JP2001171402A - チャイルドシートに変更可能な車両用シート - Google Patents
チャイルドシートに変更可能な車両用シートInfo
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- JP2001171402A JP2001171402A JP37664899A JP37664899A JP2001171402A JP 2001171402 A JP2001171402 A JP 2001171402A JP 37664899 A JP37664899 A JP 37664899A JP 37664899 A JP37664899 A JP 37664899A JP 2001171402 A JP2001171402 A JP 2001171402A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は，シートクッションとバックシー
トを３分割して，その両側のクッション部を上昇可能す
ることによりチャイルドシートに変更可能な車両用シー
トを提供することを目的とするを提供することを目的と
する。 【解決手段】 チャイルドシートに変更可能な車両用シ
ートは，シートクッション１とバックシート２とから構
成され，シートクッション１は，少なくとも中央部シー
トクッション１ａとその左右両側の側部シートクッショ
ン１ｂとに３分割され、また、バックシート２も同様中
央部バックシート２ａとその左右両側の側部バックシー
ト２ｂとに３分割され，また，チャイルドシートを形成
する中央部シートクッション１ａには幼児用シートベル
ト３が設置されている。側部シートクッション１ｂ，１
ｂは上昇機構６により，また，側部バックシート２ｂ，
２ｂは移動機構９により上方へ上昇可能に形成されてい
る。
トを３分割して，その両側のクッション部を上昇可能す
ることによりチャイルドシートに変更可能な車両用シー
トを提供することを目的とするを提供することを目的と
する。 【解決手段】 チャイルドシートに変更可能な車両用シ
ートは，シートクッション１とバックシート２とから構
成され，シートクッション１は，少なくとも中央部シー
トクッション１ａとその左右両側の側部シートクッショ
ン１ｂとに３分割され、また、バックシート２も同様中
央部バックシート２ａとその左右両側の側部バックシー
ト２ｂとに３分割され，また，チャイルドシートを形成
する中央部シートクッション１ａには幼児用シートベル
ト３が設置されている。側部シートクッション１ｂ，１
ｂは上昇機構６により，また，側部バックシート２ｂ，
２ｂは移動機構９により上方へ上昇可能に形成されてい
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は，幼児，児童等が
着座できるチャイルドシートに変更可能な車両用シート
に関するものである。
着座できるチャイルドシートに変更可能な車両用シート
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来，車両とくに自動車には乗員にシー
トベルトの着用が義務付けられ，また幼児を同乗させる
ときはチャイルドシートの使用が義務づけられている。
トベルトの着用が義務付けられ，また幼児を同乗させる
ときはチャイルドシートの使用が義務づけられている。
【０００３】このため自動車にはシートベルトが設置さ
れているが，これらのシートベルトは大人の乗員を基準
に設置されているため、体格の劣る幼児や児童等には不
向きのものが大部分であり，また，主として幼児を対象
としたチャイルドシートは，車両用シートと別体に形成
されて，その都度装着しているため，その着脱に面倒な
作業を伴い、その装着が不十分の際には思わぬ事故を引
き起こす危険性があった。また，使用しないときは取り
外さなければならず，また，その保管を考慮しなければ
ならなかった。
れているが，これらのシートベルトは大人の乗員を基準
に設置されているため、体格の劣る幼児や児童等には不
向きのものが大部分であり，また，主として幼児を対象
としたチャイルドシートは，車両用シートと別体に形成
されて，その都度装着しているため，その着脱に面倒な
作業を伴い、その装着が不十分の際には思わぬ事故を引
き起こす危険性があった。また，使用しないときは取り
外さなければならず，また，その保管を考慮しなければ
ならなかった。
【０００４】そのため，車両用の座席を構成するシート
クッション及びバックシートに体格が大人より劣る幼児
や児童等が使用できるチャイルドシートを一体的に設置
したものが提案されている。
クッション及びバックシートに体格が大人より劣る幼児
や児童等が使用できるチャイルドシートを一体的に設置
したものが提案されている。
【０００５】これらは主としてシートバックを２層構造
に分割形成して，その表層側をクッションシート側に倒
伏可能として，シートクッションの厚さを高めて専用の
チャイルドシートを確保したりしていた。さらに，これ
