JP2001170204A - 汚染物質分解装置及び汚染物質分解方法 - Google Patents

汚染物質分解装置及び汚染物質分解方法

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JP2001170204A
JP2001170204A JP36383099A JP36383099A JP2001170204A JP 2001170204 A JP2001170204 A JP 2001170204A JP 36383099 A JP36383099 A JP 36383099A JP 36383099 A JP36383099 A JP 36383099A JP 2001170204 A JP2001170204 A JP 2001170204A
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acid
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contaminant
decomposing
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Kinya Kato
欽也 加藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よく有機塩素化合物を連続的に分解する
ことができる汚染物質分解装置を提供提供する。 【解決手段】 機能水と有機塩素化合物を含む機能水混
合液に光を照射することにより該有機塩素化合物を連続
的に分解する汚染物質分解装置であって、前記機能水混
合液を導入および排出する流入口と排出口を具備する処
理槽を有し、かつ該処理槽における気体の占める割合が
5〜90Vol%となるようにする制御手段を有する汚
染物質分解装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は汚染物質分解装置及
び汚染物質分解方法に関し、特に有機塩素化合物の連続
分解装置及びそれを用いた分解方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年までの産業技術の発展に伴いハロゲ
ン化脂肪族炭化水素化合物(例えば塩素化エチレン、塩
素化メタン等)が膨大に使用され、その廃棄処理は深刻
な問題となってきている。また、使用済みのこれらの気
体が、自然環境を汚染するなどの環境問題がおこってお
り、その解決に多大な努力が払われている。具体的な処
理方法を述べると、例えば塩素化エチレンを酸化剤や触
媒を用いて分解する方法として、オゾンで分解する方法
(特開平3−38297号公報)あるいは過酸化水素の
存在下で紫外線を照射する方法(特開昭63−2182
93号公報)等が知られている。また、次亜塩素酸ナト
リウムを酸化剤として用いることも示唆されている(米
国特許第5525008号、第5611642号)。ま
た次亜塩素酸ナトリウムと紫外線照射と組合わせる手法
も提案されている(米国特許第5582741号)。更
には酸化チタンなどの酸化物半導体微粒子からなる光触
媒と液状の塩素化エチレンをアルカリ条件下で懸濁して
光照射により分解する方法も知られている(特開平7−
144137号公報)。
【0003】上記以外にも、酸化剤を用いずに気相で紫
外線を照射させる光分解法がすでに試みられている。例
えば、有機ハロゲン化合物を含む排ガスを紫外線照射処
理して酸性の分解ガスとしたのち、アルカリで洗浄して
無害化処理する方法(特開昭62−191025号公
報)、有機ハロゲン化物を含有する排水を曝気処理し、
排出されるガスを紫外線照射したのちアルカリ洗浄する
装置(特開昭62−191095号公報)等が提案され
ている。また、恐らく還元分解と推測されている例とし
て鉄粉による塩素化エチレンの分解も知られている(特
開平8−257570号公報)。シリコン微粒子を用い
たテトラクロロエチレン(以下、PCEと略記)の分解
については還元分解も報告されている。
【0004】トリクロロエチレン(以下、TCEと略
記)やPCEなどの塩素化脂肪族炭化水素は微生物によ
り好気的あるいは嫌気的に分解されることが知られてお
り、このような工程を利用して分解あるいは浄化を行う
ことが試みられている。
【0005】しかしながら何れの方法も、分解効率や処
理に必要な装置構成等に於いて十分実用的なものとは言
えず、より簡便な装置構成で効率良く気体状ハロゲン化
脂肪族炭化水素化合物を分解する方法が求められてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この様にこれまで種々
の有機塩素化合物の分解方法が提案されてきているが、
本発明者の検討によれば、分解の為の複雑な装置が必要
であったり、 分解生成物の更なる無害化処理等が必要で
ある場合が多く、より問題点が少なく、環境に優しい有
機塩素化合物の分解のための技術が必要であるとの結論
に至った。
【0007】本発明は、新たな知見に基づきなされたも
のであり、その目的はより効率よく環境に優しく、分解
によって生成する化合物が新たな環境汚染をひきおこす
可能性がより低い、有機塩素化合物を連続的に分解する
装置及びそれを用いた分解方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような課題の達成
を目的として検討を行なったところ、殺菌効果(特開平
1−180293号公報)や半導体ウエハー上の汚染物
の洗浄効果(特開平7−51675号公報)を有するこ
とが報告されている水の電気分解によって得られる機能
水、例えば酸性水が、光の照射をおこなうことで優れた
有機塩素化合物の分解能を有しているという新たな知見
を得た。
【0009】その後さらに実用に即した連続的に分解を
おこなう形態について検討を加え、詳細な検討を加える
ことにより効率的な分解には、汚染物質の濃度にも依存
するがおおよそ連続処理槽中の気体の比率を5〜90V
ol%とする形態が望ましいことを見出し本発明に至っ
た。
【0010】即ち、本発明の一実施形態に関わる汚染物
質分解装置は、機能水と汚染物質を含む機能水混合液に
光を照射することにより該汚染物質を連続的に分解する
汚染物質分解装置であって、前記機能水混合液を導入す
る流入口と排出する排出口を具備する処理槽を有し、か
つ該処理槽における気体の占める割合が5〜90Vol
%となるようにする制御手段を有することを特徴とす
る。
【0011】本発明の他の実施形態に関わる汚染物質分
解方法は、機能水と汚染物質を含む機能水混合液に光を
照射することにより該汚染物質を連続的に分解する汚染
