JP2001171894A - 画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体

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JP2001171894A
JP2001171894A JP35721799A JP35721799A JP2001171894A JP 2001171894 A JP2001171894 A JP 2001171894A JP 35721799 A JP35721799 A JP 35721799A JP 35721799 A JP35721799 A JP 35721799A JP 2001171894 A JP2001171894 A JP 2001171894A
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剛 森山
Kiyoshi Okamoto
清志 岡本
Takayuki Fujii
隆行 藤井
Norifumi Miyake
範書 三宅
Mitsuo Nimura
光夫 仁村
Naoyuki Oki
尚之 大木
Shinichi Nakamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の給紙モードを任意に設定可能にして処
理効率及び使い勝手を向上することができる画像形成装
置及びその制御方法並びに記憶媒体を提供する。 【解決手段】 給紙モードにはS置きモードとF置きモ
ードの2種類があり、給紙モード設定画面(表示パネル
620)に表示されるモードキー640、641で設定
される。S置きモードではトレイ20Aにはページ1の
インサート紙Iのみが積載され、同様にトレイ20B、
20Cには、ページ2、3のインサート紙Iのみがそれ
ぞれ積載される。F置きモードでは各トレイ20に3ペ
ージ分のインサート紙Iがページ順に積み重ねられて積
載される。トレイ20にそのモードに合致したインサー
ト紙Iの積載を行うことで、適切に給紙制御される。S
置きモードでは、インサートすべきインサート紙Iのペ
ージ数とトレイ20との両総数が一致しない場合、その
旨のメッセージが表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、インサータトレ
イを備え、画像形成部で画像形成した記録紙間にインサ
ート紙を挿入するように構成された画像形成装置及びそ
の制御方法並びに記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばカラー原稿と白黒原稿のよ
うに複数種類の原稿が混在した1組の複数原稿を複写す
る場合、ユーザはすべての原稿をカラー複写装置で複写
することで、カラー/白黒混在原稿の複写物を得ること
ができる。しかし、カラー複写装置での画像形成処理
は、白黒複写装置におけるそれよりも時間がかかるた
め、白黒原稿まで一律にカラー複写装置で処理すること
は効率が悪く、白黒原稿だけは白黒複写装置で複写処理
をしたいという要求がある。そこで、カラー/白黒混在
原稿を複写する際、カラー原稿はカラー複写装置で、白
黒原稿は白黒複写装置でというように、別々に複写処理
することが考えられる。
【0003】しかしながら、そのようにすると、ユーザ
がカラー/白黒混在原稿をカラー原稿と白黒原稿とに事
前に分けて複写しなければならない。また、複写後は、
分けたカラー原稿と白黒原稿とを元の状態に戻さなけれ
ばならない。特に、頁番号が付されていない場合や原稿
枚数が多い場合は手間がかかる。さらに、複写物につい
ては、カラー複写装置で複写した記録紙と白黒複写装置
で複写した記録紙とを元の原稿の通りの順番にまとめる
ために、例えば白黒複写装置で複写した記録紙にカラー
複写装置で複写した記録紙をインサート(中差し、挿
入)しなければならない。これも、元の原稿の順番を確
認しつつ行う作業であるため、煩雑である。
【0004】このように、カラー/白黒混在原稿をカラ
ー複写装置と白黒複写装置で別々に複写処理する手法で
は、ユーザが行うべき作業がきわめて複雑で間違えやす
く、手間がかかるという問題があった。
【0005】かかる問題を解消すべく、複数の複写機、
例えばカラー複写機と白黒複写機を備えると共に、イン
サータトレイを備え、これらの組み合わせによって混在
原稿を複写処理するようにした画像形成装置も既に提案
されている。インサータトレイは一般に、画像形成部で
画像形成した記録紙間に挿入するインサート紙を、画像
形成部をバイパスして搬送可能な給紙トレイとして構成
される。
【0006】この装置では、例えば1組の混在原稿の各
原稿について、カラー原稿か白黒原稿かを自動判別し、
カラー原稿はカラー複写機で自動複写すると共に白黒原
稿は白黒複写機で自動複写し、そしてインサータトレイ
からインサート紙を給紙してこれを記録紙間に挿入する
ことで、効率的に処理するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記イ
ンサータトレイを備えた画像形成装置では、インサータ
トレイからの給紙方法として、表紙モードや合成モード
等の出力形態を指定するものは存在したが、インサータ
トレイにおけるインサート紙の積載態様は固定的であ
り、必ずしも最適な動作で処理を行えなかった。
【0008】すなわち、複数部数の原稿の複写を最短の
時間で処理するためには、カラー/白黒の各複写機の排
紙処理部(ソータ、フィニッシャ等)の能力(ビン数、
積載容量等)と、インサータトレイのビン数、積載容量
等を総合的に考慮し、最適な動作モードで処理すること
が要求される。ところが、両複写機間で、互いの排紙処
理部やインサータトレイの状況を知ることができないた
め、最適なモードではなく、予め定められた一定の動作
モードでしか動作することができなかった。そのため、
処理効率、使い勝手を向上する上で、改善の余地があっ
た。
【0009】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、複数の給紙モー
ドを任意に設定可能にして処理効率及び使い勝手を向上
することができる画像形成装置及びその制御方法並びに
記憶媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1の画像形成装置は、画像形成部で画
像形成した記録紙間にインサート紙を挿入するように構
成された画像形成装置において、前記インサート紙を積
載可能な複数のインサータトレイと、該複数のインサー
タトレイに積載されたインサート紙を前記画像形成部を
バイパスして給紙制御する給紙制御手段と、複数種類の
インサート紙を挿入する場合において前記複数の各イン
サータトレイにおける前記複数種類のインサート紙の積
載態様及び該積載態様に対応した前記給紙制御手段によ
る給紙態様を規定する給紙モードを複数種類設定可能な
給紙モード設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】同じ目的を達成するために本発明の請求項
2の画像形成装置は、上記請求項1記載の構成におい
て、前記給紙制御手段は、前記複数のインサータトレイ
に積載されたインサート紙の給紙制御を前記給紙モード
設定手段により設定された給紙モードに応じて行うこと
を特徴とする。
【0012】同じ目的を達成するために本発明の請求項
3の画像形成装置は、上記請求項1または2記載の構成
において、前記複数種類の給紙モードには、少なくと
も、前記複数の各インサータトレイに同一種類のインサ
ート紙のみが積載される第1給紙モードと、前記複数の
インサータトレイの少なくとも1つに前記インサート紙
が複数種類混合して積載される第2給紙モードとが含ま
れることを特徴とする。
【0013】同じ目的を達成するために本発明の請求項
4の画像形成装置は、上記請求項3記載の構成におい
て、前記給紙制御手段は、前記第1給紙モードでは、前
記複数の各インサータトレイから前記積載されたインサ
ート紙を1枚ずつ順に給紙し、給紙するトレイを次のト
レイに移行していくことを特徴とする。
【0014】同じ目的を達成するために本発明の請求項
5の画像形成装置は、上記請求項3記載の構成におい
て、前記給紙制御手段は、前記第2給紙モードでは、前
記少なくとも1つのインサータトレイに複数種類混合し
て積載されたインサート紙の先頭頁から順に給紙し、給
紙するインサート紙を次の頁に移行していくことを特徴
とする。
【0015】同じ目的を達成するために本発明の請求項
6の画像形成装置は、上記請求項3〜5のいずれか1項
に記載の構成において、前記記録紙間に挿入すべきイン
サート紙の総数を把握するインサート紙数把握手段と、
前記複数の各インサータトレイにおけるインサート紙の
積載の有無を検知する積載有無検知手段と、前記第1給
紙モードにおいて前記インサート紙数把握手段により把
握されたインサート紙の総数と前記積載有無検知手段に
より積載ありと検知されたインサータトレイの総数とを
比較する比較手段と、該比較手段による比較の結果、前
記インサート紙の総数と前記インサータトレイの総数と
が一致しない場合は、所定の警告を行う警告手段とを備
えたことを特徴とする。
【0016】同じ目的を達成するために本発明の請求項
7の画像形成装置は、上記請求項6記載の構成におい
て、前記インサート紙数把握手段は、前記インサート紙
の総数をユーザによるマニュアル入力を介して把握する
ことを特徴とする。
【0017】同じ目的を達成するために本発明の請求項
8の画像形成装置は、上記請求項6記載の構成におい
て、前記記録紙に画像形成するための1組の原稿を読み
取る原稿読み取り手段と、該原稿読み取り手段により読
み取った画像に基づき前記1組の原稿のうちカラー原稿
を認識してその数を計数するカラー原稿計数手段とを備
え、前記インサート紙数把握手段は、前記カラー原稿計
数手段により計数されたカラー原稿の数を前記記録紙間
に挿入すべきインサート紙の総数として把握することを
特徴とする。
【0018】同じ目的を達成するために本発明の請求項
9の画像形成装置は、上記請求項8記載の構成におい
て、前記カラー原稿計数手段による前記カラー原稿の計
数の実行中は前記画像形成部による画像形成処理を禁止
する画像形成禁止手段を備えたことを特徴とする。
【0019】同じ目的を達成するために本発明の請求項
10の画像形成装置は、上記請求項1〜9のいずれか1
項に記載の構成において、前記インサート紙に予め記載
された給紙モードを示す所定の情報を読み取る所定情報
読み取り手段を備え、前記給紙モード設定手段は、前記
所定情報読み取り手段により読み取られた前記所定の情
報に基づいて前記給紙モードを設定することを特徴とす
る。
【0020】同じ目的を達成するために本発明の請求項
11の画像形成装置は、上記請求項10記載の構成にお
いて、前記所定の情報は、前記インサート紙の画像領域
外に記載されることを特徴とする。
【0021】同じ目的を達成するために本発明の請求項
12の画像形成装置は、上記請求項10または11記載
の構成において、前記所定の情報は、前記インサート紙
の先端部に記載されることを特徴とする。
【0022】同じ目的を達成するために本発明の請求項
13の画像形成装置は、上記請求項10〜12のいずれ
か1項に記載の構成において、前記所定の情報は、前記
複数の各インサータトレイにおいて最上に積載されたイ
ンサート紙に記載されることを特徴とする。
【0023】同じ目的を達成するために本発明の請求項
14の画像形成装置は、上記請求項10〜13のいずれ
か1項に記載の構成において、前記所定情報読み取り手
段は、前記インサート紙に接近して前記所定の情報を読
み取ることを特徴とする。
【0024】同じ目的を達成するために本発明の請求項
15の画像形成装置は、上記請求項10〜14のいずれ
か1項に記載の構成において、前記給紙制御手段は、前
記複数のインサータトレイに積載されたインサート紙の
給紙動作を行うための駆動手段を備え、該駆動手段はさ
らに前記所定情報読み取り手段を駆動可能に構成された
ことを特徴とする。
【0025】同じ目的を達成するために本発明の請求項
16の画像形成装置は、上記請求項15記載の構成にお
いて、前記所定情報読み取り手段による前記所定の情報
の読み取りは、前記給紙制御手段による給紙動作に同期
して行われることを特徴とする。
【0026】同じ目的を達成するために本発明の請求項
17の画像形成装置は、上記請求項10〜16のいずれ
か1項に記載の構成において、前記所定情報読み取り手
段は、光反射センサで構成され、前記所定の情報は、前
記インサート紙の色と異なる輝度を有する色によるマー
クであることを特徴とする。
【0027】同じ目的を達成するために本発明の請求項
18の画像形成装置は、上記請求項10〜17のいずれ
か1項に記載の構成において、前記所定情報読み取り手
段により前記所定の情報の読み取りができなかった場合
は、その旨を表示するエラー表示手段を備えたことを特
徴とする。
【0028】同じ目的を達成するために本発明の請求項
19の画像形成装置は、上記請求項10〜18のいずれ
か1項に記載の構成において、前記複数のインサータト
レイにおけるインサート紙の積載のやり直しを検知する
