JP2001172248A - イミドイルクロライド類の製造方法 - Google Patents

イミドイルクロライド類の製造方法

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JP2001172248A
JP2001172248A JP35379699A JP35379699A JP2001172248A JP 2001172248 A JP2001172248 A JP 2001172248A JP 35379699 A JP35379699 A JP 35379699A JP 35379699 A JP35379699 A JP 35379699A JP 2001172248 A JP2001172248 A JP 2001172248A
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敏哉 上野
Tomohiro Honda
知宏 本田
Yoshikazu Kimura
吉一 木村
Sadaya Kitazawa
貞哉 北沢
Osamu Kimura
修 木村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】オキシ塩化リンを用いてクロル化反応を行う
際、オキシ塩化リンが反応してリン酸化合物が副生す
る。このリン化合物は粘度の高いアメ状物質であり、条
件によっては固化し、そのためオキシ塩化リンを固体原
料クロル化などの工業的な生産に用いる上では、操作性
が非常に悪くなる。このリン酸化合物は、アルコールな
どの極性溶剤以外の有機溶剤との相溶性が悪く、またア
ルコールはオキシ塩化リンと反応してしまうため適切な
溶剤がない。そのためオキシ塩化リンを固体原料のクロ
ル化などに使用する際の適切な溶剤を見つける。 【解決手段】オキシ塩化リンを固体原料のクロル化等に
使用する際にスルホランあるいはスルホレンを溶剤とし
て使用することにより、アメ状のリン化合物を溶解さ
せ、析出・沈降することなく反応を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オキシ塩化リンな
どのリン系クロル化剤を使用して酸あるいはアルコール
あるいはカルボニル炭素のクロル化反応を行う時に、反
応溶剤にスルホランおよび/またはスルホレンを用いて
反応を行うことを特徴とする
【従来の技術】オキシ塩化リンなどのリン系クロル化剤
を用いてクロル化反応を行う際、オキシ塩化リンなどの
リン系クロル化剤が反応してリン酸化合物が副生する。
このリン酸化合物は粘度の高いアメ状物質であり、条件
によっては固化することが知られている。そのためオキ
シ塩化リンなどのリン系クロル化剤を固体原料のクロル
化などの工業的な生産に用いる上では、操作性が非常に
悪くなる。このリン酸化合物は、アルコールなどの極性
溶剤以外の有機溶剤との相溶性が悪く、またアルコール
はオキシ塩化リンなどのリン系クロル化剤と反応してし
まうため適切な溶剤がなかった。そのためこのような反
応では、オキシ塩化リンを溶剤にして五塩化リンをクロ
ル化剤として反応させる(J.Org.Chem.,Vol.36,No21,19
71,3248-3251)。五塩化リンを高温で溶融反応させる
(J.Org.Chem.,Vol.58,No4,1993,844-849)。オキシ塩
化リンを過剰に使用し溶剤として用いるなどの方法が用
いられている。しかしながらいずれの方法も、過剰に使
用したオキシ塩化リン、あるいは五塩化リンから生じる
オキシ塩化リンを分解する等の後処理を行う必要があ
る。過剰のオキシ塩化リンを回収して用いる場合にも、
過剰量を全量回収すると、前述のリン酸化合物が固化す
るため取り扱いができなくなり工業的には生産できな
い。回収残サを流動性のある状態で取り扱うためには、
オキシ塩化リンを残存させる必要があるため、やはり後
処理で分解させる必要があり、工業的には使用し難い。
オキシ塩化リンなどのリン系クロル化剤を固体原料のク
ロル化などに使用する際に適切な溶剤が望まれていた。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】オキシ塩化リンなどの
リン系クロル化剤を固体原料のクロル化等に使用する際
に適切な溶剤を探索し、工業的な生産方法を見いだし
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】スルホランあるいはスル
ホレンを溶剤として使用することにより、アメ状のリン
化合物を溶解させ、析出・沈降することなく反応を行
う。
【0004】一般式(1)
【0005】
【化1】
【0006】一般式(2)
【0007】
【化2】 本発明においてイミドイルクロライド類とは、一般式
(1)のモノアミドをクロル化して得られる一般式
(2)で示されるイミドイルクロライド類[式中R1,
R2は、水素原子、分岐あるいは置換されても良い飽和
または不飽和炭素鎖脂肪族[置換基はハロゲン原子,S
O2CH3,SCH3,アミノ基,アルコキシ基,アル
コキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノ
カルボニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアル
コキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ基,ベンジル
基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホ
ニル基,イミドイル基,NO2−基,CO2−基,CO
Cl−基から任意に選択され,一置換あるいは多置換で
も良い],置換されてもよいフェニル基[置換基は分岐
してもよい飽和または不飽和アルキル基,ハロゲン原
子,SO2CH3,SCH3,アミノ基,アルコキシ
基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル
基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアルキル
基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ
基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベ
ンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,CO
2−基,COCl−基,ピリジル基,チエニル基,フリ
ル基から任意に選択され,一置換あるいは多置換でも良
い],置換されてもよいピリジル基[置換基は分岐して
もよい飽和または不飽和アルキル基,ハロゲン原子,S
O2CH3,SCH3,アミノ基,アルコキシ基,アル
コキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノ
カルボニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアル
コキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ基,ベンジル
基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホ
ニル基,イミドイル基,NO2−基,CO2−基,CO
Cl−基,ピリジル基,チエニル基,フリル基から任意
に選択され,一置換あるいは多置換でも良い],置換さ
れてもよいチエニル基[置換基は分岐してもよい飽和ま
たは不飽和アルキル基,ハロゲン原子,SO2CH3,
SCH3,アミノ基,アルコキシ基,アルコキシアルコ
キシ基,アルコキシカルボニル基,アミノカルボニル
基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアルコキシ基,
ハロアルキル基,フェノキシ基,ベンジル基,ベンジル
オキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホニル基,イミ
ドイル基,NO2−基,CO2−基,COCl−基,ピ
リジル基,チエニル基,フリル基から任意に選択され,
一置換あるいは多置換でも良い],置換されてもよいフ
リル基[置換基は分岐してもよい飽和または不飽和アル
キル基,ハロゲン原子,SO2CH3,SCH3,アミ
ノ基,アルコキシ基,アルコキシアルコキシ基,アルコ
キシカルボニル基,アミノカルボニル基,シアノ基,シ
クロアルキル基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,
フェノキシ基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾ
イル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2
−基,CO2−基,COCl−基,ピリジル基,チエニ
ル基,フリル基から任意に選択され,一置換あるいは多
置換でも良い],−Q−置換フェニル基[Qは分岐ある
いは置換されても良い飽和または不飽和炭素鎖を表し
[置換基はハロゲン原子,SO2CH3,SCH3,ア
ミノ基,アルキル基,アルコキシ基,アルコキシアルコ
キシ基,アルコキシカルボニル基,アミノカルボニル
基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアルコキシ基,
ハロアルキル基,フェノキシ基,フェニル基,ベンジル
基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホ
ニル基,イミドイル基,NO2−基,CO2−基,CO
Cl−基から任意に選択され,一置換あるいは多置換で
も良い]、フェニル基の置換基は、分岐してもよい飽和
または不飽和アルキル基,ハロゲン原子,SO2CH
3,SCH3,アミノ基,アルコキシ基,アルコキシア
ルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノカルボニ
ル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアルコキシ
基,ハロアルキル基,フェノキシ基,ベンジル基,ベン
ジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホニル基,
イミドイル基,NO2−基,CO2−基,COCl−
基,ピリジル基,チエニル基,フリル基から任意に選択
され,一置換あるいは多置換でも良い],−Q−置換ヘ
テロ環[Qは分岐しても良い飽和または不飽和炭素鎖を
表し[置換基はハロゲン原子,SO2CH3,SCH
3,アミノ基,アルキル基,アルコキシ基,アルコキシ
アルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノカルボ
ニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアルコキシ
基,ハロアルキル基,フェノキシ基,フェニル基,ベン
ジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンス
ルホニル基,イミドイル基,NO2−基,CO2−基,
COCl−基から任意に選択され,一置換あるいは多置
換でも良い]、ヘテロ環はピリジン環,チオフェン環,
チアゾール環,ピリダジン環,ピラジン環,ピリミジン
環,ピラゾール環,イソオキサゾール環またはイミダゾ
ール環を表し、ヘテロ環の置換基は分岐してもよい飽和
または不飽和アルキル基,ハロゲン原子,SO2CH
3,SCH3,アミノ基,アルコキシ基,アルコキシア
ルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノカルボニ
ル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアルコキシ
基,ハロアルキル基,フェノキシ基,ベンジル基,ベン
ジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホニル基,
イミドイル基,NO2−基,CO2−基,COCl−
基,ピリジル基,チエニル基,フリル基から任意に選択
され,一置換あるいは多置換でも良い]。また、R1,
R2は炭素あるいはその他のヘテロ元素を経由して閉環
していてもよい],あるいは
【0008】一般式(3)
【0009】
【化3】
【0010】一般式(4)
【0011】
【化4】 一般式(3)のマレイン酸ヒドラジド誘導体をクロル化
して得られる一般式(4)で示されるジクロロピリダジ
ン類[式中R3,R4は、水素原子、分岐あるいは置換
されても良い飽和または不飽和炭素鎖脂肪族[置換基は
ハロゲン原子,SO2CH3,SCH3,アミノ基,ア
ルコキシ基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカル
ボニル基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアル
キル基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキ
シ基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,
ベンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,C
O2−基,COCl−基から任意に選択され,一置換あ
るいは多置換でも良い],置換されてもよいフェニル基
[置換基は分岐してもよい飽和または不飽和アルキル
基,ハロゲン原子,SO2CH3,SCH3,アミノ
基,アルコキシ基,アルコキシアルコキシ基,アルコキ