物質分解方法であって、前記機能水混合液を流入口と排
出口を具備する処理槽に導入し、かつ該処理槽における
気体の占める割合が5〜90Vol%となるようにして
分解することを特徴とする。
【0012】次に、本発明の汚染物質分解装置および汚
染物質分解方法においける好ましい具体的な実施態様を
示す。該処理槽における気体の占める割合が10〜80
Vol%であるのが好ましい。該処理槽が、処理槽の内
壁の両側壁と底部の3箇所で接し、処理槽内を分割する
遮蔽板を有するのが好ましい。
【0013】該処理槽が複数個連結されいるのが好まし
い。該処理槽の内壁の両側壁と底部の3箇所で接し処理
槽を分割する下遮蔽板と、処理槽の内壁の両側壁と天部
の3箇所で接し処理槽を分割する上遮蔽板とを具備し、
該下遮蔽板の上部の位置が上遮蔽板の下部の位置より上
にあるのが好ましい。該下遮蔽板及び該上遮蔽板が交互
に配されているのが好ましい。該処理槽が攪拌手段を具
備しているのが好ましい。
【0014】該機能水混合液が電解質を含む水の電気分
解により生成する機能水と汚染物質の混合液であるのが
好ましい。該機能水が電解質を含む水の電気分解によ
り、陽極近傍に生成する電解溶液であるのが好ましい。
該電解質が塩化ナトリウム及び塩化カリウムの少なくと
も一方であるのが好ましい。該機能水混合液が次亜塩素
酸または次亜塩素酸塩を含む機能水と汚染物質の混合液
であるのが好ましい。
【0015】該機能水が次亜塩素酸水溶液であるのが好
ましい。該機能水が次亜塩素酸塩水溶液であるのが好ま
しい。該次亜塩素酸塩が次亜塩素酸ナトリウム及び次亜
塩素塩酸カリウムの少なくとも一方であるのが好まし
い。該機能水の有効塩素濃度が5〜2000mg/lで
あるのが好ましい。該機能水混合液が無機酸または有機
酸を含むのが好ましい。
【0016】該無機酸または有機酸が塩酸、フッ酸、シ
ュウ酸、硫酸、リン酸、ホウ酸、酢酸、ぎ酸、りんご酸
及びクエン酸から選ばれる少なくとも一つであるのが好
ましい。該機能水混合液の有効塩素濃度が5〜2000
mg/lであるのが好ましい。
【0017】該機能水混合液が水素イオン濃度(pH
値)1〜4、酸化還元電位(作用電極:プラチナ電極、
参照電極:銀−塩化銀電極)800〜1500mV、及
び塩素濃度が5〜150mg/lなる特性を有するのが
好ましい。
【0018】該機能水混合液が水素イオン濃度(pH
値)4〜10、酸化還元電位(作用電極:プラチナ電
極、参照電極:銀−塩化銀電極)300〜1100m
V、及び塩素濃度2〜100mg/lなる特性を有する
のが好ましい。
【0019】該光が、波長300〜500nmの波長域
の光を含む光であるのが好ましい。該光が、波長350
〜450nmの波長域の光であるのが好ましい。該光の
照射強度が10μW/cm2〜10mW/cm2であるの
が好ましい。該光の照射強度が50μW/cm2〜5m
W/cm2であるのが好ましい。
【0020】該汚染物質が有機塩素化合物であるのが好
ましい。該有機塩素化合物がクロロエチレン、1,1−
ジクロロエチレン、cis−1,2−ジクロロエチレ
ン、tras−1,2−ジクロロエチレン、トリクロロ
エチレン、テトラクロロエチレン、クロロメタン、ジク
ロロメタン、トリクロロメタンの中から選ばれた1種類
または2種以上の混合物であるのが好ましい。
【0021】分解に供する該汚染物質の量が反応槽容積
1リットルあたり0.01g〜5gであるのが好まし
い。該処理槽が次亜塩素酸塩水溶液を貯蔵するタンクと
無機酸または有機酸を貯蔵するタンクを具備するのが好
ましい。連続運転中は、処理槽内の気相部の気体が処理
槽外に拡散しないように該流入口及び該排出口を機能水
混合液で満たす手段を有するのが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の一実施態様に係わる液体
状有機塩素化合物の分解装置は、汚染物質を含む機能水
混合液に、光を照射することにより該汚染物質を連続的
に分解する汚染物質分解装置であって、該汚染物質分解
装置が、流入口と排出口を具備する処理槽を有し、処理
槽における気体の占める割合が5〜90Vol%である
ことを特徴とする汚染物質分解装置である。
【0023】このような分解装置を、本発明に係る連続
的分解装置の一実施態様を示す図1に基づき以下に説明
する。
【0024】図1に於いて、1は処理槽であり、2は光
照射下で汚染物質である有機塩素化合物を分解しうる機
能水と、分解されるべき液体状有機塩素化合物との機能
水混合液20を流入させる流入口であり、1の処理槽に
接続されている。3の光照射手段によって処理槽内に光
を照射し、流入した機能水混合液20中の分解対象物は
分解される。分解後の処理液は排出口4から排出され
る。滞留時間は流量で制御することができ、これは例え
ば、ポンプ5、6、で制御される。7は攪拌ユニットで
ある。処理液の攪拌は図ではプロペラ攪拌ではあるが、
いかなるものでもよく、例えばエアーを循環させバブリ
ングで攪拌しても良い。処理槽中の気体部の体積が処理
槽の総体積の5〜90Vol%となるように設計され
る。
【0025】次に動作について説明する。光照射下で有
機塩素化合物を分解しうる機能水と分解されるべき液体
状有機塩素化合物との機能水混合液20はポンプ5を用
いて先ず流入口2から処理槽1に送液される。この時、
制御手段である空気孔19は開いており、気相部の比率
が所望の値になるよう混合汚染液を処理槽内に満たす。
その後、空気孔19を閉じ連続運転を開始する。光照射
時間(滞留時間)が所望の時間になるよう、流量をポン
プ5、6で制御する。光の照射により汚染物質が分解さ
れた処理液は排水口4から排出される。連続運転中は攪
拌ユニット7を稼動させることが望ましい。
【0026】連続稼動中は図1に示した如く、流入口
2、排出口4は処理液の機能水混合液で満たされてお
り、処理槽内の気相部の気体が外に出ることはなく、ポ
ンプ5、6の制御等で気液の比率、即ち水面の高さを一
定に保つことができる。また状況に応じ、この気体と液
体の比率を変化させても良い。
【0027】また、この処理装置の分解能力、分解効率
を最大にすべく反応槽における気液の比率は、汚染物質
の種類、濃度によって若干異なり、分解処理量が増す、
若しくは分解しにくい分解対象物質になるに従い、先の
必要とする適切な気体の比率の範囲は狭まる傾向にあ
る。
【0028】機能水と光の照射によって分解が進む理由
は明らかでないが、例えば塩化ナトリウム等の電解質を
含む水の電気分解によって生成する機能水は、次亜塩素
酸、もしくは次亜塩素酸イオンを含み、これが源とな
り、光の作用によって塩素ラジカルや水酸基ラジカルや
スーパーオキサイドを誘起し、有機塩素化合物の分解反
応を促進するものと考えられる。これらの考察は、実施