らのチャイルドシートとともに保護ベルトを内蔵して幼
児を安全に拘束するものがある。
に分割形成して，その表層側をクッションシート側に倒
伏可能として，シートクッションの厚さを高めて専用の
チャイルドシートを確保したりしていた。さらに，これ
らのチャイルドシートとともに保護ベルトを内蔵して幼
児を安全に拘束するものがある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら，上記の
如き従来例においては，幼児が着座したときの高さによ
る不便さや着脱の不便さは解消されるが，その高さに応
じた左右方向，すなわち両側の保護が確保されにくく，
専用のシートベルトをシートクッションやバックシート
のいずれかに収納して設置しなければならず，機構が複
雑になりコスト高の要因が多かった。
如き従来例においては，幼児が着座したときの高さによ
る不便さや着脱の不便さは解消されるが，その高さに応
じた左右方向，すなわち両側の保護が確保されにくく，
専用のシートベルトをシートクッションやバックシート
のいずれかに収納して設置しなければならず，機構が複
雑になりコスト高の要因が多かった。
【０００７】さらに，チャイルドシートとシートベルト
をシートクッション内に収容するためには必要とする収
納スペースが求められるが，その厚さに限度があり，十
分なチャイルドシートやシートベルトを確保するとバッ
クシートを厚くしなければならなかった。
をシートクッション内に収容するためには必要とする収
納スペースが求められるが，その厚さに限度があり，十
分なチャイルドシートやシートベルトを確保するとバッ
クシートを厚くしなければならなかった。
【０００８】この発明は，シートクッションとバックシ
ートを３分割して，その両側のクッション部を上昇可能
することによりチャイルドシートに変更可能な車両用シ
ートを提供することを目的とするものである。
ートを３分割して，その両側のクッション部を上昇可能
することによりチャイルドシートに変更可能な車両用シ
ートを提供することを目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に，本発明に係るチャイルドシートに変更可能な車両用
シートは，少なくとも３分割されたシートクッションと
シートバックを有する車両用座席装置において、両側部
シートクッションが上昇機構を介して上方への上昇可能
に形成し，両側部シートクッションまたは中央部シート
バックに収納されたウエビングとバッククルからなるシ
ートベルトを備えてなることを特徴とするものである。
に，本発明に係るチャイルドシートに変更可能な車両用
シートは，少なくとも３分割されたシートクッションと
シートバックを有する車両用座席装置において、両側部
シートクッションが上昇機構を介して上方への上昇可能
に形成し，両側部シートクッションまたは中央部シート
バックに収納されたウエビングとバッククルからなるシ
ートベルトを備えてなることを特徴とするものである。
【００１０】さらに，シートクッションとともにシート
バックを３分割して，その両側部シートバックが前方へ
移動可能に形成してなることを特徴とするものである。
バックを３分割して，その両側部シートバックが前方へ
移動可能に形成してなることを特徴とするものである。
【００１１】さらに，前記３分割されたシートクッショ
ンとシートバックには，少なくとも両側部シートクッシ
ョンまたは中央部シートバックには屈曲部材を配してシ
ートクッションとシートバックを全体または部分的に凹
凸状面とすることを特徴とするものである。
ンとシートバックには，少なくとも両側部シートクッシ
ョンまたは中央部シートバックには屈曲部材を配してシ
ートクッションとシートバックを全体または部分的に凹
凸状面とすることを特徴とするものである。
【００１２】
【作用】上記のように構成される本発明に係るチャイル
ドシートに変更可能な車両用シートによれば，車両用座
席装置を構成するシートクッションを少なくとも３分割
して、両側部シートクッションが上昇機構を介して上方
への上昇可能に形成することにより，大人のみが乗車す
るときは従来のシートクッションのように同一の平滑面
を呈して使用に供され，また，幼児を同乗させるときに
は運転席または適宜の位置に設置される操作部の稼動操
作により，両側部シートクッションを上昇させて中央部
シートクションの両側に幼児用のサイドガードが形成さ
れたチャイルドシートに変更される。
ドシートに変更可能な車両用シートによれば，車両用座
席装置を構成するシートクッションを少なくとも３分割
して、両側部シートクッションが上昇機構を介して上方
への上昇可能に形成することにより，大人のみが乗車す
るときは従来のシートクッションのように同一の平滑面
を呈して使用に供され，また，幼児を同乗させるときに
は運転席または適宜の位置に設置される操作部の稼動操
作により，両側部シートクッションを上昇させて中央部
シートクションの両側に幼児用のサイドガードが形成さ
れたチャイルドシートに変更される。