シカルボニル基,アミノカルボニル基,シアノ基,シク
ロアルキル基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フ
ェノキシ基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイ
ル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−
基,CO2−基,COCl−基,ピリジル基,チエニル
基,フリル基から任意に選択され,一置換あるいは多置
換でも良い],置換されてもよいピリジル基[置換基は
分岐してもよい飽和または不飽和アルキル基,ハロゲン
原子,SO2CH3,SCH3,アミノ基,アルコキシ
基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル
基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアルキル
基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ
基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベ
ンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,CO
2−基,COCl−基,ピリジル基,チエニル基,フリ
ル基から任意に選択され,一置換あるいは多置換でも良
い],置換されてもよいチエニル基[置換基は分岐して
もよい飽和または不飽和アルキル基,ハロゲン原子,S
O2CH3,SCH3,アミノ基,アルコキシ基,アル
コキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノ
カルボニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアル
コキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ基,ベンジル
基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホ
ニル基,イミドイル基,NO2−基,CO2−基,CO
Cl−基,ピリジル基,チエニル基,フリル基から任意
に選択され,一置換あるいは多置換でも良い],置換さ
れてもよいフリル基[置換基は分岐してもよい飽和また
は不飽和アルキル基,ハロゲン原子,SO2CH3,S
CH3,アミノ基,アルコキシ基,アルコキシアルコキ
シ基,アルコキシカルボニル基,アミノカルボニル基,
シアノ基,シクロアルキル基,ハロアルコキシ基,ハロ
アルキル基,フェノキシ基,ベンジル基,ベンジルオキ
シ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイ
ル基,NO2−基,CO2−基,COCl−基,ピリジ
ル基,チエニル基,フリル基から任意に選択され,一置
換あるいは多置換でも良い],−Q−置換フェニル基
[Qは分岐あるいは置換されても良い飽和または不飽和
炭素鎖を表し[置換基はハロゲン原子,SO2CH3,
SCH3,アミノ基,アルキル基,アルコキシ基,アル
コキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノ
カルボニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアル
コキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ基,フェニル
基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベ
ンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,CO
2−基,COCl−基から任意に選択され,一置換ある
いは多置換でも良い]、フェニル基の置換基は、分岐し
てもよい飽和または不飽和アルキル基,ハロゲン原子,
SO2CH3,SCH3,アミノ基,アルコキシ基,ア
ルコキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミ
ノカルボニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロア
ルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ基,ベンジル
基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホ
ニル基,イミドイル基,NO2−基,CO2−基,CO
Cl−基,ピリジル基,チエニル基,フリル基から任意
に選択され,一置換あるいは多置換でも良い],−Q−
置換ヘテロ環[Qは分岐しても良い飽和または不飽和炭
素鎖を表し[置換基はハロゲン原子,SO2CH3,S
CH3,アミノ基,アルキル基,アルコキシ基,アルコ
キシアルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノカ
ルボニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアルコ
キシ基,ハロアルキル基,フェノキシ基,フェニル基,
ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼ
ンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,CO2−
基,COCl−基から任意に選択され,一置換あるいは
多置換でも良い]、ヘテロ環はピリジン環,チオフェン
環,チアゾール環,ピリダジン環,ピラジン環,ピリミ
ジン環,ピラゾール環,イソオキサゾール環またはイミ
ダゾール環を表し、ヘテロ環の置換基は分岐してもよい
飽和または不飽和アルキル基,ハロゲン原子,SO2C
H3,SCH3,アミノ基,アルコキシ基,アルコキシ
アルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノカルボ
ニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアルコキシ
基,ハロアルキル基,フェノキシ基,ベンジル基,ベン
ジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホニル基,
イミドイル基,NO2−基,CO2−基,COCl−
基,ピリジル基,チエニル基,フリル基から任意に選択
され,一置換あるいは多置換でも良い]。また、R1,
R2は炭素あるいはその他のヘテロ元素を経由して閉環
していてもよい],または、
【0012】一般式(5)
【0013】
【化5】
【0014】一般式(6)
【0015】
