JP2001171349A - パネル構造体の補強材配設方法 - Google Patents

パネル構造体の補強材配設方法

Info

Publication number
JP2001171349A
JP2001171349A JP35746499A JP35746499A JP2001171349A JP 2001171349 A JP2001171349 A JP 2001171349A JP 35746499 A JP35746499 A JP 35746499A JP 35746499 A JP35746499 A JP 35746499A JP 2001171349 A JP2001171349 A JP 2001171349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel structure
load
reinforcement
panel
rigidity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35746499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3786171B2 (ja
Inventor
Jutaro Hachiman
重太郎 八幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP35746499A priority Critical patent/JP3786171B2/ja
Publication of JP2001171349A publication Critical patent/JP2001171349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3786171B2 publication Critical patent/JP3786171B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラックのドアパネルのように、パネル単体
での張り剛性が低い場合、パネル構造体に補強材を取り
付けて張り剛性を確保する。このとき、補強材の最適な
配置と、これら部材の構造的諸元とを最適に設定して剛
性確保と総重量の最適化を図る。 【解決手段】 トラックドア1の場合、アウタパネル2
の内面に補強材8を接着して張り剛性を確保する。アウ
タパネル2の荷重点を補強材8とドアフレーム6との間
の中央に設定し、0から逐次増大する荷重を加えたと
き、その増大初期における剛性を解析すると、その初期
剛性は補強材8の配置に依存して決定されるため、その
最適な配置としては横補強材の配置が好ましい。一方、
荷重の増大に伴うアウタパネル2及び補強材8の荷重分
担を解析すると、変形量が大きい領域では、補強材8の
荷重分担率がその重量比を上回る。そこで、アウタパネ
ル2の板厚を減少して軽量化を行う一方、補強材8の板
厚を増加してその剛性を増大すれば、トラックドア1全
体としての総重量軽減と剛性確保とを同時に実現するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネル構造体に補
強材を配設して張り剛性を確保する技術に係り、特に、
パネル構造体への補強材の最適な配置の決定及びこれら
部材の最適な構造的諸元の設定を行うためのパネル構造
体の補強材配設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パネル構造体の張り剛性を所望に確保す
るため、その最適位置に補強材を配置するための技術
は、例えば特許第2962107号公報に記載されてい
る。この公知の配設方法では、逐次増大する荷重につい
てパネル構造体及び補強材の荷重分担をそれぞれ求め、
求めた荷重分担に基づいてパネル構造体の最適位置に補
強材を配置するものとしている。より具体的には、荷重
点において荷重を逐次増大させたとき、パネル構造体及
び補強材の各点における歪み及び応力の逐次増分から、
各歪みエネルギが荷重点における変位の関数として与え
られ、この関数を変位で偏微分することにより、それぞ
れの荷重分担を求めることができる。
【0003】例えば、トラックのドアパネルを供試して
公知の補強材配設方法を適用した場合、そのアウタパネ
ルに対する各種の補強材の配置パターン(縦補強材、横
補強材、縦横補強材等)について、それぞれ補強材の荷
重分担が明らかとなれば、そのなかから最もアウタパネ
ルの剛性確保に有利な配置を容易に決定することができ
ると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にパネル構造体に補強材を配置して張り剛性を確保する
と同時に、その総重量を最小化しようとする場合、公知
の配設方法から必ずしも明確な技術的手法が得られるわ
けではない。従って、上述のドアパネルの供試例では、
例えばドアパネル及び補強材に構造的な変更を加えて重
量を軽減しようとする場合、過去に蓄積された張り剛性
のデータを基礎として構造変更後の剛性が充分であるか
