JP2001170612A - 食品粒状物集合体 - Google Patents

食品粒状物集合体

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JP2001170612A JP36265599A JP36265599A JP2001170612A JP 2001170612 A JP2001170612 A JP 2001170612A JP 36265599 A JP36265599 A JP 36265599A JP 36265599 A JP36265599 A JP 36265599A JP 2001170612 A JP2001170612 A JP 2001170612A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 米飯を実質的に含まない食品廃棄物から飼料
及び有機質肥料原料(又は肥料)を提供する。 【解決手段】 米飯を実質的に含まない食品廃棄物を吸
水性材料の存在下で細分割して形成された粒状物集合体
であって、該吸水性材料は該粒状物に付着した形態で存
在することを特徴とする米飯を実質的に含まない食品粒
状物集合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、米飯を実質的に含
まない食品粒状物集合体、その製造方法、飼料及び有機
質肥料原料(又は有機質肥料)及び米飯を実質的に含ま
ない食品廃棄物用処理剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レストラン、ホテル、学校、食品工場等
からは米飯を実質的に含まない食品廃棄物(生ゴミ)が
排出される場合があるが、このような生ゴミは、これを
焼却するとダイオキシン類を発生するため、その処分が
非常に困難なものとなっている。また、食品廃棄物を焼
却することは、省資源の点からも、非常に好ましくない
ことは明白である。従って、食品廃棄物を焼却せずに、
飼料や肥料の原料として利用する技術の開発が強く望ま
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、米飯を実質
的に含まない食品廃棄物からの飼料及び有機質肥料原料
(又は肥料)及びその製造方法とともに、その食品廃棄
物用処理剤を提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、米飯を実質的に含ま
ない食品廃棄物を吸水性材料の存在下で細分割して形成
された粒状物集合体であって、該吸水性材料は該粒状物
に付着した形態で存在することを特徴とする米飯を実質
的に含まない食品粒状物集合体が提供される。また、本
発明によれば、米飯を実質的に含まない食品廃棄物から
粒状物集合体を製造する方法であって、該食品廃棄物
を、吸水性材料の存在下で細分割化処理することを特徴
とする米飯を実質的に含まない食品粒状物集合体の製造
方法が提供される。さらに、本発明によれば、米飯を実
質的に含まない食品廃棄物から粒状物集合体を製造する
方法であって、該食品廃棄物を、(i)吸水性高分子及
び(ii)パルプ及び/又は多孔性物質の存在下で細分割
化処理することを特徴とする米飯を実質的に含まない粒
状物集合体の製造方法が提供される。さらにまた、本発
明によれば、米飯を実質的に含まないが食品高分子を含
む食品廃棄物から粒状物集合体を製造する方法であっ
て、該食品廃棄物を、酸化カルシウム、酸化マグネシウ
ム及び吸水性高分子の中から選ばれる少なくとも1種の
添加剤の存在下で細分割化処理していったん塊状生成物
を形成した後、該塊状生成物を乾燥し粉砕することを特
徴とする米飯を実質的に含まない食品粒状物集合体の製
造方法が提供される。さらにまた、本発明によれば、前
記米飯を実質的に含まない食品粒状物集合体からなる飼
料が提供される。さらにまた、本発明によれば、前記米
飯を実質的に含まない食品粒状物集合体からなる有機質
肥料原料又は有機質肥料が提供される。さらにまた、本
発明によれば、(i)酸化カルシウム及び/又は酸化マ
グネシウムと(ii)パルプ及び/又は多孔性物質との固
相混合物からなる米飯を実質的に含まない食品廃棄物用
処理剤が提供される。さらにまた、(i)吸収性高分子
と(ii)パルプ及び/又は多孔性物質との固相混合物か
らなる米飯を実質的に含まない食品廃棄物用処理剤が提
供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で原料として用いる食品廃
棄物(以下、生ゴミとも言う)は、米飯を実質的量含ま
ないものである。このような生ゴミは、各種のレストラ
ン、ホテル、家庭、学校、青果市場、水産市場、食品工
場等から排出される。前記生ゴミには、果実や野菜類、
豆腐おから、青果市場廃棄物(炭水化物廃棄物);魚
肉、エビ肉、カキ肉、鶏肉、牛肉、豚肉、肉加工品(ハ
ム、ソーセージ)、その他の各種肉類及びその加工品、
水産市場廃棄物(タンパク質廃棄物);バター、チー
ズ、その他の乳製品(油脂含有廃棄物)が包含される。
【0006】本発明により生ゴミを用いて食品粒状物集
合体を製造するには、生ゴミを吸水性材料の存在下で細
分割化処理する。吸水性材料としては、好ましくは酸化
カルシウム及び/又は酸化マグネシウムが用いられる。
その使用割合は、生ゴミ100重量部当り、2〜50重
量部、好ましくは5〜20重量部の割合である。酸化カ
ルシウム及び/又は酸化マグネシウムの添加量は、一般
的には、生ゴミ100重量部に対して、3重量部以上、
好ましくは5重量部以上、より好ましくは8重量部以上
である。その上限値は、通常、30重量部程度である。
本発明においては、生ゴミ100重量部当り、3〜30
重量部、好ましくは5〜15重量部の範囲に規定するの
がよい。
【0007】本発明で用いる吸水性材料としては、前記
酸化カルシウム及び/又は酸化マグネシウムの使用が好
ましいが、他の吸水性材料も使用可能である。この場
合、吸水性材料としては、水分を吸収する性質を有する
材料であればよく、有機系及び無機系のいずれのものも
用いることができる。
【0008】前記吸水性材料には、吸水性高分子、パル
プの他、木炭、活性炭、ゼオライト、シリカ、フライア
ッシュ、アルミナ等の多孔性物質が包含される。その
他、乾燥飼料(でん粉、穀物粉、米ぬか、魚粉等)等も
用いることができる。パルプには、木材パルプ及びバガ
スパルプ(砂糖きびのしぼり粕からのパルプ)が包含さ
れる。これらのパルプは、粉体状、細片状、綿状、シー
ト状等の任意の形状で用いられる。これらのパルプは、
シート状であっても、生ゴミとともに、細分割化され
る。本発明で用いる好ましいパルプは、吸水性に富むこ
とから、特に、バガスパルプである。木炭、活性炭等の
多孔性物質は、粉体状やペレット状等の形状で用いられ
る。ペレット状のものであっても、生ゴミとともに、粉
体状に細分割化される。ゼオライトやシリカ、アルミナ
等は粉体状や粒体状で用いられる。吸水性高分子には、
コンニャクマンナンや、グルテン、カゼイン、ゼラチ
ン、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ソーダ、
キトサン、カラギーナン、合成吸水性高分子等が包含さ
れる。これらのものは、粉体状や粒体状、繊維状等で用
いられる。前記合成吸水性高分子としては、従来公知の
各種のものを用いることができる。このようなものとし
ては、ポリアクリル酸塩系、酢酸ビニル/アクリル酸エ
ステル共重合体ケン化物、ポリビニルアルコール/無水
マレイン酸反応物、イソブチレン/マレイン酸共重合体
架橋物、ポリアクリロニトリル系ケン化物、ポリエチレ
ンオキシド系、デンプン/アクリロニトリルグラフト重
合体ケン化物、デンプン/アクリル酸グラフト重合体、
カルボキシメチルセルロース架橋体等が包含される。吸
水性材料の添加割合は、生ゴミの水分含有量に応じて適
宜定めればよく、特に制約されないが、通常、生ゴミ1
00重量部当り、1〜100重量部、好ましくは2〜6
0重量部、好ましくは5〜40重量部の割合である。
【0009】本発明の方法を実施する場合、好ましくは
抗菌剤(殺菌剤及び静菌剤を含む)を存在させることが
できる。この場合、抗菌剤としては、食品用の抗菌剤等
として用いられている従来公知の各種のものを用いるこ
とができる。このようなものには、塩素化イソシアヌー
ル酸(トリクロロイソシアヌール酸、ジクロロイソシア
ヌール酸ソーダ等)、2−ブロモ−2−ニトロプロパン
−1,3−ジオール、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素
酸カルシウム、亜塩素酸ナトリウム、エタノール、イソ
チオシアン酸アリルエステル、安定化二酸化塩素溶液又
はこれを吸収させたゼオライトやシリカ等の吸着剤、過
酸化水素、過酸水素(又は酸素)発生剤(過炭素ナトリ
ウム、過ホウ酸ナトリウム、過硫酸ナトリウム等)、ジ
エチルピロ炭酸塩(エタノール発生剤)、クロラミンB
又はT、グリオキザール、グルタールアルデヒド等が挙
げられる。酸化カルシウムや酸化マグネシウム、フライ
アッシュ等のアルカリ性物質も抗菌剤として作用する。
これらの抗菌剤は、細分割化生成物中に存在する微生物
を殺菌するか又は微生物の増殖を抑制し、得られる細分
割化生成物の腐敗を防止する。その添加量は、細分割化
生成物中に含まれる微生物の増殖を制止し得る量であれ
ばよい。その具体的添加量は、その抗菌剤の種類に応じ
て適宜選定する。
【0010】本発明の方法を実施する場合、脱臭剤を存
在させることができる。脱臭剤としては、従来公知の各
種のもの、例えば、2価鉄塩、亜塩素酸ナトリウム、グ
リオキサール、活性炭、ゼオライト、マグネシア等が挙
げられる。これらのものは、単独又は混合物の形で使用
される。本発明では、好ましくは2価鉄塩を用いること
ができる。2価鉄塩としては、硫酸鉄、塩化鉄、乳酸鉄
等が挙げられる。2価鉄塩の添加量は、得られる細分割
生成物からのアミン臭の発生を制止し得る割合量であれ
ばよい。その具体的添加量は、生ゴミ100重量部当
り、1〜40重量部、好ましくは5〜20重量部の割合
である。
【0011】本発明の方法を実施する場合、流動性向上
剤を添加することができる。この流動性向上剤は、得ら
れる粒状物集合体の流動性を向上させるものであり、平
均粒径が500μm以下、好ましくは200μm以下、
より好ましくは100μm以下の微粒子状の活性炭、シ
リカ、アルミナ、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、人工ゼオライト等である。そ
の添加量は少量でよく、通常、0.1〜5%、好ましく
は1〜3%である。
【0012】本発明において用いる細分割化装置は、生
ゴミを細分割化し得るものであればよく、従来公知の各
種のものを用いることができる。このようなものとして
は、高速回転刃を備えた粉砕機や、摩擦剪断力により微
細化する粉砕機等が包含される。
【0013】本発明により得られる細分割生成物は、そ
の最長軸の長さが30mm以下、好ましくは10mm以
下、より好ましくは5mm以下である。その下限値は、
特に制約されないが、通常、1mm程度である。
【0014】本発明により米飯を実質的に含まない食品
廃棄物から粒状物集合体を製造するための他の好ましい
方法においては、食品廃棄物を、(i)吸水性高分子及
び(ii)パルプ及び/又は多孔性物質の存在下で細分割
化処理する。吸水性高分子の使用割合は、食品廃棄物1
00重量部当り0.5〜30重量部、好ましくは1〜2
0重量部である。パルプ及び/又は多孔性物質の使用割
合は、食品廃棄物100重量部当り2〜100重量部、
好ましくは5〜50重量部、より好ましくは10〜40
重量部である。
【0015】本発明により米飯を実質的に含まない食品
廃棄物から粒状物集合体を製造するためのさらに他の好
ましい方法においては、食品高分子を含む食品廃棄物
を、酸化カルシウム、酸化マグネシウム及び吸水性高分
子の中から選ばれる少なくとも1種の添加剤の存在下で
細分割化処理していったん塊状生成物を形成させた後、
その塊状生成物を乾燥し、粉砕する。タンパク質や多糖
類(でん粉等)等の食品高分子を含む食品廃棄物を酸化
物や吸水性高分子等からなる添加剤の存在下で細分割化
処理する場合、それらの添加剤の使用量が十分な量でな
い場合には、その食品高分子がもち状となり、塊状生成
物が形成される。この塊状生成物は、表面付着水が殆ん
どなく、取り扱い性の良好なものである。このものは、
乾燥することにより、粉砕可能な硬化物となり、この硬
化物を粉砕することにより、流動性の良い粉体を与え
る。塊状生成物の乾燥は、常温又は加熱下で行うことが
できるが、自然乾燥法により実施することができる。こ
の場合の乾燥は、得られる乾燥物が粉砕可能な状態にな
る程度であればよい。その水分含量は、通常、40%以
下、好ましくは35%以下、より好ましくは30%以下
である。
【0016】本発明による好ましい食品廃棄物用処理剤
は、(i)酸化カルシウム及び/又は酸化マグネシウム
と(ii)パルプ及び/又は多孔性物質との固相混合物か
らなる。この固相混合物には、吸水性高分子を適量添加
し得る他、さらに、抗菌剤や、脱臭剤、乾燥飼料、流動
性向上剤等を適量添加することができる。前記混合物に
おいて、パルプ及び/又は多孔性物質の割合は、酸化カ
ルシウム及び/又は酸化マグネシウム100重量部当
り、1〜100重量部、好ましくは5〜80重量部、よ
り好ましくは10〜50重量部の割合である。抗菌剤を
含む場合、その割合は、その抗菌剤の種類に応じて適宜
選ばれるが、一般的には、全混合物中、2〜25%、好
ましくは5〜15%である。パルプ及び/又は多孔性物
質の添加割合は、酸化カルシウム及び/又は酸化マグネ
シウムの使用量との関連において決められ、それらの使
用量が低い場合には多量に、一方、それらの使用量が多
い場合には少量でよい。
【0017】本発明による他の好ましい食品廃棄物用処
理剤は、(i)吸水性高分子と(ii)パルプ及び/又は
多孔性物質との固相混合物からなる。この固相混合物に
は、さらに、抗菌剤や脱臭剤、乾燥飼料、流動性向上剤
等を適量添加することができる。前記混合物において、
吸水性高分子の割合は、パルプ及び/又は多孔性物質1
00重量部当り、5〜100重量部、好ましくは10〜
50重量部、より好ましくは15〜30重量部の割合で
ある。抗菌剤を含む場合、その割合は、その抗菌剤の種
類に応じて適宜選ばれるが、一般的には、全混合物中、
2〜25%、好ましくは5〜15%である。パルプ及び
/又は多孔性物質の添加割合は、吸水性高分子の使用量
との関連において決められ、その吸水性高分子の使用量
が低い場合には多量に、一方、そのの使用量が多い場合
には少量でよい。
【0018】本発明により米飯を実質的に含まない生ゴ
ミから得られる細分割化生成物は、相互に接触しても塊
状に凝集することのない粒状物集合体からなるものであ
る。この粒状物集合体は、流動性の良いもので、混合性
にすぐれるとともに、包装袋への充填が容易なものであ
る。
【0019】本発明の食品粒状物集合体は、鶏や、牛、
豚等の家畜の飼料として好適なものである。この食品粒
状物集合体からなる飼料に対しては、必要に応じて、他
の飼料を配合することができる。本発明の食品粒状物集
合体は、有機質肥料原料及び有機質肥料としても有利に
適用することができる。本発明の食品粒状物集合体は、
これを家畜糞に混合し、発酵処理することにより、高品
質の有機質肥料を得ることができる。このようにして得
られた肥料には、必要に応じ、化学肥料を添加すること
ができる。このような化学肥料には、石灰窒素、尿素、
硫安、硝安等の窒素肥料の他、カリ肥料、リン肥料等が
挙げられる。
【0020】本発明による食品粒状物集合体は、土中で
分解することから、そのまま土中に分散させることによ
り、土壌改良剤として適用することができる。
【0021】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。
【0022】実施例1 家庭用ジューサに、鶏肉(トリミンチ)20gと酸化カ
ルシウム(CaO)5gを入れ、2分間細分割処理し
た。その結果、トリミンチは、塊状にはならず、細分割
された粒状物集合体となった。この粒状物は、その表面
に酸化カルシウムが付着したもので、トリミンチの粘着
性は著しく低減されたもので、流動性の良いものであっ
た。また、トリミンチ粒子の表面に付着した酸化カルシ
ウムの少なくとも一部は、ミンチ粒子上の水分と反応し
て、水和物(水酸化カルシウム、Ca(OH)2)に変換
されている。この粒状物集合体に微粒子状の活性炭又は
シリカを1g添加し、混合することにより、その粒状物
集合体の流動性をさらに向上させることができた。
【0023】実施例2 実施例1において、亜塩素酸ナトリウム0.2gを添加
した以外は同様にして実験を行った。この場合にも流動
性の良い粒状物集合体が得られた。
【0024】実施例3 実施例1において、ジクロロイソシアヌール酸ナトリウ
ム0.2gを添加した以外は同様にして実験を行った。
この場合にも流動性の良い粒状物集合体が得られた。
【0025】実施例4 家庭用ジューサに、天ぷら(かき揚げ)20gと酸化カ
ルシウム(CaO)3gを入れ、2分間細分割処理し
た。その結果、天ぷらは、塊状にはならず、細分割され
た粒状物集合体となった。この粒状物は、その表面に酸
化カルシウムが付着したもので、流動性の良いものであ
った。この粒状物集合体に微粒子状の活性炭又はシリカ
を1g添加し、混合することにより、その粒状物集合体
の流動性をさらに向上させることができた。
【0026】実施例5 実施例4において、亜塩素酸ナトリウム0.2gを添加
した以外は同様にして実験を行った。この場合にも流動
性の良い粒状物集合体が得られた。
【0027】実施例6 実施例4において、ジクロロイソシアヌール酸ナトリウ
ム0.2gを添加した以外は同様にして実験を行った。
この場合にも流動性の良い粒状物集合体が得られた。
【0028】実施例7 家庭用ジューサに、トリミンチ10gと天ぷら10gと
酸化カルシウム(CaO)3gを入れ、2分間細分割処
理した。その結果、トリミンチは、塊状にはならず、細
分割された粒状物集合体となった。この粒状物は、その
表面に酸化カルシウムが付着したもので、トリミンチの
粘着性は著しく低減されたもので、流動性のものであっ
た。また、その粒子の表面に付着した酸化カルシウムの
少なくとも一部は、粒子上の水分と反応して、水和物
(水酸化カルシウム、Ca(OH)2)に変換されてい
る。この粒状物集合体に微粒子状の活性炭又はシリカを
1g添加し、混合することにより、その粒状物集合体の
流動性をさらに向上させることができた。
【0029】実施例8 家庭用ジューサに、キャベツ20gと酸化カルシウム
(CaO)2gを入れ、2分間細分割処理した。その結
果、キャベツは、細分割された粒状物集合体となった。
この粒状物は、その表面に酸化カルシウムが付着したも
ので、流動性の良いものであった。また、粒子の表面に
付着した酸化カルシウムの少なくとも一部は、キャベツ
粒子上の水分と反応して、水和物(水酸化カルシウム、
Ca(OH) 2)に変換されている。この粒状物集合体に
微粒子状の活性炭又はシリカを1g添加し、混合するこ
とにより、その粒状物集合体の流動性をさらに向上させ
ることができた。
【0030】実施例9 家庭用ジューサに、キャベツ20gと吸水性高分子(ス
ミカゲル、住友化学社製)0.5g、パルプ粉5gを入
れ、2分間細分割処理した。その結果、キャベツは、細
分割された粒状物集合体となった。この粒状物は、その
表面に吸水性高分子とパルプ粉が付着したもので、流動
性の良いものであった。この粒状物集合体に微粒子状の
活性炭又はシリカを1g添加し、混合することにより、
その粒状物集合体の流動性をさらに向上させることがで
きた。
【0031】実施例10 実施例9において、亜塩素酸ナトリウム0.2gを添加
した以外は同様にして実験を行った。この場合にも流動
性の良い粒状物集合体が得られた。
【0032】実施例11 家庭用ジューサに、豆腐工場からのおから20gと酸化
カルシウム3gを入れ、2分間細分割処理した。その結
果、おからは細分割された粒状物集合体となった。この
粒状物集合体に微粒子状の活性炭又はシリカ1gを添加
し、混合することにより、その粒状物集合体の流動性を
さらに向上させることができた。
【0033】実施例12 実施例11において、ジクロロイソシアヌール酸ナトリ
ウム0.2gを添加した以外は同様にして実験を行っ
た。この場合にも流動性の良い粒状物集合体が得られ
た。
【0034】実施例13 実施例1において、酸化カルシウムの量を1gとした以
外は同様にして細分割化処理した。この場合には、塊状
生成物が得られた。このものは、これを室内に1昼夜放
置して乾燥した後、再び家庭用ジューサに入れ、粉砕
(細分割)処理した。その結果、流動性の良い粉体(粒
状物集合体)が得られた。
【0035】実施例14 家庭用ジューサに、魚(タラ)の切り身40gと酸化カ
ルシウム4gを入れ、2分間細分割処理した。この場合
には、塊状生成物が得られた。このものを電子レンジで
3分間した後、再び家庭用ジューサに入れ、2分間粉砕
処理した。その結果、流動性の良い粉体が得られた。
【0036】実施例15 実施例1において、酸化カルシウム5gに代えて、スミ
カゲル0.2g及びパルプ2gを用いた以外は同様にし
て細分割化処理した。この場合には塊状生成物が得られ
た。このものは、これを1日間室内に放置して乾燥させ
た後、再び家庭用ジューサに入れて粉砕した。その結
果、流動性の良い粉体(粒状物集合体)が得られた。
【0037】前記実施例2、実施例3、実施例5、実施
例6、実施例10、実施例12においては、塩素系殺菌
剤を用いたことから、得られた粒状物集合体はいずれも
長期保存可能なもである。
【0038】
【発明の効果】本発明による米飯を実質的に含まない食
品粒状物集合体は、家畜用飼料として利用可能なもので
ある他、有機質肥料の原料、有機質肥料自体、さらに土
壌改良剤等として有利に利用し得るものである。本発明
による粒状物集合体の製造方法は、その処分が困難であ
る食品廃棄物(生ゴミ)を原料とするものであり、この
生ゴミから飼料等として有用な製品を生産する方法であ
ることから、その産業的意義は多大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B150 AA01 CA20 CC11 CD01 CD02 CD09 CD19 CD37 DH04 DH05 4D004 AA04 BA04 CA48 CC11 CC17 CC20 4H061 AA01 AA02 CC42 CC55 DD07 DD20 EE12 EE35 EE61 FF08 GG13 GG19 HH42 LL26

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米飯を実質的に含まない食品廃棄物を吸
    水性材料の存在下で細分割して形成された粒状物集合体
    であって、該吸水性材料は該粒状物に付着した形態で存
    在することを特徴とする米飯を実質的に含まない食品粒
    状物集合体。
  2. 【請求項2】 該吸水性材料が、酸化カルシウム及び/
    又は酸化マグネシウムである請求項1の食品粒状物集合
    体。
  3. 【請求項3】 該酸化カルシウム及び/又は酸化マグネ
    シウムの割合が、該食品廃棄物100重量部当り2〜5
    0重量部の割合である請求項2の食品粒状物集合体。
  4. 【請求項4】 該吸水性材料が、吸水性高分子、パルプ
    又は多孔性物質である請求項1の食品粒状物集合体。
  5. 【請求項5】 米飯を実質的に含まない食品廃棄物を、
    (i)吸水性高分子及び(ii)パルプ及び/又は多孔性
    物質の存在下で細分割して形成された粒状物集合体であ
    って、該吸水性高分子とパルプ及び/又は多孔性物質は
    該粒状物に付着した形態で存在することを特徴とする米
    飯を実質的に含まない食品粒状物集合体。
  6. 【請求項6】 該吸水性高分子の割合が、該食品廃棄物
    100重量部当り0.5〜30重量部である請求項5の
    食品粒状物集合体。
  7. 【請求項7】 吸水性材料を含む請求項5又は6の食品
    粒状物集合体。
  8. 【請求項8】 該吸水性材料が、パルプ及び/又は多孔
    性物質である請求項8の食品粒状物集合体。
  9. 【請求項9】 抗菌剤を含有する請求項1〜8のいずれ
    かの食品粒状物集合体。
  10. 【請求項10】 脱臭剤を含有する請求項1〜9のいず
    れかの食品粒状物集合体。
  11. 【請求項11】 該食品廃棄物が、炭水化物廃棄物、タ
    ンパク質廃棄物及び油脂含有廃棄物の中から選ばれる少
    なくとも1種である請求項1〜10のいずれかの食品粒
    状物集合体。
  12. 【請求項12】 米飯を実質的に含まない食品廃棄物か
    ら粒状物集合体を製造する方法であって、該食品廃棄物
    を、吸水性材料の存在下で細分割化処理することを特徴
    とする米飯を実質的に含まない食品粒状物集合体の製造
    方法。
  13. 【請求項13】 該吸水性材料が、酸化カルシウム及び
    /又は酸化マグネシウムである請求項12の方法。
  14. 【請求項14】 該酸化カルシウム及び/又は酸化マグ
    ネシウムの割合が、該食品廃棄物100重量部当り2〜
    50重量部の割合である請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 該吸水性材料が、吸水性高分子、パル
    プ又は多孔性物質である請求項12の方法。
  16. 【請求項16】 米飯を失実的に含まない食品廃棄物か
    ら粒状物集合体を製造する方法であって、該食品廃棄物
    を、(i)吸水性高分子及び(ii)パルプ及び/又は多
    孔性物質の存在下で細分割化処理することを特徴とする
    米飯を実質的に含まない食品粒状物集合体の製造方法。
  17. 【請求項17】 該吸水性高分子の割合が、該食品廃棄
    物100重量部当り0.5〜30重量部である請求項1
    6の方法。
  18. 【請求項18】 米飯を実質的に含まないが食品高分子
    を含む食品廃棄物から粒状物集合体を製造する方法であ
    って、該食品廃棄物を、酸化カルシウム、酸化マグネシ
    ウム及び吸水性高分子の中から選ばれる少なくとも1種
    の添加剤の存在下で細分割化処理していったん塊状生成
    物を形成した後、該塊状生成物を乾燥し粉砕することを
    特徴とする米飯を実質的に含まない食品粒状物集合体の
    製造方法。
  19. 【請求項19】 吸水性材料を存在させる請求項18の
    方法。
  20. 【請求項20】 該吸水性材料が、パルプ又は多孔性物
    質である請求項18又は19の方法。
  21. 【請求項21】 抗菌剤を存在させる請求項12〜20
    のいずれかの方法。
  22. 【請求項22】 脱臭剤を存在させる請求項12〜21
    のいずれかの方法。
  23. 【請求項23】 該食品廃棄物が、炭水化物廃棄物、タ
    ンパク質廃棄物及び油脂含有廃棄物の中から選ばれる少
    なくとも1種である請求項12〜22のいずれかの食品
    粒状集合物の製造方法。
  24. 【請求項24】 請求項1〜11のいずれかの米飯を実
    質的に含まない食品粒状物集合体からなる飼料。
  25. 【請求項25】 乾燥飼料を混入した請求項24の飼
    料。
  26. 【請求項26】 請求項1〜11のいずれかの米飯を実
    質的に含まない食品粒状物集合体からなる有機質肥料原
    料又は有機質肥料。
  27. 【請求項27】 (i)酸化カルシウム及び/又は酸化
    マグネシウムと(ii)パルプ及び/又は多孔性物質との
    固相混合物からなる米飯を実質的に含まない食品廃棄物
    用処理剤。
  28. 【請求項28】 吸水性高分子を含む請求項27の処理
    剤。
  29. 【請求項29】 (i)吸収性高分子と(ii)パルプ及
    び/又は多孔性物質との固相混合物からなる米飯を実質
    的に含まない食品廃棄物処理剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245043A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Saikou:Kk 生ゴミ含有ゲル状組成物の製造方法

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