【００１３】さらに，両側部シートクッションの上昇に
よりサイドガードが形成されたチャイルドシートは，両
側部シートクッションまたは中央部シートバックに収納
されたウエビングとバッククルからなるシートベルトを
備えて適宜シートベルトを取り出してウエビングの先端
をバッククルに係止することにより，チャイルドシート
に乗車した幼児が安全に拘束保護されるものである。
よりサイドガードが形成されたチャイルドシートは，両
側部シートクッションまたは中央部シートバックに収納
されたウエビングとバッククルからなるシートベルトを
備えて適宜シートベルトを取り出してウエビングの先端
をバッククルに係止することにより，チャイルドシート
に乗車した幼児が安全に拘束保護されるものである。
【００１４】このように，シートクッションおよびシー
トバックをチャイルドシートに変更することにより，別
途製せられるチャイルドシートのように取付の不備によ
る不用意の外れがなくなり，また，その取付け，取外し
の煩わしさから開放され，しかも、取り外した後のチャ
イルドシートの収納スペースを必要としないものであ
る。
トバックをチャイルドシートに変更することにより，別
途製せられるチャイルドシートのように取付の不備によ
る不用意の外れがなくなり，また，その取付け，取外し
の煩わしさから開放され，しかも、取り外した後のチャ
イルドシートの収納スペースを必要としないものであ
る。
【００１５】また，同乗メンバーが大人から幼児に変わ
った際のシート変更が容易に，かつ短時間で行われるも
のである。
った際のシート変更が容易に，かつ短時間で行われるも
のである。
【００１６】さらに，シートクッションの両側部シート
クッションの上昇とともに３分割されたシートバックの
両側部シートを前方へ摺動可能に形成してなることによ
り，上昇された両側部シートクッションとともにシート
クッションにおいても幼児用のサイドガードが形成され
たチャイルドシートに変更されるもので，より安全性が
高められる。
クッションの上昇とともに３分割されたシートバックの
両側部シートを前方へ摺動可能に形成してなることによ
り，上昇された両側部シートクッションとともにシート
クッションにおいても幼児用のサイドガードが形成され
たチャイルドシートに変更されるもので，より安全性が
高められる。
【００１７】さらに，シートクッションの中央部シート
クッションまたはシートバックの中央部バックシートに
屈曲部材を配することにより，中央部シートクッション
または中央部バックシートの全体を凹面状または凸面状
としたり，あるいは，部分的に，例えば前方側を凸状面
として後方側を凹面状とすることにより，同乗する幼児
の体格等に調節したチャイルドシートに変更され，ブレ
ーキ操作や走行中の振動による衝撃を緩和吸収されるも
のである。
クッションまたはシートバックの中央部バックシートに
屈曲部材を配することにより，中央部シートクッション
または中央部バックシートの全体を凹面状または凸面状
としたり，あるいは，部分的に，例えば前方側を凸状面
として後方側を凹面状とすることにより，同乗する幼児
の体格等に調節したチャイルドシートに変更され，ブレ
ーキ操作や走行中の振動による衝撃を緩和吸収されるも
のである。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下，この発明に係るチャイルド
シートに変更可能な車両用シートの実施の形態につき添
付図面に基づいて説明する。
シートに変更可能な車両用シートの実施の形態につき添
付図面に基づいて説明する。
【００１９】図１は，この発明に係るチャイルドシート
に変更可能な車両用シート正面側の略示図，図２は，チ
ャイルドシートに変更可能な車両用シートの正面状態を
示す略示図，図３は，同じくその横断面状態を示す略示
図，図４は，同じく縦断面状態を示す略示図である。
に変更可能な車両用シート正面側の略示図，図２は，チ
ャイルドシートに変更可能な車両用シートの正面状態を
示す略示図，図３は，同じくその横断面状態を示す略示
図，図４は，同じく縦断面状態を示す略示図である。
【００２０】この発明に係るチャイルドシートに変更可
能な車両用シートは，シートクッション１とバックシー
ト２とから構成され，シートクッション１は，少なくと
も中央部シートクッション１ａとその左右両側の側部シ
ートクッション１ｂ，１ｂとに３分割され、また、バッ
クシート２も同様中央部バックシート２ａとその左右両
側の側部バックシート２ｂ，２ｂとに３分割され，ま
た，チャイルドシートを形成する中央部シートクッショ
ン１ａには幼児用シートベルト３が設置されている。
能な車両用シートは，シートクッション１とバックシー
ト２とから構成され，シートクッション１は，少なくと
も中央部シートクッション１ａとその左右両側の側部シ
ートクッション１ｂ，１ｂとに３分割され、また、バッ
クシート２も同様中央部バックシート２ａとその左右両
側の側部バックシート２ｂ，２ｂとに３分割され，ま
た，チャイルドシートを形成する中央部シートクッショ