否かを予測的に評価し、その都度、ドアパネル及び補強
材の構造変更の良し悪しを経験則的に判断する以外にな
い。
【0005】そこで、本発明では上記の問題点に鑑み、
荷重分担に基づく補強材の最適な配置に加え、更に総重
量の最小化をも具体的に実現可能とするパネル構造体の
補強材配設方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため、
本発明のパネル構造体の補強材配設方法(請求項1)で
は、パネル構造体の所定の荷重点において荷重が0から
逐次増大するとき、その増大初期においてパネル構造体
の剛性を所望に確保するべく補強材の配置を決定する
(配置工程)。このとき、その荷重に対するパネル構造
体及び補強材それぞれの荷重分担を求める一方で、その
全荷重に占める補強材の荷重分担の割合がパネル構造体
に対する補強材の重量比よりも大となるとき、パネル構
造体に構造的な変更を加えて軽量化を行ったとき、パネ
ル構造体及び補強材の総重量が軽減されるための条件
と、補強材に構造的な変更を加えて剛性を増大させたと
き、パネル構造体及び補強材の全体での剛性が確保され
るための条件とを同時に満足するべく、パネル構造体及
び補強材の構造的な諸元をそれぞれ設定する(諸元設定
工程)。
【0007】すなわち、パネル構造体の張り剛性は通
常、荷重と変位との関係に基づいて解析することができ
るが、本発明では、荷重の大小差に基づくパネル構造体
の変形量の違いから、その変形初期における剛性(初期
剛性)と、変形初期よりも変形量が大となる場合におけ
る剛性とに分けて張り剛性を解析している。この場合、
補強材を取り付けた状態でパネル構造体の所定の荷重点
に0から逐次増大する荷重を加えたとき、その初期剛性
は、補強材の配置及びパネル構造体単体での剛性に依存
して決定される。これに対し、初期剛性に基づく初期変
形の領域を超える変形領域では、パネル構造体と補強材
とで全体的な剛性、つまり、全荷重及び変位が分担され
る。
【0008】上述のような剛性解析の結果に基づき、本
発明ではパネル構造体の初期剛性を所望に確保するため
の最適な補強材の配置を解析的に決定するとともに、こ
れらパネル構造体及び補強材の荷重分担率と、これら部
材間の重量比という2つの観点から総重量の最適化(最
小化)を実現することができる。そして、上述の配置工
程及び諸元設定工程を通じて補強材の最適配置と各部材
の構造諸元とを設定した上で、最終的にパネル構造体に
補強材が配設される。
【0009】具体的には、上述したパネル構造体の初期
変形の領域では、補強材の方が極端にその剛性が高く、
その分、荷重分担は極めて小さい。このため、例えばパ
ネル構造体の解析モデルにおいて、その近似的な矩形平
板モデルと補強材との結合部を支持とみなすことがで
き、補強材で区画された部位の中央に荷重点が設定され
る。そして、この場合の矩形平板の初期剛性を理論解あ
るいはFEM解析により求めると、区画された矩形平板
の初期剛性はその短辺の長さによって決まり、その区画
された部分の面積が同一である場合、より細長い形状に
区画されている方が剛性的に有利であることが明らかと
なる。従って、初期剛性確保のための補強材の配置は、
パネル構造体の長手方向に沿う配置が最適であり、例え
ば、横長の矩形パネルであれば、縦補強材よりも横補強
材の方がより有利な配置であるといえる。
【0010】これに対し、その大変形領域では補強材の
荷重分担が増大し、全荷重(=総荷重分担)に占める補
強材の荷重分担の割合は、その重量比を大きく上回る程
度にまで増大する。この場合、補強材の剛性を増大する
一方、パネル構造体を軽量化するべくこれら部材の構造
に変更を加えた結果として、全体的な剛性が確保され、
且つ、総重量が軽減されていれば、その変更後の構造的
な諸元を各部材の正式な諸元として設定することが可能
である。
【0011】一方で、本発明のパネル構造体の補強材配
設方法(請求項2)では、パネル構造体及び補強材の荷
重分担率とその構造的なパラメータとをそれぞれ2つの
条件式に当てはめることにより、n本の補強材の最適な
配置と、各補強材及びパネル構造体それぞれの板厚とを
同時に設定することができるものとした。具体的には、
主部材のパネル構造体に対して少なくとも1本以上であ
るn本の梁状の補強材を取り付けた状態で、パネル構造
体の所定の荷重点において0から逐次増大する荷重に対
するパネル構造体の荷重分担Pp0及び各補強材の荷重分
担Ps10,・・・,Psn0をそれぞれ求めるとともに、これ
ら荷重分担を合計した総荷重分担をP0、この総荷重分
担P0に占める前記各荷重分担Pp0,Ps10,・・・,P sn0
の割合をyp,ys1,・・・,ysnとする。
【0012】また、パネル構造体及び各補強材の板厚を
p0,ts10,・・・,tsn0とし、これら各板厚を増減す
ることでパネル構造体及び補強材の構造を変更した場合
の変更板厚をtp,ts1,・・・,tsnとする。ここで、 P0=Pp0+Ps10+・・・+Psn0 は上述した構造の変更を行う前の基準状態における総荷
