JP2001169611A - アマモ場の造成に用いる播種基体 - Google Patents

アマモ場の造成に用いる播種基体

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JP2001169611A
JP2001169611A JP35645599A JP35645599A JP2001169611A JP 2001169611 A JP2001169611 A JP 2001169611A JP 35645599 A JP35645599 A JP 35645599A JP 35645599 A JP35645599 A JP 35645599A JP 2001169611 A JP2001169611 A JP 2001169611A
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eelgrass
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Mitsuo Taniguchi
美津男 谷口
Daisuke Toyohara
大介 豊原
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Nisshoku Corp
Original Assignee
Nisshoku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波の影響を受け難いアマモ場の造成に用いる
播種基体を提供すること。 【解決手段】 腐食性材料よりなるネット状袋体1,
2,3を複数個連結状態で並設し、各袋体1,2,3
に、アマモの種子を含む生育基盤材7と石6とを混合し
たものを充填するか、または、前記生育基盤材7と石6
とをそれぞれ区分して充填してあり、さらに、発芽して
きたアマモの芽が当該ネット状袋体1,2,3から外部
に出現可能なように前記ネット状袋体1,2,3を一定
の厚みcに規制する手段4,5を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アマモ場の造成
に用いる播種基体に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】浅海
の水底に沈降敷設させてアマモ場の造成に用いる播種基
体として、早期腐食性材料と、難腐食性または非腐食性
材料とよりなるネット状袋体に、アマモの種子と肥料を
砂泥に混合させた生育基盤材を充填したものが提案され
ている(特公平7−40839号公報参照)けれども、
波の影響を受けて播種基体が敷設場所から移動してしま
うことがあった。
【0003】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、波の影響を受け難いアマモ場の
造成に用いる播種基体を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のアマモ場の造成に用いる播種基体は、腐
食性材料よりなるネット状袋体に、アマモの種子を含む
生育基盤材と石とを混合したものを充填するか、または
前記生育基盤材と石とをそれぞれ区分して充填してあ
り、さらに、発芽してきたアマモの芽が当該ネット状袋
体から外部に出現可能なように前記ネット状袋体を一定
の厚みに規制する手段を設けてある。
【0005】また、この発明は別の観点から、腐食性材
料よりなるネット状袋体を複数個連結状態で並設し、各
袋体に、アマモの種子を含む生育基盤材と石とを混合し
たものを充填するか、または、前記生育基盤材と石とを
それぞれ区分して充填してあり、さらに、発芽してきた
アマモの芽が当該ネット状袋体から外部に出現可能なよ
うに前記ネット状袋体を一定の厚みに規制する手段を設
けてあることを特徴とするアマモ場の造成に用いる播種
基体を提供する。
【0006】また、この発明は更に別の観点から、耐腐
食性材料よりなり網目を有する収容部を複数個連結状態
で並設し、各収容部に、アマモの種子を含む生育基盤材
と石とを混合したものが充填された袋体を収容するか、