再積載検知手段を備え、前記給紙モード設定手段は、前
記所定情報読み取り手段により前記所定の情報の読み取
りができなかった場合は、当該インサータトレイにおけ
るインサート紙の積載のやり直しが検知されるまで前記
給紙モードの設定を中断することを特徴とする。
【0029】同じ目的を達成するために本発明の請求項
20の画像形成装置は、上記請求項10〜19のいずれ
か1項に記載の構成において、前記所定情報読み取り手
段により前記所定の情報の読み取りができなかった場合
は、前記給紙モード設定手段は、ユーザによるマニュア
ル設定により前記給紙モードを設定することを特徴とす
る。
【0030】同じ目的を達成するために本発明の請求項
21の画像形成装置は、上記請求項10〜20のいずれ
か1項に記載の構成において、前記給紙モード設定手段
による、前記所定情報読み取り手段により読み取られた
前記所定の情報に基づく前記給紙モードの設定ができな
かった場合は、前記記録紙の給紙を禁止する記録紙給紙
禁止手段を備えたことを特徴とする。
【0031】同じ目的を達成するために本発明の請求項
22の画像形成装置は、上記請求項1〜9のいずれか1
項に記載の構成において、前記給紙モード設定手段は、
ユーザによるマニュアル設定により前記給紙モードを設
定することを特徴とする。
【0032】同じ目的を達成するために本発明の請求項
23の画像形成装置の制御方法は、インサート紙を積載
可能な複数のインサータトレイを備え画像形成部で画像
形成した記録紙間にインサート紙を挿入するように構成
された画像形成装置を制御する画像形成装置の制御方法
であって、前記複数のインサータトレイに積載されたイ
ンサート紙を前記画像形成部をバイパスして給紙制御す
る給紙制御工程と、複数種類のインサート紙を挿入する
場合において前記複数の各インサータトレイにおける前
記複数種類のインサート紙の積載態様及び該積載態様に
対応した前記給紙制御工程による給紙態様を規定する給
紙モードを複数種類設定可能な給紙モード設定工程とを
含むことを特徴とする。
【0033】同じ目的を達成するために本発明の請求項
24の画像形成装置の制御方法は、上記請求項23記載
の構成において、前記給紙制御工程は、前記複数のイン
サータトレイに積載されたインサート紙の給紙制御を前
記給紙モード設定工程により設定された給紙モードに応
じて行うことを特徴とする。
【0034】同じ目的を達成するために本発明の請求項
25の画像形成装置の制御方法は、上記請求項23また
は24記載の構成において、前記複数種類の給紙モード
には、少なくとも、前記複数の各インサータトレイに同
一種類のインサート紙のみが積載される第1給紙モード
と、前記複数のインサータトレイの少なくとも1つに前
記インサート紙が複数種類混合して積載される第2給紙
モードとが含まれることを特徴とする。
【0035】同じ目的を達成するために本発明の請求項
26の画像形成装置の制御方法は、上記請求項25記載
の構成において、前記給紙制御工程は、前記第1給紙モ
ードでは、前記複数の各インサータトレイから前記積載
されたインサート紙を1枚ずつ順に給紙し、給紙するト
レイを次のトレイに移行していくことを特徴とする。
【0036】同じ目的を達成するために本発明の請求項
27の画像形成装置の制御方法は、上記請求項25記載
の構成において、前記給紙制御工程は、前記第2給紙モ
ードでは、前記少なくとも1つのインサータトレイに複
数種類混合して積載されたインサート紙の先頭頁から順
に給紙し、給紙するインサート紙を次の頁に移行してい
くことを特徴とする。
【0037】同じ目的を達成するために本発明の請求項
28の画像形成装置の制御方法は、上記請求項25〜2
7のいずれか1項に記載の構成において、前記記録紙間
に挿入すべきインサート紙の総数を把握するインサート
紙数把握工程と、前記複数の各インサータトレイにおけ
るインサート紙の積載の有無を検知する積載有無検知工
程と、前記第1給紙モードにおいて前記インサート紙数
把握工程により把握されたインサート紙の総数と前記積
載有無検知工程により積載ありと検知されたインサータ
トレイの総数とを比較する比較工程と、該比較工程によ
る比較の結果、前記インサート紙の総数と前記インサー
タトレイの総数とが一致しない場合は、所定の警告を行
う警告工程とを含むことを特徴とする。
【0038】同じ目的を達成するために本発明の請求項
29の画像形成装置の制御方法は、上記請求項28記載
の構成において、前記インサート紙数把握工程は、前記
インサート紙の総数をユーザによるマニュアル入力を介
して把握することを特徴とする。
【0039】同じ目的を達成するために本発明の請求項
30の画像形成装置の制御方法は、上記請求項28記載
の構成において、前記記録紙に画像形成するための1組
の原稿を読み取る原稿読み取り工程と、該原稿読み取り
工程により読み取った画像に基づき前記1組の原稿のう
ちカラー原稿を認識してその数を計数するカラー原稿計
数工程とを含み、前記インサート紙数把握工程は、前記
カラー原稿計数工程により計数されたカラー原稿の数を
前記記録紙間に挿入すべきインサート紙の総数として把
握することを特徴とする。
【0040】同じ目的を達成するために本発明の請求項
31の画像形成装置の制御方法は、上記請求項30記載
の構成において、前記カラー原稿計数工程による前記カ
ラー原稿の計数の実行中は前記画像形成部による画像形
成処理を禁止する画像形成禁止工程を含むことを特徴と
する。
【0041】同じ目的を達成するために本発明の請求項
32の画像形成装置の制御方法は、上記請求項23〜3
1のいずれか1項に記載の構成において、前記インサー
ト紙に予め記載された給紙モードを示す所定の情報を読
み取る所定情報読み取り工程を含み、前記給紙モード設
定工程は、前記所定情報読み取り工程により読み取られ
た前記所定の情報に基づいて前記給紙モードを設定する
ことを特徴とする。
【0042】同じ目的を達成するために本発明の請求項
33の画像形成装置の制御方法は、上記請求項32記載
の構成において、前記所定の情報は、前記インサート紙
の画像領域外に記載されることを特徴とする。
【0043】同じ目的を達成するために本発明の請求項
34の画像形成装置の制御方法は、上記請求項32また
は33記載の構成において、前記所定の情報は、前記イ
ンサート紙の先端部に記載されることを特徴とする。
【0044】同じ目的を達成するために本発明の請求項
35の画像形成装置の制御方法は、上記請求項32〜3
4のいずれか1項に記載の構成において、前記所定の情
報は、前記複数の各インサータトレイにおいて最上に積
載されたインサート紙に記載されることを特徴とする。
【0045】同じ目的を達成するために本発明の請求項
36の画像形成装置の制御方法は、上記請求項32〜3
5のいずれか1項に記載の構成において、前記所定情報
読み取り工程は、所定の読み取りセンサを前記インサー
ト紙に近接させて該所定の読み取りセンサにより前記所
定の情報を読み取ることを特徴とする。
【0046】同じ目的を達成するために本発明の請求項
37の画像形成装置の制御方法は、上記請求項36記載
の構成において、前記所定情報読み取り工程は、前記給
紙制御工程において前記複数のインサータトレイに積載
されたインサート紙の給紙動作を行うために設けられた
駆動部と同一の駆動部により前記所定の読み取りセンサ
を駆動して、前記所定の情報を読み取ることを特徴とす
る。
【0047】同じ目的を達成するために本発明の請求項
38の画像形成装置の制御方法は、上記請求項37記載
の構成において、前記所定情報読み取り工程による前記
所定の情報の読み取りは、前記給紙制御工程による給紙
動作に同期して行われることを特徴とする。
【0048】同じ目的を達成するために本発明の請求項
39の画像形成装置の制御方法は、上記請求項32〜3
8のいずれか1項に記載の構成において、前記所定の情
報は、前記インサート紙の色と異なる輝度を有する色に
よるマークであることを特徴とする。
【0049】同じ目的を達成するために本発明の請求項
40の画像形成装置の制御方法は、上記請求項32〜3
9のいずれか1項に記載の構成において、前記所定情報
読み取り工程により前記所定の情報の読み取りができな
かった場合は、その旨を表示するエラー表示工程を含む
ことを特徴とする。
【0050】同じ目的を達成するために本発明の請求項
41の画像形成装置の制御方法は、上記請求項32〜4
0のいずれか1項に記載の構成において、前記複数のイ
ンサータトレイにおけるインサート紙の積載のやり直し
を検知する再積載検知工程を含み、前記給紙モード設定
工程は、前記所定情報読み取り工程により前記所定の情
報の読み取りができなかった場合は、当該インサータト
レイにおけるインサート紙の積載のやり直しが検知され
るまで前記給紙モードの設定を中断することを特徴とす
る。
【0051】同じ目的を達成するために本発明の請求項
42の画像形成装置の制御方法は、上記請求項32〜4
1のいずれか1項に記載の構成において、前記所定情報
読み取り工程により前記所定の情報の読み取りができな
かった場合は、前記給紙モード設定工程は、ユーザによ
るマニュアル設定により前記給紙モードを設定すること
を特徴とする。
【0052】同じ目的を達成するために本発明の請求項
43の画像形成装置の制御方法は、上記請求項32〜4
2のいずれか1項に記載の構成において、前記給紙モー
ド設定工程による、前記所定情報読み取り工程により読
み取られた前記所定の情報に基づく前記給紙モードの設
定ができなかった場合は、前記記録紙の給紙を禁止する
記録紙給紙禁止工程を含むことを特徴とする。
【0053】同じ目的を達成するために本発明の請求項
44の画像形成装置の制御方法は、上記請求項23〜3
1のいずれか1項に記載の構成において、前記給紙モー
ド設定工程は、ユーザによるマニュアル設定により前記
給紙モードを設定することを特徴とする。
【0054】同じ目的を達成するために本発明の請求項
45の記憶媒体は、インサート紙を積載可能な複数のイ
ンサータトレイを備え画像形成部で画像形成した記録紙
間にインサート紙を挿入するように構成された画像形成
装置を制御する画像形成装置の制御方法で使用されるプ
ログラムを記憶した記憶媒体であって、前記複数のイン
サータトレイに積載されたインサート紙を前記画像形成
部をバイパスして給紙制御する給紙制御工程のコード
と、複数種類のインサート紙を挿入する場合において前
記複数の各インサータトレイにおける前記複数種類のイ
ンサート紙の積載態様及び該積載態様に対応した前記給
紙制御工程のコードによる給紙態様を規定する給紙モー
ドを複数種類設定可能な給紙モード設定工程のコードと
を記憶したことを特徴とする。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0056】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す断
面図である。本画像形成装置1000は、複写装置とし
て構成され、読取部101(原稿読み取り手段)、画像
形成部102、シート処理部103のほか、画像形成部
102及びシート処理部103に対する動作設定、設定
内容の確認等を行うための操作部40を備える。
【0057】読取部101は、原稿積載トレイ50にセ
ットされた原稿pを原稿読み取り位置まで給送し、原稿
読み取り位置にて原稿の読み取り処理を行い、読み取っ
た原稿を排紙位置まで搬送する自動原稿給送部51と、
読み取り位置に給送された原稿台ガラス78上の原稿p
を照射するランプ79と、画像読み取り用の3CCDラ
インセンサ76(以下、「CCD76」と記す)と、原
稿pからの反射光をCCD76に導く反射ミラー72、
73、74と、原稿pからの反射光を結像するレンズ7
5とを有する。
【0058】CCD76は、R(レッド)、G(グリー
ン)、B(ブルー)のアナログ色信号を独立して得るた
めのカラーラインセンサ及び各色毎に増幅するためのア
ンプ、アナログ色信号を8ビットのデジタル信号に変換
するためのA/D変換器を有する(いずれも図示せ
ず)。CCD76からの出力信号は、画像信号制御部7
7に入力される。
【0059】画像形成部102は、異なるサイズの複数
種類の記録紙S(S1、S2)を積載した複数の記録紙
格納部53、54と、記録紙Sを給紙する記録紙給紙部
55、56を有している。記録紙給紙部55、56から
給紙されたシートSはシート搬送路57を介してシート
搬送路60へと搬送される。
【0060】画像形成部102はさらに、読取部101
にて読み取られた原稿pの画像情報に基づきレーザー光
を走査して画像記録部62の感光体上に潜像(トナー
像)を形成するレーザスキャナ61と、感光体上にトナ
ー画像を形成し、該形成したトナー画像をシートSに転
写して画像形成処理を行う画像記録部62を有する。
【0061】画像記録部62によって画像が形成された
シートSは、搬送ベルト63、記録紙上のトナー像を軟
化溶融して定着させる定着ローラ64、及び搬送ローラ
65によりシート処理部103の搬送路へと搬送され
る。
【0062】次に、シート処理部(フィニッシャ)10
3を説明する。シート処理部103は、画像形成部10
2から給送された記録紙Sを搬送するための入り口ロー
ラ1とインサート処理を行うためのインサータ104
(A、B、C)とを備える。
【0063】インサート処理は、インサータ104のイ
ンサータトレイ20にセットされたシートI(以下、
「インサート紙I」と称する)を画像形成部102を通
さずに(バイパスして)サンプルトレイ85またはスタ
ックトレイ86のいずれかに給送する処理であり、画像
形成部102からシート処理部103に送り込まれる記
録紙Sと記録紙Sとの間にインサート紙Iをインサート
(中差し)、すなわち挿入する処理である。
【0064】インサータ104のトレイ20には、イン
サート紙Iがユーザによりフェイスアップの状態でセッ
トされ、セットされた複数のインサート紙Iは、その最
上部のインサート紙Iから順次、給紙ローラ21により
給送される。インサート紙Iは、搬送ローラ23、2
4、25を介し、そのままサンプルトレイ85またはス
タックトレイ86に搬送されるので、排出時にはフェイ
スダウン状態となる。
【0065】また、原稿積載トレイ50には、原稿pが
ユーザによりフェイスアップの状態でセットされる。原
稿積載トレイ50にセットされた複数の原稿pは、その
最上部の原稿pから順次、読取部101によって読み取
り処理がされる。
【0066】画像形成部102では、画像形成処理がな
された記録紙Sをシート処理部103にフェイスダウン
の状態で送り込む場合は、記録紙Sを搬送ローラ66側
へ一旦送り込んだ後にスイッチバックさせてシート処理
部103へ搬送する。一方、記録紙Sをシート処理部1
03にフェイスアップの状態で送り込む場合は、記録紙
Sを搬送ローラ66側へ送り込むことなく、すなわちス
イッチバックをさせることなくそのままシート処理部1
03に搬送する。
【0067】インサート処理を行う場合は、上述のよう
にインサート紙Iがフェイスダウンの状態で排出され
る。従って、記録紙Sのフェースの向きをインサート紙
Iに合わせるべく、インサート処理を行う場合は記録紙
Sをスイッチバックさせてシート処理部103に搬送
し、そのままサンプルトレイ85またはスタックトレイ
86フェイスダウンの状態で排出されるようにする。
【0068】インサータトレイ20は、挿入すべきイン
サート紙Iを積載するためのものであり、インサータト
レイ20A、20B、20Cの3段のトレイで構成され
る。各トレイ20A、20B、20Cにそれぞれインサ
ータ104A、104B、104Cが対応しており、各
トレイ20はそれぞれ独立してインサート紙Iを積載す
ることができる。各インサータ104は同様に構成され
る。
【0069】給紙ローラ21は、インサート紙Iを給送
するためのローラである。給紙ローラ21は、通常はイ
ンサート紙Iから離間した位置で待機しており、給紙す
べきタイミングで給紙ソレノイド(ピックアップソレノ
イド)111(駆動手段)がオンされることによってイ
ンサート紙Iに着地する。給紙ローラ21の近傍にはマ
ーク読み取りセンサ42(所定情報読み取り手段、所定
の読み取りセンサ)が設けられる。
【0070】分離ローラ22は、給紙ローラ21から給
送されたインサート紙Iを分離するためのローラであ
る。インサート紙セット検知センサ27(積載有無検知
手段)は、トレイ20にインサート紙Iがセットされて
いるか否かを検知するためのセンサである。分離ローラ
22からのインサート紙Iは、搬送ローラ23、24、
25、26を介して搬送ローラ2に搬送される。
【0071】インサート紙Iの搬送路上であって搬送ロ
ーラ25と搬送ローラ26との間には、インサータパス
センサ41が設けられる。インサータパスセンサ41
は、インサート紙Iの後端が通過したことを検知する。
【0072】シート処理部103は、記録紙Sまたはイ
ンサート紙Iを搬送するための搬送ローラ2、3とシー
ト検知センサ31とを備える。シート検知センサ31
は、搬送ローラ2から搬送されてくるシートSまたはイ
ンサート紙Iの通過を入口側で検知する。
【0073】シート処理部103はさらに、搬送ローラ
3から搬送されてくるシートSまたはインサート紙Iの
後端付近に孔あけを行うパンチユニット50と、搬送途
上に配置される比較的大口径のローラ(以下、バッファ
ローラという)5と、バッファローラ5の外周に配さ
れ、記録紙Sをバッファローラ5のロール面に押圧して
搬送する押し付けコロ12、13、14とを備える。
【0074】第1の切り換えフラッパ11は、ノンソー
トパス35とソートパス36とを選択的に切り換える。
第2の切り換えフラッパ10は、記録紙Sまたはインサ
ート紙Iを一時的に貯えるためのバッファパス23とソ
ートパス36とを切り換える。シート検知センサ33
は、ノンソートパス35内の記録紙Sまたはインサート
紙Iを検知する。シート検知センサ32は、バッファパ
ス23内の記録紙Sまたはインサート紙Iを検知する。
【0075】シート処理部103はさらに、ソートパス
36の経路に設けられた搬送ローラ6と、処理トレイユ
ニット84とを備える。処理トレイユニット84は、記
録紙Sまたはインサート紙Iを一時的に集積し、集積さ
れた記録紙Sまたはインサート紙Iを整合し、ステイプ
ルユニット80によってステイプル処理を行うために設
けられた中間トレイ(以下、処理トレイという)82
と、この処理トレイ82に積載された記録紙Sまたはイ
ンサート紙Iを整合する整合板88と、排出ローラ83
bとを有する。下排出ローラ83bは、処理トレイ82
の排出端側に配置される束排出ローラ83の一方(固定
端側)を構成する。
【0076】排出ローラ7は、ソートパス36に配さ
れ、記録紙Sまたはインサート紙Iを処理トレイ82を
介してスタックトレイ86上に排出するための第1の排
出ローラである。排出ローラ9は、ノンソートパス35
に配され、記録紙Sまたはインサート紙Iをサンプルト
レイ85上に排出するための第2の排出ローラである。
【0077】上排出ローラ83aは、揺動ガイド81に
支持され、この揺動ガイド81が閉じ位置に来たとき、
下排紙ローラ83bに加圧的に当接して処理トレイ82
上の記録紙Sまたはインサート紙Iをスタックトレイ8
6上に束排出する。
【0078】束積載ガイド87は、スタックトレイ8
6、サンプルトレイ85上に積載されるシート束の後端
縁(束排出方向に対しての後端縁)を突き当て支持する
ためのガイドであり、ここではシート処理装置103の
外装を兼ねている。
【0079】読取部101の原稿積載トレイ50に原稿
pをセットし、操作部40から画像形成装置1000に
対してユーザが所望の設定を行い、動作開始を指定する
ことで、画像形成処理動作が開始する。
【0080】まず、ユーザからの指示に基づき、読取部
101で原稿pの読み取りを行うと同時に、画像形成部
102では設定された記録紙格納部53、54から記録
紙Sの給紙を開始し、シート搬送路60を介して画像記
録部62に搬送する。また、操作部40にて設定された
分類動作に必要なデータと動作開始信号とをシート処理
部103に対して送出し、シート処理部103の動作を
開始させる。
【0081】次に、読取部101によって読み取られた
画像情報に基づいて、画像記録部62に搬送された記録
紙S上にトナー画像を転写し、定着部を通過させてトナ
ー画像を定着させ、記録紙S上に固定する。一方、シー
ト処理装置103では、インサート紙Iの搬送、パン
チ、シートの分類、ステイプルの処理が行われる。
【0082】図2は、画像信号制御部77の詳細な構成
を示すブロック図である。
【0083】CCD76からの出力信号は、シェーディ
ング補正部301にて各色毎にシェーディング補正さ
れ、シフトメモリ部302にて色間及び画素間のずれが
補正され、その後、色判定部310と光濃度変換のため
の対数補正を行うためのLOG変換部303とに入力さ
れる。
【0084】LOG変換部303から出力される濃度信
号Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)は、
黒生成部304に入力される。黒生成部304では、入
力された濃度信号に基づき黒信号BK(ブラック)が生
成される。
【0085】マスキング/UCR部305では、黒生成
部304から入力されるY、M、C、BKの各信号に対
してカラーセンサのフィルタ特性及びトナー濃度特性に
関する補正が行われ、その補正後、4色の信号の中で現
像されるべき1色が選択される。そして、濃度変換部3
07でプリンタの現像特性やユーザの好みに応じた濃度
変換がなされ、トリミング処理部308にてユーザの所
望する区間の編集処理が行われた後に画像形成部102
出力される。
【0086】また、シフトメモリ部302では、色判定
部310に入力される信号に基づき、一定レベルの有彩
色を検出して原稿pが無彩色の原稿(白黒原稿)なのか
有彩色を含む原稿(カラー原稿)なのかの判定が行われ
る。R、G、Bの各信号比率が等しい場合が無彩色であ
るから、R、G、Bの各信号の差が所定値より小さい場
合に無彩色と判定される。例えば、R信号とG信号との
差、及びG信号とB信号との差をそれぞれ演算し、これ
らの演算値が小さいとき、無彩色と判定する。
【0087】図3は、画像形成装置1000を制御する
制御部の詳細な構成を示すブロック図である。本制御部
300は、CPU回路部200(給紙モード設定手段、
インサート紙数把握手段、比較手段、警告手段、カラー
原稿計数手段、画像形成禁止手段、エラー表示手段、記
録紙給紙禁止手段)を備える。
【0088】CPU回路部200は、所定のプログラム
により演算を行ったり、全体を制御したりする中央処理
演算部(CPU)2002と、ICカードやフロッピー
ディスク等に対するプログラムやデータの書き込み、読
み取り処理を行うためのメモリ2001と、入出力信号
の伝送及び制御を行うためのI/O制御部2003とを
含み、さらにプログラムや各種データを格納する不図示
のROMと、信号処理に応じてデータを一時的に格納す
る不図示のRAMとを含んでいる。
【0089】I/O制御部2003には、操作部制御部
201、読取制御部202、画像形成制御部204、記
録紙給紙制御部203及びシート処理制御部205(給
紙制御手段)が接続されている。操作部制御部201、
読取制御部202及びシート処理制御部205にはそれ
ぞれ、操作部40、読取部101及びシート処理部10
3が接続されている。また、画像形成制御部204及び
記録紙給紙制御部203には、画像形成部102が接続
されている。
【0090】メモリ2001及びI/O制御部2003
は、CPU2002からの制御信号により制御される。
また、CPU回路部200によりI/O制御部2003
を介して、操作部制御部201、読取制御部202、画
像形成制御部204、記録紙給紙制御部203及びシー
ト処理制御部205が制御される。
【0091】次に操作部40について説明する。
【0092】図4は、操作部40を示す図である。同図
に示すように、操作部40は各種キーのほかタッチキー
機能を備えた表示パネル620とから構成される。
【0093】パワーランプ621は、点灯することで電
源が入っていることを示す。パワースイッチ613は、
電源のオン/オフの切り換えに合わせて点灯、消灯す
る。テンキー622は、画像形成枚数や動作モードの設
定等の数値入力に用いられるほか、ファクシミリに関す
る設定画面において電話番号の入力にも使用される。
【0094】クリアキー623は、テンキー622で入
力した設定をクリアする場合に使用される。リセットキ
ー616は、設定された画像形成枚数、動作モード、選
択給紙段数等のモードを既定値に戻す際に使用される。
【0095】スタートキー614は、画像形成動作を開
始する際に押下される。スタートキー614の中央に
は、画像形成処理のスタートが可能か否かを示す赤色と
緑色のLED(不図示)が備えられている。画像形成動
作の開始が不能な場合は赤色のLEDが点灯し、開始可
能な場合は緑色のLEDが点灯する。
【0096】ストップキー615は、複写動作を停止さ
せる場合に押下される。ガイドキー617はガイド表示
に用いられ、ガイドキー617を押下した後にその他の
キーを押下すると、そのキーの機能、例えば設定可能な
内容の説明が表示パネル620に表示される。このガイ
ド表示を解除する場合は、ガイドキー617を再度押下
する。
【0097】ユーザ設定キー618は、画像形成装置1
000の設定内容をユーザが変更する場合に使用され
る。ユーザが変更できる設定内容は、例えば画像形成装
置1000に対する設定が自動的にクリアされるまでの
時間や、リセットキー616を押下した際のモードの既
定値の設定等である。
【0098】画像形成動作中に割り込みキー619が押
下されると、その他の画像形成動作が中止される。
【0099】表示パネル620は、液晶等で構成され、
詳細なモード設定を可能とすべく設定モードに応じて表
示内容が切り替わる。表示パネル620はタッチパネル
として構成されており、表示された機能の枠内に触れる
ことでその機能が実行される。
【0100】同図では、表示パネル620に複写動作モ
ードの設定画面が表示された例が示されている。表示パ
ネル620内には、キー624〜632,650が表示
されている。キー627は、用紙選択を行うためのキー
であり、キー628、629、630、632は、複写