【化6】 一般式(5)のフタル酸ヒドラジド誘導体をクロル化し
て得られる一般式(6)で示されるジクロロフタラジン
類[式中R5,R6,R7,R8は、水素原子、分岐あ
るいは置換されても良い飽和または不飽和炭素鎖脂肪族
[置換基はハロゲン原子,SO2CH3,SCH3,ア
ミノ基,アルコキシ基,アルコキシアルコキシ基,アル
コキシカルボニル基,アミノカルボニル基,シアノ基,
シクロアルキル基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル
基,フェノキシ基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベ
ンゾイル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイル基,N
O2−基,CO2−基,COCl−基から任意に選択さ
れ,一置換あるいは多置換でも良い],置換されてもよ
いフェニル基[置換基は分岐してもよい飽和または不飽
和アルキル基,ハロゲン原子,SO2CH3,SCH
3,アミノ基,アルコキシ基,アルコキシアルコキシ
基,アルコキシカルボニル基,アミノカルボニル基,シ
アノ基,シクロアルキル基,ハロアルコキシ基,ハロア
ルキル基,フェノキシ基,ベンジル基,ベンジルオキシ
基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイル
基,NO2−基,CO2−基,COCl−基,ピリジル
基,チエニル基,フリル基から任意に選択され,一置換
あるいは多置換でも良い],置換されてもよいピリジル
基[置換基は分岐してもよい飽和または不飽和アルキル
基,ハロゲン原子,SO2CH3,SCH3,アミノ
基,アルコキシ基,アルコキシアルコキシ基,アルコキ
シカルボニル基,アミノカルボニル基,シアノ基,シク
ロアルキル基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フ
ェノキシ基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイ
ル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−
基,CO2−基,COCl−基,ピリジル基,チエニル
基,フリル基から任意に選択され,一置換あるいは多置
換でも良い],置換されてもよいチエニル基[置換基は
分岐してもよい飽和または不飽和アルキル基,ハロゲン
原子,SO2CH3,SCH3,アミノ基,アルコキシ
基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル
基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアルキル
基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ
基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベ
ンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,CO
2−基,COCl−基,ピリジル基,チエニル基,フリ
ル基から任意に選択され,一置換あるいは多置換でも良
い],置換されてもよいフリル基[置換基は分岐しても
よい飽和または不飽和アルキル基,ハロゲン原子,SO
2CH3,SCH3,アミノ基,アルコキシ基,アルコ
キシアルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノカ
ルボニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアルコ
キシ基,ハロアルキル基,フェノキシ基,ベンジル基,
ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホニル
基,イミドイル基,NO2−基,CO2−基,COCl
−基,ピリジル基,チエニル基,フリル基から任意に選
択され,一置換あるいは多置換でも良い],−Q−置換
フェニル基[Qは分岐あるいは置換されても良い飽和ま
たは不飽和炭素鎖を表し[置換基はハロゲン原子,SO
2CH3,SCH3,アミノ基,アルキル基,アルコキ
シ基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル
基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアルキル
基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ
基,フェニル基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベン
ゾイル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO
2−基,CO2−基,COCl−基から任意に選択さ
れ,一置換あるいは多置換でも良い]、フェニル基の置
換基は、分岐してもよい飽和または不飽和アルキル基,
ハロゲン原子,SO2CH3,SCH3,アミノ基,ア
ルコキシ基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカル
ボニル基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアル
キル基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキ
シ基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,
ベンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,C
O2−基,COCl−基,ピリジル基,チエニル基,フ
リル基から任意に選択され,一置換あるいは多置換でも
良い],−Q−置換ヘテロ環[Qは分岐しても良い飽和
または不飽和炭素鎖を表し[置換基はハロゲン原子,S
O2CH3,SCH3,アミノ基,アルキル基,アルコ
キシ基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカルボニ
ル基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアルキル
基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ
基,フェニル基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベン
ゾイル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO
2−基,CO2−基,COCl−基から任意に選択さ