ン１ａには幼児用シートベルト３が設置されている。
【００２１】少なくとも３つに分割されるシートクッシ
ョン１は，フレーム４の上面にクッション部５が一体的
に取付けられ，中央部シートクッション１ａの両側に設
けられる側部シートクッション１ｂ，１ｂは，フレーム
４に設けられる上昇機構６により上方へ上昇可能に形成
されている。
ョン１は，フレーム４の上面にクッション部５が一体的
に取付けられ，中央部シートクッション１ａの両側に設
けられる側部シートクッション１ｂ，１ｂは，フレーム
４に設けられる上昇機構６により上方へ上昇可能に形成
されている。
【００２２】バックシート２はフレーム７とクッション
部８とより構成され，シートクッション１と同様中央部
バックシート２ａの左右両側に分割形成される側部バッ
クシート２ｂ，２ｂは移動機構９により前方への摺動可
能に形成されている。
部８とより構成され，シートクッション１と同様中央部
バックシート２ａの左右両側に分割形成される側部バッ
クシート２ｂ，２ｂは移動機構９により前方への摺動可
能に形成されている。
【００２３】幼児用シートベルト３は，ウエビング１０
とバックル１１とから形成され，ウエビング１０は両方
の側部シートクッション１ｂのいずれか一方に伸張可能
に，また，バックル１１は他方の側部シートクッション
１ｂに収納されており，上昇された一方の側部シートク
ッション１ｂの側壁からウエビング１０を伸張して取り
出し，その先端の固定金具を他方の側部シートクッショ
ン１ｂに設けられているバックル１１に係脱可能に係止
して同乗する幼児を拘束保護している。
とバックル１１とから形成され，ウエビング１０は両方
の側部シートクッション１ｂのいずれか一方に伸張可能
に，また，バックル１１は他方の側部シートクッション
１ｂに収納されており，上昇された一方の側部シートク
ッション１ｂの側壁からウエビング１０を伸張して取り
出し，その先端の固定金具を他方の側部シートクッショ
ン１ｂに設けられているバックル１１に係脱可能に係止
して同乗する幼児を拘束保護している。
【００２４】なお，この幼児用シートベルト３は，上昇
可能に設けられる側部シートクッション１ｂに設けるも
のに限らず，ウエビング１０を中央部バックシート２ａ
に伸張可能に収納し，中央部シートクッション１ａの前
側にバックル１１を設置したり、あるいは側部シートク
ッション１ｂと中央バックシート２ａの両方を収納場所
とすることも可能である（図示せず）。
可能に設けられる側部シートクッション１ｂに設けるも
のに限らず，ウエビング１０を中央部バックシート２ａ
に伸張可能に収納し，中央部シートクッション１ａの前
側にバックル１１を設置したり、あるいは側部シートク
ッション１ｂと中央バックシート２ａの両方を収納場所
とすることも可能である（図示せず）。
【００２５】側部シートクッション１ｂに設けられる上
昇機構６および側部バックシート２ｂに設けられる移動
機構９は，主として前後部に取り付けられるリンク機構
が用いられてスイッチ操作により駆動モータ（図示せ
ず）を駆動して上昇または前方へ摺動させるものであ
る。
昇機構６および側部バックシート２ｂに設けられる移動
機構９は，主として前後部に取り付けられるリンク機構
が用いられてスイッチ操作により駆動モータ（図示せ
ず）を駆動して上昇または前方へ摺動させるものであ
る。
【００２６】このようにシートクッション１とバックシ
ート２をそれぞれ，シートクッション１の左右両側の側
部シートクッション１ｂを上昇させ，また，バックシー
ト２もその左右両側の側部バックシート２ｂをやや前方
に摺動させてサイドガードが形成されることにより，中
央部シートクッション１ａと中央部バックシート２ａに
チャイルドシートが形成されるものである。
ート２をそれぞれ，シートクッション１の左右両側の側
部シートクッション１ｂを上昇させ，また，バックシー
ト２もその左右両側の側部バックシート２ｂをやや前方
に摺動させてサイドガードが形成されることにより，中
央部シートクッション１ａと中央部バックシート２ａに
チャイルドシートが形成されるものである。
【００２７】もちろんシートクッション１とバックシー
ト２は，それぞれの座席を平滑状態として大人用のシー
トとして用いられるものである。
ト２は，それぞれの座席を平滑状態として大人用のシー
トとして用いられるものである。
【００２８】さらに，シートシートクッション１とバッ
クシート２を構成する中央部シートクッション１ａおよ
び中央部シートバック２ａには，そのフレーム４，７ま
たはクッション部５，８には上方または下方に曲線状に
変形可能な屈曲部材１２が設けられている。
クシート２を構成する中央部シートクッション１ａおよ
び中央部シートバック２ａには，そのフレーム４，７ま
たはクッション部５，８には上方または下方に曲線状に
変形可能な屈曲部材１２が設けられている。
【００２９】このように中央部シートクッション１ａお
よび中央部シートバック２ａに屈曲部材１２を配して，
中央部シートクッション１ａおよび中央部シートバック