例1、4の結果より導かれる。つまり、実施例より気相
部が増大するに従って分解は進みより低濃度まで処理が
進むことが解る。これらの結果より、汚染物質の分解反
応の主たる反応場は気相であると推察され、機能水は分
解反応に必要な何らかの因子の供給源と考えることがで
きる。
【0029】つまり、気相容積が増加すると反応場が増
加し、機能水は効率よく利用され分解が進む。しかし、
気相容積が増加しすぎると、機能水量が減り、分解に必
要因子の供給が不足するため、分解効率は劣化する。ま
た、機能水量が増加することで分解に必要な因子の供給
量は増加するが、反応場の容積が減少し、効率が低下す
ると考えられる。
【0030】この傾向は明細書中に記した光照射下の機
能水で分解されうる汚染物質すべてに関して適応され、
その気体、液体部の反応容積に占める適切な割合は、実
用的観点からも既に記載した数値の範囲が望ましい。
【0031】さらに、既に記載した数値の範囲に於い
て、稼動目的によってより最適な範囲は移動する。例え
ば、処理容積10リットルの処理槽に、気相が20〜8
0Vol%の例について考えてみる。光の照射時間を両
者とも同じとなるよう条件を揃えれば、ある単位時間内
(例えば1時間)で処理槽の処理液がすべて処理される
とすれば、気相が20Vol%では処理液は8リットル
であり、気相が80Vol%では処理液は2リットルと
なる。排出液の汚染物質の濃度は、実施例に示すように
気相の多い方が低いが、処理量は気相の少ない方が多
い。分解した汚染物質の量はこの掛け算で表現される。
即ち、処理量は少なくとも、排出の汚染濃度をより低く
するのが目的であれば気相の比率は増え、排出の汚染濃
度は高くとも(分解率が低い)処理量を増やすことが目
的ならば液相の比率を増大させるのが望ましい。いずれ
にしろ、気相が処理相中に存在することが重要であり、
上記のように目的により気相部の増減はあるが、既に記
載した数値の範囲、即ち処理槽中の気体部の体積が処理
槽の総体積の5〜90Vol%、好ましくは10〜80
Vol%の範囲にあることが望ましい。
【0032】図1では、分解対象物質(汚染物質)と機
能水と混合する形態について示しているが、図5で示す
ように、分解対象物質(汚染物質)に次亜塩素酸を含む
溶液及び有機酸または無機酸を含む溶液と混合する形態
がある。これを汚染機能水と呼ぶ。前者(分解対象物質
と機能水と混合する形態)に於ける機能水の作成の方法
は、後述するように、電気分解によるものと、次亜塩素
酸を含む溶液及び有機酸または無機酸を含む溶液と混合
する方法がある。いずれの形態であれ、最終的に生成さ
れた分解対象物質を含む混合溶液を機能水混合液とす
る。
【0033】先に述べたように、主な反応場が気相であ
るため、分解対象物質及び分解反応に必要な因子を液相
から気相に移動させることが望ましい。このため、移動
を促進するべく攪拌ユニットを具備すると良い。
【0034】図2は本発明の汚染物質分解装置の他の実
施態様を示す概略図である。図1に加え、処理槽を分割
する遮蔽板8が具備されている。この遮蔽板8は、処理
槽の内壁の両側壁と底部の3箇所で接し処理槽1−aで
オーバーフローした処理液の機能水混合液が順次処理槽
1−bに流入し、処理槽1−a、処理槽1−b間で処理
液が完全に混合することが妨げられ、流入口から排出口
にある程度の濃度勾配が形成され、遮蔽板8がない場合
に比べてより分解が進んだ低濃度な状態で排出が可能と
なる。
【0035】図3は本発明の汚染物質分解装置の他の実
施態様を示す概略図である。図2の該処理槽が複数個連
結された構成になっている。図2において処理槽1−
a、処理槽1−bと分離したことで処理槽1−a、処理
槽1−bの濃度差が形成された。しかし、気相部は図2
に示したように繋がっており、これを介して濃度は均一
化の方向へ進む。また、均一化された気相部の汚染は、
気液の平衡に従い、ある一定の割合で液相部に溶け込
み、液相部の汚染物質の濃度の低下を妨げる結果とな
る。図3では処理槽が複数個連結したことで、気相部間
の気体が移動することがない。つまり、気相部9−a,
9−bでは気体が混ざり合うことが無く、気相部の汚染
物質が排出口付近の濃度に与える影響を最小限に押さえ
ることができる。
【0036】図4は図3をより簡易化し一体化した構成
例である。即ち処理槽の内壁の両側壁と底部の3箇所で
接し処理槽を分割する下遮蔽板(A)10と処理槽の内
壁の両側壁と天部の3箇所で接し処理槽を分割する上遮
蔽板(B)11とを具備し、下遮蔽板(A)10の上部
の位置が上遮蔽板(B)11の下部の位置より上にある
ものであり、特に、該下遮蔽板(A)10及び該上遮蔽
板(B)11が交互に配されている。
【0037】下遮蔽板(A)10で処理液が完全に混合
することが妨げられ、処理水の流路が制御され、濃度勾
配が形成される。一方上遮蔽板(B)11で区切られれ
ることで気体9−a,b,cが各槽間で混ざり合うこと
が無く、高濃度な反応初期の影響を最小限とし、簡易な
構成で排出口におけるより低濃度化を実現できる。
【0038】図5は汚染機能水を生成するための試薬を
貯蔵するタンクを備えた構成で、12は次亜塩素酸水溶
液を含むタンクで、13は酸溶液、例えば塩酸を貯蔵す
るタンクである。浄化対象汚染水は液入口2から流入し
処理槽の中で、次亜塩素酸水溶液を含むタンク12から
所定量供給される次亜塩素酸水溶液と、塩酸を貯蔵する
タンク13から所定量供給される塩酸と混合される。こ
れにより、汚染物質を含んだ機能水混合液が生成され、
これに光照射手段3の光が照射され分解が開始する。液
相及び気相で分解は進み、処理槽内を処理液が移動する
に従い分解は進行する。図では、次亜塩素酸水溶液を含
むタンク12及び塩酸を貯蔵するタンク13を処理槽1
−a部に接続させる構成を示したが、これを2番目の槽
1−b以降に複数接続させる構成としても構わない。ま
た、上記と同様の方法で、タンク12の次亜塩素酸水溶
液の代わりに次亜塩素酸塩水溶液を用いて、タンク13
の酸溶液と併用して使用することができる。
【0039】また、図2〜5で図示されていないが、図
1と同様に初期の気相部の比率を所定の値とするため、
一定量の処理水を流入させるときの空気のにげを行うべ
き空気孔19を処理槽の上部に設置することが望まし
い。即ち、空気孔19を開放とし処理水を流入し所望の
気相部の比率となった時点で、制御手段である空気孔1
9を閉じ、分解装置の運転をおこなう。
【0040】また、制御手段として処理水の流入量、排
出量をポンプ等で制御して気相部の比率を所望の値とな
るようにしてもよい。
【0041】(機能水−酸性水)水の電気分解によって
生成する機能水とは、例えば電解質(例えば、塩化ナト
リウムや塩化カリウムなど)を原水に溶解し、この水を
一対の電極を有する水槽内で電気分解を行なうことによ
ってその陽極近傍で得ることができる、水素イオン濃度
(pH値)が1以上4以下、作用電極をプラチナ電極と
し参照電極を銀−塩化銀としたときの酸化還元電位が8
00mV以上1500mV以下、かつ塩素濃度が5mg
/l以上150mg/l以下の性状をもつ水を指す。
【0042】上記したような特性の機能水を製造する場
合、電解前の原水中の電解質の濃度は例えば塩化ナトリ
ウムでは20mg/l〜2000mg/lが望ましく、
そのときの電解電流値は2A〜20Aとするのが望まし
い。そしてこのような機能水を得る手段としては、市販
の強酸性電解水生成器(例えば、商品名:オアシスバイ
オハーフ;旭硝子エンジニアリング(株)社製、商品
名:強電解水生成器(Model FW−200;アマ
ノ(株)社製等)を利用することができる。
【0043】またこのとき一対の電極間に隔膜を配置し
た場合、陽極近傍に生成される酸性水と陰極近傍にて生
成するアルカリ性の水との混合を防ぐことができ、有機
塩素化合物の分解をより効率的に行なう事ができる酸性
水を得ることができる。該隔膜としては例えばイオン交
換膜等が好適に用いられる。
【0044】(合成機能水、汚染機能水)また上記した
電気分解によって生成する機能水とほぼ同等の有機塩素
化合物分解能を奏する機能水は、電解によってばかりで
なく原水に種々の試薬を溶解して調製することも可能で
ある。例えば、塩酸0.001mol/l〜0.1mo
l/l、塩化ナトリウム0.005mol/l〜0.0
2mol/l、および次亜塩素酸ナトリウム0.000
1mol/l〜0.1mol/lとすることにより得る
ことができる。また、pH4以上の機能水も電解によっ
てばかりでなく原水に種々の試薬を溶解して調製するこ
とも可能である。
【0045】例えば、塩酸0.001mol/l〜0.
1mol/l、水酸化ナトリウム0.001mol/l
〜0.1mol/l、および次亜塩素酸ナトリウム0.
0001mol/l〜0.01mol/lとすることに
より得ることができるし、次亜塩素酸塩のみ、例えば次
亜塩素酸ナトリウム0.0001mol/l〜0.1m
ol/lとすることでも得られる。塩酸と次亜塩素酸塩
でpHが4.0以下で有効塩素濃度が5mg/l以上の
機能水を調整することもできる。
【0046】上記の塩酸の代りに他の無機酸または有機
酸を使用することができる。無機酸としては例えば、フ
ッ酸、硫酸、リン酸、ホウ酸などが、有機酸としては酢
酸、ぎ酸、りんご酸、クエン酸、シュウ酸などが利用で
きる。また、弱酸性水粉末生成剤(例えば、商品名キノ
ーサン21X(クリーンケミカル株式会社製))として
市販されているN333 NaCl2 等を用いても機
能水を製造することができる。これら薬品調合による機
能水も、実施例から明らかなように分解能力に差はある
ものの光を照射することで電解による機能水の場合と同
様に有機塩素化合物を分解する能力を有す。ここで原水
とは水道水、河川水、海水等が挙げられる。これらの水
のpHは通常6〜8の間にあり、塩素濃度は最大でも1
mg/リットル未満であり、このような原水は当然のこ
とながら上記したような有機塩素化合物の分解能は有さ
ない。
【0047】このような、合成機能水の作成条件は、そ
のまま汚染物質を含む汚染機能水の作成条件となる。即
ち、上記例では原水に種々の試薬を溶解し合成機能水を
作成したが、汚染物質を含む液体に同様の種々の試薬を
溶解して、原水のときと同様の性状を持つ汚染機能水を
作成しても良い。
【0048】上記の各種機能水混合液はすべて光を照射
すると分解がすすむ。電気分解によって陽極近傍に生成
する機能水による有機塩素化合物の分解に寄与している
と考えられる機能水中の次亜塩素酸の量は、pHと塩素
濃度から求めることができる。更にまた電解によって生
成する機能水を例えば純水等によって希釈したものを、
有機塩素化合物の分解に供することもできる。
【0049】(分解対象有機塩素化合物)ここで分解対
象となる有機塩素化合物としては例えば、塩素化エチレ
ン、塩素化メタン等が挙げられる。具体的には塩素化エ
チレンとしては、エチレンの1〜4塩素置換体、即ちク
ロロエチレン、ジクロロエチレン(以下、DCEと略
記)、トリクロロエチレンと、テトラクロロエチレンが
挙げられる。更にジクロロエチレンとしては、例えば
1,1−ジクロロエチレン(塩化ビニリデン)、cis
−1,2−ジクロロエチレン、tras−1,2−ジク
ロロエチレンを挙げることができる。また塩素化メタン
としては、メタンの塩素置換体、例えばクロロメタン、
ジクロロメタン、トリクロロメタン等が挙げられる。
【0050】これらの有機塩素化合物は、比較的蒸気圧
が高く、また水に対して難溶性または微溶性である。従
って、これらの物質を水溶液中の反応で分解するのは、
通常、非常に時間がかかり、非効率であると考えられ
る。
【0051】光照射下で機能水とを接触させ分解しうる
汚染物質ならいかなるものでも本発明は適用できるが、
特に揮発性の化合物が好適である。
【0052】分解に供する汚染物質である有機塩素化合
物の量は、反応槽容積1リットルあたり0.01〜5
g、好ましくは0.1〜1.0gが望ましい。
【0053】ここでいう反応槽容積あたりの汚染物質の
量とは、反応槽容器の単位体積あたりどれだけの量の汚
染物質を分解し得るかを示している。先に述べたように
分解には気相部及び液相部が関係しており気相部と液相
部の体積の和、即ち反応槽容積あたり分解できる最適な
汚染物質の量を反応槽容積あたりの汚染物質の量として
いる。
【0054】(光源について)機能水による有機塩素化
合物の分解の際に照射する光としては、例えば、波長3
00〜500nm、特には350〜450nmの光が有
機塩素化合物または芳香族化合物の分解には特に好まし
い。上記の波長は、分解に寄与していると考えられる波
長であり、実際の分解反応時に他の波長域の光が混入す
ることは何ら問題とならない。また機能水若しくは次亜
塩素酸水溶液と分解対象有機塩素化合物との混合物に対
する光照射強度は分解効率という観点から、10μW/
cm2〜10mW/cm2、特に50μW/cm2〜5m
W/cm2が好ましい。具体的には、例えば波長365
nmにピークを持つ光源では数百μW/cm2(波長3
00nm〜400nm間を測定)の強度で実用上十分の
分解が進む。
【0055】そしてこの様な光の光源としては自然光
(例えば、太陽光等)または人工光(水銀ランプ、ブラ
ックライト、カラー蛍光ランプ等)を用いることができ
る。
【0056】機能水もしくは次亜塩素酸水溶液と有機塩
素化合物との混合物に対する光の照射は、機能水に対し
て直接行ってもよく、或いはガラスやプラスティック等
でできている透明な容器を介して行なってもよい。また
機能水を生成する過程で光照射を行ってもよいし、生成
後に照射してもよい。いずれにしろ、分解を著しく促進
するには、機能水と有機塩素化合物の接触時に光照射を
行うのが望ましい。また機能水若しくは次亜塩素酸水溶
液を用いる本実施態様においては、光として人体に影響
の大きい250nm付近の紫外光を用いる必要がない。
【0057】尚、図1〜4に於いて処理槽1に機能水と
分解されるべき液体状有機塩素化合物との混合液を流入
する構成について説明したが、機能水と分解されるべき
液体状有機塩素化合物とを別々に処理槽1に流入し、処
理槽1内で混合する構成としても良い。
【0058】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳述するが、こ
れらは本発明を何ら限定するものではない。
【0059】実施例1 連続分解装置における気相部の割合
【0060】はじめに、強酸性機能水生成装置(商品
名:オアシスバイオハーフ;旭硝子エンジニアリング
(株)社製)を用いて機能水を生成した。なお陽極及び
陰極の間には隔膜が配置されている。この装置を用いる
とともに、電解する水の電解質濃度、電解時間を種々変
化させて、その結果陽極側で得られる酸性の機能水のp
Hおよび酸化還元電位をpHメーター((株)東興化学
研究所、TCX−90iおよびKP900−2N)およ
び導電率メーター((株)東興化学研究所、TCX−9
0iおよびKM900−2N)で、また塩素濃度を塩素
試験紙(アドバンテック)により測定した。その結果、
電解質である塩化ナトリウムの濃度(標準濃度は100
0mg/l)、電解電流値、電解時間などによってこの
機能水のpHは1.0〜4.0、酸化還元電位は800
mV〜1500mV、また塩素濃度は5mg/l〜15
0mg/lに変化した。そこで本実施例ではpH2.
3、酸化還元電位1100mV、残留塩素濃度75mg
/lの機能水を分解実験に用いた。
【0061】図6に示した、分解装置を試作した。2リ
ットル容量の三口フラスコを処理槽21とし、その中管
の一部にテフロン栓を充填し空気孔29とした。側管に
テフロン栓を介して流入用のテフロン製流入管22を一
方に、もう一方には排出管24を設置した。フラスコの
両脇から光照射手段23としてブラックライト蛍光ラン
プ(商品名:FL10BLB;株式会社東芝製、10
W)の光を照射した。照射光量は0.1〜0.4mW/
cm2とした。また攪拌子27を用いてフラスコ内を攪
拌した。先の機能水と約80mg/lのトリクロロエチ
レンを含む汚染地下水を1 :1 で混合した混合汚染水を
流入管22を通じて供給した。空気孔29を開き、気相
部の比率を0〜80Vol%となるよう混合汚染液をフ
ラスコ内に満たした後、空気孔29を閉じ、光照射時間
(滞留時間)が30分になるよう、流量を制御した。
【0062】連続分解の開始から30分後、60分後、
90分後に排出管から排出される処理液のトリクロロエ
チレン(TCE)濃度をECDガスクラマトグラィーを
用いて測定しその平均を求め、フラスコ内の気相の割合
に対する分解率を計算した。その結果を表1に示す。
【0063】
【表1】
【0064】実施例2 遮蔽板を連続分解装置 図7に示した分解装置を用いて本発明の実験を行なっ
た。
【0065】総容積50Lの処理槽1の所定位置に遮蔽
板8を収納した分解装置を製作した。機能水生成装置1
4(商品名:オアシスバイオハーフ;旭硝子エンジニア
リング(株)社製)でpH2.5、酸化還元電位115
0mV、残留塩素濃度55mg/lの機能水を生成し、
汚染地下水供給槽15からの20mg/ lのトリクロロ
エチレン(TCE)を含む汚染地下水と1:1の割合で
混合し、流入口2から槽内に送液した。さらに、ホンプ
16を動かしエアーレーションをおこなった。エアーは
17a,bのフィルター孔から吹き込まれ、排気口18
を通ってホンプ16に戻り、循環される。このときの流
量は約5リットル/minであった。浄化槽の両側から
ガラス面を介して光の照射をおこなった。光の照射は、
光照射手段3としてブラックライト蛍光ランプ(商品
名:FL10BLB;株式会社東芝製、10W)を両側
に10本づつ配しおこなった。機能水と汚染地下水との
混合液は総容積の30Vol%に対応する15リットル
まで満たされ、この割合を常時保ちつつ、混合液に対す
る光照射時間(滞留時間)が20分になるように流入量
及び排出量を定めた。
【0066】運転開始後、30分後、60分後、90分
後に排出管から排出される処理液をサンプリングしn−
ヘキサン10mlの入った容器に入れ、10分間攪拌し
た後n−ヘキサン層を分取し、ECDガスクロマトグラ
フィーにてTCE量を測定したところいずれも0.03
mg/l以下であった。
【0067】また、比較のため遮蔽板8を取り除く以外
はすべて同様な条件で運転したところTCE濃度の平均
は0.8mg/lであった。
【0068】実施例3 上下遮蔽板をもつ連続分解装置
【0069】実施例1と同様の機能水を用い、図4に原
理を示した分解装置を試作し本発明を実験的に確かめ
た。筐体、遮蔽板はステンレスSUS316で作成し、
上部に光照射用のガラス窓を付けた。光照射は図4では
内部より行なっているが、実験では外部からガラス窓を
介しブラックライト蛍光ランプの光を照射した。浄化対
象として20mg/lのトリクロロエチレン(TCE)
を含む汚染地下水を用意し、これと機能水を1:1の割
合で混合し、流入口2から槽内に送液した。気体の比率
は50Vol%となるようにした。この割合を常時保ち
つつ、混合液に対する光照射時間(滞留時間)が20分
になるように流入量及び排出量を定めた。
【0070】運転開始後、30分後、60分後、90分
後に排出管から排出される処理液をサンプリングしn−
ヘキサンで抽出を行い、ECDガスクロマトグラフィー
にてTCE量を測定したところいずれも0.03mg/
l以下であった。
【0071】また、比較のため遮蔽板をすべて取り除く
以外は同様な条件で運転したところTCE濃度の平均は
1.6mg/lであった。
【0072】実施例4 塩酸および次亜塩素酸ナトリウムで調製した機能水 純水に塩酸0.001mol/l〜0.1mol/l、
塩化ナトリウム0.005mol/l〜0.02mol
/l、および次亜塩素酸ナトリウム0.0001mol
/l〜0.01mol/l、または純水に塩酸0.00
1mol/l〜0.1mol/lおよび次亜塩素酸ナト
リウム0.0001mol/l〜0.01mol/lと
なるように調製した水溶液について、pH、酸化還元電
位、および残留塩素濃度を測定したところ、pHは1.
0〜4.0、酸化還元電位は800mV〜1500m
V、また塩素濃度は5mg/l〜150mg/lに変化
し、実施例1で作製した電気分解による機能水と同様な
性状をもつ機能水が得られた。
【0073】本実施例では、純水に塩酸0.02%(v
/v)および次亜塩素酸ナトリウム0.015%(v/
v)としたとき、pH2.3、酸化還元電位1180m
V、残留塩素濃度105mg/lとなる機能水が得られ
ることからこの割合で汚染地下水に塩酸と次亜塩素酸ナ
トリウムを加えた。浄化対象の汚染地下水は10mg/
lのトリクロロエチレン(TCE)と2mg/lのci
s−1,2−ジクロロエチレン(DCE)を含有してい
た。
【0074】塩酸と次亜塩素酸ナトリウムを加えた汚染
地下水を用いて実施例1と同様の分解実験を行った。そ
の結果を表2に示す。
【0075】
【表2】
【0076】表2の結果より、塩酸、次亜塩素酸ナトリ
ウムまたは塩酸、塩化ナトリウム、および次亜塩素酸ナ
トリウムにより調製された機能水と光照射により汚染物
質を効率よく分解できる液相容積、気相容積の比は、実
施例1と同様であることが解った。また、同様にして調
製した異なる残留塩素濃度をもつ機能水についても光照
射により混合汚染物質の分解実験を行ったところ、残留
塩素量によって分解できる汚染物質の量は増減するが適
切な液相容積、気相容積の比は本実施例の結果と同様な
範囲であった。
【0077】実施例5 酢酸および次亜塩素酸水溶液を用いて調製した機能水と
光照射によるトリクロロエチレンの分解
【0078】純水に酢酸および次亜塩素酸水溶液を添加
し、pHは2.0、酸化還元電位は1000mV、また
残留塩素濃度は90mg/lとなる水溶液を作製した。
この割合で酢酸および次亜塩素酸水溶液を10mg/ l
のトリクロロエチレン(TCE)、2mg/ lのcis
−1,2−ジクロロエチレン(DCE)を含有した汚染
地下水に加え、汚染物質含有の機能水を調整した。この
混合汚染水を用いて分解実験をおこなった。実施例3と
同様の装置を用いて、混合汚染水を流入口2から槽内に
送液した。気体の比率は50Vol%となるようにし
た。この割合を常時保ちつつ、混合液に対する光照射時
間(滞留時間)が20分になるように流入量及び排出量
を定めた。
【0079】運転開始後、30分後、60分後、90分
後に排出管から排出される処理液をサンプリングしn−
ヘキサンで抽出を行い、ECDガスクロマトグラフィー
にてTCE、DCE量を測定したところいずれも0.0
3mg/l以下であった。
【0080】実施例6 隔膜のない電気分解で得た機能水
【0081】強電解水生成器(Model FW−20
0;アマノ(株)社製)を陽極及び陰極間の隔膜を除去
して用い、電解する水の電解質濃度を種々変化させて、
得られる機能水のpHおよび酸化還元電位をpHメータ
ー((株)東興化学研究所、TCX−90iおよびKP
900−2N)および導電率メーター((株)東興化学
研究所、TCX−90iおよびKM900−2N)で、
また塩素濃度を塩素試験紙(アドバンテック)により測
定した。その結果、電解質である塩化ナトリウムの濃度
(標準濃度は1000mg/l)、電解電流値、電解時
間などによってこの機能水のpHは4.0〜10.0、
酸化還元電位は300mV〜800mV、また塩素濃度
は2mg/l〜100mg/lに変化した。そこで本実
施例では分解実験に用いる機能水としてpH7.9、酸
化還元電位700mV、残留塩素濃度55mg/lの機
能水を用意した。
【0082】浄化対象として20mg/ lのトリクロロ
エチレンなどの有機塩素化合物を含む汚染地下水を用意
し、これと機能水を1:4の割合で混合し、実施例3と
同様の装置を用いて分解実験をおこなった。流入口2か
ら槽内に汚染地下水と機能水との混合液を送液した。気
体の比率は50%となるようにした。この割合を常時保
ちつつ、混合液に対する光照射時間(滞留時間)が30
分になるように流入量及び排出量を定めた。
【0083】運転開始後、30分後、60分後、90分
後に排出管から排出される処理液をサンプリングし汚染
物質の濃度を測定したところいずれも0.3mg/l以
下であった。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の汚染物質
分解装置および汚染物質分解方法によれば、汚染物質の
有機塩素化合物を効率よく連続的に分解することができ
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示す有機塩素化合物を
分解するための装置の概略図である
【図2】本発明の他の実施形態例を示す有機塩素化合物
を分解するための装置の概略図である。
【図3】本発明の他の実施形態例を示す有機塩素化合物
を分解するための装置の概略図である。
【図4】本発明の他の実施形態例を示す有機塩素化合物
を分解するための装置の概略図である。
【図5】本発明の他の実施形態例を示す有機塩素化合物
を分解するための装置の概略図である。
【図6】本発明の他の実施形態例を示す有機塩素化合物
を分解するための装置の概略図である。
【図7】本発明の他の実施形態例を示す有機塩素化合物
を分解するための装置の概略図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2 流入口 3 光照射手段 4 排出口 5 ポンプ 6 ポンプ 7 攪拌ユニット 8 遮蔽板 9 気相部 10 下遮蔽板 11 上遮蔽板 12 タンク 13 タンク 14 機能水生成器 15 汚染地下水供給槽 16 エアーポンプ 17a,17b フイルター孔 18 排気口 19 空気孔 20 機能水混合液 21 処理槽 22 流入管 23 光照射手段 24 排出管 24 撹拌子 29 空気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E191 BA12 BB00 BC01 BC05 BD11 BD17 4D037 AA01 AB14 BA16 BB04 BB08 CA04 CA14 4D038 AA02 AB14 BA02 BA06 BB07 BB10 BB13 4H006 AA05 AC13 BA95 EA02 EA03