れ,一置換あるいは多置換でも良い]、ヘテロ環はピリ
ジン環,チオフェン環,チアゾール環,ピリダジン環,
ピラジン環,ピリミジン環,ピラゾール環,イソオキサ
ゾール環またはイミダゾール環を表し、ヘテロ環の置換
基は分岐してもよい飽和または不飽和アルキル基,ハロ
ゲン原子,SO2CH3,SCH3,アミノ基,アルコ
キシ基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカルボニ
ル基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアルキル
基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ
基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベ
ンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,CO
2−基,COCl−基,ピリジル基,チエニル基,フリ
ル基から任意に選択され,一置換あるいは多置換でも良
い]。また、隣り合う炭素から炭素あるいはその他のヘ
テロ元素を経由して閉環していてもよい]などがあげら
れる。
【0016】一般式(7)
【0017】
【化7】
【0018】一般式(8)
【0019】
【化8】 クロル化イミニューム塩類とは、一般式(7)の2級ア
ミドをクロル化して得られる塩類であり、一般式(8)
で示される[式中R9,R10,R11は、水素原子、
分岐あるいは置換されても良い飽和または不飽和炭素鎖
脂肪族[置換基はハロゲン原子,SO2CH3,SCH
3,アミノ基,アルコキシ基,アルコキシアルコキシ
基,アルコキシカルボニル基,アミノカルボニル基,シ
アノ基,シクロアルキル基,ハロアルコキシ基,ハロア
ルキル基,フェノキシ基,ベンジル基,ベンジルオキシ
基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイル
基,NO2−基,CO2−基,COCl−基から任意に
選択され,一置換あるいは多置換でも良い],置換され
てもよいフェニル基[置換基は分岐してもよい飽和また
は不飽和アルキル基,ハロゲン原子,SO2CH3,S
CH3,アミノ基,アルコキシ基,アルコキシアルコキ
シ基,アルコキシカルボニル基,アミノカルボニル基,
シアノ基,シクロアルキル基,ハロアルコキシ基,ハロ
アルキル基,フェノキシ基,ベンジル基,ベンジルオキ
シ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイ
ル基,NO2−基,CO2−基,COCl−基,ピリジ
ル基,チエニル基,フリル基から任意に選択され,一置
換あるいは多置換でも良い],置換されてもよいピリジ
ル基[置換基は分岐してもよい飽和または不飽和アルキ
ル基,ハロゲン原子,SO2CH3,SCH3,アミノ
基,アルコキシ基,アルコキシアルコキシ基,アルコキ
シカルボニル基,アミノカルボニル基,シアノ基,シク
ロアルキル基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フ
ェノキシ基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイ
ル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−
基,CO2−基,COCl−基,ピリジル基,チエニル
基,フリル基から任意に選択され,一置換あるいは多置
換でも良い],置換されてもよいチエニル基[置換基は
分岐してもよい飽和または不飽和アルキル基,ハロゲン
原子,SO2CH3,SCH3,アミノ基,アルコキシ
基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル
基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアルキル
基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ
基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベ
ンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,CO
2−基,COCl−基,ピリジル基,チエニル基,フリ
ル基から任意に選択され,一置換あるいは多置換でも良
い],置換されてもよいフリル基[置換基は分岐しても
よい飽和または不飽和アルキル基,ハロゲン原子,SO
2CH3,SCH3,アミノ基,アルコキシ基,アルコ
キシアルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノカ
ルボニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアルコ
キシ基,ハロアルキル基,フェノキシ基,ベンジル基,
ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホニル
基,イミドイル基,NO2−基,CO2−基,COCl
−基,ピリジル基,チエニル基,フリル基から任意に選
択され,一置換あるいは多置換でも良い],−Q−置換
フェニル基[Qは分岐あるいは置換されても良い飽和ま
たは不飽和炭素鎖を表し[置換基はハロゲン原子,SO
2CH3,SCH3,アミノ基,アルキル基,アルコキ
シ基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル
基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアルキル
基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ
基,フェニル基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベン
ゾイル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO
2−基,CO2−基,COCl−基から任意に選択さ
れ,一置換あるいは多置換でも良い]、フェニル基の置
換基は、分岐してもよい飽和または不飽和アルキル基,
ハロゲン原子,SO2CH3,SCH3,アミノ基,ア
ルコキシ基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカル
ボニル基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアル
キル基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキ
シ基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,
ベンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,C
O2−基,COCl−基,ピリジル基,チエニル基,フ
リル基から任意に選択され,一置換あるいは多置換でも
良い],−Q−置換ヘテロ環[Qは分岐しても良い飽和
または不飽和炭素鎖を表し[置換基はハロゲン原子,S
O2CH3,SCH3,アミノ基,アルキル基,アルコ
キシ基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカルボニ
ル基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアルキル
基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ
基,フェニル基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベン
ゾイル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO
2−基,CO2−基,COCl−基から任意に選択さ
れ,一置換あるいは多置換でも良い]、ヘテロ環はピリ
ジン環,チオフェン環,チアゾール環,ピリダジン環,
ピラジン環,ピリミジン環,ピラゾール環,イソオキサ
ゾール環またはイミダゾール環を表し、ヘテロ環の置換
基は分岐してもよい飽和または不飽和アルキル基,ハロ
ゲン原子,SO2CH3,SCH3,アミノ基,アルコ
キシ基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカルボニ
ル基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアルキル
基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ
基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベ
ンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,CO
2−基,COCl−基,ピリジル基,チエニル基,フリ
ル基から任意に選択され,一置換あるいは多置換でも良
い]。また、R1,R2は炭素あるいはその他のヘテロ
元素を経由して閉環していてもよい]。
【0020】本発明においてリン系クロル化剤とは、例
えばオキシ塩化リン,五塩化リン,三塩化リンなどがあ
げられる。
【0021】使用するオキシ塩化リンなどのリン系クロ
ル化剤は原料1モルに対して0.3モル以上好ましくは
1〜10モル使用して反応を行う。
【0022】反応温度は、20℃から160℃好ましく
は30℃から100℃である。
【0023】溶剤として使用するスルホランおよび/ま
たはスルホレンの量は原料に対して0.1重量倍以上好
ましくは0.5〜10重量倍である。これより多くても
よいが経済性,後処理の容易さの点で問題がある。反応
液とアルカリ塩の水溶液もしくはアルカリ塩類を水中に
同時に投入するなどいずれの方法を用いても良い。
【0024】反応後そのまま後処理を行うあるいは、過
剰に加えたオキシ塩化リンなどのリン系クロル化剤を減
圧回収した後に後処理を行う。後処理方法には水中ある
いはアルカリ塩類など無機塩類を溶解した水中に分散し
結晶をろ過捕集する、または有機溶剤を用いて抽出す
る。有機溶剤と水の2相系に分散し結晶として捕集す
る、または有機溶剤中に抽出する。有機溶剤に溶解して
水中あるいはアルカリ塩類など無機塩類を溶解した水中
に分散し結晶をろ過捕集する、あるいは有機溶剤中に抽
出する。あるいは有機溶剤中に抽出するなどの方法を用
いても良い。反応後pH5〜10の弱酸性から弱アルカ
リ性になるようにアルカリ塩類を投入した後、水中に分
散する。反応液とアルカリ塩の水溶液もしくはアルカリ
塩類を水中に同時に投入するなどいずれの方法を用いて
も良い。
【0025】有機溶剤として用いられるものとしては、
例えばベンゼン,トルエン,キシレン,ペンタン,ヘキ
サン,ヘプタン,オクタン,リグロイン,シクロヘキサ
ンなどの炭化水素溶剤,クロロホルム,塩化メチレン,
ジクロルエタン,トリクロルエチレン,クロルベンゼ
ン,ジクロルベンゼン,トリクロルベンゼン等のハロゲ
ン化炭化水素類,酢酸エチル,酢酸プロピル,酢酸イソ
プロピル,酢酸ブチル等のカルボン酸エステル類,メチ
ルエチルケトン,メチルイソブチルケトン等のケトン
類,エチルエーテル,ジイソプロピルエーテル,メチル
ブチルエーテル,ジオキサン,THF,ジメチルセロソ
ルブ,ジエチルセロソルブ,セロソルブアセテーロ,メ
チルカルビトールアセテート,エチルセロソルブアセテ
ート等のエーテル類である。あるいはそれらの混合溶剤
としても使用できる。
【0026】後処理時に加えるアルカリとしては、リチ
ウム,ナトリウム,カリウム,カルシウム,マグネシウ
ム等の水酸化物,炭酸塩,炭酸水素塩,アンモニアなど
が使用できる。
【0027】クロル化反応を行いイミドイルクロライド
類を製造し、取り出さずに新たな反応を行い化合物を製
造することも可能である。
【0028】一般式(9)
【0029】
【化9】 例えば一般式(9)で示されるアミン類との縮合反応
[式中R12,R13は、水素原子、分岐あるいは置換
されても良い飽和または不飽和炭素鎖脂肪族[置換基は
ハロゲン原子,SO2CH3,SCH3,アミノ基,ア
ルコキシ基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカル
ボニル基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアル
キル基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキ
シ基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,
ベンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,C
O2−基,COCl−基から任意に選択され,一置換あ
るいは多置換でも良い],置換されてもよいフェニル基
[置換基は分岐してもよい飽和または不飽和アルキル
基,ハロゲン原子,SO2CH3,SCH3,アミノ
基,アルコキシ基,アルコキシアルコキシ基,アルコキ
シカルボニル基,アミノカルボニル基,シアノ基,シク
ロアルキル基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フ
ェノキシ基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイ
ル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−
基,CO2−基,COCl−基,ピリジル基,チエニル
基,フリル基から任意に選択され,一置換あるいは多置
換でも良い],置換されてもよいピリジル基[置換基は
分岐してもよい飽和または不飽和アルキル基,ハロゲン
原子,SO2CH3,SCH3,アミノ基,アルコキシ
基,アルコキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル
基,アミノカルボニル基,シアノ基,シクロアルキル
基,ハロアルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ
基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベ
ンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,CO
2−基,COCl−基,ピリジル基,チエニル基,フリ
ル基から任意に選択され,一置換あるいは多置換でも良
い],置換されてもよいチエニル基[置換基は分岐して
もよい飽和または不飽和アルキル基,ハロゲン原子,S
O2CH3,SCH3,アミノ基,アルコキシ基,アル
コキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノ
カルボニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアル
コキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ基,ベンジル
基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホ
ニル基,イミドイル基,NO2−基,CO2−基,CO
Cl−基,ピリジル基,チエニル基,フリル基から任意
に選択され,一置換あるいは多置換でも良い],置換さ
れてもよいフリル基[置換基は分岐してもよい飽和また
は不飽和アルキル基,ハロゲン原子,SO2CH3,S
CH3,アミノ基,アルコキシ基,アルコキシアルコキ
シ基,アルコキシカルボニル基,アミノカルボニル基,
シアノ基,シクロアルキル基,ハロアルコキシ基,ハロ
アルキル基,フェノキシ基,ベンジル基,ベンジルオキ
シ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホニル基,イミドイ
ル基,NO2−基,CO2−基,COCl−基,ピリジ
ル基,チエニル基,フリル基から任意に選択され,一置
換あるいは多置換でも良い],−Q−置換フェニル基
[Qは分岐あるいは置換されても良い飽和または不飽和
炭素鎖を表し[置換基はハロゲン原子,SO2CH3,
SCH3,アミノ基,アルキル基,アルコキシ基,アル
コキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノ
カルボニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアル
コキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ基,フェニル
基,ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベ
ンゼンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,CO
2−基,COCl−基から任意に選択され,一置換ある
いは多置換でも良い]、フェニル基の置換基は、分岐し
てもよい飽和または不飽和アルキル基,ハロゲン原子,
SO2CH3,SCH3,アミノ基,アルコキシ基,ア
ルコキシアルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミ
ノカルボニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロア
ルコキシ基,ハロアルキル基,フェノキシ基,ベンジル
基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホ
ニル基,イミドイル基,NO2−基,CO2−基,CO
Cl−基,ピリジル基,チエニル基,フリル基から任意
に選択され,一置換あるいは多置換でも良い],−Q−
置換ヘテロ環[Qは分岐しても良い飽和または不飽和炭
素鎖を表し[置換基はハロゲン原子,SO2CH3,S
CH3,アミノ基,アルキル基,アルコキシ基,アルコ
キシアルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノカ
ルボニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアルコ
キシ基,ハロアルキル基,フェノキシ基,フェニル基,
ベンジル基,ベンジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼ
ンスルホニル基,イミドイル基,NO2−基,CO2−
基,COCl−基から任意に選択され,一置換あるいは
多置換でも良い]、ヘテロ環はピリジン環,チオフェン
環,チアゾール環,ピリダジン環,ピラジン環,ピリミ
ジン環,ピラゾール環,イソオキサゾール環またはイミ
ダゾール環を表し、ヘテロ環の置換基は分岐してもよい
飽和または不飽和アルキル基,ハロゲン原子,SO2C
H3,SCH3,アミノ基,アルコキシ基,アルコキシ
アルコキシ基,アルコキシカルボニル基,アミノカルボ
ニル基,シアノ基,シクロアルキル基,ハロアルコキシ
基,ハロアルキル基,フェノキシ基,ベンジル基,ベン
ジルオキシ基,ベンゾイル基,ベンゼンスルホニル基,
イミドイル基,NO2−基,CO2−基,COCl−
基,ピリジル基,チエニル基,フリル基から任意に選択
され,一置換あるいは多置換でも良い],あるいはアル
コール類との縮合反応などがあげられる。
【0030】クロル化反応を行いクロル化イミニューム
塩類を製造し、取り出さずにビールスマイヤ反応やクロ
ル化などを行い新たな化合物を製造することも可能であ
る。
【0031】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0032】実施例1 撹拌機及び還流冷却器、温度計を備えた500mLガラ
ス製反応器に6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−
3−カルボニトリル120gとスルホラン120gを加
え、オキシ塩化リン92gを滴下した。次に80℃まで
昇温して3時間反応を行った。減圧にて過剰のオキシ塩
化リンを回収し反応液を得た。氷水500g中にこの反
応液を滴下して結晶物をろ過捕集後乾燥して6−クロロ
ニコチノニトリル130gを得た。
【0033】実施例2 撹拌機及び還流冷却器、温度計を備えた500mLガラ