動作における複写倍率を設定するためのキーである。
【0101】応用モードキー626は、多重動作や縮小
レイアウトモード、表紙・合紙モード等の応用機能モー
ドを設定する場合に使用され、押下されると、各応用モ
ードの設定をするための画面が表示パネル620に表示
される。ユーザは、この応用モード設定画面で応用機能
モードを設定することができる。
【0102】両面動作設定キー624は、両面動作を設
定する場合に使用され、例えば片面原稿2枚を両面原稿
1枚で出力する「片−両モード」、両面原稿を両面原稿
で出力する「両−両モード」、両面原稿を片面原稿2枚
で出力する「両−片モード」等の設定を行うことができ
る。
【0103】排紙処理キー625は、シート処理部10
3の動作モードの設定、画像メモリを用いた出力紙のの
仕分けモードの設定、及びインサート処理を行うための
インサートモードの設定を行う場合に使用される。
【0104】カラー原稿読取キー650は、原稿読み取
りモードの設定を行う場合に使用され、原稿積載トレイ
50にセットされた複数の原稿pの中からカラー原稿を
抽出して処理するためのモードを設定する際に使用され
る。一方、白黒原稿読取キー631は、原稿積載トレイ
50にセットされた複数の原稿pの中から白黒原稿を抽
出して処理するためのモードを設定する際に使用され
る。
【0105】カラー原稿読取キー650または白黒原稿
読取キー631のいずれかが押下された場合は、選択さ
れたモードを示す方のキーが白黒反転表示となり、これ
により、現在設定されている原稿読み取りモードが分か
るようになっている。また、その場合に反転状態のキー
を押下すると、そのモードの解除がなされ、そのキーは
非反転表示(通常表示)となる。
【0106】カラー原稿読取キー650及び白黒原稿読
取キー631のいずれもが非反転表示状態である場合
は、初期状態であり、その場合はカラー原稿、白黒原稿
の区別なく原稿積載トレイ50にセットされた複数の原
稿pのすべてに対して処理を行う通常読み取りモードが
設定される。
【0107】なお、表示パネル620内に表示されてい
るキーのうち使用できないキーは表示部分が網掛け表示
とされ、操作不能であることが分かるようになってい
る。
【0108】表示パネル620内の上部には、設定した
複写動作の内容や現在の動作状態が、1ラインの表示領
域の範囲で表示される。同図では、コピーAモードの設
定画面の内容等が表示されている。
【0109】表示パネル620内の下部には、その他の
機能モードの動作状態が1ラインの表示領域の範囲で表
示される。同図では、コピーBモードにおけるプリンタ
部への出力動作中であることが表示されている。
【0110】操作部40の上部に配置されたコピーA機
能キー601、コピーB機能キー604、ファックス機
能キー607、プリンタ機能キー610は、複写動作、
システム動作の各機能の設定を行う際に表示パネル62
0の表示内容を切り換えるために使用される。これらの
機能キーは半透明のキーボタンで構成され、その内部に
はLED等の表示ランプ(不図示)が備えられる。そし
て、選択された操作画面に対応したキー内部のランプの
みが点灯制御される。
【0111】各機能キー601、604、607、61
0の右方には、緑色のLED603、606、609、
612が配置され、各LED603、606、609、
612は、対応する各機能キーの動作状況を表すように
点灯制御される。例えば、コピーB機能キー604が押
下されると、表示パネル620にコピーB機能の操作画
面が表示される。その際、コピーB機能がスタンバイ中
である場合は、コピーB機能キー604の右方に配置さ
れたLED606は消灯制御される。同図の例のように
コピーB機能による出力動作中では、LED606が点
滅制御される。また、コピーB機能による形成画像がメ
モリ2001に保存され、コピーB機能による出力動作
が行われていない場合は、LED606が点灯制御され
る。
【0112】各機能キー601、604、607、61
0の左方には、赤色のLED602、605、608、
611が配置され、各LED602、605、608、
611は、対応する各機能で異常が発生した場合にそれ
を表すように点灯制御される。例えば、コピーB機能で
用紙なしによる中断やジャム等の異常が発生すると、コ
ピーB機能キー604の左方に配置されたLED605
は点滅制御される。その場合、コピーB機能キー604
を押下しコピーB機能に切り替えることで、表示パネル
620にコピーB機能の異常状況が表示され、その詳細
を知ることができる。
【0113】上記各機能キー601、604、607、
610は、どの動作状況であるかによらず押下すること
ができ、表示パネル620に表示させる内容を変更する
ことで操作部40の機能を切り替えることができる。そ
して、上記ストップキー615、スタートキー614、
リセットキー616等、表示パネル620外にあるキー
は、各機能キー601、604、607、610で選択
した機能に対応した操作が可能なようになっている。
【0114】例えば、同図に示すようなコピーA機能の
操作画面が表示パネル620に表示されている場合に、
コピーB機能による複写動作の停止を行いたいときは、
コピーB機能キー604を押下し、操作画面を切り替え
た後にストップキー615を押下すればよい。また、ユ
ーザ設定キー618により変更した内容は、変更時に選
択されていた機能に対して反映されるので、各機能に対
して独立して設定することができる。
【0115】図5は、図4に示す排紙処理キー625を
押下した後における操作部40を示す図である。表示パ
ネル620には、排紙処理設定画面が表示されている。
この画面にて排紙モードを選択することができる。
【0116】表示パネル620内において、ソートキー
632は、ソートモードによる排紙処理の設定、ステー
プルキー633は、ソートした出力紙に対するステープ
ル処理のモード設定、グループキー634は、1つの原
稿に対するコピーを1つのビンに排紙するグループモー
ドの設定を行う場合にそれぞれ使用される。
【0117】インサートモードキー635は、上述した
ようにインサータ104を用いてインサート処理を行う
ようにインサートモードを設定するためのキーである。
カラーページインサートキー638及びページ指定キー
639は、初期状態では網掛け表示となっており選択で
きない状態であり、インサートモードキー635が選択
されて初めて網掛け表示が通常表示になり選択可能な状
態になる。
【0118】カラーページインサートキー638は、原
稿pのうち、カラー画像があるカラー原稿のみをインサ
ータ104から給紙するモードを選択するためのキーで
あり、ページ指定キー639は、1組の原稿pに対する
処理でインサータ104から給紙したいページ番号を任
意に指定するモードを選択するためのキーである。
【0119】なお、上述した排紙処理を設定するための
各キーは排他的なものであって、各モードから排紙モー
ドを選択できるようになっている。
【0120】表示パネル620内において、取消キー6
36は、排紙処理モードの設定をキャンセルする場合に
使用される。OKキー637は、排紙処理設定画面にて
選択した排紙処理モードの設定を確定する場合に使用さ
れる。
【0121】図6は、図5に示すカラーページインサー
トキー638を押下した後における操作部40を示す図
である。表示パネル620には、インサート給紙モード
設定画面が表示されている。この画面にて該給紙モード
(インサートモードとも称する)を選択することができ
る。
【0122】給紙モードは、インサータトレイ20にお
けるインサート紙Iの積載態様とその積載態様に応じた
インサート紙Iの給紙態様を規定するモードであり、給
紙モードには、後述するようにS置きモード(第1給紙
モード)とF置きモード(第2給紙モード)の2種類が
ある。給紙モード設定画面において、表示パネル620
内に表示されるS置きモードキー640またはF置きモ
ードキー641のいずれかを押下することで、給紙モー
ドを設定することができる。これにより、処理効率及び
使い勝手が向上する。
【0123】図7は、インサート紙給紙モードを説明す
るための図面である。同図(a)はS置きモード、同図
(b)はF置きモードの場合のトレイ20におけるイン
サート紙Iの積載態様をそれぞれ示す。インサートすべ
きページ数が、例えば同図(c)に示すように、8枚の
原稿のうちカラー原稿が3枚である場合を例にとると、
3種類(ページ1、2、3と呼称する)のインサート紙
Iを積載しなければならない。S置きモードでは、同図
(a)に示すように、トレイ20Aにはページ1のイン
サート紙Iのみが積載され、同様にトレイ20B、20
Cには、ページ2、3のインサート紙Iのみがそれぞれ
積載される。すなわち各トレイ20には同一種類のイン
サート紙Iが積載される。
【0124】一方、F置きモードでは、同図(b)に示
すように、各トレイ20にページ1、2、3のインサー
ト紙Iがページ順に積み重ねられて積載される。すなわ
ち、各トレイ20に3ページ分のインサート紙Iが同様
の態様で積載される。
【0125】給紙モード設定画面においてS置きモード
またはF置きモードに設定した上で、トレイ20にその
モードに合致したインサート紙Iの積載を行うことで、
適切に給紙制御される。
【0126】図8は、本実施の形態におけるエラー処理
のフローチャートを示す図である。
【0127】まず、操作部40でインサートモードキー
635によりインサートモードが設定されているか否か
を判別し(ステップS501)、その判別の結果、イン
サートモードが設定されていない場合は直ちに本処理を
終了する一方、インサートモードが設定されている場合
は、カラーページインサートキー638によりカラーペ
ージインサートモードが設定されているか否かを判別す
る(ステップS502)。
【0128】その判別の結果、カラーページインサート
モードが設定されていない場合は、ページ指定キー63
9によりページ指定モードが設定されているか否かを判
別し(ステップS503)、その判別の結果、ページ指
定モードが設定されていない場合は前記ステップS50
1に戻る一方、ページ指定モードが設定されている場合
は、インサータ104から給紙すべきページのユーザに
よる入力があったか否かを判別する(ステップS50
4)。そして、ユーザによるページ入力があるまでその
判別を繰り返し、ユーザによるページ入力があった場合
は、S置きモードキー640によりS置きモードが設定
されているか否かを判別する(ステップS505)。こ
の判別は、操作部40からの信号によりなされる。
【0129】その判別の結果、S置きモードが設定され
ていない場合は直ちに本処理を終了する一方、S置きモ
ードが設定されている場合は、前記ステップS504で
ユーザによるページ入力があったと判別されたインサー
トページ数をインサートページ数kに設定し(ステップ
S506)、インサータトレイ20のうち実際にインサ
ート紙Iが積載されているトレイの数をインサータトレ
イ数iに設定する(ステップS507)。インサート紙
Iが積載されているトレイは、上述したようにインサー
ト紙セット検知センサ27によって検知される。
【0130】次に、インサートページ数kがインサータ
トレイ数iと一致するか否かを判別し(ステップS50
8)、その判別の結果、k=iである場合は問題ないの
で直ちに本処理を終了する一方、k=iでない場合は、
メッセージを表示して(ステップS509)、本処理を
終了する。このメッセージとして、例えば「インサータ
にインサート紙を正しくセットして下さい」等の表示を
操作部40の表示パネル620に表示する。これによ
り、インサート紙Iの積載ミスが速やかに通知される。
【0131】一方、前記ステップS502の判別の結
果、カラーページインサートモードが設定されている場
合は、S置きモードキー640によりS置きモードが設
定されているか否かを判別する(ステップS510)。
この判別も、前記ステップS505と同様に操作部40
からの信号によりなされる。
【0132】その判別の結果、S置きモードが設定され
ていない場合は直ちに本処理を終了する一方、S置きモ
ードが設定されている場合は、スタートキー614によ
りコピースタートが指示されたか否かを判別し(ステッ
プS511)、コピースタートが指示されるまでその判
別を繰り返して、コピースタートが指示された場合は、
原稿積載トレイ50にセットされた1組の原稿pの読み
取りを開始する(ステップS512)。
【0133】次に、1組の原稿pのうちのカラーページ
(カラー原稿)の総数をカウントする(ステップS51
3)。このカウントは、上述したように、色判定部31
0に入力される信号に基づき白黒原稿かカラー原稿かを
判別することによりなされる。なお、1組の全ての原稿
pが読み取られカラー原稿の総数のカウントが完了する
までは、画像形成部102による画像形成処理は行われ
ない。これにより、不適切で無駄な画像形成処理が回避
される。
【0134】次いで、カウントにより得られたカラーペ
ージの総数をインサートページ数kに設定し(ステップ
S514)、前記ステップS507に進む。ステップS
507以降の処理では、上記と同様に、k=iでない場
合にメッセージが表示される。
