徴とする。
【0009】また、炭化水素ガスの圧縮貯蔵または吸着
貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法であ
って、炭化水素ガスの充填口から貯蔵容器内部に延在す
る延長通路部材が設けられ、延長通路部材の長手方向に
亘って貯蔵容器の内壁から離間する位置に複数の放出口
が設けられている貯蔵容器に、充填口から炭化水素ガス
を充填することを特徴とする。
【0010】また、炭化水素ガスの圧縮貯蔵または吸着
貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法であ
って、炭化水素ガスの充填口の内部出口の放出口が、斜
め方向を向いている貯蔵容器に、充填口から炭化水素ガ
スを充填することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)を、図面に従って説明する。
【0012】実施形態1.図1(a)、(b)には、本
発明にかかる炭化水素ガスの圧縮貯蔵または吸着貯蔵に
おける炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法に使用され
る貯蔵容器の実施形態1の構成が示される。本実施形態
では、炭化水素ガスを貯蔵するための貯蔵容器10とし
てボンベ型の容器が使用されている。また、炭化水素ガ
スとして圧縮天然ガス(CNG)が使用されている。
【0013】図1(a)において、貯蔵容器10に充填
口であるガス導入口20からCNGを充填した場合に
は、貯蔵容器10のガス導入口20の反対側の部分で発
熱が生じる。このように、貯蔵容器10内で熱が発生す
ると、気体の熱膨張のために貯蔵容器10内の貯蔵密度
が低下し、貯蔵できるCNGの量が低下する。
【0014】他方、貯蔵容器10のガス導入口20の付
近では、導入されるCNGの断熱膨張のために温度が低
下する。
【0015】そこで、本実施形態では、図1(a)、
(b)に示されるように、貯蔵容器10として使用され
るボンベに、2つのガス導入口20を設けておき、この
2つのガス導入口20を互いに離間した位置たとえばボ
ンベの上下両端に設けておく。このようなボンベにCN
Gを充填する際に、まず図1(a)に示されるように、
貯蔵容器10の上部に配置されたガス導入口20からC
NGを導入し、充填途中で、使用するガス導入口20を
貯蔵容器10の下部すなわち最初に使用したガス導入口
20の反対側に配置されたガス導入口20に切り替えて
CNGを充填する。これにより、当初発熱していた部分
が、CNGの断熱膨張により冷却される。また、あとか
らCNGを導入することにより発熱する部分について
は、最初にCNGを導入していたときに断熱膨張により
温度が下がっているために、温度上昇が抑制される。
【0016】以上のように、炭化水素ガスを貯蔵容器1
0に充填している途中で、使用する充填口を複数のガス
導入口20の一方から他方に切り替えることにより、貯
蔵容器10の全体として温度上昇が抑制されるので、C
NGの貯蔵密度を向上させることができる。
【0017】実施形態2.図2には、本発明にかかる炭
化水素ガスの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素
ガスの貯蔵容器への充填方法に使用される貯蔵容器の実
施形態2の構成が示される。図2において、貯蔵容器1
0の内部には、ガス導入口20に接続され、貯蔵容器1
0の内部に延在する熱伝導手段22が設けられている。
この熱伝導手段22としては、例えば銅箔やアルミニウ
ム等の熱伝導性のよい材料が示される。
【0018】このように、貯蔵容器10の内部に熱伝導
手段22を設けることにより、貯蔵容器10にガス導入
口20からCNGを充填する際に発生する高温部と低温
部との間の熱伝達性を向上させ、貯蔵容器10内の温度
の均一化を図ることができる。これによって、貯蔵容器
10内の温度上昇を抑制でき、貯蔵密度の向上を図るこ
とができる。
【0019】図3には、本実施形態に使用される貯蔵容
器10の変形例が示される。図3においても貯蔵容器1
0の内部に熱伝導手段22が設けられている。本変形例
では、この熱伝導手段22に加え、貯蔵容器10の、ガ
ス導入口20の反対側にヒートパイプ24も設けられて
いる。これにより、貯蔵容器10内で発生した熱は、ヒ
ートパイプ24から外部に放出されるので、貯蔵容器1
0の冷却性をより向上できる。
【0020】実施形態3.図4には、本発明にかかる炭
化水素ガスの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素
ガスの貯蔵容器への充填方法に使用される貯蔵容器の実
施形態3の構成が示される。図4において、貯蔵容器1
0の両端側には、2つのガス導入口20が設けられてい
る。本実施形態においては、貯蔵容器10にCNG等の
炭化水素ガスを充填する場合には、2つのガス導入口2
0から同時に充填を行う。これにより、貯蔵容器10内
で発熱する部分と冷却される部分とが互いに重なり合う
ことになるので、貯蔵容器10内の温度上昇が抑制さ
れ、貯蔵容器10内の貯蔵物の貯蔵密度を向上させるこ
とができる。