または、少なくとも前記生育基盤材が充填された袋体と
石とをそれぞれ区分して収容してあり、さらに、前記各
収容部は、発芽してきたアマモの芽が当該収容部から通
芽可能な大きさの目合いを有するとともに、前記アマモ
の芽が前記各収容部から外部に出現可能な一定の厚みに
設定されていることを特徴とするアマモ場の造成に用い
る播種基体を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。
【0008】図1〜図3は、3つの腐食性材料よりなる
ネット状袋体1,2,3を連結状態で並設し、両端の袋
体2,3に砕石あるいは玉石6を充填するとともに、真
ん中の袋体1にアマモの種子を含む生育基盤材7を充填
し、各袋体2と1、1と3間に生育基盤材7が石側に移
動可能な目合いが形成された吊り糸4、5を設けてある
この発明の第1の実施形態を示す。
【0009】図1〜図3において、1は、生育基盤材7
が充填された筒状かつネット状の袋体である。2および
3は、並設状態で前記袋体1に連結されたネット状の袋
体で、各袋体2,3には砕石あるいは玉石6が充填され
ている。4,5は、前記袋体1の両側(ネット状袋体2
と1、1と3の各境界部分)に設けた吊り糸である。そ
して、生育基盤材7が充填された袋体1と、砕石あるい
は玉石6が充填された袋体2,3と、吊り糸4,5で播
種基体8が構成される。前記砕石あるいは玉石6は、播
種基体8の沈降敷設後において、波の影響を受けても播
種基体8が敷設場所(沈降敷設域)Pから移動するのを
防止する重りとして機能する。また、播種基体8の設置
場所Pは浅い海Sの水底A、すなわち、水深が60cm
〜200cm程度、つまり、干潮時には一部露出する部
分を含む浅い海域である。そして、播種基体8を通常は
船の上から海中に投入して水底Aに敷きつめる沈降敷設
作業が行われる。なお、水深60cm〜200cmの海
域は、瀬戸内海等の透明度の低い海域の場合であって、
透明度が高い海域の場合には、水深200cm以上でも
アマモは生育できる。
【0010】前記播種基体8として、長さaが50〜1
00cm、幅bが50cm程度、厚み(高さ)cが4〜
10cmのものを使用している。この大きさの播種基体
8は人力で運搬可能な20kg〜30kgの重さを有す
る。
【0011】前記各袋体1,2,3は、早期腐食性の繊
維(例えば、綿糸や麻糸あるいはレーヨンなどの天然繊
維)9と、これより遅く腐食する腐食性の繊維〔例え
ば、生分解性糸(ラクトロン:島津製作所製)〕10を
縦横に交織してなる。なお、前記繊維10は前記繊維9
よりも太めのものを使用している。
【0012】すなわち、前記早期腐食性の繊維9によっ
て、充填すべき生育基盤材7がこぼれ出ない程度の0.
5mm×1.5mmの目合いが形成される。一方、前記
遅く腐食する腐食性の繊維5によって、前記繊維4が腐
食した際に発芽してきたアマモの芽が順調に生育するよ
うな通芽し易い3〜5mm×3〜5mmの目合いが形成
される。
【0013】前記生育基盤材7は、アマモの種子を団粒
構造の肥土に混合したものからなる。そして、団粒構造
の肥土を得るために、団粒化剤(例えば、ポリエチレン
オキサイド、ポリアクリルアマイド等)を使用してい
る。この肥土は、前記早期腐食性の繊維9によって形成
される前記目合いよりも大きな粒径を有する。よって、
播種基体8の沈降敷設後、例えば約1カ月で前記早期腐
食性の繊維9が腐食するが、この間、生育基盤材7の吸
出し(袋体1内から外部への流失)が見られず、その
後、前記早期腐食性の繊維9が腐食して前記遅く腐食す
る腐食性の繊維10が残るだけになることで、発芽して
きたアマモの芽が順調に生育する。
【0014】更に、前記吊り糸4,5は、前記生育基盤
材7が通過可能な大きさの目合いを有する。すなわち、
播種基体8の沈降敷設後、袋体1内のアマモの種子を含
む肥土の一部は前記吊り糸4,5を介して袋体1から袋
体2および3へそれぞれ移動する。この吊り糸4,5
は、例えば、生分解性糸等の材料よりなる。また、前記
吊り糸4,5は、播種基体8の前記厚みcを4〜10c