重分担(全荷重)であるが、構造の変更に応じて増減す
るべきパネル構造体の増減荷重分担をPp、また、各補
強材の増減荷重分担をPs1,・・・,Psnとすると、 P=Pp+Ps1+・・・+Psn が構造を変更した場合に全ての部材で負担可能な総荷重
分担である。
【0013】このとき、構造変更後の各増減荷重分担と
その構造変更前における各荷重分担との関係は、上記の
各板厚及び各変更板厚を構造パラメータとする次式、 Pi=Pi0(ti/ti0)mi=yi0(ti/ti0)mi により表すことができる。ここで、これら各変更板厚と
その変更前の各板厚との差分をΔtp,Δts1,・・・Δt
snとし、また、パネル構造体と各補強材との重量比をv
p:vs1:・・・:v snとしたとき、これら各板厚とその変
更板厚との関係、及び各板厚とその差分との関係が次
式、 yp(tp/tp0)mp+ys1(ts1/ts10)ms1+・・・+ysn(t
sn/tsn0)msn ≧1及び vp(Δtp/tp0)+vs1(Δts1/ts10)+・・・+vsn
sn/tsn0) ≦ 0 を同時に満足することが、剛性確保と総重量軽減とを両
立させるための条件となる。従って、これら条件式を同
時に満足するようにパネル構造体への各補強材の配置を
決定するとともに、パネル構造体及び各補強材の実板厚
を上記の変更板厚に設定すれば、剛性を損なうことなく
重量の最適化を容易に図ることができる。
【0014】上記の条件式を用いた配設方法によれば、
先ず、パネル構造体に対する現状の適宜な補強材配置に
おいて、各i部材の板厚を初期状態の板厚ti0とする。
また条件式中のmiは、i部材の単体特性(荷重−変
位)から定める(手順1)。次に、各i部材の荷重分担
率yi=Pi0/P0と重量比viとから変更板厚tiを設定
する(手順2)。このとき、荷重分担率に比較して重量
比が大となるパネル構造体については板厚を減少し、一
方、重量比に比較して荷重分担率が大となる補強材につ
いては板厚を増加することが好ましい。
【0015】構造パラメータti0,tiをそれぞれ決定
すると、これら板厚にて上記の2つの条件式が同時に満
足されるか否かを判別する(手順3)。この判別結果が
満足の場合は、現状の補強材の配置に対して構造変更後
の変更板厚tiを採用することができる。これに対し、
条件式を満足しない場合は、補強材の配置をそのままに
維持または変更して変更板厚tiを再設定する(手順
2,3)。
【0016】上述の手順を繰り返し実行することで、2
つの条件式を同時に満たす補強材の最適な配置と各部材
の板厚とを設定することができる。なお、設定した板厚
iにてパネル構造体の実用上の目標性能と重量が得ら
れていない場合は、一度行った構造変更後における現状
の補強材配置及び板厚を初期状態としてリセットし、新
たに板厚ti0=tiとおいて再度手順2,3を実行すれ
ばよい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のパネル構造体の補強材配
設方法は例えば、トラック車両のドアパネルについて、
そのアウタパネルの最適位置に補強材を配置し、且つ、
これら各部材の構造諸元である板厚を最適に設定し、ド
アパネルの剛性確保及びその軽量化を図るための方法と
して一実施形態をとることができる。
【0018】図1に示されるように、トラックドア1は
アウタパネル2とインナパネル3とを互いに張り合わせ
た状態で構成されている。アウタパネル2の外周はその
上半分が窓枠4として成形され、一方、その下半分はド
アフレーム(扉枠)6として成形されており、更にドア
フレーム6はサイドウインドウの下端に沿って追加さ
れ、この追加部分はアウタパネル2の横断方向に延びて
いる。
【0019】このようなアウタパネル2には、窓枠4及
びドアフレーム6に囲まれた部位の張り剛性を確保する
ため、その内面に補強材8が取り付けられており、補強
材8は例えば、アウタパネル2の内面に接着されてい
る。補強材8は梁状をなしており、その構造は必要な剛
性を確保するため、例えば平板の状態から断面ハット状
に成形されている。
【0020】
【実施例】以下、図1のトラックドア1を供試して実施
例を説明する。本実施例では先ず、アウタパネル2に補
強材8を取り付けた状態で、アウタパネル2に対して0
から逐次増大する荷重を加えたときの初期剛性を解析す
る。このとき、アウタパネル2の成形曲率は小さいた
め、その剛性解析では矩形平板のモデルにて近似するこ
とができる。
【0021】図2は補強材8の各種の配置プランの例
と、そのプラン別の近似モデルを示している。また、矩
形平板の近似モデルはアウタパネル2の実寸に即して、
その短辺と長辺との長さの比、つまり、縦横比を約1:
2に設定する。先ず、縦補強材の配置プランではアウタ
パネル2の横方向でみて、そのほぼ中央の位置に補強材
8を縦方向に配置する。この補強材8で2つに区画され
たアウタパネル2の部位のうち、その一方の中央位置に
荷重点Fを設定する。
【0022】横補強材の配置プランでは、上下方向でみ
てほぼ中央の位置にアウタパネル2の長手方向に沿って
