JP2001169172A - 撮像装置、画像処理装置、撮像システム、撮像方法、及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、画像処理装置、撮像システム、撮像方法、及び記憶媒体

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JP2001169172A
JP2001169172A JP34616099A JP34616099A JP2001169172A JP 2001169172 A JP2001169172 A JP 2001169172A JP 34616099 A JP34616099 A JP 34616099A JP 34616099 A JP34616099 A JP 34616099A JP 2001169172 A JP2001169172 A JP 2001169172A
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Masamichi Ito
賢道 伊藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像の用途を拡大することができ、ユーザが
所望する画像を容易に且つ確実に提供できる撮像装置を
提供する。 【解決手段】 出力手段117は、撮像手段104の全
有効画素から所定サイズの画角を切り出して当該画角内
の画素により得られた画像情報(動画像情報)を出力す
る。制御手段122は、撮像手段104の全有効画素内
で上記画角を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、静止画像
や動画像を撮像して、磁気テープ、固体メモリ、或いは
光磁気ディスク等の記録媒体に記録する、撮像装置、画
像処理装置、撮像システム、撮像方法、及びそれを実施
するための処理ステップをコンピュータが読出可能に格
納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、固体撮像素子(CCD)の高
画素化に伴って、例えば、200万画素以上の画素数で
静止画の撮像が可能なディジタルスチルカメラが発売さ
れており、これにより高画質な静止画を得ることが可能
になってきている。
【0003】一方、ディジタルビデオカメラについて
は、100万画素以上の画素数で静止画の撮像が可能で
ある製品が発売されている。
【0004】ところで、静止画のみならず動画をも撮像
するディジタルビデオカメラでは、SDフォーマットの
規格上の制限により、動画撮像時の場合、当該動画を記
録する画素数を縦480画素、横720画素とする必要
がある。このため、100万画素以上の画素数といった
高画素のCCDを備えたディジタルビデオカメラでは、
当該CCDの出力(100万画素以上の画素の出力)
を、上記の所定画素数(縦480画素、横720画素)
に削減する必要がある。
【0005】このため、高画素のCCDを備えたディジ
タルビデオカメラでは、当該CCDの出力を所定の画素
数に削減する動作モードが設けられた構成としている。
この動作モードによって、動画撮像時には、SDフォー
マットの規格に従ったサイズ(縦480画素、横720
画素)、すなわちディジタルビデオカメラの有効画素数
より少ない画素数で、動画の記録がなされることにな
る。
【0006】上述の画素数の削減方法としては、特開平
9−70002号、特開平11−8801号、特開平1
1−146256号等に記載されていような、CCDの
出力を間引いて規格サイズに適合させる方法の他、CC
Dの中心部分の出力(撮像面の中心部分の画素の出力)
から規格サイズ分の画素数を切り出す方法等が知られて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のディジタルビデオカメラは、CCDの有
効画素(撮像面を構成する全画素)のうちの固定領域内
の画素の出力を、規格サイズの動画の記録のために使用
するように構成されていたので、すなわち動画の撮像領
域(撮像可能領域)をCCDの撮像面の中心等に固定す
るように構成されていたので、ユーザは、動画の撮像中
に、対象被写体が撮像領域の中心等の固定領域からはず
れないように、ディジタルビデオカメラを固定する必要
があった。
【0008】また、ディジタルビデオカメラを三脚等で
固定した場合、対象の被写体が常に撮像領域の中心等の
固定領域からはずれてはいけない、或いは対象の被写体
自体が撮像領域の中心等の固定領域に位置するように移
動する、ということが前提になるため、静止画撮像にと
っては利用性があるが(記念写真の撮影等)、動画撮像
にとっては利用性がないと言える。
【0009】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、撮像の用途を拡大することがで
き、ユーザが所望する画像を容易に且つ確実に提供でき
る、撮像装置、画像処理装置、撮像システム、撮像方
法、及びそれを実施するための処理ステップをコンピュ
ータが読出可能に格納した記憶媒体を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、所定の有効画素を有する撮像手段と、上
記有効画素上の任意の位置に設定された所定サイズの画
角内の画素出力を画像情報として出力する出力手段と、
上記画角を上記有効画素内で任意に移動させる制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0011】第2の発明は、撮像手段の全有効画素から
所定サイズの画角を切り出して当該画角内の画素により
得られた画像情報を出力する出力手段と、上記全有効画
素内で上記画角を移動させる制御手段とを備えることを
特徴とする。
【0012】第3の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記制御手段は、外部からの指示、及び任意の移
動パターンの少なくとも何れかに従って、上記画角の移
動を制御することを特徴とする。
【0013】第4の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記出力手段は、静止画情報として上記有効画素
の全ての画素出力を行なう静止画モードと、動画像情報
として上記画角内の画素出力を行なう動画モードとを有
することを特徴とする。