【0021】なお、本実施形態においては、ガス導入口
20の数は2つに限られるものではなく、発熱する部分
と冷却される部分とが互いに重なり合うような所定の位
置に複数のガス導入口20を設ける構成とすることがで
きる。
【0022】実施形態4.図5には、本発明に係る炭化
水素ガスの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素ガ
スの貯蔵容器への充填方法に使用される貯蔵容器の実施
形態4の構成が示される。図5において、貯蔵容器10
には、1つのガス導入口20が設けられており、このガ
ス導入口20から貯蔵容器10の内部に延在する延長通
路部材26が設けられている。この延長通路部材26に
は、ガス導入口20から導入されたCNGを貯蔵容器1
0内に放出するための放出口28が多数設けられてい
る。この放出口28の径を小さくしておけば、CNGが
吹き出る際に断熱膨張が生じ、これによって貯蔵容器1
0内の貯蔵物を冷却することができる。
【0023】この際、放出口28のうち最も貯蔵容器1
0の内壁に近い側のものと内壁との距離をある程度離す
ことにより(図5で距離Xとして表示)、放出口28か
ら放出されるCNGの断熱膨張によって発生した低温を
貯蔵容器10の壁に伝わり難くできる。これにより、低
温により貯蔵容器10内の貯蔵物を直接、有効に冷却す
ることができる。
【0024】また、上述した放出口28を多数設けるこ
とにより、冷却箇所が多くなるので、貯蔵容器10内の
貯蔵物全体の発熱を効率よく抑制することができる。
【0025】図6には、図5に示された貯蔵容器10の
変形例が示される。図6においては、延長通路部材26
が、ガス導入口20の反対側の端まで延び、貯蔵容器1
0の壁に固定されている。これにより、貯蔵容器10が
振動した際にも延長通路部材26にひび割れ等が生ずる
ことを防止できる。
【0026】図7には、図5に示された貯蔵容器の他の
変形例が示される。図7において、延長通路部材26
は、そのほぼ中央部分で2分割され、かつ一方の径を他
方の径よりも小さくして、径の小さいほうの延長通路部
材26の端を、径の大きな延長通路部材26の端に挿入
した挿入部分30を形成している。このような構成によ
り、貯蔵容器10と延長通路部材26との熱変位が異な
る場合にも、貯蔵容器10に余分な応力が加わることを
防止できる。
【0027】実施形態5.図8には、本発明に係る炭化
水素ガスの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素ガ
スの貯蔵容器への充填方法に使用される貯蔵容器の実施
形態5の構成が示される。図8において、貯蔵容器10
には、ガス導入口20に接続されて、気体を放出する内
部出口である放出口28が設けられており、この放出口
28が斜め方向を向いている。これにより、貯蔵容器1
0にガス導入口20からCNGを導入した場合には、放
出口28から放出されるCNGのガス流が貯蔵容器10
内で、図8に示されるように螺旋状に回転するようにな
る。これにより、貯蔵容器10内が攪拌され、貯蔵容器
10内の温度分布が均一化される。これにより、貯蔵容
器10内の貯蔵物の貯蔵密度を向上させることができ
る。
【0028】実施形態6.図9には、本発明に係る炭化
水素ガスの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素ガ
スの貯蔵容器への充填方法に使用される貯蔵容器の実施
形態6の構成が示される。図9において、貯蔵容器10
内には、揮発性がある炭化水素溶媒が導入され、液相部
16を構成している。また、貯蔵容器10の上記液相部
16すなわち溶媒貯留域の最遠方にはガス導入口20が
設けられている。このような構成で、ガス導入口20か
らCNGを導入すると、溶媒貯留域である液相部16で
CNGの圧縮による熱が発生し、この熱により液相部1
6の炭化水素溶媒が蒸発する。このときの気化潜熱で貯
蔵容器10内の温度上昇を抑制することができる。これ
により、貯蔵容器10内の温度むらを抑制でき、貯蔵物
の貯蔵密度を向上することができる。
【0029】なお、上記炭化水素溶媒としては、ジエチ
ルエーテル等のエーテル類、プロパン、ブタン、ぺンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン等のパラフィン系炭化水素類、
メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコ
ール等のアルコール類あるいはこれらの混合物が好まし
い。混合物の例としては、例えばLPG、ガソリン、軽
油等が考えられる。
【0030】図10には、図9に示された貯蔵容器10
の変形例が示される。図10においては、貯蔵容器10
が横置きで使用される。これにより、液相部16の面積
が増加するので、炭化水素溶媒が気化しやすくなり、冷
却効果をより大きくすることができる。
【0031】図11には、図9に示された貯蔵容器10
の他の変形例が示される。図11では、貯蔵容器10が
斜め置きにされている。これにより、ガス導入口20か
らのCNGの導入時に発熱しやすい箇所により多くの炭
化水素溶媒を配置することができ、気化潜熱による冷却