補強材8を配置する。また、補強材8で区画されたアウ
タパネル2の上側部位の中央位置に荷重点Eを設定す
る。縦・横補強材の配置プランでは、上述の縦補強材及
び横補強材を組み合わせて配置する。この場合、アウタ
パネル2は4つに区画され、これら4区画のうち上側の
一方の中央位置に荷重点Dを設定する。なお、近似モデ
ルでは特に区画毎の違いを考慮する必要はない。
【0023】上述した各荷重点F,E,Dにおいて荷重
を0から逐次増大させたとき、その増大初期では何れの
場合も補強材8の剛性がアウタパネル2に比較して高
く、それ故、各近似モデルを用いた剛性解析では、アウ
タパネル2と補強材8との接合部位を支持とみなすこと
ができる。このような条件にて各配置プラン毎に初期剛
性の理論解を求め、その比較を行う。
【0024】図2には、各配置プラン毎に求めた初期剛
性について、その理論解の剛性比k 0が示されており、
縦補強材の場合を基準剛性(k0=1.0)とすると、
横補強材では剛性比k0=2.75、また、縦及び横補
強材では剛性比k0=2.81であった。上述の剛性比
較から以下のことが明らかである。
【0025】すなわち、縦補強材の配置プランに比較し
て、横補強材及び縦・横補強材の配置プランの場合は何
れも初期剛性において3倍近い程度に有利であるといえ
る。一方、これら横補強材の配置プランと縦・横補強材
の配置プランとを対比すると、縦方向に配置した補強材
8の有無は初期剛性に殆ど影響していない。また、これ
ら両配置プランでは、区画された矩形平板の長辺(横方
向)の長さは異なるが、その短辺の長さは同一である。
このことは、矩形平板の区画された部位における初期剛
性がその短辺の長短に依存して決定されることを意味し
ており、この場合、同一面積の部位にあっては、より細
長い形状である方が初期剛性を確保する上で有利である
と考えられる。従って、アウタパネル2の初期剛性を確
保するためには、縦補強材の配置プランよりも横補強材
(縦・横補強材)の配置プランの方がより好ましいこと
が確認された(配置工程)。
【0026】なお、図2には各配置プランについて線形
FEM解析を行った場合の初期剛性比の結果をも示して
いるが、理論解では上述のように補強材との接合部位を
支持とみなしていることから、FEM解析の場合よりも
剛性比の値が大となっているものと推測される。ただ
し、これらFEM解析の結果と理論解の解析結果との間
に極端な乖離がみられないことから、理論解に基づく剛
性比較により、補強材の配置と初期剛性との関係を上述
のように説明できると考えられる。
【0027】次に、上述したアウタパネル2への補強材
8の配置とともに、ドアパネル1の重量最適化について
の解析を行う。アウタパネル2の初期剛性は補強材8の
配置のみによって決まり、補強材8の部材剛性にほとん
ど影響されないことが明らかにされた。ここで、初期剛
性は荷重の増大初期におけるアウタパネル2の剛性であ
るが、このような初期剛性に基づく初期変形の領域を超
える変形領域では、アウタパネル2と補強材8とでその
荷重及び変位が分担される。
【0028】図3は、アウタパネル2の張り剛性を荷重
−変位線図により表しており、図中に実線で示される曲
線は、荷重点において逐次増大する荷重(最大荷重Pma
xに対する割合にて表記)を示している。なお、最大荷
重Pmaxは例えば、トラックの実用上、アウタパネル2
に加わると想定される荷重の最大値に設定される。ここ
で、パネル構造体に補強材を取り付けた状態で荷重を与
えた場合、その荷重がパネル構造体及び補強材により分
担されるとともに、全体の変位がこれら両部材により分
担される原理は、既に述べた特許第2962107号公
報において公知である。
【0029】このようなエネルギ原理に基づいてアウタ
パネル2及び補強材8の荷重分担をそれぞれ求め、図3
の荷重−変位線図に重ね合わせて図示すると、アウタパ
ネル2の荷重分担(逐次荷重に対する割合にて表記)が
図中の破線にて表され、また、補強材8の荷重分担が一
点鎖線にて表される。なお、ここではアウタパネル2及
び補強材8以外の部材(例えばインナパネル3、接着剤
等)の荷重分担はほとんど無いので、その図示を省略し
ている。
【0030】上述のように、初期変形の領域では補強材
8の荷重分担は極端に小さく、それ故、初期変形の領域
では荷重レベルを表す曲線とアウタパネル2の荷重分担
を表す曲線とがほぼ合致している。これに対し、初期変
形の領域を超えて全体の変形量が大きくなるにつれ、補
強材8の荷重分担は次第に増大し、特に変形量が大きい
領域では、図中に二点差線で表されるように、補強材8
の荷重分担が全体の総荷重分担に占める割合、つまり、
その荷重分担率は20%を超えるレベルにまで達する。
【0031】一方、アウタパネル2と補強材8との重量
比でみれば、本実施例の場合、横補強材の配置において
補強材8の重量比は5%程度であり、上述した変形の大
きい領域では、補強材8の荷重分担はその重量比を大き
く上回る。本発明の発明者は、トラックのドアパネル等
のパネル構造体にあっては、通常、補強材8を配置する