【0135】本実施の形態によれば、インサータトレイ
20を複数設け、S置きモードとF置きモードというよ
うに複数の給紙モードを設定可能に構成すると共に、そ
のモードに対応した積載態様でインサート紙Iを積載す
ることで、複数の給紙態様を実現することができる。従
って、インサートすべきインサート紙Iが複数種類ある
場合でも、その種類に応じて適切な給紙モードを選択し
て処理を容易にし、ユーザの負担を軽減することができ
る。よって、複数の給紙モードを任意に設定可能にして
コピー処理やインサート紙Iのインサート処理等の効率
及び使い勝手を向上することができる。
【0136】また、S置きモードにおいては、インサー
トすべきインサート紙Iのページ数とトレイ20との両
総数が一致しない場合は、その旨のメッセージが表示さ
れるので、例えばユーザがインサート紙Iをセットし忘
れた場合や誤ったセットをした場合でも、画像形成前に
それを知らせることができる。従って、インサート紙I
の積載ミスを早期に通知して誤った処理を未然に防止す
ることができる。
【0137】また、インサートすべきインサート紙Iの
ページ数はユーザにより手動で入力可能なので、使い勝
手を向上することができる。一方、カラー原稿の数をイ
ンサートページ数とする場合では、そのページ数が自動
的にカウントされるので、煩雑な計数等を必要とするこ
となく、カラー原稿が混在する原稿について処理効率を
向上することができる。さらに、カラー原稿のカウント
中は画像形成処理が禁止されるので、不適切な画像形成
による無駄な画像形成処理を回避することができる。
【0138】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。本実施の形態には、図1〜図
7、図9〜図13が対応する。
【0139】第2の実施の形態に係る画像形成装置は、
第1の実施の形態の場合と構成が基本的に同様であり、
画像形成装置1000の全体構成や、画像信号制御部7
7、制御部300、操作部40の構成のほか、インサー
ト紙給紙モードについても第1の実施の形態と同様で、
図1〜図7に示す通りである。
【0140】まず、本第2の実施の形態におけるインサ
ータ動作コントロールフローを説明する。
【0141】図9、図10は、本実施の形態におけるイ
ンサータ動作制御処理のフローチャートを示す図であ
る。本処理は、CPU2002により実行される。本処
理は、コピーモードとしてインサート紙Iを挿入するイ
ンサートモードが選択されている場合の処理である。な
お、本処理では、インサートすべきページ数が3ペー
ジ、インサータトレイ20の数が3段の場合を例にとっ
て説明する。
【0142】まず、コピースタートが指示されたか否か
を判別し(ステップS201)、コピースタートが指示
されるまでその判別を繰り返して、コピースタートが指
示された場合は、設定されている給紙モード(インサー
トモード)がS置きモードであるかF置きモードである
かを判別する(ステップS202)。この判別は、操作
部40から入力される信号に基づき後述する図12のイ
ンサートモード判別処理によりなされる。その判別の結
果、S置きモードである場合はステップS202以下の
処理に移行する一方、F置きモードである場合はステッ
プS213処理に移行する。
【0143】まず、S置きモードである場合は、使用し
ているトレイ20の数(ここでは3)をトレイ数Tに設
定し(ステップS203)、最初にインサート紙Iを給
紙するところのトレイ20Aを示す「1」を変数Nに設
定して(ステップS204)、インサート紙Iを挿入す
べき給紙タイミングが到来したか否かを判別する(ステ
ップS205)。給紙タイミングが到来したか否かは、
後述する図13のインサータ給紙タイミング発生処理で
発生した信号に基づき判別される。そして給紙タイミン
グが到来するまでその判別を繰り返し、インサート紙I
を挿入すべき給紙タイミングが到来した場合は、変数N
に対応するトレイ20N(N=1ではトレイ20A)に
インサート紙Iが積載されているか否かを判別する(ス
テップS206)。
【0144】その判別の結果、トレイ20Nにインサー
ト紙Iが積載されていない場合は、インサート紙Iの補
給を促すメッセージを例えば操作部40の表示パネル6
20に表示し(ステップS207)、補給されるまで上
記判別を繰り返す。一方、トレイNにインサート紙Iが
積載されている場合は、対応するインサータ104に対
してインサータ動作要求を出し(ステップS208)、
インサータ動作要求の解除がされたか否かを判別する
(ステップS209)。そして、インサータ動作要求が
解除されるまでその判別を繰り返し、インサータ動作要
求の解除がされた場合は、変数Nとトレイ数Tとが一致
するか否かを判別する(ステップS210)。
【0145】その判別の結果、N=Tでない場合は、変
数Nをインクリメントして新たな変数Nとすることによ
り、給紙するトレイ番号を変更し(ステップS21
2)、前記ステップS205に戻る。従って、N=3に
なるまでステップS205〜S210の処理が繰り返さ
れる。一方、N=Tである場合は、ジョブの最終用紙に
達したか否かを判別し(ステップS211)、その判別
の結果、ジョブの最終用紙に達していない場合は前記ス
テップS204に戻る一方、ジョブの最終用紙に達した
場合は本処理を終了する。
【0146】これにより、トレイ20A、20B、20
Cの順に、積載されたインサート紙Iが1枚ずつ順に給
紙されていく。
【0147】他方、前記ステップS202の判別の結
果、F置きモードである場合は、ステップS213〜ス
テップS219で前記ステップS203〜ステップS2
09と同様の処理を実行する。
【0148】前記ステップS219の判別の結果、イン
サータ動作要求の解除がされた場合は、挿入すべき最後
のインサート紙Iであるか否かを判別し(ステップS2
20)、その判別の結果、挿入すべき最後のインサート
紙Iである場合は本処理を終了する一方、挿入すべき最
後のインサート紙Iでない場合は、変数Nに対応するト
レイ20N(N=1ではトレイ20A)にインサート紙
Iが積載されているか否かを判別する(ステップS22
1)。
【0149】その判別の結果、トレイ20Nにインサー
ト紙Iが積載されている場合は、前記ステップS215
に戻る一方、トレイ20Nにインサート紙Iが積載され
ていない場合(トレイ20Nに積載されたインサート紙
Iをすべて給紙し終わった場合)は、変数Nをインクリ
メントして新たな変数Nとすることにより、給紙するト
レイ番号を変更し(ステップS222)、次いで、変数
Nがトレイ数T以下であるか否かを判別する(ステップ
S223)。
【0150】その判別の結果、N≦Tである場合は、前
記ステップS215に戻る。従って、次のトレイ20に
処理が移行する。一方、N>Tとなった場合は、前記ス
テップS214に戻る。従って、給紙するトレイ20が
最初のトレイ20Aに戻る。
【0151】これにより、最上段のトレイ20Aから、
積載されたインサート紙Iが例えば1ページから3ペー
ジまで順に給紙され、その後次のトレイに給紙処理が移
行していく。このF置きモードでは、インサート紙Iが
なくなったトレイ20に対してインサート紙Iを補給す
ることで、継続給紙(コンティニアスラン)が可能にな
る。
【0152】次に、インサータ104による給紙フロー
を説明する。
【0153】図11は、インサータ給紙処理のフローチ
ャートを示す図である。ここではインサータ104Aか
ら給紙する場合の動作を例示するが、インサータ104
B、104Cの動作処理も同様である。
【0154】まず、インサータ104に対して動作要求
があったか否かを判別する(ステップS101)。この
動作要求は、図9のステップS208、図10のS21
8で発されたものである。そして動作要求があるまでそ
の判別を繰り返し、動作要求があった場合は、給紙ソレ
ノイド111をオンして給紙ローラ21をインサート紙
Iに着地させる(ステップS102)。
【0155】次いで、インサート紙Iを搬送するため
に、不図示の搬送モータをオンする(ステップS10
3)。すると、給紙ローラ21が回転するのでインサー
ト紙Iを搬送できる。
【0156】次いで、インサータパスセンサオフとなっ
たか、すなわちインサート紙Iの搬送路上に設けられた
インサータパスセンサ41によりインサート紙Iの後端
が通過したことが検知されたか否かを判別する(ステッ
プS104)。そしてインサータパスセンサオフとなる
までその判別を繰り返し、インサータパスセンサオフと
なった場合は、上記搬送モータをオフし(ステップS1
05)、給紙ソレノイド111をオフすることによって
給紙ローラ21をインサート紙Iから離間した位置に退
避させる(ステップS106)。
【0157】これら一連のインサータ給紙動作が完了す
ると、続くステップS107で、インサータ104の動
作要求の解除信号を発生し、本処理を終了する。この解
除信号は、図9のステップS209、図10のS219
における判別に使用される。
【0158】次に、インサートモード判定フローを説明
する。
【0159】図12は、インサートモード判定処理のフ
ローチャートを示す図である。
【0160】まず、操作部40からの信号により、イン
サートモードキー635が押下されインサートモード
(インサート給紙モード)が選択されたか否かを判別す
る(ステップS301)。その判別の結果、インサート
モードが選択されていない場合は直ちに本処理を終了す
る一方、インサートモードが選択された場合は、操作部
40においてS置きモードキー640が押下され、S置
きモードが選択されたか否かを判別する(ステップS3
02)。
【0161】その判別の結果、S置きモードが選択され
た場合は、インサートモードとしてS置きモードを設定
し(ステップS303)、本処理を終了する一方、S置
きモードが選択されていない場合は、操作部40におい
てF置きモードキー641が押下され、F置きモードが
選択されたか否かを判別する(ステップS304)。
【0162】その判別の結果、F置きモードが選択され
ていない場合は、直ちに本処理を終了する一方、F置き
モードが選択された場合は、インサートモードとしてF
置きモードを設定し(ステップS305)、本処理を終
了する。
【0163】本処理による設定の結果は、図9のステッ
プS202の判別に供される。
【0164】次に、インサータ給紙タイミング発生フロ
ーを説明する。
【0165】図13は、インサータ給紙タイミング発生
処理のフローチャートを示す図である。本処理はCPU
2002により実行される。
【0166】まず、カラーページインサートモードであ
るか、すなわち操作部40においてカラーページインサ
ートキー638が選択されているか否かを判別し(ステ
ップS401)、その判別の結果、カラーページインサ
ートキー638が選択されている場合は、コピースター
トが指示されているか否かを判別する(ステップS40
9)。そして、コピースタートが指示されるまでその判
別を繰り返し、コピースタートが指示された場合は、原
稿pの給紙を開始する(ステップS410)。
【0167】次に、原稿読み取りを行って当該原稿がカ
ラー原稿であるか否かを判別する(ステップS41
1)。その判別の結果、当該原稿がカラー原稿でない場
合はステップS413に進む一方、当該原稿がカラー原
稿である場合は、インサータ給紙タイミング信号を発生
して(ステップS412)、ステップS413に進む。
【0168】ステップS413では、読み取った原稿が
原稿pの最終ページのものであるか否かを判別する。そ
の判別の結果、読み取った原稿が原稿pの最終ページの
ものでない場合は前記ステップS410に戻って次の原
稿の処理に移行する一方、読み取った原稿が原稿pの最
終ページのものである場合は、本処理を終了する。
【0169】一方、前記ステップS401の判別の結
果、操作部40においてカラーページインサートキー6
38が選択されていない場合は、ページ指定インサート
モードであるか、すなわち操作部40においてページ指
定キー639が選択されているか否かを判別し(ステッ
プS402)、その判別の結果、ページ指定キー639
が選択されていない場合は前記ステップS401に戻る
一方、ページ指定キー639が選択されている場合は、
インサート紙Iを挿入したいインサートページの入力が
なされたか否かを判別する(ステップS403)。イン
サートすべきページは、例えば図7(c)に示す例で
は、8枚の原稿pのうちカラー原稿である第4、第6、
第8ページの3ページであり、それを操作部40からユ
ーザが入力する。
【0170】そして、インサートページの入力がなされ
るまで前記ステップS403の判別を繰り返し、インサ
ートページの入力がなされた場合は、コピースタートが
指示されたか否かを判別する(ステップS404)。そ
して、コピースタートが指示されるまでその判別を繰り
返し、コピースタートが指示された場合は、原稿pの給
紙を開始する(ステップS405)。これと同時に、原
稿pのページもカウントする。
【0171】そして、給紙した原稿が前記ステップS4
03で入力されたと判別されたインサートページである
か否かを判別し(ステップS406)、その判別の結
果、インサートページでない場合はステップS408に