mに規制するために必要なものであり、これによ、播種
基体8は、吊り糸4,5によって運搬時や海中投下時な
らびに沈降敷設時等においても型崩れせずに前記大きさ
を保つことができる。その結果、発芽してきたアマモの
芽が順調に生育するのを助長できる。
【0015】而して、図3(A)に示すように、3つの
袋体1,2,3が連結状態で並設されているものを用意
する。
【0016】続いて、中央の袋体1に生育基盤材7を充
填するとともに、両端の袋体2,3に重りとなる砕石あ
るいは玉石6を充填して播種基体8を得る〔図3
(B)〕。
【0017】播種基体8を海中に投入する。使用する播
種基体8の個数は適宜設定される。沈降敷設後、袋体1
内のアマモの種子を含む肥土の一部はつり糸4,5を介
して袋体1から袋体2および3へそれぞれ移動し、砕石
あるいは玉石6の間にアマモの種子が保持されることに
なる。そして、例えば約1カ月で前記早期腐食性の繊維
9が腐食するが、この間、生育基盤材7の吸出しが見ら
れず、その後、前記早期腐食性の繊維9が腐食して前記
遅く腐食する腐食性の繊維10によるネット状の袋体2
0が残るだけになるとともに、前記繊維10の目合いが
3〜5mm×3〜5mmと大きく設定されているので通
芽し易い。この場合、袋体2および3に移動したアマモ
の種子を含む肥土の一部は砕石あるいは玉石6の間に良
好に保持される一方、ネット状の袋体20がアマモの種
子を含む生育基盤材7を良好に保持するので袋体1に残
ったアマモの種子からも発芽する。つまり、発芽してき
たアマモの芽が袋体1と袋体2,3とから順調に生育し
葡萄茎を伸ばして繁殖する〔図3(C)〕。この間、播
種基体8は、砕石あるいは玉石6が播種基体8の重りと
して機能するので、波の影響を受けても播種基体8が敷
設場所から移動するのを防止できる。
【0018】続いて、図3(D)に示すように、ネット
状の袋体20によって良好に保持されてきた生育基盤材
7をアマモの根と葡萄茎とが覆うとともに、砕石あるい
は玉石6の間からもアマモが生育してアマモの流失が殆
ど見られなくなり、播種基体8の沈降敷設域に水産物の
増殖施設としてのアマモ場を造成できる。
【0019】図4〜図6は、8つの腐食性材料よりなる
ネット状袋体を連結状態で並設し、これら袋体に交互に
砕石あるいは玉石とアマモの種子を含む生育基盤材を充
填してあるこの発明の第2の実施形態を示す。なお、図
4〜図6において、図1〜図3で用いた符号と同一のも
のは同一または相当物である。
【0020】この実施形態では、一端の袋体21に砕石
あるいは玉石6を充填するとともに、袋体21の隣に位
置する袋体22にアマモの種子を含む生育基盤材を充填
するという風に、砕石あるいは玉石6を充填した袋体2
1とアマモの種子を含む生育基盤材7を充填した袋体2
2とを交互に位置させてなる畳一畳程度の大きさの播種
基体8を採用している。この場合、この実施形態の播種
基体8は上記第1の実施形態の播種基体8よりも重たい
ことから、この実施形態の播種基体8の運搬には人力以
外の運搬装置を用いることが望ましい。
【0021】図7は、3つの耐腐食性材料よりなるネッ
ト状袋体1,2,3のそれぞれにアマモの種子を含む生
育基盤材7と砕石あるいは玉石6とを混合したものを充
填してあるこの発明の第3の実施形態を示す。なお、図
7において、図1〜図6で用いた符号と同一のものは同
一または相当物である。
【0022】この場合、播種基体8は、袋体1,2,
3、生育基盤材7、砕石あるいは玉石6よりなり、播種
基体8は、上記第1の実施形態の播種基体8と同様、人
力で運搬可能な重さを有する。
【0023】なお、3つの袋体の代わりに4つ以上の耐
腐食性材料よりなるネット状袋体を連結状態で並設して
なる例えば畳一畳程度の大きさの播種基体を用いてもよ
い。
【0024】図8は、3つの耐腐食性材料よりなるカゴ
体(耐腐食性材料よりなり網目を有する収容部の一例)
24,25,26を線材等を用いて連結したり、基盤3
0上に並設し、これらカゴ体に腐食性材料よりなるネッ
ト状袋体27,28,29を収容するとともに、これら
袋体27,28,29のうち、両端の袋体27,29に