Claims (58)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機能水と汚染物質を含む機能水混合液に
    光を照射することにより該汚染物質を連続的に分解する
    汚染物質分解装置であって、前記機能水混合液を導入す
    る流入口と排出する排出口を具備する処理槽を有し、か
    つ該処理槽における気体の占める割合が5〜90Vol
    %となるようにする制御手段を有することを特徴とする
    汚染物質分解装置。
  2. 【請求項2】 該処理槽における気体の占める割合が1
    0〜80Vol%である請求項1記載の汚染物質分解装
    置。
  3. 【請求項3】 該処理槽が、処理槽の内壁の両側壁と底
    部の3箇所で接し、処理槽内を分割する遮蔽板を有する
    請求項1記載の汚染物質分解装置。
  4. 【請求項4】 該処理槽が複数個連結されいる請求項1
    乃至3のいずれかの項に記載の汚染物質分解装置。
  5. 【請求項5】 該処理槽の内壁の両側壁と底部の3箇所
    で接し処理槽を分割する下遮蔽板と、処理槽の内壁の両
    側壁と天部の3箇所で接し処理槽を分割する上遮蔽板と
    を具備し、該下遮蔽板の上部の位置が上遮蔽板の下部の
    位置より上にある請求項1乃至4のいずれかの項に記載
    の汚染物質分解装置。
  6. 【請求項6】 該下遮蔽板及び該上遮蔽板が交互に配さ
    れている請求項5記載の汚染物質分解装置。
  7. 【請求項7】 該処理槽が攪拌手段を具備している請求
    項1乃至5のいずれかの項に記載の汚染物質分解装置。
  8. 【請求項8】 該機能水混合液が電解質を含む水の電気
    分解により生成する機能水と汚染物質の混合液である請
    求項1記載の汚染物質分解装置。
  9. 【請求項9】 該機能水が電解質を含む水の電気分解に
    より、陽極近傍に生成する電解溶液である請求項8記載
    の汚染物質分解装置。
  10. 【請求項10】 該電解質が塩化ナトリウム及び塩化カ
    リウムの少なくとも一方である請求項8または9記載の
    汚染物質分解装置。
  11. 【請求項11】 該機能水混合液が次亜塩素酸または次
    亜塩素酸塩を含む機能水と汚染物質の混合液である請求
    項1記載の汚染物質分解装置。
  12. 【請求項12】 該機能水が次亜塩素酸水溶液である請
    求項11記載の汚染物質分解装置。
  13. 【請求項13】 該機能水が次亜塩素酸塩水溶液である
    請求項11記載の汚染物質分解装置。
  14. 【請求項14】 該次亜塩素酸塩が次亜塩素酸ナトリウ
    ム及び次亜塩素塩酸カリウムの少なくとも一方である請
    求項11または13記載の汚染物質分解装置。
  15. 【請求項15】 該機能水の有効塩素濃度が5〜200
    0mg/lである請求項11乃至14のいずれかの項に
    記載の汚染物質分解装置。
  16. 【請求項16】 該機能水混合液が無機酸または有機酸
    を含む請求項11または13記載の汚染物質分解装置。
  17. 【請求項17】 該無機酸または有機酸が塩酸、フッ
    酸、シュウ酸、硫酸、リン酸、ホウ酸、酢酸、ぎ酸、り
    んご酸及びクエン酸から選ばれる少なくとも一つである
    請求項16記載の汚染物質分解装置。
  18. 【請求項18】 該機能水混合液の有効塩素濃度が5〜
    2000mg/lである請求項1記載の汚染物質分解装
    置。
  19. 【請求項19】 該機能水混合液が水素イオン濃度(p
    H値)1 〜4、酸化還元電位800〜1500mV及び
    塩素濃度が5〜150mg/lなる特性を有する請求項
    1記載の汚染物質分解装置。
  20. 【請求項20】 該機能水混合液が水素イオン濃度(p
    H値)4〜10、酸化還元電位300〜1100mV、
    及び塩素濃度2〜100mg/lなる特性を有する請求
    項1記載の汚染物質分解装置。
  21. 【請求項21】 該光が、波長300〜500nmの波
    長域の光を含む光である請求項1記載の汚染物質分解装
    置。
  22. 【請求項22】 該光が、波長350〜450nmの波
    長域の光である請求項20記載の汚染物質分解装置。
  23. 【請求項23】 該光の照射強度が10μW/cm2
    10mW/cm2である請求項1記載の汚染物質分解装
    置。
  24. 【請求項24】 該光の照射強度が50μW/cm2
    5mW/cm2である請求項22記載の汚染物質分解装
    置。
  25. 【請求項25】 該汚染物質が有機塩素化合物である請
    求項1記載の汚染物質分解装置。
  26. 【請求項26】 該有機塩素化合物がクロロエチレン、
    1,1−ジクロロエチレン、cis−1,2−ジクロロ
    エチレン、tras−1,2−ジクロロエチレン、トリ
    クロロエチレン、テトラクロロエチレン、クロロメタ
    ン、ジクロロメタン、トリクロロメタンの中から選ばれ
    た1種類または2種以上の混合物である請求項25記載
    の汚染物質分解装置。
  27. 【請求項27】 該汚染物質の量が反応槽容積1リット
    ルあたり0.01g〜5gである請求項25または26
    記載の汚染物質分解装置。
  28. 【請求項28】 該処理槽が次亜塩素酸塩水溶液を貯蔵
    するタンクと無機酸または有機酸を貯蔵するタンクを具
    備する請求項1乃至7のいずれかの項に記載の汚染物質
    分解装置。
  29. 【請求項29】 連続運転中は、処理槽内の気相部の気
    体が処理槽外に拡散しないように該流入口及び該排出口
    を機能水混合液で満たす手段を有する請求項1乃至7の