ことでアウタパネル2の初期剛性にある程度の余裕が確
保されている点に着目するとともに、アウタパネル2の
板厚を減少して重量を軽減する一方、補強材8の板厚を
増加してその荷重分担を増加させることが、張り剛性の
確保と軽量化を両立するための有効な手段であることを
確認している。
【0032】本実施例では例えば、アウタパネル2の基
準板厚をtp0=0.78mmとすると、アウタパネル2
の板厚(変更板厚)をtp=0.68mmに低減すると
ともに、補強材8の基準板厚ts0を2倍の板厚(変更板
厚ts=2ts0)に増加してこれら部材に構造的な変更
を加えた。表1に本実施例による構造変更の結果を示
す。なお、重量は何れもアウタパネル2の基準板厚での
重量を基準(=1)とした重量比で示されている。
【0033】
【表1】
【0034】表1から明らかなように、アウタパネル2
の板厚低減による軽量化の効果は補強材8の板厚増加に
よる重量増加を上回るので、アウタパネル2及び補強材
8全体としての重量比でみて、7.4%の軽量化を達成
することができる。更に図4を参照して、上述した実施
例の構造的な変更に伴う荷重−変位線図での剛性確保の
確認を行う。
【0035】図中に実線で示される特性(tp0=0.7
8,ts0)は、構造変更を行う前の基準板厚における剛
性を示している。これに対し、実施例の構造変更を行っ
た場合、その剛性は一点鎖線で示される特性(tp
0.68,2ts0)に移行するものの、その初期剛性は
構造変更前における初期剛性k0に比較してほとんど低
下しておらず、更に、変形の大きい領域での剛性は充分
に確保されていることが確認される。これは、板厚を増
加することで補強材8の剛性が相対的に増大し、その
分、補強材8の荷重分担が増加するという効果に基づい
ている。
【0036】また、アウタパネル2の板厚を低減して
も、その初期剛性にほとんど低下がみられないという結
果は、上述した補強材8を配置することによりアウタパ
ネル2の初期剛性に余裕が確保されるという効果の裏付
けとしても有用である。なお、図4には実施例以外の構
造変更の例として、アウタパネル2の板厚を基準板厚t
p0に保持して補強材8の板厚のみを半分に低減(tp0
0.78,0.5ts0)した場合の特性が破線にて示さ
れており、また、補強材8の板厚のみを倍増(tp0
0.78,2ts0)した場合の特性が二点鎖線にて示さ
れている。これら変更例からも明らかなように、変形量
の大きい領域において全体として剛性を確保するために
は、例えば板厚の増加等による補強材8の構造的な剛性
増大がより有効であると認められる。
【0037】従って、本実施例ではアウタパネル2及び
補強材8の構造的な諸元、例えばその板厚が以下の2つ
の条件を同時に満足するべく設定される(諸元設定工
程)。 (1)アウタパネル2の板厚低減等の構造的な軽量化に
より、補強材8を含む総重量が相対的に軽減されるこ
と。 (2)補強材8の板厚増加等の構造的な剛性増大によ
り、アウタパネル2及び補強部材8の荷重分担を合計し
た場合の総荷重分担が相対的に増加すること。
【0038】なお、例えばアウタパネル2の板厚を低減
して軽量化を行っていても、補強材8の板厚を増加した
分、総重量が増加していれば、その構造変更は上記
(1)の条件を満足しない。また、補強材8の板厚を増
加して剛性を増大していても、アウタパネル2の板厚を
低減した分、全体としての剛性が低下していれば、その
構造変更は上記(2)の条件を満足しないものとなる。
これらの場合は、2つの条件を同時に満足するべく板厚
を再変更する必要がある。
【0039】なお、本発明の発明者は、上記(1)及び
(2)の条件を同時に満足するための評価基準として、
アウタパネル2及び補強材8の各板厚を構造パラメータ
とした条件式を提供している。条件式は以下の手順によ
り導かれる。予め適宜に選択した基準状態でのアウタパ
ネル2及び補強材8の板厚tp0,t s0に対し、構造的な
変更を行った場合の変更板厚をそれぞれtp,tsとす
る。なお、構造変更前の基準板厚tp0,ts0は例えば、
トラックの車格や仕様等に応じて、通常必要なドア剛性
を確保するための板厚に設定しておけばよい。
【0040】アウタパネル2の板厚減少分をΔtp、補
強材8の板厚増加分をΔtsとすると、これら増減分
(差分)は Δtp=tp0−tp,Δts=ts−ts0 ・・・(1),(2) で表される。次に、補強材8とアウタパネル2との重量
比をw:1とすると、総重量の軽量化のための条件は次
式(3)で表される。
【0041】Δtp/tp0>Δts/ts0・w ・・・(3) また、構造変更前の基準状態におけるアウタパネル2と
補強材8の荷重分担P p0、Ps0を求め、これら部材の構
造を変更した場合に増減するべき増減荷重分担をPp
sとする。このとき、アウタパネル2及び補強材8の
構造パラメータをそれぞれの板厚により表すと、これら
構造パラメータと増減荷重分担Pp,Psとの関係は次式
(4),(5)で表すことができる。
【0042】 Pp/Pp0=(tp/tp0n,Ps/Ps0=(ts/ts0m ・・・(4),(5) 一方、構造を変更した場合の全ての部材で負担可能な総