２ａをその全面にわたって凸面状または凹面状とした
り，あるいは部分的，例えば，前方側を凸状面に後面側
を凹面状としたりしてチャイルドシート上に生じる走行
途中やブレーキ操作による摺動を防止して幼児の安全性
をさらに高めることができる。
よび中央部シートバック２ａに屈曲部材１２を配して，
中央部シートクッション１ａおよび中央部シートバック
２ａをその全面にわたって凸面状または凹面状とした
り，あるいは部分的，例えば，前方側を凸状面に後面側
を凹面状としたりしてチャイルドシート上に生じる走行
途中やブレーキ操作による摺動を防止して幼児の安全性
をさらに高めることができる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように，本発明に係るチャ
イルドシートに変更可能な車両用シートによれば，車両
用座席装置を構成するシートクッションを少なくとも３
分割して，両側部シートクッションが上昇機構を介して
上方への上昇可能に形成することにより，大人のみが乗
車するときは従来のシートクッションのように同一の平
滑面を呈して使用に供され，また，幼児を同乗させると
きには両側部シートクッションを上昇させて中央部シー
トクションの両側に幼児用のサイドガードが形成された
チャイルドシートに変更して供されることができる。
イルドシートに変更可能な車両用シートによれば，車両
用座席装置を構成するシートクッションを少なくとも３
分割して，両側部シートクッションが上昇機構を介して
上方への上昇可能に形成することにより，大人のみが乗
車するときは従来のシートクッションのように同一の平
滑面を呈して使用に供され，また，幼児を同乗させると
きには両側部シートクッションを上昇させて中央部シー
トクションの両側に幼児用のサイドガードが形成された
チャイルドシートに変更して供されることができる。
【００３１】さらに，両側部シートクッションまたは中
央部シートバックに収納されたウエビングとバッククル
からなるシートベルトを備えて適宜シートベルトを取り
出してウエビングの先端をバッククルに係止することに
より，チャイルドシートに乗車した幼児が安全に拘束保
護されることができる。
央部シートバックに収納されたウエビングとバッククル
からなるシートベルトを備えて適宜シートベルトを取り
出してウエビングの先端をバッククルに係止することに
より，チャイルドシートに乗車した幼児が安全に拘束保
護されることができる。
【００３２】さらに，別途製せられるチャイルドシート
のように取付の不備による不用意の外れがなくなり，ま
た，その取付け，取外しの煩わしさから開放され，しか
も、取り外した後のチャイルドシートの収納スペースを
不用とすることができる。
のように取付の不備による不用意の外れがなくなり，ま
た，その取付け，取外しの煩わしさから開放され，しか
も、取り外した後のチャイルドシートの収納スペースを
不用とすることができる。
【００３３】さらに，シートクッションの両側部シート
クッションの上昇とともに３分割されたシートバックの
両側部シートを前方へ摺動可能に形成してなることによ
り，上昇された両側部シートクッションとともにシート
クッションにおいても幼児用のサイドガードが形成され
たチャイルドシートに変更されるもので，より安全性を
高めることができる。
クッションの上昇とともに３分割されたシートバックの
両側部シートを前方へ摺動可能に形成してなることによ
り，上昇された両側部シートクッションとともにシート
クッションにおいても幼児用のサイドガードが形成され
たチャイルドシートに変更されるもので，より安全性を
高めることができる。
【００３４】さらに，シートクッションの中央部シート
クッションまたはシートバックの中央部バックシートに
屈曲部材を配することにより，中央部シートクッション
または中央部バックシートの全体を凹面状または凸面状
としたり，あるいは，部分的に，例えば前方側を凸状面
として後方側を凹面状とすることにより，同乗する幼児
の体格等に調節されたチャイルドシートに変更され，ブ
レーキ操作や走行中の振動による衝撃を緩和吸収される
ことができる。
クッションまたはシートバックの中央部バックシートに
屈曲部材を配することにより，中央部シートクッション
または中央部バックシートの全体を凹面状または凸面状
としたり，あるいは，部分的に，例えば前方側を凸状面
として後方側を凹面状とすることにより，同乗する幼児
の体格等に調節されたチャイルドシートに変更され，ブ
レーキ操作や走行中の振動による衝撃を緩和吸収される
ことができる。
【図１】この発明のチャイルドシートに変更可能な車両
用シートの使用状態を示す正面側の略示図である。
用シートの使用状態を示す正面側の略示図である。
【図２】この発明のチャイルドシートに変更可能な車両
用シートを示す正面状態の略示図である。
用シートを示す正面状態の略示図である。
【図３】同じく横断面状態の略示図である。
【図４】同じく縦断面状態の略示図である。