【0014】第5の発明は、上記第4の発明において、
上記出力手段は、外部から設定された撮像モードに基づ
いて、上記静止画モードと上記動画モードとを行なうこ
とを特徴とする。
【0015】第6の発明は、上記第4又は5の発明にお
いて、上記出力手段は、上記静止画モードと上記動画モ
ードを並行して行なうことを特徴とする。
【0016】第7の発明は、上記第5の発明において、
上記出力手段は、上記撮像モードが動画モードである場
合、上記画角内の画素出力の何れかの出力を動画像情報
として出力することを特徴とする。
【0017】第8の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記出力手段により出力された画像情報を記録す
る記録手段を備えることを特徴とする。
【0018】第9の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記有効画素の全ての画素出力に基づいた表示画
面上に、上記画角を撮像範囲枠として表示する表示手段
を備えることを特徴とする。
【0019】第10の発明は、上記第1又は2の発明に
おいて、上記所定サイズは、上記出力手段の出力を記録
する際に用いられる記録フォーマットに対応したサイズ
を含むことを特徴とする。
【0020】第11の発明は、任意の被写体を撮像して
得られた当該被写体の画像情報を記録する画像処理装置
であって、請求項1〜10の何れかに記載の撮像装置の
機能を有することを特徴とする。
【0021】第12の発明は、複数の機器が通信可能に
接続されてなる撮像システムであって、上記複数の機器
のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜10の何れ
かに記載の撮像装置の機能、又は請求項11記載の画像
処理装置の機能を有することを特徴とする。
【0022】第13の発明は、所定の有効画素を有する
撮像手段により被写体を撮像して当該被写体の画像情報
を取得するための撮像方法であって、上記有効画素上で
所定サイズの画角を任意に移動させながら、当該画角内
の画素出力を上記画像情報として出力する出力ステップ
を含むことを特徴とする。
【0023】第14の発明は、上記第13の発明におい
て、外部からのリアルタイムな指示、及び任意の移動パ
ターンの少なくとも何れかに従って、上記画角の移動を
制御する制御ステップを含むことを特徴とする。
【0024】第15の発明は、上記第13の発明におい
て、上記出力ステップは、静止画情報として上記有効画
素の全ての画素出力を行なう静止画モードと、動画像情
報として上記画角内の画素出力を行なう動画モードとを
含むことを特徴とする。
【0025】第16の発明は、上記第15の発明におい
て、上記出力ステップは、外部から設定された撮像モー
ドに基づいて、静止画情報として上記有効画素の全ての
画素出力を行なう静止画モードと、動画像情報として上
記画角内の画素出力を行なう動画モードとを含むことを
特徴とする。
【0026】第17の発明は、上記第15又は16の発
明において、上記出力ステップは、上記静止画モードと
上記動画モードを並行して行なうステップを含むことを
特徴とする。
【0027】第18の発明は、上記第16の発明におい
て、上記出力ステップは、上記撮像モードが動画モード
である場合、上記画角内の画素出力の何れかの出力を動
画像情報として出力するステップを含むことを特徴とす
る。
【0028】第19の発明は、上記第13の発明におい
て、上記出力ステップにより出力された画像情報を、任
意の記録媒体へ記録する記録ステップを含むことを特徴
とする。
【0029】第20の発明は、上記第13の発明におい
て、上記有効画素の全ての画素出力に基づいた表示画面
上に、上記画角を撮像範囲枠として重ねて表示する表示
ステップを含むことを特徴とする。
【0030】第21の発明は、上記第13の発明におい
て、上記所定サイズは、上記出力ステップによる出力を
記録する際に用いられる記録フォーマットに対応したサ
イズを含むことを特徴とする。
【0031】第22の発明は、請求項1〜10の何れか
に記載の撮像装置の機能、又は請求項11記載の画像処
理装置の機能、又は請求項12記載の撮像システムの機
能を実施するための処理プログラムを、コンピュータが
読出可能に格納した記憶媒体であることを特徴とする。
【0032】第23の発明は、請求項13〜21の何れ
かに記載の撮像方法の処理ステップを、コンピュータが
読出可能に格納した記憶媒体であることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0034】(第1の実施の形態)本発明は、例えば、
図1に示すようなカメラ一体型VTR(ビデオカメラ)
100に適用される。
【0035】[ビデオカメラ100の全体構成]ビデオ
カメラ100は、上記図1に示すように、撮像レンズ部
101、撮像レンズ101を駆動して撮像素子104の
撮像面上に被写体像を結像させるためのレンズ駆動モー
タ102、撮像素子104への光量を制御する絞り(ア
イリス)103、撮像レンズ部101及びアイリス10
3を介した被写体像を電気的な画像信号(有効画素分の
信号)として出力する撮像素子104、撮像素子104
からの画像信号をサンプルホールドして適正な信号レベ
ルにして出力するCDS/AGC回路105、CDS/
AGC回路105からの画像信号(アナログ信号)をデ
ィジタル化して画像データとして出力するA/Dコンバ
ータ106、A/Dコンバータ106からの画像データ
を構成する色や輝度のデータに対してディジタル信号処
理を施して出力するディジタル信号処理回路107、デ
ィジタル信号処理回路107からの画像データを一時蓄
積する画像メモリ108、静止画記録命令に応じて画像
メモリ108から1フレーム分の画像データを記録用の
静止画データとして取り込んで一時蓄積する画像メモリ
109、画像メモリ109に蓄積された静止画データを
JPEG形式で圧縮符号化するJPEGエンコーダ11
0、JPEGエンコーダ110にて圧縮符号化された静
止画データを記録する静止画記録処理回路111、及び
静止画記録処理回路111での静止画の記録先であるメ
モリカード等の固体メモリ112を備えている。
【0036】また、ビデオカメラ100は、画像メモリ
108に蓄積された画像データ(撮像素子104の有効
画素数分の画素データから構成される静止画像データ)
をNTSC表示形式の静止画データに変換して出力する
NTSCフォーマッタ113、NTSCフォーマッタ1
13からの静止画データとキャラクタ発生回路123か
らのキャラクタ画像データを合成して出力する画像合成
回路114、画像合成回路114からの合成画像データ
(ディジタルデータ)をアナログ化して出力するD/A
コンバータ115、及びD/Aコンバータ115からの
合成画像信号を表示する液晶ディスプレイ等の表示部1
16を備えている。
【0037】また、ビデオカメラ100は、画像メモリ
108に蓄積された画像データにおける撮像画像の全範
囲(撮像素子104の有効画素数分の画素)から所定画
角サイズ(所定画角範囲内の画素)の画素を動画像とし
てリアルタイムに切り出すための画角切出回路117、
画角切出回路117にて切り出された画像データ(動画
像データ)をDV方式で圧縮符号化するDVエンコード
回路118、DVエンコード回路118にて圧縮符号化
された動画像データを記録する動画記録処理回路11
9、及び動画記録処理回路119での動画像の記録先で
ある磁気テープ120を備えている。
【0038】また、ビデオカメラ100は、動画撮影パ
ターンプログラムを保持し後段の動画撮影枠設定回路1
22に供給する撮影パターンプログラム供給回路12
1、撮影パターンプログラム供給回路121からの動画
撮影パターンプログラムの実行又は操作部126等での
ユーザ入力(ユーザ命令)に応じて画角切出回路117
での動画の切り出しを制御して動画撮影範囲をリアルタ
イムに可変(スキャンパターンで可変)して設定する動
画撮影枠設定回路122、及び動画撮影枠設定回路12
2によって設定された動画撮影範囲を表示部116に可
視的に表示させるための枠(動画撮影枠)をキャラクタ
画像として生成するキャラクタ発生回路123を備えて
いる。
【0039】また、ビデオカメラ100は、撮像動作の
制御(レンズ駆動モータ102の駆動制御によるズーム
制御やフォーカス制御、アイリス103の駆動制御によ
る絞り制御、撮像素子104及びCDS/AGC回路1
05等の動作制御)を司るカメラコントローラ124、
操作部126によるユーザからの指示やリモコンセンサ
127での受信信号等に基づいてビデオカメラ100全
体の動作制御を司るシステムコントローラ125、上述
したユーザ命令等を受け付ける操作部126、遠隔操作
手段としてのリモートコンローラ(以下、単に「リモコ
ン」と言う)128、及びリモコン128と赤外線通信
や無線通信等を行うリモコンセンサ127を備えてい
る。
【0040】[ビデオカメラ100の動作の概要]上述
のような本実施の形態におけるビデオカメラ100の動
作、特に、静止画及び動画の記録動作について説明す
る。尚、ここでは、説明の簡単のために、撮像素子10
4での有効画素数を、1280×960画素の高画素数
とする。
【0041】例えば、ビデオカメラ100の動作モード
が撮影モードである場合、撮像素子104にて得られた
画像信号は、CDS/AGC回路105、A/Dコンバ
ータ106、及びディジタル信号処理回路107を順次
介して、画像メモリ108に一時的に蓄積される。
【0042】このとき、操作部126又はリモコン12
8によりユーザから静止画記録命令がなされた場合、そ
の命令指示の瞬間の1フレーム分の画像データが、静止
画データとして、画像メモリ108から画像メモリ10
9内へ取り込まれる。
【0043】JPEGエンコード回路110は、画像メ
モリ109へ取り込まれた静止画データを、JPEG形
式で圧縮符号化する。
【0044】記録処理回路111は、JPEGエンコー
ド回路110での圧縮符号化後の静止画データを固体メ
モリ112へ記録するにあたって、当該静止画データに
対して誤り訂正符号等を付加する記録処理を実行する。
したがって、固体メモリ112には、記録処理回路11
1での記録処理後の静止画データが記録される。
【0045】一方、操作部126又はリモコン128に
よりユーザから動画記録命令がなされた場合、ビデオカ
メラ100は、次のように動作する。
【0046】ここで、動画記録命令時のビデオカメラ1
00の動作説明の前に、撮像素子104の有効画素数に
ついて説明する。
【0047】本実施の形態では、上述したように、撮像
素子104の有効画素(撮像可能である最大の有効画素
数を、図2に示すように、1280×960画素として
いる。このため、上述した静止画記録命令時のビデオカ
メラ100の動作では、1280×960画素のサイズ
の静止画が、固体メモリ112へ記録可能である。
【0048】これに対して、動画記録命令時には、上記
図2に示した有効画素数(1280×960画素)のう
ち、SDフォーマットに適合した640×480画素の
サイズの動画が記録可能となる。したがって、撮像素子
104の有効画素である1280×960画素のデータ
から、640×480画素の範囲(動画画角)のデータ
が、動画の有効画素のデータとして切り出され(抽出さ
れ)、磁気テープ120へ記録されることになる。この
ような動画画角の切出処理は、画角切出回路117にて
実行される。
【0049】すなわち、操作部126又はリモコン12
8によりユーザから動画記録命令がなされると、画角切
出回路117は、画像メモリ108に蓄積されている画
像データ(1280×960画素からなる画像データ)
から、640×480画素からなる画像データを切り出
す。
【0050】DVエンコード回路118は、画角切出回
路117にて切り出された画像データ(動画像データ)
をDV方式で圧縮符号化する。
【0051】記録処理回路119は、DVエンコード回
路118での圧縮符号化後の動画像データを磁気テープ
120へ記録するにあたって、当該動画像データに対し
て誤り訂正符号等を付加する記録処理を実行する。した
がって、磁気テープ120には、記録処理回路119で
の記録処理後の動画像データ(640×480画素から
なる画像データ)が記録される。
【0052】上述のようにして、動画記録時の場合に
は、撮像素子104の有効画素数よりも少ない画素数で
の動画記録が行うが、本実施の形態では、特に、撮像素
子104の有効画素から切り出す動画画角(640×4
80画素の範囲)の位置を任意に移動可能とした構成と
している。
【0053】このため、動画撮影枠設定回路122は、
撮像素子104の有効画素において、画角切出回路11
7にて切り出す動画画角の位置を設定する。このときの
設定方法としては、撮影パターンプログラム供給回路1
21から与えられる撮影パターンプログラム(スキャン
パターンプログラム)に従う方法、或いは操作部126
又はリモコン128によるユーザからの指示に従う方法
がある。
【0054】撮影パターンプログラム供給回路121か
ら与えられる撮影パターンプログラム(スキャンパター
ンプログラム)に従って、画角切出回路117にて切り
出す動画画角の位置を設定する場合、当該スキャンパタ
ーンプログラムとしては、図4(a)及び(b)に示す
ようなスキャンパターンを実施するプログラムが用いら
れる。
【0055】上記図4(a)に示すスキャンパターン
は、撮像素子104の有効画素201に対して、動画画
角202が左又は右に向って移動し、有効画素201の
端部まで当該移動が達すると、当該移動方向とは反対方
向に向きを変えて移動するパターンである。このような
スキャンパターンのプログラムが、撮影パターンプログ
ラム供給回路121から動画撮影枠設定回路122へ供
給された場合、動画撮影枠設定回路122は、当該スキ
ャンパターンプログラムに従って、画角切出回路117
にて切り出す動画画角の位置を設定する。これにより、
画角切出回路117は、図5(a)及び(b)に示すよ
うに、撮像素子104の有効画素において、左(同図
(a)参照)から右(同図(b)参照)へと、動画画角
をスライド移動させながら、当該移動位置での動画画角
内の画素データのみを、動画像データとして抽出してい
くことになる。
【0056】上記図4(b)に示すスキャンパターン
は、撮像素子104の有効画素201に対して、動画画
角202が左右にジグザグしながら上から下へと徐々に
降下して移動するパターンである。このスキャンパター
ンのプログラムが、撮影パターンプログラム供給回路1
21から動画撮影枠設定回路122へ供給される場合
も、上述した上記4(a)に示したスキャンパターンプ
ログラムの供給時と同様に、動画撮影枠設定回路122
は、撮影パターンプログラム供給回路121から供給さ
れたスキャンパターンプログラムに従って、画角切出回
路117にて切り出す動画画角の位置を設定する。これ
により、画角切出回路117は、撮像素子104の有効
画素において、動画撮影枠設定回路122からの設定に
従って動画画角を移動させながら、当該移動位置での動
画画角内の画素データのみを、動画像データとして抽出
していくことになる。
【0057】尚、動画画角の移動のためのスキャンパタ
ーンプログラムとしては、上記図4(a)及び(b)に
示したスキャンパターンのプログラムに限られることは
なく、様々なスキャンパターンのプログラムが適用可能
である。また、撮影パターンプログラム供給回路121
は、上記図4(a)及び(b)に示したような様々なス
キャンパターンプログラムの中から、任意に、或いは予
め設定された情報、或いはユーザからの指示に従って、
動画撮影枠設定回路122へ供給するスキャンパターン
プログラムを選択するようにしてもよい。
【0058】一方、操作部126又はリモコン128に
よるユーザからの指示に従って、画角切出回路117に
て切り出す動画画角の位置を設定する場合、操作部12
6又はリモコン128では、例えば、図6に示すよう
に、撮像素子104の有効画素201に対して、動画画
角202を上下左右に任意に移動できるようになされて
いる。このときの動画画角202のデフォルト位置は、
撮像素子104の有効画素201の中心部とする。
【0059】上述のようなユーザの動画画角の設定操作
のために、操作部126又はリモコン128には、ジョ
イスティックや十字キー等の任意の方向に指示可能な入
力キーが設けられている。尚、操作部126及びリモコ
ン128の構成については後述する。また、上記設定操
作のための操作部126及びリモコン128の構成とし
ては、ズーム操作等の他の機能を実施する為の操作キー
を、上記設定操作のためのキーとして兼用するようにし
てもよい。
【0060】上述のように、画角切出回路117は、撮
像素子104の有効画素において、動画撮影枠設定回路
122からの設定に従って動画画角を移動させながら、
当該移動位置での動画画角内の画素データのみを、動画
像データとして抽出していく。この画角切出回路117
にて得られた動画像データが、DVエンコード回路11
8及び記録処理回路119を順次介して、磁気テープ1
20へ記録されることになる。
【0061】[ビデオカメラ100の操作手段について
の詳細]図7は、上述のように動作するビデオカメラ1
00の斜視図である。
【0062】上記図7に示すように、ビデオカメラ10
0の操作部126の1つのキーとして、例えば、十字キ
ー操作部材(入力キー)126aが設けられている。こ
の入力キー126aは、上下左右(Up,Down,
L,R)操作が可能に構成されており、これにより、上
記図6に示したような、撮像素子104の有効画素20
1に対して動画画角202を上下左右に任意に移動させ
るための操作が可能となる。
【0063】また、ビデオカメラ100の表示部116
(液晶ディスプレイ等)は、ビデオカメラ100本体に
対して回転可能なように設けられている。
【0064】これらの操作部126及び表示部116の
構成により、ユーザは、動画撮影のとき、表示部116
を開状態に回転させ、表示部116に表示される撮影画
像(動画像)及び動画画角(動画撮影枠)を確認し、入
力キー126aを操作することで、動画画角を所望する
位置に移動させることができる。
【0065】また、ユーザが操作する手段としては、上
述したような操作部126の他に、リモコン128があ
る。このリモコン128は、ユーザからの操作に基づい
た信号を赤外伝送(又は無線伝送等)によりビデオカメ
ラ100のリモコンセンサ127に対して送信する。こ
れにより、ビデオカメラ100において、システムコン
トローラ125は、リモコンセンサ127で受信された
信号(ユーザからの指示信号)に基づいて、ビデオカメ
ラ100全体の動作制御を行う。
【0066】図9は、リモコン128を具体的に示した
ものである。上記図9に示すように、リモコン128
は、動画撮影トリガ301、静止画撮影トリガ302、
ズーム操作キー303、動画撮影操作キー304、操作
信号を赤外(又は無線)でビデオカメラ100本体のリ
モコンセンサ127に向けて送信するための信号送信部
305、及びその他の各種操作ボタンから構成されい
る。
【0067】上述のようなリモコン128は、ビデオカ
メラ100を三脚等で固定して撮影する場合に用いられ
ることが多い。そこで、例えば、ビデオカメラ100を
三脚等で固定して、ユーザ自身を撮影する場合(以下、
「対面撮影モード」と言う)の場合、ユーザは、表示部
116を、その表示面が被写体側(ユーザ自身の方向)
に向いて位置するように回転させる。これにより、ユー
ザは、表示部116に表示される撮影画像を参照しなが
ら、被写体となっているユーザ自らが、リモコン128
の各種キーを操作することで、所望する撮影を行うこと
ができる。例えば、ズーム操作キー303を操作するこ
とで、所望のズーム位置になるようしたり、必要に応じ
て動画撮影トリガ301を押下することで、動画記録を
開始又は停止したり、必要に応じて静止画撮影トリガ3
02を押下することで、その押下タイミングの静止画像
を記録することができる。また、表示部126には、撮
影画像と共に、上述した動画画角(動画撮影枠)をも表
示されるため、ユーザは、当該撮影画像及び動画画角を
参照しながら、動画撮影操作キー304を操作すること
で、動画画角を所望する方向に移動(動画の切出位置の
変更及び設定)させることもできる。
【0068】尚、対面撮影モードにおいて、リモコン1
28の動画撮影操作キー304を操作して動画画角を移
動させる場合、動画撮影操作キー304の操作(上下左
右の操作)に対して、表示部126上で移動する動作画
角の当該移動方向は、通常の撮影時とは反転するように
制御(ビデオカメラ100の対面撮影時の機能にある所
謂ミラーモード表示と同様に動作するような制御)を加
えるものとする。また、対面撮影モードのみならず、通
常モード時においても、リモコン128を使用して撮影
を行うことも、もちろん可能である。
【0069】[ビデオカメラ100での動画画角の位置
設定についての詳細]図10は、動画撮影枠設定回路1
22の内部構成を示したものである。動画撮影枠設定回
路122は、上記図10に示すように、撮像素子104
の有効画素における動画画角のデフォルト位置(X0,
Y0)及び動画画角の移動量(ΔX,ΔY)が供給され
る加算器401と、加算器401の加算結果及び撮影パ
ターンプログラム供給回路121からのスキャンパター
ンプログラムに従った動画画角の位置(X,Y)を選択
的に出力するスイッチ402とを備えており、スイッチ
402の出力が、画角切出回路117に対する動画画角
の設定位置となる。
【0070】例えば、上述したように、操作部126又
はリモコン128によるユーザからの指示に従って、画
角切出回路117にて切り出す動画画角の位置を設定す
る場合、加算器401には、撮像素子104の有効画素
における動画画角のデフォルト位置(X0,Y0)とし
て、当該有効画素の中心部分の位置が供給される(上記
図6参照)。
【0071】そして、操作部126又はリモコン128
がユーザから操作されると、その操作に対応した動画画
角の移動量(ΔX,ΔY)が、加算器401に供給され
る。具体的には、操作部126又はリモコン128での
操作(上記図7に示した入力キ−126a、又は上記図
9に示した動画撮影操作キー304の操作)の方向及び
時間、或いは回数に応じた、動画画角(動画撮影枠)の
移動量が、加算器401に供給される。
【0072】加算器401は、動画画角のデフォルト位
置(X0,Y0)と、ユーザからの操作に応じた動画画
角の移動量(ΔX,ΔY)とを加算して、スイッチ40
2へ供給する。
【0073】このとき、スイッチ402は、システムコ
ントローラ125からの制御によって、画角切出回路1
17に対する出力を、加算器402の出力とするよう
に、その出力の切換動作が制御される。したがって、画
角切出回路117には、ユーザからの操作に従った、動
画画角の位置(X’,Y’)が設定され、画角切出回路
117は、撮像素子104の有効画素において、位置
(X’,Y’)での動画画角内の画素データのみを、動
画像データとして抽出する。
【0074】一方、撮影パターンプログラム供給回路1
21から与えられる撮影パターンプログラム(スキャン
パターンプログラム)に従って、画角切出回路117に
て切り出す動画画角の位置を設定する場合、スイッチ4
02には、撮影パターンプログラム供給回路121から
のスキャンパターンプログラムによって与えられる位置
情報(X,Y)が供給される(上記図4(a)及び
(b)参照)。
【0075】このとき、スイッチ402は、システムコ
ントローラ125からの制御によって、画角切出回路1
17に対する出力を、撮影パターンプログラム供給回路
121からのスキャンパターンプログラムによって与え
られる位置情報(X,Y)とするように、その出力の切
換動作が制御される。したがって、画角切出回路117
には、上記図4(a)及び(b)に示したようなスキャ
ンパターンに従った動画画角の位置(X’,Y’)が設
定され、画角切出回路117は、撮像素子104の有効
画素において、位置(X’,Y’)での動画画角内の画
素データのみを、動画像データとして抽出する。
【0076】上述のようにして、画角切出回路117で
は、ユーザからの操作、或いはスキャンパターンプログ
ラムに従った動画画角の位置(X’,Y’)での動画画
角の切り出しが行われる。これと同時に、動画撮影枠設
定回路122は、当該動画画角の位置(X’,Y’)の
情報をキャラクタ発生回路123へ供給する。
【0077】キャラクタ発生回路123は、動画撮影枠
設定回路122からの動画画角の位置(X’,Y’)に
基づいて、表示部116にて表示される撮影画像に合成
して表示する動画撮影枠キャラクタを生成する。このと
き、NTSC方式の画像サイズに比率をあわせて、動画
撮影枠キャラクタを生成するようにする。
【0078】したがって、キャラクタ発生回路123に
て生成された動画撮影枠キャラクタは、画像合成回路1
14において、NTSCフォーマッタ113により得ら
れたNTSC方式に従った画像サイズの撮像画像と合成
され、その合成画像が、表示部116で表示されること
になる。
【0079】上述のような、動画撮影枠設定回路12
2、画角切出回路117、及びキャラクタ発生回路12
3等の一連のプロセスがリアルタイムに実行されること
で、ユーザからの操作、或いはスキャンパターンプログ
ラムに従って、スムーズな動画画角の位置の移動、及び
当該移動に従った表示部116での動画撮影枠キャラク
タの表示の移動が可能となる。
【0080】[ビデオカメラ100による撮影結果の一
例]図11(a)〜(c)は、上述したように動作する
ビデオカメラ100での撮影結果の一例を示したもので
ある。
【0081】上記図11(a)は、静止画記録がユーザ
から指示されたときに、固体メモリ112に記録される
画像(静止画)を示したものである。この静止画は、撮
像素子104の有効画素の数と同じ画素数から構成され
る。
【0082】上記図11(b)及び(c)は、動画記録
がユーザから指示されたときに、撮像素子104の有効
画素の数と同じ画素数から構成される画像(静止画画角
の画像)から、当該画素数よりも少ない規定サイズの画
角(動画画角)の画像が切り出され、その切出画像が動
画像として、磁気テープ120へ記録される様子を示し
たものである。すなわち、動画記録の場合、上記図11
(b)に示すように、表示部116には、撮像素子10
4の有効画素の数と同じ画素数から構成される画像と、
ユーザからの指示或いはスキャンパターンプログラムに
従って前後左右等に移動する動画画角(動画撮影枠キャ
ラクタ)とが重ね合わさって表示され、動画記録開始の
指示により、現在の移動位置の動画画角の画像が、同図
(c)に示すような動画像として磁気テープ120へ記
録される。
【0083】上述のような動画及び静止画の記録に関し
ては、本実施の形態では、並行して行なうことが可能と
なっている。
【0084】したがって、本実施の形態によれば、高画
素な撮像素子の有効画素全体において、動画の撮像範囲
を任意に移動させることが可能となり、ビデオカメラに
従来にない新たな撮影機能を付加することができる。ま
た、動画撮影と静止画撮影の可能性を広げることがで
き、ユーザーインターフェースの質を向上させることが
できる。
【0085】また、例えば、記念写真としての用途等の
ために、ビデオカメラを三脚等で固定して、静止画撮影
する場合、静止画画角は固定されるが、その固定された
静止画画角内で、動画の撮影画角を任意に移動させて、
動画撮影することができる。また、このとき、撮影タイ
ミングを逃さず、所望する部分に注目した動画撮影も行
なうことができ、さらには静止画撮影の前後シーンを動
画として残しておくこともできる。
【0086】(第2の実施の形態)本発明は、例えば、
図12に示すような画像記録装置500に適用される。
この画像記録装置500は、上記図1に示したビデオカ
メラ100と同様の構成としているが、画像記録部の構
成501〜504が異なる。
【0087】尚、本実施の形態では、本発明を画像記録
装置に適用するようにしたが、これに限られることはな
く、撮像装置にも適用可能である。また、上記図12に
示した構成において、上記図1に示した構成と同様に動
作する箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略
し、ここでは、異なる構成についてのみ、具体的に説明
する。
【0088】まず、画像記録装置500は、上記図12
に示すように、上記図1に示したDVエンコード回路1
18、記録処理回路119、磁気テープ120、JPE
Gエンコード回路110、記録処理111、及び固体メ
モリ112の代わりに、画像メモリ109に蓄積された
画像データを1フレーム分読み出して圧縮する静止画圧
縮回路501、画角切出回路117により得られた任意
の位置の動画画角の画像データ(リアルタイムな動画像
データ)を圧縮する動画圧縮回路502、静止画圧縮回
路501での圧縮データと動画圧縮回路502での圧縮
データを単一の記録媒体504に記録するにあたり誤り
訂正符号等を付加する記録処理を行なう記録処理回路5
03、及び記録処理回路503でのデータ記録対象とな
る記録媒体504を備えている。
【0089】記録媒体504としては、光ディスクや光
磁気ディスク、或いは固体メモリ等のランダムアクセス
可能な記録媒体を用いている。これにより、静止画と動
画の記録領域を分割することができ、また、記録及び再
生処理に要する記録媒体504へのアクセス時間を短縮
することができるので、動画と静止画を同一の記録媒体
504に効率的に記録し、これを再生することが可能と
なる。
【0090】上述のような画像記録装置500は、次の
ように動作する。
【0091】例えば、静止画記録命令がユーザからなさ
れた場合、その命令指示の瞬間の1フレーム分の画像デ
ータが、画像メモリ108から画像メモリ109内へ取
り込まれる。
【0092】静止画圧縮回路501は、画像メモリ10
9へ取り込まれた1フレーム分の画像データを静止画デ
ータとして読み出し、その静止画データを、静止画圧縮
の符号化アルゴリズムに基づいて圧縮符号化する。ここ
での静止画圧縮の符号化アルゴリズムとしては、JPE
G方式やJPEG2000方式、或いはGif方式等を
適用可能であり、その他の方式であってももちろんかま
わない。
【0093】一方、動画記録命令がユーザからなされた
場合、画像切出回路117は、上述したような動画撮影
枠設定回路122からの動画画角の設定に従って、画像
メモリ108に蓄積されている画像データ(撮像素子1
04の有効画素数の画素から構成される画像データ)か
ら、上記動画画角内の画像データを切り出し、その切出
画像データを動画像データとして、動画圧縮回路502
へ供給する。
【0094】動画圧縮回路502は、画像切出回路11
7からの動画像データを、動画圧縮の符号化アルゴリズ
ムに基づいて圧縮符号化する。ここでの動画圧縮の符号
化アルゴリズムとしては、MPEG1、2、4方式やM
otion−JPEG方式等を適用可能であり、その他
の方式であってももちろんかまわない。
【0095】記録処理回路503は、静止画圧縮回路5
01にて圧縮符号化された静止画データ、及び動画圧縮
回路502にて圧縮符号化された動画データに対して、
誤り訂正符号の付加等の記録処理を施し、その処理後の
各データを時分割で記録媒体504へ記録する。
【0096】上述のような動画及び静止画の記録動作に
関しては、本実施の形態では、並行して行なうことが可
能となっている。
【0097】したがって、本実施の形態によれば、本発
明の特徴である、動画画角の位置設定の構成を、ビデオ
カメラのみならず、画像記録装置や撮像装置等の様々な
記録媒体を備えた装置に対して適用可能である。
【0098】尚、上記図1及び図12に示した各構成部
でのプロセスは、ハードウェアによる処理に限定される
ものでなく、ソフトウェアで実行可能であるものはソフ
トウェアで実施しても構わない。
【0099】また、本発明の目的は、上述した第1及び
第2の各実施の形態のホスト及び端末の機能を実現する
ソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体
を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは
装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体
に格納されたプログラムコードを読みだして実行するこ
とによっても、達成されることは言うまでもない。この
場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体
が上記各実施の形態の機能を実現することとなり、その
プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成す
ることとなる。プログラムコードを供給するための記憶
媒体としては、ROM、フロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用
いることができる。また、コンピュータが読みだしたプ
ログラムコードを実行することにより、上記各実施の形
態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコー
ドの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS
等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっ
て上記各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる
ことは言うまでもない。さらに、記憶媒体から読み出さ
れたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡
張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニ
ットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラム
コードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張
ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全
部を行い、その処理によって上記各実施の形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明よれば、撮像
手段の有効画素の範囲内で、実際の撮像範囲(所定サイ
ズの画角)を任意に移動させることが可能となる。例え
ば、ユーザからのリアルタイムな指示、或いは任意の移
動パターン(スキャンパターン)に従って、動画の撮像
範囲(動画画角)を、撮像素子(高画素な撮像素子等)
の有効画素の全範囲(動画画角よりも広い静止画画角)
内で任意に移動させることが可能となる。これは、従来
にない構成であり、したがって、ビデオカメラのような
撮像装置や画像記録装置等の様々な装置に対して、従来
にない新たな撮影機能(有効画素内で撮影範囲を移動さ
せながら撮影する機能)を持たせることができ、用途を
拡大できる効果がある。また、動画撮像と静止画撮像の
可能性を広げることができ、ユーザーインターフェース
の質を向上させることができる。また、例えば、記念写
真としての用途等のために、本発明を適用したビデオカ
メラを三脚等で固定して、静止画撮像する場合、静止画
画角は固定されるが、その固定された静止画画角内で、
動画の撮像範囲(動画画角)を任意に移動させて、動画
撮像が行える。また、このとき、撮像タイミングを逃さ
ず、所望する部分に注目した動画撮像も行なうことがで
き、さらには静止画撮像の前後シーンを動画として残し
ておくこともできる。したがって、多方向から撮像の利
便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
ビデオカメラの構成を示すブロック図である。
【図2】上記ビデオカメラの撮像素子の有効画素を説明
するための図である。
【図3】上記有効画素上での動画画角を説明するための
図である。
【図4】上記動画画角の設定を、スキャンパターンプロ
グラムにより実施した場合を説明するための図である。
【図5】上記動画画角の移動を説明するための図であ
る。
【図6】上記動画画角の上下左右移動を説明するための
図である。
【図7】上記動画画角の設定を、ユーザからの指示によ
り実施した場合を説明するための図である。
【図8】上記動画画角の設定をするための上記ビデオカ
メラの操作部の構成を説明するための図である。
【図9】上記ビデオカメラのリモートコントローラの構
成を説明するための図である。
【図10】上記ビデオカメラの動画撮影枠設定回路の内
部構成を示すブロック図である。
【図11】上記ビデオカメラによる撮影結果の一例を説
明するための図である。
【図12】第2の実施の形態において、本発明を適用し
た画像記録装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 ビデオカメラ 101 撮像レンズ部 102 駆動モータ 103 絞り(アイリス) 104 撮像素子 105 CDS/AGC回路 106 A/Dコンバータ 107 ディジタル信号処理回路 108 画像メモリ 109 画像メモリ 110 JPEGエンコーダ 111 静止画記録処理回路 112 固体メモリ 113 NTSCフォーマッタ 114 画像合成回路 115 D/Aコンバータ 116 表示部 117 画角切出回路 118 DVエンコード回路 119 動画記録処理回路 120 磁気テープ 121 撮影パターンプログラム供給回路 122 動画撮影枠設定回路 123 キャラクタ発生回路 124 カメラコントローラ 125 システムコントローラ 126 操作部 127 リモートコンローラ 128 リモコンセンサ

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の有効画素を有する撮像手段と、 上記有効画素上の任意の位置に設定された所定サイズの
    画角内の画素出力を画像情報として出力する出力手段
    と、 上記画角を上記有効画素内で任意に移動させる制御手段
    とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 撮像手段の全有効画素から所定サイズの
    画角を切り出して当該画角内の画素により得られた画像
    情報を出力する出力手段と、 上記全有効画素内で上記画角を移動させる制御手段とを
    備えることを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、外部からの指示、及び
    任意の移動パターンの少なくとも何れかに従って、上記
    画角の移動を制御することを特徴とする請求項1又は2
    記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記出力手段は、静止画情報として上記
    有効画素の全ての画素出力を行なう静止画モードと、動
    画像情報として上記画角内の画素出力を行なう動画モー
    ドとを有することを特徴とする請求項1又は2記載の撮
    像装置。
  5. 【請求項5】 上記出力手段は、外部から設定された撮
    像モードに基づいて、上記静止画モードと上記動画モー
    ドとを行なうことを特徴とする請求項4記載の撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 上記出力手段は、上記静止画モードと上
    記動画モードを並行して行なうことを特徴とする請求項
    4又は5記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記出力手段は、上記撮像モードが動画
    モードである場合、上記画角内の画素出力の何れかの出
    力を動画像情報として出力することを特徴とする請求項
    5記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 上記出力手段により出力された画像情報
    を記録する記録手段を備えることを特徴とする請求項1
    又は2記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 上記有効画素の全ての画素出力に基づい
    た表示画面上に、上記画角を撮像範囲枠として表示する
    表示手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載
    の撮像装置。
  10. 【請求項10】 上記所定サイズは、上記出力手段の出
    力を記録する際に用いられる記録フォーマットに対応し
    たサイズを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の
    撮像装置。
  11. 【請求項11】 任意の被写体を撮像して得られた当該
    被写体の画像情報を記録する画像処理装置であって、 請求項1〜10の何れかに記載の撮像装置の機能を有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 複数の機器が通信可能に接続されてな
    る撮像システムであって、 上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項
    1〜10の何れかに記載の撮像装置の機能、又は請求項
    11記載の画像処理装置の機能を有することを特徴とす
    る撮像システム。
  13. 【請求項13】 所定の有効画素を有する撮像手段によ
    り被写体を撮像して当該被写体の画像情報を取得するた
    めの撮像方法であって、 上記有効画素上で所定サイズの画角を任意に移動させな
    がら、当該画角内の画素出力を上記画像情報として出力
    する出力ステップを含むことを特徴とする撮像方法。
  14. 【請求項14】 外部からのリアルタイムな指示、及び
    任意の移動パターンの少なくとも何れかに従って、上記
    画角の移動を制御する制御ステップを含むことを特徴と
    する請求項13記載の撮像方法。
  15. 【請求項15】 上記出力ステップは、静止画情報とし
    て上記有効画素の全ての画素出力を行なう静止画モード
    と、動画像情報として上記画角内の画素出力を行なう動
    画モードとを含むことを特徴とする請求項13記載の撮
    像方法。
  16. 【請求項16】 上記出力ステップは、外部から設定さ
    れた撮像モードに基づいて、静止画情報として上記有効
    画素の全ての画素出力を行なう静止画モードと、動画像
    情報として上記画角内の画素出力を行なう動画モードと
    を含むことを特徴とする請求項15記載の撮像方法。
  17. 【請求項17】 上記出力ステップは、上記静止画モー
    ドと上記動画モードを並行して行なうステップを含むこ
    とを特徴とする請求項15又は16記載の撮像方法。
  18. 【請求項18】 上記出力ステップは、上記撮像モード
    が動画モードである場合、上記画角内の画素出力の何れ
    かの出力を動画像情報として出力するステップを含むこ
    とを特徴とする請求項16記載の撮像方法。
  19. 【請求項19】 上記出力ステップにより出力された画
    像情報を、任意の記録媒体へ記録する記録ステップを含
    むことを特徴とする請求項13記載の撮像方法。
  20. 【請求項20】 上記有効画素の全ての画素出力に基づ
    いた表示画面上に、上記画角を撮像範囲枠として重ねて
    表示する表示ステップを含むことを特徴とする請求項1
    3記載の撮像方法。
  21. 【請求項21】 上記所定サイズは、上記出力ステップ
    による出力を記録する際に用いられる記録フォーマット
    に対応したサイズを含むことを特徴とする請求項13記
    載の撮像方法。
  22. 【請求項22】 請求項1〜10の何れかに記載の撮像
    装置の機能、又は請求項11記載の画像処理装置の機
    能、又は請求項12記載の撮像システムの機能を実施す
    るための処理プログラムを、コンピュータが読出可能に
    格納したことを特徴とする記憶媒体。
  23. 【請求項23】 請求項13〜21の何れかに記載の撮
    像方法の処理ステップを、コンピュータが読出可能に格
    納したことを特徴とする記憶媒体。
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