荷重分担をPとし、また、アウタパネル2及び補強材8
の荷重分担率をそれぞれys,yp、その他の部材の荷重
分担率をz(≡1−ys−yp)とすると、 Pp+Ps+P1+P2+・・・+Pn=P ・・・(6) P1+P2+・・・+Pn=P10+P20+・・・+Pn0=zP0 ・・・(7) より、構造を変更した場合に相対的に剛性を増加させる
ための条件として、P>P0を満足するための板厚の条
件を導けばよい。なお、荷重分担率yp,ysはそれぞ
れ、yp=Pp0/P0,ys=Ps0/P0で定義される。
【0043】ここで、上式(4),(5)及び荷重分担率の定
義から、 Pp=Pp0(tp/tp0n=yp0(tp/tp0n ・・・(8) Ps=Ps0(ts/ts0m=ys0(ts/ts0m ・・・(9) よって、上記の条件は次式、 yp0(tp/tp0n+ys0(ts/ts0m+zP0>P0・・・(10) で表され、上式(10)を更に整理してP0を消去すると、 yp(tp/tp0n+ys(ts/ts0m+z>1 ・・・(11) である。ここで、全荷重をアウタパネル2及び補強材8
により分担するものとしてyp+ys=1、更にys=y
とおくと、yp=1−y,z=0より式(11)は、 (1−y)・(tp/tp0n+y(ts/ts0m>1 ・・・(12) で表される。従って、総重量軽減と張り剛性確保とを同
時に満足するための条件式として、例えば上式(3),(12)
が提供される。
【0044】また、式(12)の左辺=1を解くことによ
り、 y0={1−(tp/tp0n}/{(ts/ts0m−(tp/tp0n} ・・・(13) として構造変更後の荷重分担率y0を予め定義しておけ
ば、y>y0が張り剛性確保のための条件となる。以上
は実施例についての条件式であるが、例えば上述した縦
・横補強材の配置プランのように複数本の補強材8を配
設する場合にあっては、更に以下の一般式を用いること
ができる。
【0045】ここでは、トラックのドアパネルに限定さ
れないパネル構造体とその補強材についての条件を一般
化するものとする。すなわち、構造変更前の基準状態に
おいてパネル構造体にn本(少なくとも1本)の補強材
を取り付けた状態で、パネル構造体の荷重点において0
から逐次増大する荷重を加える。この荷重に対するパネ
ル構造体及び各補強材の荷重分担を求め、パネル構造体
の荷重分担をPp0、各補強材(s1〜snとする)の荷
重分担をPs10,・・・,Psn0とする。
【0046】ここで、基準状態における荷重分担の合
計、つまり、総荷重分担P0は、 P0=Pp0+Ps10+・・・+Psn0 ・・・(14) である。この場合、加えられた全荷重はパネル構造体及
び全ての補強材により分担されるので、総荷重分担P0
と全荷重とは同一である。一方、パネル構造体及び各補
強材の荷重分担が構造の変更により増減する場合、その
変更後の増減荷重分担をPp,Ps1,・・・,Pnとする
と、構造変更後に負担可能となる全荷重Pは、 P=Pp+Ps1+・・・+Psn ・・・(15) である。
【0047】例えば、各部材の板厚を増減することでそ
の構造を変更する場合、その変更後における各部材の増
減荷重分担は、その板厚を構造パラメータとして表すこ
とができる。ここで、基準状態における各部材のパネル
構造体の板厚をtp0、各補強材の板厚をts10,・・・,t
sn0、また、その変更後の板厚をtp,ts1,・・・,ts n
とすると、i部材の増減荷重分担Piは次式、 Pi=Pi0(ti/ti0)mi=yi0(ti/ti0)mi ・・・(16) で表される。なお、i=p,s1,・・・,snである。
【0048】従って、上式(15),(16)から構造変更後に
負担可能な全荷重を増加させるための条件式、 yp(tp/tp0)mp+ys1(ts1/ts10)ms1+・・・+ysn(tsn/tsn0)msn≧1・・・(17) を得ることができる。更に、i部材の単体重量をWi0
して、その単位板厚あたりの重量を、 wi0=Wi0/ti0 ・・・(18) とし、また、各部材の板厚の増減分をΔtp,Δts1,・・
・,Δtsnとすると、総荷重分担増加と同時に満足する
べき総重量軽減のための条件は、 wp0Δtp+ws10Δts1+・・・+wsn0Δtsn≦0 ・・・(19) で与えられる。
【0049】更にパネル構造体と各補強材との重量比を
p:vs1:・・・:vsnとおくと、上式(19)から総重量軽
減のための条件式、 vp(Δtp/tp0)+vs1(Δts1/ts10)+・・・+vsn(Δtsn/tsn0) ≦0 ・・・(20 ) を得ることができる。
【0050】ここで、上述した実施例について、条件式
(17),(20)を用いて剛性を増大させるための条件と総重
量を軽減するための条件を求める。この場合、補強材8
は1本だけであるため、式(17),(20)において補強材に
関する項は、添字=s1の項のみとする。先ず、アウタ
パネル2の荷重分担率yp=1−y、mp=n=2.
3、変更前の板厚tp0=0.78、変更板厚tp=0.