砕石あるいは玉石6を充填するとともに、真ん中の袋体
27にアマモの種子を含む生育基盤材7を充填してある
この発明の第4の実施形態を示す。なお、図8におい
て、図1〜図7で用いた符号と同一のものは同一または
相当物である。
【0025】図8において、24,25,および26は
同一構造のカゴ体で、例えばプラスチックの押出し成型
ネット(トリカルネット:タキロン株式会社製)であ
る。この実施形態では、1枚の前記ネットを折り畳むこ
とにより3つのカゴ体24,25,26を形成し、この
カゴ体24,25,26を後述する基盤30上に設けて
いる。前記カゴ体24,25,26は、上記第1,2の
実施形態で用いた腐食性の繊維10の目合い(3〜5m
m×3〜5mm)よりも3〜4倍程度大きな目合い、例
えば、10〜20mm×10〜20mmに設定されてい
る。なお、カゴ体24,25,26の目合いを大きくし
たのは、押出し成型ネットの使用量を少なくしてコスト
低減するためであって、カゴ体24,25,26の目合
いを上記第1,2の実施形態で用いた腐食性の繊維10
の目合いと同一に設定してもよい。また、カゴ体24,
25,26の厚み(高さ)dは、4cm〜10cmであ
る。この厚みdは、アマモの芽がカゴ体24,25,2
6から外部に出現可能な厚みであり、発芽してきたアマ
モの芽が順調に生育する。
【0026】27は、アマモの種子を含む生育基盤材7
を充填した状態でカゴ体24に収容されるネット状袋体
である。また、28は、砕石あるいは玉石6を充填した
状態でカゴ体25に収容されるネット状袋体である。ま
た、29は、砕石あるいは玉石6を充填した状態でカゴ
体26に収容されるネット状袋体である。そして、これ
ら袋体27,28,29としては、例えば、腐食性の繊
維である綿糸や麻糸あるいはレーヨンなどの天然繊維に
よる織物や、不織布(グリーンフィルター:オーミケン
シ製)が採用される。これら袋体27,28,29は、
充填すべき生育基盤材7がこぼれ出ない程度の0.5m
m×1.5mmの目合いを有する。
【0027】また、30は基盤で、その上にカゴ体2
4,25,25が並設した状態で固着されている。この
基盤30は、布製または網状体(例えばプラスチックの
押出し成型ネット)である。前記基盤30が例えば布製
の場合、カゴ体24,25,25の折曲げ下面部Nを基
盤30に縫い付けることでカゴ体24,25,25を基
盤30上に並設できる。そして、カゴ体24,25,2
6、基体30、アマモの種子を含む生育基盤材7を充填
してある袋体27、砕石あるいは玉石6を充填してある
袋体28および砕石あるいは玉石6を充填してある袋体
29で播種基体8が構成される。
【0028】この実施形態では、耐腐食性材料のカゴ体
24,25,26で、アマモの種子を含む生育基盤材7
を充填した袋体27や、砕石あるいは玉石6を充填した
袋体28,29をカバーできるので、播種基体8を潮流
の激しい沈降敷設域に敷設しても、砕石あるいは玉石6
のみならずカゴ体24,25,26も重りとして機能す
ることから波の影響を受けて播種基体8が沈降敷設域か
ら移動してしまうことはない。
【0029】図9は、8つの耐腐食性材料よりなるカゴ
体24,25を基盤30上に並設し、これらカゴ体2
4,25に腐食性材料よりなるネット状袋体27,28
を収容するとともに、これら袋体27,28に交互に砕
石あるいは玉石6とアマモの種子を含む生育基盤材7を
充填してあるこの発明の第5の実施形態を示す。なお、
図9において、図1〜図8で用いた符号と同一のものは
同一または相当物である。
【0030】この実施形態では、砕石あるいは玉石6を
充填した袋体28とアマモの種子を含む生育基盤材7を
充填した袋体27とを交互にカゴ体25,24に収容さ
せてなる畳一畳程度の大きさの播種基体8を採用してい
る。この実施形態の播種基体8は上記第4の実施形態の
播種基体8よりも重たいことから、この実施形態の播種
基体8を運搬する際には人力以外の運搬装置を用いるこ
とが望ましい。
【0031】なお、上記第4、第5の実施形態では、砕
石あるいは玉石6をネット状袋体28に充填した状態で
