JP2001169605A - 農用作業車 - Google Patents

農用作業車

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JP2001169605A
JP2001169605A JP36089199A JP36089199A JP2001169605A JP 2001169605 A JP2001169605 A JP 2001169605A JP 36089199 A JP36089199 A JP 36089199A JP 36089199 A JP36089199 A JP 36089199A JP 2001169605 A JP2001169605 A JP 2001169605A
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JP
Japan
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ground
ground speed
sensor
work vehicle
machine body
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JP36089199A
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English (en)
Inventor
Harumitsu Toki
治光 十亀
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、機体の実車速を検出する技術として、
超音波ドップラ式センサを用いたものが知られている。
即ち、超音波信号を地表面に向けて放射し、地表面から
反射して戻ってきた反射信号を受信し、ドップラ−効果
によって超音波信号に生じた周波数変化から対地速度
(対地車速)を演算するものである。特に、水田を走行
する農用作業車にあっては、従来の超音波ドップラ−式
センサでは、水の影響を受け易く、誤検出が多くて正確
性を欠き、実用化し難い問題があった。本発明は、かか
る問題点を解消することを目的としている。 【解決手段】 本発明は、機体と地表面との距離変化を
検出する複数の対地速度センサを前後に配設し、この前
後の対地速度センサにおける検出値の位相のずれに基づ
いて対地速度を検出するよう構成してあることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、田植機やトラク
タ−等の農用作業車に関し、農業機械の技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、機体の実車速を検出する技術とし
て、超音波ドップラ式センサを用いたものが知られてい
る。即ち、超音波信号を地表面に向けて放射し、地表面
から反射して戻ってきた反射信号を受信し、ドップラ−
効果によって超音波信号に生じた周波数変化から対地速
度(対地車速)を演算するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に、水田を走行する
農用作業車、例えば、田植機にあっては、従来の超音波
ドップラ−式センサでは、水の影響を受け易く、誤検出
が多くて正確性を欠き、実用化し難い問題があった。
【0004】本発明は、かかる問題点を解消することを
目的とし、次のような技術的手段を講じた。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明におけ
る課題解決のための第1の具体的手段は、機体と地表面
との距離変化を検出する複数の対地速度センサを前後に
配設し、この前後の対地速度センサにおける検出値の位
相のずれに基づいて対地速度を検出するよう構成してあ
ることを特徴とする。これによって、従来の超音波ドッ
プラ−式センサと比較して、誤検出を防止することがで
きる。
【0006】本発明における課題解決のための第2の具
体的手段は、前記第1の具体的手段において、かかる対
地速度センサは地表面に接して検出する接地型センサで
あることを特徴とする。従って、接地式センサによるこ
とで、より正確に検出することができる。
【0007】本発明における課題解決のための第3の具
体的手段は、前記第1の具体的手段又は第2の具体的手
段において、対地速度センサは機体の左右横幅方向の中
心軸線上若しくはその中心軸線近くに設定してあること
を特徴とする。これによって、該センサによる検出機能
が機体の操向や左右傾斜に影響されにくく、安定した対
地速度の検出を行なうことができる。
【0008】本発明における課題解決のための第4の具
体的手段は、前記第2の具体的手段において、地表面に
対する接地抵抗に起因して前後の対地速度センサが一体
で左右方向に回動変位するよう構成してあることを特徴
とする。これによれば、機体の方向修正時や地表面の凹
凸によってセンサの検出部に左右方向の接地抵抗が加わ
っても、センサ自体がその方向に回動変位するので、セ