68を式(17)に代入する。
【0051】また、同式(17)に補強材8の荷重分担率y
s=y、ms1=m=1.2、変更前の板厚ts10
s0、変更板厚ts1=ts+Δts1=2ts0を代入する
と、全体の剛性を増加させるための条件として、 y> 0.173 を得ることができる。
【0052】また、条件式(20)に tp0=0.78,Δtp=−0.1 ts10=ts0,Δts1=Δts=ts0 の構造パラメータを代入すると、式(20)は、 vp(Δtp/tp0)+vs(Δts/ts0) ≦ 0 更に、 (Δtp/tp0)+(vs/vp)・(Δts/ts0) ≦ 0 ・・・(21) として表され、上式(21)の左辺の値は、 左辺=−0.128+0.05=−0.78 であるから、上述の実施例が軽量化の条件を満たしてい
ることを確認することができる。
【0053】なお、実施例のように補強材8とアウタパ
ネル2との重量比をw:1としている場合、上式(21)に
おいて、 vs/vp=w であるから、同式(21)は、 (Δtp/tp0)+w(Δts/ts0) ≦ 0 ・・・(22) として表されるので、上式(21)から Δtp/tp0≧Δts/ts0・w ・・・(23) を得ることができ、この結果はドアパネルの供試例にお
いて述べた条件式(3)に合致する。
【0054】以上より、本発明を例えばトラックドア1
のアウタパネル2の張り剛性に供試した場合にあって
は、その初期剛性を所望に確保するべく補強材8の配置
を決定することができる。そして、荷重に対する変形量
が充分に大きい領域において、補強材8の荷重分担率が
例えば20%程度にまで増大するとき、アウタパネル2
の板厚を低減する一方で、補強材8の板厚を増加する構
造変更を行うことにより、総重量の低減と剛性の増加
(あるいは確保)の条件を同時に満足するための手法が
提供される。
【0055】なお、実施例ではパネル構造体及び補強材
の構造的な諸元として板厚を用いており、それぞれ構造
変更に際して板厚を増減するものとしているが、補強材
の構造的な変更として例えば、断面形状の変更やその材
料の変更等により剛性増大を実現してもよい。また、本
発明は実施例において供試したトラックドア1以外のパ
ネル構造体だけでなく、例えば、バスのエンジンドアや
乗用車のトランクリッド、エンジンフード等においても
適用可能である。
【0056】
【発明の効果】本発明のパネル構造体の補強材配設方法
(請求項1)によれば、既存の張り剛性を損なうことな
く総重量の最小化を図ることができ、また、更なる剛性
の増大をも実現可能である。また、条件式を用いた補強
材配設方法(請求項2)によれば、複数本の補強材を用
いたパネル構造体の張り剛性確保に関し、その最適な配
置と重量最適化のための各部材の板厚を正確且つ容易に
設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に供試されるトラックドアの斜
視図である。
【図2】補強材の配置プランの例と、各プラン毎の近似
モデル及びその初期剛性の比較を示すマトリクスであ
る。
【図3】トラックドアの張り剛性を示した荷重−変位線
図である。
【図4】実施例において剛性確保の確認を行うための荷
重−変位線図である。
【符号の説明】
1 トラックドア 2 アウタパネル 8 補強材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主部材のパネル構造体に梁状の補強材を
    取り付けた状態で、パネル構造体の所定の荷重点におい
    て0から逐次増大する荷重に対し、この荷重の増大初期
    においてパネル構造体の剛性を所望に確保するべく補強
    材の配置を決定する配置工程と、 前記荷重に対するパネル構造体及び補強材それぞれの荷
    重分担を求める一方、前記荷重に占める補強材の荷重分
    担の割合がパネル構造体に対する補強材の重量比よりも
    大であるとき、パネル構造体の構造的な軽量化によりパ
    ネル構造体及び補強材の総重量を軽減するための条件
    と、補強材の構造的な剛性増大によりパネル構造体及び
    補強材の全体的な剛性を確保するための条件とを同時に
    満足するべく、これらパネル構造体及び補強材の構造的
    な諸元を設定する諸元設定工程とを具備したことを特徴
    とするパネル構造体の補強材配設方法。
  2. 【請求項2】 主部材のパネル構造体に対して、少なく
    とも1本であるn本の梁状の補強材を取り付けた状態
    で、パネル構造体の所定の荷重点において0から逐次増
    大する荷重に対するパネル構造体の荷重分担Pp0及び各
    補強材の荷重分担P s10,・・・,Psn0をそれぞれ求める
    とともに、これら荷重分担を合計した総荷重分担を
    0、この総荷重分担P0に占める前記各荷重分担Pp0
    s10,・・・,Psn 0の割合をyp,ys1,・・・,ysn
    し、 また、パネル構造体及び各補強材の板厚をtp0
    s10,・・・,tsn0、これら各板厚を増減することでパ
    ネル構造体及び補強材の構造を変更した場合の変更板厚
    をtp,ts1,・・・,tsn、これら各変更板厚と前記各板
    厚との間の差分をΔt p,Δts1,・・・Δtsn、パネル構
    造体と各補強材との重量比をvp:vs1:・・・:vsn
    し、 前記構造の変更に応じて増減するべきパネル構造体の増
    減荷重分担をPp、及び各補強材の増減荷重分担を
    s1,・・・,Psnとしたとき、これら各増減荷重分担と
    前記各荷重分担との関係を前記各板厚及び前記各変更板
    厚を構造パラメータとする次式、 Pi=Pi0(ti/ti0)mi=yi0(ti/ti0)mi (ここにi=p,s1,・・・,sn)により表すととも
    に、前記各板厚と前記各変更板厚、及び前記各板厚と前
    記各差分との関係が次式、 yp(tp/tp0)mp+ys1(ts1/ts10)ms1+・・・+ysn(t
    sn/tsn0)msn ≧1及び vp(Δtp/tp0)+vs1(Δts1/ts10)+・・・+vsn
    sn/tsn0) ≦ 0 を同時に満足するべくパネル構造体への各補強材の配置
    を決定し、且つ、パネル構造体及び各補強材の実板厚を
    前記各変更板厚として設定することを特徴とするパネル
    構造体の補強材配設方法。
JP35746499A 1999-12-16 1999-12-16 パネル構造体の補強材配設方法 Expired - Fee Related JP3786171B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35746499A JP3786171B2 (ja) 1999-12-16 1999-12-16 パネル構造体の補強材配設方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35746499A JP3786171B2 (ja) 1999-12-16 1999-12-16 パネル構造体の補強材配設方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001171349A true JP2001171349A (ja) 2001-06-26
JP3786171B2 JP3786171B2 (ja) 2006-06-14

Family

ID=18454268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35746499A Expired - Fee Related JP3786171B2 (ja) 1999-12-16 1999-12-16 パネル構造体の補強材配設方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3786171B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006240448A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp パネル構造体の補強材配設方法
