JP2001170414A - 水平真空脱水機 - Google Patents
水平真空脱水機Info
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Abstract
と剥離性のあるろ材とし、同時に真空吸引時の気密性を
向上させた水平真空脱水機装置を提供する。 【解決手段】 ろ過ボックス1のろ過面に複数枚のメタ
ルスクリーン(6…)を張設し、重設したスクリーンの
目が上面層ほど細かい目のスクリーンとしたもので、重
合したスクリーンの目が細かくなり、粒子の目抜けもな
く精密ろ過が行なえる。そして、ろ材強度も大きくな
り、積層したスクリーンの目が裏面から順次細かくな
り、ろ液の排出が良くなる。また、ろ過ボックス1の下
面に磁性体17と、サクションボックス13の上面に電
磁石19をそれぞれ配設し、コンベヤーチエーン2の走
行停止時に、サクションボックス13をろ過ボックス1
に電磁石19で吸着させるもので、真空吸引時の気密性
が保たれて真空度が上がり、低含水率のケーキの生成
と、有効成分の分離回収効率が向上する。
Description
た水平真空脱水機に関し、特に、精密ろ過を可能とし、
真空吸引をする時に気密性を向上させた水平真空脱水機
の改良に関する。
面に間歇的に走行する無端ろ布を設け、ろ布上に供給し
た原液を真空吸引して固液分離を行ない、分離したケー
キの洗浄を行なって脱水する装置は、例えば、特開平4
−59005号公報に記載してあるように公知である。
そして、金属ろ材を張設した多数のろ過箱を無端状の駆
動帯に連結し、ろ過ゾーンのろ過箱にサクションボック
スを同調させて移動させながらろ過箱に供給した原液の
固液分離を行なう水平真空脱水機は、例えば、実用新案
登録第2565860号公報に記載してあるように、本
願発明の出願人が提案している。
のろ材としてろ布を用いるものにあっては、目詰まりし
たろ布からケーキの取除きが難しく、目詰りして変形し
たろ布は当初の形状に復帰させることが困難であり、し
わ寄りの原因となっていた。また、水平真空脱水機のろ
過箱に金属ろ材を張設した装置にあっては、ケーキの剥
離性が良いものであるが、化学製品等の粒径の細かい粒
子を含む原液にあっては、粒子が金属ろ材のスクリーン
の目から抜けて有効成分の回収率が悪く、しかも、スク
リーンの洗浄時に高圧をかけると破損する恐れもあっ
た。この発明は、ろ材を組合せてスクリーンの目を細か
くして強度と剥離性のあるろ材とし、同時に真空吸引時
の気密性を向上させた水平真空脱水機装置を提供するも
のである。
を解決するものであって、その要旨とするところは、金
属ろ材を内設した多数のろ過ボックスを無端状のコンベ
ヤーチエーンに連結して周回させると共に、ろ過ボック
スを水平状に配設したろ過ゾーンの下面にサクションボ
ックスを対設した真空脱水機において、ろ過ボックスの
ろ過面に複数枚のメタルスクリーンを張設し、重設した
スクリーンの目が上面層ほど細かい目のスクリーンとし
たもので、重合したスクリーンの目が細かくなり、粒子
の目抜けもなく精密ろ過が行なえるものである。そし
て、ろ材強度も大きくなり、積層したスクリーンの目が
裏面から順次細かくなり、ろ液の排出が良くなるもので
ある。また、上記ろ過ボックスとメタルスクリーンの間
にウエッジワイヤーを配設し、ウエッジワイヤーのスリ
ット側をメタルスクリーンの支持面としたもので、ウェ
ッジワイヤーで支持されたメタルスクリーンの変形が防
止され、ウエッジワイヤーが楔状に裏面に向って拡開さ
れるので、ろ液の真空吸引が行われやすいものである。
せると共に、ろ過ボックスの下面に磁性体と、サクショ
ンボックスの上面に電磁石をそれぞれ配設し、コンベヤ
ーチエーンの走行停止時に、サクションボックスの電磁
石に通電して、ろ過ボックスにサクションボックスを吸
着させるもので、真空吸引時の気密性が保たれて真空吸
引の真空度が上がり、低含水率のケーキの生成と、有効
成分の分離回収効率が向上するものである。また、ろ過
ボックスの反転走行位置のメタルスクリーンにろ材洗浄
管を対設したので、下方から剥離性の良いメタルスクリ
ーンに洗浄水を噴射して、スクリーンの目に付着する目
詰まり物を洗い流すことができるものである。
上記のように構成してあり、走行するろ過ボックスをセ
ンサーで検知してろ過ゾーンの所定の走行停止位置に停
止させ、ろ過ボックス1の停止信号によりサクションボ
ックスの電磁石に通電して電磁力を励磁させ、ろ過ボッ
クスをサクションボックスに吸着させて真空源に連通す
ると、電磁力の吸着力と真空吸着力により、さらにサク
ションボックスとろ過ボックスが密着する。同時に、停
止信号によりろ過ボックスに張設したメタルスクリーン
上に原液が供給され、サクションボックスから真空吸引
されてろ過ボックスのろ過室にろ液を吸引する。設定時
間後に脱水したケーキに洗浄液を散布してケーキ中に含
まれる可溶解成分を分離してさらに吸引脱水が行なわれ
る。
ョンボックスの電磁石への通電を停止させ、サクション
ボックスに吸着されたろ過ボックスを解離する。次に、
コンベヤーチエーンを走行させて、次の複数個のろ過ボ
ックスをろ過ゾーンの所定の走行停止位置にセンサーで
検知して停止させる。ろ過脱水を終ったろ過ボックスは
間歇走行を行ないながら、反転走行してケーキをメタル
スクリーンから剥離させた後、ろ過ボックスが反転して
走行する位置のメタルスクリーンに高圧水を噴射してメ
タルスクリーンから目詰り物を洗い流す。引続き間歇走
行させながら再びろ過ゾーンで吸引ボックスをサクショ
ンボックスに吸着させ、以降このサイクルを繰り返し、
間歇的に固液分離を行なうものである。
ると、先ず、図1及び図2において、符号1はろ過ボッ
クスであって、図3に示すろ過ボックス1がコンベヤー
チエーン2に多数連結してあり、コンベヤーチエーン2
が前後の駆動用スプロケット3と従動用スプロケット4
に無端状に掛け回されて、駆動用スプロケット3に連結
した駆動機(図示せず)でコンベヤーチエーン2を回動
させてろ過ボックス1を移動させるようにしてある。そ
して、移動する複数のろ過ボックス1がろ過ゾーンの所
定の位置に到達したことをセンサー(図示せず)で検知
してコンベヤーチエーン2の回動を所定時間停止さるよ
うにしてある。
エッジワイヤー5が配設してあり、ウエッジワイヤー5
の楔状の拡開された先端部をろ過ボックス1のろ過室1
a側とし、そのウエッジワイヤー5のスリット面を表面
層としてメタルスクリーン6が張設してある。ウエッジ
ワイヤー5の表面に張設したメタルスクリーン6は、図
5に示すように、ウエッジワイヤー5のスリットの上面
に荒目スクリーン6aが敷設してあり、その上部の中間
層に中目スクリーン6bを介装して、表面層に細目スク
リーン6cを張設してあり、複数のメタルスクリーン6
を組合せることによりスクリーンの目が細かくなり、ろ
材が補強されるものである。そして、スクリーンの目は
上面層ほど細かい目のスクリーンとしてあるのでろ液の
排出が良好となるものである。なお、ウエッジワイヤー
5に敷設する荒目スクリーン6aを中目スクリーン6b
としても、或は、中間層の中目スクリーン6bを細目ス
クリーン6cとしてもよいものであり、ろ過対象原液の
性状と必要とするろ液の清澄性によりその構成を決定で
きるものである。
るろ過ゾーンの上方には、図1に示すように、原液供給
管7とケーキ洗浄供給管8が並設してあり、ろ過ボック
ス1がろ過ゾーンの所定の位置に停止した検知信号で、
原液槽9の原液を原液供給ポンプ10で移送して、原液
供給管7からろ過ボックス1に所定量の原液を供給する
ようにしてある。また、停止信号から所定時間後に洗浄
水槽11の清水をケーキ洗浄ポンプ12で移送して、ケ
ーキ洗浄供給管8からろ過ボックス1のろ液を分離した
ケーキに散水して有効成分や不用な成分等を取出すよう
にしてある。ろ過ボックス1の下方には、サクションボ
ックス13が接近させて配設してあり、このサクション
ボックス13のろ液管14がレシーバータンク15を介
して真空ポンプ16に連結してある。
室1aの底部に連通管1cが連結してあり、連通管1c
の下端部に磁性体17が貼着してある。そして、サクシ
ョンボックス13の上部に連結した真空吸引管18の先
端部に電磁石19が設けてあり、この電磁石19がろ過
ボックス1の回動軌跡に沿って移動する磁性体17に接
近させて配設してある。この電磁石19は、図6に示す
ように、電源20に接続した回路21が設けてあり、ろ
過ボックス1の停止を検知すると同時に回路21のスイ
ッチ22を入れてサクションボックス13の電磁石19
に通電して電磁力を励磁させるようにしてある。そし
て、一定時間継続してサクションボックス13を吸引
し、ケーキ洗浄が完了してさらにケーキを脱水した後、
大気に開放するようにしてある。再び、次のろ過ボック
ス1…をろ過ゾーンに移動させるようにしてある。な
お、サクションボックス13の底部に昇降シリンダー
(図示せず)を設け、ろ過ボックス1の移動時にはサク
ションボックス13を降下させるようにしてもよいもの
である。
ュート24が設けてあり、ろ過ボックス1が反転する時
にメタルスクリーン6から排出されたケーキをケーキシ
ュート24で受け止めるようにしてある。ろ過ボックス
1が反転して走行する位置の下方にろ材洗浄管25が対
設してあり、洗浄水槽26からろ材洗浄ポンプ27で吸
引した洗浄水を走行反転位置のろ過ボックス1のメタル
スクリーン6に噴射させ、メタルスクリーン6の目詰ま
りを解消させるようにしてある。この洗浄はろ過ボック
ス1を移動させながら洗浄しても、あるいは、ろ過ゾー
ンに位置するろ過ボックス1のろ過脱水中に、ろ過ボッ
クス1が反転して停止している間にメタルスクリーン6
を洗浄してもよいものである。そして、ろ材洗浄管25
は一個所でもよいが、複数個所に設けて異なる洗浄液を
噴射してもよいものである。
機は、複数のメタルスクリーンを組合せて上面層ほど細
かい目のメッシュスクリーンを重ねたので、従来のメタ
ルスクリーンを単独で使用したろ材と比較して、精密ろ
過が可能となり、ケーキの剥離性と耐久性のあるろ材と
することができる。また、メタルスクリーンの下面層ほ
どスクリーンの目が大きくなるので、表面層のメタルス
クリーンを通過したろ液は良好に排出され、さらに、ウ
エッジワイヤーが楔状に裏面に向って拡開されるので、
ろ液の真空吸引が行われやすいものである。そして、ろ
過ボックスとサクションボックスを磁性体の吸着力と真
空吸着力により密着させるので、真空度の気密性が向上
し、含水率の低いケーキが得られるものである。
ある。
ある。
ックスの側面図である。
クスを取出して示す縦断正面図である。
クリーンの張設状態を示す概念図である。
の回路の概念図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 金属ろ材を内設した多数のろ過ボックス
(1…)を無端状のコンベヤーチエーン(2)に連結し
て周回させると共に、ろ過ボックス(1)を水平状に配
設したろ過ゾーンの下面にサクションボックス(13)
を対設した真空脱水機において、ろ過ボックス(1)の
ろ過面に複数枚のメタルスクリーン(6…)を張設し、
重設したスクリーンの目が上面層ほど細かい目のスクリ
ーンとしたことを特徴とする水平真空脱水機。 - 【請求項2】 上記ろ過ボックス(1)とメタルスクリ
ーン(6)の間にウエッジワイヤー(5)を配設し、ウ
エッジワイヤー(5)のスリット側をメタルスクリーン
(6)の支持面としたことを特徴とする請求項1記載の
水平真空脱水機。 - 【請求項3】 上記コンベヤーチエーン(2)を間歇走
行させると共に、ろ過ボックス(1)の下面に磁性体
(17)と、サクションボックス(13)の上面に電磁
石(19)をそれぞれ配設し、コンベヤーチエーン
(2)の走行停止時に、サクションボックス(13)の
電磁石(19)に通電して、サクションボックス(1
3)をろ過ボックス(1)に吸着させることを特徴とす
る請求項1または2記載の水平真空脱水機。 - 【請求項4】 上記ろ過ボックス(1)の反転走行位置
のメタルスクリーン(6)にろ材洗浄管(25)を対設
したことを特徴とする請求項1乃至3記載の水平真空脱
水機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35709399A JP3649379B2 (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 水平真空脱水機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35709399A JP3649379B2 (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 水平真空脱水機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001170414A true JP2001170414A (ja) | 2001-06-26 |
JP3649379B2 JP3649379B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=18452355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35709399A Expired - Fee Related JP3649379B2 (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 水平真空脱水機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3649379B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108754631A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-11-06 | 张家港市金星纺织有限公司 | 一种氨纶丝原液过滤箱 |
CN110961009A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-04-07 | 宁夏天地经纬电力设备工程有限公司 | 一种废旧电器加工除尘装置 |
-
1999
- 1999-12-16 JP JP35709399A patent/JP3649379B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108754631A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-11-06 | 张家港市金星纺织有限公司 | 一种氨纶丝原液过滤箱 |
CN110961009A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-04-07 | 宁夏天地经纬电力设备工程有限公司 | 一种废旧电器加工除尘装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3649379B2 (ja) | 2005-05-18 |
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