１ シートクッション １ａ 中央部シートクッション １ｂ 側部シートクッション ２ バックシート ２ａ 中央部バックシート ２ｂ 側部バックシート ３ 幼児用シートベルト ４ シートクッション１のフレーム ５ シートクッション１のクッション部 ６ 上昇機構 ７ バックシート２のフレーム ８ バックシート２のクッション ９ 移動機構 １０ ウエビング １１ バックル １２ 屈曲部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年３月２２日（２０００．３．２
２）
２）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明のチャイルドシートに変更可能な車両
用シートの使用状態を示す正面側の略示図である。
用シートの使用状態を示す正面側の略示図である。
【図２】この発明のチャイルドシートに変更可能な車両
用シートを示す正面状態の略示図である。
用シートを示す正面状態の略示図である。
【図３】同じく横断面状態の略示図である。
【図４】同じく縦断面状態の略示図である。
【図５】屈曲部材を備えた車両用シートを構成する中央
部シートクッション及び中央シートバックを示す横断面
状態の略示図である。
部シートクッション及び中央シートバックを示す横断面
状態の略示図である。
【符号の説明】 １ シートクッション １ａ 中央部シートクッション １ｂ 側部シートクッション ２ バックシート ２ａ 中央部バックシート ２ｂ 側部バックシート ３ 幼児用シートベルト ４ シートクッション１のフレーム ５ シートクッション１のクッション部 ６ 上昇機構 ７ バックシート２のフレーム ８ バックシート２のクッション ９ 移動機構 １０ ウエビング １１ バックル １２ 屈曲部材
Claims (3)
- 【請求項１】 少なくとも３分割されたシートクッショ
ンとシートバックを有する車両用座席装置において，両
側部シートクッションが上昇機構を介して上方への上昇
可能に形成し，両側部シートクッションまたは中央部シ
ートバックに収納されたウエビングとバッククルからな
る幼児用シートベルトを備えてなることを特徴とするチ
ャイルドシートに変更可能な車両用シート。 - 【請求項２】 前記シートバックが移動機構を介して前
方へ移動可能に形成し備えてなることを特徴とする請求
項１記載のチャイルドシートに変更可能な車両用シート - 【請求項３】 前記３分割されたシートクッションとシ
ートバックには，少なくとも両側部シートクッションま
たは中央部シートバックには屈曲部材を配してシートク
ッションとシートバックを全体または部分的に凹凸状面
とすることを特徴とする請求項１及び２のいずれかに記
載のチャイルドシートに変更可能な車両用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37664899A JP2001171402A (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | チャイルドシートに変更可能な車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37664899A JP2001171402A (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | チャイルドシートに変更可能な車両用シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001171402A true JP2001171402A (ja) | 2001-06-26 |
Family
ID=18507501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP37664899A Pending JP2001171402A (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | チャイルドシートに変更可能な車両用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001171402A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101384236B1 (ko) * | 2013-02-20 | 2014-04-15 | 김운중 | 차량 시트에 일체형인 유아용 카시트 |
-
1999
- 1999-12-16 JP JP37664899A patent/JP2001171402A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101384236B1 (ko) * | 2013-02-20 | 2014-04-15 | 김운중 | 차량 시트에 일체형인 유아용 카시트 |
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