JP2012122948A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Jfe Steel Corp 張り剛性評価圧子モデル、その圧子モデルを使用した張り剛性解析装置及び解析方法
WO2014050083A1 (ja) * 2012-09-26 2014-04-03 Jfeスチール株式会社 パネル部品評価方法、パネル部品評価装置および自動車用パネル部品の製造方法
USD702170S1 (en) * 2013-03-20 2014-04-08 International Truck Intellectual Property Company, Llc Door of a truck vehicle
JP2014065410A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Jfe Steel Corp パネル部品評価方法、パネル部品評価装置および自動車用パネル部品の製造方法
JP2014065411A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Jfe Steel Corp パネル部品評価方法、パネル部品評価装置および自動車用パネル部品の製造方法
JP2015063235A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 Jfeスチール株式会社 パネル部品の補強方法およびその方法で補強されたパネル部品
JP2020159143A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 住友重機械工業株式会社 建設機械のシステム、及び支援装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006240448A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp パネル構造体の補強材配設方法
JP2012122948A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Jfe Steel Corp 張り剛性評価圧子モデル、その圧子モデルを使用した張り剛性解析装置及び解析方法
WO2014050083A1 (ja) * 2012-09-26 2014-04-03 Jfeスチール株式会社 パネル部品評価方法、パネル部品評価装置および自動車用パネル部品の製造方法
JP2014065410A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Jfe Steel Corp パネル部品評価方法、パネル部品評価装置および自動車用パネル部品の製造方法
JP2014065411A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Jfe Steel Corp パネル部品評価方法、パネル部品評価装置および自動車用パネル部品の製造方法
CN104685338A (zh) * 2012-09-26 2015-06-03 杰富意钢铁株式会社 板部件评价方法、板部件评价装置以及汽车用板部件的制造方法
CN104685338B (zh) * 2012-09-26 2017-03-08 杰富意钢铁株式会社 板部件评价方法、板部件评价装置以及汽车用板部件的制造方法
USD702170S1 (en) * 2013-03-20 2014-04-08 International Truck Intellectual Property Company, Llc Door of a truck vehicle
JP2015063235A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 Jfeスチール株式会社 パネル部品の補強方法およびその方法で補強されたパネル部品
JP2020159143A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 住友重機械工業株式会社 建設機械のシステム、及び支援装置
JP7171488B2 (ja) 2019-03-27 2022-11-15 住友重機械工業株式会社 建設機械のシステム、及び支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3786171B2 (ja) 2006-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108216089B (zh) 车体结构
JP2001171349A (ja) パネル構造体の補強材配設方法
CN109895869B (zh) 车身的地板构造
CN111824266B (zh) 用于机动车辆的边梁组件
CA2520322C (en) Integral frame member for an aircraft
US10926812B2 (en) Tailgate with mass and performance optimized reinforcement structure
KR20160055631A (ko) 차체보강구조
JP2006240448A (ja) パネル構造体の補強材配設方法
US20070278828A1 (en) Pillar for a Motor Vehicle
CN112441133A (zh) 一种车辆门槛梁及其设计方法
JP2004017682A (ja) 自動車ルーフパネルおよび自動車ルーフパネルの設計方法
CN209467208U (zh) 汽车横梁与纵梁连接结构总成
JPH0733048A (ja) パネル構造体の補強材配設方法
CN220053934U (zh) 车架及电动车辆
US10046809B2 (en) Body component for a motor vehicle
JP3216479B2 (ja) 自動車のセンタピラー補強構造
JP6677219B2 (ja) 車体ルーフ補強構造
JP2005306235A (ja) 車体骨格部材
JP4166061B2 (ja) 鉄道車両用構体
CN219257519U (zh) 地板总成以及车辆
US20180290667A1 (en) Railcar reinforcement device
WO2023092622A1 (zh) 一种磁悬浮车夹层设计方法、系统及电子设备
CN220349787U (zh) 汽车车架组件
CN116738740B (zh) 大压铸件的结构优化方法及装置
CN219487577U (zh) 车辆前地板下纵梁结构及车辆

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040616

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110331

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120331

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120331

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130331

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140331

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees