JP2001171914A - 運搬容易なフィルムシート収束体及びその形成方法 - Google Patents

運搬容易なフィルムシート収束体及びその形成方法

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JP2001171914A
JP2001171914A JP36022399A JP36022399A JP2001171914A JP 2001171914 A JP2001171914 A JP 2001171914A JP 36022399 A JP36022399 A JP 36022399A JP 36022399 A JP36022399 A JP 36022399A JP 2001171914 A JP2001171914 A JP 2001171914A
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longitudinal direction
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forming
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Hidetoshi Honda
秀敏 本多
Akiyoshi Yamatani
亜喜佳 山谷
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インフレーション成形で得られ且つ例えば農
業用ハウスの外気遮蔽シート等に使用するのに好適な合
成樹脂製フィルムシートを、従来のものに比べて加工コ
ストも掛からず、展張後の見栄えもよく且つ不規則な無
数のしわなどの発生もない状態に収束された運搬容易な
フィルムシート収束体及びその形成方法を提供するこ
と。 【解決手段】 長尺な合成樹脂フィルムを長手方向に直
交する幅方向にジャバラ状に折り畳んで細長い帯状体1
7にし、この帯状体17を更に長手方向にジャバラ状に
折り畳み又はロール状に巻き取って構成されていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は運搬容易なフィル
ムシート収束体及びその形成方法に関し、更に詳細には
農作物を栽培するハウスを形成すべくその骨組み体を覆
うシートとして好適に使用可能な農業用のフィルムシー
ト収束体及びその形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農作物を栽培する農業用ハウスの
構造としては、一般的には、多数の棒材や軽量の鉄骨等
からなり且つ畝を覆うように組み立てられた骨組み体を
透明又は半透明の薄いシートで覆い、内部に太陽の光線
と熱を取り入れながら外気との遮蔽を図るようにしてい
ることは既によく知られている。
【0003】このような農業用ハウスに使用される外気
遮蔽用の薄いシートとしては、通常、油紙障子、ガラ
ス、又はプラスチックに大別される。これらのうちプラ
スチック製のフィルムが前述した用途の農業用フィルム
シートとして最も多く使用されている。
【0004】そして、この農業用プラスチックフィルム
シートとして最も使用されているのが軟質系のポリ塩化
ビニルフィルムであり、いわゆる「農ビ」と呼ばれてい
る。また、ポリオレフィンフィルムも農業用プラスチッ
クフィルムシートとしてよく使用されており、このポリ
オレフィンフィルムからなる農業用プラスチックフィル
ムシートを、いわゆる「農ポリ」、「農サクビ」又は
「農PO」等と呼ばれている。
【0005】農業用プラスチックフィルムシートとして
使用されるポリオレフィンフィルムは、通常、公知のイ
ンフレーションフィルム成形方式で形成される。インフ
レーションフィルム成形方式とは、簡単に言えば、溶融
した樹脂をダイスの底面に形成された環状のスリットか
ら連続的に押し出してチューブ状に形成する方式であ
る。
【0006】従って、この成形方式により、最初に、所
望する長さの筒状即ちチューブ状フィルムが得られ、こ
のチューブ状フィルムの一ヶ所を軸線方向即ち長手方向
にスリット(切断)して広げれば、広い幅、例えば10
m幅のフィルムシートを容易に得ることができる。この
ような広幅のポリオレフィンフィルムは、前述したよう
に農業用ハウスの外気遮蔽シートとして好適であるため
広く使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、農業用ハウ
スの外気遮蔽シートとして好適に使用可能な、上述した
合成樹脂製のフィルムシートは、通常、形成後に紙製の
芯管に巻き取られてロール体とされるか、又はきちんと
ジャバラ状に折り畳んだ後に適当な紐などで縛られて束
ね体とされる。
【0008】このようにロール体にしたり、或いは束ね
体にする理由は、この合成樹脂製のフィルムシートを保
管したり、又はこれを例えば外気遮蔽膜として使用する
農業用ハウスのある現場まで運搬したりする際に、小形
に折り畳んだり又は巻き取ったりしておく方が嵩張ら
ず、取り扱いに便利であるからである。
【0009】このような目的、即ち嵩張りをなくすため
にロール体にしたり、或いは束ね体にしたりして、いわ
ゆるコンパクトな状態にした形態のものを総称して、こ
の明細書では便宜的に「収束体」と呼ぶことにする。
【0010】このような収束体の中でも、ロール体は、
幅10mのフィルムシートを何度か折り畳んだ後に芯管
に巻き付けたとしても、実際には、それほど小形にはな
らず、かなり嵩張り、そのため運搬等には不便であっ
た。
【0011】しかも、ロール体や束ね体とされた合成樹
脂製のフィルムシートを農業用ハウスの外気遮蔽シート
として使用する際には、数人の作業者が当該ロール体や
束ね体を現場で広げながら農業用ハウスの骨組み体屋根
部妻面に乗せ、これを展張して当該骨組み体全体を覆う
ようにして被せるが、ロール体や束ね体から合成樹脂製
フィルムシートを繰り出しながら農業用ハウスの妻面に
より良く乗せるには、特殊な治具を必要とした。
【0012】このような特殊な治具を使用しないで、合
成樹脂製フィルムシートを農業用ハウスの骨組み体に被
せるための収束体形成方法としては、インフレーション
成形方式により成形されたチューブ状フィルムの一ヶ所
を軸線方向即ち長手方向にスリットしてこれをフラット
状に広げてシート状にし、その後このシートを専用の絞
り機に掛けて細くした後にジャバラ状に折り畳んで束ね
体とする方法が知られている。
【0013】このような、フラットにしたフィルムシー
トを絞り機に掛けて細長くし、それをジャバラ状に折り
畳んだ束ね体を農業用ハウス等の外気遮蔽シートとして
使用する場合には、やはり数人の作業者が当該束ね体を
ジャバラ状態から細長状態に延ばしながら農業用ハウス
の骨組み体屋根部妻面に乗せ、これを展張して当該骨組
み体全体を覆うように被せるが、前述したような特殊な
治具を用いない点では確かに簡易に付設できる。
【0014】しかし、絞り機に掛けて細長くした後にジ
ャバラ状に折り畳んだ束ね体では、成形されたチューブ
状フィルムをフラット状に広げる作業と、更にこれを絞
る作業が必要であるため加工コストが掛かるという問題
があった。
【0015】また、絞り機に掛けて細長くした後にジャ
バラ状に折り畳んだ束ね体は、これを広げると絞り機で
絞った時に付いた無数の不規則なしわがあり、そのため
これを展張して農業用ハウス全体を覆うように被せる
と、これらのしわが目立って見栄えが悪いという問題も
あった。
【0016】加えて、この束ね体では、これを展張して
農業用ハウスの骨組み体全体を覆うように被せると前述
したしわの部分に雨水が溜まることもあり、その結果太
陽光線が水たまりに反射して作物に有効に働かず、作物
の生育に影響を及ぼしたり、風などの外力を受けた時に
しわの部分からフィルムシートが裂けやすい、といった
非常に重要な問題もあった。
【0017】この発明の目的は、前述したような従来の
問題点を解決するためになされたもので、インフレーシ
ョン成形で得られ且つ例えば農業用ハウスの外気遮蔽シ
ート等に使用するのに好適な合成樹脂製フィルムシート
を、従来のものに比べて加工コストも掛からず、展張後
の見栄えもよく且つ不規則な無数のしわなどの発生もな
い状態に収束された運搬容易なフィルムシート収束体及
びその形成方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の運搬容易なフ
ィルムシート収束体は、長尺な合成樹脂フィルムシート
を長手方向に直交する幅方向にジャバラ状に折り畳んで
細長い帯状体にし、この帯状体を更に長手方向にジャバ
ラ状に折り畳み又はロール状に巻き取って構成されてい
ることを特徴とする。
【0019】また、この発明の運搬容易なフィルムシー
ト収束体では、前述した細長い帯状体においてジャバラ
状に折り畳まれた各ひだ部の幅をほぼ等しくするように
することも好ましい。更に、この発明の運搬容易なフィ
ルムシート収束体では、これを農業用被服資材として使
用することが特に好適である。
【0020】更にまた、この発明の運搬容易なフィルム
シート収束体では、これが農作物を栽培するハウスを形
成すべく前記フィルムシート収束体を展張して前記ハウ
スの骨組み体を覆うシートとして使用することができ
る。
【0021】この発明は運搬容易なフィルムシート収束
体の形成方法でもある。すなわち、この発明の運搬容易
なフィルムシート収束体の形成方法は、インフレーショ
ン成形により得られた所定長さの合成樹脂フィルムチュ
ーブの周面を対向する2方向から長手方向に沿って内側
に押し込んで断面V字状のガセットを形成すること、前
記ガセットの形成により現出する相対向する2つの壁部
における一方の壁部を長手方向にスリットすること、次
いで、他方の前記壁部を2つ折りするように、その長手
方向軸線を折曲げ線として約180度折り曲げ、他方の
前記壁部の外壁面同士を重ね合わせて全体として長手方
向に直交する幅方向にジャバラ状に折り畳んだ細長い帯
状体を形成すること、その後この帯状体を更に長手方向
にジャバラ状に折り畳むか或いはロール状に巻き取るこ
とから構成される。
【0022】前述した本発明の運搬容易なフィルムシー
ト収束体の形成方法において、断面V字状のガセットを
形成する際、対向する2つのガセットの谷折りされた各
峰部がほぼ接する位置まで合成樹脂フィルムチューブの
周面を、対向する2方向から長手方向に沿って内側に押
し込むことが好ましい。
【0023】また、本発明の運搬容易なフィルムシート
収束体の形成方法において、ガセットの形成により現出
する相対向する2つの壁部における一方の壁部を長手方
向にスリットする時、そのスリット位置が当該壁部の幅
寸法の約2等分位置であることも好ましい。
【0024】更に、本発明の運搬容易なフィルムシート
収束体の形成方法において、一方の壁部を長手方向にス
リットした後、他方の壁部を2つ折りする際に、当該他
方の壁部の幅寸法の約2等分位置を通る仮想の長手方向
軸線を折曲げ線として約180度折曲げ、他方の壁部の
外壁面同士を重ね合わせて全体として長手方向に直交す
る幅方向にジャバラ状に折り畳んだ細長い帯状体を形成
することも好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明における運搬容易
なフィルムシート収束体及びその形成方法を図に示され
る実施の形態について更に詳細に説明する。図1には、
この発明の一実施形態に係る運搬容易なフィルムシート
収束体10が示されている。このフィルムシート収束体
10の構成は、これを形成する方法を説明することによ
り更に明瞭になる。
【0026】このフィルムシート収束帯10の形成は、
合成樹脂製のフィルムチューブ体11を形成することを
前提とする。合成樹脂製のフィルムチューブ体11を形
成する方法としては、図2に示されるように従来公知の
インフレーション成形方式を採用することができる。
【0027】得られた所定長さの合成樹脂製フィルムチ
ューブ体11の周面を、図2に示されるように対向する
2方向から長手方向に沿って内側に押し込んで断面V字
状のガセット12、12を形成する。ガセット12、1
2の形成により相対向する2つの壁部13a、13bが
現出する。
【0028】相対向する2つの壁部13a、13bにお
ける一方の壁部13aを、図3に示されるように長手方
向にスリット(切断)する。このスリット部を参照符号
14で示す。次いで、他方の壁部13bを縦に2つ折り
にするように、当該壁部13bの幅方向二等分位置を通
る仮想の長手方向軸線15を折曲げ線として、図3に矢
印16で示されるように約180度折り曲げ、この壁部
13bの外壁面同士をほぼ重ね合わせて全体として幅方
向にジャバラ状に折り畳んだ細長い帯状体17を形成す
る。
【0029】その後、この帯状体17を、図1に示され
るように更に長手方向にジャバラ状に折り畳むと、この
発明のフィルムシート収束体10が形成される。このよ
うにして収束されたフィルムシート収束体10は、自然
に広がらないように適当な紐などを使用して縛られる。
【0030】この実施形態に係る運搬容易なフィルムシ
ート収束体10では、図1に示されるように帯状体17
を長手方向にジャバラ状に折り畳んで形成されたが、こ
の発明では、この帯状体17を長手方向にロール状に巻
き取ってロール体としてもよい。
【0031】前述した実施形態に係るフィルムシート収
束体10の形成方法において、インフレーション成形方
式によって形成された所定長さの合成樹脂製フィルムチ
ューブ体11の周面を、対向する2方向から長手方向に
沿って内側に押し込んで断面V字状のガセット12、1
2を形成する際、対向する2つのガセット12、12の
谷折りされた各峰部12aがほぼ接する位置まで合成樹
脂フィルムチューブの周面を、対向する2方向から長手
方向に沿って内側に押し込むことが好ましい。
【0032】対向するガセット12、12を各峰部12
aがほぼ接するように折り込むと、両ガセット12、1
2を構成する各ひだ部12bの幅をすべて等しくするこ
とができる。更に、このようにしてガセット12、12
を形成することに加えて、ガセット12、12の形成に
より現出する相対向する2つの壁部13a、13bにお
ける一方の壁部13aをその幅寸法の約2等分位置で長
手方向にスリットすれば、2等分された壁部13aの幅
はガセット12、12の各ひだ部12bの幅とも等しく
なる。
【0033】更に、ガセット12、12を形成する時の
上述した条件、及び壁部13aを縦方向にスリットする
時の上述した条件に加えて、他方の壁部13bを縦に2
つ折りする際に、当該他壁部13bの幅寸法の約2等分
位置を通る仮想の長手方向軸線15を折曲げ線として約
180度折曲げるようにすれば、図4に示される幅方向
にジャバラ状に折り畳まれた細長い帯状体17の8つの
ひだ部は、すべてその幅が等しくなり、各ひだ部が寸法
的に完全に整合した状態の細長い帯状体17を形成する
ことができる。
【0034】大きな合成樹脂製フィルムシートをこのよ
うにコンパクトな形態である収束体にしておけば、保管
のために倉庫などに収容する場合や、これを運搬する場
合に非常に扱いやすくなる。特に、このフィルムシート
収束体10では、これを農業用ハウスの外気遮蔽シート
として使用する場合には、その付設が非常に容易であ
り、従来生じた種々の不都合が解消できる。
【0035】すなわち、この発明のフィルムシート収束
体10を用いて農業用ハウスの外気遮蔽シートとして使
用する際には、数人の作業者がこのフィルムシート収束
体10を現場で細長い帯状体17の状態に戻しながら農
業用ハウスの骨組み体屋根部妻面に乗せる。次いで、こ
れを展張して当該骨組み体全体を覆うようにして被せ
る。
【0036】この場合、農業用ハウスの骨組み体屋根部
妻面ではなく、農業用ハウスの骨組み体一側部に沿うよ
うに、フィルムシート収束体10を細長い帯状体17の
状態に戻しながら配置してもよい。
【0037】このように農業用ハウスの骨組み体一側部
に沿って細長い帯状体17を配置する場合には、予め或
いはその時に細長い帯状体17の最外側に位置する1つ
のひだ部13aの長手方向縁部に間隔をあけて引き上げ
用の紐を結びつけておき、これらの紐を農業用ハウスの
骨組み体屋根上を横断して反対側の側部に垂らし、これ
らの紐を同時に引っ張ることで、細長い帯状体17のジ
ャバラを解きながら展張して当該骨組み体の屋根に引き
上げ、且つ全体を覆うように被せることができる。
【0038】この発明の運搬容易なフィルムシート収束
体では、前述したようにして折り畳み又はロール状に巻
き取ってコンパクトな収束体としたことにより、その保
管や運搬が非常に容易で、しかもこれを展張して使用す
る時に不規則な無数のしわの発生もなく、従ってこれを
農業用ハウスの骨組み体に被せて外気遮蔽シートとして
も、光学的或いは強度的な不都合の発生がなく、非常に
好適に使用することができる。
【0039】また、この発明の運搬容易なフィルムシー
ト収束体形成方法では、前述したフィルムシート収束体
を、インフレーション成形から引き続いて連続的に形成
することができ、従ってこの行程を自動化することも非
常に容易であってその生産性を著しく高めることもでき
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の運搬容
易なフィルムシート収束体によれば、インフレーション
成形で得られた合成樹脂製チューブ状フィルムを、従来
のものに比べて加工コストも掛からず、展張後の見栄え
もよく、更に農業用ハウスの外気遮蔽シート等に使用す
る場合でも不規則な無数のしわなどの発生がないように
収束しておくことができる。
【0041】また、この発明の運搬容易なフィルムシー
ト収束体形成方法によれば、前述したフィルムシート収
束体を、常法のインフレーション成形方式による合成樹
脂製チューブ状フィルムの形成から連続的に且つ能率的
に形成することができ、従ってこの行程を自動化するこ
とも容易であってその生産性を著しく高めることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る運搬容易なフィル
ムシート収束体を示す斜視図である。
【図2】図1に示される運搬容易なフィルムシート収束
体の形成行程であるインフレーション成形後のフィルム
チューブ体にガセットを形成した状態を示す部分的な斜
視図である。
【図3】図2に示されるガセット形成状態から一壁部を
スリットした時の状態を示す部分的な斜視図である。
【図4】図3に示されるガセット形成状態のフィルムチ
ューブ体の一壁部をスリットした後、他壁部を縦に折り
曲げて細長い帯状体を形成した状態を示す部分的な斜視
図である。
【符号の説明】
10 運搬容易なフィルムシート収束体 11 フィルムチューブ体 12 ガセット 12a ガセットの峰部 12b ひだ部 13a 壁部 13b 壁部 14 スリット部 15 折曲げ線 16 折曲げ方向指示矢印 17 細長い帯状体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺な合成樹脂フィルムシートを長手方
    向に直交する幅方向にジャバラ状に折り畳んで細長い帯
    状体にし、この帯状体を更に長手方向にジャバラ状に折
    り畳み又はロール状に巻き取ってなる運搬容易なフィル
    ムシート収束体。
  2. 【請求項2】 前記細長い帯状体においてジャバラ状に
    折り畳まれた各ひだ部の幅がほぼ等しくされていること
    を特徴とする請求項1に記載の運搬容易なフィルムシー
    ト収束体。
  3. 【請求項3】 前記運搬容易なフィルムシート収束体
    が、農業用被服資材として使用されることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の運搬容易なフィルムシート収束
    体。
  4. 【請求項4】 前記運搬容易なフィルムシート収束体
    が、農作物を栽培するハウスを形成すべく前記フィルム
    シート収束体を展張して前記ハウスの骨組み体を覆うシ
    ートとして使用されることを特徴とする請求項3に記載
    の運搬容易なフィルムシート収束体。
  5. 【請求項5】 インフレーション成形により得られた所
    定長さの合成樹脂フィルムチューブの周面を対向する2
    方向から長手方向に沿って内側に押し込んで断面V字状
    のガセットを形成すること、前記ガセットの形成により
    現出する相対向する2つの壁部における一方の壁部を長
    手方向にスリットすること、次いで、他方の前記壁部を
    2つ折りするように、その長手方向軸線を折曲げ線とし
    て約180度折り曲げ、他方の前記壁部の外壁面同士を
    重ね合わせて全体として長手方向に直交する幅方向にジ
    ャバラ状に折り畳んだ細長い帯状体を形成すること、そ
    の後この帯状体を更に長手方向にジャバラ状に折り畳む
    か或いはロール状に巻き取ることから構成される運搬容
    易なフィルムシート収束体の形成方法。
  6. 【請求項6】 断面V字状の前記ガセットを形成する
    際、対向する2つの前記ガセットの谷折りされた各峰部
    がほぼ接する位置まで合成樹脂フィルムチューブの周面
    を、対向する2方向から長手方向に沿って内側に押し込
    むことを特徴とする請求項5に記載の運搬容易なフィル
    ムシート収束体の形成方法。
  7. 【請求項7】 前記ガセットの形成により現出する相対
    向する2つの壁部における一方の壁部を長手方向にスリ
    ットする時、そのスリット位置が当該壁部の幅寸法の約
    2等分位置であることを特徴とする請求項5又は6に記
    載の運搬容易なフィルムシート収束体の形成方法。
  8. 【請求項8】 一方の前記壁部を長手方向にスリットし
    た後、他方の前記壁部を2つ折りする際に、当該他方の
    壁部の幅寸法の約2等分位置を通る仮想の長手方向軸線
    を折曲げ線として約180度折曲げ、他方の前記壁部の
    外壁面同士を重ね合わせて全体として長手方向に直交す
    る幅方向にジャバラ状に折り畳んだ細長い帯状体を形成
    することを特徴とする請求項7に記載の運搬容易なフィ
    ルムシート収束体の形成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150122133A (ko) * 2013-02-27 2015-10-30 씨. 아이. 카세이 가부시기가이샤 농업용 필름의 제조방법 및 농업용 필름

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150122133A (ko) * 2013-02-27 2015-10-30 씨. 아이. 카세이 가부시기가이샤 농업용 필름의 제조방법 및 농업용 필름
JPWO2014132945A1 (ja) * 2013-02-27 2017-02-02 シーアイ化成株式会社 農業用フィルムの製造方法及び農業用フィルム
KR102179735B1 (ko) 2013-02-27 2020-11-17 다키론 씨아이 가부시키가이샤 농업용 필름의 제조방법 및 농업용 필름

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