ンサの破損等を防止することができる。
【0009】本発明における課題解決のための第5の具
体的手段は、前記第1乃至第4のいずれかの具体的手段
において、前記対地速度センサを所定の対地高さに昇降
制御される対地作業装置に装備して設け、該対地作業装
置の昇降作動時には対地速度センサによる対地速度を検
出しない構成としてあることを特徴とする。これによっ
て、対地作業装置が大きく変化する状況下では、対地速
度の算出を行なわないため、対地速度の誤検出を防止す
ることができる。
【0010】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば、機体と
地表面との距離変化を検出する複数の対地速度センサを
前後に配設し、この前後の対地速度センサにおける検出
値の位相のずれに基づいて対地速度を検出するように構
成してあるので、従来の超音波ドップラ−式センサと比
較して誤検出を防止することができ、安定した制御を可
能にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図面に基づき
説明する。図1及び図2は、6条植田植機を示すもので
あり、車体1の前後には走行車輪としての左右一対の前
輪2,2及び後輪3,3が架設されている。車体上前部
に操作ボックス4及びステアリングハンドル5等を有す
る操縦装置6が設置され、車体後方部には苗植付部7に
よって構成される対地作業装置が昇降リンク機構8を介
して昇降可能に装備されている。操縦装置6の後側に運
転席9が設置され、運転席の下側に田植機の各部に動力
を伝達するエンジン10が搭載されている。
【0012】苗植付部7(対地作業装置)は、左右に往
復動する苗載タンク11、1株分の苗を切取って土中に
植込む植込杆12を有する植付装置13、苗植付面を整
地するフロ−ト14等からなる。フロ−ト14には、図
3に示す如く、機体と地表面との対地距離(又は凹凸)
変化を検出する複数の地表面接地型の対地速度センサS
1,S2が所定間隔Lをおいて前後に配設されている。
かかるセンサは、横軸15周りに回動し、検出部が地表
面に接して凹凸変化に順応する構成であり、そして、例
えばポテンションメ−タ16等の低コストなセンサを使
用している。
【0013】対地速度センサS1,S2は、図4のブロ
ック図で示すように、フイルタ−回路17を介してCP
Uからなる制御部18に接続されている。この制御部1
8には各センサより発する信号から対地速度(実車速)
を算出する制御プログラムが内蔵されている。なお、前
記フイルタ−回路ではデジタルフイルタ−等のソフト処
理も可能である。
【0014】要するに、田植機1の実車速の測定にあた
っては、センサS1,S2それぞれの信号間の波形の類
似性が最も高い時のずれ時間を求め、ずれ時間とセンサ
間隔から対地速度を算出する。つまり、センサS1又は
センサS2の任意の値(サンプリング時間ts)をシフ
トし、両者の相関係数が最も強い(高い)時のシフト数
nからずれ時間Tを求め(T=ts×n)る。そして、
このずれ時間Tとセンサ間隔Lから対地速度Vを算出
(V〓L/T)する。
【0015】なお、前後のセンサS1,S2は左右方向
に若干位置をずらせてもよい。同じ位置をセンサが通過
しないので、前後のセンサ検出値の誤差を抑制すること
ができる。図7に示す実施例では、対地速度センサS
1,S2を機体1の左右横幅方向の中心軸線C上に設定
した構成を示している。かかる配置構成によれば、ロ−
リング制御時の姿勢の変化や方向修正時に表面形状検出
部が異なる場所を検出するなどしてセンサ信号間の波形
の類似性が低下する等の問題を軽減でき、安定した対地
速度の検出を行なうことができる。
【0016】図8〜図10は対地速度センサの構成例を
示し、特に、図10においては、センサ保持枠19が進
行方向に対して左右方向に回動変位するよう縦軸20周
りに回動自在に枢着されている。地表面に接触しながら
対地速度を検出する場合、機体の方向修正時や地表面の
凹凸によってセンサS1,S2の検出部に左右方向の力
が加わる。この時、センサ部が加わる力によって回動変
位するので、センサの破損を防止でき、センサの長寿命
化、高信頼性を図れる。
【0017】対地速度センサS1,S2を所定の対地高
さに昇降制御される対地作業装置(実施例では苗植付部
7)に装備した場合は、苗植付部7の昇降制御時や、作
業者による植付部の人為的昇降操作時には、地表面とセ
ンサとの位置関係が変化するため、該センサによる対地
速度の検出を行なわない構成としている。
【0018】例えば、苗植付部7が所定以上に上昇操作
されると、昇降リンク機構8と機体との間に設けたリン
クセンサ(ポテンションメ−タ)21(図1参照)が該
昇降リンク機構8の所定以上の動きを感知し、センサS
1,S2を非検出状態に切り替えるように連動構成す
る。つまり、苗植付部の位置が変化した場合、対地速度
の算出を行なわない(例えば図11のフロ−チャ−ト参
照)か、又は算出してもその算出値を使わない構成とす
る。
【0019】従って、上術のように対地速度センサと地
表面との位置関係が変化すると、各センサ信号の類似性
が異なり、算出速度の精度が低下するが、本案では、こ
のような過渡的な状況下での対地速度の算出を行なわな
いため、誤った制御を防止することができる。
【0020】別実施例1(図12)について説明する。
地表面形状を検出する複数の対地速度センサS1,S2
を具備し、各センサ信号間の波形の類似性から対地速度
を検出する農用作業車において、車速調節部(スロット
ル、アクセル等)の位置を検出するポジションセンサを
設け、そして、この車速が所定値より変化した時は、対
地速度を算出しない(又は算出しても使用しない。)構
成とする。
【0021】機体の走行状態などが大きく変化すると、
スリップ率などが変動し、各センサ信号間の波形の類似
性が大きく異なる場合があり、対地速度の算出精度が低
下する。本案による別実施例1では検出値の信頼性の低
いデ−タを用いないため、安定した車速、株間(苗植付
間隔)制御を行なうこたができる。
【0022】別実施例2(図13、図14)につき説明
する。対地速度センサからの検出結果に基づき対地速度
を算出すると共に、エンジン回転センサ(車軸センサ)
からの検出結果に基づき理論車速を算出する。そして、
両者の関係からスリップ率を算出して、予め設定したス
リップ率になるよう車速を制御する。つまり、スリップ
率が設定値以上の場合には理論車速を下げることによっ
て所定のスリップ率になるまで制御されることになり、
常に安定した走行速度で推進される。
【0023】スリップ率が高い状態で走行すると、圃場
を荒らしたり、泥跳ねによって植付苗の植付姿勢を乱し
たりする。本案の別実施例2ではこれらの問題点を解消
しながら、最高能率で作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の側面図
【図2】田植機の平面図
【図3】同上要部の側面図
【図4】ブロック回路図
【図5】検出値の関係説明図
【図6】フロ−チャ−トを示す。
【図7】農用作業車の平面図
【図8】対地速度センサの側面図
【図9】対地速度センサの背面図
【図10】対地速度センサの斜視図
【図11】フロ−チャ−ト
【図12】フロ−チャ−ト
【図13】ブロック回路図
【図14】フロ−チャ−ト
【符号の説明】
1 車体 、 2 前輪 3 後輪 4 操作ボッ
クス 5 ステアリングハンドル 6 操縦装置 7 苗植付部 8 昇降リン
ク機構 9 運転部 10 エンジン 11 苗載タンク 12 植込杆 13 植付装置 14 フロ−
ト S1 対地高さセンサ S2 対地高
さセンサ 15 横軸 16 ポテン
ションメ−タ 17 フイルタ−回路 18 制御部 19 センサ保持枠 20 縦軸 21 リンクセンサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体と地表面との距離変化を検出する複
    数の対地速度センサを前後に配設し、この前後の対地速
    度センサにおける検出値の位相のずれに基づいて対地速
    度を検出するよう構成してあることを特徴とする農用作
    業車。
  2. 【請求項2】 前記対地速度センサは地表面に接して検
    出する接地型センサであることを特徴とする請求項1記
    載の農用作業車。
  3. 【請求項3】 前記対地速度センサは機体の左右横幅方
    向の中心軸線上若しくは中心軸線近くに設定してあるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の農用作業
    車。
  4. 【請求項4】 地表面に対する接地抵抗に起因して前後
    の対地速度センサが一体で左右方向に回動変位するよう
    構成してあることを特徴とする請求項2記載の農用作業
    車。
  5. 【請求項5】 前記対地速度センサを所定の対地高さに
    昇降制御される対地作業装置に装備して設け、該対地作
    業装置の昇降作動時には対地速度センサによる対地速度
    を検出しない構成としてあることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載の農用作業車。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016093127A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 ヤンマー株式会社 農用作業車
KR20170081685A (ko) * 2014-11-13 2017-07-12 얀마 가부시키가이샤 농업용 작업차

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KR102113386B1 (ko) 2014-11-13 2020-05-20 얀마 가부시키가이샤 농업용 작업차
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