効果を高めることができる。
【0032】実施形態7.図12には、本発明に係る炭
化水素ガスの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素
ガスの貯蔵容器への充填方法に使用される貯蔵容器の実
施形態7の構成が示される。図12において、貯蔵容器
10内には、多孔質体32が装填されている。この多孔
質体32には、図9で説明したような炭化水素溶媒が吸
着されている。このような状態でガス導入口20からC
NGを導入すると、多孔質体32に吸着された液体の表
面積は大きくなっているので、より気化しやすくなり、
貯蔵容器10内をより効率的に冷却することができる。
これにより、貯蔵容器10内の温度上昇の抑制効果を大
きくすることができ、貯蔵密度をさらに向上することが
できる。
【0033】図13には、図12に示された貯蔵容器1
0の変形例が示される。図13においては、多孔質体3
2として金属繊維体が使用されている。金属繊維体で
は、これに吸われた炭化水素溶媒の表面積を大きくでき
ると共に、高い熱伝導性により、さらに冷却効果を向上
させることができる。
【0034】このような金属繊維体の材料としては、例
えば銅、アルミニウム等の繊維が考えられる。
【0035】図14には、図12に示された貯蔵容器1
0の他の変形例が示される。図14においては、多孔質
体32に通気孔34が設けられている。このような構成
により、特に貯蔵容器10内のCNGの圧力が高くなっ
た場合に、CNGと多孔質体32に吸われた炭化水素溶
媒との接触面積をより多くすることができる。これによ
り、炭化水素溶媒が気化しやすくなり、貯蔵容器10内
の冷却効果を向上することができる。
【0036】図15には、図12に示された貯蔵容器1
0のさらに他の変形例が示される。図15において、多
孔質体32は、金属繊維体36と樹脂多孔質体38とで
構成されている。この樹脂多孔質体38としては例えば
スポンジが考えられる。このように、金属繊維体36と
樹脂多孔質体38を積層して多孔質体32を構成するこ
とにより、熱伝達は金属繊維体36で行い、吸い込まれ
た炭化水素溶媒の気化は樹脂多孔質体38で行う。これ
により、多孔質体32の軽量化を図ることができる。
【0037】図16には、図12に示された貯蔵容器1
0のさらに他の変形例が示される。図16においては、
貯蔵容器10内に装填される多孔質体32が、形状記憶
合金40によって構成されている。この形状記憶合金4
0の径は、当初貯蔵容器10のガス導入口20の径より
も小さい径(l)とされており、貯蔵容器10内への挿
入が容易である。この形状記憶合金40を貯蔵容器10
内に挿入した後、加熱することにより、形状記憶合金4
0が貯蔵容器10内で広がり、貯蔵容器10の内面に付
勢力を作用して固定される。このような構成により、多
孔質体32を貯蔵容器10の製造後に入れることができ
るので、貯蔵容器10の製造工程を簡略化することがで
きる。
【0038】実施形態8.図17には、本発明に係る炭
化水素ガスの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素
ガスの貯蔵容器への充填方法に使用される貯蔵容器の実
施形態8の構成が示される。図17において、貯蔵容器
10には予め炭化水素溶媒を充填した後、以上に述べた
実施形態1から実施形態7に基づいて貯蔵容器10内に
圧力が16〜18MPa程度になるまでCNGを導入す
る。貯蔵容器10内の圧力が16MPa以上となれば、
発熱はほとんど生じないので、貯蔵容器10内の液相部
16側のガス導入口20からCNGを導入する。このよ
うに、気体充填途中から貯蔵容器10の下部に設けられ
たガス導入口20からCNGを充填すると、CNGは液
相部16中をバブリングしながら貯蔵容器10内に導入
されるので、CNGは炭化水素溶媒に溶解される。この
時、上記の通り、貯蔵容器10内で発熱がほとんど生じ
ることがなく、温度上昇が抑制されるので、CNGの溶
解貯蔵密度を向上させることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
炭化水素ガスの充填時に貯蔵容器内を冷却することがで
きるので、貯蔵容器の貯蔵物の貯蔵密度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ボンベ型の貯蔵容器にCNGを充填した際の
様子を示す図である。
【図2】 本発明に係る炭化水素ガスの圧縮貯蔵または
吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法
に使用される貯蔵容器の例を示す図である。
【図3】 図2に示された貯蔵容器の変形例を示す図で
ある。
【図4】 本発明に係る炭化水素ガスの圧縮貯蔵または
吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法
に使用される貯蔵容器の例を示す図である。
【図5】 本発明に係る炭化水素ガスの圧縮貯蔵または
吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法
に使用される貯蔵容器の例を示す図である。