カゴ体25に収容するものを示したが、ネット状袋体2
8を用いることなく、図10(この発明の第6の実施形
態)に示すように、砕石あるいは玉石6を直接カゴ体2
5に収容してもよい。この場合、カゴ体24,25は、
砕石あるいは玉石6よりも大きな目合いを有し、例えば
10〜20mm×10〜20mmに設定されている。
【0032】図11は、3つあるいはそれ以上の数の耐
腐食性材料よりなるカゴ体24を基体30上に並設し、
これらカゴ体24に腐食性材料よりなるネット状袋体2
7を、各袋体27に砕石あるいは玉石6とアマモの種子
を含む生育基盤材7とを混合したものを充填した状態
で、収容するようにしたこの発明の第7の実施形態を示
す。なお、図11において、図1〜図10で用いた符号
と同一のものは同一または相当物である。
【0033】図12は、座布団状で、腐食性材料よりな
る1つのネット状袋体1に、アマモの種子を含む生育基
盤材7と砕石あるいは玉石6とを区分して充填してあ
り、さらに、発芽してきたアマモの芽がネット状袋体1
から外部に出現可能なようにネット状袋体1を一定の厚
みcに規制する吊り糸80を適宜の位置に設けてあるこ
の発明の第8の実施形態を示す。なお、図12におい
て、図1〜図11で用いた符号と同一のものは同一また
は相当物である。
【0034】前記ネット状袋体1の材料としては、上記
第1,2の実施形態で用いたものを使用している。すな
わち、前記袋体1は、早期腐食性の繊維(例えば、綿糸
や麻糸あるいはレーヨンなどの天然繊維)と、これより
遅く腐食する腐食性の繊維〔例えば、生分解性糸(ラク
トロン:島津製作所製)〕を縦横に交織してなる。な
お、前記遅く腐食する腐食性の繊維は前記早期腐食性の
繊維よりも太めのものを使用している。そして、袋体
1、生育基盤材7、砕石あるいは玉石6および吊り糸8
0で座布団状の播種基体88が構成される。
【0035】この実施形態では、播種基体88を上記第
1の実施形態の播種基体8と同一の大きさに設定してい
る。更に、袋体1の一方領域Lに生育基盤材7を充填す
るとともに、袋体1の他方領域Mに砕石あるいは玉石6
を充填してある。
【0036】前記吊り糸80は上記第1,2,3の実施
形態の吊り糸4,5と同一のものである。すなわち、こ
の吊り糸80は、例えば、生分解性糸等の材料よりな
る。この吊り糸80も前記吊り糸4,5と同様に、生育
基盤材7が通過可能な大きさの目合いを有する。したが
って、播種基体88の沈降敷設後、袋体1内のアマモの
種子を含む肥土の一部はつり糸80を介して石6側へそ
れぞれ移動し、砕石あるいは玉石6の間にアマモの種子
が保持されることになる。また、吊り糸80は、袋体1
を一定の厚みcに規制するので、播種基体88は、沈降
敷設時等においても型崩れせずに大きさを保つことがで
きる。その結果、発芽してきたアマモの芽が順調に生育
する。
【0037】なお、この実施形態では、一方領域Lに生
育基盤材7を充填し、他方領域Mに砕石あるいは玉石6
を充填したものを示したが、砕石あるいは玉石6によっ
て生育基盤材7が挟まれる、例えば上記第1の実施形態
に示したような配列で、袋体1に砕石あるいは玉石6、
生育基盤材7を充填してもよい。すなわち、袋体1の中
央部に生育基盤材7を充填し、この生育基盤材7の両端
に砕石あるいは玉石6を充填してもよい。
【0038】図13は、腐食性材料よりなる1つのネッ
ト状袋体1に、アマモの種子を含む生育基盤材7と砕石
あるいは玉石6とを混合したものを充填してあり、さら
に、発芽してきたアマモの芽がネット状袋体1から外部
に出現可能なようにネット状袋体1を一定の厚みcに規
制する複数個の吊り糸80を適宜の位置に設けてあるこ
の発明の第9の実施形態を示す。なお、図13におい
て、図1〜図12で用いた符号と同一のものは同一また
は相当物である。
【0039】図14は、腐食性材料よりなるネット状袋
体1,2,3を複数個連結状態で並設し、両端の袋体
2,3に砕石あるいは玉石6を充填するとともに、真ん
中の袋体1にアマモの種子を含む生育基盤材7を充填し
てあり、さらに、発芽してきたアマモの芽が当該ネット
状袋体1,2,3から外部に出現可能なようにネット状