進む一方、インサートページである場合は、インサータ
給紙タイミング信号を発生して(ステップS407)、
ステップS408に進む。
【0172】ステップS408では、給紙した原稿が原
稿pの最終ページのものであるか否かを判別する。その
判別の結果、読み取った原稿が原稿pの最終ページのも
のでない場合は前記ステップS405に戻って次の原稿
の処理に移行する一方、読み取った原稿が原稿pの最終
ページのものである場合は、本処理を終了する。
【0173】本実施の形態によれば、複数種類の給紙モ
ードを設定可能にして処理効率及び使い勝手を向上する
ことに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏するだ
けでなく、設定された給紙モードに応じてインサート紙
Iが適切なトレイ20から適切なタイミング、順序で自
動的に給紙されるので、処理効率を一層向上することが
できる。
【0174】また、カラーページインサートモードで
は、インサート給紙タイミングが自動的に発生するの
で、煩雑な操作を必要とすることなく円滑に処理される
一方、ページ指定インサートモードでは、インサート給
紙タイミングがユーザの任意の入力により所望のタイミ
ングで発生するようにしたので、状況に応じた使い勝手
をより向上することができる。
【0175】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を説明する。本実施の形態には、図1〜
5、7、9、10、11、13〜15が対応する。
【0176】第3の実施の形態に係る画像形成装置は、
第1の実施の形態の場合と構成が基本的に同様であり、
画像形成装置1000の全体構成や、画像信号制御部7
7、制御部300、操作部40の構成のほか、インサー
ト紙給紙モードについても第1の実施の形態と同様で、
図1〜5、7に示す通りである。また、インサータ動作
制御処理、インサータ給紙処理、インサータ給紙タイミ
ング発生処理については、第2の実施の形態と同様であ
り、それぞれ図9、図10、図11、図13に示す通り
である。なお、給紙モードの判別手法は第1、第2の実
施の形態とは異なっており、これは図14、図15によ
り説明する。
【0177】上述したように、図1に示すように、給紙
ローラ21の近傍にはマーク読み取りセンサ42が設け
られる。マーク読み取りセンサ42は、光反射センサで
構成され、輝度の差異から情報を読み取ることができ
る。マーク読み取りセンサ42は、給紙ソレノイド11
1(駆動手段)によって駆動されるように構成されてお
り、従って、給紙ローラ21と駆動手段を共通にしてい
る。
【0178】図14は、本実施の形態におけるインサー
ト紙Iの一例を示す図である。同図に示すように、イン
サート紙Iの画像領域外にマークM(所定の情報)が記
載されている。マークMは、給紙モードを示す情報であ
り、例えばマークMが記載されている場合はF置きモー
ドであることを示し、マークMが記載されていない場合
はS置きモードであることを示す。マークMは、例えば
インサート紙Iの色とは輝度が異なる色で塗られ、イン
サート紙Iの給紙方向先端部に記載される。
【0179】マーク読み取りセンサ42の動作は給紙ロ
ーラ21と同期してなされ、給紙ローラ21がインサー
ト紙Iに着地したとき、マーク読み取りセンサ42もイ
ンサート紙Iに最接近する。従って、インサート紙Iと
の検知距離はインサート紙Iの束の厚みにかかわらず一
定となり、検知精度を向上している。
【0180】マークMを用いて給紙モードを設定する場
合、インサート紙Iの束のうち最上部に積載するインサ
ート紙IにのみマークMを記載すれば十分である。ま
た、最上部に積載するインサート紙IにマークMを設け
ることで、上分離による給紙構成にも対応可能となる。
【0181】図15は、本実施の形態におけるインサー
トモード判定処理のフローチャートを示す図である。
【0182】まず、操作部40からの信号により、イン
サートモードキー635が押下されインサートモード
(インサート給紙モード)が選択されたか否かを判別す
る(ステップS601)。その判別の結果、インサート
モードが選択されていない場合は直ちに本処理を終了す
る一方、インサートモードが選択された場合は、給紙モ
ードの検知命令がきたか否かを判別する(ステップS6
02)。
【0183】その判別の結果、給紙モードの検知命令が
きていない場合は本処理を終了する一方、給紙モードの
検知命令がきた場合は、給紙モードを検知する(ステッ
プS603)。すなわち、給紙ソレノイド111をオン
して給紙ローラ21をインサート紙Iに着地させる。す
ると、これに同期してマーク読み取りセンサ42もイン
サート紙Iに最接近する。そして、マーク読み取りセン
サ42により最上のインサート紙IのマークMの有無が
読み取られ、その読み取り結果に基づき給紙モードが検
知される。
【0184】続くステップS604では、給紙モードを
設定する。すなわち、マーク読み取りセンサ42の読み
取りの結果、マークMがある場合はF置きモードを設定
し、ない場合はS置きモードを設定する。その後、本処
理を終了する。
【0185】本実施の形態によれば、第2の実施の形態
と同様の効果を奏するだけでなく、インサート紙Iに記
載したマークMによって給紙モードを設定するようにし
たので、簡単な構成で、マニュアル入力を必要とするこ
となく、また、カバー紙等を必要とすることなく容易に
給紙モードの設定をすることができる。
【0186】また、マーク読み取りセンサ42の駆動手
段を給紙ローラ21と共通にしたので、駆動手段の兼用
により構成を簡単にすることができる。
【0187】また、マークMの読みとりはマーク読み取
りセンサ42がインサート紙Iに近接して行うようにし
たので、正確な読み取りにより給紙モードを確実に設定
することができる。さらに、給紙ローラ21による給紙
動作に同期して行われるので、同期動作により迅速な読
み取り処理を行うことができる。
【0188】また、マークMは最上のインサート紙Iに
記載するようにしたので、上分離による給紙構成に対応
可能であると共に、マークMの読み取り及び給紙モード
の設定を円滑にすることができる。さらに、マークMは
インサート紙Iの画像領域外に記載するようにしたの
で、インサート紙Iの画像領域に影響を与えることがな
く、しかも給紙方向先端部に記載するようにしたので、
マークMを速やかに読み取って給紙モードの設定を迅速
に行うことができる。
【0189】なお、本実施の形態では、表示パネル62
0におけるS置きモードキー640及びF置きモードキ
ー641は必要とされないが、給紙モードの設定にこれ
らのキーによる設定を選択的に併用するようにしてもよ
い。
【0190】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態を説明する。本実施の形態には、図1〜
5、7、9、10、11、13、14、16、17が対
応する。
【0191】第4の実施の形態に係る画像形成装置は、
第1の実施の形態の場合と構成が基本的に同様であり、
画像形成装置1000の全体構成や、画像信号制御部7
7、制御部300、操作部40の構成のほか、インサー
ト紙給紙モードについても第1の実施の形態と同様で、
図1〜5、7に示す通りである。また、インサータ動作
制御処理、インサータ給紙処理、インサータ給紙タイミ
ング発生処理については、第2、第3の実施の形態と同
様であり、それぞれ図9、図10、図11、図13に示
す通りである。なお、給紙モードの判別手法は、インサ
ート紙Iに記載したマークMによる点(図14)は第3
の実施の形態と同様であるが、インサートモード判定処
理が第3の実施の形態とは異なり、これは図16、図1
7により説明する。
【0192】図16は、本実施の形態におけるインサー
トモード判定処理のフローチャートを示す図である。
【0193】まず、ステップS701、S702、S7
03では、図15のステップS601、S602、S6
03と同様の処理を実行する。
【0194】続くステップS704では、前記ステップ
S703においてインサート紙I上のマークMの有無の
判別によって給紙モードが検知できたか否かを判別す
る。その判別の結果、給紙モードが検知できた場合は、
図15のステップS604と同様に、給紙モードを設定
する(ステップS705)。すなわち、マーク読み取り
センサ42の読み取りの結果、マークMがある場合はF
置きモードを設定し、ない場合はS置きモードを設定す
る。その後、本処理を終了する。
【0195】一方、前記ステップS704の判別の結
果、給紙モードが検知できなかった場合は、いずれのト
レイ20からインサート紙Iを給紙していくべきかその
順序が判別できず、動作の継続が不能になるので、その
旨をユーザに通知すべく、エラーメッセージを表示する
(ステップS706)(所定の警告)。例えば、操作部
40の表示パネル620にインサート紙Iのトレイ20
へのセットが正常でない旨を知らせる警告メッセージを
表示する。
【0196】次いで、インサート紙セット検知センサ2
7の検知結果に基づき、トレイ20からインサート紙I
が一旦取り除かれ、再度セットされたか否かを判別する
(ステップS707)。その判別の結果、インサート紙
Iが一旦取り除かれ、再度セットされた場合は前記ステ
ップS703に戻る一方、インサート紙Iが取り除かれ
ないままである場合は、コピースタートが再度指示され
たか否かを判別する(ステップS708)。
【0197】その判別の結果、コピースタートが再度指
示されない場合は、前記ステップS707に戻る一方、
コピースタートが再度指示された場合は、インサート紙
セット検知センサ27の検知結果を無視して、図17に
示す設定画面でマニュアルにより給紙モードを設定する
(ステップS709)。
【0198】図17は、操作部40を示す図である。同
図に示す表示パネル620には、前記ステップS704
で給紙モードが検知できなかった場合に表示される給紙
モード設定画面が表示されている。この給紙モード設定
画面において、表示パネル620内に表示されるS置き
モードキー640またはF置きモードキー641のいず
れかを押下することで、給紙モードをユーザがマニュア
ルで設定することができる。
【0199】このようにしてステップS709で給紙モ
ードを設定した後、本処理を終了する。なお、給紙モー
ドが設定されるまでの間、記録紙Sの給紙動作は行われ
ない。
【0200】本実施の形態によれば、インサート紙I上
のマークMの有無の判別によって給紙モードが検知でき
なかった場合は、エラーメッセージを表示するようにし
たので、ユーザにインサート紙Iのセットのやり直し等
の迅速な処理を促すことができる。また、インサート紙
Iの再セットがなされるまでは、コピー再スタートが指
示されない限り給紙モードの設定がなされないようにし
たので、不適切な給紙モードの設定を回避することがで
きる。また、給紙モードが検知できなかった場合でも、
ユーザによるマニュアル設定により前記給紙モードを設
定できるようにしたので、ユーザの対応により給紙モー
ドを迅速に設定することができ、使い勝手を向上するこ
とができる。
【0201】また、給紙モードの設定がなされるまでは
記録紙Sの給紙動作がなされないので、不適切な給紙モ
ードによる誤った処理を回避することができる。
【0202】なお、マークMの有無の判別によって給紙
モードが検知できなかった場合は、当該インサータトレ
イにおけるインサート紙の積載のやり直しが検知される
まで給紙モードの設定処理を一律に中断するようにして
もよい。これにより、不適切な給紙モードの設定を確実
に回避することができる。
【0203】なお、上記各実施の形態において、給紙モ
ードは例示したS置きモード、F置きモードの2種類に
限られず、また、トレイ20の数も3段に限られない。
【0204】なお、第1、第2の実施の形態では、マー
ク読み取りセンサ42は用いないため、設けなくてもよ
い。
【0205】なお、上述した各実施形態の機能を実現す
るソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を画像形成装置に供給し、その画像形成装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
本発明の目的が達成されることはいうまでもない。
【0206】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0207】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0208】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより上述した各実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS等が
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とはいうまでもない。
【0209】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることはいうまでもない。