【図6】 図5に示された貯蔵容器の変形例を示す図で
ある。
【図7】 図5に示された貯蔵容器の他の変形例を示す
図である。
【図8】 本発明に係る炭化水素ガスの圧縮貯蔵または
吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法
に使用される貯蔵容器の例を示す図である。
【図9】 本発明に係る炭化水素ガスの圧縮貯蔵または
吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法
に使用される貯蔵容器の例を示す図である。
【図10】 図9に示された貯蔵容器の変形例を示す図
である。
【図11】 図9に示された貯蔵容器の他の変形例を示
す図である。
【図12】 本発明に係る炭化水素ガスの圧縮貯蔵また
は吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方
法に使用される貯蔵容器の例を示す図である。
【図13】 図12に示された貯蔵容器の変形例を示す
図である。
【図14】 図12に示された貯蔵容器の他の変形例を
示す図である。
【図15】 図12に示された貯蔵容器のさらに他の変
形例を示す図である。
【図16】 図12に示された貯蔵容器のさらに他の変
形例を示す図である。
【図17】 本発明に係る炭化水素ガスの圧縮貯蔵また
は吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方
法に使用される貯蔵容器の例を示す図である。
【符号の説明】
10 貯蔵容器、16 液相部、20 ガス導入口、2
2 熱伝導手段、24ヒートパイプ、26 延長通路部
材、28 放出口、30 挿入部分、32多孔質体、3
4 通気孔、36 金属繊維体、38 樹脂多孔質体、
40 形状記憶合金。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに離間した位置に複数の充填口が設
    けられた貯蔵容器に、前記複数の充填口の一方から炭化
    水素ガスを充填し、その充填途中で前記複数の充填口の
    他方に充填口を切り替えることを特徴とする炭化水素ガ
    スの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯
    蔵容器への充填方法。
  2. 【請求項2】 炭化水素ガスの充填口に接続され、貯蔵
    容器内部に延在する熱伝導手段が設けられた貯蔵容器
    に、前記充填口から炭化水素ガスを充填することを特徴
    とする炭化水素ガスの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における
    炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法。
  3. 【請求項3】 互いに離間した位置に複数の充填口が設
    けられた貯蔵容器に、前記複数の充填口から同時に炭化
    水素ガスを充填することを特徴とする炭化水素ガスの圧
    縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器
    への充填方法。
  4. 【請求項4】 炭化水素ガスの充填口から貯蔵容器内部
    に延在する延長通路部材が設けられ、前記延長通路部材
    の長手方向に亘って貯蔵容器の内壁から離間する位置に
    複数の放出口が設けられている貯蔵容器に、前記充填口
    から炭化水素ガスを充填することを特徴とする炭化水素
    ガスの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素ガスの
    貯蔵容器への充填方法。
  5. 【請求項5】 炭化水素ガスの充填口の内部出口の放出
    口が、斜め方向を向いている貯蔵容器に、前記充填口か
    ら炭化水素ガスを充填することを特徴とする炭化水素ガ
    スの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯
    蔵容器への充填方法。
JP35535799A 1999-12-15 1999-12-15 炭化水素ガスの圧縮貯蔵または吸着貯蔵における炭化水素ガスの貯蔵容器への充填方法 Pending JP2001172654A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005201340A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Toyota Motor Corp 高圧ガス充填システムおよび高圧ガス充填方法

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JP2005201340A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Toyota Motor Corp 高圧ガス充填システムおよび高圧ガス充填方法

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