袋体1,2,3を一定の厚みに規制する複数個の吊り糸
80を袋体1と袋体2の境界部分100および袋体1と
袋体3の境界部分101ならびに袋体1,2,3の適宜
の位置に設けてあるこの発明の第10の実施形態を示
す。なお、図14において、図1〜図13で用いた符号
と同一のものは同一または相当物である。
【0040】この場合、砕石あるいは玉石6が充填され
た両端の袋体2,3と生育基盤材7が充填された袋体1
と吊り糸80で播種基体88が構成されている。そし
て、播種基体88の沈降敷設後、袋体1内のアマモの種
子を含む肥土の一部は境界部分100,101のつり糸
80を介して石6側へそれぞれ移動し、砕石あるいは玉
石6の間にアマモの種子が保持されることになる。ま
た、吊り糸80は、袋体1,2,3を一定の厚みcに規
制するので、播種基体88は、沈降敷設時等においても
型崩れせずに大きさを保つことができる。
【0041】図15は、腐食性材料よりなるネット状袋
体1,2,3を複数個連結状態で並設し、各袋体1,
2,3に砕石あるいは玉石6とアマモの種子を含む生育
基盤材7とを混合したものを充填してあり、さらに、発
芽してきたアマモの芽が当該ネット状袋体1,2,3か
ら外部に出現可能なようにネット状袋体1,2,3を一
定の厚みに規制する複数個の吊り糸80を袋体1,2,
3の適宜の位置に設けてあるこの発明の第11の実施形
態を示す。なお、図15において、図1〜図14で用い
た符号と同一のものは同一または相当物である。
【0042】この場合、境界部分100,101には前
記吊り糸80に相当する吊り糸を設けていない。境界部
分100,101には縫い目が形成されている。
【0043】図16は、腐食性または耐腐食性材料より
なるネット状収容部200を複数個連結状態で並設し、
各収容部200に、アマモの種子を含む生育基盤材7と
砕石あるいは玉石6とを混合したものが充填された袋体
27を収容してあり、さらに、前記各収容部200は、
発芽してきたアマモの芽が当該収容部200から通芽可
能な大きさの目合いを有するとともに、前記アマモの芽
が前記各収容部200から外部に出現可能な一定の厚み
に設定されていることをこの発明の第12の実施形態を
示す。なお、図16において、図1〜図15で用いた符
号と同一のものは同一または相当物である。
【0044】この実施形態のネットは、ラッセル編み等
によるネットであって、ネット状収容部200は、適宜
間隔h例えば、30〜50cm間隔に設けられている。
この収容部200には、袋部201内に生育基盤材7と
砕石あるいは玉石6とを混合したものが充填された袋体
27が収容されて各収容部200が構成されており、こ
れら各収容部200が連結部204を介して連結されて
播種基体300が構成されている。収容部200の目合
いは、例えば、10〜20mm×10〜20mmに設定
されている。
【0045】
【発明の効果】この発明では、播種基体の砕石あるいは
玉石の重みにより、波の影響を受けても播種基体が敷設
場所から移動するのを防止できる。また、アマモの芽が
ネット状袋体から外部に出現可能な一定の厚みにネット
状袋体を規制したり、アマモの芽が耐腐食性材料よりな
り網目を有する収容部から外部に出現可能な一定の厚み
に収容部を規制するよう構成されているので、播種基体
は、運搬時や海中投下時ならびに沈降敷設時等において
も型崩れせずに前記一定の厚みを保つことができる。そ
のため、発芽してきたアマモの芽が順調に生育する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す全体斜視図で
ある。
【図2】(A)は上記第1の実施形態を示す要部斜視図
である。(B)は上記第1の実施形態を示す要部構成説
明図である。
【図3】上記第1の実施形態において播種基体の敷設場
所におけるアマモ場の造成状態を示す図である。
【図4】この発明の第2の実施形態を示す全体斜視図で
ある。
【図5】(A)は上記第2の実施形態を示す要部斜視図
である。(B)は上記第2の実施形態を示す要部構成説
明図である。
【図6】上記第2の実施形態において播種基体の敷設場
所におけるアマモ場の造成状態を示す図である。
【図7】この発明の第3の実施形態を示す全体斜視図で
ある。
【図8】(A)はこの発明の第4の実施形態を示す全体
斜視図である。(B)は上記第4の実施形態を示す要部
斜視図である。
【図9】(A)はこの発明の第5の実施形態を示す全体
斜視図である。(B)は上記第5の実施形態を示す要部
斜視図である。
【図10】この発明の第6の実施形態を示す要部斜視図
である。
【図11】この発明の第7の実施形態を示す要部斜視図
である。
【図12】この発明の第8の実施形態を示す全体斜視図
である。
【図13】この発明の第9の実施形態を示す全体斜視図
である。
【図14】この発明の第10の実施形態を示す全体斜視
図である。
【図15】この発明の第11の実施形態を示す全体斜視
図である。
【図16】この発明の第12の実施形態を示す全体斜視
図である。
【符号の説明】
1,2,3…ネット状の袋体、4,5…吊り糸、6…砕
石あるいは玉石、7…生育基盤材、8…播種基体、c…
厚み。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腐食性材料よりなるネット状袋体に、ア
    マモの種子を含む生育基盤材と石とを混合したものを充
    填するか、または前記生育基盤材と石とをそれぞれ区分
    して充填してあり、さらに、発芽してきたアマモの芽が
    当該ネット状袋体から外部に出現可能なように前記ネッ
    ト状袋体を一定の厚みに規制する手段を設けてあること
    を特徴とするアマモ場の造成に用いる播種基体。
  2. 【請求項2】 腐食性材料よりなるネット状袋体を複数
    個連結状態で並設し、各袋体に、アマモの種子を含む生
    育基盤材と石とを混合したものを充填するか、または、
    前記生育基盤材と石とをそれぞれ区分して充填してあ
    り、さらに、発芽してきたアマモの芽が当該ネット状袋
    体から外部に出現可能なように前記ネット状袋体を一定
    の厚みに規制する手段を設けてあることを特徴とするア
    マモ場の造成に用いる播種基体。
  3. 【請求項3】 前記生育基盤材がアマモの種子を団粒構
    造の肥土に混合したものからなる一方、前記ネット状袋
    体は、前記生育基盤材の吸出しを防止する大きさの目合
    いを形成する早期腐食性の繊維と、これより太く、か
    つ、発芽してきたアマモの芽が通芽可能なように前記目
    合いよりも大きな目合いを有する腐食性の繊維とで構成
    されている請求項1または請求項2に記載のアマモ場の
    造成に用いる播種基体。
  4. 【請求項4】 前記ネット状袋体を前記一定の厚みに規
    制する手段が、吊り糸である請求項1ないし請求項3の
    いずれかに記載のアマモ場の造成に用いる播種基体。
  5. 【請求項5】 前記吊り糸は、前記生育基盤材が移動可
    能な目合いを有する請求項4に記載のアマモ場の造成に
    用いる播種基体。
  6. 【請求項6】 耐腐食性材料よりなり網目を有する収容
    部を複数個連結状態で並設し、各収容部に、アマモの種
    子を含む生育基盤材と石とを混合したものが充填された
    袋体を収容するか、または、少なくとも前記生育基盤材
    が充填された袋体と石とをそれぞれ区分して収容してあ
    り、さらに、前記各収容部は、発芽してきたアマモの芽
    が当該収容部から通芽可能な大きさの目合いを有すると
    ともに、前記アマモの芽が前記各収容部から外部に出現
    可能な一定の厚みに設定されていることを特徴とするア
    マモ場の造成に用いる播種基体。
  7. 【請求項7】 前記生育基盤材がアマモの種子を団粒構
    造の肥土に混合したものからなる一方、前記袋体は前記
    生育基盤材の吸出しを防止する大きさの目合いを形成す
    る腐食性の繊維で構成されている請求項6に記載のアマ
    モ場の造成に用いる播種基体。
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