    いずれかの項に記載の汚染物質分解装置。
  30. 【請求項30】 機能水と汚染物質を含む機能水混合液
    に光を照射することにより該汚染物質を連続的に分解す
    る汚染物質分解方法であって、前記機能水混合液を流入
    口と排出口を具備する処理槽に導入し、かつ該処理槽に
    おける気体の占める割合が5〜90Vol%となるよう
    にして分解することを特徴とする汚染物質分解方法。
  31. 【請求項31】 該処理槽における気体の占める割合が
    10〜80Vol%である請求項30記載の汚染物質分
    解方法。
  32. 【請求項32】 該処理槽が、処理槽の内壁の両側壁と
    底部の3箇所で接し、処理槽内を分割する遮蔽板を有す
    る請求項30記載の汚染物質分解方法。
  33. 【請求項33】 該処理槽が複数個連結されいる請求項
    30乃至32のいずれかの項に記載の汚染物質分解方
    法。
  34. 【請求項34】 該処理槽の内壁の両側壁と底部の3箇
    所で接し処理槽を分割する下遮蔽板と、処理槽の内壁の
    両側壁と天部の3箇所で接し処理槽を分割する上遮蔽板
    とを具備し、該下遮蔽板の上部の位置が上遮蔽板の下部
    の位置より上にある請求項30乃至33のいずれかの項
    に記載の汚染物質分解方法。
  35. 【請求項35】 該下遮蔽板及び該上遮蔽板が交互に配
    されている請求項34記載の汚染物質分解方法。
  36. 【請求項36】 該機能水混合液を攪拌しながら分解す
    る請求項30記載の汚染物質分解方法。
  37. 【請求項37】 該機能水混合液が電解質を含む水の電
    気分解により生成する機能水と汚染物質の混合液である
    請求項30記載の汚染物質分解方法。
  38. 【請求項38】 該機能水が電解質を含む水の電気分解
    により、陽極近傍に生成する電解溶液である請求項37
    記載の汚染物質分解方法。
  39. 【請求項39】 該電解質が塩化ナトリウム及び塩化カ
    リウムの少なくとも一方である請求項37または38記
    載の汚染物質分解方法。
  40. 【請求項40】 該機能水混合液が次亜塩素酸または次
    亜塩素酸塩を含む機能水と汚染物質の混合液である請求
    項30記載の汚染物質分解方法。
  41. 【請求項41】 該機能水が次亜塩素酸水溶液である請
    求項40記載の汚染物質分解方法。
  42. 【請求項42】 該機能水が次亜塩素酸塩水溶液である
    請求項40記載の汚染物質分解方法。
  43. 【請求項43】 該次亜塩素酸塩が次亜塩素酸ナトリウ
    ム及び次亜塩素塩酸カリウムの少なくとも一方である請
    求項40または42記載の汚染物質分解方法。
  44. 【請求項44】 該機能水の有効塩素濃度が5〜200
    0mg/lである請求項40乃至44のいずれかの項に
    記載の汚染物質分解方法。
  45. 【請求項45】 該機能水混合液が無機酸または有機酸
    を含む請求項40または42記載の汚染物質分解方法。
  46. 【請求項46】 該無機酸または有機酸が塩酸、フッ
    酸、シュウ酸、硫酸、リン酸、ホウ酸、酢酸、ぎ酸、り
    んご酸及びクエン酸から選ばれる少なくとも一つである
    請求項45記載の汚染物質分解方法。
  47. 【請求項47】 該機能水混合液の有効塩素濃度が5〜
    2000mg/lである請求項30記載の汚染物質分解
    方法。
  48. 【請求項48】 該機能水混合液が水素イオン濃度(p
    H値)1 〜4、酸化還元電位800〜1500mV及び
    塩素濃度が5〜150mg/lなる特性を有する請求項
    30記載の汚染物質分解方法。
  49. 【請求項49】 該機能水混合液が水素イオン濃度(p
    H値)4〜10、酸化還元電位300〜1100mV、
    及び塩素濃度2〜100mg/lなる特性を有する請求
    項30記載の汚染物質分解方法。
  50. 【請求項50】 該光が、波長300〜500nmの波
    長域の光を含む光である請求項30記載の汚染物質分解
    方法。
  51. 【請求項51】 該光が、波長350〜450nmの波
    長域の光である請求項50記載の汚染物質分解方法。
  52. 【請求項52】 該光の照射強度が10μW/cm2
    10mW/cm2である請求項30記載の汚染物質分解
    方法。
  53. 【請求項53】 該光の照射強度が50μW/cm2
    5mW/cm2である請求項52記載の汚染物質分解方
    法。
  54. 【請求項54】 該汚染物質が有機塩素化合物である請
    求項30記載の汚染物質分解方法。
  55. 【請求項55】 該有機塩素化合物がクロロエチレン、
    1,1−ジクロロエチレン、cis−1,2−ジクロロ
    エチレン、tras−1,2−ジクロロエチレン、トリ
    クロロエチレン、テトラクロロエチレン、クロロメタ
    ン、ジクロロメタン、トリクロロメタンの中から選ばれ
    た1種類または2種以上の混合物である請求項54記載
    の汚染物質分解方法。
  56. 【請求項56】 該汚染物質の量が反応槽容積1リット
    ルあたり0.01g〜5gである請求項54または55
    記載の汚染物質分解方法。
  57. 【請求項57】 該処理槽が次亜塩素酸塩水溶液を貯蔵
    するタンクと無機酸または有機酸を貯蔵するタンクを具
    備する請求項30乃至35のいずれかの項に記載の汚染
    物質分解方法。
  58. 【請求項58】 連続運転中は、処理槽内の気相部の気
    体が処理槽外に拡散しないよう該流入口及び該排出口が
    機能水混合液で満たされている請求項30乃至35のい
    ずれかの項に記載の汚染物質分解方法。
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