【0210】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る画像形成装置、請求項23に係る画像形成装置の
制御方法または請求項45に係る記憶媒体によれば、複
数の給紙モードを任意に設定可能にして処理効率及び使
い勝手を向上することができる。
【0211】本発明の請求項2に係る画像形成装置また
は請求項24に係る画像形成装置の制御方法によれば、
適切な給紙制御により処理効率を向上することができ
る。
【0212】本発明の請求項3に係る画像形成装置また
は請求項25に係る画像形成装置の制御方法によれば、
挿入するインサート紙の種類に応じて積載方法を複数選
択でき、使い勝手を向上することができる。
【0213】本発明の請求項4に係る画像形成装置また
は請求項26に係る画像形成装置の制御方法によれば、
給紙モードに応じた適切な順序で給紙することができ
る。
【0214】本発明の請求項5に係る画像形成装置また
は請求項27に係る画像形成装置の制御方法によれば、
給紙モードに応じた適切な順序で給紙することができ
る。
【0215】本発明の請求項6に係る画像形成装置また
は請求項28に係る画像形成装置の制御方法によれば、
インサート紙の積載ミスを通知して誤った処理を未然に
防止することができる。
【0216】本発明の請求項7に係る画像形成装置また
は請求項29に係る画像形成装置の制御方法によれば、
使い勝手を向上することができる。
【0217】本発明の請求項8に係る画像形成装置また
は請求項30に係る画像形成装置の制御方法によれば、
煩雑な計数作業を回避してカラー原稿が混在する原稿に
ついて処理効率を向上することができる。
【0218】本発明の請求項9に係る画像形成装置また
は請求項31に係る画像形成装置の制御方法によれば、
不適切な画像形成による無駄な画像形成処理を回避する
ことができる。
【0219】本発明の請求項10に係る画像形成装置ま
たは請求項32に係る画像形成装置の制御方法によれ
ば、マニュアル入力によることなく、また、カバー紙等
を必要とすることなく容易に給紙モードの設定をするこ
とができる。
【0220】本発明の請求項11に係る画像形成装置ま
たは請求項33に係る画像形成装置の制御方法によれ
ば、インサート紙の画像領域に影響を与えることなく給
紙モードの設定を容易にすることができる。
【0221】本発明の請求項12に係る画像形成装置ま
たは請求項34に係る画像形成装置の制御方法によれ
ば、所定の情報を速やかに読み取って給紙モードの設定
を迅速に行うことができる。
【0222】本発明の請求項13に係る画像形成装置ま
たは請求項35に係る画像形成装置の制御方法によれ
ば、上分離による給紙構成に対応可能であると共に、所
定の情報の読み取り処理を円滑にすることができる。
【0223】本発明の請求項14に係る画像形成装置ま
たは請求項36に係る画像形成装置の制御方法によれ
ば、正確な読み取りにより給紙モードを確実に設定する
ことができる。
【0224】本発明の請求項15に係る画像形成装置ま
たは請求項37に係る画像形成装置の制御方法によれ
ば、駆動手段の兼用により構成を簡単にすることができ
る。
【0225】本発明の請求項16に係る画像形成装置ま
たは請求項38に係る画像形成装置の制御方法によれ
ば、同期動作により迅速な読み取り処理を行うことがで
きる。
【0226】本発明の請求項17に係る画像形成装置ま
たは請求項39に係る画像形成装置の制御方法によれ
ば、簡単な構成で所定の情報の読み取ることができる。
【0227】本発明の請求項18に係る画像形成装置ま
たは請求項40に係る画像形成装置の制御方法によれ
ば、ユーザに迅速な処理を促すことができる。
【0228】本発明の請求項19に係る画像形成装置ま
たは請求項41に係る画像形成装置の制御方法によれ
ば、不適切な給紙モードの設定を回避することができ
る。
【0229】本発明の請求項20に係る画像形成装置ま
たは請求項42に係る画像形成装置の制御方法によれ
ば、ユーザの対応により給紙モードを迅速に設定するこ
とができる。
【0230】本発明の請求項21に係る画像形成装置ま
たは請求項43に係る画像形成装置の制御方法によれ
ば、不適切な給紙モードによる誤った処理を回避するこ
とができる。
【0231】本発明の請求項22に係る画像形成装置ま
たは請求項44に係る画像形成装置の制御方法によれ
ば、使い勝手をより向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の全体構成を示す断面図である。
【図2】画像信号制御部の詳細な構成を示すブロック図
である。
【図3】画像形成装置を制御する制御部の詳細な構成を
示すブロック図である。
【図4】操作部を示す図である。
【図5】排紙処理キーを押下した後における操作部を示
す図である。
【図6】カラーページインサートキーを押下した後にお
ける操作部を示す図である。
【図7】インサート紙給紙モードを説明するための図面
である。
【図8】エラー処理のフローチャートを示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるインサータ
動作制御処理のフローチャートを示す図である。
【図10】同形態におけるインサータ動作制御処理の図
9の続きのフローチャートを示す図である。
【図11】インサータ給紙処理のフローチャートを示す
図である。
【図12】インサートモード判定処理のフローチャート
を示す図である。
【図13】インサータ給紙タイミング発生処理のフロー
チャートを示す図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態におけるインサー
ト紙Iの一例を示す図である。
【図15】インサートモード判定処理のフローチャート
を示す図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態におけるインサー
トモード判定処理のフローチャートを示す図である。
【図17】操作部を示す図である。
【符号の説明】
20 インサータトレイ 21 給紙ローラ 27 インサート紙セット検知センサ(積載有無検知手
段) 40 操作部 42 マーク読み取りセンサ(所定情報読み取り手段、
所定の読み取りセンサ) 41 インサータパスセンサ 77 画像信号制御部 84 処理トレイユニット 111 給紙ソレノイド(駆動手段) 101 読取部(原稿読み取り手段) 102 画像形成部 103 シート処理部 104 インサータ 200 CPU回路部(給紙モード設定手段、インサー
ト紙数把握手段、比較手段、警告手段、カラー原稿計数
手段、画像形成禁止手段、エラー表示手段、記録紙給紙
禁止手段) 201 操作部制御部 202 読取制御部 203 記録紙給紙制御部 204 画像形成制御部 205 シート処理制御部(給紙制御手段) 300 本制御部 1000 画像形成装置 2001 メモリ 2002 CPU 2003 I/O制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 隆行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 三宅 範書 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 仁村 光夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大木 尚之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中村 真一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DB02 DB08 DC18 DE02 DE10 ED17 EH06 EH10 FA22 FA27 FA28 FB03 FB06 GA30 GB07 3F107 AA01 AB01 CA03

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成部で画像形成した記録紙間にイ
    ンサート紙を挿入するように構成された画像形成装置に
    おいて、 前記インサート紙を積載可能な複数のインサータトレイ
    と、 該複数のインサータトレイに積載されたインサート紙を
    前記画像形成部をバイパスして給紙制御する給紙制御手
    段と、 複数種類のインサート紙を挿入する場合において前記複
    数の各インサータトレイにおける前記複数種類のインサ
    ート紙の積載態様及び該積載態様に対応した前記給紙制
    御手段による給紙態様を規定する給紙モードを複数種類
    設定可能な給紙モード設定手段とを備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記給紙制御手段は、前記複数のインサ
    ータトレイに積載されたインサート紙の給紙制御を前記
    給紙モード設定手段により設定された給紙モードに応じ
    て行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記複数種類の給紙モードには、少なく
    とも、前記複数の各インサータトレイに同一種類のイン
    サート紙のみが積載される第1給紙モードと、前記複数
    のインサータトレイの少なくとも1つに前記インサート
    紙が複数種類混合して積載される第2給紙モードとが含
    まれることを特徴とする請求項1または2記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記給紙制御手段は、前記第1給紙モー
    ドでは、前記複数の各インサータトレイから前記積載さ
    れたインサート紙を1枚ずつ順に給紙し、給紙するトレ
    イを次のトレイに移行していくことを特徴とする請求項
    3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記給紙制御手段は、前記第2給紙モー
    ドでは、前記少なくとも1つのインサータトレイに複数
    種類混合して積載されたインサート紙の先頭頁から順に
    給紙し、給紙するインサート紙を次の頁に移行していく
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記記録紙間に挿入すべきインサート紙
    の総数を把握するインサート紙数把握手段と、前記複数
    の各インサータトレイにおけるインサート紙の積載の有
    無を検知する積載有無検知手段と、前記第1給紙モード
    において前記インサート紙数把握手段により把握された
    インサート紙の総数と前記積載有無検知手段により積載
    ありと検知されたインサータトレイの総数とを比較する
    比較手段と、該比較手段による比較の結果、前記インサ
    ート紙の総数と前記インサータトレイの総数とが一致し
    ない場合は、所定の警告を行う警告手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 前記インサート紙数把握手段は、前記イ
    ンサート紙の総数をユーザによるマニュアル入力を介し
    て把握することを特徴とする請求項6記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記記録紙に画像形成するための1組の
    原稿を読み取る原稿読み取り手段と、該原稿読み取り手
    段により読み取った画像に基づき前記1組の原稿のうち
    カラー原稿を認識してその数を計数するカラー原稿計数
    手段とを備え、前記インサート紙数把握手段は、前記カ
    ラー原稿計数手段により計数されたカラー原稿の数を前
    記記録紙間に挿入すべきインサート紙の総数として把握
    することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記カラー原稿計数手段による前記カラ
    ー原稿の計数の実行中は前記画像形成部による画像形成
    処理を禁止する画像形成禁止手段を備えたことを特徴と
    する請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記インサート紙に予め記載された給
    紙モードを示す所定の情報を読み取る所定情報読み取り
    手段を備え、前記給紙モード設定手段は、前記所定情報
    読み取り手段により読み取られた前記所定の情報に基づ
    いて前記給紙モードを設定することを特徴とする請求項
    1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記所定の情報は、前記インサート紙
    の画像領域外に記載されることを特徴とする請求項10
    記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記所定の情報は、前記インサート紙
    の先端部に記載されることを特徴とする請求項10また
    は11記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記所定の情報は、前記複数の各イン
    サータトレイにおいて最上に積載されたインサート紙に
    記載されることを特徴とする請求項10〜12のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記所定情報読み取り手段は、前記イ
    ンサート紙に接近して前記所定の情報を読み取ることを
    特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の画
    像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記給紙制御手段は、前記複数のイン
    サータトレイに積載されたインサート紙の給紙動作を行
    うための駆動手段を備え、該駆動手段はさらに前記所定
    情報読み取り手段を駆動可能に構成されたことを特徴と
    する請求項10〜14のいずれか1項に記載の画像形成
    装置。
  16. 【請求項16】 前記所定情報読み取り手段による前記
    所定の情報の読み取りは、前記給紙制御手段による給紙
    動作に同期して行われることを特徴とする請求項15記
    載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記所定情報読み取り手段は、光反射
    センサで構成され、前記所定の情報は、前記インサート
    紙の色と異なる輝度を有する色によるマークであること
    を特徴とする請求項10〜16のいずれか1項に記載の
    画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記所定情報読み取り手段により前記
    所定の情報の読み取りができなかった場合は、その旨を
    表示するエラー表示手段を備えたことを特徴とする請求
    項10〜17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記複数のインサータトレイにおける
    インサート紙の積載のやり直しを検知する再積載検知手
    段を備え、前記給紙モード設定手段は、前記所定情報読
    み取り手段により前記所定の情報の読み取りができなか
    った場合は、当該インサータトレイにおけるインサート
    紙の積載のやり直しが検知されるまで前記給紙モードの
    設定を中断することを特徴とする請求項10〜18のい
    ずれか1項に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記所定情報読み取り手段により前記
    所定の情報の読み取りができなかった場合は、前記給紙
    モード設定手段は、ユーザによるマニュアル設定により
    前記給紙モードを設定することを特徴とする請求項10
    〜19のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記給紙モード設定手段による、前記
    所定情報読み取り手段により読み取られた前記所定の情
    報に基づく前記給紙モードの設定ができなかった場合
    は、前記記録紙の給紙を禁止する記録紙給紙禁止手段を
    備えたことを特徴とする請求項10〜20のいずれか1
    項に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記給紙モード設定手段は、ユーザに
    よるマニュアル設定により前記給紙モードを設定するこ
    とを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画
    像形成装置。
  23. 【請求項23】 インサート紙を積載可能な複数のイン
    サータトレイを備え画像形成部で画像形成した記録紙間
    にインサート紙を挿入するように構成された画像形成装
    置を制御する画像形成装置の制御方法であって、 前記複数のインサータトレイに積載されたインサート紙
    を前記画像形成部をバイパスして給紙制御する給紙制御
    工程と、 複数種類のインサート紙を挿入する場合において前記複
    数の各インサータトレイにおける前記複数種類のインサ
    ート紙の積載態様及び該積載態様に対応した前記給紙制
    御工程による給紙態様を規定する給紙モードを複数種類
    設定可能な給紙モード設定工程とを含むことを特徴とす
    る画像形成装置の制御方法。
  24. 【請求項24】 前記給紙制御工程は、前記複数のイン
    サータトレイに積載されたインサート紙の給紙制御を前
    記給紙モード設定工程により設定された給紙モードに応
    じて行うことを特徴とする請求項23記載の画像形成装
    置の制御方法。
  25. 【請求項25】 前記複数種類の給紙モードには、少な
    くとも、前記複数の各インサータトレイに同一種類のイ
    ンサート紙のみが積載される第1給紙モードと、前記複
    数のインサータトレイの少なくとも1つに前記インサー
    ト紙が複数種類混合して積載される第2給紙モードとが
    含まれることを特徴とする請求項23または24記載の
    画像形成装置の制御方法。
  26. 【請求項26】 前記給紙制御工程は、前記第1給紙モ
    ードでは、前記複数の各インサータトレイから前記積載
    されたインサート紙を1枚ずつ順に給紙し、給紙するト
    レイを次のトレイに移行していくことを特徴とする請求
    項25記載の画像形成装置の制御方法。
  27. 【請求項27】 前記給紙制御工程は、前記第2給紙モ
    ードでは、前記少なくとも1つのインサータトレイに複
    数種類混合して積載されたインサート紙の先頭頁から順
    に給紙し、給紙するインサート紙を次の頁に移行してい
    くことを特徴とする請求項25記載の画像形成装置の制
    御方法。
  28. 【請求項28】 前記記録紙間に挿入すべきインサート
    紙の総数を把握するインサート紙数把握工程と、前記複
    数の各インサータトレイにおけるインサート紙の積載の
    有無を検知する積載有無検知工程と、前記第1給紙モー
    ドにおいて前記インサート紙数把握工程により把握され
    たインサート紙の総数と前記積載有無検知工程により積
    載ありと検知されたインサータトレイの総数とを比較す
    る比較工程と、該比較工程による比較の結果、前記イン
    サート紙の総数と前記インサータトレイの総数とが一致
    しない場合は、所定の警告を行う警告工程とを含むこと
    を特徴とする請求項25〜27のいずれか1項に記載の
    画像形成装置の制御方法。
  29. 【請求項29】 前記インサート紙数把握工程は、前記
    インサート紙の総数をユーザによるマニュアル入力を介
    して把握することを特徴とする請求項28記載の画像形
    成装置の制御方法。
  30. 【請求項30】 前記記録紙に画像形成するための1組
    の原稿を読み取る原稿読み取り工程と、該原稿読み取り
    工程により読み取った画像に基づき前記1組の原稿のう
    ちカラー原稿を認識してその数を計数するカラー原稿計
    数工程とを含み、前記インサート紙数把握工程は、前記
    カラー原稿計数工程により計数されたカラー原稿の数を
    前記記録紙間に挿入すべきインサート紙の総数として把
    握することを特徴とする請求項28記載の画像形成装置
    の制御方法。
  31. 【請求項31】 前記カラー原稿計数工程による前記カ
    ラー原稿の計数の実行中は前記画像形成部による画像形
    成処理を禁止する画像形成禁止工程を含むことを特徴と
    する請求項30記載の画像形成装置の制御方法。
  32. 【請求項32】 前記インサート紙に予め記載された給
    紙モードを示す所定の情報を読み取る所定情報読み取り
    工程を含み、前記給紙モード設定工程は、前記所定情報
    読み取り工程により読み取られた前記所定の情報に基づ
    いて前記給紙モードを設定することを特徴とする請求項
    23〜31のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御
    方法。
  33. 【請求項33】 前記所定の情報は、前記インサート紙
    の画像領域外に記載されることを特徴とする請求項32
    記載の画像形成装置の制御方法。
  34. 【請求項34】 前記所定の情報は、前記インサート紙
    の先端部に記載されることを特徴とする請求項32また
    は33記載の画像形成装置の制御方法。
  35. 【請求項35】 前記所定の情報は、前記複数の各イン
    サータトレイにおいて最上に積載されたインサート紙に
    記載されることを特徴とする請求項32〜34のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  36. 【請求項36】 前記所定情報読み取り工程は、所定の
    読み取りセンサを前記インサート紙に近接させて該所定
    の読み取りセンサにより前記所定の情報を読み取ること
    を特徴とする請求項32〜35のいずれか1項に記載の
    画像形成装置の制御方法。
  37. 【請求項37】 前記所定情報読み取り工程は、前記給
    紙制御工程において前記複数のインサータトレイに積載
    されたインサート紙の給紙動作を行うために設けられた
    駆動部と同一の駆動部により前記所定の読み取りセンサ
    を駆動して、前記所定の情報を読み取ることを特徴とす
    る請求項36記載の画像形成装置の制御方法。
  38. 【請求項38】 前記所定情報読み取り工程による前記
    所定の情報の読み取りは、前記給紙制御工程による給紙
    動作に同期して行われることを特徴とする請求項37記
    載の画像形成装置の制御方法。
  39. 【請求項39】 前記所定の情報は、前記インサート紙
    の色と異なる輝度を有する色によるマークであることを
    特徴とする請求項32〜38のいずれか1項に記載の画
    像形成装置の制御方法。
  40. 【請求項40】 前記所定情報読み取り工程により前記
    所定の情報の読み取りができなかった場合は、その旨を
    表示するエラー表示工程を含むことを特徴とする請求項
    32〜39のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御
    方法。
  41. 【請求項41】 前記複数のインサータトレイにおける
    インサート紙の積載のやり直しを検知する再積載検知工
    程を含み、前記給紙モード設定工程は、前記所定情報読
    み取り工程により前記所定の情報の読み取りができなか
    った場合は、当該インサータトレイにおけるインサート
    紙の積載のやり直しが検知されるまで前記給紙モードの
    設定を中断することを特徴とする請求項32〜40のい
    ずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  42. 【請求項42】 前記所定情報読み取り工程により前記
    所定の情報の読み取りができなかった場合は、前記給紙
    モード設定工程は、ユーザによるマニュアル設定により
    前記給紙モードを設定することを特徴とする請求項32
    〜41のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方
    法。
  43. 【請求項43】 前記給紙モード設定工程による、前記
    所定情報読み取り工程により読み取られた前記所定の情
    報に基づく前記給紙モードの設定ができなかった場合
    は、前記記録紙の給紙を禁止する記録紙給紙禁止工程を
    含むことを特徴とする請求項32〜42のいずれか1項
    に記載の画像形成装置の制御方法。
  44. 【請求項44】 前記給紙モード設定工程は、ユーザに
    よるマニュアル設定により前記給紙モードを設定するこ
    とを特徴とする請求項23〜31のいずれか1項に記載
    の画像形成装置の制御方法。
  45. 【請求項45】 インサート紙を積載可能な複数のイン
    サータトレイを備え画像形成部で画像形成した記録紙間
    にインサート紙を挿入するように構成された画像形成装
    置を制御する画像形成装置の制御方法で使用されるプロ
    グラムを記憶した記憶媒体であって、 前記複数のインサータトレイに積載されたインサート紙
    を前記画像形成部をバイパスして給紙制御する給紙制御
    工程のコードと、 複数種類のインサート紙を挿入する場合において前記複
    数の各インサータトレイにおける前記複数種類のインサ
    ート紙の積載態様及び該積載態様に対応した前記給紙制
    御工程のコードによる給紙態様を規定する給紙モードを
    複数種類設定可能な給紙モード設定工程のコードとを記
    憶したことを特徴とする記憶媒体。
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