ス製反応器に1,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロフタラジン−6−カルボキサミド50gとスル
ホラン200gを入れ、オキシ塩化リン190gを滴下
する。70℃まで昇温して6時間反応を行った。減圧に
て過剰のオキシ塩化リンを回収し反応液を得た。氷水5
00g中にこの反応液を滴下して結晶物をろ過捕集し
た。この結晶を乾燥して純度80%の1,4−ジクロロ
フタラジンカルボニトリル54gを得た。
【0034】実施例3 撹拌機及び還流冷却器、温度計を備えた500mLガラ
ス製反応器に1,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロフタラジン−6−カルボキサミド50gとスル
ホラン200gを入れ、オキシ塩化リン190gを滴下
する。70℃まで昇温して6時間反応を行った。減圧に
て過剰のオキシ塩化リンを回収し反応液を得た。炭酸水
素ナトリウム118gを加えた水500g中にこの反応
液を滴下して結晶物をろ過捕集した。滴下中のpHは8
〜9であった。この結晶を乾燥してHPLCにより定量
分析1,4−ジクロロフタラジンカルボニトリル49g
を含んでいた(収率90%)。
【0035】実施例4 撹拌機及び還流冷却器、温度計を備えた500mLガラ
ス製反応器に6−メチル−2,3−ジヒドロフタラジン
−1,4−ジオン50gとスルホラン200gを入れ、
オキシ塩化リン130gを滴下する。70℃まで昇温し
て6時間反応を行った。減圧にて過剰のオキシ塩化リン
を回収し反応液を得た。炭酸ナトリウム46gを加えた
水500g中にこの反応液を滴下して結晶物をろ過捕集
した。滴下中のpHは9であった。この結晶を乾燥して
HPLCにより定量分析を行ったところ1,4−ジクロ
ロ−6−メチルフタラジン57gを含んでいた(収率9
4%)。
【0036】実施例5 撹拌機及び還流冷却器、温度計を備えた500mLガラ
ス製反応器に4−メトキシ−N−フェニルベンザミド5
0gとスルホラン150gを入れ、オキシ塩化リン51
gを滴下する。70℃まで昇温して6時間反応を行っ
た。減圧にて過剰のオキシ塩化リンを回収し反応液を得
た。氷冷した50%モノメチルアミン水溶液200g中
にこの反応液を滴下して結晶物をろ過捕集した。この結
晶を乾燥して4−メトキシ−N−メチル−N’−フェニ
ルベンザミド41gを得た。
【0037】実施例6 撹拌機及び還流冷却器、温度計を備えた500mLガラ
ス製反応器に6−メチル−2,3−ジヒドロフタラジン
−1,4−ジオン50gとスルホレン200gを入れ、
オキシ塩化リン130gを滴下する。70℃まで昇温し
て6時間反応を行った。減圧にて過剰のオキシ塩化リン
を回収し反応液を得た。氷水500g中にこの反応液を
滴下して結晶物をろ過捕集した。この結晶を乾燥して
1,4−ジクロロ−6−メチルフタラジン57gを得
た。
【0038】実施例7 撹拌機及び還流冷却器、温度計を備えた500mLガラ
ス製反応器に1,2−ジヒドロピリダジン−3,6−ジ
オン50gとスルホレン50gを入れ、オキシ塩化リン
205gを滴下する。70℃まで昇温して6時間反応を
行った。減圧にて過剰のオキシ塩化リンを回収し反応液
を得た。氷水500g中にこの反応液を滴下して結晶物
をろ過捕集した。この結晶を乾燥して3,6−ジクロロ
ピリダジン60gを得た。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、オキシ塩化リンなどの
リン系クロル化剤を用いてクロル化反応を行うに際し、
スルホランまたは/およびスルホレンを溶剤に使用する
ことにより、アメ状のリン化合物を溶解させ、析出・沈
降することなく反応が行え、操作性にすぐれた工業的製
造法を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 237/12 C07D 237/12 237/30 237/30 (72)発明者 北沢 貞哉 兵庫県高砂市梅井5丁目1番1号 日本精 化株式会社研究所内 (72)発明者 木村 修 兵庫県高砂市梅井5丁目1番1号 日本精 化株式会社研究所内 Fターム(参考) 4C055 AA01 BA02 BA39 CA02 CA59 DA01 4H006 AA02 AC30 BB22 BB23 BC10 BC19 BE54 BJ50 BM10 BM72 BU46

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リン系クロル化剤を使用して酸あるいはア
    ルコールあるいはカルボニル炭素のクロル化によりクロ
    ル化合物を製造する時にスルホランおよび/またはスル
    ホレンを溶剤に用いるクロル化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】リン系クロル化剤がオキシ塩化リンである
    請求項1に記載のクロル化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】クロル化合物がイミドイルクロライド類で
    ある請求項1に記載のクロル化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】リン系クロル化剤がオキシ塩化リンである
    請求項3に記載のクロル化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】クロル化合物がクロル化イミニュウ−ム塩
    類である請求項1に記載のクロル化合物の製造方法。
  6. 【請求項6】リン系クロル化剤がオキシ塩化リンである
    請求項5に記載のクロル化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】クロル化合物がジクロロフタラジン類又は
    ジクロロピリダジン類である請求項1に記載のクロル化
    合物の製造方法。
  8. 【請求項8】リン系クロル化剤がオキシ塩化リンである
    請求項7に記載のクロル化合物の製造方法。
  9. 【請求項9】リン系クロル化剤を使用してイミドイルク
    ロライド類を製造し、取り出さずに新たな反応を行い化
    合物を製造する時にスルホランおよび/またはスルホレ
    ンを溶剤に用いる化合物の製造方法。
  10. 【請求項10】リン系クロル化剤がオキシ塩化リンであ
    る請求項9に記載の化合物の製造方法。
  11. 【請求項11】リン系クロル化剤を使用してクロル化イ
    ミニューム塩類を製造し、取り出さずに新たな反応を行
    い化合物を製造する時にスルホランおよび/またはスル
    ホレンを溶剤に用いる化合物の製造方法
  12. 【請求項12】リン系クロル化剤がオキシ塩化リンであ
    る請求項11に記載の化合物の製造方法
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